JPH053820A - 傾動制御装置 - Google Patents
傾動制御装置Info
- Publication number
- JPH053820A JPH053820A JP3070338A JP7033891A JPH053820A JP H053820 A JPH053820 A JP H053820A JP 3070338 A JP3070338 A JP 3070338A JP 7033891 A JP7033891 A JP 7033891A JP H053820 A JPH053820 A JP H053820A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lug
- sprag
- drum
- shaft
- cam
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D41/00—Freewheels or freewheel clutches
- F16D41/06—Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface
- F16D41/08—Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface with provision for altering the freewheeling action
- F16D41/086—Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface with provision for altering the freewheeling action the intermediate members being of circular cross-section and wedging by rolling
- F16D41/088—Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface with provision for altering the freewheeling action the intermediate members being of circular cross-section and wedging by rolling the intermediate members being of only one size and wedging by a movement not having an axial component, between inner and outer races, one of which is cylindrical
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/80—Head-rests
- B60N2/806—Head-rests movable or adjustable
- B60N2/838—Tiltable
- B60N2/841—Tiltable characterised by their locking devices
- B60N2/85—Tiltable characterised by their locking devices with continuous positioning
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Transportation (AREA)
- Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
- Control Of Position Or Direction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】傾動部材の傾動動作を簡単な構成で従来技術と
同様に有効に制御することを目的とする。 【構成】3つの基本的な相互作用機構即ち連係機構を備
えるている。1つはシャフトアセンブリ10であり、別
の1つは残りの2つ機構の間で可動自在でありかつばね
荷重のスプラグ33をシャフトアセンブリの一部を形成
するカムロ−ブ16から離れる方向へ押すが、リセット
位置へ復帰すると、スプラグが再度カムロ−ブと係合す
るようにスプラグを解放するように作用するスプラグ解
放ラグを有する。 【効果】ねじ形成手段を使用することなく、簡単な構成
で、従来技術と同様の傾動部材の傾動制御を行なうこと
ができる。
同様に有効に制御することを目的とする。 【構成】3つの基本的な相互作用機構即ち連係機構を備
えるている。1つはシャフトアセンブリ10であり、別
の1つは残りの2つ機構の間で可動自在でありかつばね
荷重のスプラグ33をシャフトアセンブリの一部を形成
するカムロ−ブ16から離れる方向へ押すが、リセット
位置へ復帰すると、スプラグが再度カムロ−ブと係合す
るようにスプラグを解放するように作用するスプラグ解
放ラグを有する。 【効果】ねじ形成手段を使用することなく、簡単な構成
で、従来技術と同様の傾動部材の傾動制御を行なうこと
ができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、装置の一方の
素子の別の素子に対する傾動を制御する傾動制御装置、
例えば、自動車のヘッド拘束体の傾動制御装置、椅子の
基部に対するシ−トの傾動またはシ−トもしくは椅子に
対するシ−トバックの傾動を制御する傾動制御装置に関
する。本発明は、傾動制御装置を必要とするその他の数
多くの用途、特に、傾動動作を制御するのに突出するノ
ブまたはレバ−を必要としない用途に向けることができ
る傾動制御装置に関する。
素子の別の素子に対する傾動を制御する傾動制御装置、
例えば、自動車のヘッド拘束体の傾動制御装置、椅子の
基部に対するシ−トの傾動またはシ−トもしくは椅子に
対するシ−トバックの傾動を制御する傾動制御装置に関
する。本発明は、傾動制御装置を必要とするその他の数
多くの用途、特に、傾動動作を制御するのに突出するノ
ブまたはレバ−を必要としない用途に向けることができ
る傾動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】1988年12月12日付出願のオ−ス
トラリア特許出願第26773/88号には、コイルば
ねを「巻き戻して」("unwinding") コイルばねの有効直
径を大きくしかつコイルばねをチュ−ブの内面に押圧さ
せることにより、ばねをチュ−ブに対してロックするよ
うに作用する自動車のヘッド拘束体(head restraint)用
の傾動制御装置が記載されている。ばねを「巻く」("wi
nding") と、動かすことができる。
トラリア特許出願第26773/88号には、コイルば
ねを「巻き戻して」("unwinding") コイルばねの有効直
径を大きくしかつコイルばねをチュ−ブの内面に押圧さ
せることにより、ばねをチュ−ブに対してロックするよ
うに作用する自動車のヘッド拘束体(head restraint)用
の傾動制御装置が記載されている。ばねを「巻く」("wi
nding") と、動かすことができる。
【0003】このオ−ストラリア特許出願の明細書に記
載の装置は、「巻いて」ばねの直径を小さくしたときの
一方の方向の動きの終了を感知するのに、ねじが形成さ
れた手段を利用するとともに、傾動部材が元の位置へ復
帰することができるようにしているので、これは、自動
車のヘッド拘束体の使用において特に有益である。
載の装置は、「巻いて」ばねの直径を小さくしたときの
一方の方向の動きの終了を感知するのに、ねじが形成さ
れた手段を利用するとともに、傾動部材が元の位置へ復
帰することができるようにしているので、これは、自動
車のヘッド拘束体の使用において特に有益である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の傾動制御装置
は、反対方向へ動かしたときの最初の位置と最後の位置
との間の位置において、後方向の装置の可動部と固定部
との間に積極的なロックが形成されるとともに、構造が
複雑であるという欠点を有している。
は、反対方向へ動かしたときの最初の位置と最後の位置
との間の位置において、後方向の装置の可動部と固定部
との間に積極的なロックが形成されるとともに、構造が
複雑であるという欠点を有している。
【0005】従って、本発明は、上記した出願に記載の
発明と同等の効果を奏するだけでなく、ねじ形成手段を
使用することなく、このねじ形成手段の代わりに、前方
への傾動モ−ドでは離脱するが、前方への傾動モ−ドの
際にわずかでも後方へ動くと再係合するとともに、リセ
ット位置まで完全に後方へ動かす場合には離脱状態に保
持されるカム/ロ−ラ手段を利用することにより、従来
技術と同様の効果を奏することができるようにした傾動
制御装置を提供することにある。
発明と同等の効果を奏するだけでなく、ねじ形成手段を
使用することなく、このねじ形成手段の代わりに、前方
への傾動モ−ドでは離脱するが、前方への傾動モ−ドの
際にわずかでも後方へ動くと再係合するとともに、リセ
ット位置まで完全に後方へ動かす場合には離脱状態に保
持されるカム/ロ−ラ手段を利用することにより、従来
技術と同様の効果を奏することができるようにした傾動
制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の傾動制御装置
は、多重ロ−ブカムを取着支持したシャフトからなるシ
ャフトアセンブリと、シャフトの中心軸線を中心に回動
するようにシャフトにジャ−ナル軸受けされた傾動フレ
−ムと、傾動フレ−ムに取着されるとともに、カムと軸
線方向に整合されかつカムから半径方向外方へ離隔する
ように形成された円形状に湾曲する内面を有するドラム
と、複数のスプラグと、前記カムロ−ブおよび前記ドラ
ムの内面の双方と係合するようにスプラグを付勢して傾
動フレ−ムとシャフトの第2の方向への相対的な回転を
抑制するとともに第1の方向への相対的な回転を許容す
るスプラグばねと、前記シャフトの中心軸線を中心に回
転自在に配設されるとともに前記ドラムとスプラグとの
間に作動連結されたスプラグ解放ラグを備えたラグリン
グとを備え、ドラムは前記ラグリングを前記第1の方向
へ回転させるように前記ラグリングと係合自在となって
いる当接面を有し、前記ラグは前記スプラングを前記カ
ムロ−ブとの係合から離脱させるように配設され、前記
ドラムは前記第2の方向へ回転すると前記第2の方向へ
ラグリングを回転させるとともに前記スプラグを動かし
てスプラグをカムロ−ブと再係合させることを特徴とす
る構成を備えている。
は、多重ロ−ブカムを取着支持したシャフトからなるシ
ャフトアセンブリと、シャフトの中心軸線を中心に回動
するようにシャフトにジャ−ナル軸受けされた傾動フレ
−ムと、傾動フレ−ムに取着されるとともに、カムと軸
線方向に整合されかつカムから半径方向外方へ離隔する
ように形成された円形状に湾曲する内面を有するドラム
と、複数のスプラグと、前記カムロ−ブおよび前記ドラ
ムの内面の双方と係合するようにスプラグを付勢して傾
動フレ−ムとシャフトの第2の方向への相対的な回転を
抑制するとともに第1の方向への相対的な回転を許容す
るスプラグばねと、前記シャフトの中心軸線を中心に回
転自在に配設されるとともに前記ドラムとスプラグとの
間に作動連結されたスプラグ解放ラグを備えたラグリン
グとを備え、ドラムは前記ラグリングを前記第1の方向
へ回転させるように前記ラグリングと係合自在となって
いる当接面を有し、前記ラグは前記スプラングを前記カ
ムロ−ブとの係合から離脱させるように配設され、前記
ドラムは前記第2の方向へ回転すると前記第2の方向へ
ラグリングを回転させるとともに前記スプラグを動かし
てスプラグをカムロ−ブと再係合させることを特徴とす
る構成を備えている。
【0007】従って、上記構成の本発明に係る傾動制御
装置は、実施例においては、3つの基本的な相互作用機
構即ち連係機構を備えることができる。1つはシャフト
アセンブリであり、別の1つは残りの2つ機構の間で可
動自在でありかつばね荷重のスプラグをシャフトアセン
ブリの一部を形成するカムロ−ブから離れる方向へ押す
が、リセット位置へ復帰すると、スプラグが再度カムロ
−ブと係合するようにスプラグを解放するように作用す
るスプラグ解放ラグを有する。
装置は、実施例においては、3つの基本的な相互作用機
構即ち連係機構を備えることができる。1つはシャフト
アセンブリであり、別の1つは残りの2つ機構の間で可
動自在でありかつばね荷重のスプラグをシャフトアセン
ブリの一部を形成するカムロ−ブから離れる方向へ押す
が、リセット位置へ復帰すると、スプラグが再度カムロ
−ブと係合するようにスプラグを解放するように作用す
るスプラグ解放ラグを有する。
【0008】
【作用】本発明の傾動制御装置においては、カム/ロ−
ラ手段は、前方への傾動モ−ドでは離脱するが、前方へ
の傾動モ−ドの際にわずかでも後方へ動くと再係合する
とともに、リセット位置まで完全に後方へ動かす場合に
は離脱状態に保持される。
ラ手段は、前方への傾動モ−ドでは離脱するが、前方へ
の傾動モ−ドの際にわずかでも後方へ動くと再係合する
とともに、リセット位置まで完全に後方へ動かす場合に
は離脱状態に保持される。
【0009】
【実施例】シャフトアセンブリ10は、2本の支持ピン
12を横切って延びてフレ−ムを形成するシャフト11
を備えており、支持ピン12は、通常、自動車のシ−ト
バックの収容開口に入っている。
12を横切って延びてフレ−ムを形成するシャフト11
を備えており、支持ピン12は、通常、自動車のシ−ト
バックの収容開口に入っている。
【0010】シャフト11は、図3に示すように、カム
プレ−ト14がリベット15により固着されるストップ
プレ−ト13に溶着されており、カムプレ−ト14に
は、図5および図6に示すように、半径方向外方へ突出
する3つのカムロ−ブ(cam lobe)16が配設されてい
る。ストッププレ−ト13は、図7に示すように、周辺
に凹部17が形成されているが、該凹部17については
後述する。
プレ−ト14がリベット15により固着されるストップ
プレ−ト13に溶着されており、カムプレ−ト14に
は、図5および図6に示すように、半径方向外方へ突出
する3つのカムロ−ブ(cam lobe)16が配設されてい
る。ストッププレ−ト13は、図7に示すように、周辺
に凹部17が形成されているが、該凹部17については
後述する。
【0011】ヘッド拘束体は、シャフト11を中心に回
動自在であるようにシャフト11にジャ−ナル軸受けさ
れた逆U字状の回動フレ−ム20からなり、回動フレ−
ム20の一端はリベット22によりドラム21に取着さ
れており、ドラム21にはシャフト11に対して軸受け
面を形成する面を有する円形の開口23が形成されてい
る。
動自在であるようにシャフト11にジャ−ナル軸受けさ
れた逆U字状の回動フレ−ム20からなり、回動フレ−
ム20の一端はリベット22によりドラム21に取着さ
れており、ドラム21にはシャフト11に対して軸受け
面を形成する面を有する円形の開口23が形成されてい
る。
【0012】回動フレ−ム20の他端は、支持ピン12
の一方に復帰ばね24を介して結合されている。復帰ば
ね24は、回動フレ−ム20を添付図面に示すように反
時計廻り方向(後方)へ復帰させるようにバイアスを提
供する。開口23は、リム26により囲まれる中央盤状
部25に形成されている。
の一方に復帰ばね24を介して結合されている。復帰ば
ね24は、回動フレ−ム20を添付図面に示すように反
時計廻り方向(後方)へ復帰させるようにバイアスを提
供する。開口23は、リム26により囲まれる中央盤状
部25に形成されている。
【0013】スロット27がリベット22と協働して回
動フレ−ムを保持するように配設されているとともに、
軸線方向へ延びる2つの細い突出片即ちラグ(lug) 28
が、第7図に示すように、カムプレ−ト14へ向けてド
ラム21に配設されている。ラグ28は互いに離隔して
配設されており、かつ、ラグリング30と協働するよう
になっている。2つのラグ28は、距離Dを介してドラ
ムの周方向に離隔している(図5および6)。
動フレ−ムを保持するように配設されているとともに、
軸線方向へ延びる2つの細い突出片即ちラグ(lug) 28
が、第7図に示すように、カムプレ−ト14へ向けてド
ラム21に配設されている。ラグ28は互いに離隔して
配設されており、かつ、ラグリング30と協働するよう
になっている。2つのラグ28は、距離Dを介してドラ
ムの周方向に離隔している(図5および6)。
【0014】第7図に詳細に示すように、第3の基本的
な連係素子であるラグリング30は、突出する3つのラ
グ31を有するが、3つのラグ31のうちの上部のラグ
はL字状をなして、ラグ31の他の部分よりも浅い半径
方向外方へ延びる部分32を有するように形成されてい
るとともに、ラグ28と協働することができるようにな
っている。
な連係素子であるラグリング30は、突出する3つのラ
グ31を有するが、3つのラグ31のうちの上部のラグ
はL字状をなして、ラグ31の他の部分よりも浅い半径
方向外方へ延びる部分32を有するように形成されてい
るとともに、ラグ28と協働することができるようにな
っている。
【0015】ラグ31の側面は、当接面となっている。
ラグ31は、ストッププレ−ト13の周辺に形成された
凹部17を介して突出するとともに、ラグ31の当接面
は、ラグリング30がカムプレ−ト14に対する回転位
置を変えるようにさせられると、本実施例ではロ−ラで
あるスプラグ(sprag) 33と係合して、ロ−ラをカムロ
−ブ16との係合から解除させる。
ラグ31は、ストッププレ−ト13の周辺に形成された
凹部17を介して突出するとともに、ラグ31の当接面
は、ラグリング30がカムプレ−ト14に対する回転位
置を変えるようにさせられると、本実施例ではロ−ラで
あるスプラグ(sprag) 33と係合して、ロ−ラをカムロ
−ブ16との係合から解除させる。
【0016】これにより、スプラグロ−ラ33は、第6
図に示すように、カムロ−ブ16から遠ざかるように動
かされる。しかしながら、ラグ31が、反時計廻り方向
(第5図)へ変位すると、ばね34はスプラグをカムロ
−ブに対して付勢して、ドラム21が反時計廻り方向
(第5図)へ回転するのを阻止する。
図に示すように、カムロ−ブ16から遠ざかるように動
かされる。しかしながら、ラグ31が、反時計廻り方向
(第5図)へ変位すると、ばね34はスプラグをカムロ
−ブに対して付勢して、ドラム21が反時計廻り方向
(第5図)へ回転するのを阻止する。
【0017】ばね24および34のほかに、一方の部分
であるストッププレ−ト13およびカム14と、ラグリ
ング30との間で共通に作用するオ−バ−センタ−ばね
(over centre spring)40が配設されており、ばね40
は、ドラム21が作用するラグリング30に対して回転
されると、第5図に示す位置から第6図に示す位置へ変
位するとともに、時計廻り方向の端部において、左側の
ラグ28は中央のラグ31の外方へ延びる部分32の当
接面と係合する。距離Dは、ばねの変位を行なわせるの
に必要とされるだけの量の動きを行なわせることができ
るように画定されている。
であるストッププレ−ト13およびカム14と、ラグリ
ング30との間で共通に作用するオ−バ−センタ−ばね
(over centre spring)40が配設されており、ばね40
は、ドラム21が作用するラグリング30に対して回転
されると、第5図に示す位置から第6図に示す位置へ変
位するとともに、時計廻り方向の端部において、左側の
ラグ28は中央のラグ31の外方へ延びる部分32の当
接面と係合する。距離Dは、ばねの変位を行なわせるの
に必要とされるだけの量の動きを行なわせることができ
るように画定されている。
【0018】オ−バ−センタ−ばね40は、3つのばね
34に打ち勝ってスプラグロ−ラ33をカムロ−ブ16
の面に近付けないようにすることにより、復帰ばね24
が回動フレ−ム20を後方位置へ戻すことができるよう
に十分なばね率(spring rate) と復帰力とを有してい
る。これにより、右側のラグ28は中央のラグ31の外
方へ延びる部分32と係合してリセットし、復帰ばね2
4は大きな力を発揮してオ−バ−センタ−ばね40に打
ち勝つことにより、リセット状態を形成する。
34に打ち勝ってスプラグロ−ラ33をカムロ−ブ16
の面に近付けないようにすることにより、復帰ばね24
が回動フレ−ム20を後方位置へ戻すことができるよう
に十分なばね率(spring rate) と復帰力とを有してい
る。これにより、右側のラグ28は中央のラグ31の外
方へ延びる部分32と係合してリセットし、復帰ばね2
4は大きな力を発揮してオ−バ−センタ−ばね40に打
ち勝つことにより、リセット状態を形成する。
【0019】ストッププレ−ト13の中央の凹部17
は、残りの2つの凹部よりも周方向の長さ即ち距離が遥
かに大きく、両側部よりも深く形成された中央部を備え
ている。中央部は、中央のラグ31を収容し、両側部は
外方延長ラグ部32に対して「から動き」("lost motio
n") を行なうラグ28を収容する。
は、残りの2つの凹部よりも周方向の長さ即ち距離が遥
かに大きく、両側部よりも深く形成された中央部を備え
ている。中央部は、中央のラグ31を収容し、両側部は
外方延長ラグ部32に対して「から動き」("lost motio
n") を行なうラグ28を収容する。
【0020】第7図に示すように、ラグ27の末端面
は、細長い凹部17の端部を画定する面と当接すること
によりラグの前方および後方の両方向の動きを制限する
ようになっている。これが、クラッシュ(crash) におい
て遭遇するような極限状態において重要となる「フェイ
ルセ−フ」("fail safe") 構成である。
は、細長い凹部17の端部を画定する面と当接すること
によりラグの前方および後方の両方向の動きを制限する
ようになっている。これが、クラッシュ(crash) におい
て遭遇するような極限状態において重要となる「フェイ
ルセ−フ」("fail safe") 構成である。
【0021】拘束機構全体は、C状のクリップ41によ
ってシャフト11に軸線方向に保持され、参照番号42
により示される受け板(backing plate) 42がオ−バ−
センタ−ばね40の端部をドラム21およびラグリング
30にそれぞれ保持するように特に機能するように配設
されている。オ−バ−センタ−ばね40は1つだけ示さ
れているが、所要の場合には、2つ以上のオ−バ−セン
タ−ばねを使用することができる。
ってシャフト11に軸線方向に保持され、参照番号42
により示される受け板(backing plate) 42がオ−バ−
センタ−ばね40の端部をドラム21およびラグリング
30にそれぞれ保持するように特に機能するように配設
されている。オ−バ−センタ−ばね40は1つだけ示さ
れているが、所要の場合には、2つ以上のオ−バ−セン
タ−ばねを使用することができる。
【0022】
【発明の効果】以上のように、本発明の傾動制御装置
は、前方への傾動モ−ドでは離脱するが、前方への傾動
モ−ドの際にわずかでも後方へ動くと再係合するととも
に、リセット位置まで完全に後方へ動かす場合には離脱
状態に保持されるカム/ロ−ラ手段を備えているので、
従来の傾動制御装置のようにねじ形成手段を使用するこ
となく、簡単な構成で、従来技術と同様の効果を奏する
ことができるようにした傾動制御装置を提供することに
ある。
は、前方への傾動モ−ドでは離脱するが、前方への傾動
モ−ドの際にわずかでも後方へ動くと再係合するととも
に、リセット位置まで完全に後方へ動かす場合には離脱
状態に保持されるカム/ロ−ラ手段を備えているので、
従来の傾動制御装置のようにねじ形成手段を使用するこ
となく、簡単な構成で、従来技術と同様の効果を奏する
ことができるようにした傾動制御装置を提供することに
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車の調整自在のヘッド支え拘束体の正面図
である。
である。
【図2】図1に示すヘッド拘束体の側面図である。
【図3】図4の3−3線に沿って断面したヘッド拘束体
の傾動制御機構の正断面図である。
の傾動制御機構の正断面図である。
【図4】図3の4−4線断面図である。
【図5】それぞれのカムロ−ブからスプラグを離脱させ
る傾動フレ−ムのドラムにより拘束機構を前方へ移動す
ることができる後方位置にある拘束機構の要部を示す部
分正面図である。
る傾動フレ−ムのドラムにより拘束機構を前方へ移動す
ることができる後方位置にある拘束機構の要部を示す部
分正面図である。
【図6】ラグリングのスプラグ解放ラグがスプラグをカ
ムロ−ブから離れる方向へ動かして傾動フレ−ムを当初
の後方位置へ戻してリセットさせる前方位置の拘束機構
の要部を示す部分正面図である。
ムロ−ブから離れる方向へ動かして傾動フレ−ムを当初
の後方位置へ戻してリセットさせる前方位置の拘束機構
の要部を示す部分正面図である。
【図7】3つの連係機構の構成素子を示す分解斜視図で
ある。
ある。
10 シャフトアセンブリ
11 シャフト
12 支持ピン
13 ストッププレ−ト
14 カムプレ−ト
15 リベット
16 カムロ−ブ
17 凹部
20 回動フレ−ム
21 ドラム
22 リベット
23 開口
24 復帰ばね
25 盤状部
26 リム
27 スロット
28 ラグ
30 ラグリング
31 ラグ
32 外方延長部
33 スプラグ
34 ばね
40 オ−バ−センタ−ばね
41 C字状クリップ
42 受け板
Claims (6)
- 【請求項1】 多重ロ−ブカムを取着支持したシャフト
からなるシャフトアセンブリと、シャフトの中心軸線を
中心に回動するようにシャフトにジャ−ナル軸受けされ
た傾動フレ−ムと、傾動フレ−ムに取着されるととも
に、カムと軸線方向に整合されかつカムから半径方向外
方へ離隔するように形成された円形状に湾曲する内面を
有するドラムと、複数のスプラグと、前記カムロ−ブお
よび前記ドラムの内面の双方と係合するようにスプラグ
を付勢して、傾動フレ−ムとシャフトの第2の方向への
相対的な回転を抑制するとともに第1の方向への相対的
な回転を許容するスプラグばねと、前記シャフトの中心
軸線を中心に回転自在に配設されるとともに、前記ドラ
ムとスプラグとの間に作動連結されたスプラグ解放ラグ
を有するラグリングとを備え、ドラムは前記ラグリング
を前記第1の方向へ回転させるように前記ラグリングと
係合自在となっている当接面を有し、前記ラグは前記ス
プラグを前記カムロ−ブとの係合から離脱させるように
配設され、前記ドラムは前記第2の方向へ回転すると、
前記第2の方向へラグリングを回転させるとともに前記
スプラグを動かすことによりスプラグをカムロ−ブと再
係合させることを特徴とする傾動制御装置。 - 【請求項2】 一方の部分であるストッププレ−トおよ
びカムと他方の部分であるラグリングとの間で作動する
オ−バ−センタ−ばねを更に備え、ドラムには2つの当
接面が設けられ、前記スプラグ解放ラグは両側に当接面
を備え、前記第1の方向への前記回転が完了するとドラ
ムの前記当接面の一方が前記ラグの一方の当接面に当接
してラグリングを十分に回転させることにより、オ−バ
−センタ−ばねの形状を変化させてスプラグ解放ラグが
前記スプラグを解放させ、前記第2の方向への前記回転
が完了すると、前記ドラム当接面の他方が前記ラグ当接
面の他方と当接してラグリングを十分に回転させること
により、オ−バ−センタ−ばねの形状を変化させてスプ
ラグ解放ラグを前記スプラグから解放させることを特徴
とする請求項1に記載の傾動制御装置。 - 【請求項3】 前記スプラグはロ−ラであることを特徴
とする請求項1または2に記載の傾動制御装置。 - 【請求項4】 シャフトに取着されたストッププレ−ト
を更に備え、該ストッププレ−トの周辺には周方向に互
いに離隔して複数の凹部が配設されており、前記ラグは
前記凹部をそれぞれ介して軸線方向に延びており、前記
凹部の端部を画定する前記凹部の面は前記ラグリングの
回転運動を制限する距離だけ離隔されていることを特徴
とする請求項2に記載の傾動制御装置。 - 【請求項5】 シャフトに固定支持されたストッププレ
−トを更に備え、該ストッププレ−トの周辺には細長い
凹部が形成され、前記ドラムは前記細長い凹部を介して
軸線方向へ延びる一対のラグを有しており、前記ドラム
の当接面はそれぞれ前記ドラムラグの面であり、しかも
前記細長いラグの端部を画定する面は前記ラグリングの
回転運動を制限する距離だけ離隔されていることを特徴
とする請求項2に記載の傾動制御装置。 - 【請求項6】 前記傾動フレ−ムとシャフトとの間で共
通に作用しかつ前記傾動フレ−ムを前記第2の方向へ前
記シャフトを中心に回転するように付勢する復帰ばねを
更に備えることを特徴とする請求項2に記載の傾動制御
装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
AU9036 | 1990-03-12 | ||
AU903690 | 1990-03-12 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH053820A true JPH053820A (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=3699753
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3070338A Pending JPH053820A (ja) | 1990-03-12 | 1991-03-12 | 傾動制御装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0447150A3 (ja) |
JP (1) | JPH053820A (ja) |
KR (1) | KR910016545A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1991
- 1991-03-11 EP EP19910301995 patent/EP0447150A3/en not_active Withdrawn
- 1991-03-12 KR KR1019910003930A patent/KR910016545A/ko not_active Application Discontinuation
- 1991-03-12 JP JP3070338A patent/JPH053820A/ja active Pending
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Also Published As
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---|---|
EP0447150A3 (en) | 1991-12-27 |
EP0447150A2 (en) | 1991-09-18 |
KR910016545A (ko) | 1991-11-05 |
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