JP2002101997A - シートリクライニング装置 - Google Patents

シートリクライニング装置

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JP2002101997A
JP2002101997A JP2000300014A JP2000300014A JP2002101997A JP 2002101997 A JP2002101997 A JP 2002101997A JP 2000300014 A JP2000300014 A JP 2000300014A JP 2000300014 A JP2000300014 A JP 2000300014A JP 2002101997 A JP2002101997 A JP 2002101997A
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JP
Japan
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arm
lower arm
seat
hook
upper arm
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JP2000300014A
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English (en)
Inventor
Keiichi Hibino
桂一 日比野
Toshiyuki Tanaka
俊之 田中
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートバックを前方向に倒したときの衝撃を
緩和できる、小型で安価に作成できるシートリクライニ
ング装置を提供すること。 【解決手段】 アッパアームとロアアームの回転軸上で
自在に回転し、スパイラルスプリングの一端を支持し、
且つシートバックが前倒し領域にあるとき、他端がアッ
パアームと一体となった部材と当接して、スパイラルス
プリングの作用力がロアアームに伝達されないように作
動する、フックアームを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートバックをシ
ートクッションに対して傾斜角調整自在に支持するシー
トリクライニング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のシートリクライニング装
置としては、実公平5−9862号公報で示されるもの
が知られている。これは、シートクッション側に保持さ
れるロアアームと、ロアアームに回動自在に支持され且
つシートバック側に固定されるアッパアームと、ロアア
ームとアッパアームの間にそれらの回動を規制するロッ
ク機構とを有し、ロックが解除されたときに、シートバ
ックが急激に前方に回転して、シート上の乗員に衝撃力
を及ぼさないように、シートバックを前方の回転させる
リターンスプリングと共に、シートバックがある所定角
度以上前方へ回転したとき、別に設けられたブレーキス
プリングがシートバックの回転速度を緩和するように取
り付けられたシートリクライニング装置の構造を提示し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来装置で
は、シートバックのある所定角度以上の前方回転ではリ
ターンスプリングとブレーキスプリングの作用力が相殺
するようにして、衝撃力の緩和を果たしているが、リタ
ーンスプリングはシートバックの全作動角度範囲で必要
な作用力を、必要な耐久性を確保しつつ、発揮できるよ
うに設計しなければならない。したがって、このような
スプリングは必然的に大型にならざるを得なく、リクラ
イニング装置は大型で、高価なものとなる。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために本発明において講じた技術的手段は、シートの
シートクッション側に保持されるロアアームと、該ロア
アームに回動自在に支持され、シートバック側に保持さ
れるアッパアームと、前記アッパアームの前記ロアアー
ムに対する回動を規制するロック機構と、前記ロアアー
ムに対して前記アッパアームをシートの前方に倒すよう
に力を及ぼすリターンスプリングとを有するシートリク
ライニング装置において、前記ロアアームと前記アッパ
アームの回転軸上で回転自在に支持され、前記リターン
スプリングの一端を支持し、且つ前記ロアアームと一体
的な部材と当接が可能なるフック部と、前記アッパアー
ムと一体的な部材と当接可能となる端面部を有するフッ
クアームを設け、前記シートバックが前倒し領域にある
とき、前記フックアームを前記アッパアームと一体に回
転するようにし、前記フック部をロアアームと一体的な
部材から離し、前記ロアアームに前記リターンスプリン
グの作用力が伝わらないように構成したことである。
【0005】
【発明の実施の形態】図5に示されるように、シート5
0において、そのシートクッション20に対するシート
バック30の傾き角度を調整可能にするシートリクライ
ニング装置10は、ロアアーム1及びアッパアーム2を
備え、ロアアーム1は、シートクッション20に固定さ
れ、アッパアーム2は、シートバック30に固定されて
いる。次に図1に示されるように、アッパアーム2はそ
の凸部(図示せず)の外周が、ロアアーム1の凹部11の
円周の一部に設けられたガイド部11bで摺動し回転自
在に係合するように組み合わされている。アッパホルダ
6がアッパアーム2に、またロアホルダ7がロアアーム
1に固定されることによって、ロアアーム1とアッパア
ーム2は相対回動自在に組み付けられている。
【0006】さらに、ロアアーム1とアッパアーム2と
の間には、通常リクライニング装置が備えるものと同様
のポール33、カム32、及びポールプレート31から
なるロック機構3が取り付けられ、ポール33の先端に
形成された外歯33aを、ロアアーム1の凹部11の内
周面に形成された内歯11aに対して噛合い、または離
脱させることで、ロアアーム1に対しアッパアーム2を
係止または回転させることができるようになっている。
【0007】アッパアーム2側から、カム32、ポール
プレート31、及びロアアーム1を貫通するようにヒン
ジピン4がアッパアーム2とロアアーム1の回動中心部
に取り付けられ、ロアアーム1側の端部で止めリング7
9によって保持されている。そのヒンジピン4にはレバ
ー5が固定的に取り付けられ、アッパアーム2とロアア
ーム1とは回転自在に、カム32、ポールプレート31
とは回転できないように係合している。これによって、
レバー5を操作することによってロック機構3を作動さ
せることができるようになっている。
【0008】ロアアーム1には、そのアッパアーム2と
の回動中心部の穴21を利用して、フックブラケット8
が固定的に取り付けられている。フックブラケット8は
リクライニング装置10の回転軸方向に延びる半円筒形
状部8aを有し、半円筒形状部8aの両側端面部81、
82が形成されている。ヒンジピン4にはフックレバー
9がその穴91で回転自在に取り付けられ、止めリング
78で保持されている。フックレバー9はその回転中心
からそれぞれ径方向に延びる第1のアーム部92と第2
のアーム部94が形成され、第1のアーム部92は、フ
ックブラケット8の半円筒形状部8aの底部83にあっ
て、径方向に延びるその先端部の端面92aは半円筒形
状部8aの端面部81と当接可能となる形状になってい
る。第2のアーム部94は、第1のアーム部92の面の
位置から折り曲げられ、半円筒形状部8aの高さ寸法を
越える起立部95が形成され、さらに直角に曲げられ中
間部に複数の曲げ部を有して径方向に延び、その端部は
再度直角に曲げられ、端面部81と平行で、且つフック
ブラケット8が取り付けられているロアアーム1の面か
らの高さ寸法が同一となるフック部93が形成されてい
る。
【0009】リクライニング装置10には、2つのスパ
イラルスプリング75、85が取り付けられている。す
なわちその一端86がレバー5の曲げ部51の端面に、
他の一端がフックブラケット8の端面部82に係止さ
れ、半円筒形状部8aで中心部分を支持されて取り付け
られたレバースプリング85と、またその一端76がフ
ックレバー9の第2のフック部93に、他の一端がフッ
クブラケット8の端面部82に係止され、レバースプリ
ング85と同様に半円筒形状部8aで中心部分を支持さ
れて取り付けられたリターンスプリング75である。
【0010】一方ロアアーム1に固定されたロアホルダ
7には水平方向にその取り付け面から起立するように延
びているストップアーム71が形成され、フックレバー
9が回転したとき、フック部93はストップアーム71
と当接できるように構成されている。
【0011】以上のように構成された本発明のリクライ
ニング装置10について、その作動をさらに以下で説明
する。
【0012】図5に示されるように、シートバック30
が標準着座位置Bにセットされているとき、リクライニ
ング装置10は図2に示される状態となる。即ちフック
部93がストップアーム71と当接し、且つ第1のアー
ム部92の端面92aは半円筒形状部の端面部81に対
して、当接まではわずかの隙間を残した状態となってい
る。この状態でリターンスプリング75はフック部93
に係止された一端76からストップアーム71を介して
ロアアーム1に、そして端面部82に係止される他の一
端77からフックブラケット8を介して、シートバック
30を、図5に示す前方に倒すように作用力を及ぼして
いるが、ロック機構3の係止によってロアアーム1とア
ッパーアーム2は保たれる。
【0013】次に、図3に示されるリクライニング装置
10の状態は、シートバック30がB位置から後方に倒
されて、図5に示されるCの後方倒れ位置の状態になっ
たときを示している。この場合も、上記B位置のときと
同様に、端面92aは半円筒形状部の端面部81と当接
せずに、リターンスプリング75はシートバック30
を、前方に回転させるように作用力を及ぼすことができ
る。
【0014】次に、シートバック30がB位置から前方
に倒されて、図5に示されるAの前倒し状態になったと
き、リクライニング装置10は図4に示される状態とな
る。即ち、端面92aは半円筒形状部の端面部81と当
接し、フックレバー9がアッパアーム2と一体的になっ
て回転し、フック部93がストップアーム71から離れ
る。このため、ロアアーム1にはリターンスプリング7
5の力は作用しなくなる、その結果シートバック30を
前方に倒す力は作用しない。このように、端面92aは
半円筒形状部の端面部81と当接しするように作用する
シートバック30の前倒れ領域では、ロック機構3の解
除状態でアッパアーム2はロアアーム1に対してリター
ンスプリング75の作用力を受けずに回転自在となる。
【0015】
【発明の効果】このシートバック30の前倒し領域で
は、シートバック30の前方向に回転する速度は加速さ
れることはなく、乗員に対する衝撃も少なくなる。また
リターンスプリング75の作動領域はシートバックのB
位置から、最後方倒れ位置までと、前倒れの領域を含ま
ないために、その範囲が狭い。したがってより小さなリ
ターンスプリングの使用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシートリクライニング装置の分解
斜視図である。
【図2】本発明に係るシートリクライニング装置のB位
置状態にあるときの側面図である。
【図3】本発明に係るシートリクライニング装置のC位
置状態にあるときの側面図である。
【図4】本発明に係るシートリクライニング装置のA位
置状態にあるときの側面図である。
【図5】本発明に係るシートリクライニング装置を装着
したシートの側面図である。
【符号の説明】
1 ロアアーム 2 アッパアーム 3 ロック機構 5 リターンスプリング 9 フックアーム 10 シートリクライニング装置 20 シートクッション 30 シートバック 50 シート 94 フック部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートのシートクッション側に保持され
    るロアアームと、該ロアアームに回動自在に支持され、
    シートバック側に保持されるアッパアームと、前記アッ
    パアームの前記ロアアームに対する回動を規制するロッ
    ク機構と、前記ロアアームに対して前記アッパアームを
    シートの前方に倒すように力を及ぼすリターンスプリン
    グとを有するシートリクライニング装置において、前記
    ロアアームと前記アッパアームの回転軸上で回転自在に
    支持され、前記リターンスプリングの一端を支持し、且
    つ前記ロアアームと一体的な部材と当接が可能なるフッ
    ク部と、前記アッパアームと一体的な部材と当接可能と
    なる端面部を有するフックアームを設け、前記シートバ
    ックが前倒し領域にあるとき、前記フックアームを前記
    アッパアームと一体に回転するようにし、前記フック部
    をロアアームと一体的な部材から離し、前記ロアアーム
    に前記リターンスプリングの作用力が伝わらないように
    構成したことを特徴とするシートリクライニング装置。
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