JP2009050630A - 車両用シートリクライニング装置 - Google Patents

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康敬 小島
Hideo Nihonmatsu
英雄 二本松
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Abstract

【課題】 より簡単な構成でシートバックの起き上がり速度を緩和できる車両用シートリクライニング装置を提供すること。
【解決手段】 リターンスプリング45の巻回中心45Aがシートバック16のシートクッション15に対する回動中心42Aに対して偏心するようにリターンスプリング45の内側端45bが係止される係止部25aを有し、シートバック16のシートクッションに対する回動に応じてリターンスプリング45の巻回中心がシートバック16の回動中心42Aに対して移動するよう構成した。
【選択図】 図4

Description

本発明は、リターンスプリングの付勢力によってシートバックをシートクッションに対して起き上がり方向に回動させるようにした車両用シートリクライニング装置に関するものである。
従来、この種の車両用シートリクライニング装置は、車両シートのシートクッション側に支持されるロアアームと、車両シートのシートバック側に支持されロアアームに回動自在に支持されたアッパアームと、外側端がアッパアームに係止され且つ内側端がロアアームに係止されシートバックをシートクッションに対してシート前方向へ回動させるべくロアアームを回動付勢するリターンスプリングとを有している。この車両用シートリクライニング装置におけるリターンスプリングは、シートバックがシートクッションに対してシート後方向に回動するにつれて縮径されて付勢力が蓄えられるようにロアアームとアッパアームとの間に配設されている。
このような車両用シートリクライニング装置では、シートバックがシートクッションに対して最後方回動位置いわゆるフルフラット位置で保持されている際において、リターンスプリングの付勢力は最大となって蓄えられている。このため、シートバックのフルフラット位置でその保持を解除すると、リターンスプリングに蓄えられた付勢力によってアッパアームがリターンスプリングの外側端から必要以上のトルクを受けてロアアームに対して回動することになる。この結果、シートバックがフルフラット位置から勢い良く急に起き上がる恐れがある。
このようなシートバックの急な起き上がりを防止するため、特許文献1及び特許文献2に示されるように、ロアアームとアッパアームとの間に左右一対のリターンスプリングを配設し、シートバックがフルフラット位置から所定傾斜角範囲まで起き上がる際に、一方のリターンスプリングの付勢力を他方のリターンスプリングの付勢力と相殺させたり(特許文献1)、一方のリターンスプリングに対してブレーキ部材を作用させて(特許文献2)、シートバックの起き上がり速度を緩和させている。
実開平6−007548号公報 特開2004−305549号公報
しかし、上述した特許文献1及び特許文献2に記載の車両用シートリクライング装置であると、左右一対のリターンスプリングに加えてブレーキ部材など別部材が必要となる。このため、部品点数が増え、結果、質量の増加や配置スペースが制約されるなどの不具合を招く恐れがある。
故に、本発明は、より簡単な構成でシートバックの起き上がり速度を緩和できる車両用シートリクライニング装置を提供することを、その技術的課題とする。
上記技術的課題を解決するために本発明において講じた技術的手段は、第1アーム又は大2アームの他方に設けられリターンスプリングの巻回中心が第2アームの第1アームに対する回動中心に対して偏心するようにリターンスプリングの内側端が係止される係止部を有し、第2アームの第1アームに対する回動に応じてリターンスプリングの巻回中心が第2アームの第1アームに対する回動中心に対して移動するよう構成した、ことである。
より好ましくは、シートバックの略垂直位置からシート後方向への所定傾斜角範囲においてリターンスプリングの外側端に生じる回転トルクにおけるシートバックの単位傾斜角当りの上昇率がシートバックの略垂直位置からシート前方向への所定傾斜角範囲における上昇率より小さくなるようリターンスプリングの巻回中心を設定する、と良い。
本発明によれば、リターンスプリングの回転中心に対してリターンスプリングの巻回中心が偏心しているので、シートバックの回動に応じてリターンスプリングの巻回中心から外側端までのアーム長が変化する。これにより、リターンスプリングに蓄えられる単位傾斜角当りの付勢力を変化させることができる。これにより、例えば、シートバックがシート後方向へ回動するにつれてリターンスプリングに蓄えられる単位傾斜角当りの付勢力を小さくし得、結果、シートバックの起き上がり速度を従来に比べて緩和し得る。この構造では、従来の如きブレーキ部材など新たに追加される別部品もなく、よって、質量や配置スペースなどにおいて有利なものとすることができる。
図1に示されるように、車両用シートリクライニング装置10は、座面を形成するシートクッション15及び背もたれ面を形成するシートバック16からなる車両シート13に備えられており、シートバック16をシートクッション15に対して車両前後方向(図1示左右方向)に回動中心軸線42Aを中心として回動自在かつ所定の調整角度位置で保持可能にシートクッション15の後部に支持している。この車両用シートリクライニング装置10は、シートクッション15に対するシートバック16の回動を規制及び規制解除する後述するロック機構17を有している。
車両用シートリクライニング装置10は、図2に示すように、円盤状のサポートアーム21とギヤアーム22とを有し、ギヤアーム22はサポートアーム21に回動中心軸線42Aを中心として相対回動可能に嵌合されている。サポートアーム21は、シートクッション15を支持するロアフレーム15a(図1示)にロアアーム25を介して固定され、ギヤアーム22は、シートバック16を支持するシートバックフレーム(図示せず)にアッパアーム26を介して固定されている。サポートアーム21及ギヤアーム22の外周部分には、アームホルダ27が外嵌され、このアームホルダ27によってサポートアーム21とギヤアーム22の相対回転を許容しながら、サポートアーム21とギヤアーム22とが分離しないように係止している。サポートアーム21とギヤアーム22との間には内部空間28が形成され、この内部空間28にロック機構17が内蔵されている。尚、ロアフレーム15は、図1に示されるように、車両シート13を車両フロア12に対して車両前後方向に移動可能とするスライド機構(図示せず)や車両シート13を車両フロア12に対して車両上下方向(図1示上下方向)に移動可能に支持するリフタ機構(図示せず)を介して支持される。スライド機構やリフタ機構は必ずしも必要ではなく、また、スライド機構やリフタ機構のいずれか一方のみが配設されるものであっても良い。
ロック機構17は、図3に示すように、ギヤアーム22の内周面に形成した環状の内歯22aと、内歯ギヤ22aに対して噛合可能な外歯30aを形成した円周上3つのポール30と、ロック位置とアンロック位置との間で回動し、ポール30の外歯30aを内歯22aに対して噛合および離脱させるカム部材31と、カム部材31を一方向に回転付勢するロック用スプリング32を備えている。
ポール30は、円周上等角度間隔に配置され、サポートアーム21に設けた各一対のガイド部33によってそれぞれ径方向に移動可能に案内されている。ポール30には、円周方向に沿って係合長孔30bが形成され、この係合長孔30bはカム部材31の回動中心を中心とする円弧軌跡に対して僅かに傾斜するように形成されている。また、ポール30には、後述するカム部材31のカム面31aに当接可能なカム内面30cが形成されている。
カム部材31の円周上には、ポール30に形成されたカム内面30cに当接可能なカム面31aが円周上等角度間隔に3か所形成されている。また、カム部材31には、ポール30に形成された係合長孔30bにそれぞれ係合する係合ピン31bが、カム部材31の回動中心と平行に突設されている。カム部材31の中心には、後述するヒンジピン40の軸部42に遊嵌する二面取りされた係合孔31cが形成されている。
サポートアーム21及びギヤアーム22の径方向中央部には、ヒンジピン40が挿通される挿通孔が形成されている。ヒンジピン40は、車両シート13の内側からギヤアーム22の挿通孔を挿通して、カム部材31の係合孔31cを貫通し、サポートアーム21及びギヤアーム22の挿通孔を挿通して車両シート13の外側に突出している。車両シート13の外側に突出しているヒンジピン40の軸部42には、シートクッション15に対してシートバック16を角度調整するための操作レバー19が一体に取付けられている。操作レバー19の操作は、ヒンジピン40を回転させてカム部材31へと伝達され、これにより、ロック機構17がロック、アンロック動作され、ギヤアーム22のサポートアーム21に対する相対回動、つまり、シートバック16のシートクッション15に対する回動が規制及び規制解除される。
図2及び図4に示されるように、ヒンジピン40の軸部41周りには、リターンスプリング45が配設されている。このリターンスプリング45は、板材を渦巻き状に巻回中心軸線45Aを中心として巻回してなるいわゆるスパイラルスプリングである。このリターンスプリング45は、その外側端45aでアッパアーム26に溶接等で固定されたブラケット26aに係止され、その内側端45bでロアアーム25に形成された折り曲げ片25aに係止されている。このリターンスプリング45は、アッパアーム26にシートバック16がシートクッション15に対して前方に倒れる方向(図4示反時計方向の回動)の付勢力を常に作用しており、つまり、外側端45aからブラケット26aに対してシートバック16がシートクッション15に対して前方に倒れる方向の回転トルクを付与している。これにより、ロック機構17がアンロック動作されると、シートバック16はリターンスプリング45の付勢力によって前方に倒される。尚、ブラケット26aに付与される回転トルクは、図6に示されるように、シートバック16がリターンスプリング45の付勢力に抗して後方に倒れる(図4示時計方向の回動)につれて大きくなっていく。
ロアアーム25の折り曲げ片25aは、リターンスプリング45の巻回中心軸線45Aを中心とし且つリターンスプリング45の巻回方向に沿う円弧形状を呈している。この折り曲げ片25aは、リターンスプリング45の巻回中心軸線45Aがシートバック16(アッパアーム26またはギヤアーム22)のシートクッション15(ロアアーム25またはサポートアーム21)に対する回転中心軸線42Aに対して径方向において偏心させるようにサブアーム25に形成されている。
次に作動について説明する。
図4に示される如き、シートバック16がシートクッション15に対して略直角となるニュートラル角度位置16Aで保持されている状態において、図4に示されるように、ロック機構17をアンロック動作させてシートバック16を後方に倒す。この際、リターンスプリング45の巻回中心軸線45Aがシートバック16(アッパアーム26またはギヤアーム22)の回転中心軸線42Aに対して径方向に移動していく。これにより、巻回中心軸線45Aに対する外側端45aとの間のアーム長45Bが徐々に長くなる。この結果、リターンスプリング45に蓄えられるシートバック16の単位傾斜角当りの付勢力(アッパアーム26またはギヤアーム22の単位回動角当りの付勢力)を変化させることができる。これにより、シートバック16が後方へ倒れるにつれてリターンスプリング45に蓄えられる単位傾斜角当りの付勢力が小さくなり、シートバック16の起き上がり速度を従来に比べて緩和することができる。
本実施形態においては、リターンスプリング45の内側端45bを折り曲げ片25aに係止し、外側端45aをブラケット26aに係止しているが、内側端45bをブラケット26aに係止し、外側端45aを折り曲げ片25aに係止しても良い。
尚、シートバック16が後方に倒れるにつれてリターンスプリング45に蓄えられる単位傾斜角当りの付勢力を大きくすることもできる。
本発明に係る車両用シートリクライニング装置を適用した車両シートの側面図である。 図1のA−A線断面図である。 図2のB−B線断面図である。 本発明に係る車両用シートリクライニング装置のリターンスプリングを示す側面図である。 本発明に係る車両用シートリクライニング装置のリターンスプリングの作動を示す側面図である。 本発明に係る車両用シートリクライニング装置のリターンスプリングのトルク特性を示す線図である。
符号の説明
10 車両シート
15 シートクッション
16 シートバック
21 サポートアーム(第1アーム)
22 ギヤアーム(第2アーム)
25 ロアアーム(第1アーム)
26 アッパアーム(第2アーム)
45 リターンスプリング
45A 巻回中心軸線(巻回中心)
42A 回動中心軸線(回動中心)
25a 折り曲げ片(係止部)

Claims (2)

  1. 車両シートのシートクッション側に支持される第1アームと、前記車両シートのシートバック側に支持され前記第1アームに回動自在に支持された第2アームと、外側端が前記第2アーム又は前記第1アームの一方に係止され且つ内側端が前記第1アーム又は前記第2アームの他方に係止され前記シートバックを前記シートクッションに対してシート前方向に回動させるべく前記第2アームを回動付勢するリターンスプリングとを有する車両用シートリクライニング装置において、前記第1アーム又は前記第2アームの他方に設けられ前記リターンスプリングの巻回中心が前記第2アームの前記第1アームに対する回動中心に対して偏心するように前記リターンスプリングの前記内側端が係止される係止部を有し、前記第2アームの前記第1アームに対する回動に応じて前記リターンスプリングの巻回中心が前記第2アームの前記第1アームに対する回動中心に対して移動するよう構成した、車両用シートリクライニング装置。
  2. 前記シートバックの略垂直位置からシート後方向への所定傾斜角範囲において前記リターンスプリングの前記外側端に生じる回転トルクにおける前記シートバックの単位傾斜角当りの上昇率が前記シートバックの略垂直位置からシート前方向への所定傾斜角範囲における上昇率より小さくなるよう前記リターンスプリングの巻回中心を設定した、請求項1記載の車両用シートリクライニング装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012036566A (ja) * 2010-08-03 2012-02-23 Toyota Boshoku Corp ロック装置

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