JP2004338647A - 車両用シートのオットマン装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】薄型のシートクッションでも容易にラチェット機構を組み込むことができて、シートデザインの自由度が増すとともに、異物感が生じないようにする。
【解決手段】シートクッション2の前部に上下回動可能にオットマン4が支持されるとともに、このオットマン4の上回動を許容し、下回動を阻止するラチェット機構26が設けられた車両用シート1において、上記オットマン4の回動軸8に対して離れた位置にラチェット機構26が配置されて、このラチェット機構26の回動軸22とオットマンの回動軸8とは、リンク機構12を介して連結されている。
【選択図】 図5
【解決手段】シートクッション2の前部に上下回動可能にオットマン4が支持されるとともに、このオットマン4の上回動を許容し、下回動を阻止するラチェット機構26が設けられた車両用シート1において、上記オットマン4の回動軸8に対して離れた位置にラチェット機構26が配置されて、このラチェット機構26の回動軸22とオットマンの回動軸8とは、リンク機構12を介して連結されている。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用シートのオットマン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両用シートにおいて、シートクッションの前部に上下回動可能にオットマンが支持されるとともに、このオットマンの上回動を許容し、下回動を阻止するラチェット機構が設けられたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このオットマンは、上下回動角度を調整することによって、着座者の大腿部をサポートして座り心地を改善するために設けられている。
【0004】
【特許文献1】
特開昭61−160325号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1では、オットマンの回動軸とラチェット機構の回動軸とを同軸にしているから、オットマンの回動軸の部分にラチェット機構を組み込むためのスペースを確保する必要があるので、シートクッションの前部が厚くなって、薄型のシートクッションではラチェット機構を組み込むことが困難であった。
【0006】
また、着座者の大腿部がラチェット機構に当たると異物感が生じることがあった。
【0007】
本発明は、上記問題を解消するためになされたもので、薄型のシートクッションでも容易にラチェット機構を組み込むことができて、シートデザインの自由度が増すとともに、異物感が生じない車両用シートのオットマン装置を提供することを課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、シートクッションの前部に上下回動可能にオットマンが支持されるとともに、このオットマンの上回動を許容し、下回動を阻止するラチェット機構が設けられた車両用シートのオットマン装置において、
上記オットマンの回動軸に対して離れた位置にラチェット機構が配置されて、このラチェット機構の回動軸とオットマンの回動軸とは、リンク機構を介して連結されていることを特徴とする車両用シートのオットマン装置を提供するものである。
【0009】
【発明の作用および効果】
本発明によれば、オットマンの回動軸に対して離れた位置にラチェット機構を配置して、ラチェット機構の回動軸とオットマンの回動軸とをリンク機構で連結することにより、オットマンの回動軸の部分にラチェット機構を組み込むためのスペースを確保する必要が無くなるから、薄型のシートクッションであっても容易にラチェット機構を組み込むことができるので、シートデザインの自由度が増すようになる。
【0010】
また、オットマンの回動軸の部分にラチェット機構が無いから、着座者の大腿部がラチェット機構に当たらなって異物感が生じなくなる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0012】
図1および図2に示すように、車両用シート1は、シートクッション2と、このシートクッション2の後部に前後傾可能に支持されたシートバック3とで構成されている。
【0013】
上記シートクッション2の前部には、オットマン4が上下回動可能に支持されている。図1(a)はオットマン4を下回動させた初段ロック位置であり、図1(b)はオットマン4を上回動させた使用位置であり、図2はオットマン4をさらに上回動させたロック解除位置であって、初段ロック位置とロック解除位置の間の使用位置においては、後述するケースユニット17Rのラチェット機構26によって、例えば16段階の角度でオットマン4の上回動を許容し、下回動を阻止して、上下回動角度を調整できるようになっている。
【0014】
図3は、図1(a)に、図4(a)は図1(b)に、図4(b)は図2に、それぞれ対応するシートクッション2の内部構造である。
【0015】
このシートクッション2の内部には、左右のサイドフレーム6L,6Rが設けられて、この各サイドフレーム6L,6Rの前端部6aには、上記オットマン4のベースフレーム7の左右の立上り部7a(図5参照)の後端部が回動軸8によって上下回動可能に支持されている。
【0016】
図5(a)は、図3に、図5(b)は、図4(a)に、図6(a)は、図4(b)に、それぞれ対応して要部を拡大した内部構造である。なお、図6(b)は、図6(a)のロック解除位置からオットマン4をさらに上回動させたオーバーストローク位置である。
【0017】
上記オットマン4の回動軸8よりも後方位置のサイドフレーム6L,6Rの内面には、左右のケースユニット17L,17Rが固定配置されて(ケースユニット17Lは図11参照)、この各ケースユニット17L,17Rの回動軸22(後述)は、円筒状の連結用回動軸9で連結されている。
【0018】
この連結用回動軸9の左右位置には、下向きのリンクレバー10Aがそれぞれ固定され、上記ベースフレーム7の左右の立上り部7aの中央部には、前後方向に延在するL型リンク10Bの前立上り部がピン11aでそれぞれ回動可能に連結されるとともに、このL型リンク10Bの後端部がリンクレバー10Aの下端部にピン11bで回動可能に連結されている。上記ベースフレーム7、L型リンクレバー10Bおよびリンクレバー10Aは、リンク機構12を構成する。
【0019】
上記連結用回動軸9の左右端部の内周には、図7に示すように、セレーション(軸方向凹凸部)9aが形成されているとともに、外端側の外周両側には、内周に貫通するスリット9bが形成され、このスリット9bにΩ字状バネクリップ14が嵌め込まれている。
【0020】
上記右側のケースユニット17Rは、図8〜図10に示すように、内側面17aを有する内ケース17Aに、外側面17bを有する外ケース17Bを嵌め込んで中空箱状に構成されている。
【0021】
上記外ケース17Bの外側面17bの外面の上下位置にはボス18が固定され、下側のボス18には、内ケース17A側に突出するカシメ段部18aが形成され(図10参照)、このカシメ段部18aに内ケース17Aの下側のカシメ用穴17eを貫通させて内方からカシメ固定するとともに、後述する支持軸31に、内ケース17A側に突出するカシメ段部31aが形成され(図10参照)、このカシメ段部31aに内ケース17Aの上側のカシメ用穴17eを貫通させて内方からカシメ固定することにより、外ケース17Bに内ケース17Aが一定の間隔を隔てた状態で固定されるようになる。
【0022】
また、サイドフレーム6R側に突出する両ボス18のナット部18bに、上記サイドフレーム6Rからボルト19を螺合することにより、ケースユニット17Rがサイドフレーム6Rに固定されるようになる。
【0023】
上記内ケース17Aの内側面17aと外ケース17Bの外側面17bには、貫通穴17c,17dがそれぞれ形成され、外側面17bの貫通穴17cにはブッシュ(軸受け)20が外面からカシメ固定されている。
【0024】
上記回動軸22は、上記各ケース17A,17Bの貫通穴17c,17dを貫通して、大径部22aが内側面17aの貫通穴17dで回動可能に支持されるとともに、外端部22bが外側面17bの貫通穴17cのブッシュ20で回動可能に支持されている。このブッシュ20に対向する回動軸22にはワッシャ23が嵌入されている。
【0025】
上記ブッシュ20から外方に突出する回動軸22の外端部22bに、側面視で略台形状の板バネ材24の中央穴24aがワッシャ25aとともに嵌入され、この外端部22bの端部に形成した小径カシメ部22cにワッシャ25bを嵌入した状態で、カシメ部22cをカシメることにより、回動軸22の内方への抜け止めをしている。
【0026】
上記板バネ材24には、左右対称な2枚の脚部24bが形成され、両脚部24bが外ケース17Bの外側面17bの外面に弾性接触することにより、回動軸22に摩擦抵抗を付与するようになる。上記脚部24bは3枚以上を形成することもできる。
【0027】
上記回動軸22の大径部22aから内方に突出する内端部22dの外周には、上記連結用連結軸9の右端部に形成されたセレーション9aに軸方向から係合するセレーション(軸方向凹凸部)22eが形成されるとともに、スリーブ13のバネクリップ14が係合する軸回り溝22fが形成されている。
【0028】
上記ケースユニット17内にはラチェット機構26が組み込まれ、このラチェット機構26は、セクターギヤ27とロックギヤ28とプレート29と反転コイルスプリング33とで基本構成されている。
【0029】
上記セクターギヤ27は、大径部22aの直ぐ後ろで回動軸22にカシメ固定されて、このセクターギヤ27の外周下側には、上記下側のボス(ストッパーピンを兼ねる)18が入り込む円弧状溝27aが形成されて、この円弧状溝27aの左端には、オットマン4を初段ロック位置で当て止める下ストッパー部27bが形成されるとともに〔図12(a)参照〕、右端には、オットマン4をオーバーストローク位置で当て止める上ストッパー部27cが形成されている〔図12(d)参照〕。
【0030】
また、セクターギヤ27の外周上側には、一定の円弧範囲で回動方向と反対側に立ち上がる鋸歯(ラチェット)部27dが形成されるとともに、この鋸歯部27dの左端後方位置にアンロック用立ち上がり部27eが形成されている。また、鋸歯部27dの左端近傍にはロック用ピン30が植設されている。
【0031】
上記セクターギヤ27のほぼ真上に位置する上記外ケース17Bの外側面17bの内面には支持軸31が植設され、この支持軸31にはロックギヤ28が回動可能に支持されている。このロックギヤ28の先端には、上記セクターギヤ27の鋸歯部27dに係合可能な鋸歯部28aが形成されるとともに、後端にはバネ掛け部28bが形成されて、このバネ掛け部28bと上記外ケース17Bの外側面17bに形成したバネ掛け部17fとの間に反転コイルスプリング33が張設されている。
【0032】
この反転コイルスプリング33は、ロックギヤ28が右揺動して鋸歯部28aがセクターギヤ27の鋸歯部27dに係合(ロック)する状態では、バネ掛け部28bとバネ掛け部17fとを結ぶ線より下方に支持軸31の中心が位置するので、ロックギヤ28が右揺動(ロック)方向に付勢されるとともに、ロックギヤ28が左揺動して鋸歯部28aがセクターギヤ27の鋸歯部27dから非係合(アンロック)となる状態では、バネ掛け部28bとバネ掛け部17fとを結ぶ線より上方に支持軸31の中心が位置するので、ロックギヤ28が左揺動(アンロック)方向に付勢されるようになる。つまり、反転コイルスプリング33でロックギヤ28が反転付勢されるようになる。
【0033】
上記ロックギヤ28の下部にはアンロック用突起部28cが形成され、このアンロック用突起部28cは、オットマン4を初段ロック位置から所定の回動範囲で上回動させたロック解除位置〔図12(c)参照〕以上に上回動させたときに、セクターギヤ27のアンロック用立ち上がり部27eに当接することにより、ロックギヤ28をロック状態からアンロック状態に左揺動させるようになる。
【0034】
上記支持軸31にはプレート29が支持され、このプレート29のフック部29aがロックギヤ28のフック溝部28dに係合して、ロックギヤ28と共回動するようになる。
【0035】
上記プレート29は、下方に延在して上記セクターギヤ27のロック用ピン30の回動軌跡内に臨まされ、このプレート29は、オットマン4をオーバーストローク位置から所定の回動範囲で下回動させたときに〔図12(e)参照〕、セクターギヤ27のロック用ピン30が当接することにより、ロックギヤ28をアンロック状態からロック状態に右揺動させるようになる。このロックギヤ28がロック状態に右揺動して、鋸歯部28aがセクターギヤ27の鋸歯部27dに係合(ロック)するのは、オットマン4が初段ロック位置に下回動した状態である〔図12(a)参照〕。
【0036】
上記左側のケースユニット17Lは、図11(b)に示すように、上記右側のケースユニット17Rと比べてラチェット機構26が設けておらず、基本的には、上記連結用転結軸9の左端部を支持する回動軸22が設けられているだけであって、簡素化されている。
【0037】
上記ラチェット機構26は、セクターギヤ27とロックギヤ28とプレート29と反転コイルスプリング33とで基本構成できるから、部品点数が少なく、組付け工数も少なくなるので、コスト安に製造することができる。
【0038】
上記のようなオットマン装置であれば、オットマン4が初期ロック位置〔図12(a)参照〕に下回動された状態からオットマン4を上回動させると、リンク機構12と回動軸22とを介してセクターギヤ27が右回動され、このとき、セクターギヤ27の鋸歯部27dの上をロックギヤ28の鋸歯部28aが反転コイルスプリング33の付勢力に抗して逃げ勝手で滑り動くようになる。
【0039】
そして、図12(b)に示したロック解除位置の範囲までの間でオットマン4の上回動を止めて、その上回動位置でオットマン4に大腿部を乗せると、オットマン4に下回動方向の力が作用して、リンク機構12と回動軸22とを介してセクターギヤ27が左回動されようとするが、このとき、ロックギヤ28の鋸歯部28aが反転コイルスプリング33の付勢力によりセクターギヤ27の鋸歯部27dに食い込むので、オットマン4が下回動しなくなる。このオットマン4の使用角度の変更は、鋸歯部28aの個数に応じて段階的に行うことができる。
【0040】
オットマン4を初期ロック位置に戻す場合には、オットマン4をロック解除位置以上に上回動させると、図12(c)のように、セクターギヤ27のアンロック用立ち上がり部27eがロックギヤ28のアンロック用突起部28cに当接することにより、ロックギヤ28がロック状態からアンロック状態に左揺動され、鋸歯部28aがセクターギヤ27の鋸歯部27dから非係合(アンロック)となる状態で、反転コイルスプリング33で付勢方向が反転して、ロックギヤ28が左揺動(アンロック)方向に付勢された状態で保持されるようになり、この状態のままで、図12(d)のように、オットマン4をオーバーストローク位置まで上回動させることができる。
【0041】
その後、オットマン4をオーバーストローク位置からロック初期位置に下回動させる際には、図12(e)のように、リンク機構12と回動軸22とを介してセクターギヤ27が左回動されて、オットマン4が初段ロック位置に下回動したときに〔図12(a)参照〕、セクターギヤ27のロック用ピン30がプレート29に当接することにより、ロックギヤ28がアンロック状態からロック方向に右揺動され、反転コイルスプリング33の付勢方向が反転して、ロックギヤ28が右揺動(ロック)方向に付勢された状態で鋸歯部28aがセクターギヤ27の鋸歯部27dに係合(ロック)するようになる。
。
【0042】
この初期ロック位置とオーバーストローク位置との間のオットマン4の回動に際して、板バネ材24の2枚の脚部24bが内ケース17Bの内側面17bの外面に弾性接触して、回動軸22に適度な摩擦抵抗が付与されるようになるので、オットマン4の上下回動操作がスムーズに行えるようになる。
【0043】
上記オットマン装置では、オットマン4の回動軸8よりも後方位置にケースユニット17L,17Rを配置して、回動軸22とオットマン4の回動軸8とをリンク機構12で連結したから、オットマン4の回動軸8の部分に従来のようなケースユニット(ラチェット機構26)17L,17Rを組み込むためのスペースを確保する必要が無くなるので、薄型のシートクッション2であっても容易にケースユニット(ラチェット機構26)17L,17Rを組み込むことができて、シートデザインの自由度が増すようになる。
【0044】
また、オットマン4の回動軸8の部分にケースユニット(ラチェット機構26)17L,17Rが無いから、着座者の大腿部がケースユニット(ラチェット機構26)17L,17Rに当たらなくって異物感が生じなくなる。
【0045】
上記実施形態では、図13に示すように、オットマン4の回動軸8よりも後方位置のケースユニット(ラチェット機構26)17L,17Rの回動軸22とオットマンの回動軸8とをリンク機構12を介して連結したものであったが、同図に示すように、オットマン4の回動軸8よりも下方位置のケースユニット(ラチェット機構26)17L,17Rの回動軸22´とオットマン4の回動軸8とをリンク機構12´を介して連結することもできる。勿論、回動軸は、22と22´の範囲のどの位置にあっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用シートのオットマン装置であり、(a)は初期ロック位置の斜視図、(b)は使用位置の斜視図である。
【図2】車両用シートのオットマン装置のロック解除位置の斜視図である。
【図3】オットマン装置の初期ロック位置の内部構造斜視図である。
【図4】オットマン装置であり、(a)は使用位置の内部構造斜視図、(b)はロック解除位置の内部構造斜視図である。
【図5】(a)は図3の要部拡大図、(b)は図4(a)の要部拡大図である。
【図6】(a)は図4(b)の要部拡大図、(b)はオーバーストローク位置の要部拡大斜視図である。
【図7】連結用連結軸とクリップであり、(a)は分解斜視図、(b)は組付け断面図である。
【図8】ケースユニットであり、(a)は前面側斜視図、(b)は背面側斜視図である。
【図9】ケースユニットの断面図である。
【図10】ケースユニットの分解斜視図である。
【図11】左側のケースユニットを示すオットマン装置であり、(a)は要部斜視図、(b)は分解斜視図である。
【図12】(a)〜(e)は、ラチェット機構とオットマンとの位置関係の分解図である。
【図13】ラチェット機構とオットマンとの回動軸の位置関係の側面図である。
【符号の説明】
1 車両用シート
2 シートクッション
4 オットマン
8 回動軸
9 連結用連結軸
10A,10B リンクレバー
12 リンク機構
17L,17R ケースユニット
22 回動軸
26 ラチェット機構
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用シートのオットマン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両用シートにおいて、シートクッションの前部に上下回動可能にオットマンが支持されるとともに、このオットマンの上回動を許容し、下回動を阻止するラチェット機構が設けられたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このオットマンは、上下回動角度を調整することによって、着座者の大腿部をサポートして座り心地を改善するために設けられている。
【0004】
【特許文献1】
特開昭61−160325号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1では、オットマンの回動軸とラチェット機構の回動軸とを同軸にしているから、オットマンの回動軸の部分にラチェット機構を組み込むためのスペースを確保する必要があるので、シートクッションの前部が厚くなって、薄型のシートクッションではラチェット機構を組み込むことが困難であった。
【0006】
また、着座者の大腿部がラチェット機構に当たると異物感が生じることがあった。
【0007】
本発明は、上記問題を解消するためになされたもので、薄型のシートクッションでも容易にラチェット機構を組み込むことができて、シートデザインの自由度が増すとともに、異物感が生じない車両用シートのオットマン装置を提供することを課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、シートクッションの前部に上下回動可能にオットマンが支持されるとともに、このオットマンの上回動を許容し、下回動を阻止するラチェット機構が設けられた車両用シートのオットマン装置において、
上記オットマンの回動軸に対して離れた位置にラチェット機構が配置されて、このラチェット機構の回動軸とオットマンの回動軸とは、リンク機構を介して連結されていることを特徴とする車両用シートのオットマン装置を提供するものである。
【0009】
【発明の作用および効果】
本発明によれば、オットマンの回動軸に対して離れた位置にラチェット機構を配置して、ラチェット機構の回動軸とオットマンの回動軸とをリンク機構で連結することにより、オットマンの回動軸の部分にラチェット機構を組み込むためのスペースを確保する必要が無くなるから、薄型のシートクッションであっても容易にラチェット機構を組み込むことができるので、シートデザインの自由度が増すようになる。
【0010】
また、オットマンの回動軸の部分にラチェット機構が無いから、着座者の大腿部がラチェット機構に当たらなって異物感が生じなくなる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0012】
図1および図2に示すように、車両用シート1は、シートクッション2と、このシートクッション2の後部に前後傾可能に支持されたシートバック3とで構成されている。
【0013】
上記シートクッション2の前部には、オットマン4が上下回動可能に支持されている。図1(a)はオットマン4を下回動させた初段ロック位置であり、図1(b)はオットマン4を上回動させた使用位置であり、図2はオットマン4をさらに上回動させたロック解除位置であって、初段ロック位置とロック解除位置の間の使用位置においては、後述するケースユニット17Rのラチェット機構26によって、例えば16段階の角度でオットマン4の上回動を許容し、下回動を阻止して、上下回動角度を調整できるようになっている。
【0014】
図3は、図1(a)に、図4(a)は図1(b)に、図4(b)は図2に、それぞれ対応するシートクッション2の内部構造である。
【0015】
このシートクッション2の内部には、左右のサイドフレーム6L,6Rが設けられて、この各サイドフレーム6L,6Rの前端部6aには、上記オットマン4のベースフレーム7の左右の立上り部7a(図5参照)の後端部が回動軸8によって上下回動可能に支持されている。
【0016】
図5(a)は、図3に、図5(b)は、図4(a)に、図6(a)は、図4(b)に、それぞれ対応して要部を拡大した内部構造である。なお、図6(b)は、図6(a)のロック解除位置からオットマン4をさらに上回動させたオーバーストローク位置である。
【0017】
上記オットマン4の回動軸8よりも後方位置のサイドフレーム6L,6Rの内面には、左右のケースユニット17L,17Rが固定配置されて(ケースユニット17Lは図11参照)、この各ケースユニット17L,17Rの回動軸22(後述)は、円筒状の連結用回動軸9で連結されている。
【0018】
この連結用回動軸9の左右位置には、下向きのリンクレバー10Aがそれぞれ固定され、上記ベースフレーム7の左右の立上り部7aの中央部には、前後方向に延在するL型リンク10Bの前立上り部がピン11aでそれぞれ回動可能に連結されるとともに、このL型リンク10Bの後端部がリンクレバー10Aの下端部にピン11bで回動可能に連結されている。上記ベースフレーム7、L型リンクレバー10Bおよびリンクレバー10Aは、リンク機構12を構成する。
【0019】
上記連結用回動軸9の左右端部の内周には、図7に示すように、セレーション(軸方向凹凸部)9aが形成されているとともに、外端側の外周両側には、内周に貫通するスリット9bが形成され、このスリット9bにΩ字状バネクリップ14が嵌め込まれている。
【0020】
上記右側のケースユニット17Rは、図8〜図10に示すように、内側面17aを有する内ケース17Aに、外側面17bを有する外ケース17Bを嵌め込んで中空箱状に構成されている。
【0021】
上記外ケース17Bの外側面17bの外面の上下位置にはボス18が固定され、下側のボス18には、内ケース17A側に突出するカシメ段部18aが形成され(図10参照)、このカシメ段部18aに内ケース17Aの下側のカシメ用穴17eを貫通させて内方からカシメ固定するとともに、後述する支持軸31に、内ケース17A側に突出するカシメ段部31aが形成され(図10参照)、このカシメ段部31aに内ケース17Aの上側のカシメ用穴17eを貫通させて内方からカシメ固定することにより、外ケース17Bに内ケース17Aが一定の間隔を隔てた状態で固定されるようになる。
【0022】
また、サイドフレーム6R側に突出する両ボス18のナット部18bに、上記サイドフレーム6Rからボルト19を螺合することにより、ケースユニット17Rがサイドフレーム6Rに固定されるようになる。
【0023】
上記内ケース17Aの内側面17aと外ケース17Bの外側面17bには、貫通穴17c,17dがそれぞれ形成され、外側面17bの貫通穴17cにはブッシュ(軸受け)20が外面からカシメ固定されている。
【0024】
上記回動軸22は、上記各ケース17A,17Bの貫通穴17c,17dを貫通して、大径部22aが内側面17aの貫通穴17dで回動可能に支持されるとともに、外端部22bが外側面17bの貫通穴17cのブッシュ20で回動可能に支持されている。このブッシュ20に対向する回動軸22にはワッシャ23が嵌入されている。
【0025】
上記ブッシュ20から外方に突出する回動軸22の外端部22bに、側面視で略台形状の板バネ材24の中央穴24aがワッシャ25aとともに嵌入され、この外端部22bの端部に形成した小径カシメ部22cにワッシャ25bを嵌入した状態で、カシメ部22cをカシメることにより、回動軸22の内方への抜け止めをしている。
【0026】
上記板バネ材24には、左右対称な2枚の脚部24bが形成され、両脚部24bが外ケース17Bの外側面17bの外面に弾性接触することにより、回動軸22に摩擦抵抗を付与するようになる。上記脚部24bは3枚以上を形成することもできる。
【0027】
上記回動軸22の大径部22aから内方に突出する内端部22dの外周には、上記連結用連結軸9の右端部に形成されたセレーション9aに軸方向から係合するセレーション(軸方向凹凸部)22eが形成されるとともに、スリーブ13のバネクリップ14が係合する軸回り溝22fが形成されている。
【0028】
上記ケースユニット17内にはラチェット機構26が組み込まれ、このラチェット機構26は、セクターギヤ27とロックギヤ28とプレート29と反転コイルスプリング33とで基本構成されている。
【0029】
上記セクターギヤ27は、大径部22aの直ぐ後ろで回動軸22にカシメ固定されて、このセクターギヤ27の外周下側には、上記下側のボス(ストッパーピンを兼ねる)18が入り込む円弧状溝27aが形成されて、この円弧状溝27aの左端には、オットマン4を初段ロック位置で当て止める下ストッパー部27bが形成されるとともに〔図12(a)参照〕、右端には、オットマン4をオーバーストローク位置で当て止める上ストッパー部27cが形成されている〔図12(d)参照〕。
【0030】
また、セクターギヤ27の外周上側には、一定の円弧範囲で回動方向と反対側に立ち上がる鋸歯(ラチェット)部27dが形成されるとともに、この鋸歯部27dの左端後方位置にアンロック用立ち上がり部27eが形成されている。また、鋸歯部27dの左端近傍にはロック用ピン30が植設されている。
【0031】
上記セクターギヤ27のほぼ真上に位置する上記外ケース17Bの外側面17bの内面には支持軸31が植設され、この支持軸31にはロックギヤ28が回動可能に支持されている。このロックギヤ28の先端には、上記セクターギヤ27の鋸歯部27dに係合可能な鋸歯部28aが形成されるとともに、後端にはバネ掛け部28bが形成されて、このバネ掛け部28bと上記外ケース17Bの外側面17bに形成したバネ掛け部17fとの間に反転コイルスプリング33が張設されている。
【0032】
この反転コイルスプリング33は、ロックギヤ28が右揺動して鋸歯部28aがセクターギヤ27の鋸歯部27dに係合(ロック)する状態では、バネ掛け部28bとバネ掛け部17fとを結ぶ線より下方に支持軸31の中心が位置するので、ロックギヤ28が右揺動(ロック)方向に付勢されるとともに、ロックギヤ28が左揺動して鋸歯部28aがセクターギヤ27の鋸歯部27dから非係合(アンロック)となる状態では、バネ掛け部28bとバネ掛け部17fとを結ぶ線より上方に支持軸31の中心が位置するので、ロックギヤ28が左揺動(アンロック)方向に付勢されるようになる。つまり、反転コイルスプリング33でロックギヤ28が反転付勢されるようになる。
【0033】
上記ロックギヤ28の下部にはアンロック用突起部28cが形成され、このアンロック用突起部28cは、オットマン4を初段ロック位置から所定の回動範囲で上回動させたロック解除位置〔図12(c)参照〕以上に上回動させたときに、セクターギヤ27のアンロック用立ち上がり部27eに当接することにより、ロックギヤ28をロック状態からアンロック状態に左揺動させるようになる。
【0034】
上記支持軸31にはプレート29が支持され、このプレート29のフック部29aがロックギヤ28のフック溝部28dに係合して、ロックギヤ28と共回動するようになる。
【0035】
上記プレート29は、下方に延在して上記セクターギヤ27のロック用ピン30の回動軌跡内に臨まされ、このプレート29は、オットマン4をオーバーストローク位置から所定の回動範囲で下回動させたときに〔図12(e)参照〕、セクターギヤ27のロック用ピン30が当接することにより、ロックギヤ28をアンロック状態からロック状態に右揺動させるようになる。このロックギヤ28がロック状態に右揺動して、鋸歯部28aがセクターギヤ27の鋸歯部27dに係合(ロック)するのは、オットマン4が初段ロック位置に下回動した状態である〔図12(a)参照〕。
【0036】
上記左側のケースユニット17Lは、図11(b)に示すように、上記右側のケースユニット17Rと比べてラチェット機構26が設けておらず、基本的には、上記連結用転結軸9の左端部を支持する回動軸22が設けられているだけであって、簡素化されている。
【0037】
上記ラチェット機構26は、セクターギヤ27とロックギヤ28とプレート29と反転コイルスプリング33とで基本構成できるから、部品点数が少なく、組付け工数も少なくなるので、コスト安に製造することができる。
【0038】
上記のようなオットマン装置であれば、オットマン4が初期ロック位置〔図12(a)参照〕に下回動された状態からオットマン4を上回動させると、リンク機構12と回動軸22とを介してセクターギヤ27が右回動され、このとき、セクターギヤ27の鋸歯部27dの上をロックギヤ28の鋸歯部28aが反転コイルスプリング33の付勢力に抗して逃げ勝手で滑り動くようになる。
【0039】
そして、図12(b)に示したロック解除位置の範囲までの間でオットマン4の上回動を止めて、その上回動位置でオットマン4に大腿部を乗せると、オットマン4に下回動方向の力が作用して、リンク機構12と回動軸22とを介してセクターギヤ27が左回動されようとするが、このとき、ロックギヤ28の鋸歯部28aが反転コイルスプリング33の付勢力によりセクターギヤ27の鋸歯部27dに食い込むので、オットマン4が下回動しなくなる。このオットマン4の使用角度の変更は、鋸歯部28aの個数に応じて段階的に行うことができる。
【0040】
オットマン4を初期ロック位置に戻す場合には、オットマン4をロック解除位置以上に上回動させると、図12(c)のように、セクターギヤ27のアンロック用立ち上がり部27eがロックギヤ28のアンロック用突起部28cに当接することにより、ロックギヤ28がロック状態からアンロック状態に左揺動され、鋸歯部28aがセクターギヤ27の鋸歯部27dから非係合(アンロック)となる状態で、反転コイルスプリング33で付勢方向が反転して、ロックギヤ28が左揺動(アンロック)方向に付勢された状態で保持されるようになり、この状態のままで、図12(d)のように、オットマン4をオーバーストローク位置まで上回動させることができる。
【0041】
その後、オットマン4をオーバーストローク位置からロック初期位置に下回動させる際には、図12(e)のように、リンク機構12と回動軸22とを介してセクターギヤ27が左回動されて、オットマン4が初段ロック位置に下回動したときに〔図12(a)参照〕、セクターギヤ27のロック用ピン30がプレート29に当接することにより、ロックギヤ28がアンロック状態からロック方向に右揺動され、反転コイルスプリング33の付勢方向が反転して、ロックギヤ28が右揺動(ロック)方向に付勢された状態で鋸歯部28aがセクターギヤ27の鋸歯部27dに係合(ロック)するようになる。
。
【0042】
この初期ロック位置とオーバーストローク位置との間のオットマン4の回動に際して、板バネ材24の2枚の脚部24bが内ケース17Bの内側面17bの外面に弾性接触して、回動軸22に適度な摩擦抵抗が付与されるようになるので、オットマン4の上下回動操作がスムーズに行えるようになる。
【0043】
上記オットマン装置では、オットマン4の回動軸8よりも後方位置にケースユニット17L,17Rを配置して、回動軸22とオットマン4の回動軸8とをリンク機構12で連結したから、オットマン4の回動軸8の部分に従来のようなケースユニット(ラチェット機構26)17L,17Rを組み込むためのスペースを確保する必要が無くなるので、薄型のシートクッション2であっても容易にケースユニット(ラチェット機構26)17L,17Rを組み込むことができて、シートデザインの自由度が増すようになる。
【0044】
また、オットマン4の回動軸8の部分にケースユニット(ラチェット機構26)17L,17Rが無いから、着座者の大腿部がケースユニット(ラチェット機構26)17L,17Rに当たらなくって異物感が生じなくなる。
【0045】
上記実施形態では、図13に示すように、オットマン4の回動軸8よりも後方位置のケースユニット(ラチェット機構26)17L,17Rの回動軸22とオットマンの回動軸8とをリンク機構12を介して連結したものであったが、同図に示すように、オットマン4の回動軸8よりも下方位置のケースユニット(ラチェット機構26)17L,17Rの回動軸22´とオットマン4の回動軸8とをリンク機構12´を介して連結することもできる。勿論、回動軸は、22と22´の範囲のどの位置にあっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用シートのオットマン装置であり、(a)は初期ロック位置の斜視図、(b)は使用位置の斜視図である。
【図2】車両用シートのオットマン装置のロック解除位置の斜視図である。
【図3】オットマン装置の初期ロック位置の内部構造斜視図である。
【図4】オットマン装置であり、(a)は使用位置の内部構造斜視図、(b)はロック解除位置の内部構造斜視図である。
【図5】(a)は図3の要部拡大図、(b)は図4(a)の要部拡大図である。
【図6】(a)は図4(b)の要部拡大図、(b)はオーバーストローク位置の要部拡大斜視図である。
【図7】連結用連結軸とクリップであり、(a)は分解斜視図、(b)は組付け断面図である。
【図8】ケースユニットであり、(a)は前面側斜視図、(b)は背面側斜視図である。
【図9】ケースユニットの断面図である。
【図10】ケースユニットの分解斜視図である。
【図11】左側のケースユニットを示すオットマン装置であり、(a)は要部斜視図、(b)は分解斜視図である。
【図12】(a)〜(e)は、ラチェット機構とオットマンとの位置関係の分解図である。
【図13】ラチェット機構とオットマンとの回動軸の位置関係の側面図である。
【符号の説明】
1 車両用シート
2 シートクッション
4 オットマン
8 回動軸
9 連結用連結軸
10A,10B リンクレバー
12 リンク機構
17L,17R ケースユニット
22 回動軸
26 ラチェット機構
Claims (1)
- シートクッションの前部に上下回動可能にオットマンが支持されるとともに、このオットマンの上回動を許容し、下回動を阻止するラチェット機構が設けられた車両用シートのオットマン装置において、
上記オットマンの回動軸に対して離れた位置にラチェット機構が配置されて、このラチェット機構の回動軸とオットマンの回動軸とは、リンク機構を介して連結されていることを特徴とする車両用シートのオットマン装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003139852A JP2004338647A (ja) | 2003-05-19 | 2003-05-19 | 車両用シートのオットマン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003139852A JP2004338647A (ja) | 2003-05-19 | 2003-05-19 | 車両用シートのオットマン装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004338647A true JP2004338647A (ja) | 2004-12-02 |
Family
ID=33528746
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003139852A Pending JP2004338647A (ja) | 2003-05-19 | 2003-05-19 | 車両用シートのオットマン装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004338647A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013099468A (ja) * | 2011-11-09 | 2013-05-23 | Aisin Seiki Co Ltd | 車両用オットマン装置 |
JP2013184617A (ja) * | 2012-03-09 | 2013-09-19 | Shiroki Corp | 車両シート用オットマン装置 |
DE102018204987A1 (de) * | 2018-04-03 | 2019-10-10 | Brose Fahrzeugteile Gmbh & Co. Kommanditgesellschaft, Coburg | Verstellvorrichtung mit einer verstellbaren Fußstütze für einen Fahrzeugsitz |
-
2003
- 2003-05-19 JP JP2003139852A patent/JP2004338647A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013099468A (ja) * | 2011-11-09 | 2013-05-23 | Aisin Seiki Co Ltd | 車両用オットマン装置 |
JP2013184617A (ja) * | 2012-03-09 | 2013-09-19 | Shiroki Corp | 車両シート用オットマン装置 |
DE102018204987A1 (de) * | 2018-04-03 | 2019-10-10 | Brose Fahrzeugteile Gmbh & Co. Kommanditgesellschaft, Coburg | Verstellvorrichtung mit einer verstellbaren Fußstütze für einen Fahrzeugsitz |
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