JP2004009927A - 車両用シートのアームレスト構造 - Google Patents

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串山 智哉
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Abstract

【課題】アームレストが急激に下回動するという不具合を解消するとともに、アームレストの組付けに手間がかかるという不具合を解消できるようにする。
【解決手段】車両用シート1のシートバック3の側部に上下回動可能に取付けられたアームレスト構造であって、シートバック3の側部に固定されるケースユニット17に、アームレスト5の回動軸22が支持され、この回動軸22に、アームレスト5の回動に摩擦抵抗を付与する摩擦抵抗付与機構が設けられ、この摩擦抵抗付与機構は、ケースユニット17の内側面17bを貫通する回動軸22の内端部に中央部が支持されて、少なくとも2枚の脚部24bがケースユニット17の内側面17bに弾性接触する板バネ材24で構成されている。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用シートのアームレスト構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両用シートのシートバックの側部に上下回動可能に取付けられたアームレスト構造は提案されている(特開平6−141949号公報参照)。
【0003】
このアームレスト構造は、取付け部材に固定されるユニットベースと、ユニットベースに対して軸支された支持シャフトと、支持シャフトの回動を規制して角度を段階的に設定するロック手段とを具備して予めユニット化され、シートバックの左右の少なくともいずれかのサイドに内蔵されるとともに、ユニットベースを基とするユニット本体から延出された支持シャフトの延出部に、アームレストが一体的に回動可能に取付けられたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記アームレスト構造では、アームレストの回動に抵抗を付与する機構が無いために、ほぼ垂直上向きの収納位置で保持機構から外れると、自重によりほぼ水平前向きの使用位置に急激に下回動するという不具合がある。
【0005】
また、アームレストを支持シャフトにナットで固定するために、組付けに手間がかかるという不具合もある。
【0006】
本発明は、上記問題を解消するためになされたもので、アームレストが急激に下回動するという不具合を解消するとともに、アームレストの組付けに手間がかかるという不具合を解消できるようにした車両用シートのアームレスト構造を提供することを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、車両用シートのシートバックの側部に上下回動可能に取付けられたアームレスト構造であって、
上記シートバックの側部に固定されるケースユニットに、アームレストの回動軸が支持され、この回動軸に、アームレストの回動に摩擦抵抗を付与する摩擦抵抗付与機構が設けられていることを特徴とする車両用シートのアームレスト構造を提供するものである。
【0008】
本発明によれば、ケースユニットに支持された回動軸に、アームレストの回動に摩擦抵抗を付与する摩擦抵抗付与機構を設けたから、収納位置と使用位置との間のアームレストの回動に適度な摩擦抵抗を付与されるようになるので、収納位置のアームレストが自重で使用位置に急激に下回動するという不具合がなくなる。
【0009】
請求項2のように、上記摩擦抵抗付与機構は、ケースユニットの内側面を貫通する上記回動軸の内端部に中央部が支持されて、少なくとも2枚の脚部がケースユニットの内側面に弾性接触する板バネ材でなると、軸方向の面圧が均等になるので、安定した摩擦抵抗を付与できるとともに、板バネ材の種類や脚数を変更することで、仕様に応じた摩擦抵抗に簡単に変更することができる。
【0010】
請求項3のように、上記ケースユニット内に、アームレストの所定の回動範囲で、上回動を許容し、下回動を阻止するラチェット機構が設けられていると、シートバックを傾動させても、アームレストの角度を使いやすいように変更できるようになる。
【0011】
請求項4のように、上記ケースユニットの外側面を貫通する上記回動軸の外端部外周に軸方向凹凸部と軸回り溝とが形成される一方、上記アームレストに、上記回動軸に外方から嵌合可能なスリーブが設けられ、このスリーブの内周に、上記回動軸の軸方向溝に係合する軸方向凹凸部が形成されるとともに、このスリーブに、上記回動軸の軸回り溝にバネ力で係合可能な係合部材が設けられていると、アームレストのスリーブをケースユニットの回動軸に嵌合させる操作だけで、係合部材がバネ力で軸回り溝に係合して、アームレストを回動軸にワンタッチで固定できるので、アームレストの組付けに手間がかかるという不具合がなくなる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0013】
図1に示すように、車両用シート1は、シートクッション2と、このシートクッション2の後部に前後傾可能に支持されたシートバック3とで構成されて、このシートバック3の上部にはヘッドレスト4が取付けられるとともに、シートバック3の側部には、ほぼ垂直上向きの収納位置(実線参照)Uと、ほほ水平前向きの使用位置(二点鎖線参照)Dとの間で上下回動可能なアームレスト5が取付けられている。
【0014】
図3に示すように、上記アームレスト5は、ブラケット10に逆U字状フレーム11の両端部が固定されて骨組みが形成され、このブラケット10とフレーム11の外周囲をクッションパッドを介して表皮12で被覆することにより構成されている。
【0015】
上記アームレスト5のブラケット10には、図4に示すように、シートバック3側に突出する筒状スリーブ13が固定され、このスリーブ13の内周にはセレーション(軸方向凹凸部)13aが形成されている。また、スリーブ13の外端側の外周両側には、内周に貫通するスリット13bが形成され、このスリット13bにΩ字状バネクリップ(係合部材)14が嵌め込まれている。
【0016】
図3に示したように、上記シートバック3は、フレーム15の外周囲をクッションパッドを介して表皮16で被覆することにより構成されていて、上記フレーム15の側部15aにはケースユニット17が固定されている。
【0017】
このケースユニット17は、図5〜図7に示すように、外側面17aを有する外ケース17Aに、内側面17bを有する内ケース17Bを嵌め込んで中空箱状に構成されている。
【0018】
上記内ケース17Bの内側面17bの外面の上下位置にはボス18が固定され、下側のボス18には、外ケース17A側に突出するカシメ段部18aが形成され(図7参照)、このカシメ段部18aに外ケース17Aの下側のカシメ用穴17eを貫通させて外方からカシメ固定するとともに、後述する支持軸31に、外ケース17A側に突出するカシメ段部31aが形成され(図7参照)、このカシメ段部31aに外ケース17Aの上側のカシメ用穴17eを貫通させて外方からカシメ固定することにより、内ケース17Bに外ケース17Aが一定の間隔を隔てた状態で固定されるようになる。
【0019】
また、フレーム15側に突出する両ボス18のナット部18bに、上記フレーム15の側部15aからボルト19を螺合することにより、ケースユニット17がフレーム15の側部15aに固定されるようになる。
【0020】
上記外ケース17Aの外側面17aと内ケース17Bの内側面17bには、貫通穴17c,17dがそれぞれ形成され、内側面17bの貫通穴17cにはブッシュ(軸受け)20が外面からカシメ固定されている。
【0021】
上記アームレスト5の回動軸22は、上記各ケース17A,17Bの貫通穴17c,17dを貫通して、大径部22aが外側面17aの貫通穴17dで回動可能に支持されるとともに、内端部22bが内側面17bの貫通穴17cのブッシュ20で回動可能に支持されている。このブッシュ20に対向する回動軸22にはワッシャ23が嵌入されている。
【0022】
上記ブッシュ20から内方に突出する回動軸22の内端部22bに、側面視で略台形状の板バネ材24の中央穴24aがワッシャ25aとともに嵌入され、この内端部22bの端部に形成した小径カシメ部22cにワッシャ25bを嵌入した状態で、カシメ部22cをカシメることにより、回動軸22の外方への抜け止めをしている。
【0023】
上記板バネ材24には、左右対称な2枚の脚部24bが形成され、両脚部24bが内ケース17Bの内側面17bの外面に弾性接触することにより、回動軸22に摩擦抵抗を付与するようになる。上記脚部24bは3枚以上を形成することもできる。
【0024】
上記回動軸22の大径部22aから外方に突出する外端部22dの外周には、上記アームレスト5のスリーブ13に形成されたセレーション13aに軸方向から係合するセレーション(軸方向凹凸部)22eが形成されるとともに、スリーブ13のバネクリップ14が係合する軸回り溝22fが形成されている。
【0025】
図6〜図8に示すように、上記ケースユニット17内にはラチェット機構26が組み込まれ、このラチェット機構26は、セクターギヤ27とロックギヤ28とプレート29と反転コイルスプリング33とで基本構成されている。
【0026】
上記セクターギヤ27は、大径部22aの直ぐ後ろで回動軸22にカシメ固定されて、このセクターギヤ27の外周下側には、上記下側のボス(ストッパーピンを兼ねる)18が入り込む円弧状溝27aが形成されて、この円弧状溝27aの左端には、アームレスト5を使用位置Dで当て止める下ストッパー部27bが形成されるとともに(図8(a)参照)、右端には、アームレスト5を収納位置Uで当て止める上ストッパー部27cが形成されている(図8(d)参照)。
【0027】
また、セクターギヤ27の外周上側には、一定の円弧範囲で回動方向と反対側に立ち上がる鋸歯(ラチェット)部27dが形成されるとともに、この鋸歯部27dの左端後方位置にアンロック用立ち上がり部27eが形成されている。また、鋸歯部27dの左端近傍にはロック用ピン30が植設されている。
【0028】
上記セクターギヤ27のほぼ真上に位置する上記内ケース17Bの内側面17bの内面には支持軸31が植設され、この支持軸31にはロックギヤ28が回動可能に支持されている。このロックギヤ28の先端には、上記セクターギヤ27の鋸歯部27dに係合可能な鋸歯部28aが形成されるとともに、後端にはバネ掛け部28bが形成されて、このバネ掛け部28bと上記内ケース17Bの内側面17bに形成したバネ掛け部17fとの間に反転コイルスプリング33が張設されている。
【0029】
この反転コイルスプリング33は、ロックギヤ28が右揺動して鋸歯部28aがセクターギヤ27の鋸歯部27dに係合(ロック)する状態では、バネ掛け部28bとバネ掛け部17fとを結ぶ線より下方に支持軸31の中心が位置するので、ロックギヤ28が右揺動(ロック)方向に付勢されるとともに、ロックギヤ28が左揺動して鋸歯部28aがセクターギヤ27の鋸歯部27dから非係合(アンロック)となる状態では、バネ掛け部28bとバネ掛け部17fとを結ぶ線より上方に支持軸31の中心が位置するので、ロックギヤ28が左揺動(アンロック)方向に付勢されるようになる。つまり、反転コイルスプリング33でロックギヤ28が反転付勢されるようになる。
【0030】
上記ロックギヤ28の下部にはアンロック用突起部28cが形成され、このアンロック用突起部28cは、アームレスト5を使用位置Dから所定の回動範囲で上回動させた最大使用位置D´(図8(b)参照)以上に上回動させたときに(図8(c)参照)、セクターギヤ27のアンロック用立ち上がり部27eに当接することにより、ロックギヤ28をロック状態からアンロック状態に左揺動させるようになる。
【0031】
上記支持軸31にはプレート29が支持され、このプレート29のフック部29aがロックギヤ28のフック溝部28dに係合して、ロックギヤ28と共回動するようになる。
【0032】
上記プレート29は、下方に延在して上記セクターギヤ27のロック用ピン30の回動軌跡内の臨まされ、このプレート29は、アームレスト5を収納位置Uから所定の回動範囲で下回動させたときに(図8(e)参照)、セクターギヤ27のロック用ピン30が当接することにより、ロックギヤ28をアンロック状態からロック状態に右揺動させるようになる。このロックギヤ28がロック状態に右揺動して、鋸歯部28aがセクターギヤ27の鋸歯部27dに係合(ロック)するのは、アームレスト5が使用位置Dに下回動した状態である(図8(a)参照)。
【0033】
上記ラチェット機構26は、セクターギヤ27とロックギヤ28とプレート29と反転コイルスプリング33とで基本構成できるから、部品点数が少なく、組付け工数も少なくなるので、コスト安の製造することができる。
【0034】
上記のようなアームレスト構造であれば、シートバック3の側部にアームレスト5を組み付ける際には、シートバック3のフレーム15の側部15aにケースユニット17が予め固定されていて、図2に矢印で示すように、アームレスト5を側方からシートバック3の側部に接近させて、アームレスト5のスリーブ13のセレーション13aを回動軸22のセレーション22eに係合させながら嵌合させると、スリーブ13のバネクリップ14が回動軸22の軸回り溝22fに係合することにより、シートバック3側の回動軸22に対してアームレスト5側のスリーブ13が抜け止め状態で、かつ共回動状態で嵌合支持される。
【0035】
このように、アームレスト5のスリーブ13をケースユニット14の回動軸22に嵌合させる操作だけで、アームレスト5をケースユニット17の回動軸22にワンタッチで固定できるので、アームレスト5の組付けに手間がかからなくなる。
【0036】
そして、アームレスト5を使用位置D(図8(a)参照)に下回動させると、アームレスト5を使用できるようになる。
【0037】
このアームレスト5の使用角度を変更したい場合には、アームレスト5を上回動させると、スリーブ13と回動軸22とを介してセクターギヤ27が右回動され、このとき、セクターギヤ27の鋸歯部27dの上をロックギヤ28の鋸歯部28aが反転コイルスプリング33の付勢力に抗して逃げ勝手で滑り動くようになる。
【0038】
そして、図8(b)に示した最大使用位置D´の範囲までの間でアームレスト5の上回動を止めて、その上回動位置でアームレスト5にアーム(肘)を乗せると、アームレスト5に下回動方向の力が作用して、スリーブ13と回動軸22とを介してセクターギヤ27が左回動されようとするが、このとき、ロックギヤ28の鋸歯部28aが反転コイルスプリング33の付勢力によりセクターギヤ27の鋸歯部27dに食い込むので、アームレスト5が下回動しなくなる。このアームレスト5の使用角度の変更は、鋸歯部28aの個数に応じて段階的に行うことができる。
【0039】
アームレスト5を収納位置Uに収納する場合には、アームレスト5を最大使用位置D´以上に上回動させると、図8(c)のように、セクターギヤ27のアンロック用立ち上がり部27eがロックギヤ28のアンロック用突起部28cに当接することにより、ロックギヤ28がロック状態からアンロック状態に左揺動され、鋸歯部28aがセクターギヤ27の鋸歯部27dから非係合(アンロック)となる状態で、反転コイルスプリング33で付勢方向が反転して、ロックギヤ28が左揺動(アンロック)方向に付勢された状態で保持されるようになり、この状態のままで、図8(d)のように、アームレスト5を収納位置Uまで上回動させることができる。
【0040】
この収納位置Uと使用位置Dとの間のアームレスト5の回動に際して、板バネ材24の2枚の脚部24bが内ケース17Bの内側面17bの外面に弾性接触して、回動軸22に適度な摩擦抵抗が付与されるようになるので、アームレスト5の上下回動操作がスムーズに行えるようになる。
【0041】
特に、アームレスト5が収納位置Uにある場合には、摩擦抵抗が付与されているので、自重で使用位置Dに急激に下回動するという不具合がなくなる。
【0042】
また、摩擦抵抗付与機構が2枚の脚部24bを有する板バネ材24であるから、軸方向の面圧が均等になるので、安定した摩擦抵抗を付与できるとともに、板バネ材24の種類や脚数を変更することで、仕様に応じた摩擦抵抗に簡単に変更することができる。なお、摩擦抵抗付与機構は必ずしも板バネ材24に限られるものではなく、スプリングワッシャや圧縮スプリングのようなものであっても良い。
【0043】
一方、アームレスト5を収納位置Uから使用位置Dに下回動させる際には、図8(e)のように、スリーブ13と回動軸22とを介してセクターギヤ27が左回動されて、セクターギヤ27のロック用ピン30がプレート29に当接することにより、ロックギヤ28がアンロック状態からロック方向に右揺動され、反転コイルスプリング33の付勢方向が反転して、ロックギヤ28が右揺動(ロック)方向に付勢された状態で鋸歯部28aがセクターギヤ27の鋸歯部27dに係合(ロック)するようになる。
【0044】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかなように、本発明は、ケースユニットに支持された回動軸に、アームレストの回動に摩擦抵抗を付与する摩擦抵抗付与機構を設けたから、収納位置と使用位置との間のアームレストの回動に適度な摩擦抵抗を付与されるようになるので、収納位置のアームレストが自重で使用位置に急激に下回動するという不具合がなくなる。
【0045】
また、摩擦抵抗付与機構として、ケースユニットの内側面を貫通する回動軸の内端部に中央部が支持されて、少なくとも2枚の脚部がケースユニットの内側面に弾性接触する板バネ材を設けると(請求項2)、軸方向の面圧が均等になるので、安定した摩擦抵抗を付与できるとともに、板バネ材の種類や脚数を変更することで、仕様に応じた摩擦抵抗に簡単に変更することができる。
【0046】
さらに、ケースユニット内に、アームレストの所定の回動範囲で、上回動を許容し、下回動を阻止するラチェット機構を設けると(請求項3)、シートバックを傾動させても、アームレストの角度を使いやすいように変更できるようになる。
【0047】
さらにまた、ケースユニットの外側面を貫通する回動軸の外端部外周に軸方向凹凸部と軸回り溝とを形成する一方、アームレストに、回動軸に外方から嵌合可能なスリーブを設け、このスリーブの内周に、回動軸の軸方向溝に係合する軸方向凹凸部を形成するとともに、このスリーブに、回動軸の軸回り溝にバネ力で係合可能な係合部材を設けると(請求項4)、アームレストのスリーブをケースユニットの回動軸に嵌合させる操作だけで、係合部材がバネ力で軸回り溝に係合して、アームレストを回動軸にワンタッチで固定できるので、アームレストの組付けに手間がかかるという不具合がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両シートの斜視図である。
【図2】アームレストの組み付け前の車両シートの斜視図である。
【図3】シートバックのフレーム部分とアームレストのフレーム部分の透視的斜視図である。
【図4】スリーブとクリップであり、(a)は分解斜視図、(b)は組付け断面図である。
【図5】ケースユニットであり、(a)は前面側斜視図、(b)は背面側斜視図である。
【図6】ケースユニットの断面図である。
【図7】ケースユニットの分解斜視図である。
【図8】(a)〜(e)は、ラチェット機構とアームレストとの位置関係の分解図である。
【符号の説明】
1   車両用シート
2   シートバック
5   アームレスト
13  スリーブ
13a セレーション
14  クリップ
17  ケースユニット
17A 外ケース
17B 内ケース
17a 外側面
17b 内側面
22  回動軸
22e セレーション
22f 軸回り溝
24  板バネ材(摩擦抵抗付与機構)
24b 脚部
26  ラチェット機構

Claims (4)

  1. 車両用シートのシートバックの側部に上下回動可能に取付けられたアームレスト構造であって、
    上記シートバックの側部に固定されるケースユニットに、アームレストの回動軸が支持され、この回動軸に、アームレストの回動に摩擦抵抗を付与する摩擦抵抗付与機構が設けられていることを特徴とする車両用シートのアームレスト構造。
  2. 上記摩擦抵抗付与機構は、ケースユニットの内側面を貫通する上記回動軸の内端部に中央部が支持されて、少なくとも2枚の脚部がケースユニットの内側面に弾性接触する板バネ材でなる請求項1記載の車両用シートのアームレスト構造。
  3. 上記ケースユニット内に、アームレストの所定の回動範囲で、上回動を許容し、下回動を阻止するラチェット機構が設けられている請求項1または2記載の車両用シートのアームレスト構造。
  4. 上記ケースユニットの外側面を貫通する上記回動軸の外端部外周に軸方向凹凸部と軸回り溝とが形成される一方、上記アームレストに、上記回動軸に外方から嵌合可能なスリーブが設けられ、このスリーブの内周に、上記回動軸の軸方向溝に係合する軸方向凹凸部が形成されるとともに、このスリーブに、上記回動軸の軸回り溝にバネ力で係合可能な係合部材が設けられている請求項1〜3のいずれかに記載の車両用シートのアームレスト構造。
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