JP2889512B2 - 蝶 番 - Google Patents
蝶 番Info
- Publication number
- JP2889512B2 JP2889512B2 JP18428295A JP18428295A JP2889512B2 JP 2889512 B2 JP2889512 B2 JP 2889512B2 JP 18428295 A JP18428295 A JP 18428295A JP 18428295 A JP18428295 A JP 18428295A JP 2889512 B2 JP2889512 B2 JP 2889512B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- hinge piece
- hinge
- holder
- screw
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Hinges (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、扉を扉枠に開閉回
動自在に取り付けるための蝶番に関するものである。
動自在に取り付けるための蝶番に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の蝶番としては、一方の蝶番片の
側縁下部に設けた第一基筒と、他方の蝶番片の側縁上部
に設けた第二基筒とを、一つの中心軸にそれぞれ外嵌
し、前記両蝶番片を中心軸回りに相互に回動自在に連結
したものが一般的で、この場合、一方の蝶番片は扉に取
り付け、他方の蝶番片は扉枠に取り付けられる(例えば
実公平6−40846号公報参照)。
側縁下部に設けた第一基筒と、他方の蝶番片の側縁上部
に設けた第二基筒とを、一つの中心軸にそれぞれ外嵌
し、前記両蝶番片を中心軸回りに相互に回動自在に連結
したものが一般的で、この場合、一方の蝶番片は扉に取
り付け、他方の蝶番片は扉枠に取り付けられる(例えば
実公平6−40846号公報参照)。
【0003】そして、上記公報に記載された蝶番片に
は、その厚さ方向に貫通して螺合しかつその蝶番片から
の突出量の変化によって蝶番片の取付面に対する傾斜角
度を調整する調整ねじが設けられ、このねじの先端が前
記補強プレートに接触するようになっていて、かかる調
整ねじを回動することにより扉の左右方向の位置調整を
行うことができる。
は、その厚さ方向に貫通して螺合しかつその蝶番片から
の突出量の変化によって蝶番片の取付面に対する傾斜角
度を調整する調整ねじが設けられ、このねじの先端が前
記補強プレートに接触するようになっていて、かかる調
整ねじを回動することにより扉の左右方向の位置調整を
行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術では、
蝶番片の傾斜角度を変更することで扉を左右方向に位置
調整できるが、蝶番片を扉枠に対して前後方向(扉厚さ
方向)に位置調整できないので、戸当りに扉端部を均等
に面接触させることができない場合がある。そこで、例
えば一方の蝶番片を扉枠にねじ止めするためのねじ孔を
当該蝶番片の幅方向に長い長孔に形成することにより、
この蝶番片の扉枠に対する位置を変更できるようにして
扉の厚さ方向の位置調整を可能にすることが考えられ
る。
蝶番片の傾斜角度を変更することで扉を左右方向に位置
調整できるが、蝶番片を扉枠に対して前後方向(扉厚さ
方向)に位置調整できないので、戸当りに扉端部を均等
に面接触させることができない場合がある。そこで、例
えば一方の蝶番片を扉枠にねじ止めするためのねじ孔を
当該蝶番片の幅方向に長い長孔に形成することにより、
この蝶番片の扉枠に対する位置を変更できるようにして
扉の厚さ方向の位置調整を可能にすることが考えられ
る。
【0005】しかし、単に一方の蝶番片のねじ孔を長孔
にする手段では、一方の蝶番片をハンマー等で軽く叩い
て扉の厚さ方向の位置調整を行う必要があるので、扉を
正確な位置に調整するのに試行錯誤的な作業を要すると
ともに、扉枠の戸当たり(図3及び図11の符号8A参
照)が邪魔になってその調整作業がし辛いという欠点が
ある。
にする手段では、一方の蝶番片をハンマー等で軽く叩い
て扉の厚さ方向の位置調整を行う必要があるので、扉を
正確な位置に調整するのに試行錯誤的な作業を要すると
ともに、扉枠の戸当たり(図3及び図11の符号8A参
照)が邪魔になってその調整作業がし辛いという欠点が
ある。
【0006】本発明は、このような実状に鑑み、扉を扉
枠に対して前後方向(扉の厚さ方向)に位置調整する作
業を、極めて容易かつ確実に行える蝶番を提供すること
を目的とする。
枠に対して前後方向(扉の厚さ方向)に位置調整する作
業を、極めて容易かつ確実に行える蝶番を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明は、一方の蝶番片の側縁に設けた第一基筒と、他方の
蝶番片の側縁に設けた第二基筒とに中心軸を嵌装するこ
とにより、両蝶番片を前記中心軸回りに相互に回動自在
に連結し、一方の蝶番片を扉枠に取り付けるとともに、
他方の蝶番片を扉に取り付けるようにした蝶番におい
て、前記他方の蝶番片に、同蝶番片を扉側に取り付ける
ためのホルダーが設けられ、このホルダー内に、当該他
方の蝶番片の扉厚さ方向の位置を調整するための位置調
整手段が内装され、この位置調整手段の操作部が前記中
心軸の反対側である他方の蝶番片の端縁側に設けられて
いることを特徴とする。
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明は、一方の蝶番片の側縁に設けた第一基筒と、他方の
蝶番片の側縁に設けた第二基筒とに中心軸を嵌装するこ
とにより、両蝶番片を前記中心軸回りに相互に回動自在
に連結し、一方の蝶番片を扉枠に取り付けるとともに、
他方の蝶番片を扉に取り付けるようにした蝶番におい
て、前記他方の蝶番片に、同蝶番片を扉側に取り付ける
ためのホルダーが設けられ、このホルダー内に、当該他
方の蝶番片の扉厚さ方向の位置を調整するための位置調
整手段が内装され、この位置調整手段の操作部が前記中
心軸の反対側である他方の蝶番片の端縁側に設けられて
いることを特徴とする。
【0008】本発明では、扉を本発明に係る蝶番により
扉枠に取り付けたとき、扉が扉枠に対してその厚さ方向
に若干ずれている場合には、蝶番片の取付ねじを若干緩
めた後、位置調整手段を操作することにより扉がホルダ
ーとともに蝶番片に対してその厚さ方向に移動する。か
かる位置調整手段による調整作業を行う場合において、
当該手段の操作部(操作ねじ軸33の頭部33A)が中
心軸の反対側である他方の蝶番の端縁側に設けられてい
るので、当該操作部は扉を少し開けば戸当たりから外れ
た所に位置するとになり、このため、操作部を操作して
扉の位置を調整する際に戸当たりが邪魔になるのを回避
できる。
扉枠に取り付けたとき、扉が扉枠に対してその厚さ方向
に若干ずれている場合には、蝶番片の取付ねじを若干緩
めた後、位置調整手段を操作することにより扉がホルダ
ーとともに蝶番片に対してその厚さ方向に移動する。か
かる位置調整手段による調整作業を行う場合において、
当該手段の操作部(操作ねじ軸33の頭部33A)が中
心軸の反対側である他方の蝶番の端縁側に設けられてい
るので、当該操作部は扉を少し開けば戸当たりから外れ
た所に位置するとになり、このため、操作部を操作して
扉の位置を調整する際に戸当たりが邪魔になるのを回避
できる。
【0009】そして、上記位置調整手段は、他方の蝶番
片に固定されかつ扉厚さ方向と平行なねじ孔を有する調
整ブロックと、前記ねじ孔に螺合された操作ねじ軸とか
ら構成され、かかる調整ブロックは扉厚さ方向に移動自
在となるようにホルダー内に内装し、操作ねじ軸はホル
ダーに対して回転自在でかつ扉厚さ方向に移動不能とな
るように同ホルダー内に内装しておけばよい。
片に固定されかつ扉厚さ方向と平行なねじ孔を有する調
整ブロックと、前記ねじ孔に螺合された操作ねじ軸とか
ら構成され、かかる調整ブロックは扉厚さ方向に移動自
在となるようにホルダー内に内装し、操作ねじ軸はホル
ダーに対して回転自在でかつ扉厚さ方向に移動不能とな
るように同ホルダー内に内装しておけばよい。
【0010】この場合、操作ねじ軸を回動させると蝶番
片が固定されている調整ブロックがホルダーに対して扉
厚さ方向に移動するため、例えば蝶番片自体をハンマー
等で叩いてその位置をずらす場合に比べて、扉の位置の
微調整が容易になる。また、本発明の蝶番は、他方の蝶
番片に、その厚さ方向に貫通して螺合しかつ同蝶番片か
らの突出量の変化によって当該蝶番へのホルダーに対す
る傾斜角度を調整する調整ねじを設けることにより、扉
枠に対する左右方向の位置調整機構を兼ね備えたものに
できる(請求項2)。
片が固定されている調整ブロックがホルダーに対して扉
厚さ方向に移動するため、例えば蝶番片自体をハンマー
等で叩いてその位置をずらす場合に比べて、扉の位置の
微調整が容易になる。また、本発明の蝶番は、他方の蝶
番片に、その厚さ方向に貫通して螺合しかつ同蝶番片か
らの突出量の変化によって当該蝶番へのホルダーに対す
る傾斜角度を調整する調整ねじを設けることにより、扉
枠に対する左右方向の位置調整機構を兼ね備えたものに
できる(請求項2)。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。図面において、1は蝶番で、左右一
対の金属製蝶番片2,3と、中心軸4と、合成樹脂製の
ホルダー5と、他方の蝶番片3の扉厚さ方向(前後方
向)の位置調整手段6と、扉7の扉枠8に対する左右方
向の位置調整ねじ9とを備える。
に基づき説明する。図面において、1は蝶番で、左右一
対の金属製蝶番片2,3と、中心軸4と、合成樹脂製の
ホルダー5と、他方の蝶番片3の扉厚さ方向(前後方
向)の位置調整手段6と、扉7の扉枠8に対する左右方
向の位置調整ねじ9とを備える。
【0012】一方の前記蝶番片2は、扉枠8用でその側
縁下部に第一基筒10が設けられ、該基筒10内には前
記中心軸4の下半部4Bが嵌装されており、該蝶番片2
には、扉枠8への取付ねじ挿通孔11が複数設けられて
いる。なお、図3及び図11に示すように、扉枠8の開
口縁には、扉7の外周縁部が接当ないし近接することで
当該扉7による閉鎖を確実にする戸当たり8Aが形成さ
れている。
縁下部に第一基筒10が設けられ、該基筒10内には前
記中心軸4の下半部4Bが嵌装されており、該蝶番片2
には、扉枠8への取付ねじ挿通孔11が複数設けられて
いる。なお、図3及び図11に示すように、扉枠8の開
口縁には、扉7の外周縁部が接当ないし近接することで
当該扉7による閉鎖を確実にする戸当たり8Aが形成さ
れている。
【0013】他方の蝶番片3は、扉側用でその側縁上部
に第二基筒12が設けられ、該基筒12内に前記中心軸
4の上半部4Aが下方から相対回転可能に挿通されてい
る。そして、該蝶番片3には、幅方向中央部分の上下に
位置して、左右方向の調整ねじ孔13が厚さ方向に貫通
状に設けられ、前記調整ねじ9が螺装されている。ま
た、他方の蝶番片3の中心軸4の反対側端縁3Aには、
図5に示すように、上下方向中央部に調整ブロック嵌合
切欠部14が厚さ方向に貫通状に設けられ、該切欠部1
4の上下対称位置に調整ブロック取付用のねじ挿通切欠
部15が設けられ、また、該切欠部15の上下方向外側
に対称的に蝶番片取付ねじ挿通切欠部16,17が幅方
向に設けられており、さらに上下両端角部に切欠き18
が設けられている。
に第二基筒12が設けられ、該基筒12内に前記中心軸
4の上半部4Aが下方から相対回転可能に挿通されてい
る。そして、該蝶番片3には、幅方向中央部分の上下に
位置して、左右方向の調整ねじ孔13が厚さ方向に貫通
状に設けられ、前記調整ねじ9が螺装されている。ま
た、他方の蝶番片3の中心軸4の反対側端縁3Aには、
図5に示すように、上下方向中央部に調整ブロック嵌合
切欠部14が厚さ方向に貫通状に設けられ、該切欠部1
4の上下対称位置に調整ブロック取付用のねじ挿通切欠
部15が設けられ、また、該切欠部15の上下方向外側
に対称的に蝶番片取付ねじ挿通切欠部16,17が幅方
向に設けられており、さらに上下両端角部に切欠き18
が設けられている。
【0014】前記ホルダー5は、図1〜図4特に図6〜
図11に示しているように、蝶番片3を端縁3A側から
挿入できる収容凹部19を有する偏平箱形を呈し、該ホ
ルダー5の高さHが扉7の厚さTと略同じ寸法とされ、
かつその長さLが蝶番片3の長さl(エル)と同寸法と
されている。ホルダー5の収納凹部19は、蝶番片3の
幅の約70%が収容可能とされており、底部5Aの中央
部に前記調整手段6の操作ねじ軸保持用の段付軸孔20
が一側面(扉7への接当側面)5Bに切開状に設けられ
ている。
図11に示しているように、蝶番片3を端縁3A側から
挿入できる収容凹部19を有する偏平箱形を呈し、該ホ
ルダー5の高さHが扉7の厚さTと略同じ寸法とされ、
かつその長さLが蝶番片3の長さl(エル)と同寸法と
されている。ホルダー5の収納凹部19は、蝶番片3の
幅の約70%が収容可能とされており、底部5Aの中央
部に前記調整手段6の操作ねじ軸保持用の段付軸孔20
が一側面(扉7への接当側面)5Bに切開状に設けられ
ている。
【0015】そして、前記収容凹部19は、図10に示
すように、その入口側が幅広とされ、外側面5C側の内
面19Aが外側面5Cと平行で、扉接当側面5B側の内
面19Bが傾斜している。また、ホルダー5の長手方向
端面の開口側には、図9、図10に示すように切欠部2
1が設けられ、蝶番片3の切欠き18が嵌まるようにな
っている。
すように、その入口側が幅広とされ、外側面5C側の内
面19Aが外側面5Cと平行で、扉接当側面5B側の内
面19Bが傾斜している。また、ホルダー5の長手方向
端面の開口側には、図9、図10に示すように切欠部2
1が設けられ、蝶番片3の切欠き18が嵌まるようにな
っている。
【0016】ホルダー5の扉接当側面5Bには、中央部
に調整手段6の嵌装開口22が設けられ、該開口22に
前記段付軸孔20が連通しており、また収容凹部19の
開口側内面に、左右方向位置調整ねじ接当溝23が、前
記蝶番片3のねじ孔13に対応するように設けられ(図
11参照)、さらに、蝶番片取付ねじ挿通孔24,25
が蝶番片3の切欠部16,17に対応して設けられてい
る。
に調整手段6の嵌装開口22が設けられ、該開口22に
前記段付軸孔20が連通しており、また収容凹部19の
開口側内面に、左右方向位置調整ねじ接当溝23が、前
記蝶番片3のねじ孔13に対応するように設けられ(図
11参照)、さらに、蝶番片取付ねじ挿通孔24,25
が蝶番片3の切欠部16,17に対応して設けられてい
る。
【0017】また、前記ホルダー5には、その長手方向
両端部に扉7へのホルダー取付孔26が貫通状に設けら
れ、その外側面5Cに、蝶番片取付ねじ頭挿通孔27、
取付ねじ挿通孔28、固定ねじ回動操作工具挿通孔29
及び位置調整ねじ回動操作工具挿通孔30が夫々設けら
れている。なお、ホルダー5は、扉接当側面5Bのホル
ダー長手方向両端角部が面取り31され、扉7側の堀り
込み加工をし易いようになっている。
両端部に扉7へのホルダー取付孔26が貫通状に設けら
れ、その外側面5Cに、蝶番片取付ねじ頭挿通孔27、
取付ねじ挿通孔28、固定ねじ回動操作工具挿通孔29
及び位置調整ねじ回動操作工具挿通孔30が夫々設けら
れている。なお、ホルダー5は、扉接当側面5Bのホル
ダー長手方向両端角部が面取り31され、扉7側の堀り
込み加工をし易いようになっている。
【0018】前記位置調整手段6は、調整ブロック32
と、操作ねじ軸33とから成り、調整ブロック32がホ
ルダー5の前記収容凹部19内で、蝶番片3にその切欠
部14,15を利用して、固定ねじ34により固定され
る。即ち、前記ブロック32は、図12、図13に示し
ているように、平面視長方形で長手方向中央部に幅方向
に伸びる係合案内突起35が突設されると共に、長手方
向両端部が傾斜面とされ、前記突起35の両側に蝶番片
3への取付ねじ孔36が設けられている。また、前記突
起35の下方側面に突起35と平行に長手方向中央部に
位置して調整ねじ孔37が設けられ、前記ねじ軸33が
回転可能に螺合されている。
と、操作ねじ軸33とから成り、調整ブロック32がホ
ルダー5の前記収容凹部19内で、蝶番片3にその切欠
部14,15を利用して、固定ねじ34により固定され
る。即ち、前記ブロック32は、図12、図13に示し
ているように、平面視長方形で長手方向中央部に幅方向
に伸びる係合案内突起35が突設されると共に、長手方
向両端部が傾斜面とされ、前記突起35の両側に蝶番片
3への取付ねじ孔36が設けられている。また、前記突
起35の下方側面に突起35と平行に長手方向中央部に
位置して調整ねじ孔37が設けられ、前記ねじ軸33が
回転可能に螺合されている。
【0019】調整ブロック32は扉厚さ方向に移動自在
となるようにホルダー5内に内装されており、操作ねじ
軸33はホルダー5に対して回転自在でかつ扉厚さ方向
に移動不能となるように同ホルダー5内に内装されてい
る。すなわち、調整ブロック32及び操作ねじ軸33
は、前記ホルダー5の嵌装開口22から収容凹部19及
び軸孔20に納められ、このさい、操作ねじ軸33はそ
の軸方向に移動不能な状態であり、調整ブロック32は
軸方向に移動可能な状態とされている。
となるようにホルダー5内に内装されており、操作ねじ
軸33はホルダー5に対して回転自在でかつ扉厚さ方向
に移動不能となるように同ホルダー5内に内装されてい
る。すなわち、調整ブロック32及び操作ねじ軸33
は、前記ホルダー5の嵌装開口22から収容凹部19及
び軸孔20に納められ、このさい、操作ねじ軸33はそ
の軸方向に移動不能な状態であり、調整ブロック32は
軸方向に移動可能な状態とされている。
【0020】操作ねじ軸33は、その回動操作部である
頭部33Aが戸当たり8A側に来るようにホルダー5内
に内装されている。すなわち、位置調整手段6の操作部
である操作ねじ軸33の頭部33Aは、中心軸4の反対
側である他方の蝶番片3の端縁側に設けられていて、こ
れにより、外側(蝶番1の中心軸4の反対側)からドラ
イバー等の回動工具により、回動操作可能とされてい
る。
頭部33Aが戸当たり8A側に来るようにホルダー5内
に内装されている。すなわち、位置調整手段6の操作部
である操作ねじ軸33の頭部33Aは、中心軸4の反対
側である他方の蝶番片3の端縁側に設けられていて、こ
れにより、外側(蝶番1の中心軸4の反対側)からドラ
イバー等の回動工具により、回動操作可能とされてい
る。
【0021】そして、上記操作ねじ軸33が回転する
と、調整ブロック32がホルダー5に対して扉7の厚さ
方向(蝶番3の幅方向)に移動して、扉7がホルダー5
を介して蝶番片3に対して前後方向に移動し、扉枠8に
対する扉7の位置調整が可能となる。次に、上記実施形
態の蝶番1を用いて、扉7を扉枠8に取り付ける場合に
ついて説明する。
と、調整ブロック32がホルダー5に対して扉7の厚さ
方向(蝶番3の幅方向)に移動して、扉7がホルダー5
を介して蝶番片3に対して前後方向に移動し、扉枠8に
対する扉7の位置調整が可能となる。次に、上記実施形
態の蝶番1を用いて、扉7を扉枠8に取り付ける場合に
ついて説明する。
【0022】まず、扉枠8に、組立てられた蝶番1の一
方の蝶番片2を取り付けると共に、扉7の端面の取付位
置に堀り込み38を行い、ホルダー5にその扉接当側面
5Bの開口22から調整ブロック32及びこれに螺装さ
れた操作ねじ軸33を嵌装した後、該ホルダー5を堀り
込み38に嵌合させ、図3、図4に示すように、取付ね
じ39によりねじ挿通孔26を利用して取り付ける。
方の蝶番片2を取り付けると共に、扉7の端面の取付位
置に堀り込み38を行い、ホルダー5にその扉接当側面
5Bの開口22から調整ブロック32及びこれに螺装さ
れた操作ねじ軸33を嵌装した後、該ホルダー5を堀り
込み38に嵌合させ、図3、図4に示すように、取付ね
じ39によりねじ挿通孔26を利用して取り付ける。
【0023】続いて、すでに扉枠8に固定されている蝶
番1の蝶番片3に、ホルダー5を外嵌させて、蝶番片3
を取付ねじ40によりホルダー5と共に扉7に仮固定
し、調整ブロック32を固定ねじ34により蝶番片3に
固定する。なお、このとき、蝶番片3のねじ孔13に前
記左右方向位置調整ねじ9を螺装しておく。そこで、ま
ず、扉7が扉枠8に対して左右にずれているときは、取
付ねじ40を若干緩めた後、扉7を開けた状態で左右方
向位置調整ねじ9を、ドライバーにより左又は右に回動
させることにより、ホルダー5に対する蝶番片3の傾斜
角度θが変化し、扉7が左右方向に若干移動し、適正な
位置にセットされると、取付ねじ40を本締めする。
番1の蝶番片3に、ホルダー5を外嵌させて、蝶番片3
を取付ねじ40によりホルダー5と共に扉7に仮固定
し、調整ブロック32を固定ねじ34により蝶番片3に
固定する。なお、このとき、蝶番片3のねじ孔13に前
記左右方向位置調整ねじ9を螺装しておく。そこで、ま
ず、扉7が扉枠8に対して左右にずれているときは、取
付ねじ40を若干緩めた後、扉7を開けた状態で左右方
向位置調整ねじ9を、ドライバーにより左又は右に回動
させることにより、ホルダー5に対する蝶番片3の傾斜
角度θが変化し、扉7が左右方向に若干移動し、適正な
位置にセットされると、取付ねじ40を本締めする。
【0024】また、扉7が扉枠8に対して、前後方向
(厚さ方向)にずれているときは、取付ねじ40を若干
緩めた後、位置調整手段6の操作ねじ軸33を扉7をや
や開けた状態でドライバーで回動させることにより、蝶
番片3の取付孔がその幅方向に切欠された切欠部16,
17であるから、調整ブロック32がホルダー5に対し
て相対的に移動する。
(厚さ方向)にずれているときは、取付ねじ40を若干
緩めた後、位置調整手段6の操作ねじ軸33を扉7をや
や開けた状態でドライバーで回動させることにより、蝶
番片3の取付孔がその幅方向に切欠された切欠部16,
17であるから、調整ブロック32がホルダー5に対し
て相対的に移動する。
【0025】すると、蝶番片3が固定側に取り付けられ
ているので、操作ねじ軸33を介してホルダー5が移動
して、ホルダー5が固定されている扉7を前後方向に動
かし、適正位置になると取付ねじ40を本締めすればよ
い。この場合、位置調整手段6の操作部である頭部33
Aが中心軸4の反対側である他方の蝶番片3の端縁側に
設けられているので、扉7を少し開けて頭部33Aを戸
当たり8Aから外れた所に位置させれば、扉の位置調整
に際して戸当たり8Aの存在が邪魔になることがない。
ているので、操作ねじ軸33を介してホルダー5が移動
して、ホルダー5が固定されている扉7を前後方向に動
かし、適正位置になると取付ねじ40を本締めすればよ
い。この場合、位置調整手段6の操作部である頭部33
Aが中心軸4の反対側である他方の蝶番片3の端縁側に
設けられているので、扉7を少し開けて頭部33Aを戸
当たり8Aから外れた所に位置させれば、扉の位置調整
に際して戸当たり8Aの存在が邪魔になることがない。
【0026】なお、位置調整後は、操作ねじ軸33がホ
ルダー5内での軸方向移動を拘束されているので、位置
が狂うことはない。また、前記調整手段6はねじ機構を
採用しているので、調整を無段階に行うことができる。
本発明の実施形態によれば、ホルダー5を扉7に取り付
けたままで、しかも蝶番片取付ねじ40を緩めるだけの
状態で、左右及び前後方向の位置調整を容易にかつ確実
にしてしかも能率的に行うことができる。
ルダー5内での軸方向移動を拘束されているので、位置
が狂うことはない。また、前記調整手段6はねじ機構を
採用しているので、調整を無段階に行うことができる。
本発明の実施形態によれば、ホルダー5を扉7に取り付
けたままで、しかも蝶番片取付ねじ40を緩めるだけの
状態で、左右及び前後方向の位置調整を容易にかつ確実
にしてしかも能率的に行うことができる。
【0027】本発明は、上記実施形態に限定されるもの
ではなく、ホルダー5は外側面5Cを分割して蓋とした
構成とすることができ、また、中心軸4は従来構造の上
下位置調整機構を組み込んだものとするなど、適宜設計
変更可能である。
ではなく、ホルダー5は外側面5Cを分割して蓋とした
構成とすることができ、また、中心軸4は従来構造の上
下位置調整機構を組み込んだものとするなど、適宜設計
変更可能である。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
戸当たりが邪魔にならずに操作部を操作して扉の厚さ方
向位置を調整できるので、その位置調整を容易かつ確実
に行える。また、本発明によれば、調整手段として調整
ブロックとこれに螺合した操作ねじ軸を採用しているの
で、扉の位置の微調整を容易にできる。
戸当たりが邪魔にならずに操作部を操作して扉の厚さ方
向位置を調整できるので、その位置調整を容易かつ確実
に行える。また、本発明によれば、調整手段として調整
ブロックとこれに螺合した操作ねじ軸を採用しているの
で、扉の位置の微調整を容易にできる。
【0029】更に、請求項2に記載の発明によれば、蝶
番片にホルダーに対する傾斜角度を統制する調整ねじを
螺合してあるので、扉の左右方向の位置調整を併せて行
えるようになる。
番片にホルダーに対する傾斜角度を統制する調整ねじを
螺合してあるので、扉の左右方向の位置調整を併せて行
えるようになる。
【図1】本発明の一実施形態を示す正面図である。
【図2】図1のA矢視図である。
【図3】図2の状態から扉を閉じた状態を示す図面であ
る。
る。
【図4】図3のB矢視図である。
【図5】同実施形態における扉側に取り付ける蝶番片の
正面図である。
正面図である。
【図6】同実施形態におけるホルダーの正面図である。
【図7】図6の上面図である。
【図8】図6の下面図である。
【図9】図8のC−C線断面図である。
【図10】図9のD−D線断面図である。
【図11】図4のE−E線断面図である。
【図12】同実施形態における調整ブロックの正面図で
ある。
ある。
【図13】図12のF−F線断面図である。
【図14】同実施形態における操作ねじ軸である。
1 蝶番 2 一方の蝶番片 3 他方の蝶番片 3A 端縁 4 中心軸 5 ホルダー 6 位置調整手段 7 扉 8 扉枠 8A 戸当たり 9 調整ねじ 10 第一基筒 11 第二基筒 13 調整ねじ孔 32 調整ブロック 33 操作ねじ軸 33A 頭部(操作部) 37 ねじ孔
Claims (2)
- 【請求項1】 一方の蝶番片(2)の側縁に設けた第一
基筒(10)と、他方の蝶番片(3)の側縁に設けた第
二基筒(11)とに中心軸(4)を嵌装することによ
り、両蝶番片(2)(3)を前記中心軸(4)回りに相
互に回動自在に連結し、一方の蝶番片(2)を扉枠
(8)に取り付けるとともに、他方の蝶番片(3)を扉
(7)に取り付けるようにした蝶番において、 前記他方の蝶番片(3)に、同蝶番片(3)を扉(7)
側に取り付けるためのホルダー(5)が設けられ、この
ホルダー(5)内に、当該他方の蝶番片(3)の扉厚さ
方向の位置を調整するための位置調整手段(6)が内装
され、 この位置調整手段(6)の操作部(33A)が前記中心
軸(4)の反対側である他方の蝶番片(3)の端縁側に
設けられ、 前記位置調整手段(6)は、他方の蝶番片(3)に固定
されかつ扉厚さ方向と平行なねじ孔(37)を有する調
整ブロック(32)と、前記ねじ孔(37)に螺合され
た操作ねじ軸(33)とからなり、 前記調整ブロック(32)は扉厚さ方向に移動自在とな
るようにホルダー(5)内に内装されており、前記操作
ねじ軸(33)はホルダー(5)に対して回転自在でか
つ扉厚さ方向に移動不能となるように同ホルダー(5)
内に内装され ていることを特徴とする記載の蝶番。 - 【請求項2】 他方の蝶番片(3)に、その厚さ方向に
貫通して螺合しかつ同蝶番片(3)からの突出量の変化
によって当該蝶番片(3)のホルダー(5)に対する傾
斜角度(θ)を調整する調整ねじ(9)が設けられてい
る請求項1に記載の蝶番。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18428295A JP2889512B2 (ja) | 1995-07-20 | 1995-07-20 | 蝶 番 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18428295A JP2889512B2 (ja) | 1995-07-20 | 1995-07-20 | 蝶 番 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0932400A JPH0932400A (ja) | 1997-02-04 |
JP2889512B2 true JP2889512B2 (ja) | 1999-05-10 |
Family
ID=16150599
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18428295A Expired - Fee Related JP2889512B2 (ja) | 1995-07-20 | 1995-07-20 | 蝶 番 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2889512B2 (ja) |
-
1995
- 1995-07-20 JP JP18428295A patent/JP2889512B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0932400A (ja) | 1997-02-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7900662B2 (en) | Power tool with base clamp | |
JP2001262920A (ja) | 蝶 番 | |
JP2889512B2 (ja) | 蝶 番 | |
JP2791646B2 (ja) | 扉支持装置 | |
JP2789439B2 (ja) | ドア用のピボット金具 | |
JP2785105B2 (ja) | ドアの取付調整装置 | |
JP3556751B2 (ja) | 扉開閉装置 | |
JP2577860B2 (ja) | 扉用蝶番 | |
JP2594015B2 (ja) | 扉開閉装置 | |
JP2828202B2 (ja) | ラッチ受け金具 | |
JP3556752B2 (ja) | 扉開閉装置 | |
JP2859103B2 (ja) | 扉開閉装置 | |
JP2002213136A (ja) | 蝶 番 | |
JP3738023B2 (ja) | 扉開閉装置 | |
JP3418345B2 (ja) | ピボットヒンジ | |
JP4026021B2 (ja) | フロアヒンジ | |
JPH07608Y2 (ja) | ピボットヒンジ | |
JP2572650Y2 (ja) | 扉閉鎖順位調整器 | |
JP3073432B2 (ja) | 蝶 番 | |
JP2605787Y2 (ja) | ドア錠受金具 | |
JP2831329B2 (ja) | 蝶 番 | |
JP2001082005A (ja) | 鎌錠の受金具 | |
JPH07317474A (ja) | 門扉取付用ヒンジ | |
JP2000291322A (ja) | 吊り戸の走行体 | |
JPH0776969A (ja) | 扉開閉装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |