JP2859103B2 - 扉開閉装置 - Google Patents
扉開閉装置Info
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Description
して室内に設置する扉を開閉自在に取付けるものに関す
る。
とえば、実公平4−20119号公報に記載されている
ように、柱の上下端部に取付ける一方の取付部材を有
し、その下端部に配設する取付部材には支軸を一体に立
設固定するとともに、その上端部に配設する取付部材の
軸受孔には上下方向の支軸を挿脱自在に設け、扉の上下
端部に取付ける他方の取付部材には軸受体をそれぞれ一
体に突出形成し、この上下の軸受体に形成された収容凹
部内には前記上下の支軸を挿通する軸受孔を有する軸受
板部を移動調節自在に収容し、下端部の他方の取付部材
の軸受体の軸受孔には下端部に配設する一方の取付部材
の支軸を回動自在に嵌挿し、上端部の他方の取付部材の
軸受体の軸受孔と上端部の一方の取付部材の軸受孔とを
連通状態に位置合わせするとともに、この上下の軸受孔
には支軸を上下方向から回動自在に嵌挿する構造が知ら
れている。
では、上端部に配設する一方の取付部材と他方の取付部
材との連結に際しては、その相互の軸受孔を連通状態に
位置合わせするとともに、この上下の軸受孔に支軸を挿
通する必要があるため、一方の取付部材と他方の取付部
材との連結操作に手数を要し、また、その支軸は上下方
向から上下の軸受孔に挿通するため、扉の上端部とこの
扉を取付ける枠体の上部枠または天井との間のスペース
が小さい場合には上下の軸受孔に対しては上方から支軸
を挿通することができない、という問題がある。
もので、一方のヒンジ部材と他方のヒンジ部材とを水平
方向からワンタッチで簡単に連結することができ、一方
のヒンジ部材を固着する固定枠体と他方のヒンジ部材を
固着する扉体の上端部との間のスペースが小さい場合に
も一方のヒンジ部材と他方のヒンジ部材とをワンタッチ
で簡単に連結することができ、したがって、固定枠体に
対する扉体の取付け作業が簡単かつ容易で、扉体を円滑
に開閉できる扉開閉装置を提供することを目的とするも
のである。
置は、固定枠体に固着される一方のヒンジ部材と、扉体
に固着され前記一方のヒンジ部材に回動自在に支持され
る他方のヒンジ部材とからなり、前記一方のヒンジ部材
は、前記固定枠体に水平状に配設固着される支持アーム
を有し、この支持アームの先端部に挿入部を開口した案
内凹部を形成し、この案内凹部の両側部に一対のカムを
それぞれ水平方向に回動自在に軸支し、この一対のカム
を常時前記案内凹部内に突出させる方向に附勢するスプ
リングを設け、前記他方のヒンジ部材は、前記扉体に固
着される連動アームを有し、この連動アームの先端部に
前記支持アームの案内凹部内に挿入する回動中心軸を上
方に向かって垂直状に突出し、前記回動中心軸を水平方
向の移動により前記挿入部から一対のカムに抗して案内
凹部内に挿入し、この案内凹部及び一対のカムにて回動
中心軸を回動自在に支持するものである。
載の扉開閉装置において、その一方のヒンジ部材の支持
アームは、一対のカムをスプリングに抗して開放方向に
回動操作する操作レバーを有するとともに、案内凹部の
内端部に位置してスプリングを介して進退自在に設けた
軸受体を有し、この軸受体及び一対のカムにて回動中心
軸を回動自在に挟持するものである。
部材を固定枠体の所定位置に固着するとともに、他方の
ヒンジ部材を扉体の所定位置に固着する。
部材の支持アームの先端部に形成された案内凹部の挿入
部に対して、扉体に固着した他方のヒンジ部材の連結ア
ームの先端部に垂直状に突出された回動中心軸を水平移
動して押し込むと、この回動中心軸にて一対のカムが押
動され、この一対のカムがそれぞれの支軸を中心として
スプリングに抗してそれぞれ案内凹部から退避する開放
方向に向かって回動される。
過して案内凹部の内端部に押し込まれると、この一対の
カムはそれぞれの支軸を中心としてスプリングの復帰力
によって案内凹部に向かって復帰回動され、この案内凹
部の内端部及び一対のカムにて回動中心軸が回動自在に
支持される。
ムに対して他方のヒンジ部材の連結アームがワンタッチ
で簡単に連結支持される。そして、この他方のヒンジ部
材を有する扉体は固定枠体に固着された一方のヒンジ部
材の支持アームに支持された回動中心軸を中心として円
滑に開閉回動される。
ムの案内凹部の挿入部に対して回動中心軸を水平移動し
て押し込むと、この回動中心軸が一対のカムの間を通過
して案内凹部の内端部に設けた軸受体に向かって押し込
まれ、この回動中心軸にて軸受体がスプリングに抗して
後退され、この軸受体及び一対のカムにて回動中心軸が
回動自在に挟持される。
方のヒンジ部材がワンタッチで簡単に連結支持され、こ
の他方のヒンジ部材を有する扉体は固定枠体に固着され
た一方のヒンジ部材の支持アームに挟持された回動中心
軸を中心として円滑に開閉回動される。
して説明する。
された上下方向の柱状の竪枠で、この左右の竪枠1の上
端部間には固定枠体としての上部枠3が水平状に配設固
定されている。また、4は前記出入口2を開閉する扉体
である。
る上端部がトップピボット機構5にて前記上部枠3の一
端部に対して開閉自在に支持されている。また、前記扉
体4の幅方向の一端部における下端近傍部がボトムピボ
ット機構6にて前記トップピボット機構5側に位置する
一方の竪枠1の下端近傍部に対して開閉自在に支持され
ている。すなわち、扉体4は一端部における上下端部に
配設されたトップピボット機構5及びボトムピボット機
構6にて開閉自在に支持されている。
3の一端部に固着される一方のヒンジ部材7と、前記扉
体4の一端部における上端部に固着される他方のヒンジ
部材8とにより構成されている。
上部枠3の一端部に水平状に配設固着される支持アーム
9を有し、この支持アーム9は、その基端部に前記上部
枠3の一端部に形成された埋設凹部10内に嵌合して固定
される平面視横長矩形状の取付基板11を有し、この取付
基板11には複数の取付孔12がそれぞれ離間して形成され
ている。
に向かって突出された突出部13が一体に形成され、この
突出部13の先端部には平面視略四角形状の連結体14が一
体に形成され、この連結体14には手前側(取付基板11と
反対側)の先端部に後述する回動中心軸を挿入する挿入
部15を開口した案内凹部16が前記取付基板11に向かって
形成され、この案内凹部16の両側部には収容凹部17がそ
れぞれ形成されているとともに、前記案内凹部16の内端
部より取付基板11側には収容凹部18が形成され、この収
容凹部18の手前側の一端部には係合突部19が前記案内凹
部16に向かって一体に突設されている。
は上下方向の支軸20がそれぞれ一体に突出され、この両
側部の支軸20には前記収容凹部17に収容された一対のカ
ム21がそれぞれ前記案内凹部16を開閉するように水平方
向に回動自在に軸支されている。また、前記一方の支軸
20に軸支した一方のカム21の先端部には連動ピン22が上
方に向かって垂直状に一体に突出され、前記他方の支軸
20に軸支した他方のカム21には操作レバー23が一体に突
設され、この操作レバー23の操作部24は前記他方の収容
凹部17の外側部に開口された案内口25から外方に向かっ
て進退自在に突出されている。そして、前記操作レバー
23の回動操作により支軸20を中心として他方のカム21は
前記案内凹部16に対して進退されるようになっている。
状の摺動凹部26がそれぞれ形成され、この一対のカム21
の摺動凹部26にて略半円状の摺動部が形成されるように
なっている。また、前記一対のカム21の支軸20にはスプ
リング27がそれぞれ捲回され、この両側部のスプリング
27の一端部がそれぞれの収容凹部17の外側壁に係止され
ているとともに、この両側部のスプリング27の他端部が
それぞれのカム21の側壁に係止されている。
ング27にて支軸20を回動中心として常時前記案内凹部16
内に突出させる方向に向かって附勢され、この一対のカ
ム21はそれぞれの収容凹部17の手前側の側壁のストッパ
ー28に係止されて両側部から案内凹部16内に突出されて
いる。
は矩形板状の軸受体29が収容され、この軸受体29の手前
側の前端部には円弧状の摺動凹部30が形成され、この摺
動凹部30の一端部に続く外側部には前記係合突部19に係
合する係合段部31が形成されているとともに、前記摺動
凹部30の他端部に続く外側部には前記操作レバー23の内
端部の切欠凹部32内に進退自在に挿入した挿入突部33が
形成されている。
部が対向する前記収容凹部18の内壁との間の両側部には
スプリング34がそれぞれ介在されている。そして、前記
両側部のスプリング34にて前記軸受体29が常時前記一対
のカム21に向かって附勢され、この軸受体29の係合段部
31が前記係合突部19に係合されて位置決めされ、この軸
受体29の摺動凹部30と前記一対のカム21の摺動凹部26か
らなる略半円状の摺動部とにより後述する回動中心軸を
回動自在に挟持するようになっている。
カバー体35が複数のねじ36にて設置固定され、このカバ
ー体35には前記連結体14の案内凹部16に連通する連通凹
部37が形成され、この連通凹部37の手前側の両側部には
前記一対のカム21を軸支した両側部の支軸20を嵌挿した
挿通孔38がそれぞれ形成されているとともに、この連通
凹部37の内方における一側部には前記一方のカム21の連
動ピン22の移動を案内する案内孔39が形成されている。
記他方の支軸20には挿通孔40を介して操作レバー41が水
平方向に回動自在に軸支され、この操作レバー41には前
記一方のカム21の連動ピン22を挿通した弧状の案内溝42
が形成されている。また、前記操作レバー41の一端部に
おける裏面には前記他方の支軸20の外方部に位置して連
結体14の外縁部に対して係脱自在に当接する当接段部43
が形成されている。また、前記操作レバー41の一端部が
前記操作レバー23の操作部24にねじ44にて一体に固着さ
れている。
により一方のカム21は支軸20を中心として案内凹部16か
ら後退する方向に向かって回動操作されると同時に他方
のカム21は操作レバー41の案内溝42にて連動される連動
ピン22により支軸20を中心として案内凹部16から後退す
る方向に向かって回動操作されるように連動連結されて
いる。
扉体4の上端部に形成された取付凹部45に係合する上下
方向の本体ケース46を有し、この本体ケース46には連動
アーム47が前後方向に位置調節自在に取着されている。
前記本体ケース46は、取付基板48と、この取付基板48の
一側面部を被覆する蓋体49とからなっている。
部に前記蓋体49を当接する当接部50が上下対称的に形成
されているとともに、この上下の当接部50の幅方向の一
端部間には係合縁部51が当接部50と同一平面に形成さ
れ、この上下の当接部50の相対する縁部には係合突部52
が当接部50と同一平面に垂直状に突出形成され、この上
下の係合突部52及び前記上下の当接部50には複数のねじ
孔53がそれぞれ形成されている。
部50及び係合縁部51間には係合段部54が形成され、この
係合段部54の上下方向の中間部にはねじ孔55が形成さ
れ、このねじ孔55を中心として係合段部54の幅方向には
凹凸溝からなる滑り止面56が形成されている。また、前
記蓋体49の上下部には前記取付基板48の上下部の各ねじ
孔53に連通する複数の挿通孔57が形成されているととも
に、その上下方向の中間部には後述する調節ボルトを挿
通するとともにボルト頭部の回動を案内する大径の案内
孔58が形成されている。
板48の係合段部54に係合する係合板59を有し、この係合
板59の上端部及び下端部には前記取付基板48の上下の係
合突部52に対して係脱する係合突部60,61を両側部に有
する係合凹部62がそれぞれ形成され、その上下方向の中
間部には前記取付基板48の中間部のねじ孔55に連通する
幅方向に長い調節孔63が形成され、この調節孔63を中心
として係合板59の幅方向には前記取付基板48の滑り止面
56に係合する滑り止面64が形成されている。
記係合板59を係合し、かつ、その上下の係合突部52を係
合板59の上下の係合凹部62内に配設した状態で前記調節
孔63から前記ねじ孔55に調節ボルト65が進退自在に挿通
螺合されているとともに、この調節ボルト65のボルト頭
部66が調節孔63の開口縁部に係合されるようになってい
る。
び係合縁部51に前記係合板59を介して前記蓋体49を当接
し、この蓋体49は上下の相対する中間部の挿通孔57から
取付基板48の上下の係合突部52のねじ孔53に螺着された
上下のビス(図示せず)にて取付基板48に取着されてい
る。そして、蓋体49の中間部の案内孔58内に位置する前
記ボルト頭部66を回動操作して調節ボルト65を弛緩し、
この調節ボルト65を中心として取付基板48に対して係合
板59が前後方向に進退調節されるようになっている。
手前側に向かって突出した突出部67が形成され、この突
出部67には平面視略矩形状の支持体68が水平状に一体に
形成されている。また、前記支持体68には上面部を開放
した平面視略矩形状の収容凹部69が形成され、この収容
凹部69の四隅には上下方向のねじ孔70を有する係合突部
71がそれぞれ形成されている。また、前記収容凹部69の
中心部には前後方向に長い略楕円形状の係合孔72が上下
方向に貫通して形成されている。
状のスライダー73が左右方向に摺動自在に収容されてい
る。このスライダー73は、その左右部に前記前後の係合
突部71間に係脱自在に係合する係合部74を有するととも
に、その前後部に前記左右の係合突部71間に係脱自在に
係合する一対の係合突片75がそれぞれ一体に突出形成さ
れ、この前後部の一対の係合突片75間には前記収容凹部
69の前後の側壁76に沿って摺動する合成樹脂製の摺動体
77が嵌合され、その中心部には上下方向に貫通した挿通
孔78が形成されている。
動中心軸としての上下方向の偏心軸79が上方に向かって
回動自在に突出され、この偏心軸79の下端部には前記係
合孔72内に係合する円盤形状の操作部80がその偏心位置
において一体に形成され、この操作部80にはドライバー
を係合する係合溝81が直径方向に形成されている。ま
た、前記偏心軸79の略中間部に形成された環状凹部82に
は前記スライダー73の上部に位置してストップリング83
が嵌合され、このストップリング83及び前記操作部80に
て前記偏心軸79が回動自在に位置決めされている。
とにより、この操作部80が前記係合孔72に係合案内され
て回動されるとともに、この操作部80と一体の偏心軸79
がスライダー73を左右方向に摺動しつつ左右方向に偏心
回動され、かつ、このスライダー73にて左右方向に移動
された偏心軸79が支持されるようになっている。また、
前記偏心軸79は、水平方向の移動により前記一方のヒン
ジ部材7の連結体14に形成された挿入部15から一対のカ
ム21に抗して案内凹部16内に挿入されるようになってい
る。
イダー73の上部を被覆する蓋体84が配設され、この蓋体
84の中心部には前記偏心軸79を移動自在に挿通した左右
方向に長い案内孔85が形成されている。そして、前記蓋
体84の四隅に形成された取付孔86から前記支持体68の四
隅に形成されたねじ孔70に螺着した各ねじ87にて支持体
68上に蓋体84が取着されている。
記竪枠1の下端近傍部に固着される一方のヒンジ部材88
と、前記扉体4の下端部に固着される他方のヒンジ部材
89とにより構成されている。
視略L字形状に形成された支持アーム90を有し、この支
持アーム90の一端部に形成された板状の垂直状の取付基
板91の上下には複数の取付孔92が形成され、この支持ア
ーム90の他端部に形成された板状の水平状部93の先端部
には円筒状のボトム94が形成され、このボトム94の上端
部にはピボット95が上方に向かって垂直状に一体に突出
され、このピボット95の先端部は円錐形状の支持部95a
として形成されている。そして、前記支持アーム90の取
付基板91は前記竪枠1の下端近傍部に形成された取付凹
部96に係合して螺着されるようになっている。
ップピボット機構5の他方のヒンジ部材8と略同様の構
造を有しているので、この他方のヒンジ部材8と同様の
構造の部分については他方のヒンジ部材8に用いた符号
を記載して説明を省略する。しかして、その連動アーム
47の突出部67には円柱状の係合体97が一体に形成され、
この係合体97内には、その上下方向の略中間部から下端
部にかけて円錐形状の係合孔98が下方を開口して形成さ
れ、この係合孔98の上端部にはこの係合孔98に連通した
摺動孔99が形成されているとともに、この摺動孔99の上
端部にはこの摺動孔99の直径より大径のねじ孔100 が上
下方向に貫通して形成されている。
された円柱状の中間部材101 が上下方向に摺動自在に嵌
合され、この中間部材101 の下端部には前記ピボット95
の先端部の支持部95a に回動自在に嵌合支持される嵌合
凹部102 が形成されている。また、前記ねじ孔100 には
調節ボルト103 が回動により上下方向に進退自在に螺合
され、この調節ボルト103 の上端部にはドライバー係合
溝104 が形成されている。
下方向に移動調節することにより、ピボット95の先端部
の支持部95a に嵌合支持される中間部材101 が上下動さ
れ、この連動アーム47を取付けた扉体4が上下方向に高
さ調節されるようになっている。なお、中間部材101 は
ピボット95の先端部の支持部95a に嵌合しない状態であ
っても摺動孔99に嵌合支持され、摺動孔99から落下する
ことがないようになっている。
7の取付基板11を上部枠3の埋設凹部10内に配設し、こ
の取付基板11の各取付孔12から上部枠3に対して各固定
ねじ105 を捩じ込み、この各固定ねじ105 にて上部枠3
の埋設凹部10に一方のヒンジ部材7の取付基板11を固着
することにより、この一方のヒンジ部材7の連結体14は
手前側に突出した状態で配設支持される。
ジ部材8の連動アーム47を蓋体49との間に挟持した本体
ケース46を扉体4の上端部に形成された取付凹部45に配
設し、この蓋体49の上下端部の各挿通孔57から本体ケー
ス46の上下端部の各ねじ孔53に螺合した各固定ねじ106
を扉体4に捩じ込み、この各ねじ孔53にて扉体4の取付
凹部45に他方のヒンジ部材8の本体ケース46を固着する
ことにより、この他方のヒンジ部材8の連動アーム47の
支持体68は手前側に突出した状態で配設支持される。
調節ボルト65のボルト頭部66を回動操作して調節ボルト
65を弛緩すると、連動アーム47の固着が解除される。そ
して、調節ボルト65を中心として調節孔63の範囲内で連
動アーム47を本体ケース46に対して前後方向に進退調節
するとともに、その設定位置において調節ボルト65を再
び取付基板48のねじ孔55に締着することにより、取付基
板48の滑り止面56と連動アーム47の滑り止面64が噛合さ
れて連動アーム47が調節された状態で位置固定され、こ
の連動アーム47の支持体68すなわち支持体68に突出され
た偏心軸79が前後方向に調節設定される。
回動操作すると、この操作部80は係合孔72に係合案内さ
れて回動されるとともに、この操作部80と一体の偏心軸
79がスライダー73を左右方向に摺動しつつ左右方向に偏
心回動され、かつ、このスライダー73にて左右方向に移
動調節された偏心軸79が支持される。この場合、スライ
ダー73は前後の一対の係合突片75間に摺動体77を有する
ので、この前後の摺動体77にて偏心軸79の左右方向への
偏心回動に連動されるスライダー73は支持体68の前後の
側壁76に沿って摺動される。そして、係合孔72に対する
操作部80の係合及び支持体68の前後の側壁76に対するス
ライダー73の前後の摺動体77の係合により偏心軸79は設
定位置において確実に支持される。
ンジ部材88の取付基板91を竪枠1の下端近傍部に形成さ
れた取付凹部96内に配設し、この取付基板91の各取付孔
92から竪枠1に対して各固定ねじ107 を捩じ込み、この
各固定ねじ107 にて竪枠1の取付凹部96に一方のヒンジ
部材88の取付基板91を固着することにより、この一方の
ヒンジ部材88のボトム94及びこのボトム94上のピボット
95は手前側に突出した状態で配設支持される。
ジ部材89の連動アーム47を蓋体49との間に挟持した本体
ケース46を扉体4の下端部に形成された取付凹部108 に
配設し、この蓋体49の上下端部の各挿通孔57から本体ケ
ース46の上下端部の各ねじ孔53に螺合した各固定ねじ10
9 を扉体4に捩じ込み、この各固定ねじ109 にて扉体4
の取付凹部108 に他方のヒンジ部材89の本体ケース46を
固着することにより、この他方のヒンジ部材89の連動ア
ーム47の係合体97は手前側に突出した状態で配設支持さ
れる。
調節ボルト65のボルト頭部66を回動操作して調節ボルト
65を弛緩すると、連動アーム47の固着が解除される。そ
して、調節ボルト65を中心として調節孔63の範囲内で連
動アーム47を本体ケース46に対して前後方向に進退調節
するとともに、その設定位置において調節ボルト65を再
び取付基板48のねじ孔55に締着することにより、取付基
板48の滑り止面56と連動アーム47の滑り止面64が噛合さ
れて連動アーム47が調節された状態で位置固定され、こ
の連動アーム47の係合体97が前後方向に調節設定され
る。
103 のボルト頭部を回動操作して調節ボルト103 を上下
方向に移動調節することにより、この調節ボルト103 の
下端部の中間部材101 が後述するピボット95に対する嵌
合位置が上下方向に調節設定される。
1及び上部枠3にセットする場合には、竪枠1の下端近
傍部に固着されたボトムピボット機構6の一方のヒンジ
部材88のピボット95に対して、扉体4の下端部に固着さ
れたボトムピボット機構6の他方のヒンジ部材89の係合
体97をその係合孔98を介して上方向から嵌合すると、こ
のピボット95の先端部の円錐形状の支持部95a に対して
係合体97に設けた中間部材101 の下端部の嵌合凹部102
が嵌合される。
に形成されているため、この係合孔98とピボット95の支
持部95a とは軸線上から位置ずれしている際にはピボッ
ト95の支持部95a に対して係合体97は係合孔98の傾斜面
に案内されて位置ずれを修正する状態で容易に嵌合され
る。そして、ピボット95の支持部95a 上には中間部材10
1 を介して係合体97が嵌合支持され、かつ、このボトム
ピボット機構6にて扉体4の下端部が開閉回動自在に支
持される。この際、ピボット95の支持部95a は円錐形状
に形成されているとともに、この支持部95a に嵌合した
弧状の嵌合凹部102 を有する中間部材101 は合成樹脂に
て成形されているため、扉体4の下端部は円滑に開閉回
動される。
ト機構5の一方のヒンジ部材7の連結体14に形成された
案内凹部16の挿入部15に対して、扉体4に固着したトッ
プピボット機構5の他方のヒンジ部材8の支持体68に垂
直状に突出された偏心軸79を前方から水平移動して押し
込むと、この偏心軸79にて一対のカム21,21が押動さ
れ、この一対のカム21,21がそれぞれの支軸20を中心と
してスプリング27に抗してそれぞれ案内凹部16から後退
退避する開放方向に向かって回動される。
の間から案内凹部16の内端部に向かって押し込まれる
と、この偏心軸79にて案内凹部16の内端部に設けた軸受
体29が両側部のスプリング34に抗して後退され、この偏
心軸79が一対のカム21,21の間から外れるとともに、一
対のカム21,21はそれぞれの支軸20を中心としてスプリ
ング27の復帰力によって案内凹部16に向かって復帰回動
され、この一対のカム21,21及び軸受体29にて偏心軸79
が回動自在に挟持される。
のヒンジ部材7に対して他方のヒンジ部材8がワンタッ
チで簡単に連結支持され、かつ、この他方のヒンジ部材
8を有する扉体4の上端部は上部枠3に固着された一方
のヒンジ部材7に挟持された偏心軸79を中心として円滑
に開閉回動される。このようにして、扉体4の上端部及
び下端部を支持したトップピボット機構5及びボトムピ
ボット機構6にて扉体4は円滑に開閉回動される。
にセットした後において、扉体4の建付け調整を必要と
する場合には、トップピボット機構5の他方のヒンジ部
材8の連動アーム47を支持した調整ボルト65を回動操作
して連動アーム47を前後方向に進退調整することによ
り、この連動アーム47の支持体68及びこの支持体68の偏
心軸79の位置が前後方向に移動調整されるとともに、扉
体4の設定位置が前後に位置調整される。
心軸79の操作部80を回動して偏心軸79を左右方向に偏心
回動することにより、この偏心軸79の位置が左右方向に
移動調整されるとともに、扉体4の設定位置が左右に位
置調整される。
ンジ部材89の係合体97に設けた調節ボルト103 を回動操
作して係合体97のねじ孔100 に対して上下方向に進退調
整することにより、この調節ボルト103 にて一方のヒン
ジ部材88のピボット95の嵌合部95a に嵌合凹部102 を嵌
合した中間部材101 が上下動調整されるとともに、扉体
4の設定位置が上下に位置調整される。
後方向、左右方向及び上下方向に簡単に建付け調整され
る。そして、扉体4はトップピボット機構5及びボトム
ピボット機構6にて円滑に開閉回動される。
機構5の一方のヒンジ部材7は上部枠3の一端部に固着
する場合について説明したが、これに限らず、この一方
のヒンジ部材7は堅枠1の上端部に固着するようにして
もよい。
とえば、図21及び図22に示すように、固定枠体とし
ての堅枠1の上端部に垂直状に配設固着される支持アー
ム9を有し、この支持アーム9の基端部には堅枠1の内
側上端部に形成された埋設凹部10内に嵌合固定される取
付基板11が形成されている。また、この取付基板11の一
端部には手前側に向って傾斜して突出された突出部13を
介して支持板13a が垂直状に一体に形成されている。
施例と同様に平面視略四角形状の連結体14が一体に形成
され、この連結体14の構成は前記実施例と同じ構造から
なっている。そして、前記取付基板11を堅枠1の埋設凹
部10に嵌合した状態で堅枠1に複数の固定ねじ105 にて
固着する。
の一端部に支持アーム9の取付基板11を挿入嵌合する埋
設凹部10を形成する必要がなく、堅枠1の上端部に一方
のヒンジ部材7を容易に取付けることができる。
部材の支持アームの先端部には挿入部を開口した案内凹
部を形成し、この案内凹部の両側部に一対のカムをそれ
ぞれ水平方向に回動自在に軸支し、この一対のカムを常
時前記案内凹部内に突出させる方向に附勢するスプリン
グを設け、他方のヒンジ部材の連動アームの先端部には
前記支持アームの案内凹部内に挿入する回動中心軸を上
方に向かって垂直状に突出したので、この回動中心軸を
水平方向の移動により前記挿入部から一対のカムに抗し
て案内凹部内に挿入し、この案内凹部及び一対のカムに
て回動中心軸を回動自在に支持することにより、一方の
ヒンジ部材と他方のヒンジ部材とを水平方向からワンタ
ッチで簡単に連結することができ、一方のヒンジ部材を
固着する固定枠体と他方のヒンジ部材を固着する扉体の
上端部との間のスペースが小さい場合にも一方のヒンジ
部材と他方のヒンジ部材とをワンタッチで簡単に連結す
ることができ、したがって、固定枠体に対する扉体の取
付け作業が簡単かつ容易で、扉体を円滑に開閉できる扉
開閉装置を提供することができる。
材の支持アームには一対のカムをスプリングに抗して開
放方向に回動操作する操作レバーを設けるとともに、案
内凹部の内端部に位置してスプリングを介して軸受体を
進退自在に設けたので、案内凹部内に挿入された回動中
心軸は軸受体及び一対のカムにてワンタッチで簡単に回
動自在に挟持することができ、回動中心軸のがたつきを
防止することができ、また、操作レバーをスプリングに
抗して回動操作することにより、回動中心軸の挟持を簡
単に解除することができる。
ある。
平面図である。
面図である。
内部機構を示す平面図である。
ームの側面図である。
面図である。
連結する状態の説明平面図である。
ある。
ある。
面図である。
側面図である。
面図である。
状態を示す説明平面図である。
のヒンジ部材取付け状態を示す平面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 固定枠体に固着される一方のヒンジ部材
と、扉体に固着され前記一方のヒンジ部材に回動自在に
支持される他方のヒンジ部材とからなり、 前記一方のヒンジ部材は、前記固定枠体に水平状に配設
固着される支持アームを有し、この支持アームの先端部
に挿入部を開口した案内凹部を形成し、この案内凹部の
両側部に一対のカムをそれぞれ水平方向に回動自在に軸
支し、この一対のカムを常時前記案内凹部内に突出させ
る方向に附勢するスプリングを設け、 前記他方のヒンジ部材は、前記扉体に固着される連動ア
ームを有し、この連動アームの先端部に前記支持アーム
の案内凹部内に挿入する回動中心軸を上方に向かって垂
直状に突出し、 前記回動中心軸を水平方向の移動により前記挿入部から
一対のカムに抗して案内凹部内に挿入し、この案内凹部
及び一対のカムにて回動中心軸を回動自在に支持するこ
とを特徴とする扉開閉装置。 - 【請求項2】 一方のヒンジ部材の支持アームは、一対
のカムをスプリングに抗して開放方向に回動操作する操
作レバーを有するとともに、案内凹部の内端部に位置し
てスプリングを介して進退自在に設けた軸受体を有し、
この軸受体及び一対のカムにて回動中心軸を回動自在に
挟持することを特徴とする請求項1記載の扉開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22372493A JP2859103B2 (ja) | 1993-09-08 | 1993-09-08 | 扉開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22372493A JP2859103B2 (ja) | 1993-09-08 | 1993-09-08 | 扉開閉装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0776968A JPH0776968A (ja) | 1995-03-20 |
JP2859103B2 true JP2859103B2 (ja) | 1999-02-17 |
Family
ID=16802692
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22372493A Expired - Fee Related JP2859103B2 (ja) | 1993-09-08 | 1993-09-08 | 扉開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2859103B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103291160B (zh) * | 2012-03-05 | 2015-09-30 | 富士电机株式会社 | 自动售货机的外门铰链装置 |
AT525181B1 (de) * | 2021-06-16 | 2024-06-15 | Martin Steininger | Drehbeschlag |
-
1993
- 1993-09-08 JP JP22372493A patent/JP2859103B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0776968A (ja) | 1995-03-20 |
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