JPH0776969A - 扉開閉装置 - Google Patents

扉開閉装置

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Publication number
JPH0776969A
JPH0776969A JP22372593A JP22372593A JPH0776969A JP H0776969 A JPH0776969 A JP H0776969A JP 22372593 A JP22372593 A JP 22372593A JP 22372593 A JP22372593 A JP 22372593A JP H0776969 A JPH0776969 A JP H0776969A
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JP
Japan
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hinge member
engaging
pivot
door body
fixed
Prior art date
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Pending
Application number
JP22372593A
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English (en)
Inventor
Yukinori Masuda
幸功 増田
Seiichi Kawano
清一 川野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murakoshi Manufacturing Corp
Original Assignee
Murakoshi Manufacturing Corp
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Publication date
Application filed by Murakoshi Manufacturing Corp filed Critical Murakoshi Manufacturing Corp
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Publication of JPH0776969A publication Critical patent/JPH0776969A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 扉体4の設置時及び扉体4の設置後に扉体4
の建付けを調節する必要性に充分対応でき、扉体4を簡
単に建付け調節でき、部品点数が少なく構造が簡単で操
作性を大幅に向上でき、製造コストを低減できる扉開閉
装置を提供する。 【構成】 ボトムピボット機構6の一方のヒンジ部材88
は支持アーム90を有し、支持アーム90の先端部にはピボ
ット95を上方に向かって垂直状に突出する。ボトムピボ
ット機構6の他方のヒンジ部材89は連動アーム47を有
し、連動アーム47の先端部には係合体97を設ける。係合
体97の下部にピボット95を挿入する挿入孔98を形成する
とともに、係合体97の上部に挿入孔98に連通したねじ孔
100 を形成する。ねじ孔100 にピボット95にて支持され
る調節ボルト103 を上下方向に進退調節自在に螺着す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は扉開閉装置に係り、主と
して室内に設置する扉を開閉自在に取付けるものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の扉開閉装置としては、た
とえば、実公平4−20119号公報に記載されている
ように、柱の上下端部に取付ける一方の取付部材を有
し、その下端部に配設する取付部材には支軸を一体に立
設固定するとともに、その上端部に配設する取付部材の
軸受孔には上下方向の支軸を挿脱自在に設け、扉の上下
端部に取付ける他方の取付部材には軸受体をそれぞれ一
体に突出形成し、この上下の軸受体に形成された収容凹
部内には前記前記上下の支軸を挿通する軸受孔を有する
軸受板部を移動自在に収容し、下端部の他方の取付部材
の軸受体の軸受孔には下端部に配設する一方の取付部材
の支軸を回動自在に嵌挿し、上端部の他方の取付部材の
軸受体の軸受孔と上端部の一方の取付部材の軸受孔とを
上下方向の支軸にて回動自在に軸支する構造が知られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公報に記載の構造
では、上下の軸受体の収容凹部内の軸受板部を移動する
ことにより扉を左右方向に移動して扉を建付け調節する
ことはできるが、この扉を上下方向に移動して扉を建付
け調節する構造が示されていないため、扉を上下方向に
建付け調節することができず、扉の設置時及び扉の設置
後に扉の建付けを調節する必要性に対応することができ
ない、という問題がある。
【0004】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、扉体の設置時及び扉体の設置後に扉体の建付け
を調節する必要性に充分対応することができ、この扉体
を簡単に建付け調節することができ、部品点数が少なく
構造が簡単であり、したがって、扉体を建付け調節する
操作性を大幅に向上することができ、製造コストを低減
することができる扉開閉装置を提供することを目的とす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の扉開閉装置は、
固定枠体に扉体の上部を開閉自在に支持するトップピボ
ット機構と、前記固定枠体に前記扉体の下部を開閉自在
に支持するボトムピボット機構とを具備し、前記ボトム
ピボット機構は、前記固定枠体の下部に固着する一方の
ヒンジ部材と、前記扉体の下部に固着され前記一方のヒ
ンジ部材に回動自在に支持される他方のヒンジ部材とか
らなり、前記一方のヒンジ部材は、前記固定枠体に水平
状に固着される支持アームを有し、この支持アームの先
端部にピボットを上方に向かって垂直状に突出し、前記
他方のヒンジ部材は、前記扉体に固着される連動アーム
を有し、この連動アームの先端部に係合体を設け、この
係合体の下部に前記ピボットを挿入する挿入孔を形成す
るとともに、この係合体の上部に前記挿入孔に連通した
ねじ孔を形成し、このねじ孔に前記ピボットにて支持さ
れる調節ボルトを上下方向に進退調節自在に螺着したも
のである。
【0006】
【作用】本発明の扉開閉装置では、トップピボット機構
の一方のヒンジ部材を固定枠体の所定位置に固着すると
ともに、このトップピボット機構の他方のヒンジ部材を
扉体の上部位置に固着する。また、ボトムピボット機構
の一方のヒンジ部材を固定枠体の下部に固着するととも
に、このボトムピボット機構の他方のヒンジ部材を扉体
の下部位置に固着する。
【0007】つぎに、固定枠体の下部に固着したボトム
ピボット機構の一方のヒンジ部材に設けたピボットに、
扉体の下部に固着したボトムピボット機構の他方のヒン
ジ部材に設けた係合体を上方から係合すると、この係合
体の挿入孔に下方からピボットが挿入されるとともに、
この挿入孔の上部の調節ボルトの下端部にピボットの上
端部が係合され、このピボットにて調節ボルトを介して
係合体が回動自在に係合支持される。したがって、一方
のヒンジ部材と他方のヒンジ部材とからなるボトムピボ
ット機構にて固定枠体の下部に扉体の下部が開閉自在に
支持される。
【0008】また、固定枠体の上部に固着したトップピ
ボット機構の一方のヒンジ部材に扉体の上部に固着した
トップピボット機構の他方のヒンジ部材を回動自在に係
合し、このトップピボット機構にて固定枠体の上部に扉
体の上部が開閉自在に支持される。
【0009】つぎに、扉体の設置時及び扉体の設置後に
扉体の建付けを調節する必要がある場合には、ボトムピ
ボット機構の他方のヒンジ部材の係合体に設けた調節ボ
ルトを回動操作して調節ボルトを上下方向に進退調節す
ることにより、この調節ボルトにてボトムピボット機構
の一方のヒンジ部材のピボットに対して係合体が上下動
され、この係合体を有するボトムピボット機構の他方の
ヒンジ部材を固着した扉体が上下動調節され、この扉体
は好適な状態に建付け調節される。
【0010】この際、調節ボルトを回動して上下方向に
進退調節する操作だけで扉体は簡単に建付け調節され
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例の構成を図面を参照
して説明する。
【0012】1は出入口2の左右部に相対して配設固定
された固定枠体としての上下方向の柱状の竪枠で、この
左右の竪枠1の上端部間には固定枠体としての上部枠3
が水平状に配設固定されている。また、4は前記出入口
2を開閉する扉体である。
【0013】また、前記扉体4の幅方向の一端部におけ
る上端部がトップピボット機構5にて前記上部枠3の一
端部に対して開閉自在に支持されている。また、前記扉
体4の幅方向の一端部における下端近傍部がボトムピボ
ット機構6にて前記トップピボット機構5側に位置する
一方の竪枠1の下端近傍部に対して開閉自在に支持され
ている。すなわち、扉体4は一端部における上下端部に
配設されたトップピボット機構5及びボトムピボット機
構6にて開閉自在に支持されている。
【0014】前記トップピボット機構5は、前記上部枠
3の一端部に固着される一方のヒンジ部材7と、前記扉
体4の一端部における上端部に固着される他方のヒンジ
部材8とにより構成されている。
【0015】そして、前記一方のヒンジ部材7は、前記
上部枠3の一端部に水平状に配設固着される支持アーム
9を有し、この支持アーム9は、その基端部に前記上部
枠3の一端部に形成された埋設凹部10内に嵌合して固定
される平面視横長矩形状の取付基板11を有し、この取付
基板11には複数の取付孔12がそれぞれ離間して形成され
ている。
【0016】また、前記取付基板11の一端部には手前側
に向かって突出された突出部13が一体に形成され、この
突出部13の先端部には軸支持機構14が設けられている。
この軸支持機構14は、前記突出部13の先端部に一体に形
成された平面視略四角形状の連結体14a を有し、この連
結体14a には手前側(取付基板11と反対側)の先端部に
後述する偏心軸を挿入する挿入部15を開口した案内凹部
16が前記取付基板11に向かって形成され、この案内凹部
16の両側部には収容凹部17がそれぞれ形成されていると
ともに、前記案内凹部16の内端部より取付基板11側には
収容凹部18が形成され、この収容凹部18の手前側の一端
部には係合突部19が前記案内凹部16に向かって一体に突
設されている。
【0017】また、前記両側部の収容凹部17の手前側に
は上下方向の支軸20がそれぞれ一体に突出され、この両
側部の支軸20には前記収容凹部17に収容された一対のカ
ム21がそれぞれ前記案内凹部16を開閉するように水平方
向に回動自在に軸支されている。また、前記一方の支軸
20に軸支した一方のカム21の先端部には連動ピン22が上
方に向かって垂直状に一体に突出され、前記他方の支軸
20に軸支した他方のカム21には操作レバー23が一体に突
設され、この操作レバー23の操作部24は前記他方の収容
凹部17の外側部に開口された案内口25から外方に向かっ
て進退自在に突出されている。そして、前記操作レバー
23の回動操作により支軸20を中心として他方のカム21は
前記案内凹部16に対して進退されるようになっている。
【0018】また、前記一対のカム21の内端部には円弧
状の摺動凹部26がそれぞれ形成され、この一対のカム21
の摺動凹部26にて略半円状の摺動部が形成されるように
なっている。また、前記一対のカム21の支軸20にはスプ
リング27がそれぞれ捲回され、この両側部のスプリング
27の一端部がそれぞれの収容凹部17の外側壁に係止され
ているとともに、この両側部のスプリング27の他端部が
それぞれのカム21の側壁に係止されている。
【0019】そして、一対のカム21はそれぞれのスプリ
ング27にて支軸20を回動中心として常時前記案内凹部16
内に突出させる方向に向かって附勢され、この一対のカ
ム21はそれぞれの収容凹部17の手前側の側壁のストッパ
ー28に係止されて両側部から案内凹部16内に突出されて
いる。
【0020】さらに、前記取付基板11側の収容凹部18に
は矩形板状の軸受体29が収容され、この軸受体29の手前
側の前端部には円弧状の摺動凹部30が形成され、この摺
動凹部30の一端部に続く外側部には前記係合突部19に係
合する係合段部31が形成されているとともに、前記摺動
凹部30の他端部に続く外側部には前記操作レバー23の内
端部の切欠凹部32内に進退自在に挿入した挿入突部33が
形成されている。
【0021】また、前記軸受体29の内端部と、この内端
部が対向する前記収容凹部18の内壁との間の両側部には
スプリング34がそれぞれ介在されている。そして、前記
両側部のスプリング34にて前記軸受体29が常時前記一対
のカム21に向かって附勢され、この軸受体29の係合段部
31が前記係合突部19に係合されて位置決めされ、この軸
受体29の摺動凹部30と前記一対のカム21の摺動凹部26か
らなる略半円状の摺動部とにより後述する回動中心軸を
回動自在に挟持するようになっている。
【0022】さらに、前記連結体14a の上面部には板状
のカバー体35が複数のねじ36にて設置固定され、このカ
バー体35には前記連結体14a の案内凹部16に連通する連
通凹部37が形成され、この連通凹部37の手前側の両側部
には前記一対のカム21を軸支した両側部の支軸20を嵌挿
した挿通孔38がそれぞれ形成されているとともに、この
連通凹部37の内方における一側部には前記一方のカム21
の連動ピン22の移動を案内する案内孔39が形成されてい
る。
【0023】また、前記カバー体35の上部に位置して前
記他方の支軸20には挿通孔40を介して操作レバー41が水
平方向に回動自在に軸支され、この操作レバー41には前
記一方のカム21の連動ピン22を挿通した弧状の案内溝42
が形成されている。また、前記操作レバー41の一端部に
おける裏面には前記他方の支軸20の外方部に位置して連
結体14a の外縁部に対して係脱自在に当接する当接段部
43が形成されている。また、前記操作レバー41の一端部
が前記操作レバー23の操作部24にねじ44にて一体に固着
されている。
【0024】そして、前記操作レバー23,41の回動操作
により一方のカム21は支軸20を中心として案内凹部16か
ら後退する方向に向かって回動操作されると同時に他方
のカム21は操作レバー41の案内溝42にて連動される連動
ピン22により支軸20を中心として案内凹部16から後退す
る方向に向かって回動操作されるように連動連結されて
いる。
【0025】つぎに、前記他方のヒンジ部材8は、前記
扉体4の上端部に形成された取付凹部45に係合する上下
方向の本体ケース46を有し、この本体ケース46には連動
アーム47が前後方向に位置調節自在に取着されている。
前記本体ケース46は、取付基板48と、この取付基板48の
一側面部を被覆する蓋体49とからなっている。
【0026】前記取付基板48には、その上端部及び下端
部に前記蓋体49を当接する当接部50が上下対称的に形成
されているとともに、この上下の当接部50の幅方向の一
端部間には係合縁部51が当接部50と同一平面に形成さ
れ、この上下の当接部50の相対する縁部には係合突部52
が当接部50と同一平面に垂直状に突出形成され、この上
下の係合突部52及び前記上下の当接部50には複数のねじ
孔53がそれぞれ形成されている。
【0027】また、前記係合突部52を有する上下の当接
部50及び係合縁部51間には係合段部54が形成され、この
係合段部54の上下方向の中間部にはねじ孔55が形成さ
れ、このねじ孔55を中心として係合段部54の幅方向には
凹凸溝からなる滑り止面56が形成されている。また、前
記蓋体49の上下部には前記取付基板48の上下部の各ねじ
孔53に連通する複数の挿通孔57が形成されているととも
に、その上下方向の中間部には後述する調節ボルトを挿
通するとともにボルト頭部の回動を案内する大径の案内
孔58が形成されている。
【0028】さらに、前記連動アーム47は、前記取付基
板48の係合段部54に係合する係合板59を有し、この係合
板59の上端部及び下端部には前記取付基板48の上下の係
合突部52に対して係脱する係合突部60,61を両側部に有
する係合凹部62がそれぞれ形成され、その上下方向の中
間部には前記取付基板48の中間部のねじ孔55に連通する
幅方向に長い調節孔63が形成され、この調節孔63を中心
として係合板59の幅方向には前記取付基板48の滑り止面
56に係合する滑り止面64が形成されている。
【0029】そして、前記取付基板48の係合段部54に前
記係合板59を係合し、かつ、その上下の係合突部52を係
合板59の上下の係合凹部62内に配設した状態で前記調節
孔63から前記ねじ孔55に調節ボルト65が進退自在に挿通
螺合されているとともに、この調節ボルト65のボルト頭
部66が調節孔63の開口縁部に係合されるようになってい
る。
【0030】また、前記取付基板48の上下の当接部50及
び係合縁部51に前記係合板59を介して前記蓋体49を当接
し、この蓋体49は上下の相対する中間部の挿通孔57から
取付基板48の上下の係合突部52のねじ孔53に螺着された
上下のビス(図示せず)にて取付基板48に取着されてい
る。そして、蓋体49の中間部の案内孔58内に位置する前
記ボルト頭部66を回動操作して調節ボルト65を弛緩し、
この調節ボルト65を中心として取付基板48に対して係合
板59が前後方向に進退調節されるようになっている。
【0031】また、前記係合板59の手前側の上端部には
手前側に向かって突出した突出部67が形成され、この突
出部67には平面視略矩形状の支持体68が水平状に一体に
形成されている。また、前記支持体68には上面部を開放
した平面視略矩形状の収容凹部69が形成され、この収容
凹部69の四隅には上下方向のねじ孔70を有する係合突部
71がそれぞれ形成されている。また、前記収容凹部69の
中心部には前後方向に長い略楕円形状の係合孔72が上下
方向に貫通して形成されている。
【0032】また、前記収容凹部69内には平面視略矩形
状のスライダー73が左右方向に摺動自在に収容されてい
る。このスライダー73は、その左右部に前記前後の係合
突部71間に係脱自在に係合する係合部74を有するととも
に、その前後部に前記左右の係合突部71間に係脱自在に
係合する一対の係合突片75がそれぞれ一体に突出形成さ
れ、この前後部の一対の係合突片75間には前記収容凹部
69の前後の側壁76に沿って摺動する合成樹脂製の摺動体
77が嵌合され、その中心部には上下方向に貫通した挿通
孔78が形成されている。
【0033】また、前記スライダー73の挿通孔78には上
下方向の偏心軸79が上方に向かって回動自在に突出さ
れ、この偏心軸79の下端部には前記係合孔72内に係合す
る円盤形状の操作部80がその偏心位置において一体に固
着形成され、この操作部80にはドライバーを係合する係
合溝81が直径方向に形成されている。また、前記偏心軸
79の略中間部に形成された環状凹部82には前記スライダ
ー73の上部に位置してストップリング83が嵌合され、こ
のストップリング83及び前記操作部80にて前記偏心軸79
が回動自在に位置決めされている。
【0034】そして、前記操作部80が回動操作されるこ
とにより、この操作部80が前記係合孔72に係合案内され
て回動されるとともに、この操作部80と一体の偏心軸79
がスライダー73を左右方向に摺動しつつ左右方向に偏心
回動され、かつ、このスライダー73にて左右方向に移動
された偏心軸79が支持されるようになっている。また、
前記偏心軸79は、水平方向の移動により前記一方のヒン
ジ部材7の連結体14に形成された挿入部15から一対のカ
ム21に抗して案内凹部16内に挿入されるようになってい
る。
【0035】また、前記支持体68の上面部には前記スラ
イダー73の上部を被覆する蓋体84が配設され、この蓋体
84の中心部には前記偏心軸79を移動自在に挿通した左右
方向に長い案内孔85が形成されている。そして、前記蓋
体84の四隅に形成された取付孔86から前記支持体68の四
隅に形成されたねじ孔70に螺着した各ねじ87にて支持体
68上に蓋体84が取着されている。
【0036】つぎに、前記ボトムピボット機構6は、前
記竪枠1の下端近傍部に固着される一方のヒンジ部材88
と、前記扉体4の下端部に固着される他方のヒンジ部材
89とにより構成されている。
【0037】そして、前記一方のヒンジ部材88は、側面
視略L字形状に形成された支持アーム90を有し、この支
持アーム90の一端部に形成された板状の垂直状の取付基
板91の上下には複数の取付孔92が形成され、この支持ア
ーム90の他端部に形成された板状の水平状部93の先端部
には円筒状のボトム94が形成され、このボトム94の上端
部にはピボット95が上方に向かって垂直状に一体に突出
され、このピボット95の先端部は円錐形状の支持部95a
として形成されている。そして、前記支持アーム90の取
付基板91は前記竪枠1の下端近傍部に形成された取付凹
部96に係合して螺着されるようになっている。
【0038】また、前記他方のヒンジ部材89は、前記ト
ップピボット機構5の他方のヒンジ部材8と略同様の構
造を有しているので、この他方のヒンジ部材8と同様の
構造の部分については他方のヒンジ部材8に用いた符号
を記載して説明を省略する。しかして、その連動アーム
47の突出部67には円柱状の係合体97が一体に形成され、
この係合体97内には、その下部すなわち上下方向の略中
間部から下端部にかけて円錐形状の挿入孔98が下方を開
口して形成され、この挿入孔98の上端部にはこの挿入孔
98に連通した摺動孔99が形成されているとともに、この
摺動孔99の上端部には係合体97の上部にはすなわち前記
摺動孔99の直径より大径のねじ孔100 が上下方向に貫通
して形成されている。
【0039】また、前記摺動孔99には合成樹脂にて成形
された円柱状の中間部材101 が上下方向に摺動自在に嵌
合され、この中間部材101 の下端部には前記ピボット95
の先端部の支持部95a に回動自在に嵌合支持される嵌合
凹部102 が形成されている。また、前記ねじ孔100 には
調節ボルト103 が回動により上下方向に進退自在に螺合
され、この調節ボルト103 の上端部にはドライバー係合
溝104 が形成されている。
【0040】そして、前記調節ボルト103 を回動して上
下方向に移動調節することにより、ピボット95の先端部
の支持部95a に嵌合支持される中間部材101 が上下動さ
れ、この連動アーム47を取付けた扉体4が上下方向に高
さ調節されるようになっている。なお、中間部材101 は
ピボット95の先端部の支持部95a に嵌合しない状態であ
っても摺動孔99に嵌合支持され、摺動孔99から落下する
ことがないようになっている。
【0041】つぎに、前記実施例の作用を説明する。
【0042】トップピボット機構5の一方のヒンジ部材
7の取付基板11を上部枠3の埋設凹部10内に配設し、こ
の取付基板11の各取付孔12から上部枠3に対して各固定
ねじ105 を捩じ込み、この各固定ねじ105 にて上部枠3
の埋設凹部10に一方のヒンジ部材7の取付基板11を固着
することにより、この一方のヒンジ部材7の連結体14は
手前側に突出した状態で配設支持される。
【0043】また、トップピボット機構5の他方のヒン
ジ部材8の連動アーム47を蓋体49との間に挟持した本体
ケース46を扉体4の上端部に形成された取付凹部45に配
設し、この蓋体49の上下端部の各挿通孔57から本体ケー
ス46の上下端部の各ねじ孔53に螺合した各固定ねじ106
を扉体4に捩じ込み、この各ねじ孔53にて扉体4の取付
凹部45に他方のヒンジ部材8の本体ケース46を固着する
ことにより、この他方のヒンジ部材8の連動アーム47の
支持体68は手前側に突出した状態で配設支持される。
【0044】また、必要に応じて蓋体49の案内孔58内の
調節ボルト65のボルト頭部66を回動操作して調節ボルト
65を弛緩すると、連動アーム47の固着が解除される。そ
して、調節ボルト65を中心として調節孔63の範囲内で連
動アーム47を本体ケース46に対して前後方向に進退調節
するとともに、その設定位置において調節ボルト65を再
び取付基板48のねじ孔55に締着することにより、取付基
板48の滑り止面56と連動アーム47の滑り止面64が噛合さ
れて連動アーム47が調節された状態で位置固定され、こ
の連動アーム47の支持体68すなわち支持体68に突出され
た偏心軸79が前後方向に調節設定される。
【0045】また、必要に応じて偏心軸79の操作部80を
回動操作すると、この操作部80は係合孔72に係合案内さ
れて回動されるとともに、この操作部80と一体の偏心軸
79がスライダー73を左右方向に摺動しつつ左右方向に偏
心回動され、かつ、このスライダー73にて左右方向に移
動調節された偏心軸79が支持される。この場合、スライ
ダー73は前後の一対の係合突片75間に摺動体77を有する
ので、この前後の摺動体77にて偏心軸79の左右方向への
偏心回動に連動されるスライダー73は支持体68の前後の
側壁76に沿って摺動される。そして、係合孔72に対する
操作部80の係合及び支持体68の前後の側壁76に対するス
ライダー73の前後の摺動体77の係合により偏心軸79は設
定位置において確実に支持される。
【0046】つぎに、ボトムピボット機構6の一方のヒ
ンジ部材88の取付基板91を竪枠1の下端近傍部に形成さ
れた取付凹部96内に配設し、この取付基板91の各取付孔
92から竪枠1に対して各固定ねじ107 を捩じ込み、この
各固定ねじ107 にて竪枠1の取付凹部96に一方のヒンジ
部材88の取付基板91を固着することにより、この一方の
ヒンジ部材88のボトム94及びこのボトム94上のピボット
95は手前側に突出した状態で配設支持される。
【0047】また、ボトムピボット機構6の他方のヒン
ジ部材89の連動アーム47を蓋体49との間に挟持した本体
ケース46を扉体4の下端部に形成された取付凹部108 に
配設し、この蓋体49の上下端部の各挿通孔57から本体ケ
ース46の上下端部の各ねじ孔53に螺合した各固定ねじ10
9 を扉体4に捩じ込み、この各固定ねじ109 にて扉体4
の取付凹部108 に他方のヒンジ部材89の本体ケース46を
固着することにより、この他方のヒンジ部材89の連動ア
ーム47の係合体97は手前側に突出した状態で配設支持さ
れる。
【0048】また、必要に応じて蓋体49の案内孔58内の
調節ボルト65のボルト頭部66を回動操作して調節ボルト
65を弛緩すると、連動アーム47の固着が解除される。そ
して、調節ボルト65を中心として調節孔63の範囲内で連
動アーム47を本体ケース46に対して前後方向に進退調節
するとともに、その設定位置において調節ボルト65を再
び取付基板48のねじ孔55に締着することにより、取付基
板48の滑り止面56と連動アーム47の滑り止面64が噛合さ
れて連動アーム47が調節された状態で位置固定され、こ
の連動アーム47の係合体97が前後方向に調節設定され
る。
【0049】また、必要に応じて係合体97の調節ボルト
103 のボルト頭部を回動操作して調節ボルト103 を上下
方向に移動調節することにより、この調節ボルト103 の
下端部の中間部材101 の後述するピボット95に対する嵌
合位置が上下方向に調節設定される。
【0050】つぎに、出入口2を開閉する扉体4を竪枠
1及び上部枠3にセットする場合には、竪枠1の下端近
傍部に固着されたボトムピボット機構6の一方のヒンジ
部材88のピボット95に対して、扉体4の下端部に固着さ
れたボトムピボット機構6の他方のヒンジ部材89の係合
体97を上方向から嵌合すると、このピボット95の先端部
の円錐形状の支持部95a が係合体97の挿入孔98内に挿入
され、この支持部95aが係合体97に設けた中間部材101
の下端部の嵌合凹部102 が嵌合される。
【0051】この場合、係合体97の挿入孔98は円錐形状
に形成されているため、この挿入孔98とピボット95の支
持部95a とは軸線上から位置ずれしている際にはピボッ
ト95の支持部95a に対して係合体97は挿入孔98の傾斜面
に案内されて位置ずれを修正する状態で容易に嵌合され
る。そして、ピボット95の支持部95a 上には中間部材10
1 及びこの中間部材101 を上方から支持した調節ボルト
103 を介して係合体97が嵌合支持され、かつ、このボト
ムピボット機構6にて扉体4の下端部が開閉回動自在に
支持される。この際、ピボット95の支持部95a は円錐形
状に形成されているとともに、この支持部95a に嵌合し
た弧状の嵌合凹部102 を有する中間部材101 は合成樹脂
にて成形されているため、扉体4の下端部は円滑に開閉
回動される。
【0052】つぎに、上部枠3に固着したトップピボッ
ト機構5の一方のヒンジ部材7の連結体14に形成された
案内凹部16の挿入部15に対して、扉体4に固着したトッ
プピボット機構5の他方のヒンジ部材8の支持体68に垂
直状に突出された偏心軸79を前方から水平移動して押し
込むと、この偏心軸79にて一対のカム21,21が押動さ
れ、この一対のカム21,21がそれぞれの支軸20を中心と
してスプリング27に抗してそれぞれ案内凹部16から後退
退避する開放方向に向かって回動される。
【0053】そして、この偏心軸79が一対のカム21,21
の間から案内凹部16の内端部に向かって押し込まれる
と、この偏心軸79にて案内凹部16の内端部に設けた軸受
体29が両側部のスプリング34に抗して後退され、この偏
心軸79が一対のカム21,21の間から外れるとともに、一
対のカム21,21はそれぞれの支軸20を中心としてスプリ
ング27の復帰力によって案内凹部16に向かって復帰回動
され、この一対のカム21,21及び軸受体29にて偏心軸79
が回動自在に挟持される。
【0054】したがって、トップピボット機構5の一方
のヒンジ部材7に対して他方のヒンジ部材8がワンタッ
チで簡単に連結支持され、かつ、この他方のヒンジ部材
8を有する扉体4の上端部は上部枠3に固着された一方
のヒンジ部材7に挟持された偏心軸79を中心として円滑
に開閉回動される。このようにして、扉体4の上端部及
び下端部を支持したトップピボット機構5及びボトムピ
ボット機構6にて扉体4は円滑に開閉回動される。
【0055】つぎに、出入口2に扉体4を開閉回動自在
にセットした後において、扉体4の建付け調整を必要と
する場合には、トップピボット機構5の他方のヒンジ部
材8の連動アーム47を支持した調整ボルト65を回動操作
して連動アーム47を前後方向に進退調整することによ
り、この連動アーム47の支持体68及びこの支持体68の偏
心軸79の位置が前後方向に移動調整されるとともに、扉
体4の設定位置が前後に位置調整される。
【0056】また、連動アーム47の支持体68に設けた偏
心軸79の操作部80を回動して偏心軸79を左右方向に偏心
回動することにより、この偏心軸79の位置が左右方向に
移動調整されるとともに、扉体4の設定位置が左右に位
置調整される。
【0057】さらに、ボトムピボット機構6の他方のヒ
ンジ部材89の係合体97に設けた調節ボルト103 を回動操
作して係合体97のねじ孔100 に対して上下方向に進退調
整することにより、この調節ボルト103 にて一方のヒン
ジ部材88のピボット95の係合部95a に嵌合凹部102 を嵌
合した中間部材101 が上下動調整されるとともに、扉体
4の設定位置が上下に位置調整される。
【0058】このようにして、扉体4は必要に応じて前
後方向、左右方向及び上下方向に簡単に建付け調整され
る。そして、扉体4はトップピボット機構5及びボトム
ピボット機構6にて円滑に開閉回動される。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、ボトムピボット機構の
一方のヒンジ部材の支持アームの先端部にはピボットを
上方に向かって垂直状に突出し、ボトムピボット機構の
他方のヒンジ部材の連動アームの先端部には係合体を設
け、この係合体の下部に前記ピボットを挿入する挿入孔
を形成するとともに、この係合体の上部に前記挿入孔に
連通形成したねじ孔に前記ピボットにて支持される調節
ボルトを上下方向に進退調節自在に螺着したので、この
調節ボルトを回動操作して調節ボルトを上下方向に進退
調節することにより、扉体の設置時及び扉体の設置後に
扉体の建付けを調節する必要性に充分対応することがで
き、この調節ボルトを回動操作するだけで扉体を簡単に
建付け調節することができ、部品点数が少なく構造が簡
単であり、したがって、扉体を建付け調節する操作性を
大幅に向上することができ、製造コストを低減すること
ができる扉開閉装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す扉開閉装置の側面図で
ある。
【図2】同上正面図である。
【図3】同上ボトムピボット機構の一部を切欠した平面
図である。
【図4】同上一方のヒンジ部材の平面図である。
【図5】同上他方のヒンジ部材を示す一部を切欠した側
面図である。
【図6】同上他方のヒンジ部材取付用の取付基板の側面
図である。
【図7】同上取付基板に対する蓋体の側面図である。
【図8】トップピボット機構の一方のヒンジ部材の平面
図である。
【図9】同上操作レバーの裏面図である。
【図10】同上一方のヒンジ部材の操作レバー除去後の
平面図である。
【図11】同上内部機構を示す平面図である。
【図12】同上他方のヒンジ部材の内部機構を示す平面
図である。
【図13】同上蓋体の平面図である。
【図14】同上他方のヒンジ部材の一部を切欠した連動
アームの側面図である。
【図15】同上連動アーム取付用の取付基板を示す側面
図である。
【図16】同上取付基板に対する蓋体の側面図である。
【図17】同上一方のヒンジ部材と他方のヒンジ部材と
の連結状態を示す説明平面図である。
【図18】同上偏心軸挿入状態を示す説明平面図であ
る。
【図19】同上偏心軸挟持状態を示す説明平面図であ
る。
【図20】(a)(b)(c)は偏心軸の偏心移動状態
を示す説明平面図である。
【符号の説明】
1 固定枠体としての堅枠 3 固定枠体としての上部枠 4 扉体 5 トップピボット機構 6 ボトムピボット機構 47 連動アーム 88 一方のヒンジ部材 89 他方のヒンジ部材 90 支持アーム 95 ピボット 97 係合体 98 挿入孔 100 ねじ孔 103 調節ボルト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定枠体に扉体の上部を開閉自在に支持
    するトップピボット機構と、前記固定枠体に前記扉体の
    下部を開閉自在に支持するボトムピボット機構とを具備
    し、 前記ボトムピボット機構は、前記固定枠体の下部に固着
    する一方のヒンジ部材と、前記扉体の下部に固着され前
    記一方のヒンジ部材に回動自在に支持される他方のヒン
    ジ部材とからなり、 前記一方のヒンジ部材は、前記固定枠体に水平状に固着
    される支持アームを有し、この支持アームの先端部にピ
    ボットを上方に向かって垂直状に突出し、 前記他方のヒンジ部材は、前記扉体に固着される連動ア
    ームを有し、この連動アームの先端部に係合体を設け、
    この係合体の下部に前記ピボットを挿入する挿入孔を形
    成するとともに、この係合体の上部に前記挿入孔に連通
    したねじ孔を形成し、このねじ孔に前記ピボットにて支
    持される調節ボルトを上下方向に進退調節自在に螺着し
    たことを特徴とする扉開閉装置。
JP22372593A 1993-09-08 1993-09-08 扉開閉装置 Pending JPH0776969A (ja)

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JP22372593A JPH0776969A (ja) 1993-09-08 1993-09-08 扉開閉装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114790861A (zh) * 2019-02-22 2022-07-26 青岛海尔电冰箱有限公司 冰箱

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