JP2828202B2 - ラッチ受け金具 - Google Patents

ラッチ受け金具

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、扉の木口面に設けら
れるラッチを係合させるためのラッチ受け金具に関し、
特に、前後方向、すなわち、扉の厚み方向(以下単に前
後方向という)の調整機能を有するラッチ受け金具に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、扉の木口面に出没可能に設け
られたラッチを、扉取付枠の対向位置に設けたラッチ受
け金具の受け穴に嵌入させて係止することで扉の閉成状
態を維持するラッチ受け構造が採用されている。
【0003】この種のラッチ受け構造では、扉取付枠に
対する扉の取付誤差や、ラッチあるいはラッチ受け金具
の取付誤差等によって、ラッチとラッチ受け金具との間
に前後方向のずれを生じ、扉閉成時にガタツキ等の不具
合を来し易いとともに、整合に時間を要することによる
作業性の低下を来し易い。
【0004】このため、例えば実開平1ー163664
号公報では、受け穴の基礎となる矩形穴を有する本体プ
レートと、この本体プレートの裏面側に配される補助プ
レートとから主要部を構成するとともに、本体プレート
と補助プレートとの間に鋸歯部と係止爪との組合せから
なる係合構造を付与して補助プレートを前後方向に移動
調整できる構成とし、本体プレートの矩形穴と補助プレ
ートとの間で受け穴を幅調整可能に形成する構造のもの
が提案されている。
【0005】ところで、上述のような構成のものによれ
ば、取付誤差等に対応して補助プレートを調整すること
により、ラッチと受け穴とのずれに対する補正が可能で
あるが、調整においては、固定ねじをゆるめて補助プレ
ートを調整すべき方向へずらした後再び固定ねじを締め
付けて固定する操作工程を要し、極めて面倒なものであ
った。
【0006】そこで、ラッチと受け穴とのずれに対する
補正を簡単に行える従来技術の一例として、実公平6−
49780号公報がある。これを概略的に示した図8に
よれば、ラッチ受け金具60は、扉取付枠2の窪みに取
り付けられたベース部材62と、このベース部材62の
収容部に左右方向に移動自在に取り付けられたスライド
部材64と、ラッチの受け穴を形成するように開口して
スライド部材64を覆うように扉取付枠2に取り付けら
れたカバープレート66とから構成される。
【0007】上記スライド部材64の底板に駆動凸部6
8を嵌合させる嵌合穴68aが設けられているので、駆
動凸部68の上下左右への動きが規制される。この駆動
凸部68は駆動円盤70上に軸から離間させて設けられ
ているので、駆動円盤70は駆動凸部68の回動に追動
して上下左右に偏心運動する。
【0008】そして、駆動円盤70の両端部にスライド
部材64の両側板を当接させるように駆動円盤70の径
を設定しているので、スライド部材64は駆動円盤70
の左又は右への動きに追動して左又は右にスライドし、
これによって、スライド部材64の一側板がラッチの係
合面に係合される。
【0009】このようにして、上記ラッチ受け金具60
は、ラッチとその受け穴とのずれに対する補正を行うこ
とができ、これを簡単に行えるというメリットがある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来例
によるラッチ受け金具60は上述したような構成なの
で、駆動凸部68を回動させる際、駆動凸部68と嵌合
穴68a間、駆動円盤70とスライド部材64間、スラ
イド部材64とベース部材62間にかかる摩擦抵抗によ
って駆動凸部68の回転抵抗が増し、特に、この回転抵
抗により左右方向と上下方向とにそれぞれ働くモーメン
トがすべて駆動凸部68にかかるため、スライド部材6
4を左右に移動させるのに多大な力が必要となって、使
い勝手の悪さや面倒な操作が操作者の負担になるという
問題点や、スライド部材64とベース部材62間の寸法
精度上の限界によりラッチとスライド部材64とを係合
させても許容範囲を越えるガタつきが生じてしまうとい
う問題点があった。
【0011】本発明は、上述した従来例の問題点を解消
するためになされたものであり、駆動凸部を回動させる
際の上下左右に働くモーメントを減少させ、スライド部
材のスライドを少ない力で円滑に実施できるように操作
性及び使用性の向上を図れるとともに、調整後にラッチ
との係合時のガタを確実に抑制することができるラッチ
受け金具を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成すべく創案されたものであり、ドア閉位置でラッチ
を収容するとともに前記ラッチに係合する受け穴を形成
する箱体状の開口穴を有するスライド部材と、扉取付枠
の掘込み穴に取付けられるとともに前記スライド部材を
左右に移動自在に遊嵌させる箱体状の収容部を有するベ
ース部材と、前記スライド部材を被覆するとともに前記
ラッチを前記開口穴に挿抜自在に開口させた透孔を有す
るカバープレートとを備え、前記ベース部材の底板と前
記スライド部材の底板との間に駆動円盤を介在配置さ
せ、該駆動円盤の一面に回動軸から離間させて駆動凸部
を設けるとともに他面に回動軸を合致させかつ前記駆動
円盤よりも小さい径をもつ駆動軸円盤を設け、前記ベー
ス部材又は前記スライド部材の底板に前記駆動軸円盤を
回動自在に嵌合させる嵌合孔を配し、前記スライド部材
又は前記ベース部材の底板に前記駆動凸部を上下に移動
させる長孔を配し、前記駆動凸部又は前記駆動軸円盤の
先端部に駆動用具を係合させる係合溝を設けてなり、前
記駆動凸部又は前記駆動軸円盤の回動に前記駆動円盤を
追動させたとき、前記駆動凸部が前記長孔を上又は下に
移動しかつ前記開口穴が左又は右に移動して、前記開口
穴の左側板を前記ラッチの係合面に係合可能にしてなる
ことを特徴とするものである。
【0013】
【作用】この発明によれば、例えばカバープレートの透
孔を介して挿入されるドライバー等の駆動用具で駆動凸
部(駆動軸円盤)を回動させたとき、これに駆動円盤と
駆動軸円盤(駆動凸部)とが追動して回動する。このと
き、駆動円盤と駆動軸円盤とは同軸で回動する際に軸の
移動をせず、駆動円盤の軸から離間させた位置にある駆
動凸部は駆動円盤上を周回する。これに伴って上下方向
に働くモーメントの発生はスライド部材の長孔を上又は
下移動させることで解消されるとともに、左右方向に働
くモーメントについては長孔を左又は右に押圧してスラ
イド部材を左又は右にスライドさせて利用する。このと
き、スライド部材の左右方向のスライド量を調整して、
スライド部材の一側板をラッチの係合面に当接させるこ
とで、受け穴とラッチとの係合位置が得られる。そし
て、駆動軸円盤の回動に追動してスライド部材をスライ
ドさせるようにしたので、スライド量を微調整すること
ができる。
【0014】
【実施例】図1乃至図7はこの発明の一実施例を示す。
扉取付枠2には、扉4の木口面4aに出没自在に設けら
れたラッチ6に対応する位置をもって、受け穴を有する
ラッチ受け金具10が設けられている。ラッチ受け金具
10は、扉取付枠2の堀込み穴2aに固定される凹状の
ベース部材12と、このベース部材12の木口面4aに
対向する収容部23を覆うカバープレート14と、ベー
ス部材12内で左右方向(矢印XーY方向)に移動可能
に設けられるスライド部材20と、ベース部材12に軸
支されかつスライド部材12を通して外方に露出されカ
バープレート14の外方から回動操作される駆動部15
とにより概略構成されている。
【0015】駆動部15は、駆動円盤17において、そ
の一面に軸から離間させた縁部近傍に駆動凸部16を設
けるとともに、他面に同軸となりかつ駆動円盤17より
径を小さく設定した駆動軸円盤18を設けている。
【0016】ベース部材12は、矩形のボックス状に形
成された収容部23を有しており、この収容部23内に
スライド部材20を左右に移動自在に遊嵌させている。
収容部23の上板と下板とはスライド部材20の上板と
下板とはスライドできる程度に配置される。ベース部材
12の上端及び下端には扉取付枠2端面に当接させて固
定するための固定用片22,22が並設され、各固定用
片22,22には固定ねじ24,24の挿通孔22a,
22aが形成されている。そして、収容部23の底板2
3aには、駆動部15の駆動軸円盤18を回動自在に嵌
合させ軸支する嵌合孔23bが設けられている。
【0017】カバープレート14には、受け穴の基礎と
なる矩形の透孔28が形成されており、この透孔28の
左方側には、後述のラッチを導き入れるための凸部38
(スライド部材20)に対する嵌合凹部32が設けられ
ている。また、透孔28の上側及び下側には、上記ベー
ス部材12の挿通孔22a,22aに対応して挿通孔3
4,34が穿設されている。
【0018】スライド部材20は、例えばベース部材1
2内に嵌入可能な箱体状に形成され、前面には左右方向
に円滑かつ安定してラッチを導き入れるための安定片3
6,36を並設している。なお、スライド時にこの安定
板36,36の縁部を挿通させるため、ベース部材12
の前面には、安定板36,36の厚みに対応して窪ませ
た凹所23c,23cが並設されている。また、安定片
36表面には、カバープレート14の嵌合凹部32に嵌
合させ、表面レベルを一定にするための凸部38が突設
されている。この凸部38がラッチを導き入れるために
機能する。
【0019】スライド部材20は、カバープレート14
の透孔28との間で受け穴である開口穴8を形成するも
ので、その左側板20aは透孔28の左側縁28aと共
同であるいは単独に受け穴の左側面を実質的に形成して
いる。スライド部材20の底板20bには、駆動部15
の駆動凸部16を嵌合させ、かつ上下方向に移動自在と
なるように長孔20dが形成されている。
【0020】ここで、駆動部15の配置について具体的
に説明する。上記ベース部材12の底板23aとスライ
ド部材20の底板20bとの間には、駆動円盤17が介
在するように配置され、ベース部材12の底板23aに
設けた嵌合孔23bに駆動軸円盤17を回動自在に嵌合
させ、かつ、スライド部材20の底板20bに設けた長
孔20dに駆動凸部16を上下移動自在に嵌合させてい
る。ベース部材12の底板23aとスライド部材20の
底板20bとは、駆動円盤17の厚み分離間して配置さ
れる。
【0021】上記駆動凸部16の先端部には、駆動用具
を係合させる係合溝16aが設けられており、係合溝1
6aに前記駆動用具を係合させ、駆動凸部16の回動に
駆動円盤17を追動させたとき、駆動凸部16が長孔2
0dを上又は下に摺動移動しかつ開口穴8が左又は右に
摺動移動して、開口穴8の左側板20aをラッチ6の係
合面に当接して係合位置が得られるように設定される。
【0022】次に図3乃至図7に基づいてラッチ受け金
具10の調整動作を説明する。図3及び図4に示すよう
に、扉4を閉めた状態で、ラッチ6の係合面6aと、こ
れに対応する開口穴8の左側板28a(実質的にスライ
ド部材20の左側板20a)との間に隙間Cを生じてガ
タツキを来す場合、カバープレート14の透孔28から
ドライバー等の駆動用具が挿入されて駆動部15が回動
される。
【0023】駆動凸部16が矢印R方向に回動される
と、図5、図6及び図7に示すように、これに駆動円盤
17と駆動軸円盤18とが追動して回動する。このと
き、駆動円盤17と駆動軸円盤18とは同軸で回動する
際に軸の移動をせず、駆動円盤17の軸から離間させた
位置にある駆動凸部16は駆動円盤17上を回動する。
これに伴って下方向に働くモーメントの発生は駆動凸部
をスライド部材20の長孔20dの下方に移動させるこ
とで解消されるとともに、右方向に働くモーメントにつ
いては長孔20dを右方向に押圧させスライド部材20
を右にスライドさせて利用することができる。このと
き、スライド部材20の右方向のスライド量を調整し
て、スライド部材20の左側板20aをラッチ6の係合
面6aに当接させることで、受け穴(開口孔8)とラッ
チ6との適正な係合位置が得られる。もちろん、スライ
ド部材20を逆の左方向に調整することも同様の原理で
行うことが可能であり、これについては上記と同様のた
め説明を省略する。
【0024】本実施例では、スライド部材20を調整開
始位置から最大調整位置まで移動させるときの距離xを
得るために、一例として、駆動凸部16を長孔20dに
沿って上方から下方、下方から上方への往復移動させて
いる。従って、駆動円盤17を0°から90°まで回転
させたとき(図3〜図5)、駆動凸部16が長孔20d
の上端より下端に移動してスライド部材20を距離xの
半分だけスライドさせ、さらに180°まで回転させた
とき(図6、図7)、駆動凸部16が長孔20dの下端
より上端に移動してそれ以上の回転が規制される。この
位置でスライド部材20はさらに距離xの半分だけスラ
イドするので、スライド部材20は最大調整位置に到達
する。なお、図3乃至図7の例では、スライド部材20
の移動量と駆動凸部16の上下の移動量とを分かりやす
くするために、スライド部材20を調整開始位置から最
大調整位置に移動させた距離xと隙間Cとを一致させて
いるが、隙間Cより距離xを大きくとって余裕をもたせ
てもよい。
【0025】以上の構成とすれば、スライド部材20を
右方向にスライドさせて開口穴8とラッチ6との係合調
整を行う場合、駆動凸部16を回動駆動させるときに発
生するモーメントについて、下方に働くモーメントを取
り除き、移動に利用される右方に働くモーメントのみ発
生させるようにした構成なので、回転抵抗が減少して開
口孔8とラッチ6との係合位置までをロスのない少ない
力で円滑に操作でき、よって、操作性及び使用性の向上
を図ることができる。また、駆動軸円盤18の回動に追
動してスライド部材20をスライドさせるようにしたの
で、スライド量を微調整でき、よって、調整後における
ラッチ6とスライド部材20との係合時のガタを確実に
抑制することができる。
【0026】また、駆動軸円盤18の径を小さくすれば
小さくするほど摩擦力を小さくでき、かつ駆動円盤17
や駆動軸円盤18のサイズを縮小できるので、小型化に
よるコスト低減を図ることができる。
【0027】さらに、駆動部15は駆動軸円盤18によ
り回動され、その駆動軸円盤18を軸支するベース部材
12は扉取付枠2に固定されているので、駆動軸円盤1
8がスライド部材20を偏心運動させることがなく、ス
ライド部材20をスムーズに左右にスライドさせること
ができ、よって、係合位置を得たのち(調整後)のガタ
の発生を防止することができる。これについて、金属性
のケースには曲げ加工が施され、これによりスプリング
バックが発生して寸法精度を出しにくくするが、嵌合孔
23bはパンチで抜き加工されるので、当然寸法精度が
よく、位置調整の精度が向上してガタ防止に寄与するも
のである。
【0028】そして、ラッチ受け金具10の組立ての際
に、駆動部15の位置が、駆動凸部16、駆動軸円盤1
8をそれぞれ長孔20e、嵌合孔23bに嵌合させて決
定されるので、組立てそのものが容易である。
【0029】なお、駆動部15は前後反対に設置するよ
うにしても同様の調整が可能であり、この場合、駆動凸
部16を上下させる長孔20dと同様の孔をベース部材
12の底板23aに設け、駆動軸円盤18を嵌合させ軸
支する嵌合孔23bと同様の孔をスライド部材20の底
板20bに設けて、駆動軸円盤18に係合溝16aと同
様の溝を形成すればよい。動作としては、前述と同様の
ため説明を省略するが、調整時にドライバを回しながら
左又は右に向かって直線的に移動させることになり、ド
ライバを回しやすいというメリットがある。
【0030】また、上述した実施例では、駆動凸部16
を調整開始位置の回転角度0°から最大調整位置の18
0°まで回転させ、調整開始位置に戻すには駆動凸部1
6を逆方向に回転させるようにしていたが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、長孔20dの長さを倍に
して駆動凸部16の調整開始位置をセンタに配置させる
ことで、駆動凸部16を最大調整位置からさらに同じ方
向に回転させたとき、スライド部材20のスライド方向
を逆転させることができる。これにより、360°回転
させたときには駆動凸部16は調整開始位置の回転角度
0°に戻ることになる。このように、長孔20dの長さ
と駆動凸部16の調整開始位置とを設定することで、駆
動凸部16を同一方向に回し続けながらスライド部材2
0を左右にスライドさせることができ、操作性の面で向
上を図ることができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、駆
動凸部(又は駆動軸円盤)を回動させ、駆動円盤と駆動
軸円盤(又は駆動凸部)とを追動させたとき、上下方向
に働くモーメントの発生をスライド部材の長孔を上又は
下移動させることで解消させるとともに、左右方向に働
くモーメントについて長孔を左又は右に押圧してスライ
ド部材を左又は右にスライドさせて利用するので、スラ
イド部材の一側板をラッチの係合面に当接させる際に、
受け穴とラッチとの係合位置までをロスのない少ない力
で円滑に操作でき、よって、操作性及び使用性の向上を
図れるとともに、駆動軸円盤の回動に追動してスライド
部材をスライドさせるようにしたので、スライド量を微
調整でき、よって、調整後におけるラッチとの係合時の
ガタを確実に抑制することができるラッチ受け金具を得
られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るラッチ受け金具の一実施例を示
す使用状態の概要斜視図である。
【図2】図1で示したラッチ受け金具の分解斜視図であ
る。
【図3】調整前の状態を示す概要断面図である。
【図4】調整前の状態における要部正面図である。
【図5】調整途中の状態を示す概要断面図である。
【図6】調整後の状態を示す概要断面図である。
【図7】調整後の状態における要部正面図である。
【図8】従来例によるラッチ受け金具を示す使用状態の
概要斜視図である。
【符号の説明】
2 扉取付枠 2a 堀込み穴 4 扉 6 ラッチ 6a 係合面 8 開口穴 10 ラッチ受け金具 12 ベース部材 14 カバープレート 15 駆動部 16 駆動凸部 18 駆動軸円盤 20 スライド部材 20a 左側板 20b 底板 23 収容部 23a 底板 23b 嵌合孔 28 透孔

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドア閉位置でラッチを収容するとともに
    前記ラッチに係合する受け穴を形成する箱体状の開口穴
    を有するスライド部材と、扉取付枠の掘込み穴に取付け
    られるとともに前記スライド部材を左右に移動自在に遊
    嵌させる箱体状の収容部を有するベース部材と、前記ス
    ライド部材を被覆するとともに前記ラッチを前記開口穴
    に挿抜自在に開口させた透孔を有するカバープレートと
    を備え、 前記ベース部材の底板と前記スライド部材の底板との間
    に駆動円盤を介在配置させ、該駆動円盤の一面に回動軸
    から離間させて駆動凸部を設けるとともに他面に回動軸
    を合致させかつ前記駆動円盤よりも小さい径をもつ駆動
    軸円盤を設け、前記ベース部材又は前記スライド部材の
    底板に前記駆動軸円盤を回動自在に嵌合させる嵌合孔を
    配し、前記スライド部材又は前記ベース部材の底板に前
    記駆動凸部を上下に移動させる長孔を配し、前記駆動凸
    部又は前記駆動軸円盤の先端部に駆動用具を係合させる
    係合溝を設けてなり、 前記駆動凸部又は前記駆動軸円盤の回動に前記駆動円盤
    を追動させたとき、前記駆動凸部が前記長孔を上又は下
    に移動しかつ前記開口穴が左又は右に移動して、前記開
    口穴の左側板を前記ラッチの係合面に係合可能にしてな
    ることを特徴とするラッチ受け金具。
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