JP3000187U - ドアラッチ受け金具 - Google Patents

ドアラッチ受け金具

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JP3000187U JP7894U JP7894U JP3000187U JP 3000187 U JP3000187 U JP 3000187U JP 7894 U JP7894 U JP 7894U JP 7894 U JP7894 U JP 7894U JP 3000187 U JP3000187 U JP 3000187U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドアラッチを適正位置で受ける。 【構成】 縦枠5に取り付けられた受け箱1と、該受け
箱に左右に動き得る余裕のある状態に嵌まりドアラッチ
6が嵌合するスライド箱3と、スライド箱の上から縦枠
に固定されスライド箱のラッチ侵入開口30よりも幅広の
窓孔41を有するラッチ案内板4と、受け箱1とスライド
箱3との間に介装された回転板2とによって構成され、
回転板は回転中心を半径中心とする小径円弧面23と大径
円弧面24が対向した略扇形に形成され、小径円弧面23と
大径円弧面24が受け箱1の左右の側壁内面に摺接してお
り、回転板2の回転中心にはドライバー係合溝付きの円
形の突起21が突設され、スライド箱3の底板にスライド
方向に長孔31が開設されて該長孔に前記回転板2の突起
21が嵌まり、回転板2には大径円弧面24の一端側近傍か
ら突起21に近づくガイド溝25が形成され、スライド箱3
は該ガイド溝25に嵌まる突軸34を有している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ドアラッチの受け金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のドアラッチの受け金具には、ドア取付け開口の縦枠の戸当り部に当った 状態における、ドアラッチと受け金具との間の遊び調節して、閉状態のドアのガ タつきを防止できるものがある。 上記受け金具は、図10に示す如く、縦枠(5)の嵌込み穴(51)に嵌めて取り付 けられた受け箱(1)と、該受け箱(1)に左右に動き得る余裕のある状態に嵌まり ドアラッチ(6)の先端が嵌合するスライド箱(3)と、スライド箱(3)に被さって スライド箱(3)のスライドの支障にならない様に、縦枠(5)に固定されスライド 箱(3)のラッチ侵入開口(30)よりも幅広の窓孔(41)を開設したラッチ案内板(4) と、受け箱(1)とスライド箱(3)との間に介装されスライド箱(3)の左右位置を 調整する回転板(2)とによって構成されている。
【0003】 回転板(2)は、直径が受け箱(1)の内幅に対応する円板(27)に偏心突軸(28)を 突設しており、受け箱(1)に回転可能に嵌まって偏心突軸(28)を、スライド箱( 3)の底板に開設した貫通丸孔(29)に回転可能に嵌めている。 貫通丸孔(29)から臨出した偏心突軸(28)端面のドライバー係合溝(図示せず)に 、ドライバーを嵌合して回転板(2)を回すことにより、偏心突軸(28)は偏心回転 し、スライド箱(3)を左右にスライドさせることができる。
【0004】
【本考案が解決しようとする課題】
上記受け金具は、偏心突軸(28)の中心を通る回転板(2)の直径線が、スライド 箱(3)のスライド方向と直交する方向に対して傾いた状態、即ち、スライド箱( 3)がスライド範囲の中間に位置した状態では、スライド箱(3)に左或いは右方 向に強い衝撃が加わったとき、スライド箱(3)に押されて回転板(2)に回転モー メントが生じて、スライド箱(3)が力の掛る方向に位置ずれし、スライド箱(3) を適正位置を保持できない問題があった。
【0005】 又、回転板(2)は無制限に回わすことができ、回転板(2)を180゜以上回転 させると、スライド箱(3)は右或いは左方向に最大スライドした状態を経て、逆 方向にスライドする。従って、スライド箱(3)の左或いは右方向への許容最大移 動端が判り難い問題があった。 本考案は、スライド中間位置のスライド箱(3)にスライド方向に強い衝撃が加 わっても、回転板(2)に回転モーメントを生じることなく、スライド箱(3)の適 正位置を保持でき、又、回転板(2)の回転角度を規制してスライド箱(3)の右或 いは左方向の許容最大移動端が明確となるドアラッチ受け金具を明らかにするも のである。
【0006】
【課題を解決する手段】
本考案のドアラッチ受け金具は、ドア取付け開口の縦枠(5)の嵌込み穴(51)に 嵌めて取り付けられた受け箱(1)と、該受け箱(1)に左右に動き得る余裕のある 状態に嵌まりドアラッチ(6)の先端が嵌合するスライド箱(3)と、スライド箱( 3)に被さってスライド箱(3)のスライドの支障にならない様に縦枠(5)に固定 されスライド箱(3)のラッチ侵入開口(30)よりも幅広の窓孔(41)を開設したラッ チ案内板(4)と、受け箱(1)とスライド箱(3)との間に介装されスライド箱(3) の左右位置を調整する回転板(2)とによって構成されたドアラッチ受け金具に於 いて、回転板(2)は回転中心を半径中心とする小径円弧面(23)と大径円弧面(2
4) が対向した略扇形に形成され、小径円弧面(23)と大径円弧面(24)が受け箱
(1)の 左右の側壁(13)(13)内面に摺接しており、回転板(2)の回転中心には円形の突起 (21)を突設して該突起(21)の端面にドライバー係合溝(22)が形成され、スライド 箱(3)の底板にスライド方向に長孔(31)が開設されて該長孔に前記回転板(2)の 突起(21)がスライド可能に嵌まり、回転板(2)の大径円弧面(24)側には一端が突 起(21)に近づき他端が突起(21)から遠ざかるガイド溝(25)が形成され、スライド 箱(3)は該ガイド溝(25)にスライド可能に嵌まる突軸(34)を有している。
【0007】 又、本考案の別の態様は、回転板(2)は回転中心を半径中心とする小径円弧面 (23)と大径円弧面(24)が対向した略扇形に形成され、小径円弧面(23)と大径円弧 面(24)が受け箱(1)の左右の側壁(13)(13)内面に摺接しており、回転板(2)の回 転中心には円形の突起(21)を突設して該突起の端面にドライバー係合溝(22)が開 設され、スライド箱(3)の底面には回転板(2)の回転中心から徐々に遠ざかるガ イド溝(25)が形成され、回転板(2)には該ガイド溝(25)にスライド可能に係合す る突軸(34)が突設されている。
【0008】 更に、本考案の他の態様は、上記前者と後者のドアラッチ受け金具に、スライ ド箱(3)のラッチ侵入開口(30)の両側縁には、ラッチ案内板(4)の裏面に沿うス ライド案内板(32)が突設され、該スライド案内板(32)にはスライド方向に等間隔 に目盛線(34)が施されている。
【0009】
【作用及び効果】
最初に挙げた受け金具は、回転板(2)の突起(21)にドライバーを係合して回転 板(2)を回すと、回転板(2)の小径円弧面(23)と大径円弧面(24)は受け箱(1)の 両側壁(13)(13)内面に摺接したまま回転する。回転板(2)の突起(21)は、スライ ド箱(3)にスライド方向に開設した長孔(31)にスライド可能に嵌まり、スライド 箱(3)は受け箱(1)に左右方向にスライド可能に嵌まっているため、回転板(2) を回転させても回転中心の突起(21)は定位置を保つ。
【0010】 回転板(2)に突設した突軸(34)は、回転板(2)の回転に伴って変位する。 突軸(34)がスライド可能に嵌まったスライド箱(3)のガイド溝(25)は、回転板 (2)の回転中心に対して徐々に接近或いは遠ざかる方向に形成されているため、 回転板(2)の回転により、スライド箱(3)は右或いは左に移動する。
【0011】 ドア(7)が縦枠(5)の戸当り部(52)に当った状態における、スライド箱(3)と ドアラッチ(6)との間の遊びが最少となる様に、スライド箱(3)の位置を調整す る。 スライド箱(3)を最適位置に調整した状態において、回転板(2)がどの方向を 向いていても、回転板(2)の小径円弧面(23)及び大径円弧面(24)は、受け箱(1) の両側壁(13)(13)内面に摺接し、両摺接点を結ぶ線Lはスライド箱(3)のスライ ド方向に一致し、該線上に突起(21)が位置しているため、スライド箱(3)にスラ イド方向に強い衝撃が加わっても、回転板(2)に回転モーメントを生じさせるこ とはなく、従って、スライド箱(3)がスライドして適正位置からずれる虞れはな い。
【0012】 又、回転板(2)の回転角度は、回転板(2)のガイド溝(25)の長さによって規制 され、ガイド溝(25)の両端にスライド箱(3)の突軸(34)が位置したときが、スラ イド箱(3)の左右の許容最大スライド端となり、スライド箱(3)の右或いは左方 向の最大移動位置が明確となる。
【0013】 2番目に挙げた、回転板(2)に突軸(34)、スライド箱(3)にガイド溝(25)を設 けた他の態様のラッチ受け金具も、上記と同様の作用効果を奏することができる 。 3番目に挙げた、スライド箱(3)に目盛線(34)を施したドアラッチ受け金具は 、スライド箱(3)のスライド量は、スライド案内板(32)の目盛線(34)を案内板( 4)の孔縁によって読み取ることができる。
【0014】
【実施例】
本考案のドアラッチ受け金具は、図4に示す如く、縦枠(5)の嵌込み穴(51)に 嵌めて取り付けられる受け箱(1)と、該受け箱(1)に左右に動き得る余裕のある 状態に嵌まるスライド箱(3)と、スライド箱(3)に被さるラッチ案内板(4)と、 受け箱(1)とスライド箱(3)との間に介装された回転板(2)とによって構成され る。
【0015】 縦枠(5)には、受け箱(1)が嵌まる縦長の嵌込み穴(51)及び縦枠(5)のドア開 閉側縁から嵌込み穴(51)に向けて浅く凹み部(52)が形成されている。 受け箱(1)は前面にラッチ侵入開口(30)を有する直方体に形成され、上下の開 口縁に外向きに取付け片(11)が突設され、該取付け片(11)に取付け孔(12)が開設 されている。 受け箱(1)の左右の開口縁は、取付け片(11)の裏面の高さに揃っている。
【0016】 スライド箱(3)は、上記受け箱(1)に左右方向には十分に余裕があり、上下方 向にはガタつきのない様に嵌まる前面開口の直方体に形成され、左右の開口縁に は外向きにスライド案内板(32)(32)が突設されている。 スライド案内板(32)(32)の厚みは、前記受け箱(1)の左右の開口縁と、取付け 片(11)の表面との段差よりも僅か小さい。 上記スライド箱(3)を受け箱(1)に嵌めたとき、スライド案内板(32)(32)が受 け箱(1)の左右の開口縁に載り、スライド箱(3)の底面と受け箱(1)との間には 、後記する回転板(2)を回転可能に介装する空間が形成される。 スライド箱(3)の底面にはスライド方向に延びる長孔(31)が開設されている。 スライド箱(3)の左右のスライド案内板(32)(32)の内、一方のスライド案内板 (32)には裏面側からのプレス加工による平行隆起突部(33)(33)が形成されている 。 又、スライド案内板(32)には、スライド方向に等間隔に目盛線(34)が施されて いる。
【0017】 受け箱(1)とスライド箱(3)の底板との間に回転板(2)が介装される。 回転板(2)は、回転中心を半径中心とする小径円弧面(23)と大径円弧面(24)が 対向した略扇形に形成され、回転中心には円形の突起(21)を突設して該突起(21) の端面にドライバー係合溝(22)が開設されている。 回転板(2)には大径円弧面(24)側に、大径円弧面(24)の一端側近傍から突起(2 1)に近づく方向に延びる円弧状ガイド溝(25)が形成されている。ガイド溝(25)は 、回転板(2)をプレスにより打抜きの直前まで加圧して形成され、回転板(2)の 裏面にはドライバー係合溝(22)に対応する円弧状の突条(20)が隆起している。 回転板(2)の裏面の適所に、上記突条(20)と同じ高さの突部(26)が突設され、 回転板(2)が受け箱(1)の底内面を安定してスライドする様になされている。
【0018】 スライド箱(3)の底板には、該箱のスライド方向に長孔(31)が開設されて該長 孔に前記回転板(2)の突起(21)がスライド可能に嵌まっている。 スライド箱(3)には前記回転板(2)のガイド溝(25)にスライド可能に嵌まる突 軸(34)が設けられている。
【0019】 スライド箱(3)の上からラッチ案内板(4)が被せられ、該案内板(4)は前記縦 枠(5)の凹み部(52)に嵌まる大きさに形成され、縦枠(5)のドア開閉側縁側との 対応部分は内側に湾曲した湾曲縁(44)となっている。 ラッチ案内板(4)には、縦枠(5)の嵌込み穴(51)との対応位置に、前記受け箱 (1)の開口と略同じ大きさの窓孔(41)が開設され、該窓孔(41)の孔縁にはスライ ド箱(3)の隆起突部(33)(33)がスライド可能に嵌まる切欠(42)(42)が開設されて いる。
【0020】 ラッチ案内板(4)には、窓孔(41)を挟んで上下に取付け孔(45)(45)が開設され 、該取付け孔(45)と受け箱(1)の取付け孔(12)に皿ビス(図示せす)を一連に嵌め て縦枠(5)に固定される。 尚、実施例では、受け箱(1)の取付け孔(12)に対して、ラッチ案内板(4)の取 付け孔(45)の孔縁をかしめて受け箱(1)とラッチ案内板(4)を一体化して、回転 板(2)及びスライド箱(3)を含むユニットとし、施工時の作業性を向上させてい る。
【0021】 案内板(4)の湾曲縁(44)から窓孔(41)までの間が、ラッチ案内面(43)となって いる。 上記の様に、ラッチ受け金具を縦枠(5)に取り付けた状態に於いて、案内板( 4)の裏面は、受け箱(1)の取付け片(11)を押圧するが、スライド箱(3)のスラ イド案内板(32)の厚みは、受け箱(1)の左右の側壁(13)(13)の開口縁と取付け片 (11)の表面との段差よりも小さいので、スライド案内板(32)がラッチ案内板(4) に押圧されることはなく、スライド箱(3)の左右の動きは拘束されない。
【0022】 然して、ドア(7)の自由端が縦枠(5)の戸当り(52)に当った状態で、ドアラッ チ(6)とスライド箱(3)のラッチ侵入開口(30)との間に、ドアがガタつく隙間が 生じた場合、ドライバーによって回転板(2)を回わす。 回転板(2)は小径円弧面(23)と大径円弧面(24)を受け箱(1)の両側壁(13)(13) 内面に摺接させた状態にて回転する。従って回転板(2)を回転させても回転中心 である突起(21)は定位置を保つ。
【0023】 回転板(2)に突設した突軸(34)は、回転板(2)の回転に伴って変位し、該突軸 (34)がスライド可能に嵌まったスライド箱(3)のガイド溝(25)は、回転板(2)の 回転中心である突起(21)に対して徐々に接近或いは遠ざかる方向に形成されてい るため、回転板(2)の回転により、スライド箱(3)は右或いは左側に移動する。 スライド箱(3)のスライド量は、スライド案内板(32)の目盛線(34)を案内板( 4)の孔縁によって読み取ることによって判る。 ドア(7)の自由端が縦枠(5)の戸当り部(52)に当った状態における、スライド 箱(3)とドアラッチ(6)との間の遊びが最少となる様に、スライド箱(3)の位置 を調整する。
【0024】 スライド箱(3)を最適位置に調整した状態において、回転板(2)がどの方向を 向いていても、回転板(2)の小径円弧面(23)及び大径円弧面(24)は、受け箱(1) の両側壁(13)(13)内面に摺接し、両摺接点を結ぶ線Lはスライド箱(3)のスライ ド方向に一致し、該線L上に突起(21)が位置しているため、スライド箱(3)にス ライド方向に強い衝撃が加わっても、回転板(2)に回転モーメントを生じさせる ことはなく、従って、スライド箱(3)がスライドして適正位置からずれる虞れは ない。
【0025】 又、回転板(2)の回転角度は、回転板(2)のガイド溝(25)の長さによって規制 され、ガイド溝(25)の両端にスライド箱(3)の突軸(34)が位置したときに、スラ イド箱(3)の左右の許容最大スライド端となり、スライド箱(3)の右或いは左方 向への最大移動端が明確となる。
【0026】 図9は、本考案の他の態様を示しており、スライド箱(3)の裏面に回転板(2) の回転中心の突起(21)が嵌まる長孔(31)及び該長孔から徐々に遠ざかるガイド溝 (25)を開設し、前記同様にして、受け箱(1)の左右両壁板内面に摺接する略扇形 の回転板(2)に、ガイド溝(25)にスライド可能嵌まる突軸(34)を突設している。 前記同様にして、回転板(2)を回すことにより、スライド箱(3)を左右に移動 させて位置調節することができる。 本考案は、上記実施例の構成に限定されることはなく、実用新案登録請求の範 囲に記載の範囲で種々の変形が可能である。
【提出日】平成6年3月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ドアラッチの受け金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のドアラッチの受け金具には、ドア取付け開口の縦枠の戸当り部に当った 状態における、ドアラッチと受け金具との間の遊びを調節して、閉状態のドアの ガタつきを防止できるものがある。 上記受け金具は、図10に示す如く、縦枠(5)の嵌込み穴(51)に嵌めて取り付 けられた受け箱(1)と、該受け箱(1)に左右に動き得る余裕のある状態に嵌まり ドアラッチ(6)の先端が嵌合するスライド箱(3)と、スライド箱(3)に被さって スライド箱(3)のスライドの支障にならない様に、縦枠(5)に固定されスライド 箱(3)のラッチ侵入開口(30)よりも幅広の窓孔(41)を開設したラッチ案内板(4) と、受け箱(1)とスライド箱(3)との間に介装されスライド箱(3)の左右位置を 調整する回転板(2)とによって構成されている。
【0003】 回転板(2)は、直径が受け箱(1)の内幅に対応する円板(27)に偏心突軸(28)を 突設しており、受け箱(1)に回転可能に嵌まって偏心突軸(28)を、スライド箱( 3)の底板に開設した貫通丸孔(29)に回転可能に嵌めている。 貫通丸孔(29)から臨出した偏心突軸(28)の端面のドライバー係合溝(図示せず) に、ドライバーを嵌合して回転板(2)を回すことにより、偏心突軸(28)は偏心回 転し、スライド箱(3)を左右にスライドさせることができる。
【0004】
【本考案が解決しようとする課題】
上記受け金具は、偏心突軸(28)の中心を通る回転板(2)の直径線が、スライド 箱(3)のスライド方向と直交する方向に対して傾いた状態、即ち、スライド箱( 3)がスライド範囲の中間に位置した状態では、スライド箱(3)に左或いは右方 向に強い衝撃が加わったとき、スライド箱(3)に押されて回転板(2)に回転モー メントが生じて、スライド箱(3)が力の掛る方向に位置ずれし、スライド箱(3) を適正位置に保持できない問題があった。
【0005】 又、回転板(2)は無制限に回わすことができ、回転板(2)を180゜以上回転 させると、スライド箱(3)は右或いは左方向に最大スライドした状態を経て、逆 方向にスライドする。従って、スライド箱(3)の左或いは右方向への許容最大移 動端が判り難い問題があった。 本考案は、スライド中間位置のスライド箱(3)にスライド方向に強い衝撃が加 わっても、回転板(2)に回転モーメントを生じることなく、スライド箱(3)の適 正位置を保持でき、又、回転板(2)の回転角度を規制してスライド箱(3)の右或 いは左方向の許容最大移動端が明確となるドアラッチ受け金具を明らかにするも のである。
【0006】
【課題を解決する手段】
本考案のドアラッチ受け金具は、ドア取付け開口の縦枠(5)の嵌込み穴(51)に 嵌めて取り付けられた受け箱(1)と、該受け箱(1)に左右に動き得る余裕のある 状態に嵌まりドアラッチ(6)の先端が嵌合するスライド箱(3)と、スライド箱( 3)に被さってスライド箱(3)のスライドの支障にならない様に縦枠(5)に固定 されスライド箱(3)のラッチ侵入開口(30)よりも幅広の窓孔(41)を開設したラッ チ案内板(4)と、受け箱(1)とスライド箱(3)との間に介装されスライド箱(3) の左右位置を調整する回転板(2)とによって構成されたドアラッチ受け金具に於 いて、回転板(2)は回転中心を半径中心とする小径円弧面(23)と大径円弧面(2
4) が対向した略扇形に形成され、小径円弧面(23)と大径円弧面(24)が受け箱
(1)の 左右の側壁(13)(13)内面に摺接しており、回転板(2)の回転中心には円形の突起 (21)を突設して該突起(21)の端面にドライバー係合溝(22)が形成され、スライド 箱(3)の底板にスライド方向に長孔(31)が開設されて該長孔に前記回転板(2)の 突起(21)がスライド可能に嵌まり、回転板(2)の大径円弧面(24)側には一端が突 起(21)に近づき他端が突起(21)から遠ざかるガイド溝(25)が形成され、スライド 箱(3)は該ガイド溝(25)にスライド可能に嵌まる突軸(34)を有している。
【0007】 又、本考案の別の態様は、回転板(2)は回転中心を半径中心とする小径円弧面 (23)と大径円弧面(24)が対向した略扇形に形成され、小径円弧面(23)と大径円弧 面(24)が受け箱(1)の左右の側壁(13)(13)内面に摺接しており、回転板(2)の回 転中心には円形の突起(21)を突設して該突起の端面にドライバー係合溝(22)が開 設され、スライド箱(3)の底面には回転板(2)の回転中心から徐々に遠ざかるガ イド溝(25)が形成され、回転板(2)には該ガイド溝(25)にスライド可能に係合す る突軸(34)が突設されている。
【0008】 更に、本考案の他の態様は、上記前者と後者のドアラッチ受け金具に、スライ ド箱(3)のラッチ侵入開口(30)の両側縁には、ラッチ案内板(4)の裏面に沿うス ライド案内板(32)が突設され、該スライド案内板(32)にはスライド方向に等間隔 に目盛線(35)が施されている。
【0009】
【作用及び効果】
最初に挙げた受け金具は、回転板(2)の突起(21)にドライバーを係合して回転 板(2)を回すと、回転板(2)の小径円弧面(23)と大径円弧面(24)は受け箱(1)の 両側壁(13)(13)内面に摺接したまま回転する。回転板(2)の突起(21)は、スライ ド箱(3)にスライド方向に開設した長孔(31)にスライド可能に嵌まり、スライド 箱(3)は受け箱(1)に左右方向にスライド可能に嵌まっているため、回転板(2) を回転させても回転中心の突起(21)は定位置を保つ。
【0010】 回転板(2)に開設したガイド溝(25)は、回転板(2)の回転に伴って変位する。 スライド箱(3)の突軸(34)はガイド溝(25)に嵌まっており、該ガイド溝(25)は 、回転板(2)の回転中心に対して徐々に接近或いは遠ざかる方向に形成されてい るため、回転板(2)の回転により、スライド箱(3)は右或いは左に移動する。
【0011】 ドア(7)が縦枠(5)の戸当り部(53)に当った状態における、スライド箱(3)と ドアラッチ(6)との間の遊びが最少となる様に、スライド箱(3)の位置を調整す る。 スライド箱(3)を最適位置に調整した状態において、回転板(2)がどの方向を 向いていても、回転板(2)の小径円弧面(23)及び大径円弧面(24)は、受け箱(1) の両側壁(13)(13)内面に摺接し、両摺接点を結ぶ線Lはスライド箱(3)のスライ ド方向に一致し、該線上に突起(21)が位置しているため、スライド箱(3)にスラ イド方向に強い衝撃が加わっても、回転板(2)に回転モーメントを生じさせるこ とはなく、従って、スライド箱(3)がスライドして適正位置からずれる虞れはな い。
【0012】 又、回転板(2)の回転角度は、回転板(2)のガイド溝(25)の長さによって規制 され、ガイド溝(25)の両端にスライド箱(3)の突軸(34)が位置したときが、スラ イド箱(3)の左右の許容最大スライド端となり、スライド箱(3)の右或いは左方 向の最大移動位置が明確となる。
【0013】 2番目に挙げた、回転板(2)に突軸(34)、スライド箱(3)にガイド溝(25)を設 けた他の態様のラッチ受け金具も、上記と同様の作用効果を奏することができる 。 3番目に挙げた、スライド箱(3)に目盛線(35)を施したドアラッチ受け金具は 、スライド箱(3)のスライド量は、スライド案内板(32)の目盛線(35)を案内板( 4)の孔縁によって読み取ることができる。
【0014】
【実施例】
本考案のドアラッチ受け金具は、図4に示す如く、縦枠(5)の嵌込み穴(51)に 嵌めて取り付けられる受け箱(1)と、該受け箱(1)に左右に動き得る余裕のある 状態に嵌まるスライド箱(3)と、スライド箱(3)に被さるラッチ案内板(4)と、 受け箱(1)とスライド箱(3)との間に介装された回転板(2)とによって構成され る。
【0015】 縦枠(5)には、受け箱(1)が嵌まる縦長の嵌込み穴(51)及び縦枠(5)のドア開 閉側縁から嵌込み穴(51)に向けて浅く凹み部(52)が形成されている。 受け箱(1)は前面にラッチ侵入開口(30)を有する直方体に形成され、上下の開 口縁に外向きに取付け片(11)が突設され、該取付け片(11)に取付け孔(12)が開設 されている。 受け箱(1)の左右の開口縁は、取付け片(11)の裏面の高さに揃っている。
【0016】 スライド箱(3)は、上記受け箱(1)に左右方向には十分に余裕があり、上下方 向にはガタつきのない様に嵌まる前面開口の直方体に形成され、左右の開口縁に は外向きにスライド案内板(32)(32)が突設されている。 スライド案内板(32)(32)の厚みは、前記受け箱(1)の左右の開口縁と、取付け 片(11)の表面との段差よりも僅か小さい。 上記スライド箱(3)を受け箱(1)に嵌めたとき、スライド案内板(32)(32)が受 け箱(1)の左右の開口縁に載り、スライド箱(3)の底面と受け箱(1)との間には 、後記する回転板(2)を回転可能に介装する空間が形成される。 スライド箱(3)の底面の略中央部にはスライド方向に延びる長孔(31)が開設さ れている。 スライド箱(3)の左右のスライド案内板(32)(32)の内、一方のスライド案内板 (32)には裏面側からのプレス加工による平行隆起突部(33)(33)が形成されている 。 又、スライド案内板(32)には、スライド方向に等間隔に目盛線(35)が施されて いる。
【0017】 受け箱(1)とスライド箱(3)の底板との間に回転板(2)が介装される。 回転板(2)は、回転中心を半径中心とする小径円弧面(23)と大径円弧面(24)が 対向した略扇形に形成され、回転中心には円形の突起(21)を突設して該突起(21) の端面にドライバー係合溝(22)が開設されている。 回転板(2)には大径円弧面(24)側に、大径円弧面(24)の一端側近傍から突起(2 1)に近づく方向に延びる円弧状ガイド溝(25)が形成されている。ガイド溝(25)は 、回転板(2)をプレスにより打抜きの直前まで加圧して形成され、回転板(2)の 裏面にはガイド溝(25)に対応する円弧状の突条(20)が隆起している。 回転板(2)の裏面の適所に、上記突条(20)と同じ高さの突部(26)が突設され、 回転板(2)が受け箱(1)の底内面を安定してスライドする様になされている。
【0018】 スライド箱(3)の底板には、該箱のスライド方向に長孔(31)が開設されて該長 孔に前記回転板(2)の突起(21)がスライド可能に嵌まっている。 スライド箱(3)には前記回転板(2)のガイド溝(25)にスライド可能に嵌まる突 軸(34)が設けられている。
【0019】 スライド箱(3)の上からラッチ案内板(4)が被せられ、該案内板(4)は前記縦 枠(5)の凹み部(52)に嵌まる大きさに形成され、縦枠(5)のドア開閉側縁側との 対応部分は内側に湾曲した湾曲縁(44)となっている。 ラッチ案内板(4)には、縦枠(5)の嵌込み穴(51)との対応位置に、前記受け箱 (1)の開口と略同じ大きさの窓孔(41)が開設され、該窓孔(41)の孔縁にはスライ ド箱(3)の隆起突部(33)(33)がスライド可能に嵌まる切欠(42)(42)が開設されて いる。
【0020】 ラッチ案内板(4)には、窓孔(41)を挟んで上下に取付け孔(45)(45)が開設され 、該取付け孔(45)と受け箱(1)の取付け孔(12)に皿ビス(図示せす)を一連に嵌め て縦枠(5)に固定される。 尚、実施例では、受け箱(1)の取付け孔(12)に対して、ラッチ案内板(4)の取 付け孔(45)の孔縁をかしめて受け箱(1)とラッチ案内板(4)を一体化して、回転 板(2)及びスライド箱(3)を含むユニットとし、施工時の作業性を向上させてい る。
【0021】 案内板(4)の湾曲縁(44)から窓孔(41)までの間が、ラッチ案内面(43)となって いる。 上記の様に、ラッチ受け金具を縦枠(5)に取り付けた状態に於いて、案内板( 4)の裏面は、受け箱(1)の取付け片(11)を押圧するが、スライド箱(3)のスラ イド案内板(32)の厚みは、受け箱(1)の左右の側壁(13)(13)の開口縁と取付け片 (11)の表面との段差よりも小さいので、スライド案内板(32)がラッチ案内板(4) に押圧されることはなく、スライド箱(3)の左右の動きは拘束されない。
【0022】 然して、ドア(7)の自由端が縦枠(5)の戸当り部(53)に当った状態で、ドアラ ッチ(6)とスライド箱(3)のラッチ侵入開口(30)との間に、ドアがガタつく隙間 が生じた場合、ドライバーによって回転板(2)を回わす。 回転板(2)は小径円弧面(23)と大径円弧面(24)を受け箱(1)の両側壁(13)(13) 内面に摺接させた状態にて回転する。従って回転板(2)を回転させても回転中心 である突起(21)は定位置を保つ。
【0023】 回転板(2)に開設したガイド溝(25)は、回転板(2)の回転に伴って変位する。 スライド箱(3)の突軸(34)はガイド溝(25)に嵌まっており、該ガイド溝(25)は 、回転板(2)の回転中心に対して徐々に接近或いは遠ざかる方向に形成されてい るため、回転板(2)の回転により、スライド箱(3)は右或いは左に移動する。 スライド箱(3)のスライド量は、スライド案内板(32)の目盛線(35)を案内板( 4)の孔縁によって読み取ることによって判る。 ドア(7)の自由端が縦枠(5)の戸当り部(53)に当った状態における、スライド 箱(3)とドアラッチ(6)との間の遊びが最少となる様に、スライド箱(3)の位置 を調整する。
【0024】 スライド箱(3)を最適位置に調整した状態において、回転板(2)がどの方向を 向いていても、回転板(2)の小径円弧面(23)及び大径円弧面(24)は、受け箱(1) の両側壁(13)(13)内面に摺接し、両摺接点を結ぶ線Lはスライド箱(3)のスライ ド方向に一致し、該線L上に突起(21)が位置しているため、スライド箱(3)にス ライド方向に強い衝撃が加わっても、回転板(2)に回転モーメントを生じさせる ことはなく、従って、スライド箱(3)がスライドして適正位置からずれる虞れは ない。
【0025】 又、回転板(2)の回転角度は、回転板(2)のガイド溝(25)の長さによって規制 され、ガイド溝(25)の両端にスライド箱(3)の突軸(34)が位置したときに、スラ イド箱(3)の左右の許容最大スライド端となり、スライド箱(3)の右或いは左方 向への最大移動端が明確となる。
【0026】 図9は、本考案の他の態様を示しており、スライド箱(3)の裏面に回転板(2) の回転中心の突起(21)が嵌まる長孔(31)及び該長孔から徐々に遠ざかるガイド溝 (25)を開設し、前記同様にして、受け箱(1)の左右両壁板内面に摺接する略扇形 の回転板(2)に、ガイド溝(25)にスライド可能に嵌まる突軸(34)を突設している 。 前記同様にして、回転板(2)を回すことにより、スライド箱(3)を左右に移動 させて位置調節することができる。 本考案は、上記実施例の構成に限定されることはなく、実用新案登録請求の範 囲に記載の範囲で種々の変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】スライド箱の右寄り状態のラッチ受け金具の正
面図である。
【図2】スライド箱の左寄り状態のラッチ受け金具の正
面図である。
【図3】図1のA-Aに沿う断面図である。
【図4】ラッチ受け金具の分解斜面図である。
【図5】回転板の正面図である。
【図6】回転板の断面図である。
【図7】スライド箱の正面図である。
【図8】スライド箱の側面図である。
【図9】スライド箱と回転板の他の態様を示す斜面図で
ある。
【図10】従来のラッチ受け金具の断面図である。
【符号の説明】
(1) 受け箱 (2) 回転板 (21) 突起 (23) 小径円弧面 (24) 大径円弧面 (25) ガイド溝 (3) スライド箱 (31) 長孔 (34) 突軸 (4) 案内板 (41) 窓孔
【手続補正書】
【提出日】平成6年3月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 ドアラッチ受け金具
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】スライド箱の右寄り状態のラッチ受け金具の正
面図である。
【図2】スライド箱の左寄り状態のラッチ受け金具の正
面図である。
【図3】図1のA-Aに沿う断面図である。
【図4】ラッチ受け金具の分解斜面図である。
【図5】回転板の正面図である。
【図6】回転板の断面図である。
【図7】スライド箱の正面図である。
【図8】スライド箱の側面図である。
【図9】スライド箱と回転板の他の態様を示す斜面図で
ある。
【図10】従来のラッチ受け金具の断面図である。
【符号の説明】 (1) 受け箱 (2) 回転板 (21) 突起 (23) 小径円弧面 (24) 大径円弧面 (25) ガイド溝 (3) スライド箱 (31) 長孔 (34) 突軸 (4) 案内板 (41) 窓孔
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドア取付け開口の縦枠(5)の嵌込み穴(5
    1)に嵌めて取り付けられた受け箱(1)と、該受け箱(1)
    に左右に動き得る余裕のある状態に嵌まりドアラッチ
    (6)の先端が嵌合するスライド箱(3)と、スライド箱
    (3)に被さってスライド箱(3)のスライドの支障になら
    ない様に縦枠(5)に固定されスライド箱(3)のラッチ侵
    入開口(30)よりも幅広の窓孔(41)を開設したラッチ案内
    板(4)と、受け箱(1)とスライド箱(3)との間に介装さ
    れスライド箱(3)の左右位置を調整する回転板(2)とに
    よって構成されたドアラッチ受け金具に於いて、回転板
    (2)は回転中心を半径中心とする小径円弧面(23)と大径
    円弧面(24)が対向した略扇形に形成され、小径円弧面(2
    3)と大径円弧面(24)が受け箱(1)の左右の側壁(13)(13)
    内面に摺接しており、回転板(2)の回転中心には円形の
    突起(21)を突設して該突起(21)の端面にドライバー係合
    溝(22)が形成され、スライド箱(3)の底板にスライド方
    向に長孔(31)が開設されて該長孔に前記回転板(2)の突
    起(21)がスライド可能に嵌まり、回転板(2)の大径円弧
    面(24)側には一端が突起(21)に近づき他端が突起(21)か
    ら遠ざかるガイド溝(25)が形成され、スライド箱(3)は
    該ガイド溝(25)にスライド可能に嵌まる突軸(34)を有し
    ているドアラッチ受け金具。
  2. 【請求項2】 ドア取付け開口の縦枠(5)の嵌込み穴(5
    1)に嵌めて取り付けられた受け箱(1)と、該受け箱(1)
    に左右に動き得る余裕のある状態に嵌まりドアラッチ
    (6)の先端が嵌合するスライド箱(3)と、スライド箱
    (3)に被さってスライド箱(3)のスライドの支障になら
    ない様に縦枠(5)に固定されスライド箱(3)のラッチ侵
    入開口(30)よりも幅広の窓孔(41)を開設したラッチ案内
    板(4)と、受け箱(1)とスライド箱(3)との間に介装さ
    れスライド箱(3)の左右位置を調整する回転板(2)とに
    よって構成されたドアラッチ受け金具に於いて、回転板
    (2)は回転中心を半径中心とする小径円弧面(23)と大径
    円弧面(24)が対向した略扇形に形成され、小径円弧面(2
    3)と大径円弧面(24)が受け箱(1)の左右の側壁(13)(13)
    内面に摺接しており、回転板(2)の回転中心には円形の
    突起(21)を突設して該突起の端面にドライバー係合溝(2
    2)が開設され、スライド箱(3)の底面には回転板(2)の
    回転中心から徐々に遠ざかる方向に延びるガイド溝(25)
    が形成され、回転板(2)には該ガイド溝(25)にスライド
    可能に係合する突軸(34)が突設されているドアラッチ受
    け金具。
  3. 【請求項3】 スライド箱(3)のラッチ侵入開口(30)の
    両側縁には、ラッチ案内板(4)の裏面に沿うスライド案
    内板(32)が突設され、該スライド案内板(32)にはスライ
    ド方向に等間隔に目盛線(34)が施されている請求項1又
    は2に記載のドアラッチ受け金具。
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