JP3838588B2 - カム式調整ストライク - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、扉の錠のラッチボルト等を係入させるため、扉枠又は両開き扉における他の扉に取り付けられるカム式の調整ストライクに関する。
【0002】
【従来の技術】
調整用の回転軸をドライバ等で回すことにより板カムを回動変位させ、係合部を有する内ケースを左右方向(水平方向)に動かして調整できるようにした従来のカム式ストライクとしては、例えば、実公平6−43406号公報、実公平6−49780号公報又は実開平7−10307号公報等に記載されたものを挙げることができる。
【0003】
これらのストライクでは、突出位置にあるラッチボルト等と内ケースの係合部との位置関係を適正に調整して風や振動による扉のがたつきを排除するについて、ストライクの取付け後に極めて簡単な操作でそのがたつきを無くすことができるので、なかなか便利である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のこの種のカム式ストライクにおいては、扉が大きな風圧を受けラッチボルト等が内ケースの係合部に強く衝突すると、その衝撃力の大部分が内ケースとトロヨケとの間を直接剛的に接続している板カムに伝えられることになる。
【0005】
従って、板カム部分にはかなり大きな力が頻繁に作用して、回転操作軸を含む板カム部分は極めて損傷しやすいことになる。
【0006】
この発明のカム式調整ストライクは、比較的小部品である板カムの破損を防止することを目的として提案されたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、この発明は、扉の錠のラッチボルト及び/又はデッドボルトを係入させるため、扉枠又は両開き扉の他の扉に取り付けられるストライクにおいて;ストライク板とトロヨケとで形成される空間部に内側から順に作動板及び内ケースを装着すること;作動板は上下方向にのみ移動可能にすると共に、ラッチボルト及び/又はデッドボルトに対する係合部を有する内ケースは正面から見て左右方向にのみ移動可能にすること;作動板には案内斜孔を穿設すると共に、作動板の中央部には板カムを収容する切除部を設けること;内ケースの外底部には前記案内斜孔に可動に嵌め込まれる突起を突設すると共に、内ケースの底部には板カムの回転操作軸を回転可能に嵌め合せるための受け孔を穿設すること;回転操作軸の工具係着部は前記受け孔から内ケース内に露出させること;及び、板カムはその周縁を前記作動板の切除部における上下の端縁に摺接させるようにして該作動板の切除部に収容することを構成条件とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施例に基いてこの発明について説明する。
この発明のカム式調整式ストライクは、扉の錠のラッチボルト及び/又はデッドボルト(以下「ラッチボルト等」と略称する)を係入させるため、扉枠又は両開き扉における他の扉に取り付けて用いるものである。
【0009】
図示例のストライクは、突出させたラッチボルト及びデッドボルトを共に受け入れることができるようにした共用タイプのもので、縦長に、すなわち上下方向に長く作られているが、ラッチボルト又はデッドボルトを単一で係入させるようにする場合は、ストライクの全長(上下方向の長さ)は勿論短くして製作することができる。
【0010】
図1〜図4において、符号1はストライク板で、11はラッチボルト等が差し込まれる開口、12は扉枠又は他の扉に対する取付け用のねじ孔、13は後記の内ケース5の舌片52に対する案内溝である。
【0011】
ストライク板1の後方に設けられる固定の外ケースであるトロヨケ2は、前方が開口された箱形をなし、上下部分には取付けのためのフランジ21、21を有する。符号22は扉枠又は他の扉に対する取付け用のねじ孔である。
【0012】
ストライク板1とトロヨケ2とで形成される空間部には内側から順に作動板3、板カム4及び内ケース5を可動な状態で装着する。換言すれば、トロヨケ2、作動板3並びにカム4、内ケース5及びストライク板1は、図4に示す矢印A〜Dの順に重ね合わせて組み付けられる。
【0013】
トロヨケ2に作動板3、板カム4及び内ケース5を入れた後、ストライク板1はトロヨケ2に蓋をするようにして固定されるものであるが、その固定手段としては、バーリングによるかしめ付け、溶接、取付けねじ等による締付けその他任意の手段を採用し得る。
【0014】
作動板3は横断面において前方が開放されたコ字状をなし、その上下方向(縦方向)についてはトロヨケ2の長さ方向の内法よりも短く形成してあり、トロヨケ2内で上下方向(縦方向)にのみ移動可能にしてある。
【0015】
作動板3の本体部分には後記の内ケース5の突起53が可動に嵌め込まれる任意数の案内斜孔31が穿設され、その中央部には後記の板カム4を収容する切除部32を設ける。
【0016】
作動板3の一方の側板に設けられた切欠き33は、トロヨケ2の一方の側板に鋲などで固着される板ばねその他の押しばね6を該作動板3の変位の際に逃がすための逃げ穴として機能する。
【0017】
図示例においては、作動板3はトロヨケ2の内面及び内ケース5の外底面によって案内されトロヨケ2内で上下方向(矢印P方向)にのみ可動とされる。
【0018】
前記の作動板3における切除部32には作動板3とほぼ同じ厚さの板カム4が収容されており、板カム4の前後面は内ケース5及びトロヨケ2の底板で挟まれている。
【0019】
図5に明示するように、板カム4の正面形は好ましくは多角形をなし、その回転操作軸41は板カム4の偏心させた位置において前方に向け突設させてある。
【0020】
回転操作軸41の突出部分は薄い円柱状をなし、後記の内ケース5の受け孔54に回転可能に嵌め合せてある。
【0021】
また、回転操作軸41の外端にはドライバ等の工具の先端を係着させる工具係着部42が設けてあり、その工具係着部42は内ケース5内に露出する。
【0022】
内ケース5は前方が開口された箱形をなし、一方の側板、例えば、右方の側板はラッチボルト等の背面が当接する係合部51として機能する。
【0023】
内ケース5の開口部における両側部分には任意数のフランジ状をなす舌片52を備えており、内ケース5の外底面には低いピンの形状をなす任意数の突起53が突設してある。それら突起53は上述の作動板3の案内斜孔31に可動に嵌め込まれる。
【0024】
更に、内ケース5の底板の中央部には円形の受け孔54が穿設してあって、これには上記の板カム4の回転操作軸41が回動可能に嵌め合わせてある。
【0025】
内ケース5はトロヨケ2よりも幅狭とされて正面から見て左右方向(矢印Q方向)にのみ移動可能とされている。
【0026】
内ケース5の左右方向への移動の案内は、内ケース5の外面とトロヨケ2の内面との摺接、内ケース5の一部の舌片52とストライク板1の案内溝13との可動の嵌め合わせ、及び、内ケース5の他の舌片52とストライク板1の裏面とトロヨケ2の前方縁との間に設けた隙間23との可動の嵌め合わせによって行われる。
【0027】
図2及び図4に示す板ばねその他の押しばね6は、トロヨケ2の一方の側板と内ケース5の一方の側板と内ケース5の一方の側板との間に装着され、内ケース5をトロヨケ2の他方の側板に向け、すなわち内ケース5の係合部51がトロヨケ2の他方の側板に近づく方向に付勢させてある。
【0028】
この押しばね6は内ケース5の突起53を作動板3の案内斜孔31の縁部に確実に押圧させるために必要に応じて設けたもので、遊びが多少存在していても内ケース5を安定した状態でセッティングができるようにしたものである。
【0029】
上記のような構成のこの発明のストライクにおいて、内ケース5を左右方向(Q方向)に移動させてその係合部51が適切な位置を占めるようにするためには、ドライバ等の工具の先端を回転操作軸41の工具係着部42に係着して該操作軸41を右又は左回りに回す。
【0030】
その際、操作軸41と共に回動変位する板カム4はその周縁で作動板3の切除部32における上方又は下方の端縁34に摺接し、該作動板3を矢印Pで示すように上方又は下方に変位させる。
【0031】
そして、作動板3の案内斜孔31と内ケース5の突起53との係合により、左右方向(矢印Q方向)への移動のみが許容された内ケース5を左又は右方向に変位させる。
【0032】
前記の作用により、内ケース5の係合部51はラッチボルト等に対し適正位置が占められるよう調整されることになり、扉の閉鎖時ラッチボルト等との間にがたつきを生じさせないようにすることができる。
【0033】
【発明の効果】
以上に説明したこの発明のカム式調整ストライクによれば、板カムが取り付けられた内ケースとトロヨケとの間に作動板が介在させてあるので、ラッチボルト等から内ケースの係合部に押圧力が付与された際、内ケースの突起と作動板の案内斜孔との嵌め込み構造により、内ケースに対して作用した力がトロヨケと板カムとに分散されて伝達されることになる。そのため、回転操作軸を含む板カムに掛かる力を半分程度に減じることができ、板カムの損傷を著しく減少させるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のカム式調整ストライクの実施例を示す正面図。
【図2】図1のII−II線による部分横断底面図。
【図3】図1のIII−III線による部分縦断側面図。
【図4】図1に示すストライクの分解正面図。
【図5】図1のストライクから取り外した板カムを拡大して示した図面で、(A)は正面図、(B)は平面図である。
【符号の説明】
1 ストライク板
2 トロヨケ
3 作動板
31 案内斜孔
32 切除部
34 端縁
4 板カム
41 回転操作軸
42 工具係着部
5 内ケース
51 係合部
53 突起
54 受け孔

Claims (1)

  1. 扉の錠のラッチボルト及び/又はデッドボルトを係入させるため、扉枠又は両開き扉の他の扉に取り付けられるストライクにおいて;ストライク板とトロヨケとで形成される空間部に内側から順に作動板及び内ケースを装着すること;作動板は上下方向にのみ移動可能にすると共に、ラッチボルト及び/又はデッドボルトに対する係合部を有する内ケースは正面から見て左右方向にのみ移動可能にすること;作動板には案内斜孔を穿設すると共に、作動板の中央部には板カムを収容する切除部を設けること;内ケースの外底部には前記案内斜孔に可動に嵌め込まれる突起を突設すると共に、内ケースの底部には板カムの回転操作軸を回転可能に嵌め合せるための受け孔を穿設すること;回転操作軸の工具係着部は前記受け孔から内ケース内に露出させること;及び、板カムはその周縁を前記作動板の切除部における上下の端縁に摺接させるようにして該作動板の切除部に収容することを構成条件とするカム式調整ストライク。
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