JP2003082890A - ラッチ受け - Google Patents

ラッチ受け

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JP2003082890A
JP2003082890A JP2001279138A JP2001279138A JP2003082890A JP 2003082890 A JP2003082890 A JP 2003082890A JP 2001279138 A JP2001279138 A JP 2001279138A JP 2001279138 A JP2001279138 A JP 2001279138A JP 2003082890 A JP2003082890 A JP 2003082890A
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JP
Japan
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cam
door
latch
seat
thickness direction
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001279138A
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English (en)
Inventor
Yasuhito Nishihara
康仁 西原
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Giken Kanamono KK
Original Assignee
Giken Kanamono KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラッチの調整を正確に、かつ調整位置を長期
にわたって維持できるようにすること。 【解決手段】 受座1の背面に固定するトロ箱の上下の
端壁8、8に斜めのガイド孔9、9を設ける一方、調整
ネジ20を介してスライド板14の背面に接離自在に設
けたカム板22にガイド孔9、9内を摺動するダボ2
6、26を設け、カム板22を接離方向、つまり受座1
に作用する衝撃力と直交する向きに変位させることによ
って、スライド板14を扉の厚み方向に調整変位させる
とともに、調整位置を長期に渡って変位させないように
したもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はラッチ受けに関す
る。
【0002】
【従来の技術】扉錠と対向する枠の内面に取付けられる
ラッチ受けは、一般にラッチを引き込むようにして受け
る受座と、枠に設けた凹みの内部に埋込むトロ箱と、ト
ロ箱内に調節可能に取付けられかつラッチの先端を収容
する受け箱とにより構成され、枠の内面に組付けるに当
たって適宜の工具をもって受け箱の位置を調整すること
により扉を閉めた際にラッチがガタついたり、あるいは
枠とドアとの間に隙間が生じるのを抑えるようにしてい
る。
【0003】このように、ラッチ受けは正確に取付けた
場合でも長期の使用によって扉に反りが生じたような場
合には、ラッチとラッチ受けとの間に隙間ができたり、
あるいは扉を強く押付けないとラッチを係合させること
ができなくなるといった問題が生じ、このような問題に
対して実用新案登録第2506257号公報に開示され
たラッチ受けは、トロ箱内に扉の厚み方向にスライドす
るスライド部材を設け、このスライド部材にピニオンと
一体のネジを取付けて、このピニオンをトロ箱内で上下
方向にスライドする板に設けた斜めガイド孔のラックに
噛合わせてネジを回動操作することにより、スライド部
材を扉の厚み方向に変位させてラッチとラッチ受けとの
間に生じた扉の厚み方向の歪みを取るようにしたもので
あり、また一般に広く用いられている調整自在のラッチ
受けは、スライド板に取付けたカムと一体をなすネジを
回すことにより、トロ箱の内壁に接して回動するカムを
介してスライド板を扉の厚み方向に変位調整するように
構成されている。
【0004】ところが、このような調整機構は、ラック
やカムを介してスライド板を同一面上にトロ箱を基準と
して扉の厚み方向に変位させるように構成されている関
係上、カムの回転量に対する調整量が大きいため微妙に
調整するのが困難なばかりでなく、ラッチの押圧力を受
けたスライド板がラックやカムを盲動させてしまうた
め、スライド板を調整位置からじきに変位させてしまう
といった不都合を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
微調整が可能で、しかも横からの強い力を受けても容易
に調整した位置を変えることのない新たなラッチ受けを
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明はかか
る課題を達成するためのラッチ受けとして、ラッチを受
け入れる凹部を有しかつ受座の背面に沿って扉の厚み方
向に変位調整可能に配設されたスライド部材と、上下方
向端部にカムフォロワを有しかつスライド部材の底面に
設けた調整ネジを介してスライド部材に離間接近自在に
配設されたカム部材と、このカム部材の離間接近方向の
変位に応じてカムフォロワを介してスライド部材を扉の
厚み方向に調整変位させる固定部材上のカム面とからな
るものである。
【0007】
【発明の実施の形態】そこで以下に本発明の実施例につ
いて説明する。図1乃至図2は本発明の一実施例を示し
たものである。
【0008】図において符号1は扉錠と対向した枠の内
面に取付ける受座で、この受座1の上下に設けた皿孔
2、2はトロ箱7を一体的にカシめ止めするバーリング
部をなしており、この皿孔2に通した木ネジをもって受
座1を扉錠と対向する枠の内面に取付けるように構成さ
れ、さらにこの受座1には、ラッチを受け入れる孔3と
スライド板14上の突部15を案内する凹部4が凸字状
に打ち抜き形成されている。
【0009】これに対して図中符号7は、枠の内面に穿
った凹部に嵌め込んで木肌が見えないように受座1の背
面に一体的に取付けるトロ箱で、ラッチよりも巾の広い
箱型に形成されたこのトロ箱7には、上下の端壁8、8
に斜め下方から上方へと後述するカム板22を案内する
斜めのガイド孔9、9が穿設され、またこの端壁8、8
の上縁から外向きに張出した2つの片11、11には、
前述した受座1の皿孔2、2にカシメ止めされる孔1
0、10が穿設されている。
【0010】一方、図中符号14はトロ箱7内で扉の厚
み方向に変位するスライド板で、ラッチを嵌め込み得る
巾に折り曲げ形成された左右の壁の上縁には受座1の背
面とトロ箱7の両側壁の上縁2との間に形成された隙間
に沿って扉の厚み方向に摺動する張出し片15、15が
折り曲げ形成され、またこのスライド板14の底面17
には、図2に示したように、ネジ20の首部を回動自在
に支える保持孔18が穿設されている。
【0011】この保持孔18はネジ19を介して後述す
るカム板20の端部に形成した細径部20aを支えてネ
ジ20を回動自在にかつ軸方向にはこの移動しないよう
に支える孔として形成されている。
【0012】これに対してスライド板14を扉の厚み方
向に変位させるカム板22には、その底板23にネジ2
0と螺合させるためのネジ孔24がタッピングされてい
て、このネジ20を介してスライド板14の下方に離間
接近自在に取付けられている。
【0013】また、このカム板22の底板23上下から
立上げ形成された端壁25、25にはトロ箱7のガイド
孔9、9にスライド自在に嵌め込まれるカムフォロワ2
6、26が突出形成されていて、ネジ20によってカム
板22を接離操作した場合には、ガイド板9、9に案内
されてスライド板14を扉の厚み方向に変位させるよう
に構成されている。
【0014】なお、図中符号16は、受座1の凹部4に
摺動自在に嵌め込まれるべく一方の片15の上面に形成
した突起16を示しており、また図2における符号19
は、トロ箱7の一方の壁12の上縁に形成した突縁13
と係合してスライド板14のズレを抑えるべく一方の張
出し片15の下面に設けた多数の凹溝を示している。
【0015】このように構成された実施例において、受
座1は扉錠と対向する枠の内面に取付けられて、通常の
受座と同様に組付けられる。
【0016】ところで、いま、図2(b)で示した状態
のもと、つまりカム板22上のカムフォロワ26がトロ
箱7に設けた斜めのガイド孔9の中央にあって、スライ
ド板14をトロ箱7の幅方向ほぼ中央に位置させている
状態のもとで、扉に反りが生じて受座1とラッチとの係
合がうまくいかなくなったような場合には、ドライバー
を用いてスライド板14を扉の厚み方向一方、例えば図
2の右方に移動させるように調整ネジ20を回動させ
る。
【0017】これにより、ネジ20の先端に螺合してい
るカム板22は、図2(c)に示したようにスライド板
14から離間する方向に図中下方へと変位し、これに伴
って上下の端板25、25から突出しているカムフォロ
ワ26、26は図中右下がりに傾斜しているガイド孔
9、9に案内されスライド板14を引き連れつつ図の右
方へと係合に適した位置に変位する。
【0018】そしてこのような調整状態に入ると、緩み
によって例えカム板22が調整ネジ20の軸方向に変位
しようとしてもラッチの押圧力がスライド板14に対し
て扉の厚み方向、つまり調整ネジ20の軸と直交する方
向に作用することになるため、カム板22、つまりスラ
イド板14は調整された位置から簡単に変位しないよう
になる。
【0019】また、ラッチに押されたスライド板14が
図中反時計方向に変位した場合には、片15の背面に刻
設した凹溝19がトロ箱7の一方の壁12に設けた突縁
13と係合することになって、スライド板14の位置ズ
レを抑えることになる。
【0020】ところで、図3は本発明の第2の実施例を
示したものである。この実施例は、ラッチ受入れ孔33
の上下に立下げ片36を背面側に折り曲げ形成して、こ
こに斜めのガイド孔9を設けるようにしたものである。
【0021】これにより、トロ箱7に相当する部品を不
要にすることができるが、特にスライド板14を受座3
1の背面に確実に沿わせるようにするには、受座31の
背面にスライド板の左右の片15、15を通すスリット
部を切り起こし形成するか、重設するようにすればよ
い。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、受座
の背面に沿って扉の厚み方向に変位可能なスライド部材
の背面に、調整ネジを介してカム部材を接離自在に設け
るとともに、このカム部材の上下端に設けたカムフォロ
ワを固定部材上のカム面に摺設させ、カム部材の接離方
向の変位に応じてスライド部材を扉の厚み方向に変位調
整するようにしたので、スライド部材を扉の厚み方向に
調整するには受座に作用する衝撃力の向きに対してカム
部材をその直交方向に変位させればよいこととなって、
長期の使用に拘わりなくスライド部材を調整した位置に
保持することができるばかりでなく、調整ネジのピッチ
に応じた微妙な位置調整と、バックラッシュのない正確
な位置決め調整を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例をなすラッチ受けの分解斜視
図である。
【図2】(a)乃至(c)は同上ラッチ受けの各調整位
置について示した図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す受座の傾斜図であ
る。
【符号の説明】
1 受座 7 トロ箱 9 ガイド孔 14 スライド板 18 保持孔 22 カム板 16 カムフォロワ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラッチを受け入れる凹部を有し、かつ受
    座の背面に沿って扉の厚み方向に変位調整可能に配設さ
    れたスライド部材と、 上下方向端部にカムフォロワを有し、かつ前記スライド
    部材の底面に設けた調整ネジを介して該スライド部材に
    離間接近自在に配設されたカム部材と、 該カム部材の離間接近方向の変位に応じて前記カムフォ
    ロワを介して前記スライド部材を扉の厚み方向に調整変
    位させる固定部材上のカム面と、を備えたラッチ受け。
  2. 【請求項2】 前記カム面を、前記受座の背面に固定し
    たトロ箱の上下の壁面に形成したことを特徴とする請求
    項1記載のラッチ受け。
  3. 【請求項3】 前記カム面を、前記受座のラッチ受け孔
    の上下の背面に折り曲げ形成した片に形成したことを特
    徴とする請求項1記載のラッチ受け。
  4. 【請求項4】 前記カム面を、前記カムフォロワが摺動
    自在に嵌合する斜めのガイド孔となしたことを特徴とす
    る請求項1記載のラッチ受け。
  5. 【請求項5】 前記スライド材の前記受座の背面に沿っ
    て扉の厚み方向に延びる張出片の背面に、前記トロ箱の
    扉の厚み方向の壁の上縁に設けた凸条と係合する凹溝を
    複数設けたことを特徴とする請求項1記載のラッチ受
    け。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013040548A (ja) * 2011-07-19 2013-02-28 Miwa Lock Co Ltd 開力軽減錠
KR101441363B1 (ko) 2014-04-30 2014-09-17 키락원(주) 가변형 볼트삽입부를 구비한 스트라이커 어셈블리
CN106437301A (zh) * 2016-08-31 2017-02-22 叶乃辉 一种防锁舌变形和静声功能的门锁
EP2592200A3 (en) * 2011-11-11 2017-07-26 Assa Abloy Limited Adjustable strike or keep assembly

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CN106437301A (zh) * 2016-08-31 2017-02-22 叶乃辉 一种防锁舌变形和静声功能的门锁
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Effective date: 20040512