JP2887996B2 - 内燃機関のシリンダブロック - Google Patents
内燃機関のシリンダブロックInfo
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- JP2887996B2 JP2887996B2 JP3323436A JP32343691A JP2887996B2 JP 2887996 B2 JP2887996 B2 JP 2887996B2 JP 3323436 A JP3323436 A JP 3323436A JP 32343691 A JP32343691 A JP 32343691A JP 2887996 B2 JP2887996 B2 JP 2887996B2
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- Japan
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- cylinder block
- cylinder
- internal combustion
- crank journal
- combustion engine
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Description
ロックに係り、詳しくはその構造に関するものである。
ト化等を狙って、シリンダブロックではボアピッチをつ
めることが行われており、それに伴ってボア間に設けら
れたクランクジャーナル壁が薄肉化されている。この種
の技術として、例えば実開昭61−94615号公報に
開示されたクランク軸支持装置を挙げることができる。
この従来技術では、図5に示すように、シリンダブロッ
ク本体21には複数のシリンダボア22の下側を区画す
るように、複数のクランクジャーナル壁23が形成され
ている。各クランクジャーナル壁23は、シリンダブロ
ック本体21のコンパクト化のために部分的に薄肉化さ
れており、そのことにより各クランクジャーナル壁23
が段部24を備えた段付き形状となっている。
来技術において、各クランクジャーナル壁23には機関
で発生する爆発力や熱応力が加わることから、特にその
段部24が応力集中を受けやすいという問題があった。
ものであって、その目的は、薄肉化されたクランクジャ
ーナル壁の段部における応力集中を防止することの可能
な内燃機関のシリンダブロックを提供することにある。
にこの発明においては、シリンダブロック本体のクラン
クケース側にてシリンダボアを区画すると共にクランク
シャフトを支承するクランクジャーナル壁を形成し、そ
のクランクジャーナル壁をシリンダボアの軸線方向に段
部を有する段付き形状とした内燃機関のシリンダブロッ
クにおいて、前記段部には前記段部をシリンダ配列方向
に貫通する貫通孔が設けられ、該貫通孔の中心軸線は前
記シリンダボアの中心軸線と直交することを要旨として
いる。
段部には当該段部をシリンダ配列方向に貫通する貫通孔
が設けられ、該貫通孔の中心軸線は前記シリンダボアの
中心軸線と直交するようになるので、機関で発生する爆
発力や熱応力が貫通孔で逃がされる。
ブロックを具体化した一実施例を図1〜図4に基づいて
詳細に説明する。
のV型エンジンの一部を示す断面図である。このV型エ
ンジンを構成するシリンダブロック本体1は、左右の両
バンク2,3と、両バンク2,3の下方へ延びるスカー
ト4とを備えている。各バンク2,3にはそれぞれ複数
のシリンダボア5が形成されている。又、各バンク2,
3の壁中には、シリンダボア5を囲むようにウォータジ
ャケット6が形成されている。又、各シリンダボア5の
下方においてスカート4で囲まれた空間がクランクケー
ス7となっている。周知のように、スカート4の下側に
は図示しないオイルパンが取り付けられることから、ク
ランクケース7はほぼ閉塞された空間となる。
ダブロック本体1を示し、図3は各バンク2,3のデッ
キ面2a,3aの一部を示している。図2,3からも明
らかなように、この実施例のシリンダブロック本体1に
おいても、エンジンの軽量化やコンパクト化等を狙っ
て、各シリンダボア5のピッチが比較的狭く設定されて
いる。又、シリンダブロック本体1のクランクケース7
側には、各シリンダボア5を区画すると共にクランクシ
ャフト8を支承するための軸受面9aを有する複数のク
ランクジャーナル壁9が形成されている。
各クランクジャーナル壁9と、同壁9にボルト10で固
定されたクランクキャップ11とにより回転可能に支承
されている。各シリンダボア5にはピストン12が上下
動可能に組み付けられ、各ピストン12にはコンロッド
13の先端が連結されている。各コンロッド13の基端
はクランクシャフト8に連結されている。そして、エン
ジン作動時に各ピストン12が上下動することにより、
その動きがコンロッド13を介してクランクシャフト8
に伝達され、クランクシャフト8が回転されるようにな
っている。
ように、シリンダブロック本体1はそのコンパクト化の
ために、各クランクジャーナル壁9が部分的に薄肉化さ
れており、そのことにより各クランクジャーナル壁9が
段部14を備えた段付き形状となっている。そして、各
クランクジャーナル壁9の段部14のうち、各シリンダ
ボア5のボア中心位置Pに対応する部位には、それぞれ
円形状をなす貫通孔15が形成されている。つまり、各
クランクジャーナル壁9で最も薄肉となる部位におい
て、図3に示すように、各ボア中心位置Pを結ぶ線LP
と平行な同一軸線L1上にて、各貫通孔15が一列に配
置されている。
や熱応力は、各クランクジャーナル壁9に加わろうとす
る。加えて、エンジン作動時に各ピストン12が上下動
すると、クランクケース7では各クランクジャーナル壁
9の間で大きな圧力変化が起き、それらの圧力変化が各
クランクジャーナル壁9に加わろうとする。しかも、そ
れらの爆発力、熱応力及び圧力変化等は、特に各段部1
4にその応力が集中しようとする。
ック本体1では、それら各段部14のうち、最も薄肉と
なる部位に貫通孔15がそれぞれ形成されている。この
ため、エンジンで発生する爆発力、熱応力及び圧力変化
等は、各貫通孔15で逃がされることになり、各段部1
4における応力集中、特に各段部14のコーナ部位にお
ける応力集中を未然に防止することができる。その結果
として、段部14における亀裂等の損傷を未然に防止す
ることができる。
通孔15で連通されることから、クランクケース7の内
部での通気も良くなる。その結果として、各ピストン1
2の動きを更にスムーズにすることができ、エンジンの
フリクションロスを低減することもできる。
のではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で構成の一部
を適宜に変更して次のように実施することもできる。 (1)前記実施例では、各貫通孔15を円形状とした
が、貫通孔をスリットにしたり、円形以外の形状にした
りしてもよい。
成するシリンダブロック本体1に具体化したが、直列型
エンジンのシリンダブロックに具体化することもでき
る。
ば、シリンダブロック本体のクランクケース側にてシリ
ンダボアを区画すると共にクランクシャフトを支承する
クランクジャーナル壁を形成し、そのクランクジャーナ
ル壁をシリンダボアの軸線方向に段部を有する段付き形
状とし、その段部には前記段部をシリンダ配列方向に貫
通する貫通孔が設けられ、該貫通孔の中心軸線は前記シ
リンダボアの中心軸線と直交することとしたので、機関
で発生する爆発力や熱応力が貫通孔で逃がされて段部に
おける応力集中を未然に防止することができるという優
れた効果を発揮する。
ンジンの一部を示す断面図である。
る。
示す図である。
を示す拡大断面図である。
る。
ランクケース、8…クランクシャフト、9…クランクジ
ャーナル壁、14…段部、15…貫通孔。
Claims (1)
- 【請求項1】 シリンダブロック本体のクランクケース
側にてシリンダボアを区画すると共にクランクシャフト
を支承するクランクジャーナル壁を形成し、そのクラン
クジャーナル壁を前記シリンダボアの軸線方向に段部を
有する段付き形状とした内燃機関のシリンダブロックに
おいて、 前記段部には前記段部をシリンダ配列方向に貫通する貫
通孔が設けられ、該貫通孔の中心軸線は前記シリンダボ
アの中心軸線と直交することを特徴とする内燃機関のシ
リンダブロック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3323436A JP2887996B2 (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | 内燃機関のシリンダブロック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3323436A JP2887996B2 (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | 内燃機関のシリンダブロック |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05157005A JPH05157005A (ja) | 1993-06-22 |
JP2887996B2 true JP2887996B2 (ja) | 1999-05-10 |
Family
ID=18154656
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3323436A Expired - Lifetime JP2887996B2 (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | 内燃機関のシリンダブロック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2887996B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3339330B2 (ja) * | 1996-10-18 | 2002-10-28 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関のシリンダブロック |
US6332435B1 (en) | 2000-08-31 | 2001-12-25 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Crank journal support portion structure of a horizontal opposed type engine |
JP4968000B2 (ja) * | 2007-11-07 | 2012-07-04 | 日産自動車株式会社 | 内燃機関のシリンダブロック |
-
1991
- 1991-12-06 JP JP3323436A patent/JP2887996B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05157005A (ja) | 1993-06-22 |
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