JPS6314025Y2 - - Google Patents

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JPS6314025Y2
JPS6314025Y2 JP11791982U JP11791982U JPS6314025Y2 JP S6314025 Y2 JPS6314025 Y2 JP S6314025Y2 JP 11791982 U JP11791982 U JP 11791982U JP 11791982 U JP11791982 U JP 11791982U JP S6314025 Y2 JPS6314025 Y2 JP S6314025Y2
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JP
Japan
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gear
crankshaft
crank
cylinder
chamber
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JP11791982U
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JPS5922325U (ja
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  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動二輪車等の2サイクル多気筒内燃
機関、特にクランク室予圧式の内燃機関に関す
る。
この種の内燃機関は、車両の安定性及び旋回性
をよくするために、なるべく車体の低部に配置し
て重心を低くすると共に、横方向の幅を狭くして
バンク角を大きくするのがよい。
ところがクランク軸の端部に動力取出用歯車を
取付けるものは、クラツチ・減速機等が側方に突
出しバンク角を大きくできない。又重量が一方に
片寄つてバランスが悪い。
そこで従来、例えば第2図に示すように動力取
出用歯車を隣り合うシリンダ間に配置したものが
知られている。即ち、隣り合うシリンダ1a,1
bに対するクランク軸2a・2bを別体に形成
し、その各対向側端部に動力取出用歯車3a・3
bをセレーシヨン14等で回り止め嵌合して雄ね
じ15・ナツト16等で一体的に結合する。そし
て、その両歯車3a・3bを図に省略した共通1
個の従動歯車にかみ合せる構成である。
そのため動力取出用歯車3a・3bの取付構造
が複雑となる。また各歯車3a・3bは従動歯車
に対し夫々バツクラツシを有しており、しかも各
シリンダ1a・1bの爆発は同時ではないため
に、各歯車3a・3bはそのバツクラツシ内で
個々に移動し、あたかもクランク軸の固有振動数
が著しく低下したのと同様となり、各クランク軸
2a・2bに振動を生ずることとなる。
さらに上記従来のものは、各シリンダ1a・1
bに対するクランク室7a・7bと、上記の動力
取出用歯車3a・3bを収容する歯車室13とを
仕切るシール部材11を動力取出用歯車3a・3
bを両側に近接させて設け、その両シール部材1
1・11の外側にベアリング等の軸受10・10
を配置しているため、その各シール部材11と軸
受10との間の隙間Sが軸受10を介してクラン
ク室7a・7bに連通し、その分各クランク室の
容積が増大することとなつて一次圧縮比が低下す
る等の問題があつた。
本考案は上記の問題点を解決することを目的と
して以下の構成としたものである。即ち、気筒毎
に独立したクランク室7a・7bを有し、隣り合
うシリンダ1a・1b間の略中央部のクランク軸
2上に動力取出用歯車3を設け、その歯車3を収
容する歯車室13と、上記シリンダ1a・1bに
対するクランク室7a・7bとの間にシール部材
11・11を設けたクランク室予圧式の2サイク
ル多気筒内燃機関において、上記両シリンダ1
a・1bに対するクランク軸2とクランクウエブ
22a・22bとを分割式にして、それ等を一体
的に結合し、そのクランク軸2の略中央部に前記
の動力取出用歯車3を一体的に設け、その歯車3
の両側に軸受10・10を配置し、その両軸受1
0・10の外側に前記のシール部材11・11
を、各シリンダ1a・1bに対するクランクウエ
ブ22a・22bに近接させて設けたことを特徴
とする。
図に示す実施例は、クランク軸2を第1図に示
すように中間軸部21と各シリンダ1a・1bに
対するクランクウエブ22a・22bとの間で3
つに分割して上記中間軸部21の略中央部に動力
取出用歯車3を一体に形成し、中間軸部21の両
端部21a・21bを上記各クランクウエブ22
a・22bに形成した孔4a・4bに圧入嵌合し
たものである。ただし上記クランク軸の分割位
置・分割個数等は適宜である。また動力取出用歯
車3はクランク軸に圧入等で一体的に固着しても
よい。
図中23a・23bはクランクピン、5a・5
bはピストン、6a・6bはコンロツド、81・
82は上下2分割のクランクケース、9は軸受を
示す。
本考案は上記のようにクランク軸2を分割式に
したから、小径のリング状オイルシール等のシー
ル部材11を容易に装填できる。また歯車3をク
ランク軸2と一体的に形成したから、前記従来の
ようにねじ部品等を用いることなく構造簡単に動
力取出用歯車3をクランク軸2上に設けることが
できると共に、ねじり剛性及び固有振動数が高く
耐久性が増し、しかも歯車3の厚さ及びクランク
軸2の長さを小さくできる。
さらに上記シール部材11をクランクウエブ2
2a・22bに近接させて設けたから、前記従来
のシール部材11を動力取出用歯車3a・3bに
近接させて設けた場合のようにクランク室の容積
が増大することがなく、クランク室の容積を極力
小さくして一次圧縮比を増大させ、機関出力を向
上させることができる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案2サイクル多気筒内燃機関の縦
断正面図、第2図は従来の例縦断正面図である。 1a・1bはシリンダ、2・2a・2bはクラ
ンク軸、21は中間軸部、22a・22bはクラ
ンクウエブ、23a・23bはクランクピン、
3・3a・3bは動力取出用歯車、5a・5bは
ピストン、6a・6bはコンロツド、7a・7b
はクランク室、81・82はクランクケース、
9・10は軸受、11はシール部材、13は歯車
室。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 気筒毎に独立したクランク室を有し、隣り合う
    シリンダ間の略中央部のクランク軸上に動力取出
    用歯車を設け、その歯車を収容する歯車室と、上
    記各シリンダに対するクランク室との間にシール
    部材を設けたクランク室予圧式の2サイクル多気
    筒内燃機関において、 上記両シリンダに対するクランク軸とクランク
    ウエブとを分割式にして、それ等を一体的に結合
    し、そのクランク軸の略中央部に前記の動力取出
    用歯車を一体的に設け、その歯車の両側に軸受を
    配置し、その両軸受の外側に前記のシール部材
    を、各シリンダに対するクランクウエブに近接さ
    せて設けたことを特徴とする2サイクル多気筒内
    燃機関。
JP11791982U 1982-08-03 1982-08-03 2サイクル多気筒内燃機関 Granted JPS5922325U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11791982U JPS5922325U (ja) 1982-08-03 1982-08-03 2サイクル多気筒内燃機関

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11791982U JPS5922325U (ja) 1982-08-03 1982-08-03 2サイクル多気筒内燃機関

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5922325U JPS5922325U (ja) 1984-02-10
JPS6314025Y2 true JPS6314025Y2 (ja) 1988-04-20

Family

ID=30271246

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11791982U Granted JPS5922325U (ja) 1982-08-03 1982-08-03 2サイクル多気筒内燃機関

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0443620Y2 (ja) * 1985-12-28 1992-10-15

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Publication number Publication date
JPS5922325U (ja) 1984-02-10

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