JPS6314024Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6314024Y2 JPS6314024Y2 JP11791882U JP11791882U JPS6314024Y2 JP S6314024 Y2 JPS6314024 Y2 JP S6314024Y2 JP 11791882 U JP11791882 U JP 11791882U JP 11791882 U JP11791882 U JP 11791882U JP S6314024 Y2 JPS6314024 Y2 JP S6314024Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- crank
- chamber
- internal combustion
- combustion engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 12
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 4
- 230000036316 preload Effects 0.000 claims description 3
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 4
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 4
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 3
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 3
- 239000003638 chemical reducing agent Substances 0.000 description 2
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 1
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Landscapes
- Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は自動二輪車等の２サイクル内燃機関、
特にクランク室予圧式の内燃機関に関する。
特にクランク室予圧式の内燃機関に関する。
この種の内燃機関は、車両の安定性及び旋回性
をよくするために、なるべく車体の低部に配置し
て重心を低くすると共に、横方向の幅を狭くして
バンク角を大きくするのがよい。
をよくするために、なるべく車体の低部に配置し
て重心を低くすると共に、横方向の幅を狭くして
バンク角を大きくするのがよい。
ところがクランク軸の端部に動力取出用歯車を
取付けるものは、クラツチ・減速機等が側方に突
出しバンク角を大きくできない。又重量が一方に
片寄つてバランスが悪い。
取付けるものは、クラツチ・減速機等が側方に突
出しバンク角を大きくできない。又重量が一方に
片寄つてバランスが悪い。
そこで動力取出用歯車をクランク室内のクラン
ク軸上に設けることが考えられるが、上記の歯車
をクランクウエブの側方に設けると必然的にクラ
ンク室の容積が増大して機関全体が大型化すると
共に、一次圧縮比が低下する。
ク軸上に設けることが考えられるが、上記の歯車
をクランクウエブの側方に設けると必然的にクラ
ンク室の容積が増大して機関全体が大型化すると
共に、一次圧縮比が低下する。
本考案は上記の点に鑑みて提案されたもので、
機関を極力小型化し、かつ一次圧縮比を増大させ
ると共に、減速機歯車室内の歯車等を効率よく潤
滑することのできる２サイクル内燃機関を提供す
ることを目的とする。
機関を極力小型化し、かつ一次圧縮比を増大させ
ると共に、減速機歯車室内の歯車等を効率よく潤
滑することのできる２サイクル内燃機関を提供す
ることを目的とする。
その目的を達成するために以下の構成としたも
のである。即ち、クランク室６と歯車室７を互い
に気密にクランクケース２に形成し、クランク軸
１の両端をクランクケース２に軸受を介して支承
するクランク室予圧式２サイクル内燃機関に於
て、クランク軸１の一方のクランクウエブ１ａの
外周に動力取出用歯車４を形成し、その歯車４に
かみ合う被動歯車５を支承する歯車軸９を歯車室
７内に軸受２０・２１を介して回転自在に配設す
るとともに、上記歯車室７とクランク室６とを仕
切るシール部材８を上記被動歯車５と軸受２０・
２１間において該被動歯車５に近接させて設けた
ことを特徴とする。
のである。即ち、クランク室６と歯車室７を互い
に気密にクランクケース２に形成し、クランク軸
１の両端をクランクケース２に軸受を介して支承
するクランク室予圧式２サイクル内燃機関に於
て、クランク軸１の一方のクランクウエブ１ａの
外周に動力取出用歯車４を形成し、その歯車４に
かみ合う被動歯車５を支承する歯車軸９を歯車室
７内に軸受２０・２１を介して回転自在に配設す
るとともに、上記歯車室７とクランク室６とを仕
切るシール部材８を上記被動歯車５と軸受２０・
２１間において該被動歯車５に近接させて設けた
ことを特徴とする。
図は一対のシリンダ１０・１０を共通のクラン
ク軸１上にＶ型に配置した２サイクル２気筒内燃
機関に適用した例を示す。１１はピストン、１２
はコンロツド、１３は吸気通路、１４は掃気通
路、１５は排気通路である。
ク軸１上にＶ型に配置した２サイクル２気筒内燃
機関に適用した例を示す。１１はピストン、１２
はコンロツド、１３は吸気通路、１４は掃気通
路、１５は排気通路である。
上記クランク軸１は各シリンダ１０・１０に対
するクランクウエブ１ａ・１ａを一体にかつ略円
板状に形成し、内側のクランクウエブ１ａの外周
に歯車４を一体に形成したものである。１６はク
ランク軸１の中央部を支持する２つ割りの軸受、
１７は各シリンダ１０・１０に対するクランク室
６・６との間を仕切るシール部材を示す。
するクランクウエブ１ａ・１ａを一体にかつ略円
板状に形成し、内側のクランクウエブ１ａの外周
に歯車４を一体に形成したものである。１６はク
ランク軸１の中央部を支持する２つ割りの軸受、
１７は各シリンダ１０・１０に対するクランク室
６・６との間を仕切るシール部材を示す。
上記シール部材１７は、図示例のような多気筒
内燃機関にあつては２つ割等の分割式のラビリン
スシールもしくはパツキン等の簡易シール部材の
使用が可能である。又クランク軸１の長さを短く
できるためクランク軸１の中間部の前記軸受１６
の数を減らすことができると共に、上述のように
分割式にすることにより各シリンダに共通のクラ
ンク軸１を一体に形成することも可能となる。
内燃機関にあつては２つ割等の分割式のラビリン
スシールもしくはパツキン等の簡易シール部材の
使用が可能である。又クランク軸１の長さを短く
できるためクランク軸１の中間部の前記軸受１６
の数を減らすことができると共に、上述のように
分割式にすることにより各シリンダに共通のクラ
ンク軸１を一体に形成することも可能となる。
前記の歯車４にかみ合う被動歯車５は歯車室７
内にクランク軸１と平行に配置した歯車軸９上に
回り止め嵌合されている。そして被動歯車５の両
側の歯車軸９上にオイルシール等のシール部材８
を上記被動歯車５に近接させて設けることによ
り、クランク室側壁とクランクウエブ１ａ間のク
リアランスを極力つめて、クランク室６内の容積
が増大するのを防止すると共に、歯車室７内に充
填した潤滑油で歯車１８・１９、軸受２０・２１
等を潤滑するようにしたものである。
内にクランク軸１と平行に配置した歯車軸９上に
回り止め嵌合されている。そして被動歯車５の両
側の歯車軸９上にオイルシール等のシール部材８
を上記被動歯車５に近接させて設けることによ
り、クランク室側壁とクランクウエブ１ａ間のク
リアランスを極力つめて、クランク室６内の容積
が増大するのを防止すると共に、歯車室７内に充
填した潤滑油で歯車１８・１９、軸受２０・２１
等を潤滑するようにしたものである。
なお上記の構成においては、動力取出用歯車４
とそれにかみ合う被動歯車５には歯車室７内の潤
滑油が供給されないが、各歯車４・５の歯面に減
摩処理を施す、或は少なくとも一方の歯車５に高
強度の合成樹脂製歯車等を用いることにより２サ
イクル内燃機関においては一般に行われている潤
滑油の分離給油又は混合給油でも充分な耐久性が
得られる。
とそれにかみ合う被動歯車５には歯車室７内の潤
滑油が供給されないが、各歯車４・５の歯面に減
摩処理を施す、或は少なくとも一方の歯車５に高
強度の合成樹脂製歯車等を用いることにより２サ
イクル内燃機関においては一般に行われている潤
滑油の分離給油又は混合給油でも充分な耐久性が
得られる。
本考案は上記のように動力取出用歯車４をクラ
ンク軸１のウエブ１ａに形成したから、クランク
軸１を短く、かつクランク室を小さくしてこの種
の内燃機関を極めて小型にしかも構造簡単に構成
することができる。又減速機歯車室７とクランク
室６とを仕切るシール部材８を動力取出用歯車４
にかみ合う被動歯車５とその歯車軸９の軸受２
０・２１との間において該被動歯車５に近接させ
て設けたことにより、クランク室６の容積が増大
するのが防止され、前述のようにクランク室６を
小さくできることと相まつて一次圧縮比を増大さ
せることができる。さらに歯車室７内に充填した
潤滑油により歯車室７内の歯車１８・１９や軸受
２０・２１を効率よく潤滑できるものである。
ンク軸１のウエブ１ａに形成したから、クランク
軸１を短く、かつクランク室を小さくしてこの種
の内燃機関を極めて小型にしかも構造簡単に構成
することができる。又減速機歯車室７とクランク
室６とを仕切るシール部材８を動力取出用歯車４
にかみ合う被動歯車５とその歯車軸９の軸受２
０・２１との間において該被動歯車５に近接させ
て設けたことにより、クランク室６の容積が増大
するのが防止され、前述のようにクランク室６を
小さくできることと相まつて一次圧縮比を増大さ
せることができる。さらに歯車室７内に充填した
潤滑油により歯車室７内の歯車１８・１９や軸受
２０・２１を効率よく潤滑できるものである。
第１図は本考案２サイクル内燃機関の縦断正面
図、第２図はその縦断側面図である。 １はクランク軸、１ａはクランクウエブ、２は
クランクケース、３は軸受、４は動力取出用歯
車、５は被動歯車、６はクランク室、７は歯車
室、８はシール部材、９は歯車軸。
図、第２図はその縦断側面図である。 １はクランク軸、１ａはクランクウエブ、２は
クランクケース、３は軸受、４は動力取出用歯
車、５は被動歯車、６はクランク室、７は歯車
室、８はシール部材、９は歯車軸。
Claims (1)
- クランク室と歯車室を互いに気密にクランクケ
ースに形成し、クランク軸の両端をクランクケー
スに軸受を介して支承するクランク室予圧式２サ
イクル内燃機関に於て、クランク軸の一方のクラ
ンクウエブの外周に動力取出用歯車を形成し、そ
の歯車にかみ合う被動歯車を支承する歯車軸を歯
車室内に軸受を介して回転自在に配設するととも
に、上記歯車室とクランク室とを仕切るシール部
材を上記被動歯車と軸受間において該被動歯車に
近接させて設けたことを特徴とする２サイクル内
燃機関。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11791882U JPS5922324U (ja) | 1982-08-03 | 1982-08-03 | ２サイクル内燃機関 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11791882U JPS5922324U (ja) | 1982-08-03 | 1982-08-03 | ２サイクル内燃機関 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5922324U JPS5922324U (ja) | 1984-02-10 |
| JPS6314024Y2 true JPS6314024Y2 (ja) | 1988-04-20 |
Family
ID=30271244
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11791882U Granted JPS5922324U (ja) | 1982-08-03 | 1982-08-03 | ２サイクル内燃機関 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5922324U (ja) |
-
1982
- 1982-08-03 JP JP11791882U patent/JPS5922324U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5922324U (ja) | 1984-02-10 |
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