JPS6042169Y2 - エンジンの潤滑装置 - Google Patents

エンジンの潤滑装置

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Publication number
JPS6042169Y2
JPS6042169Y2 JP1758281U JP1758281U JPS6042169Y2 JP S6042169 Y2 JPS6042169 Y2 JP S6042169Y2 JP 1758281 U JP1758281 U JP 1758281U JP 1758281 U JP1758281 U JP 1758281U JP S6042169 Y2 JPS6042169 Y2 JP S6042169Y2
Authority
JP
Japan
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chamber
crank chamber
bearing
engine
gas
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Expired
Application number
JP1758281U
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English (en)
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JPS57129908U (ja
Inventor
和男 島田
Original Assignee
川崎重工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はブ陥−パイガスを潤滑油の供給手段に用いた
エンジンの潤滑装置に関するものである。
従来、エンジンのクランク室外の軸受潤滑方式として、
第3図の強制給油方式と第4図のひろい込み方式とが知
られている。
第3図において10はエンジン捕型の回転軸、11は潤
滑を要する軸受、12は軸受11への強制給油用の油管
である。
また、第4図において13は潤滑油の飛沫で、固定壁1
4に付着するとともに滴下して、ひろい込み用の油孔1
5から回転軸10の軸受11へ自然流入する。
しかしながら、前者の強制給油方式においては、油管1
2をメインギヤラリより導くことに関し、配置上の困難
を伴ったり、複雑な加工を要する欠点があり、かつ後者
のひろい込み方式においては、充分な量の給油を行なう
ことができず、しかも給油量が安定しないという欠点が
あった。
この考案は上記欠点を解消するためになされたもので、
エンジンのブローバイガスを利用してクランク室に隣接
するチャンバ内の軸受に強制給油することにより、構造
が簡単で、かつ、上記軸受を充分潤滑できるエンジンの
潤滑装置を提供することを目的としている。
以下、この考案の実施例を図面にもとづいて説明する。
第1図、第2図において、20は4サイクル・多気筒エ
ンジンのクランクケース、21はクランク室で、このク
ランク室21と隣接のクランク室22との間には、これ
らの底部に溜められた潤滑油23の連通孔24をもった
仕切壁25が設けられている。
上記連通孔24は特定のクランク室21を密封状態に保
持するため、油面26下に設定されている。
27はクランク室21.22に隣接して形成されたチャ
ンバで、このチャンバ27内にはエンジン捕型類の回転
軸28が配置され、この回転軸28の両端部は軸受29
,30により支持されている。
上記チャンバ27とクランク室21とは、油面26上に
おいて、一方の軸受29の外レース29aと内レース2
9bとの間に空間と、連通路31とにより互いに連通し
ている。
また、チャンバ27は他方の軸受30の外レース30a
と内レース30bとの間の空間を通してブリーザ装置3
2により大気に開放可能になっている。
33はクランク軸、34はシリンダ、35はピストン、
36はコンロッドである。
上記構成において、潤滑油23はオイルポンプ(図示せ
ず)によりクランク軸33やコンロッド36や動弁機構
(図示せず)などに送られ、それらを潤滑したのち、ク
ランク室21.22内に落下還流し、そのときクランク
室21.22内に飛沫油37を生じる。
一方、燃焼室38よりピストン35の周囲を通ってクラ
ンク室21に漏出したブローバイガス39は、圧力勾配
にしたがい連通路31から軸受29の外レース29aと
内レース29bとの間の空間を通ってチャンバ27へ、
さらにこのチャンバ27から他方の軸受30の外レース
30aと内レース30bとの間の空間を通ってブリーザ
装置32から大気に押し出される。
このとき、上記ブローバイガスの39の流れに乗った潤
滑油33の飛沫37が軸受29,30に付着することに
より、この軸受29,30が潤滑される。
一般に、エンジンの潤滑油は高速高荷重時に特に大量に
必要とするが、ブローバイガスは高速高荷重時に増大す
る特性を持つので、上記実施例で述べた構成によれば、
軸受29,30に供給される潤滑油の量も自動的に増大
し、きわめて良好な潤滑効果が得られる。
以上の説明から解るように、この考案によれば、エンジ
ンのブローバイガスにより強制給油されるから、別途強
制給油手段を設ける必要がなくて構造が簡単であり、し
かも、チャンバ内の軸受を有効に潤滑できるエンジンの
潤滑装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例にかかる潤滑装置を備えたエ
ンジンの一部切欠側面図、第2図はクランクケースとチ
ャンバ部の内部平面図、第3図および第4図は従来例の
説明図である。 21・・・・・・クランク室、27・・・・・・チャン
バ、29.30・・・・・・軸受、31・・・・・・連
通路、37・・・・・・飛沫、39・・・・・・ブロー
バイガス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. クランク室とこれに隣接するチャンバとの間に連通路を
    設け、この連通路を除いて上記クランク室を密封状態に
    設定し、クランク室内の潤滑油の飛沫が、このクランク
    室へ漏出するブローバイガスにより、上記連通路からチ
    ャンバ内の軸受に供給されるように構成してなるエンジ
    ンの潤滑装置。
JP1758281U 1981-02-09 1981-02-09 エンジンの潤滑装置 Expired JPS6042169Y2 (ja)

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JP1758281U JPS6042169Y2 (ja) 1981-02-09 1981-02-09 エンジンの潤滑装置

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JPS57129908U JPS57129908U (ja) 1982-08-13
JPS6042169Y2 true JPS6042169Y2 (ja) 1985-12-24

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4302800B2 (ja) * 1998-09-12 2009-07-29 本田技研工業株式会社 4サイクルエンジンの潤滑構造

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JPS57129908U (ja) 1982-08-13

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