JPS603299Y2 - 内燃機関の油洩れ防止装置 - Google Patents
内燃機関の油洩れ防止装置Info
- Publication number
- JPS603299Y2 JPS603299Y2 JP16334679U JP16334679U JPS603299Y2 JP S603299 Y2 JPS603299 Y2 JP S603299Y2 JP 16334679 U JP16334679 U JP 16334679U JP 16334679 U JP16334679 U JP 16334679U JP S603299 Y2 JPS603299 Y2 JP S603299Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chamber
- push rod
- internal combustion
- oil
- cylinder
- Prior art date
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- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、クランク室のオイルミストを押棒室を経て動
弁装置室に導き該オイルミストにて動弁装置を潤滑する
ようにした内燃機関の油洩れ防止装置に関する。
弁装置室に導き該オイルミストにて動弁装置を潤滑する
ようにした内燃機関の油洩れ防止装置に関する。
従来のこの種内燃機関においては、第1図に示すように
クランク室2内のオイルミストを連絡孔20、押棒室1
8,19を経て動弁装置室17に導き該オイルミストに
て動弁装置を潤滑している。
クランク室2内のオイルミストを連絡孔20、押棒室1
8,19を経て動弁装置室17に導き該オイルミストに
て動弁装置を潤滑している。
しかしながらピストン5の吸入行程中は燃焼室32の内
部が負圧になる一方、押棒室18.19側の圧力変動の
上限が正圧であるため、押棒室18.19内の潤滑油が
シリンダ4とガスケット30との合せ面35及びシリン
ダヘッド9とガスケット30との合せ面36から燃焼室
32内ににじみ出ることが多々あり、このため潤滑油の
混焼により燃焼性能が悪化すると共に潤滑油消費量が増
大するという不具合があった。
部が負圧になる一方、押棒室18.19側の圧力変動の
上限が正圧であるため、押棒室18.19内の潤滑油が
シリンダ4とガスケット30との合せ面35及びシリン
ダヘッド9とガスケット30との合せ面36から燃焼室
32内ににじみ出ることが多々あり、このため潤滑油の
混焼により燃焼性能が悪化すると共に潤滑油消費量が増
大するという不具合があった。
本考案は上記に鑑みなされたもので、シリンダとシリン
ダヘッドとの合せ面からの潤滑油の漏洩を阻止すること
により、機関の燃焼性能を良化すると共に潤滑油消費量
を低減することを目的とする。
ダヘッドとの合せ面からの潤滑油の漏洩を阻止すること
により、機関の燃焼性能を良化すると共に潤滑油消費量
を低減することを目的とする。
以下第1図及び第2図を参照して本考案の1実施例につ
き説明すると、1はクランクケース、2はクランク室、
3はクランク軸、4はシリンダ、5はピストン、6は連
接棒、7は油かき板、8はクランク室2内に貯った潤滑
油、9はシリンダヘッド、10は吸気弁、11は動弁装
置、12は押棒、13はタペット、14は吸気カム、1
5は排気弁、16はシリンダへラドカバー 17は動弁
装置室、18はシリンダ側押棒室、19はシリンダヘッ
ド側押棒室、20はクランク室2と押棒室18とを連通
ずるための連絡孔、21はブリーザ本体、22はブリー
ザ室、23は逆止弁、24は動弁装置室17の上部とブ
リーザ室22とを連通ずる空気通路、25は油の戻し孔
、32は燃焼室、30はシリンダガスケット、31は点
火プラグである。
き説明すると、1はクランクケース、2はクランク室、
3はクランク軸、4はシリンダ、5はピストン、6は連
接棒、7は油かき板、8はクランク室2内に貯った潤滑
油、9はシリンダヘッド、10は吸気弁、11は動弁装
置、12は押棒、13はタペット、14は吸気カム、1
5は排気弁、16はシリンダへラドカバー 17は動弁
装置室、18はシリンダ側押棒室、19はシリンダヘッ
ド側押棒室、20はクランク室2と押棒室18とを連通
ずるための連絡孔、21はブリーザ本体、22はブリー
ザ室、23は逆止弁、24は動弁装置室17の上部とブ
リーザ室22とを連通ずる空気通路、25は油の戻し孔
、32は燃焼室、30はシリンダガスケット、31は点
火プラグである。
上記シリンダ4のガスケット30との合せ面35及びシ
リンダヘッド9のガスケット30との合せ面36には通
気溝37及び38が夫々刻設される。
リンダヘッド9のガスケット30との合せ面36には通
気溝37及び38が夫々刻設される。
即ち上記通気溝37.38は、燃焼室32と押棒室18
,19との間の上記合せ面35.36に設けられ、第2
図に示すようにその両端が大気に開口されている。
,19との間の上記合せ面35.36に設けられ、第2
図に示すようにその両端が大気に開口されている。
上記装置において、クランク室2内のオイルミストは連
絡孔20から押棒室18.19を経て動弁装置室17に
入り、ここで動弁装置に衝突することにより油分が分離
される。
絡孔20から押棒室18.19を経て動弁装置室17に
入り、ここで動弁装置に衝突することにより油分が分離
される。
この油分は動弁装置11の潤滑に利用される。
動弁装置室17内のオイルミストは空気通路24を経て
ブリーザ室22に入り、ここで再度油分を分離された後
逆止弁23を経て空気のみが外部に排出される。
ブリーザ室22に入り、ここで再度油分を分離された後
逆止弁23を経て空気のみが外部に排出される。
上記押棒室18,19内には油分を多量に含んだオイル
ミストが充満しており、該押棒室18゜19内の圧力は
ピストン5の往復動により変動し、その平均圧力は負圧
であるが、変動の上限圧力は正圧となる。
ミストが充満しており、該押棒室18゜19内の圧力は
ピストン5の往復動により変動し、その平均圧力は負圧
であるが、変動の上限圧力は正圧となる。
従ってピストン5の吸入行程においては燃焼室32内の
圧力が負圧となるため、押棒室18.19側と燃焼室3
2側の圧力差により押棒室18,19内の潤滑油がシリ
ンダ4の合せ面35とガスケット30の下面との合せ部
及びシリンダヘッド9の合せ面36とガスケット30の
上面との合せ部から燃焼室32内ににじみ出ようとする
。
圧力が負圧となるため、押棒室18.19側と燃焼室3
2側の圧力差により押棒室18,19内の潤滑油がシリ
ンダ4の合せ面35とガスケット30の下面との合せ部
及びシリンダヘッド9の合せ面36とガスケット30の
上面との合せ部から燃焼室32内ににじみ出ようとする
。
しかしながら上記のように大気に通ずる通気溝37,3
8が設けられているので、大気圧である通気溝37,3
8内と押棒室18,19内との圧力差は燃焼室32内と
押棒室18.19との圧力差よりも小さくなる。
8が設けられているので、大気圧である通気溝37,3
8内と押棒室18,19内との圧力差は燃焼室32内と
押棒室18.19との圧力差よりも小さくなる。
従って押棒室18.19側から燃焼室32側への潤滑油
の洩れ量が通気i37,3Bを設けない場合に較べて低
減される。
の洩れ量が通気i37,3Bを設けない場合に較べて低
減される。
通気溝37,38内に到達した潤滑油は該通気溝37,
38を経て外部に放出されるので、燃焼室32内に潤滑
油が到達することはない。
38を経て外部に放出されるので、燃焼室32内に潤滑
油が到達することはない。
本考案は以上のように構成されており、本考案によれば
、シリンダとシリンダヘッドとの合せ面に設けた通気溝
の作用により押棒室側と燃焼室側の差圧が従来のものに
較べて小さくなるので、押棒室から燃焼室側に潤滑油が
漏れるのを防止できる。
、シリンダとシリンダヘッドとの合せ面に設けた通気溝
の作用により押棒室側と燃焼室側の差圧が従来のものに
較べて小さくなるので、押棒室から燃焼室側に潤滑油が
漏れるのを防止できる。
更に、万一潤滑油が漏れた場合にも通気溝に到達した潤
滑油は通気溝から外部に放出されるので燃焼室側に潤滑
油が到達することはない。
滑油は通気溝から外部に放出されるので燃焼室側に潤滑
油が到達することはない。
従って潤滑油の混焼による燃焼性能の悪化及び潤滑油消
費量の増大を未然に防止することができる。
費量の増大を未然に防止することができる。
第1図及び第2図は本考案の1実施例を示し、第1図は
シリンダ軸心線に沿う断面図、第2図は第1図の■−■
線に沿う断面図である。 2・・・クランク室、4・・・シリンダ、9・・・シリ
ンダヘッド、12・・・押棒、17・・・動弁装置室、
18・・・シリンダ側押棒室、19・・・シリンダヘッ
ド側押棒室、20・・・連絡孔、32・・・燃焼室、3
5・・・シリンダの合せ面、36・・・シリンダヘッド
の合せ面、37.38・・・通気溝。
シリンダ軸心線に沿う断面図、第2図は第1図の■−■
線に沿う断面図である。 2・・・クランク室、4・・・シリンダ、9・・・シリ
ンダヘッド、12・・・押棒、17・・・動弁装置室、
18・・・シリンダ側押棒室、19・・・シリンダヘッ
ド側押棒室、20・・・連絡孔、32・・・燃焼室、3
5・・・シリンダの合せ面、36・・・シリンダヘッド
の合せ面、37.38・・・通気溝。
Claims (1)
- 押棒が収納される押棒室を介して動弁装置室及びクラン
ク室とを連通させ、該クランク室内のオイルミストを押
棒室を経て動弁装置室に導くようにした内燃機関におい
て、上記押棒室と燃焼室との間の、シリンダとシリンダ
ヘッドとの合せ面に、大気に連通ずる通気溝を形成した
ことを特徴とする内燃機関の油洩れ防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16334679U JPS603299Y2 (ja) | 1979-11-26 | 1979-11-26 | 内燃機関の油洩れ防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16334679U JPS603299Y2 (ja) | 1979-11-26 | 1979-11-26 | 内燃機関の油洩れ防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5679608U JPS5679608U (ja) | 1981-06-27 |
JPS603299Y2 true JPS603299Y2 (ja) | 1985-01-30 |
Family
ID=29674321
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16334679U Expired JPS603299Y2 (ja) | 1979-11-26 | 1979-11-26 | 内燃機関の油洩れ防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS603299Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-11-26 JP JP16334679U patent/JPS603299Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5679608U (ja) | 1981-06-27 |
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