JPS6332997Y2 - - Google Patents

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JPS6332997Y2
JPS6332997Y2 JP1982010627U JP1062782U JPS6332997Y2 JP S6332997 Y2 JPS6332997 Y2 JP S6332997Y2 JP 1982010627 U JP1982010627 U JP 1982010627U JP 1062782 U JP1062782 U JP 1062782U JP S6332997 Y2 JPS6332997 Y2 JP S6332997Y2
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JP
Japan
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balancer shaft
crankcase
bearing
side wall
side cover
Prior art date
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JP1982010627U
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English (en)
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JPS58112751U (ja
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、クランクケースの互いに対向する側
壁を貫通してクランク軸を取付けるとともに、前
記クランク軸と平行方向に向けて偏心ウエイト付
きのバランサー軸を配置し、さらに前記クランク
ケースの一方の側壁の外側を側蓋で覆蓋して該側
蓋と前記一方の側壁の間にギヤ室を形成するよう
にした内燃機関におけるバランサー軸の支持構造
に関するものである。
従来、この種のバランサー軸の支持構造として
は第1図に示す如きものが知られている。即ち、
この従来のバランサー軸の支持構造は、クランク
軸5の下方にクランク室12を貫通する如く配置
されたバランサー軸16を、クランクケース3の
互いに対向する側壁10,11に取付けた軸受1
8,19によつて回転自在に支承するようになつ
ている。
ところが、このような支持構造によれば、バラ
ンサー軸16の分解組立時には、バランサー軸1
6を側蓋4側の側壁10に設けた軸受取付穴21
を通して着脱しなければならないため、該軸受取
付穴21の内径D1を小なくともバランサー軸1
6の最大径D2よりも大きくする必要がある。こ
のため、軸受取付穴21に嵌装する軸受18とし
て寿命上必要なサイズ以上のサイズのものを使用
しなければならず部品のコストが高くつく等内燃
機関のコストアツプの原因となつていた。
又、バランサー軸16の分解組立時には軸受1
8を軸受取付穴21から取り外さなければなら
ず、しかも、この軸受18の抜け止め(即ち、バ
ランサー軸16の抜け止め)を側壁10側にボル
ト締着される押え板20によつて行なうようにし
ていたため、バランサー軸16の分解組立作業が
煩雑であり多大な仕組工数を要し、その結果、内
燃機関のコストが高くなるという問題もあつた。
本考案は、上記の如き従来の内燃機関のバラン
サー軸支持構造における問題に鑑み、部品コスト
と仕組工数を低減せしめることにより内燃機関の
コストダウンを図り得るようにした内燃機関のバ
ランサー軸支持構造を提案することを目的として
なされたものであり、クランクケースの互いに対
向する側壁を貫通してクランク軸を取付けるとと
もに、前記クランク軸と平行方向に向けて偏心ウ
エイト付のバランサー軸を配置し、さらに前記ク
ランクケースの一方の側壁の外側を側蓋で覆蓋し
て該側蓋と前記一方の側壁の間にギヤ室を形成す
るようにした単気筒の内燃機関において、前記バ
ランサー軸の両端部にそれぞれジヤーナル部を形
成するとともに、該ババランサー軸を前記クラン
クケースの一方の側壁を貫通した状態で前記クラ
ンクケースの他方の側壁に嵌装した軸受と前記側
蓋に嵌装した軸受により回転自在にしかも軸方向
にはさみつけた状態で支承せしめ、もつて内燃機
関のコストダウンを図り得るようにしたことを特
徴とするものである。
以下、本考案の内燃機関のバランサー軸支持構
造を第2図及び第3図に示す単気筒のデイーゼル
エンジンZのバランサー軸支持構造を実施例とし
て説明すると、第2図において符号11はシリン
ダ2とクランクケース3をダイカスト成形により
一体形成してなるシリンダブロツク、4はクラン
クケース3の互いに対向する第1側壁10と第2
側壁11の内の第1側壁10の外側を覆蓋する側
蓋であり、該側蓋4と第1側壁10の間にはギヤ
室13が形成されている。又、符号5はクランク
ケース3の両側壁10,11に取付けた軸受1
4,14によりクランク室12を貫通した状態で
回転自在に支承されたクランク軸であり、該クラ
ンク軸5の出力側軸端5aは側蓋4を貫通して外
方に突出せしめられている。このクランク軸5の
ギヤ室13内に位置する位置には、クランクギヤ
25が軸着されている。このクランクギヤ25
は、アイドルギヤ26を介して後述する第1バラ
ンサー軸6に取付けたバランサー駆動ギヤ27に
係合せしめられている。
クランク軸5の下方位置のしかも該クランク軸
5に対して対称位置には、一対の第1バランサー
軸6と第2バランサー軸7が取付けられている。
この各バランサー軸6,7は、その中央部に偏心
したバランスウエイト23を、又その両端部にジ
ヤーナル部6a,6bをそれぞれ形成しており、
該各ジヤーナル部6a,6b及びジヤーナル部7
a,7b(図示省略)を、クランクケース3の第
2側壁11の内側面11aに形成した軸受取付部
30に嵌挿した側壁側軸受9と前記側蓋4の内側
面4aに形成した軸受取付部31に嵌挿した側蓋
側軸受8に回転自在に支承せしめた状態でクラン
クケース3の第1側壁10を貫通して第2側壁1
1と側蓋4の間に架設されている。この時、第1
バランサー軸6及び第2バランサー軸7は、クラ
ンクケース3に側蓋4をボルト締着することによ
り該側蓋4と第2側壁11の間にはさみ込まれた
状態で、支持されその軸方向への移動が規制され
る。さらに、第1バランサー軸6の一方のジヤー
ナル部6aとバランスウエイト23の間には前記
クランクギヤ25と係合するバランサー駆動ギヤ
27と第1同期ギヤ27が、又第2バランサー軸
7には第1バランサー軸6の第1同期ギヤ28と
噛合する第2同期ギヤ29が軸着されている。こ
のバランサー駆動ギヤ27と第1、第2同期ギヤ
28,29は、ともにギヤ室13内に位置せしめ
られており、側蓋側軸受8と各バランサー軸6,
7の段部6c,7c(図示省略)によつて軸方向
に挾着され、その軸方向への移動が規制されてい
る。
又、側蓋側軸受8は、側蓋4の軸受取付穴31
側に圧入固着されているため、側蓋4をクランク
ケース3側から取り外すことにより、側蓋側軸受
8を側蓋4と一体的に各バランサー軸6,7から
取外すことができる。さらに、側蓋4をクランク
ケース3側から取り外すと各バランサー軸6,7
の一方のジヤーナル部6b,7bが外部に露出せ
しめられるが、この露出したジヤーナル部6b,
7bを持つて各バランサー軸6,7を手前に引く
ことにより該各バランサー軸6,7を容易にクラ
ンクケース3内から外部に取り出すことができ
る。
又、各バランサー軸6,7の一方のジヤーナル
部6b,7bを支承する軸受8を、側蓋4側に取
付けているため、該側蓋側軸受8のサイズを、第
1側壁に設けた貫通穴35の大きさに関係なく該
側蓋側該軸受8に負荷される荷重及び回転数によ
る寿命上から決定することができる。
続いて、本考案の効果を説明すると、本考案の
内燃機関のバランサー軸支持構造によれば、バラ
ンサー軸を、側蓋を締着せしめたクランク室側壁
を貫通して他方のクランク室側壁に設けた軸受と
側蓋に設けた軸受で回転自在に支持しているた
め、第1図に示す従来のバランサー軸支持構造の
場合の如く側蓋側の軸受を側蓋締着側のクランク
室側壁に形成した貫通穴の大きさに合わせて必要
以上に大きなサイズのものとする必要がなく、寿
命上必要最小サイズの軸受を使用することがで
き、それだけ部品コストを低減せしめて内燃機関
のコストダウンを図り得るという効果がある。
更に、側蓋に取付けた軸受とクランクケース側
壁に取付けた軸受とによつてバランサー軸を軸方
向への移動を規制するようにしているため、第1
図に示す従来のバランサー軸支持構造の場合の如
く専用の抜け止め部材(符号20)を設ける必要
がなく部品点数の減少が図れるとともに、該抜け
止め部材の着脱の手間を省いてバランサー軸の仕
組工数を減少せしめることができ、その結果、内
燃機関のコストダウンを図り得るという実用的効
果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のバランサー軸支持構造を有する
デイーゼルエンジンの部分縦断面図、第2図は本
考案実施例に係るバランサー軸支持構造を有する
デイーゼルエンジンの部分正面図、第3図は第2
図の−縦断面図である。 3……クランクケース、4……側蓋、5……ク
ランク軸、6,7……バランサー軸、6a,6
b,7a,7b……バランサー軸の軸端、8,9
……軸受、10,11……クランクケース側蓋、
13……ギヤ室、23……偏心ウエイト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. クランクケース3の互いに対向する側壁10,
    11を貫通してクランク軸5を取付けるととも
    に、前記クランク軸5と平行方向に向けて偏心ウ
    エイト23つきのバランサー軸6,7を配置し、
    さらに前記クランクケース3の一方の側壁10の
    外側を側蓋4で覆蓋して該側蓋4と前記一方の側
    壁10の間にギヤ室13を形成するようにした単
    気筒の内燃機関において、前記バランサー軸6,
    7の両端部にそれぞれジヤーナル部6a,6b,
    7a,7bを形成するとともに、該バランサー軸
    6,7を前記クランクケース3の一方の側壁10
    を貫通した状態で前記クランクケース3の他方の
    側壁11に嵌装した軸受9と前記側蓋4に嵌装し
    た軸受8により回転自在にしかも軸方向に挟みつ
    けた状態で支承せしめたことを特徴とする内燃機
    関のバランサー軸支持構造。
JP1062782U 1982-01-27 1982-01-27 内燃機関のバランサ−軸支持構造 Granted JPS58112751U (ja)

Priority Applications (1)

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JP1062782U JPS58112751U (ja) 1982-01-27 1982-01-27 内燃機関のバランサ−軸支持構造

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JP1062782U JPS58112751U (ja) 1982-01-27 1982-01-27 内燃機関のバランサ−軸支持構造

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JPS58112751U JPS58112751U (ja) 1983-08-02
JPS6332997Y2 true JPS6332997Y2 (ja) 1988-09-02

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ID=30023260

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JP1062782U Granted JPS58112751U (ja) 1982-01-27 1982-01-27 内燃機関のバランサ−軸支持構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5014207B2 (ja) * 2008-03-12 2012-08-29 株式会社音戸工作所 エンジンのバランサ装置
JP2009216225A (ja) * 2008-03-12 2009-09-24 Ondo Kosakusho:Kk エンジンのバランサ装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5554745A (en) * 1978-10-12 1980-04-22 Kubota Ltd Balancer for engine

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JPS5554745A (en) * 1978-10-12 1980-04-22 Kubota Ltd Balancer for engine

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JPS58112751U (ja) 1983-08-02

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