JP3033121B2 - V型エンジンのクランクシャフト装置 - Google Patents
V型エンジンのクランクシャフト装置Info
- Publication number
- JP3033121B2 JP3033121B2 JP2100462A JP10046290A JP3033121B2 JP 3033121 B2 JP3033121 B2 JP 3033121B2 JP 2100462 A JP2100462 A JP 2100462A JP 10046290 A JP10046290 A JP 10046290A JP 3033121 B2 JP3033121 B2 JP 3033121B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crank
- crankshaft
- crankpin
- axial direction
- crank pin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/16—Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
- F02B75/18—Multi-cylinder engines
- F02B75/22—Multi-cylinder engines with cylinders in V, fan, or star arrangement
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F7/00—Casings, e.g. crankcases or frames
- F02F7/0002—Cylinder arrangements
- F02F7/0012—Crankcases of V-engines
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、V型エンジンのクランクシャフト装置に
関する。
関する。
(従来の技術) 二サイクルV型エンジンでは、第6図及び第7図に示
すように、クランクシャフトAの両側のクランクウエッ
ブBを連結したクランクピンCに、V型に配置した二つ
のコネクチングロッドDの大端を軸着している。そし
て、二つのコネクチングロッドDの間に、クランクピン
Cに取付けてクランクピンホイールEを設け、クランク
室を分けて気密を保つようにしている。コネクチングロ
ッドDに連結したピストンやコネクチングロッドDなど
が回転によって発生するモーメントに見合うカウンター
ウエイトFをクランクウエッブBに取付けて、モーメン
トを打消させている。四サイクルエンジンも同様にカウ
ンターウエイトをクランクウエッブに設けている。例え
ば、特開昭61−119840号公報参照。尚、二サイクルエン
ジンのクランクピンホイールEは、クランク室を気密に
保つように仕切るものである。例えば、実開昭61−9971
8号公報参照。
すように、クランクシャフトAの両側のクランクウエッ
ブBを連結したクランクピンCに、V型に配置した二つ
のコネクチングロッドDの大端を軸着している。そし
て、二つのコネクチングロッドDの間に、クランクピン
Cに取付けてクランクピンホイールEを設け、クランク
室を分けて気密を保つようにしている。コネクチングロ
ッドDに連結したピストンやコネクチングロッドDなど
が回転によって発生するモーメントに見合うカウンター
ウエイトFをクランクウエッブBに取付けて、モーメン
トを打消させている。四サイクルエンジンも同様にカウ
ンターウエイトをクランクウエッブに設けている。例え
ば、特開昭61−119840号公報参照。尚、二サイクルエン
ジンのクランクピンホイールEは、クランク室を気密に
保つように仕切るものである。例えば、実開昭61−9971
8号公報参照。
(発明が解決しようとする課題) 最近では、エンジン回転数が高い高出力エンジンが求
められており、エンジン回転は、増々高回転化してい
る。エンジン回転数が高くなると、回転部のアンバラン
ス量によるモーメントは、回転数の二乗で増すので、燃
焼室内爆発によってピストンを押下げる力より大きくな
ってくる。これによって、第5図に二点鎖線で示すよう
に、クランクピンCを外側に変形させ、クランクシャフ
トAを軸架しているジャーナル部分に無理な力が加るこ
とになる。これを防ぐため、各部の剛性を高くするため
重量を増すのでカウンターウエイトFも重いものが必要
になり、全体に重量が増して重くなる。
められており、エンジン回転は、増々高回転化してい
る。エンジン回転数が高くなると、回転部のアンバラン
ス量によるモーメントは、回転数の二乗で増すので、燃
焼室内爆発によってピストンを押下げる力より大きくな
ってくる。これによって、第5図に二点鎖線で示すよう
に、クランクピンCを外側に変形させ、クランクシャフ
トAを軸架しているジャーナル部分に無理な力が加るこ
とになる。これを防ぐため、各部の剛性を高くするため
重量を増すのでカウンターウエイトFも重いものが必要
になり、全体に重量が増して重くなる。
この発明は、かかる点に鑑み、一つのクランクピンに
二つのコネクチングロッドの大端を軸着するもので、ク
ランクピンの中央のクランクピンホイールにカウンター
ウエイトを取付けて、クランクピンの変形を防ぐことが
できて小型軽量化できるV型エンジンのクランクシャフ
ト装置を得ることを目的とする。
二つのコネクチングロッドの大端を軸着するもので、ク
ランクピンの中央のクランクピンホイールにカウンター
ウエイトを取付けて、クランクピンの変形を防ぐことが
できて小型軽量化できるV型エンジンのクランクシャフ
ト装置を得ることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、この発明は、クランクシ
ャフトの軸方向に対して垂直方向に張り出した複数のク
ランクウエッブと、クランクシャフトの軸方向に対して
平行であってクランクシャフトの軸心に対して偏心した
位置で隣り合うクランクウエッブを連結したクランクピ
ンとが備えられ、クランクシャフトの軸方向に対して垂
直方向に伸延した2つのコネクチングロッドの大端が、
クランクシャフトの軸方向に並列して、1つのクランク
ピンに軸着されたV型エンジンのクランクシャフト装置
において、クランクシャフトの軸方向に対して垂直方向
に張り出したクランクピンホイールが、クランクシャフ
トの軸方向にクランクウエッブと並列するように、2つ
のコネクチングロッド間に挟まれる位置でクランクピン
に取り付けられ、カウンターウエイトが、クランクシャ
フトの軸心に対してクランクピンと反対側に偏心した位
置でクランクピンホイールに固定された構成となってい
る。
ャフトの軸方向に対して垂直方向に張り出した複数のク
ランクウエッブと、クランクシャフトの軸方向に対して
平行であってクランクシャフトの軸心に対して偏心した
位置で隣り合うクランクウエッブを連結したクランクピ
ンとが備えられ、クランクシャフトの軸方向に対して垂
直方向に伸延した2つのコネクチングロッドの大端が、
クランクシャフトの軸方向に並列して、1つのクランク
ピンに軸着されたV型エンジンのクランクシャフト装置
において、クランクシャフトの軸方向に対して垂直方向
に張り出したクランクピンホイールが、クランクシャフ
トの軸方向にクランクウエッブと並列するように、2つ
のコネクチングロッド間に挟まれる位置でクランクピン
に取り付けられ、カウンターウエイトが、クランクシャ
フトの軸心に対してクランクピンと反対側に偏心した位
置でクランクピンホイールに固定された構成となってい
る。
(作 用) カウンターウエイトを取付けたクランクピンホイール
は、二つのコネクチングロッドの大端を軸着したクラン
クピンの中央にある。コネクチングロッド及びクランク
ピンは回転によって、クランクピンを外側のコネクチン
グロッド側に遠心力で変形させようとするが、カウンタ
ーウエイトは、クランクピンの中央で、これと逆方向の
遠心力をクランクピンに与え、クランクピンの変形を防
止できる。これによって、剛性をそれ程高いものにする
必要がなくなり、クランクシャフトのジャーナルの負担
も少くなって、小型軽量化ができる。
は、二つのコネクチングロッドの大端を軸着したクラン
クピンの中央にある。コネクチングロッド及びクランク
ピンは回転によって、クランクピンを外側のコネクチン
グロッド側に遠心力で変形させようとするが、カウンタ
ーウエイトは、クランクピンの中央で、これと逆方向の
遠心力をクランクピンに与え、クランクピンの変形を防
止できる。これによって、剛性をそれ程高いものにする
必要がなくなり、クランクシャフトのジャーナルの負担
も少くなって、小型軽量化ができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面によって説明する。
第1図および第3図は二サイクルV型四気筒エンジン
の場合を示すものである。クランクシャフト1は、ジャ
ーナル2で、クランクケースに回転自在に軸架する。ク
ランクシャフト1の両側のクランクウエッブ3には、ク
ランクピン4を圧入して連結する。クランクピン4に
は、中央にクランクピンホイール5を取付け、その両側
に、二つのコネクチングロッド6の大端を軸着する。ク
ランクピンホイール5は、クランク室を仕切る役目を果
している。クランクピンホイール5のクランクピン4と
反対側の両面に、カウンターウエイト7を取付ける。本
実施例では、第2図のように、カウンターウエイト7
は、ビス8で締着するようにしてあるが、カウンターウ
エイト7を鍛造などでクランクピンホイール5に一体形
成してもよい。第4図に示すように、クランクピン4
は、コネクチングロッド6やクランクピン4などの発生
する遠心力で、クランクピン4がコネクチングロッド6
側に変形しようとするが、カウンターウエイト7がクラ
ンクピン4の中央のクランクピンホイール5に取付けて
あって、遠心力でクランクピン4の中央を内側に引張っ
て均衡させて、クランクピン4の変形を防止する。
の場合を示すものである。クランクシャフト1は、ジャ
ーナル2で、クランクケースに回転自在に軸架する。ク
ランクシャフト1の両側のクランクウエッブ3には、ク
ランクピン4を圧入して連結する。クランクピン4に
は、中央にクランクピンホイール5を取付け、その両側
に、二つのコネクチングロッド6の大端を軸着する。ク
ランクピンホイール5は、クランク室を仕切る役目を果
している。クランクピンホイール5のクランクピン4と
反対側の両面に、カウンターウエイト7を取付ける。本
実施例では、第2図のように、カウンターウエイト7
は、ビス8で締着するようにしてあるが、カウンターウ
エイト7を鍛造などでクランクピンホイール5に一体形
成してもよい。第4図に示すように、クランクピン4
は、コネクチングロッド6やクランクピン4などの発生
する遠心力で、クランクピン4がコネクチングロッド6
側に変形しようとするが、カウンターウエイト7がクラ
ンクピン4の中央のクランクピンホイール5に取付けて
あって、遠心力でクランクピン4の中央を内側に引張っ
て均衡させて、クランクピン4の変形を防止する。
(発明の効果) 以上説明したように、この発明は、上述のように構成
したので、クランクピンが遠心力で外側に変形しようと
するのをクランクピンの中央に取付けたクランクピンホ
イールのカウンターウエイトで、逆方向の遠心力をクラ
ンクピンに与え、均衡させてクランクピンの変形を防止
できる。これによって、クランクピンやクランクシャフ
トの剛性を高めるのを少くでき、軽量小形化が図れ、ク
ランクジャーナルの負荷も少くできる。又、カウンター
ウエイトがクランク室内に位置するようになるので、一
次圧縮比を高めることもできる。
したので、クランクピンが遠心力で外側に変形しようと
するのをクランクピンの中央に取付けたクランクピンホ
イールのカウンターウエイトで、逆方向の遠心力をクラ
ンクピンに与え、均衡させてクランクピンの変形を防止
できる。これによって、クランクピンやクランクシャフ
トの剛性を高めるのを少くでき、軽量小形化が図れ、ク
ランクジャーナルの負荷も少くできる。又、カウンター
ウエイトがクランク室内に位置するようになるので、一
次圧縮比を高めることもできる。
第1図乃至第4図は本発明の一実施例を示し、 第1図は要部の縦断面図、 第2図は同側面図、 第3図はクランクシャフト全体の一部縦断正面図、 第4図は力線図、 第5図乃至第7図は従来例を示し、 第5図は力線図、 第6図は一部縦断正面図、 第7図は第6図X−X矢視図、 である。 1……クランクシャフト、3……クランクウエッブ、4
……クランクピン、5……クランクピンホイール、6…
…コネクチングロッド、7……カウンターウエイト。
……クランクピン、5……クランクピンホイール、6…
…コネクチングロッド、7……カウンターウエイト。
Claims (1)
- 【請求項1】クランクシャフトの軸方向に対して垂直方
向に張り出した複数のクランクウエッブと、クランクシ
ャフトの軸方向に対して平行であってクランクシャフト
の軸心に対して偏心した位置で隣り合うクランクウエッ
ブを連結したクランクピンとが備えられ、クランクシャ
フトの軸方向に対して垂直方向に伸延した2つのコネク
チングロッドの大端が、クランクシャフトの軸方向に並
列して、1つのクランクピンに軸着されたV型エンジン
のクランクシャフト装置において、クランクシャフトの
軸方向に対して垂直方向に張り出したクランクピンホイ
ールが、クランクシャフトの軸方向にクランクウエッブ
と並列するように、2つのコネクチングロッド間に挟ま
れる位置でクランクピンに取り付けられ、カウンターウ
エイトが、クランクシャフトの軸心に対してクランクピ
ンと反対側に偏心した位置でクランクピンホイールに固
定されたことを特徴とするV型エンジンのクランクシャ
フト装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2100462A JP3033121B2 (ja) | 1990-04-18 | 1990-04-18 | V型エンジンのクランクシャフト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2100462A JP3033121B2 (ja) | 1990-04-18 | 1990-04-18 | V型エンジンのクランクシャフト装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH044343A JPH044343A (ja) | 1992-01-08 |
JP3033121B2 true JP3033121B2 (ja) | 2000-04-17 |
Family
ID=14274576
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2100462A Expired - Lifetime JP3033121B2 (ja) | 1990-04-18 | 1990-04-18 | V型エンジンのクランクシャフト装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3033121B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103459863B (zh) * | 2011-04-12 | 2016-03-16 | 丰田自动车株式会社 | 曲轴、曲轴的制造方法以及曲轴的制造装置 |
-
1990
- 1990-04-18 JP JP2100462A patent/JP3033121B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH044343A (ja) | 1992-01-08 |
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