JP2887981B2 - 記録再生装置 - Google Patents
記録再生装置Info
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- JP2887981B2 JP2887981B2 JP26459091A JP26459091A JP2887981B2 JP 2887981 B2 JP2887981 B2 JP 2887981B2 JP 26459091 A JP26459091 A JP 26459091A JP 26459091 A JP26459091 A JP 26459091A JP 2887981 B2 JP2887981 B2 JP 2887981B2
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- Japan
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- recording
- rotary
- head
- ring coil
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は録再用回転ヘッドと消去
用回転ヘッドとに共通のロータリートランス装置を用い
て信号の伝送を行う記録再生装置に関する。
用回転ヘッドとに共通のロータリートランス装置を用い
て信号の伝送を行う記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、録再用回転ヘッドと消去用回転ヘ
ッドとを共通のロータリートランス装置を介してそれぞ
れ信号の伝送を行う場合、ロータリートランス装置の録
再用回転ヘッドのリングコイルと消去用回転ヘッドのリ
ングコイルとの間にシールド用リングコイルを介在す
る。このシールド用リングコイルはグランドに接続さ
れ、記録モード時において消去用回転ヘッドに供給され
る消去信号が録再用回転ヘッドのリングコイルに漏れる
ことを防止している。
ッドとを共通のロータリートランス装置を介してそれぞ
れ信号の伝送を行う場合、ロータリートランス装置の録
再用回転ヘッドのリングコイルと消去用回転ヘッドのリ
ングコイルとの間にシールド用リングコイルを介在す
る。このシールド用リングコイルはグランドに接続さ
れ、記録モード時において消去用回転ヘッドに供給され
る消去信号が録再用回転ヘッドのリングコイルに漏れる
ことを防止している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、消去用
回転ヘッドに供給される消去信号のオン・オフ時には必
要以上の大電流が流れ、この大電流による漏れ電流の発
生をシールド用リングコイルで防ぐことができなっかっ
た。従って、消去信号のオン・オフ時には録再用回転ヘ
ッドへのクロストークによるビート妨害や漏れ電流によ
る誤消去が生じ、特につなぎ撮りやアフレコのように消
去信号のオン・オフが激しい頻度で行われる場合にはそ
の弊害が顕著となる。
回転ヘッドに供給される消去信号のオン・オフ時には必
要以上の大電流が流れ、この大電流による漏れ電流の発
生をシールド用リングコイルで防ぐことができなっかっ
た。従って、消去信号のオン・オフ時には録再用回転ヘ
ッドへのクロストークによるビート妨害や漏れ電流によ
る誤消去が生じ、特につなぎ撮りやアフレコのように消
去信号のオン・オフが激しい頻度で行われる場合にはそ
の弊害が顕著となる。
【0004】そこで、本発明は消去信号のオン・オフ時
においても上述のような漏れ電流によるビート妨害や誤
消去を生じない記録再生装置を提供することを課題とす
る。
においても上述のような漏れ電流によるビート妨害や誤
消去を生じない記録再生装置を提供することを課題とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
の本発明に係る記録再生装置は、録再用回転ヘッドと消
去用回転ヘッドとに共通のロータリートランス装置を介
してそれぞれ信号の伝送を行う記録再生装置において、
前記ロータリートランス装置の前記録再用回転ヘッドの
リングコイルと前記消去用回転ヘッドのリングコイルと
の間にシールド用リングコイルを設け、このシールド用
リングコイルにヘッドバイアス電圧を印加したものであ
る。
の本発明に係る記録再生装置は、録再用回転ヘッドと消
去用回転ヘッドとに共通のロータリートランス装置を介
してそれぞれ信号の伝送を行う記録再生装置において、
前記ロータリートランス装置の前記録再用回転ヘッドの
リングコイルと前記消去用回転ヘッドのリングコイルと
の間にシールド用リングコイルを設け、このシールド用
リングコイルにヘッドバイアス電圧を印加したものであ
る。
【0006】
【作用】シールド用リングコイルにヘッドバイアス電圧
を印加したので、消去用回転ヘッドへの消去信号のオン
・オフ時における大電流による漏れ磁束が前記シールド
用リングコイルによって有効にシールドされるため、録
再用回転ヘッドに漏れ電流が流れない。
を印加したので、消去用回転ヘッドへの消去信号のオン
・オフ時における大電流による漏れ磁束が前記シールド
用リングコイルによって有効にシールドされるため、録
再用回転ヘッドに漏れ電流が流れない。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1乃至図3には本発明を8ミリVTRに適用した
例が示されている。
る。図1乃至図3には本発明を8ミリVTRに適用した
例が示されている。
【0008】図2にはヘッド配置等の概略図が示されて
いる。図2において、回転ドラム1の180度対向位置
にはAチャンネルとBチャンネルの各録再用回転ヘッド
2a,2bが設けられ、この双方の録再用回転ヘッド2
a,2bにて記録再生が行われる。磁気テープ3は回転
ドラムの円周面の221度の角度範囲に巻き付けられて
いる。そして、180度の範囲で映像信号の記録及び再
生が行われ、残りの36度の範囲でPCM化された音声
信号の記録及び再生が行われる。
いる。図2において、回転ドラム1の180度対向位置
にはAチャンネルとBチャンネルの各録再用回転ヘッド
2a,2bが設けられ、この双方の録再用回転ヘッド2
a,2bにて記録再生が行われる。磁気テープ3は回転
ドラムの円周面の221度の角度範囲に巻き付けられて
いる。そして、180度の範囲で映像信号の記録及び再
生が行われ、残りの36度の範囲でPCM化された音声
信号の記録及び再生が行われる。
【0009】また、双方の録再用回転ヘッド2a,2b
に対し90度の角度をもって消去用回転ヘッド4が設け
られ、この消去用回転ヘッド4はトラック2本分を消磁
可能に設けられている。そして2つの録再用回転ヘッド
2a,2bと消去用回転ヘッド4はロータリートランス
装置5を介してそれぞれ信号の伝送が行われる。
に対し90度の角度をもって消去用回転ヘッド4が設け
られ、この消去用回転ヘッド4はトラック2本分を消磁
可能に設けられている。そして2つの録再用回転ヘッド
2a,2bと消去用回転ヘッド4はロータリートランス
装置5を介してそれぞれ信号の伝送が行われる。
【0010】図1にはロータリートランス装置5の回転
側(又は固定側)の構成図が示されている。図1におい
て、ロータリートランス装置5は回転側と固定側とから
成り、この回転側と固定側が近接位置で対向して配置さ
れている。回転側と固定側の各対向位置には外側から内
側に向かって順番にAチャンネルの録再用回転ヘッド2
aのリングコイル6、シールド用リングコイル7、Bチ
ャンネルの録再用回転ヘッド2bのリングコイル8、シ
ールド用リングコイル9、消去用回転ヘッド4のリング
コイル10が配置されている。
側(又は固定側)の構成図が示されている。図1におい
て、ロータリートランス装置5は回転側と固定側とから
成り、この回転側と固定側が近接位置で対向して配置さ
れている。回転側と固定側の各対向位置には外側から内
側に向かって順番にAチャンネルの録再用回転ヘッド2
aのリングコイル6、シールド用リングコイル7、Bチ
ャンネルの録再用回転ヘッド2bのリングコイル8、シ
ールド用リングコイル9、消去用回転ヘッド4のリング
コイル10が配置されている。
【0011】図3にはロータリートランス装置5を介し
て行われる信号伝送の回路図が示されている。図3にお
いて、回転側の各リングコイル6,8はA及びBチャン
ネルの各録再用回転ヘッド2a,2bにそれぞれ接続さ
れ、固定側の各リングコイル6,8は各ヘッドアンプ1
1,12を介して記録信号が供給されるよう接続されて
いる。そして、各録再用回転ヘッド2a,2bには5V
のヘッドバイアス電源が供給されている。又、図示しな
いが、この固定側の各リングコイル6,8は各ヘッドア
ンプを介して再生信号を出力するよう接続されている。
て行われる信号伝送の回路図が示されている。図3にお
いて、回転側の各リングコイル6,8はA及びBチャン
ネルの各録再用回転ヘッド2a,2bにそれぞれ接続さ
れ、固定側の各リングコイル6,8は各ヘッドアンプ1
1,12を介して記録信号が供給されるよう接続されて
いる。そして、各録再用回転ヘッド2a,2bには5V
のヘッドバイアス電源が供給されている。又、図示しな
いが、この固定側の各リングコイル6,8は各ヘッドア
ンプを介して再生信号を出力するよう接続されている。
【0012】また、別の回転側のリングコイル10は消
去用回転ヘッド4に接続され、固定側のリングコイル1
0はヘッドアンプ13を介して消去信号が供給されるよ
う接続されている。
去用回転ヘッド4に接続され、固定側のリングコイル1
0はヘッドアンプ13を介して消去信号が供給されるよ
う接続されている。
【0013】さらに、回転側の各シールド用リングコイ
ル7,9の各両端はショートされ、固定側の各シールド
用リングコイル7,9には前記した録再用回転ヘッド2
a,2bのヘッドバイアス電源(5V)が供給されてい
る。
ル7,9の各両端はショートされ、固定側の各シールド
用リングコイル7,9には前記した録再用回転ヘッド2
a,2bのヘッドバイアス電源(5V)が供給されてい
る。
【0014】以下、上記構成の作用について説明する。
記録モードが選択されると、消去信号が固定側と回転側
のリングコイル10を介して消去用回転ヘッド4に供給
されてテープ3が消磁される。又、これと共に記録信号
が固定側と回転側の各リングコイル6,8を介して交互
に録再用回転ヘッド2a,2bに供給されて前記の如く
消磁されたテープ3上に映像及び音声信号が記録され
る。記録モードの解除が選択されると、消去信号及び記
録信号の出力が停止されて映像及び音声信号の記録がス
トップされる。
記録モードが選択されると、消去信号が固定側と回転側
のリングコイル10を介して消去用回転ヘッド4に供給
されてテープ3が消磁される。又、これと共に記録信号
が固定側と回転側の各リングコイル6,8を介して交互
に録再用回転ヘッド2a,2bに供給されて前記の如く
消磁されたテープ3上に映像及び音声信号が記録され
る。記録モードの解除が選択されると、消去信号及び記
録信号の出力が停止されて映像及び音声信号の記録がス
トップされる。
【0015】そして、上記記録モードの選択区間中に
は、消去用回転ヘッド4のリングコイル10と録再用回
転ヘッド2a,2bのリングコイル6,8間に介在する
シールド用リングコイル9が消去信号の磁気シールドを
行うため漏れ電流によるビート妨害や誤消去(又は減
磁)を生じない。
は、消去用回転ヘッド4のリングコイル10と録再用回
転ヘッド2a,2bのリングコイル6,8間に介在する
シールド用リングコイル9が消去信号の磁気シールドを
行うため漏れ電流によるビート妨害や誤消去(又は減
磁)を生じない。
【0016】特に、記録モードの選択開始時及びその解
除時には消去信号のレベルが瞬間的に大きくなるが、シ
ールド用リングコイル9にはヘッドバイアス電源が供給
されているため有効に磁気シールドが行われ、上記と同
様に漏れ電流によるビート妨害や誤消去(又は減磁)を
生じない。従って、つなぎ撮り時やアフレコ時の如く消
去信号のオン・オフが激しい頻度で行われる場合にも全
くビート妨害や誤消去(又は減磁)がないので、良好な
つなぎ撮り及びアフレコが可能である。
除時には消去信号のレベルが瞬間的に大きくなるが、シ
ールド用リングコイル9にはヘッドバイアス電源が供給
されているため有効に磁気シールドが行われ、上記と同
様に漏れ電流によるビート妨害や誤消去(又は減磁)を
生じない。従って、つなぎ撮り時やアフレコ時の如く消
去信号のオン・オフが激しい頻度で行われる場合にも全
くビート妨害や誤消去(又は減磁)がないので、良好な
つなぎ撮り及びアフレコが可能である。
【0017】また、録再用回転ヘッド2a,2bの各リ
ングコイル6,8同士のシールドは双方の間に介在され
たシールド用リングコイル7で行われる。
ングコイル6,8同士のシールドは双方の間に介在され
たシールド用リングコイル7で行われる。
【0018】尚、この実施例では電源がオン区間中はた
えずシールド用リングコイル7,9にヘッドバイアス電
源を供給するよう構成したが、一方のシールド用リング
コイル9は消去用回転ヘッド4に消去信号を供給する区
間だけヘッドバイアス電源を供給するよう構成しても良
い。又、この発明においては録再用回転ヘッド2a,2
bとは記録及び再生の一方又は双方を行うことが可能な
ヘッドをいう。
えずシールド用リングコイル7,9にヘッドバイアス電
源を供給するよう構成したが、一方のシールド用リング
コイル9は消去用回転ヘッド4に消去信号を供給する区
間だけヘッドバイアス電源を供給するよう構成しても良
い。又、この発明においては録再用回転ヘッド2a,2
bとは記録及び再生の一方又は双方を行うことが可能な
ヘッドをいう。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ロー
タリートランス装置の録再用回転ヘッドのリングコイル
と消去用回転ヘッドのリングコイル間に設けるシールド
用リングコイルにヘッドバイアス電圧を印加したので、
消去信号のレベルが必要以上に大きくなるオン・オフ時
においても有効に磁気シールドできるためビート妨害や
誤消去が生じないという効果を奏する。
タリートランス装置の録再用回転ヘッドのリングコイル
と消去用回転ヘッドのリングコイル間に設けるシールド
用リングコイルにヘッドバイアス電圧を印加したので、
消去信号のレベルが必要以上に大きくなるオン・オフ時
においても有効に磁気シールドできるためビート妨害や
誤消去が生じないという効果を奏する。
【図1】ロータリートランス装置の回転側(又は固定
側)の構成図(実施例)。
側)の構成図(実施例)。
【図2】ヘッド配置等を示す概略図(実施例)。
【図3】ロータリートランス装置を介して行われる信号
伝送を示す回路図(実施例)。
伝送を示す回路図(実施例)。
2a,2b…録再用回転ヘッド、4…消去用回転ヘッ
ド、5…ロータリートランス装置、6,8,10…リン
グコイル、7,9…シールド用リングコイル。
ド、5…ロータリートランス装置、6,8,10…リン
グコイル、7,9…シールド用リングコイル。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−150504(JP,A) 実開 平1−174702(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 5/02,5/024
Claims (1)
- 【請求項1】 録再用回転ヘッドと消去用回転ヘッドと
に共通のロータリートランス装置を介してそれぞれ信号
の伝送を行う記録再生装置において、 前記ロータリートランス装置の前記録再用回転ヘッドの
リングコイルと前記消去用回転ヘッドのリングコイルと
の間にシールド用リングコイルを設け、このシールド用
リングコイルにヘッドバイアス電圧を印加したことを特
徴とする記録再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26459091A JP2887981B2 (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | 記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26459091A JP2887981B2 (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | 記録再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05109003A JPH05109003A (ja) | 1993-04-30 |
JP2887981B2 true JP2887981B2 (ja) | 1999-05-10 |
Family
ID=17405416
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26459091A Expired - Fee Related JP2887981B2 (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | 記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2887981B2 (ja) |
-
1991
- 1991-10-14 JP JP26459091A patent/JP2887981B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05109003A (ja) | 1993-04-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |