JPH0416241Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、消去用および再生用の各回転磁気ヘ
ツドを備えた磁気記録再生装置に関し、特に信号
再生時における画質を改善するようになしたもの
に関する。

〔背景技術とその問題点〕

従来より、たとえばビデオテープレコーダ
（VTR）等の磁気記録再生装置には、回転磁気ヘ
ツドと回転トランスとを主要部とする回転磁気ヘ
ツド装置が用いられている。

磁気テープに対してビデオ信号等の記録、再生
等を行う磁気ヘツドは回転ドラムに取り付けられ
ており、回転磁気ヘツドを構成している。一方、
上記磁気ヘツドに対応する電気回路部は固定ドラ
ム側に設けられている。そこで、上記磁気ヘツド
と上記電気回路部との間の信号の伝送には非接触
な信号伝送手段を用いなければならない。この信
号伝送手段としては、通常回転トランスが用いら
れている。

回転トランスは、たとえば回転ドラムに設けら
れたロータと固定ドラムに設けられたステータと
から成るものが知られている。すなわち、これら
ロータとステータとは互いに小さな間隙を隔てて
対向する一対の略円盤上に形成された磁性板を有
し、これら磁性板の対向する面に同一形状の円環
状の溝部を同心円状に形成して、この溝部にコイ
ルを取り付けて成るものである。そして、ロータ
またはステータのいずれか一方のコイルに流され
る信号電流によつて生ずる磁束により、ロータと
ステータとは電磁的に結合され、ロータまたはス
テータのいずれか他方のコイルに信号電流が流れ
るようになつている。

ところで、たとえば消去ヘツドを含む４個の磁
気ヘツドを上記回転ドラムに設けて、通常の記録
再生を一対の記録再生ヘツドにて行ない、静止画
再生や変速再生を特殊再生ヘツドを利用して行な
い、さらに信号消去を上記消去ヘツドにて行なう
ようにした場合には、各ヘツドに対応する４チヤ
ンネル分の信号伝送を上記回転トランスにて行な
う必要がある。一般に、多チヤンネル信号伝送を
行なう回転トランスでは、各チヤンネルにて生ず
る磁束が相互に干渉する、いわゆるクロストーク
と呼ばれる現象が生じ正確な信号の伝送が妨げら
れてしまうことがある。

なお、消去ヘツドは通常信号再生時には使用さ
れないが、上記記録・再生ヘツド、特殊再生ヘツ
ドと同様に磁気テープ上をトレースしておりため
不要な信号を再生してしまうため、この不要な信
号が上記クローストークの発生原因となる。これ
は、上記消去ヘツドは通常の記録・再生ヘツドと
比べギヤツプ長がたとえば3.5μm程度と長く、ア
ジマス0°であるため、輝度信号等の短波長成分に
対しては損失が大きく再生出力は無視できるが、
音声FM信号、色差信号等の長波長成分に対して
は十分再生し得るからである。そして、このよう
に上記消去ヘツドの再生した不要な信号が正規の
再生信号に混入して再生画質を劣化させてしまう
ことがある。

そこで、従来、このような回転トランスにおい
て正確な信号の伝送を行うためには、各チヤンネ
ルのコイルの間隔を広くしたり、または各チヤン
ネルのコイル間に非磁性導電性材料よりなる円環
部材、いわゆるシヨートリングを設けて、クロス
トークを低減していた。

しかし、たとえば超小型ビデオテープレコーダ
に、このような回転トランスを用いる場合には、
大きさ上の制約から各チヤンネルのコイルの間隔
を広くすることはできない。また、各チヤンネル
のコイル間にシヨートリングを設けた場合には、
内周側に位置するチヤンネルを構成するロータ側
のコイルとステータ側のコイルとの対向面積が小
さくなるため結合係数が下つてしまい、信号の伝
送効率が悪くなつてしまい、この内周側のチヤン
ネルを使用できなくなる虞れがある。このため、
４チヤンネルの場合に、内周側の２チヤンネルの
各コイル間にシヨートリングを設けることなく、
各コイルをたとえば特殊再生信号用および消去信
号用に使用すると、該２チヤンネル間にクロスト
ークが生じてしまい、たとえば静止画再生等の特
殊再生時に、使用されない消去ヘツドが再生した
不要な信号が正規の再生信号に混入して再生画質
を劣化させてしまうという問題点があつた。

〔考案の目的〕

そこで、本考案は上述した従来の問題点に鑑み
て提案されたものであり、信号再生時において使
用されない消去ヘツドによる不要な再生信号が正
規の再生信号に混入しないようにして再生画質の
向上を図り、装置を小型化した場合にも画質の良
好な記録再生を行ない得るようにした磁気記録再
生装置を提供することを目的とする。

〔目的を達成するための手段〕

本考案に係る磁気記録再生装置は、上述したよ
うな目的を達成するため、消去用および少なくと
も３個の映像信号用の各回転磁気ヘツドと、対向
配設されたコイルを有するロータおよびステータ
とからなり上記各回転磁気ヘツドに対応する信号
を伝送する回転トランスと、上記消去用の回転磁
気ヘツドに上記回転トランスの一対の消去信号用
コイルを介して消去信号を供給するバイアス発振
器と、上記回転トランスのステータ側の消去信号
用コイルと上記バイアス発振器との間に設けられ
る切換スイツチとを備え、上記回転トランスの記
録・再生信号用チヤンネルのコイルを消去信号用
チヤンネルと他の映像信号用チヤンネルを含む他
のチヤンネルのコイルより上記回転トランスの外
周側に配置するとともにシヨートリングを少なく
とも上記記録・再生信号用チヤンネルのコイルと
上記他のチヤンネルのコイルの間に配設し、上記
切換スイツチにより消去動作時には上記バイアス
発振器からの消去信号を上記回転トランスの一対
の消去信号用コイルを介して上記消去用の回転磁
気ヘツドに供給し、非消去動作時には上記回転ト
ランスのステータ側の消去信号用コイルを短絡す
るようにしたものである。

〔実施例〕

以下、本考案の一実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。なお、以下に説明する実
施例は特殊再生用および消去用の各回転磁気ヘツ
ドを有する磁気記録再生装置に本考案を適用した
ものである。

第１図は本実施例の磁気記録再生装置における
回転磁気ヘツド装置の概略を示す断面図である。
この第１図において、たとえば直径40mm程度の回
転ドラム１は回転軸３に固定されており、固定ド
ラム２は支持部材４を介して図示しないシヤーシ
等に固定されている。そして、上記回転ドラム１
の内壁にはロータ１０が、上記固定ドラム２の内
壁にはステータ２０がそれぞれ取り付けられてお
り、これらロータ１０とステータ２０とによつて
回転トランスが構成されている。このロータ１０
とステータ２０とは互いに小さな間隙を隔てて対
向配設されている。また、第２図は上記ステータ
２０を模式的に示す平面図である。この第２図に
示すように、上記ステータ２０は、略円盤状のフ
エライト等からなる磁性板２７に円環状の４本の
溝部を略等距離間隔で同心円状に形成し、これら
の溝部にコイル２１，２２，２３，２４をそれぞ
れ取り付けるとともに、各コイル２１，２２間お
よび各コイル２２，２３間にそれぞれ円環状の非
磁性導電性材料よりなり磁気的なシールドを行う
シヨートリング２５，２６を配設して成るもので
ある。

一方、上記ロータ１０を構成する磁性板１７の
各溝部にも、上記ステータ２０と同様に各コイル
１１，１２，１３，１４がそれぞれ取り付けられ
ているとともに、各コイル１１，１２間および各
コイル１２，１３間にそれぞれシヨートリング１
５，１６が配設されている。すなわち、ロータ１
０側の各コイル１１，１２，１３，１４とステー
タ２０側の各コイル２１，２２，２３，２４がそ
れぞれ対向配設されているとともに、ロータ１０
側の各シヨートリング１５，１６とステータ２０
側の各シヨートリング２５，２６もそれぞれ対向
配設されている。そして、コイル１１，２１によ
り第１チヤンネルが、コイル１２，２２により第
２チヤンネルが、コイル１３，２３により第３チ
ヤンネルが、コイル１４，２４により第４チヤン
ネルがそれぞれ構成され、４チヤンネル分の信号
が伝送されるようになつている。

また、回転ドラム１には、第３図に示すよう
に、磁気ヘツドが取り付けられている。すなわ
ち、磁気テープに対して信号の記録または再生を
行う記録・再生ヘツド３１，３２が略180°の角間
隔で配設されており、静止画再生や低速再生等の
特殊再生を行い記録・再生ヘツド３２とダブルア
ジマス構成の特殊再生ヘツド３３が該記録・再生
ヘツド３２の極めて近傍に配設されている。そし
て、更に上記記録・再生ヘツド３１，３２の記録
した信号の消去を行う消去ヘツド３４（いわゆる
フライイング・イレース・ヘツド）が上記記録・
再生ヘツド３１および３２に対してそれぞれ略
90°の角間隔の位置に配設されている。

また、これらのヘツドは第４図に示すように、
回転トランスのロータ１０側の各コイルにそれぞ
れ接続されている。すなわち、記録・再生ヘツド
３１は第１チヤンネルのコイル１１に、記録・再
生ヘツド３２は第２チヤンネルのコイル１２に、
特殊再生ヘツド３３は第３チヤンネルのコイル１
３に、そして、消去ヘツド３４は第４チヤンネル
のコイル１４にそれぞれ接続されている。

更にまた、回転トランスのステータ２０側にお
いて、第１チヤンネルのコイル２１は記録・再生
増幅器４１に第２チヤンネルのコイル２２は記
録・再生増幅器４２に、第３チヤンネルコイル２
３は再生増幅器４３に、そして、第４チヤンネル
のコイル２４は切換スイツチ５０を介してバイア
ス発振器４４にそれぞれ接続されている。なお、
上記切換スイツチ５０の共通端子５１には上記コ
イル２４の一端が接続されており、被選択端子５
２にはバイアス発振器４４が、また被選択端子５
３には上記コイル２４の他端（アース側）がそれ
ぞれ接続されている。

このような構成の磁気記録再生装置において、
ビデオ信号等の信号記録時には、切換スイツチ５
０の共通端子５１が被選択端子５２に接続され、
バイアス発振器４４からたとえば6MHz程度の消
去信号S_Eが第４チヤンネルのコイル２４，１４を
介して消去ヘツド３４に供給され消去動作が行わ
れる。これと同時に、記録信号S_RAが記録・再生
増幅器４１および第１チヤンネルのコイル２１，
１１を介して記録・再生ヘツド３１に供給され、
記録信号S_RBが記録・再生増幅器４２および第２
チヤンネルのコイル２２，１２を介して記録・再
生ヘツド３２に供給される。そして、上記記録・
再生ヘツド３１，３２が交互に磁気テープ６０上
をトレースし信号を記録するようになつている。

通常の信号再生時、いわゆるノーマル再生時に
は、記録・再生ヘツド３１，３２が交互に磁気テ
ープ６０上をトレースする。そして、記録・再生
ヘツド３１に得られた信号が第１チヤンネルのコ
イル１１，２１および記録・再生増幅器４１を介
して再生信号S_PAとして出力され、記録・再生ヘ
ツド３２に得られた信号が第２チヤンネルのコイ
ル１２，２２および記録・再生増幅器４２を介し
て再生信号S_PBとして出力されるようになつてい
る。

また、特殊再生時たとえば静止画再生時には、
記録・再生ヘツド３１と特殊再生ヘツド３３とが
交互に磁気テープ６０上をトレースする。そし
て、記録・再生ヘツド３１に得られた信号が第１
チヤンネルのコイル１１，２１および記録・再生
増幅器４１を介して再生信号S_PAとして出力され、
特殊再生ヘツド３３に得られた信号が第３チヤン
ネルのコイル１３，２３および再生増幅器４３を
介して再生信号S_PCとして出力されるようになつ
ている。更に、この時、切換スイツチ５０の共通
端子５１が被選択端子５３に接続され、使用され
ない第４チヤンネルのコイル２４が短絡され、後
述するようにクロストークが低減されるようにな
つている。

上述したように、この実施例の磁気記録再生装
置における回転トランスは、最も使用頻度が高い
記録・再生信号用の第１チヤンネルのコイル１
１，２１および第２チヤンネルのコイル１２，２
２を他のチヤンネルのコイル１３，２３，１４，
２４よりも優先して磁性板１７，２７の外周側に
それぞれ配設してある。このため、上記第１チヤ
ンネルのコイル１１と２１との対向面積および第
２チヤンネルのコイル１２と２２との対向面積は
十分大きく、これらの第１、第２チヤンネルにお
ける信号の伝送効率は良好である。そして、更に
内周方向に向つて特殊再生信号用の第３チヤンネ
ルのコイル１３，２３と、消去信号用の第４チヤ
ンネルのコイル１４，２４をそれぞれ順次配設し
てある。この第３、第４チヤンネルにおける信号
の伝送効率は、上記第１、第２チヤンネルに比べ
若干劣るものの良好であり実用上全く差し支えな
い。

更にまた、第１チヤンネルのコイル１１，２１
と第２チヤンネルのコイル１２，２２との間にシ
ヨートリング１５，２５をそれぞれ配設してある
とともに、第２チヤンネルのコイル１２，２２と
第３チヤンネルのコイル１３，２３との間にシヨ
ートリング１６，２６をそれぞれ配設してある。
従つて、第３、第４チヤンネル間を除く各チヤン
ネル間は磁気的にシールドされ、該各チヤンネル
間のクロストークはシヨートリング１５，１６，
２５，２６が無い場合に比べかなり低減されるた
め、たとえば信号記録時においては、第１、第２
チヤンネルの各記録信号S_RA，S_RBが相互に混入す
ることがないばかりか、第４チヤンネルの消去信
号S_Eが上記第１、第２チヤンネルの各記録信号
S_RA，S_RBに混入するようなこともない。

また、通常の信号再生時においても、第１、第
２チヤンネルの各再生信号S_PA，S_PBが相互に混入
するようなことはない。なお、この場合、第３チ
ヤンネルに対応する特殊再生ヘツド３３および第
４チヤンネルに対応する消去ヘツド３４はともに
使用されないが、記録・再生ヘツド３１，３２と
同様に磁気テープ６０上をトレースするため、上
記特殊再生ヘツド３３が不要な信号を再生してし
まうばかりでなく、上記消去ヘツド３４も不要な
信号を再生してしまう。しかし、上記特殊再生ヘ
ツド３３および消去ヘツド３４の再生した不要な
信号はシヨートリング１６，２６が設けられてい
るため、上記第１、第２チヤンネルの各再生信号
S_PA，S_PBに混入して再生画質を劣化させてしまう
ようなことはない。

更に、特殊再生時たとえば静止画再生時におい
ても、第１、第３チヤンネルの各再生信号S_PA，
S_PCが相互に混入するようなことはない。なお、
この場合も使用されない第２チヤンネルに対応す
る記録・再生ヘツド３２および第４チヤンネルに
対応する消去ヘツド３４が不要な信号を再生して
しまう。しかし、上記記録・再生ヘツド３２の再
生した不要な信号はシヨートリング１５，１６，
２５，２６が設けられているため上記第１、第３
チヤンネルの各再生信号S_PA，S_PCに混入するよう
なことはない。また、この時、前述したように、
上記切換スイツチ５０によりコイル２４が短絡さ
れているため第４チヤンネルのコイル２４，１４
がシヨートリングのような働きをする。従つて、
第３、第４チヤンネル間のクロストークをたとえ
ば20dB程度低減することができるため、上記消
去ヘツド３４の再生した不要な信号が第３チヤン
ネルの再生信号S_Pcに混入して再生画質を劣化さ
せてしまうようなことはない。

上述したような構成の本実施例の磁気記録再生
装置では、使用頻度の高い記録・再生信号用の第
１、第２チヤンネルの各コイル１１，２１，１
２，２２を第３、第４チヤンネルの各コイル１
３，２３，１４，２４より優先して回転トランス
の外周側に配設している。また、第１、第２チヤ
ンネル間および第２、第３チヤンネル間はシヨー
トリング１５，２５および１６，２６により磁気
的にシールドされているが、第３、第４チヤンネ
ル間は磁気的にシールドされていない。しかし、
特殊再生時たとえば静止画再生時において、切換
スイツチ５０が第４チヤンネルのコイル２４を短
絡しこれがシヨートリングのような働きをするた
め、第４チヤンネルに対応する特殊再生ヘツド３
３の再生した不要な信号が第３チヤンネルの再生
信号S_PCに混入して再生画質を劣化させるような
ことはない。よつて、磁気テープ６０上に記録さ
れた信号を正確に再生し、特殊再生時の再生画質
の良好な超小型の磁気記録再生装置を得ることが
できる。

なお、上述した実施例の回転トランスでは、消
去信号用のコイル１４，２４に隣接して設けられ
ていたのは特殊再生信号用のコイル１３，２３で
あり、特殊再生時において切換スイツチ５０によ
りコイル２４が短絡され消去ヘツド３４の拾つた
不要な再生信号によるクロストークを低減してい
たが、本考案はこの実施例に限られるものではな
く、記録・再生信号用のコイルが消去信号用のコ
イルに隣接して設けられた回転トランスを有する
磁気記録再生装置にも適用することができる。す
なわち、この場合には、通常の再生時において消
去ヘツドの拾つた不要な再生信号によるクロスト
ークを低減することができる。

〔考案の効果〕

上述した実施例の説明から明らかなように、本
考案によれば、信号再生時において使用されない
消去ヘツドによる不要な再生信号が正規の再生信
号に混入しないようにすることができる。また、
これによつて超小型化しても磁気テープ上に記録
された信号を正確に再生し、再生画質の良好な磁
気記録再生装置を提供することができる。

特に、本考案は、最も使用頻度の高い記録・再
生信号用チヤンネルのコイルを、回転トランスの
外周側に配置してなるので、ロータ側コイルとス
テータ側コイルの対向面積を大きくすることが可
能となるので、信号の伝送効率を良好となすこと
がでる。

さらに、記録・再生信号用チヤンネルのコイル
と他のチヤンネルのコイルとの間にシヨートリン
グを配設したことから、記録・再生信号用チヤン
ネルのコイルと他のチヤンネルのコイルとの間の
クロストークの改善が達成され、ステータ側の消
去用コイルの短絡をするようにしたことから、消
去信号用チヤンネルと他の映像信号用チヤンネル
である再生専用チヤンネルとの間のクロストーク
の改善も達成されることから、回転ドラムの超小
型化を達成し、この回転ドラムを用いる磁気記録
再生装置の超小型化を実現できる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第４図は本考案に係る磁気記録再
生装置の一実施例を示し、第１図はこの実施例に
おける回転磁気ヘツド装置を示す概略断面図、第
２図は回転トランスを構成するステータを模式的
に示す平面図、第３図は回転ドラムに取り付けら
れた各磁気ヘツドの取り付け位置を示す模式図、
第４図は各磁気ヘツドと各コイルと各回路との接
続を示す回路図である。 １……回転ドラム、２……固定ドラム、１０…
…ロータ、２０……ステータ、１１，１２，１
３，１４，２１，２２，２３，２４……コイル、
１５，１６，２５，２６……シヨートリング、１
７，２７……磁性板、３１，３２……記録・再生
ヘツド、３３……特殊再生ヘツド、３４……消去
ヘツド、４４……バイアス発振器、５０……切換
スイツチ。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 消去用および少なくとも３個の映像信号用の各
   回転磁気ヘツドと、対向配設されたコイルを有す
   るロータおよびステータとからなり上記各回転磁
   気ヘツドに対応する信号を伝送する回転トランス
   と、上記消去用の回転磁気ヘツドに上記回転トラ
   ンスの一対の消去信号用コイルを介して消去信号
   を供給するバイアス発振器と、上記回転トランス
   のステータ側の消去信号用コイルと上記バイアス
   発振器との間に設けられる切換スイツチとを備
   え、 上記回転トランスの記録・再生信号用チヤンネ
   ルのコイルを消去信号用チヤンネルと他の映像信
   号用チヤンネルを含む他のチヤンネルのコイルよ
   り上記回転トランスの外周側に配置するとともに
   シヨートリングを少なくとも上記記録・再生信号
   用チヤンネルのコイルと上記他のチヤンネルのコ
   イルの間に配設し、 上記切換スイツチにより消去動作時には上記バ
   イアス発振器からの消去信号を上記回転トランス
   の一対の消去信号用コイルを介して上記消去用の
   回転磁気ヘツドに供給し、非消去動作時には上記
   回転トランスのステータ側の消去信号用コイルを
   短絡することを特徴とする磁気記録再生装置。