JPH048482Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH048482Y2
JPH048482Y2 JP1984025406U JP2540684U JPH048482Y2 JP H048482 Y2 JPH048482 Y2 JP H048482Y2 JP 1984025406 U JP1984025406 U JP 1984025406U JP 2540684 U JP2540684 U JP 2540684U JP H048482 Y2 JPH048482 Y2 JP H048482Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
channel
recording
coils
magnetic
coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1984025406U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60140204U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP2540684U priority Critical patent/JPS60140204U/ja
Publication of JPS60140204U publication Critical patent/JPS60140204U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH048482Y2 publication Critical patent/JPH048482Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、少なくとも4チヤンネルの信号を伝
送する回転トランスとこれらの各チヤンネルに対
応する回転磁気ヘツドとを備えた回転磁気ヘツド
装置に関し、特に超小型ビデオテープレコーダ等
に用いて好適なものに関する。
〔背景技術とその問題点〕
従来より、たとえばビデオテープレコーダ
(VTR)には、回転磁気ヘツドと回転トランスと
を主要部とする回転磁気ヘツド装置が用いられて
いる。
磁気テープに対してビデオ信号等の記録、再生
等を行う磁気ヘツドは回転ドラムに取り付けられ
ており、回転磁気ヘツドを構成している。一方、
上記磁気ヘツドに対応する電気回路部は固定ドラ
ム側に設けられている。そこで、上記磁気ヘツド
と上記電気回路部との間の信号の伝送には非接触
な信号伝送手段を用いなければならない。この信
号伝送手段としては、通常回転トランスが用いら
れている。
回転トランスは、たとえば回転ドラムに設けら
れたロータと固定ドラムに設けられたステータと
から成るものが知られている。すなわち、これら
ロータとステータとは互いに小さな間隙を隔てて
対向する一対の略円盤上に形成された磁性板を有
し、これら磁性板の対向する面に同一形状の円環
状の溝部を同心円状に形成して、この溝部にコイ
ルを取り付けて成るものである。そして、ロータ
またはステータのいずれか一方のコイルに流され
る信号電流によつて生ずる磁束により、ロータと
ステータとは電磁的に結合され、ロータまたはス
テータのいずれか他方のコイルに信号電流が流れ
るようになつている。
ところで、たとえば4個の磁気ヘツドを上記回
転ドラムに設けたとすると、上記回転トランスは
4チヤンネル分の電気信号を伝送しなければなら
ない。この場合、各チヤンネルにて生ずる磁束が
相互に干渉する、いわゆるクロストークと呼ばれ
る現象が生じ正確な信号の伝送が妨げられ磁気テ
ープに対して信号の記録、再生が正確に行えなく
なつてしまうことがある。そこで、従来、このよ
うな回転トランスにおいて正確な信号の伝送を行
うためには、各チヤンネルのコイルの間隔を広く
したり、またはこれらの各チヤンネルのコイル間
に非磁性導電性材料よりなる円環部材、いわゆる
シヨートリングを設けて、クロストークを低減し
ていた。
しかし、たとえば超小型ビデオテープレコーダ
に、このような回転トランスを用いる場合には、
大きさ上の制約から各チヤンネルのコイルの間隔
を広くすることはできない。また、各チヤンネル
のコイル間にシヨートリングを設けた場合には、
内周側に位置するチヤンネルを構成するロータ側
のコイルとステータ側のコイルとの対向面積が小
さくなるため結合係数が下つてしまい、信号の伝
送効率が悪くなつてしまい、この内周側のチヤン
ネルを使用できなくなる虞れがある。
〔考案の目的〕
そこで、本考案は上述した従来の問題点に鑑み
て提案されたものであり、超小型化しても回転ト
ランスにおける各チヤンネルの信号の伝送効率が
悪化せず、磁気テープ上に信号を正確に記録し、
かつ磁気テープ上に記録された信号を正確に再生
する回転磁気ヘツド装置を提供することを目的と
する。
〔目的を達成するための手段〕
本考案に係る回転磁気ヘツド装置は、上述した
ような目的を達成するため、磁気シールド用のシ
ヨートリングを有するとともに2枚の略円盤状の
磁性板に各コイルを同心円状に対向配設し少なく
とも4チヤンネルの信号を伝送する回転トランス
と、これらの各チヤンネルに対応する回転磁気ヘ
ツドとを備え、上記回転トランスの記録・再生信
号用チヤンネルのコイルを少なくとも消去信号用
チヤンネルを含む他のチヤンネルのコイルより上
記磁性板の外周側に配設するとともに、上記シヨ
ートリングを上記磁性板の記録・再生信号用チヤ
ンネルのコイルと上記他のチヤンネルのコイル間
に配設したものである。
〔実施例〕 以下、本考案の一実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。
第1図は本実施例の回転磁気ヘツド装置の概略
を示す断面図である。この第1図において、たと
えば直径40mm程度の回転ドラム1は回転軸3に固
定されており、固定ドラム2は支持部材4を介し
て図示しないシヤーシ等に固定されている。そし
て、上記回転ドラム1の内壁にはロータ10が、
上記固定ドラム2の内壁にはステータ20がそれ
ぞれ取り付けられており、これらロータ10とス
テータ20とによつて回転トランスが構成されて
いる。このロータ10とステータ20とは互いに
小さな間隙を隔てて対向配設されている。また、
第2図は上記ステータ20を模式的に示す平面図
である。この第2図に示すように、上記ステータ
20は、略円盤状のフエライト等からなる磁性板
27に円盤状の4本の溝部を略等距離間隔で同心
円状に形成し、これらの溝部にコイル21,2
2,23,24をそれぞれ取り付けるとともに、
各コイル21,22間および各コイル22,23
間にそれぞれ円環状の非磁性導電性材料よりなり
磁気的なシールドを行うシヨートリング25,2
6を配設して成るものである。
一方、上記ロータ10を構成する磁性板17の
各溝部にも、上記ステータ20と同様に各コイル
11,12,13,14がそれぞれ取り付けられ
ているとともに、各コイル11,12間および各
コイル12,13間にそれぞれシヨートリング1
5,16が配設されている。すなわち、ロータ1
0側の各コイル11,12,13,14とステー
タ20側の各コイル21,22,23,24がそ
れぞれ対向配設されているとともに、ロータ10
側の各シヨートリング15,16とステータ20
側の各シヨートリング25,26もそれぞれ対向
配設されている。そして、コイル11,21によ
り第1チヤンネルが、コイル12,22により第
2チヤンネルが、コイル13,23により第3チ
ヤンネルが、コイル14,24により第4チヤン
ネルがそれぞれ構成され、4チヤンネル分の信号
が伝送されるようになつている。
また、回転ドラム1には、第3図に示すよう
に、磁気ヘツドが取り付けられている。すなわ
ち、磁気テープに対して信号の記録または再生を
行う記録・再生ヘツド31,32が略180℃の角
間隔で配設されており、静止画再生や低速再生等
の特殊再生を行い記録・再生ヘツド32とダブル
アジマス構成の特殊再生ヘツド33が該記録・再
生ヘツド32の極めて近傍に配設されている。そ
して、更に上記記録・再生ヘツド31,32の記
録した信号の消去を行う消去ヘツド34(いわゆ
るフライイング・イレース・ヘツド)が上記記
録・再生ヘツド31および32に対してそれぞれ
略90°の角間隔の位置に配設されている。
また、これらのヘツドは第4図に示すように、
回転トランスのロータ10側の各コイルにそれぞ
れ接続されている。すなわち、記録・再生ヘツド
31は第1チヤンネルのコイル11に、記録・再
生ヘツド32は第2チヤンネルのコイル12に、
特殊再生ヘツド33は第3チヤンネルのコイル1
3に、そして、消去ヘツド34は第4チヤンネル
のコイル14にそれぞれ接続されている。
更にまた、回転トランスのステータ20側にお
いて、第1チヤンネルのコイル21は記録・再生
アンプ41に、第2チヤンネルのコイル22は記
録・再生アンプ42に、第3チヤンネルのコイル
23は再生アンプ43に、そして、第4チヤンネ
ルのコイル24はバイアス発振器44にそれぞれ
接続されている。
このような構成の回転磁気ヘツド装置におい
て、ビデオ信号等の信号記録時には、バイアス発
振器44からのたとえば6MHZ程度の消去信号SE
が第4チヤンネルのコイル24,14を介して消
去ヘツド34に供給され消去動作が行われる。こ
れと同時に、記録信号SRAが記録・再生アンプ4
1および第1チヤンネルのコイル21,11を介
して記録・再生ヘツド31に供給され、記録信号
SRBが記録・再生アンプ42および第2チヤンネ
ルのコイル22,12を介して記録・再生ヘツド
32に供給される。そして、上記記録・再生ヘツ
ド31,32が交互に磁気テープ50上をトレー
スし信号を記録するようになつている。
通常の信号再生時、いわゆるノーマル再生時に
は、記録・再生ヘツド31,32が交互に磁気テ
ープ50上をトレースする。そして、記録・再生
ヘツド31に得られた信号が第1チヤンネルのコ
イル11,21および記録・再生アンプ41を介
して再生信号SPAとして出力され、記録・再生ヘ
ツド32に得られた信号が第2チヤンネルのコイ
ル12,22および記録・再生アンプ42を介し
て再生信号SPBとして出力されるようになつてい
る。
また、特殊再生時たとえば静止画再生時には、
記録・再生ヘツド31と特殊再生ヘツド33とが
交互に磁気テープ50上をトレースする。そし
て、記録・再生ヘツド31に得られた信号が第1
チヤンネルのコイル11,21および記録・再生
アンプ41を介して再生信号SPAとして出力され、
特殊再生ヘツド33に得られた信号が第3チヤン
ネルのコイル13,23および再生アンプ43を
介して再生信号SPCとして出力されるようになつ
ている。
上述したように、この実施例の回転磁気ヘツド
装置における回転トランスは、最も使用頻度が高
い記録・再生信号用の第1チヤンネルのコイル1
1,21および第2チヤンネルのコイル12,2
2を他のチヤンネルのコイル13,23,14,
24よりも優先して磁性板17,27の外周側に
それぞれ配設してある。このため、上記第1チヤ
ンネルのコイル11と21との対向面積および第
2チヤンネルのコイル12と22との対向面積は
十分大きく、これらの第1、第2チヤンネルにお
ける信号の伝送効率は良好である。そして、更に
内周方向に向つて特殊再生用の第3チヤンネルの
コイル13,23と、消去信号用の第4チヤンネ
ルのコイル14,24をそれぞれ順次配設してあ
る。この第3、第4チヤンネルにおける信号の伝
送効率は、上記第1、第2チヤンネルに比べ若干
劣るものの良好であり実用上全く差し支えない。
更にまた、第1チヤンネルのコイル11,21
と第2チヤンネルのコイル12,22との間にシ
ヨートリング15,25をそれぞれ配設してある
とともに、第2チヤンネルのコイル12,22と
第3チヤンネルのコイル13,23との間にシヨ
ートリング16,26をそれぞれ配設してある。
従つて、第3、第4チヤンネル間を除く各チヤン
ネル間は磁気的にシールドされ、該各チヤンネル
間のクロストークはシヨートリング15,16,
25,26が無い場合に比べかなり低減されるた
め、たとえば信号記録時においては、第1、第2
チヤンネルの各記録信号SRA,SRBが相互に混入す
ることがないばかりか、第4チヤンネルの消去信
号SEが上記第1、第2チヤンネルの各記録信号
SRA,SRBに混入するようなこともない。
また、通常の信号再生時においても、第1、第
2チヤンネルの各再生信号SPA,SPBが相互に混入
するようなことはないし、特殊再生時たとえば静
止画再生時においても、第1、第3チヤンネルの
各再生信号SPA,SPCが相互に混入して再生画質を
劣化させてしまうようなことはない。
上述の如き構成の本実施例の回転磁気ヘツド装
置では、使用頻度の高い記録・再生信号用の第
1、第2チヤンネルの各コイル11,21,1
2,22を第3、第4チヤンネルの各コイル1
3,23,14,24より優先して回転トランス
の外周側に配設してあり、しかも第1チヤンネル
のコイル11,21と第2チヤンネルのコイル1
2,22との間および該第2チヤンネルのコイル
12,22と第3チヤンネルのコイル13,23
との間にそれぞれシヨートリング15,25およ
び16,26を配設してある。このため、各チヤ
ンネルの信号の伝送効率を悪化させず、磁気テー
プ50に対して正確な信号の記録、再生を行える
超小型の回転磁気ヘツド装置を得ることができ
る。
〔考案の効果〕
上述した実施例の説明から明らかなように、本
考案によれば、使用頻度が高い記録・再生信号用
チヤンネルを消去信号用チヤンネルを含む他のチ
ヤンネルより優先して回転トランスの外周側に配
設し、しかもこの記録・再生信号用チヤンネルと
消去信号用チヤンネルを含む他のチヤンネル間を
磁気的にシールドしたことにより、超小型化して
も上記回転トランスにおける各チヤンネルの信号
の伝送効率が悪化せず、磁気テープ上に信号を正
確に記録し、かつ磁気テープ上に記録された信号
を正確に再生する回転磁気ヘツド装置を提供する
ことができ、所期の目的を十分に達成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る回転磁気ヘツド装置の一
実施例を示す概略断面図、第2図は回転トランス
を構成するステータを模式的に示す平面図、第3
図は回転ドラムに取り付けられた各磁気ヘツドの
取り付け位置を示す模式図、第4図は各磁気ヘツ
ドと各コイルと各回路との接続を示す回路図であ
る。 1……回転ドラム、2……固定ドラム、10…
…ロータ、20……ステータ、11,12,1
3,14,21,22,23,24……コイル、
15,16,25,26……シヨートリング、1
7,27……磁性板、31,32……記録・再生
ヘツド、33……特殊再生ヘツド、34……消去
ヘツド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 磁気シールド用のシヨートリングを有するとと
    もに2枚の略円盤状の磁性板に各コイルを同心円
    状に対向配設し少なくとも4チヤンネルの信号を
    伝送する回転トランスと、これらの各チヤンネル
    に対応する回転磁気ヘツドとを備え、上記回転ト
    ランスの記録・再生信号用チヤンネルのコイルを
    少なくとも消去信号用チヤンネルを含む他のチヤ
    ンネルのコイルより上記磁性板の外周側に配設す
    るとともに、上記シヨートリングを上記磁性板の
    記録・再生信号用チヤンネルのコイルと上記他の
    チヤンネルのコイル間に配設したことを特徴とす
    る磁気記録再生装置。
JP2540684U 1984-02-24 1984-02-24 回転磁気ヘツド装置 Granted JPS60140204U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2540684U JPS60140204U (ja) 1984-02-24 1984-02-24 回転磁気ヘツド装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2540684U JPS60140204U (ja) 1984-02-24 1984-02-24 回転磁気ヘツド装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60140204U JPS60140204U (ja) 1985-09-17
JPH048482Y2 true JPH048482Y2 (ja) 1992-03-04

Family

ID=30520441

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2540684U Granted JPS60140204U (ja) 1984-02-24 1984-02-24 回転磁気ヘツド装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60140204U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60117401A (ja) * 1983-11-30 1985-06-24 Hitachi Ltd 回転ヘッドドラムテ−プ走行案内体

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60117401A (ja) * 1983-11-30 1985-06-24 Hitachi Ltd 回転ヘッドドラムテ−プ走行案内体

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60140204U (ja) 1985-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0110365A2 (en) Video tape recorder
JPH048482Y2 (ja)
JPH0416241Y2 (ja)
JPS60242501A (ja) 回転ヘツドシリンダ
JPS59227004A (ja) 回転磁気ヘツドの回転トランス
JPS5845082B2 (ja) 回転トランス装置
JPH01123406A (ja) ロータリトランス
JPH0414403B2 (ja)
KR100202487B1 (ko) 회전트랜스가 없는 기록재생장치의 헤드드럼
JP2648819B2 (ja) 回転ヘッド
JPH0135455Y2 (ja)
JPS63288492A (ja) 磁気記録再生装置
JPS61260402A (ja) 回転磁気ヘツド装置
JP2595097B2 (ja) 回転磁気ヘッド装置
JPH0528561Y2 (ja)
JPS6240412Y2 (ja)
JPS6316016Y2 (ja)
JPS60239901A (ja) 回転ヘツドシリンダ
JPS61255501A (ja) ロ−タリ−トランス構造
JPH0614437Y2 (ja) 回転トランス装置
JPH0547884B2 (ja)
JPS61150113A (ja) Vtrにおけるダブルアジマスヘツド
JPH01116902A (ja) 磁気記録再生装置
JPH0342661Y2 (ja)
JPH0533442B2 (ja)