JPS59227004A - 回転磁気ヘツドの回転トランス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、回転磁気ヘッドの回転トランスに関するもの
であシ、特に、回転ヘッドシリンダの小型化を達成し、
かつ、目的の異なる信号の記録再生を行う場合に問題と
なる、信号間のクロストーク特性を向上させるのに好適
な回転磁気ヘッドの回転トランスに関するものである。

〔発明の背景〕

一般に、２種の異なった信号−例えば、映像信号および
音声信号を、磁気テープに垂直記録する場合、磁気テー
プに記録された信号が相互に影響を及ばさない様にする
ために、一方の回転ヘッドと他方のヘッドとのアジマス
角を変えることによって、クロストークの発生を最小に
している。

ところが、その回転ヘッドの信号を伝達する回転トラン
スも同様に、クロストークの発生を最小にする必要があ
り、その為には、映像信号を伝達する回転トランス、及
び音声信号を伝達する回転トランスが必要となる。

第１図は従来の回転磁気ヘッドの回転トランスを説明す
るための、回転ヘッドシリンダの断面図である。

図において、音声用平面対向型回転トランスの第１０−
タ巻線１ａと、音声用平面対向型回転トランスの第１ス
テータ巻線１ｂとは対向配設されている。

同様に、映像用平面対向型回転トランスの第２０−タ巻
線２０ａと、映像用平面対向型回転トランスの第２ステ
ーク巻線２０ｂとは対向配役されている。

回転ヘッドシリンダの回転部乙の底面に取付けられた第
１ビデオ回転ヘッド３ａと第２ビデメ−回転ヘッド３ｂ
とで一対のビデオヘッドが構成されている。

前記音声用平面対向型回転トランスの第１０−タ巻線１
ａは、回転ディスク５に取付けられ、前記回転ディスク
５は回転軸９に固着一体化されている。前記回転ヘッド
シリンダの回転部６は、取付ネジ１０によって前記回転
ディスク５に取付けられている。

回転軸９と回転ヘッドシリンダの固定部８との間には、
玉軸受７が設けられている。前記平面対向型回転トラン
スの第２ステータ巻線２０ｂは、回転トランス支持体１
１に取付けられている６なお、図において、オーティオ
ヘッドは省略されている。

ところが、前述した従来の回転磁気−＼ソド用回転トラ
ンスで１ハ、２種の異なった信号の伝達手段として用い
られる１対の回転トランスを、口伝−＼ソドシリンダの
回転部乙の上下に配設しているので、回転ヘソドンリン
グの小型化が困難であるという欠点があった。

また、図からも分かるように、前述した第１ビデオ回転
ヘッド３ａ、第２ビデオ回転ヘッド３ｂが取付けられた
回転ヘッドシリンダの回転部乙の上方には、前記平面対
向型回転トランスの第２ステータ巻線２０ｂが取付けら
れた回転トランス支持体１１があるため、前記第１ビデ
オ回転ヘッド３ａ、第２ビデオ回転ヘソｌ−’　３ｂの
摩耗等の保守点検を行なう際、取りはずしに手間がかが
るという欠点もあった。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、回転磁気ヘッドシリンダの小型化を可
能にし、かつ２種の異なった信号、例えば映像信号と音
声信号、あるいは、テープに同時記録同時再生する場合
は、記録信号及び再生信号の様な、信号の伝達を行う１
対の回転トランスの相互のクロストークを問題のない程
度に小さくした磁気ヘッド用回転トランスを提供するこ
とにある。

〔発明の概要〕

上記の目的を達成するために、本発明は、１対の回転ト
ランスを共に回転ヘッドシリンダの、回転ディスクと固
定部との間に配設し、かつ、前記１対の回転トランスの
間に、クロストーク特性を向上させるた締の磁気的間隙
を設けた点に特徴がある。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例を、第２図、及び第３図により
説明する。

第２図は本発明の一実施例の断面図、第６図は前記一実
施例の平面図である。これらの図において、第１図と同
一の符号は、同一または同等部分をあられしている。

第２図において、映像用円筒型回転トランスのロータ巻
線２ａは、回転軸９に固着一体化された回転ディスク５
の、円筒部５ａの内壁面に取付けられている。

また、映像用円筒型回転トランスのステータ巻線２ｂは
、回転ヘッドシリンダの固定部の、玉軸受ハウジング部
８ａの外壁面に取付けられている。前記映像用円筒型回
転トランスのロータ巻線２ａと、映像用円筒型回転トラ
ンスのステータ巻線２ｂとは、互いに対向して磁気的に
結合している。

前記平面対向型回転トランスの第１０−タ巻線１ａと、
平面対向型回転トランスの第１ステータ巻線１ｂとで構
成される平面対向型回転トランス、および円筒型回転ト
ランスのロータ巻線２ａと、円筒型回転トランスのステ
ータ巻線２ｂとで構成される円筒型回転トランスの間に
は、磁気的間隙３０が設けられている。

この結果、前記２つの回転トランスの間の磁気抵抗が犬
となって両者の結合が低減され、両者間のクロストーク
が充分に抑圧される。

第５図に示すように、第１オーディオ回転ヘッド４ａと
第２オーディオ回転ヘッド４ｂとでオーディオヘッドが
構成されている。

回転磁気ヘッド用回転トランスを、このような構造にす
ることにより、第１図に示す回転ヘッドシリンダの固定
部８の底面から回転トランス支持体１１の上面までの長
さく図示Ｈ）よシ、第２図に示す回転ヘッドシリンダの
固定部８の底面から回転ヘッドシリンダの回転部乙の上
面までの長さく図示Ｈ’　）の方が短かくなる。

また、回転トランスのクロストークは５０ｄＢ程度にお
さえる必要があるが、この必要を満たすために、１対の
回転トランス間に磁気的間隙３０を設け、その間の磁気
抵抗を大きくしたので５０ｄＢにおさえる事が可能であ
る。

なお、前記の実施例においては、平面対向型回転トラン
スと円筒型回転トランスとの２種の回転トランスを組合
わせて使用する例について説明したが、本発明はこれに
限定されるものではなく、平面対向型回転トランスどう
し、あるいは円筒型回転トランスどうしを組合わせて用
いるようにしてもよいことは当然である。

本発明は、前記のように回転ヘッドシリンダの、回転デ
ィスクと固定部との間に、目的の異なる１対の磁気ヘッ
ド用回転トランスを配設するようにし、かつ、前記１対
の回転トランスの間に、クロストーク特性を向上させる
ための磁気的間隙を設けるようにしたので、回転磁気ヘ
ッドシリンダの小型化を達成し、かつ、クロストーク特
性を向上させることができるという利点がある。

また、回転ヘッドシリンダの回転部は、従来例に示す様
な取付ねじの上部に回転トランスの支持体が取付けられ
ていないので、取付ねじを取外すだけで、回転ヘッドの
保守点検が非常に容易にできるという利点もある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の回転磁気ヘッド用回転トランスを説明す
るための回転磁気ヘッドシリンダの断面図、第２図は本
発明の一実施例の断面図、第５図は前記第２図の平面図
である。 １ａ・・平面対向型回転トランスの第１０−タ巻線、１
ｂ　　平面対向型回転トランスの第１ステータ巻線、２
３　　円筒型回転トランスのロータ巻線、２ｂ　　円筒
型回転トランスのステータ巻線、３ａ・・第１ビデオ回
転ヘッド、 ３ｂ・・第２ビデオ回転ヘッド、 ４ａ・・第１オーディオ回転ヘッド） ４ｂ　　第２オーディオ回転ヘッド、 ５・・・回転ディスク、 ６・・・回転ヘッドシリンダの回転部、８・・・回転ヘ
ッドシリンダの固定部。 代理人弁理士　高　橋　明　夫

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　回転磁気ヘッドシリンダの固定部と、前記固
   定部に対向配置され、これに対して回転する回転ディス
   クと、前記回転ディスクに固定され、回転ヘッドを支持
   する回転磁気ヘッドシリンダの回転部とよりなる回転磁
   気ヘッドの回転トランスであって、前記回転磁気ヘッド
   シリンダの固定部の、回転ディスクと対向する面側に設
   けられた第１および第２のステータ巻線と、前記回転デ
   ィスクの、前記回転磁気ヘッドシリンダの固定部に対向
   する面に、それぞれが前記第１および第２のステータ巻
   線と対向して、第１および第２回転トランスを構成する
   ように設けられた第１および第２のロータ巻線と、前記
   第１および第２の回転トランスの間に設けられた磁気的
   間隙とを具備したことを特徴とする回転磁気ヘッドの回
   転トランス。
2. （２）　　前記第１および第２回転トランスが、それぞ
   れ平面対向型回転トランスおよび円筒型回転トランスで
   あることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の回転
   磁気ヘッドの回転トランス。
3. （３）　　前記第１および第２回転トランスが共に、平
   面対向型回転トランスであることを特徴とする前記特許
   請求の範囲第１項記載の回転磁気ヘッドの回転トランス
   。