JP2601582Y2 - 平板型ロータリトランス - Google Patents

平板型ロータリトランス

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JP2601582Y2
JP2601582Y2 JP1992040376U JP4037692U JP2601582Y2 JP 2601582 Y2 JP2601582 Y2 JP 2601582Y2 JP 1992040376 U JP1992040376 U JP 1992040376U JP 4037692 U JP4037692 U JP 4037692U JP 2601582 Y2 JP2601582 Y2 JP 2601582Y2
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JP
Japan
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core
rotary transformer
drum
windings
magnetic head
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JP1992040376U
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JPH062641U (ja
Inventor
国次 本谷
勉 重永
雅和 伊藤
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富士電気化学株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、平板状の固定側コアお
よび回転側コアを両者互いに対向させて、対向巻線間で
電気信号をカップリングする平板型ロータリトランスに
係わり、特にVTR用の回転型磁気ヘッドなどにおいて
電気信号のカップリングを行うようにした平板型ロータ
リトランスに関する。
【0002】
【従来の技術】平板状に形成した固定側コアおよび回転
側コアを両者互いに対向させて、対向巻線間で電気信号
をカップリングする平板型ロータリトランスは、VTR
用の回転型磁気ヘッドなどに適用されている。
【0003】図4は、従来例を示すVTR用の回転型磁
気ヘッドの断面図である。この回転型磁気ヘッドは、下
ドラム4の下部に一体に構成した駆動モータ7により上
ドラム5を直接的に回転させるようになっており、上ド
ラム5の下面に磁気ヘッド8を所定の間隔で2個取付け
て、いわゆる2チャンネルの回転ヘッドとしている。そ
して、ロータリトランス10は、下ドラム4の上面に固
定側コア20を固定するとともに、これと対応して回転
側コア30を、上ドラム5に一体的に固設されているデ
ィスク56つまり上ドラム5の下面に固定し、両コア2
0,30には互いに対向する平板状の板面に巻線および
対応巻線が環状に各々敷設してあって、固定側コア20
の巻線2a,2bと、回転側コア30の対応巻線3a,
3bとが磁束で結合するようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、このような
従来構造では、ロータリトランス10の外径をあまり大
きくすることが出来ず、そのため巻線−対応巻線のペア
数を増して多チャンネル化を図ることが難しいという問
題があった。つまり、磁気ヘッド8の取付ビス80等の
各部との接触,干渉を避けるため、間隙をとる必要があ
り、固定側コア20および回転側コア30の外径が制限
されてしまい、多チャンネル化はドラム外径そのものを
大径化しない限り困難であった。このようなドラム外径
の大径化は、言うまでもなく近時ますます求められてい
るVTR等の適用製品の小型・軽量化に逆行し、好まし
くない。
【0005】本考案は前記の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、巻線−対応巻線のペア数を増すた
めコアの外径を大径としても、周辺部品との接触,干渉
を回避でき、VTR用の回転型磁気ヘッドに好ましく適
用できてドラム外径をそのままに多チャンネル化を図る
ことができる平板型ロータリトランスを提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本考案は、ドラムの下面外周に所定の間隔で複数の磁気
ヘッドを取り付けるとともに上ドラムの下面側に平板面
状に配設された巻線を有する回転側コアを取り付け、下
ドラムの上面に前記回転側コアの前記巻線と対応する巻
線を有する固定側コアを前記回転側コアと対向配置して
なる構造のロータリートランスにおいて、回転側コアの
上方外周縁に切欠部を設け、この切欠部を前記磁気ヘッ
ドと近接配置したことを特徴とする。
【0007】
【作用】本考案の作用について述べると、回転側コアの
固定側コアと対向しない外周縁に沿って切欠部が形成さ
れているので、巻線−対応巻線のペア数を増すために両
コアの外径を大径としても、磁気ヘッドを始めとする周
辺部品に対して必要な間隙が設定出来ることになり、周
辺各部との接触,干渉を避けることができる。このた
め、平板型ロータリトランスとしては、ドラム外径自体
を大きくすることなく大径化を図ることができる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例につき、添付図面を
参照して説明する。図1は、本考案の好適な一実施例を
示す断面図である。同図はVTR用の回転型磁気ヘッド
を示している。
【0009】この回転型磁気ヘッドは、図4に示した従
来例と略同様に構成されている。つまり、下ドラム4に
は、その中心を貫通するように主軸6が設けられるとと
もに、その主軸6を回転軸とする駆動モータ7が下部に
構成されていて、主軸6の先端に連結した上ドラム5を
直接的に回転させるようになっている。なお、下ドラム
4と主軸6との間には、2つのベアリング46,46が
上下に介装されており、上ドラム5と主軸6との間に
は、ディスク56が介装されている。
【0010】両ドラム4,5の外径等の設定は従来のま
まであるが、上ドラム5の下面には磁気ヘッド8が所定
の間隔で3個、固定ビス80を介して取付けられてお
り、いわゆる3チャンネルの回転ヘッドとされている。
【0011】ロータリトランス1は基本的には、巻線2
a,2b,2cを有する固定側コア2と、固定側コア2
の巻線2a,2b,2cに対応する対応巻線3a,3
b,3cを有する回転側コア3とを備えて構成されてい
る。そして、固定側コア2が下ドラム4の上面に固定さ
れるとともに、これと対応して回転側コア3が、上ドラ
ム5と一体になっているディスク56、つまり上ドラム
5の下面に固定されている。
【0012】両コア2,3は、その中央に軸孔が設けら
れ、かつ円板状に成形されているものであり、両者の外
径は従来よりも大径に設定されている。回転側コア3
は、図2に拡大して示すように、上ドラム5の下面に臨
む側の外縁が全周にわたって斜めにカット(面取り)さ
れており、面取部31が形成されている。これら両コア
2,3には、平板状の板面に巻線2a,2b,2cおよ
び対応巻線3a,3b,3cが環状に各々敷設されてお
り、巻線−対応巻線のペア数は、本実施例では磁気ヘッ
ド8の取付数に対応して3組とされていて、固定側コア
2の巻線2a,2b,2cと、回転側コア3の対応巻線
3a,3b,3cとが磁束で結合するようになってい
る。
【0013】このように、両コア2,3としては、巻線
−対応巻線のペア数を増すために両者の外径が従来より
も大径とされているものの、回転側コア3の外周には上
ドラム5の下面に臨む外周縁が面取りされて面取部31
が形成されているので、磁気ヘッド8の固定ビス80を
始めとする周辺部品に対して必要な間隙を設定すること
ができることとなり、各部部品との接触,干渉を避ける
ことができる。すなわち、ロータリトランス1として
は、その外径を最大限に大径化しつつ、ドラム外径をそ
のままに多チャンネル化することができ、このためVT
R用の回転型磁気ヘッドに好ましく適用することができ
る。
【0014】なお、前記実施例では、巻線−対応巻線の
ペア数を3組としたが、これに限定されることなく、適
宜に設定できることは言うまでもない。例えば図3に示
すように、ペア数を5組とした構成も考えられる。ま
た、回転側コア3の外周に設けられる切欠部について
も、図3に示す実施例のように、上ドラムの下面に臨む
側の外縁を全周について階段状にカットして、段部32
を形成するようにしてもよい。
【0015】
【考案の効果】以上詳細に説明したように、本考案にか
かる平板型ロータリトランスによれば、回転側コアの固
定側コアと対向しない外周縁に切欠部を形成したので、
巻線−対応巻線のペア数を増すために両コアの外径を大
径としても、周辺部品に対して必要な間隙を設定するこ
とができ、磁気ヘッドとその取付部品を始めとする周辺
の各部との接触,干渉を避けることができる。すなわ
ち、平板型ロータリトランスとしては、その外径を最大
限に大径化しつつ、ドラム外径を変更することなく多チ
ャンネル化を図ることができるため、VTR用の回転型
磁気ヘッドに好ましく適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1に示す平板型ロータリトランスの拡大断面
図である。
【図3】本考案の他の実施例を示す断面図である。
【図4】VTR用回転型磁気ヘッドの従来例を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 ロータリトランス 2 固定側コア 3 回転側コア 4 固定部(下ドラム) 5 回転部(上ドラム) 31 面取部 32 段部 2a,2b,2c 巻線(固定側コア2の) 3a,3b,3c 対応巻線(回転側コア3の)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−97920(JP,A) 実開 昭58−195417(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01F 38/14

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上ドラム5の下面外周に所定の間隔で複
    数の磁気ヘッド8を取り付けるとともに上ドラム5の下
    面側に平板面状に配設された巻線を有する回転側コア3
    を取り付け、下ドラム4の上面に前記回転側コア3の前
    記巻線と対応する巻線を有する固定側コア2を前記回転
    側コア3と対向配置してなる構造のロータリートランス
    において、回転側コア3の上方外周縁に切欠部31、3
    2を設け、この切欠部を前記磁気ヘッド8と近接配置し
    ことを特徴とする平板型ロータリトランス。
JP1992040376U 1992-06-12 1992-06-12 平板型ロータリトランス Expired - Lifetime JP2601582Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992040376U JP2601582Y2 (ja) 1992-06-12 1992-06-12 平板型ロータリトランス

Applications Claiming Priority (1)

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JP1992040376U JP2601582Y2 (ja) 1992-06-12 1992-06-12 平板型ロータリトランス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH062641U JPH062641U (ja) 1994-01-14
JP2601582Y2 true JP2601582Y2 (ja) 1999-11-22

Family

ID=12578934

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS51116787A (en) * 1975-04-04 1976-10-14 Sumitomo Bakelite Co Ltd Pouch forming device
JP4681742B2 (ja) * 2001-02-14 2011-05-11 Fdk株式会社 非接触カプラ

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JPH062641U (ja) 1994-01-14

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