JPH02206004A - 回転磁気ヘッドドラム装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ビデオテープレコーダ等のヘリカルスキャン
方式により磁気テープに記録および再生を行う磁気記録
再生装置に用いられ、特にチャンネル数の多いビデオ信
号を授受するのに有効な回転磁気ヘッドドラム装置に関
するものである。

〔従来の技術〕

ビデオテープレコーダ等の磁気記録再生装置において、
特殊再生機能および編集機能等の諸機能を付加するには
、その機能に応じて磁気ヘッドを増設する必要がある。

また、磁気ヘッドの増設に伴い回転トランスの巻線を増
設し、回転トランスにおけるステータ側コアおよびロー
タ側コアが対向する面積を大きくしなければならない。

そこで、本願出願人は、実願昭６３−４８０３７号に出
願の考案において、装置本体を大型化することなく、上
記ステータ側コアおよびロータ側コアが対向する面積を
大きくする回転磁気ヘッドドラム装置を提案している。

このような回転磁気ヘッドドラム装置は、第４図に示す
ように、シャフト３が固定状態にある下側ドラム１にお
ける中央円筒部１ａの内部に挿入されるとともに、中央
円筒部１ａの上部および下部にそれぞれ設けられたベア
リング２・２′を介して回転自在（，３−支持されてい
る。上記シャフト３の下端部にはモータロー）＝Ｔ４が
固定される一方、同シャフト３の上端近傍部にはディス
ク５が固定され、このディスク５の外周部に磁気ヘッド
６が取り付けられた上側ドラム７が固定されている。

シャフト３と同体に回転するディスク５の下端面には、
平板型のロータ側コア８が取り付けられている。一方、
下側ドラム１の凹部内底面には平板型のステータ側コア
９が上記ロータ側コア８と対向するように取り付けられ
ている。このように、ロータ側コア８とステータ側コア
９とで回転トランス１０が構成されている。

また、シャフト３のベアリング２・２′間における外周
面には、円筒型のロータ側コア１１が取りイ」けられて
いる。一方、下側ドラム１の中央円筒部１ａ内周面には
、円筒型のステータ側コア１２が上記ロータ側コア１１
と対向するように取り付けられている。このように、ロ
ータ側コア１１とステータ側コア１２とで回転トランス
１３が構成されている。

上記回転トランス１０は、上側ドラム７を回転させるこ
とにより上記ロータ側コア８とステータ側コア９との間
で、磁気ヘッド６からの再生信号の伝達および磁気ヘッ
ド６への記録信号の伝達が行われるようになっている。

また、回転トランス１３も回転トランス１０と同様に、
上側ドラム７を回転させることによりロータ側コア１１
とステータ側コア１２との間で再生信号および記録信号
の伝達が行われるようなっている。

〔発明が解決しようとする課題］ ところが、上記の回転磁気ヘッドドラム装置において、
下側ドラム１と上側ドラム７との間が、下側ドラム１の
中央円筒部１ａ上部に設けられたベアリング２によって
遮られるため、回転トランス１３におけるロータ側コア
１１と磁気ヘッド６とを接続する信号線を上側ドラム７
側に引き出すことができなくなるという不都合が生じる
。

〔課題を解決するための手段］ 本発明に係る回転磁気ヘッドドラム装置は、上記課題を
解決するために、固定状態にある下側ドラムの中央円筒
部内に挿入されるとともに、この中央円筒部内の上下部
に設けられたベアリングによって回転自在に支持される
シャフトの上部に磁気ヘッドが設けられた上側ドラムが
ディスクを介して固定される一方、上記中央円筒部内部
のベアリング同士の間に、信号の伝達を行う回転トラン
スがシャフトの軸方向に沿って配されており、この回転
トランスが中央円筒部内周面に取り付けられた円筒型の
ステータ側コアと、シャフトの外周面に取り付けられた
円筒型のロータ側コアとからなる回転磁気ヘッドドラム
装置であって、ディスクをシャフトに固定するためにデ
ィスク中央部にシャフトを嵌挿するシャフト嵌挿部が設
けられており、このシャフト嵌挿部は下部に円筒部が設
けられ、この円筒部の外周面に下側ドラムにおける中央
円筒部内の上部に設けられたヘアリングが取り付けられ
る一方、シャフト嵌挿部の内周面にシャフトの軸方向に
溝が設けられるとともに、シャフト嵌挿部にシャフトを
嵌挿させることにより溝とシャフトの外周面とでディス
クの上下端面に貫通する連絡孔が形成されていることを
特徴としている。

〔作　用〕

上記の構成によれば、シャフトがディスクの円筒部を介
して、中央円筒部の上部に設けられたベアリングによっ
て回転自在に支持される一方、シャフト嵌挿部の内周面
にシャフトの軸方向に沿つて溝が設けられ、この溝とシ
ャフト嵌挿部に嵌挿されたシャフトの外周面とでディス
クの上下端面に貫通する連絡孔が形成されるので、下側
ドラムと上側ドラムとの間がベアリングによって遮られ
ることがない。そこで、シャフトに取り付けられたロー
タ側コアの信号線を上記連絡孔に通して、上側ドラムの
上面に引き出すことにより上記信号線を磁気ヘッドに接
続することができる。

〔実施例〕

本発明の一実施例を第１図ないし第３図に基づいて説明
すれば、以下の通りである。

なお、説明の便宜上、従来と同様の機能を有する部材に
は同一の符号を付記して説明する。

回転磁気ヘッドドラム装置は、第１図に示すように、固
定状態にある下側ドラム１における中央円筒部１ａの内
部の上部および下部にそれぞれベアリング２・２′が設
けられている。シャフト３は、上記中央円筒部１ａの内
部に挿入され上記ベアリング２・２′を介して回転自在
に支持されている。上記シャフト３のベアリング２・２
′間における外周面には、円筒型のロータ側コア１１が
取り付けられている。一方、中央円筒部１ａ内周面には
、円筒型のステータ側コア１２が上記ロータ側コア１１
と対向するように取り付けられている。このように、ロ
ータ側コア１１とステータ側コア１２とで回転トランス
１３が構成されており、ロータ側コア１１とステータ側
コア１２との隙間量は、高い精度で厳密に管理されてい
る。

また、シャフト３は、ベアリング２′から下方に突出し
ている下端近傍部に予圧カラー１４が取り付けられてお
り、下端部にモータロータ４が取り付けられている。一
方、中央円筒部１ａの下端面には、上記モータロータ４
と対向するようにモータステＬり１５が取り付けられて
おり、モータロータ４とでドラムモータ１６が構成され
ている。

一方、シャフト３のベアリング２から上方に突出してい
る上端近傍部にはディスク５が固定されている。このデ
ィスク５の外周部に上側ドラム７が固定されており、上
記ドラムモータ１６によってシャフト３と同体に回転す
るようになっている。上記上側ドラム７の外周部下端面
には、信号の記録および再生を行う磁気ヘッド６が取り
付けられている。

第３図（ａ）および同図（ｂ）に示すように、上記ディ
スク５は、中央部にシャフト３を嵌挿させるシャフト嵌
挿部５ａが設けられている。このシャフト嵌挿部５ａに
は、下部に円筒部５ｂが設けられており、この円筒部５
ｂを含むシャフト嵌挿部５ａの内周面にはシャフト３の
軸方向に沿って４本の溝５ｃ・・・が設けられている。

そして、シャフト３がシャフト嵌挿部５ａの内周面に嵌
挿されることによりディスク５の上下端面に貫通する４
本の連絡孔１７・・・が形成される。上記円筒部５ｂの
外周面には、環状部材１８が覆うように外嵌されている
。この環状部材１８は、ベアリング２の内周面に固定支
持されてシャフト３とともに高速回転するため、ステン
レス鋼等の高強度を有する材料により構成されている。

また、ディスク５は、軽量化および加工性を考慮してア
ルミニウム等の軽金属により構成されている。なお、シ
ャント嵌挿部５ａに形成される溝５０の形状、大きさ、
数、および位置については、ディスク５の強度が低下し
ない程度であれば任意に選ぶことができる。

ディスク５の下端面には、第１図に示すように、平板型
のロータ側コア８が取り付けられている一方、下側ドラ
ム１の凹部内底面には平板型のステータ側コア９が上記
ロータ側コア８と対向するように取り付けられている。

このように、ロータ側コア８とステータ側コア９とで回
転トランス１０が構成されており、ロータ側コア８とス
テータ側コア９との隙間量は、前記回転トランス１３と
同様に高い精度で厳密に管理されている。

そして、上記回転トランス１０では、上側ドラム７を回
転させることにより上記ロータ側コア８とステータ側コ
ア９との間で、磁気ヘッド６からの再生信号の伝達およ
び磁気ヘッド６への記録信号の伝達が行われるようにな
っている。また、回転トランス１３も回転トランス１０
と同様に、上側ドラム７を回転させることによりロータ
側コア１１とステータ側コア１２との間で再生および記
録信号の伝達が行われるようなっている。

上記の構成において、回転磁気ヘッドドラム装置の組み
立てを説明する。

まず、ディスク５の下端面に平板型のロータ側コア８を
取り付ける一方、シャフト３の下端部より円筒型のロー
タ側コア１１の取り付は位置を決めるスペーサ１９を挿
入し、円筒部５ｂの下端面に当接させる。続いて、ロー
タ側コア１１をシャフト３に挿入し、上端面がスペーサ
１９の下端面に当接する位置においてステータ側コア１
２と対向するように位置決めを行う。

上記スペーサ１９には、シャフト嵌挿部５ａの溝５Ｃと
シャフト３とで形成された連絡孔１７・・・と一致する
間隔で同数の配線孔１９ａ・・・が上下に貫通して設け
られている。これら連絡孔１７・・・と配線孔１９ａ・
・・とを合致させた状態で、連絡孔１７・・・および配
線孔１９ａ・・・に予め数本の信号線からなる４つのグ
ループに分けられたロータ側コア１１の信号線２０ａ・
・・を通し、ディスク５の上端面に引き出す。この状態
でシャフト３の外周面にスペーサ１９およびロータ側コ
ア１１を固定する。

一方、下側ドラム１にベアリング２・２′、平板型のス
テータ側コア９、円筒型のステータ側コア１２およびモ
ータステータ１５を取り付ける。

この下側ドラム１の中央円筒部ｌａ内に、上方より上記
のように各部材が取り付けられたシャフト３を下端部か
ら挿入する。そして、シャフト３をヘアリング２′に嵌
め込んで固定するとともに、環状部材１８をベアリング
２に嵌め込んで固定する。また、中央円筒部１ａの下端
面より下に突出するシャフト３の下端近傍部に、シャフ
ト３に対し適正な予圧を軸方向へ付与するように予圧カ
ラー１４を挿入し固定する。さらに、シャフト３の下端
部にモータロータ４を取り付ける一方、ディスク５に磁
気ヘッド６が取り付けられた上側ドラム７を固定する。

この状態で、第２図に示すように、ロータ側コア１１か
ら引き出された信号線２０ａ・・・をディスク５の上端
面に設けられた中継基板２１の一端に接続し、中継基板
２１の他端に接続された信号線２０ｂを上側ドラム７の
上下に貫通する穴７ａに通して磁気ヘッド６に接続する
。

〔発明の効果〕

本発明に係る回転磁気ヘッドドラム装置は、以上のよう
に、固定状態にある下側ドラムの中央円筒部内に挿入さ
れるとともに、この中央円筒部内の上下部に設けられた
ベアリングによって回転自在に支持されるシャフトの上
部に磁気ヘッドが設けられた上側ドラムがディスクを介
して固定される一方、上記中央円筒部内部のベアリング
同士の間に、信号の伝達を行う回転トランスがシャフト
の軸方向に沿って配されており、この回転トランスが中
央円筒部内周面に取り付けられた円筒型のステータ側コ
アと、シャフトの外周面に取り付けられた円筒型のロー
タ側コアとからなる回転磁気ヘッドドラム装置であって
、ディスクをシャフトに固定するためにディスク中央部
にシャフトを嵌挿するシャフト嵌挿部が設けられており
、このシャフト嵌挿部は下部に円筒部が設けられ、この
円筒部の外周面に下側ドラムにおける中央円筒部内の上
部に設けられたベアリングが取り付けられる一方、シャ
フト嵌挿部の内周面にシャフトの軸方向に溝が設けられ
るとともに、シャフト嵌挿部にシャフトを嵌挿させるこ
とにより溝とシャフトの外周面とでディスクの上下端面
に貫通する連絡孔が形成されている構成である。

これにより、シャフトがディスクの円筒部を介して、中
央円筒部の上部に設けられたベアリングによって回転自
在に支持される一方、ディスクにおけるシャフト嵌挿部
の内周面にシャフトの軸方向に沿って溝が設けられ、こ
の溝とシャフトとでディスクの上下端面に貫通する連絡
孔が形成されるので、シャフトに取り付けられたロータ
側コアの信号線を上記連絡孔に通して上側ドラムの上面
に引き出すことができる。

それゆえ、ベアリング等に遮られることなく配線のスペ
ースを確保して、配線処理を容易にすることができると
いう効果を奏する。

【図面の簡単な説明】 第１図ないし第３図は本発明の一実施例を示すものであ
って、第１回は回転磁気ヘッドドラム装置の構成を示す
縦断面図、第２図はディスクにおけるシャフトの嵌挿部
を示す第１図の部分拡大図、第３図（ａ）はシャフトに
ディスクが固定された状態を示す片側断面図、第３図（
ｂ）は同図（ａ）の下面図である。 第４図は従来例を示すものであって、回転磁気ヘッドド
ラム装置の構成を示す縦断面図である。 ■は下側ドラム、１ａは中央円筒部、２・２′はベアリ
ング、３はシャフト、５はディスク、５ａはシャフト嵌
挿部、５ｂは円筒部、５Ｃは溝、６は磁気ヘッド、７は
上側ドラム、１１はロータ側コア、１２はステータ側コ
ア、１３は回転トランス、１７は連絡孔である。 特許出願人　　　　　シャープ　株式会社ＴＩ！Ｊ（ａ
） 図（ｂ） 第 図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、固定状態にある下側ドラムの中央円筒部内に挿入さ
   れるとともに、この中央円筒部内の上下部に設けられた
   ベアリングによって回転自在に支持されるシャフトの上
   部に磁気ヘッドが設けられた上側ドラムがディスクを介
   して固定される一方、上記中央円筒部内部のベアリング
   同士の間に、信号の伝達を行う回転トランスがシャフト
   の軸方向に沿って配されており、この回転トランスが中
   央円筒部内周面に取り付けられた円筒型のステータ側コ
   アと、シャフトの外周面に取り付けられた円筒型のロー
   タ側コアとからなる回転磁気ヘッドドラム装置であって
   、 ディスクをシャフトに固定するためにディスク中央部に
   シャフトを嵌挿するシャフト嵌挿部が設けられており、
   このシャフト嵌挿部は下部に円筒部が設けられ、この円
   筒部の外周面に下側ドラムにおける中央円筒部内の上部
   に設けられたベアリングが取り付けられる一方、シャフ
   ト嵌挿部の内周面にシャフトの軸方向に溝が設けられる
   とともに、シャフト嵌挿部にシャフトを嵌挿させること
   により溝とシャフトの外周面とでディスクの上下端面に
   貫通する連絡孔が形成されていることを特徴とする回転
   磁気ヘッドドラム装置。