JP2550169Y2 - 同軸型ロータリートランス - Google Patents

同軸型ロータリートランス

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JP2550169Y2
JP2550169Y2 JP5685992U JP5685992U JP2550169Y2 JP 2550169 Y2 JP2550169 Y2 JP 2550169Y2 JP 5685992 U JP5685992 U JP 5685992U JP 5685992 U JP5685992 U JP 5685992U JP 2550169 Y2 JP2550169 Y2 JP 2550169Y2
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JP
Japan
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coil
groove
rotor
rotary transformer
core
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JP5685992U
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English (en)
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JPH0613111U (ja
Inventor
五明  正人
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Nidec Sankyo Corp
Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、VTR等に組み込まれ
る同軸型ロータリートランスの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】VTRの高密度記録化および高画質録画
再生に伴い、録画ヘッドの増加、録画ヘッドと再生ヘッ
ドの分離や特殊再生専用ヘッド等が必要となり、記録媒
体である磁気テープを巻き付けて記録再生する回転ドラ
ムに複数個(10ヶ以上の場合もある)の磁気ヘッドを
搭載することになり、今後はますますヘッド数が増える
傾向にある。
【0003】磁気テープに信号を記録したり、再生する
電磁変換素子である磁気ヘッドは、高速回転しているド
ラムに搭載されており、信号を効率よく、しかも低ノイ
ズで伝達するためには、ロータリートランスを使用し
て、非接触の伝送系を構成している。
【0004】ロータリートランスには、面対向式と同軸
型周対向式の2種類がある。ここでは、図3に示す同軸
型ロータリートランスについて述べる。同図において、
1はロータコア、2はコイル溝、3はコイル引き出し
溝、4はコイル溝に収められた巻回コイル、4aは引き
出しコイル部分である。5はステータコア、6は巻回コ
イル、7はコイル引き出し溝、6aは引き出しコイル部
分である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記構成の同軸型ロー
タリートランスにあっては、多チャンネル化に伴い、コ
ア1,5に巻くコイル数(チャンネル数)が増えて、時
間がかかり、製造コストの増大になる。ロータコア1を
例にして説明する。各チャンネルのコイルは円筒コア内
面に形成されたコイル溝2をガイドに数回巻き付けられ
る。さらに各コイルは円筒コアの中心軸と平行に形成さ
れたコイル引き出し溝3をガイドに同一方向に引き出さ
れる。これより、コイルを巻く場合には、引き出し側よ
り遠いチャンネルより1チャンネル毎順番に巻いていか
なければならない。
【0006】また、多チャンネル化に伴い、1つのコイ
ル引き出し溝に複数のチャンネルのコイルが入るので、
チャンネルの判別が複雑になり、引き出されたコイルと
チャンネルを間違える可能性がある。
【0007】そこで、チャンネルが増えた場合、コイル
引き出し溝を増やして、1つのコイル引き出し溝に入る
チャンネル数を減らす方法もある。その場合において
も、コイル引き出し溝は、回転バランスを確保するため
にも等配(2ヶであれば180度、3ヶであれば120
度)にしなくてはならないため、今度は溝の判別を間違
える可能性がある。
【0008】ステータコア5についても、前記と同様な
ことが言えるが、ロータコア1の場合はコイルが内周に
巻かれているため、上記の問題発生が多い。
【0009】一方、ロータコアを、回転軸心を同一面上
に含む線上で2分割し、コア内面のコイル溝にリング状
のコイルを収めて固定したあと、分割による切断面を接
着して円筒コアとする考案が実開平1−145111号
公報に開示されている。
【0010】上記構成による効果は、リング状にしたコ
イルを変形させずに短時間にコイル溝に収めることがで
き、作業性の向上に大きく寄与できる点にある。しか
し、前述したように、多チャンネルに伴い、1つのコイ
ル引き出し溝に複数のチャンネルコイルを収めた際のチ
ャンネル判別が複雑となり、引き出されたコイルとチャ
ンネルを間違える可能性が残る。
【0011】
【考案の目的】本考案は、リング状コイルをコイル溝へ
容易に収めることができるばかりでなく、引き出された
コイルとチャンネルを間違えるおそれのない同軸型ロー
タリートランスを得ることを主たる目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本考案は、回転する円筒
形ロータと対面するステータのコイルが、回転軸に対し
ほぼ同じ径上に配置してなり、前記回転するロータを、
回転軸を同一面上に含む線上で切断2分割し、ロータ内
面のコイル溝にリング状のコイルを収めて固定したあと
で、切断面を接着固化して構成する同軸型ロータリート
ランスにおいて、前記ロータの切断面で、かつ前記コイ
ル溝の少なくとも一端に切欠き部を設けてコイル引き出
し溝としたことを要旨としている。
【0013】
【作用】上記構成によれば、コイルが巻かれている位置
の近傍より、ロータの切断面に設けられた切欠き部を通
してコイル端部が引き出されるため、引き出されたコイ
ルとチャンネルを間違えるおそれはなくなる。
【0014】
【実施例】図1及び図2に、本考案の一実施例を示す。
同図において、10,11は半円筒状に2分割されたフ
ェライト製ロータコアであり、各コア10,11の内周
面にコイル溝10a,11aがそれぞれ設けられ、かつ
その分割断面部に複数の切欠き部10b,11bが所要
の間隔をとった位置に形成されている。
【0015】コイル12は、数回巻いて接着剤等で固着
してリング形状としたもので、コイル端部12aはコイ
ル円周の1ヶ所で外部に引き出してある。なお、前記切
欠き溝10b,11bは、一方の分割断面部に設けただ
けでもよい。
【0016】コイル12をコア10,11に装着するに
は、まず、一方の半円筒状コア10の内周面に形成され
たコイル溝10aに前記コイル12の半部を収めて接着
固定する。このときコイル端部12aは、コア断面部に
設けてある切欠き部10bよりコア外部に出しておく。
次に他方の半円筒状コア11を、その断面部の切欠き溝
11aがコア10の切欠き溝10aと合うようにして、
コア10に重ね、接着剤にて接着一体化することによ
り、円筒状ロータコアとなる。
【0017】
【考案の効果】(1)コイルは、従来のようにチャンネ
ル毎順番にコアに直接巻き付けるのではなく、各チャン
ネルのコイルを一度に装着できるので、生産性が大変良
い。 (2)従来は、コアの内周にコイルを位置決めして装着
しなければならず、複雑で高価な機械が必要とされてい
たが、コイルはリング状コイルでよく、そのリング状コ
イルを作る巻線機は簡単な構造で、安価な装置で製作で
きる。 (3)コイルが巻かれている位置の近傍よりコイル端部
が引き出されているため、コイルを間違えることなく、
次の回路に接続できる。従来は、前述のようにコイルの
判別を間違えることが多かったが、今後更に多チャンネ
ル化が進んでも、判別間違いがなく、十分対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すロータリーコアの分解
斜視図である。
【図2】ロータリーコアの斜視図である。
【図3】従来の同軸型ロータリートランスの分解斜視図
である。
【符号の説明】 10,11 2分割されたロータコア 10a,11b コイル溝 10b,11b 切欠き溝 12 リング状コイル 12a コイル引き出し端部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転する円筒形ロータと対面するステー
    タのコイルが、回転軸に対しほぼ同じ径上に配置してな
    り、前記回転するロータを、回転軸を同一面上に含む線
    上で切断2分割し、ロータ内面のコイル溝にリング状の
    コイルを収めて固定したあとで、切断面を接着固化して
    構成する同軸型ロータリートランスにおいて、前記ロー
    タの切断面で、かつ前記コイル溝の少なくとも一端に切
    欠き部を設けてコイル引き出し溝としたことを特徴とす
    る同軸型ロータリートランス。
JP5685992U 1992-07-21 1992-07-21 同軸型ロータリートランス Expired - Lifetime JP2550169Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0613111U JPH0613111U (ja) 1994-02-18
JP2550169Y2 true JP2550169Y2 (ja) 1997-10-08

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