JPH10134304A - ロータリートランス - Google Patents

ロータリートランス

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JPH10134304A
JPH10134304A JP8290231A JP29023196A JPH10134304A JP H10134304 A JPH10134304 A JP H10134304A JP 8290231 A JP8290231 A JP 8290231A JP 29023196 A JP29023196 A JP 29023196A JP H10134304 A JPH10134304 A JP H10134304A
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JP
Japan
Prior art keywords
rotary transformer
groove
coils
side core
peripheral surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP8290231A
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English (en)
Inventor
Shusaku Tani
周作 谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チャンネル用コイル相互間の電気信号の干渉
を防止すると共に、ロータリートランスとしての電磁気
結合の特性の悪化を最小限に抑えることができるロータ
リートランスを提供する。 【解決手段】 円筒状のローター側コア4の外周面にコ
イル11,12を巻回したロータリートランスにおい
て、ローター側コア4の外周面の円周方向に沿って形成
された複数の巻線溝13,14と、巻線溝13,14内
に巻回して設けられた複数のコイル11,12と、ロー
ター側コア4の外周面の長さ方向に沿って形成されたコ
イル11,12のリード線20,21の引出し溝17と
を備え、引出し溝17を共用する2つのコイル11,1
2のリード線20,21の各々を引出し溝17の長さ方
向において互いに遠ざかるような反対方向に引出すよう
に配置したことを構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばビデオテー
プレコーダ(VTR)等の回転磁気ヘッド装置に用いら
れるロータリートランスに関する。
【0002】
【従来の技術】ロータリートランスは、例えばVTRの
回転磁気ヘッド装置において、回転ドラム(回転側)に
設けたビデオヘッドから得られる信号を固定側の記録又
は再生回路に伝送するための接続手段として広く用いら
れているものである。
【0003】このようなロータリートランスは、円筒状
のローター側コアの外周面にコイルを巻回して、その外
周面に形成した引出し溝に沿ってそのコイルのリード線
を引出すようになっているが、その引出し溝の形成及び
引出し方法は、従来は次のようになっていた。
【0004】まず図4に示すロータリートランスにおい
ては、円筒状のローター側コア39の外周面に、各チャ
ンネル用コイルを巻回しするための巻線溝33,34が
円周方向に沿って形成され、その巻線溝33,34に対
して直交するように(ローター側コア39の長さ方向
に)1本の引出し溝30が外周面に形成されている。
【0005】このようなローター側コア39において、
巻線溝33にはAチャンネル用コイル37が巻回しさ
れ、巻線溝34にはBチャンネル用コイル38が巻回し
されている。そしてA,Bチャンネル用コイル37,3
8のリード線31,32は共に、同じ1本の引出し溝3
0に沿って同一方向に向かうように引出されている。
【0006】また図5に示すロータリートランスのよう
に、円筒状のローター側コア49の外周面に、各チャン
ネル用コイルを巻回しするための巻線溝47,48が円
周方向に形成され、その巻線溝47,48に直交するよ
うに2本の引出し溝40,41が、ローター側コア49
の中心軸線に関して互いに対称位置に形成されているも
のもある。
【0007】このようなローター側コア49において、
巻線溝47にはAチャンネル用コイル43が巻回しさ
れ、巻線溝48にはBチャンネル用コイル44が巻回し
されている。そして、Aチャンネル用コイル43のリー
ド線45は引出し溝40に沿って、Bチャンネル用コイ
ル44のリード線46は引出し溝41に沿って、という
ように各々のチャンネル用コイルのリード線は、夫々別
々の引出し溝に沿って同一方向に向かうように引出され
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
4及び図5に示すような従来のロータリートランスにお
いては、図4の場合、Aチャンネル用コイル37とBチ
ャンネル用コイル38のリード線31,32は、共に1
本の引出し溝30から同一方向に向かうように引出され
ているために、両コイル37,38の相互間で電気信号
が干渉するという問題があった。また図5のロータリー
トランスの場合は、ローター側コア49にチャンネル用
コイル数と同数の引出し溝を設けているために、両コイ
ル43,44の相互間で電気信号が干渉するという問題
はないが、ロータリートランスとしての固定側のステー
タ(図示せず)との間の電磁気結合の特性が悪化すると
いう問題があった。
【0009】そこで本発明は、チャンネル用コイル相互
間の電気信号の干渉を防止すると共に、ロータリートラ
ンスとしての電磁気結合の特性の悪化を最小限に抑える
ことができるロータリートランスを提供することを課題
とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、円筒状のローター側コアの外周面にコイル
を巻回したロータリートランスにおいて、前記ローター
側コアの外周面の円周方向に沿って形成された複数の巻
線溝と、前記巻線溝内に巻回して設けられた複数のコイ
ルと、前記ローター側コアの外周面の長さ方向に沿って
形成された前記コイルのリード線の引出し溝とを備え、
前記引出し溝の1つを共用する2つのコイルのリード線
の各々を前記引出し溝の長さ方向において互いに遠ざか
るような反対方向に引出すように配置したことを構成と
するものである。
【0011】このような構成のロータリートランスによ
れば、引出し溝の1つを共用する2つのコイルのリード
線の各々を、引出し溝の長さ方向において互いに遠ざか
るような反対方向に引出すように配置したために、チャ
ンネル用コイル相互間の電気信号の干渉を防止できると
共に、ロータリートランスとしての電磁気結合の特性の
悪化を最小限に抑えることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付した図面に基づいて詳細に説明する。図1ない
し図3は、本発明によるロータリートランスの第1の実
施の形態を示す図である。
【0013】図1に示すロータリートランスにおいて、
ローター側コア4はフェライトやパーマロイ等の磁性体
により形成される。このローター側コア4の外周面に
は、Aチャンネル用コイル11とBチャンネル用コイル
12を巻回しするための、2本の巻線溝13,14が形
成されている。
【0014】また、ローター側コア4の外周面には、巻
線溝13,14に直交するように(ローター側コア4の
長さ方向に)Aチャンネル用コイル11のリード線20
を引出すための引出し溝17が設けられている。さらに
ローター側コア4の肉厚に対して引出し溝17の裏側の
対向する位置、つまりローター側コア4の内周面の引出
し溝17に対向する位置には、引出し溝17と同一方向
にBチャンネル用コイル12のリード線21を引出すた
めの別の引出し溝15が設けられている。
【0015】上記巻線溝13,14はA,Bチャンネル
用コイル11,12の太さと同じ寸法の深さに形成さ
れ、引出し溝17はそれよりさらにコイルの太さ分だけ
深く形成されている。また、引出し溝15は、A,Bチ
ャンネル用コイル11,12の太さと同じ寸法の深さに
形成されている。
【0016】図2に示すように、Aチャンネル用コイル
11は巻線溝13に巻回され、そのリード線20は引出
し溝17に沿って図中左側へと引出される。一方、Bチ
ャンネル用コイル12は巻線溝14に巻回され、そのリ
ード線21は一旦図中右側へ引出されてから、ローター
側コア4の内周側に折り曲げられて引出し溝15に沿っ
て図中左側へと引出される。
【0017】本発明によるロータリートランスの適用例
として、例えば図3に示すように、回転軸3と一体化さ
れたローター1には、ビデオヘッド2が固定されてい
る。前記回転軸3にはローター側コア4が嵌装され、こ
のローター側コア4の外周面に形成された巻線溝13,
14には各々、Aチャンネル用コイル11及びBチャン
ネル用コイル12が巻回されている。
【0018】そして、上記Aチャンネル用コイル11は
ローター1のフランジ部に形成された貫通孔7を通して
ビデオヘッド2と接続されている。同様に、Bチャンネ
ル用コイル12はビデオヘッド2と180°異なる角度
でローター1に固定されたビデオヘッド(図示省略)に
接続されている。
【0019】また、同図において符号9はステータであ
り、このステータ9は取付け穴10により固定ベース
(図示省略)に取り付けられる。そして、このステータ
9の内部には、円筒状の磁性体により形成され、Aチャ
ンネル用コイル(図示省略)及びBチャンネル用コイル
6が内周面の巻線溝5a内に巻回されたステータ側コア
5が嵌入されている。
【0020】上記ローター側コア4とステータ側コア5
とは微小間隔を形成して同軸上に配設され、Aチャンネ
ル用コイル11とステータ側コア5に巻回されたAチャ
ンネル用コイル(図示省略),及びBチャンネル用コイ
ル12と、ステータ側コア5に巻回されたBチャンネル
用コイル6の夫々の対の電磁気結合によって、ビデオヘ
ッド2及びこれと一対の反対側のビデオヘッドからの信
号は夫々記録又は再生回路に伝送される。
【0021】このような構成の第1の実施の形態に係る
ロータリートランスによれば、引出し溝17を共用する
2つのコイル11,12のリード線20,21の各々を
引出し溝17の長さ方向において互いに遠ざかるような
反対方向に引出すように配置したために、チャンネル用
コイル11,12相互間の電気信号の干渉を防止でき
る。また、引出し溝17とは別にローター側コア4の内
周側に引出し溝15を形成しても、引出し溝15の深さ
は引出し溝17の半分位と浅いので、ロータリートラン
スとしての電磁気結合の特性の悪化を最小限に抑えるこ
とができる。
【0022】なお、上記実施の形態においてはビデオヘ
ッドの数が2つの場合について説明したが、ビデオヘッ
ドの数が増減した場合には、それに対応してローター側
コア4及びステータ側コア5に巻回されるコイルの対や
引出し溝の数が増減される。
【0023】また、上記実施の形態においてはローター
側コア4はフェライトやパーマロイ等の磁性体により形
成したが、このローター側コア4は磁性粉末を金型でプ
レス加工した後、これに切削加工を施すことによって形
成してもよく、または、射出成形によっても形成可能で
ある。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるロー
タリートランスによれば、引出し溝の1つを共用する2
つのコイルのリード線の各々を引出し溝の長さ方向にお
いて互いに遠ざかるような反対方向に引出すように配置
したために、チャンネル用コイル相互間の電気信号の干
渉を防止できると共に、ロータリートランスとしての電
磁気結合の特性の悪化を最小限にとどめることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るロータリート
ランスの斜視図である。
【図2】図1におけるロータリートランスのA−A矢視
断面図である。
【図3】図1におけるロータリートランスの適用例を示
す斜視図である。
【図4】従来の、ローター側コアの1つの引出し溝から
2つのチャンネル用コイルのリード線を同一方向に引出
すよう構成したロータリートランスを示す上面図であ
る。
【図5】従来の、ローター側コアにチャンネル用コイル
の数と同数の引出し溝を設けたロータリートランスを示
す斜視図である。
【符号の説明】
4…ローター側コア、5…ステータ側コア、5a…巻線
溝、6,12…Bチャンネル用コイル、11…Aチャン
ネル用コイル、13,14…巻線溝、15,17…引出
し溝、20,21…リード線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状のローター側コアの外周面にコイ
    ルを巻回したロータリートランスにおいて、 前記ローター側コアの外周面の円周方向に沿って形成さ
    れた複数の巻線溝と、 前記巻線溝内に巻回して設けられた複数のコイルと、 前記ローター側コアの外周面の長さ方向に沿って形成さ
    れた前記コイルのリード線の引出し溝とを備え、 前記引出し溝の1つを共用する2つのコイルのリード線
    の各々を前記引出し溝の長さ方向において互いに遠ざか
    るような反対方向に引出すように配置したことを特徴と
    するロータリートランス。
  2. 【請求項2】 前記互いに反対方向に引出すように配置
    されたリード線の一方が通る別の引出し溝を、前記ロー
    ター側コアの肉厚に対し前記共用された引出し溝の裏側
    の対向する位置に形成したことを特徴とする請求項1に
    記載のロータリートランス。
JP8290231A 1996-10-31 1996-10-31 ロータリートランス Pending JPH10134304A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20130051793A (ko) * 2011-11-10 2013-05-21 현대중공업 주식회사 로용 변압기의 권선구조
CN107146688A (zh) * 2016-03-01 2017-09-08 大众汽车有限公司 绕组

Cited By (3)

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CN107146688A (zh) * 2016-03-01 2017-09-08 大众汽车有限公司 绕组
CN107146688B (zh) * 2016-03-01 2020-08-14 大众汽车有限公司 绕组

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