JPH0423292Y2 - - Google Patents

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JPH0423292Y2
JPH0423292Y2 JP905286U JP905286U JPH0423292Y2 JP H0423292 Y2 JPH0423292 Y2 JP H0423292Y2 JP 905286 U JP905286 U JP 905286U JP 905286 U JP905286 U JP 905286U JP H0423292 Y2 JPH0423292 Y2 JP H0423292Y2
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JP
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coil
groove
core
inner core
pull
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] 本考案は同軸型のロータリートランスに関する
ものである。
[考案の技術的背景とその問題点] 磁気記録再生装置例えばビデオテープレコーダ
に使用される同軸型ロータリートランスの断面図
を第8図に示す。同図1はその外壁にコイル装着
溝3を複数並設して成る内側コア(例えば固定コ
ア)、2はその内壁にコイル装着溝4を複数並設
して成る外側コア(例えば回転コア)であり、両
者は所定の間〓をおいて相対向し同軸型構成をと
る。内側コア1及び外側コア2のコイル装着溝
3,4には内側コイル5及び外側コイル6がそれ
ぞれ巻装されており、両コイル間で信号伝達が行
われる。同図に示すのは4チヤンネルのものであ
るが、用途に応じて1チヤンネルあるいは2チヤ
ンネル以上のものが製品化される。
第9図aは2チヤンネル型のロータリートラン
スにおける内側コアを示す正面図であり、第9図
bはその側面図である。この内側コア7は、筒状
体にコイル装着溝3a,3b及びコイル端末引出
溝8を穿設して成る。コイル端末引出溝8はコイ
ル装着溝3a,3bに直交するものであり、その
深さはコイル装着溝3a,3bに等しいかわずか
に深く形成される。このコイル装着溝3a,3b
への内側コイル5aの巻装は、通常、巻線機によ
つて行われる。巻装された内側コイル5aの端末
はコイル端末引出溝8を介して引き出され、ピン
9,10に接続される。ピン9,10は、内側コ
ア7の一端面に取りつけられた端子台11に固定
されたものである。
ところで、ロータリートランスにおいて重要と
なるのは内側コイルと外側コイルとの間〓であ
り、この間〓が大きいと両コイル間の磁気的結合
度が低下し、信号の伝達特性が悪くなる。例えば
第8図においては、内側コイル5と外側コイル6
とをできる限り近付ける必要がある。両コイル間
の間〓を小さくするには、例えば内側コア7にお
けるコイル装着溝3a,3bを浅くし、深さ寸法
a′の値を小さくすればよいが、以下に述べる理由
により、深さ寸法a′の値をあまり小さくできな
い。
即ち、コイル巻装工程においては内側コイル5
aの端末引き出しを円滑に行うために、コイル装
着溝3a及びコイル端末引出溝8の穿設によつて
生ずる段差部Bを積極的に利用し、この段差部B
にコイル端末引き出し部分を係止することが行わ
れるが、この段差部Bの段差(溝深さ寸法a′に等
しい)があまり小さいと、コイル端末引き出し部
分の係止を適確に行うことができない。コイルの
ワイヤ径にもよるが、最低でもa′=0.4〜0.5mmは
必要である。このことは外側コアに関しても同様
であり、これが内側、外側両コイル間の磁気的結
合度向上を阻害する原因となつている。
[考案の目的] 本考案は上記事情に鑑みて成されたものであ
り、その目的とするところは、内側、外側両コイ
ル間の磁気的結合度が高く信号伝達特性の優れた
ロータリートランスを提供することにある。
[考案の概要] 本考案は装着されたコイルの端末を引き出すた
めのコイル端末引出溝を有する内側コア及び外側
コアそれぞれにコイルを装着し、且つ、前記両コ
アを同軸状に対向配置して成るロータリートラン
スにおいて、前記内側コア及び外側コアの少なく
ともいずれか一方におけるコイル端末引出溝の幅
を溝の底部から開口端縁に向つて狭くなるテーパ
ー状に形成したことを特徴とするものである。
[考案の実施例] 以下、本考案を実施例により具体的に説明す
る。
第1図は本考案の一実施例たるロータリートラ
ンスに適用される内側コアの斜視図である。この
内側コア15は、筒状体の外壁にコイル装着溝1
2a,12bを設け、このコイル装着溝12a,
12bに直交するようにコイル端末引出溝13を
設けて成る。
そして、前記コイル端末引出溝13部分を矢印
X1方向より見た拡大図を第2図に示すように、
このコイル端末引出溝13の開口端縁13a,1
3bは、相対向するコイル端末引出溝13c,1
3dに向つてそれぞれ突出形成されている。本実
施例においては第2図における角度θを鋭角とす
ることにより、前記開口端縁13a,13bを突
出形成している。尚、このコイル端末引出溝13
の深さ寸法aは前記コイル装着溝12a,12b
のそれに等しいかわずかに深く形成される。
上記構成による内側コア15へのコイル装着は
従来と同様、例えば巻線機によつて行われるので
あるが、本実施例においてはコイル装着溝12
a,12b及びコイル端末引出溝13の深さ寸法
a(第2図参照)を従来より小さくしてもコイル
装着を適確に行うことができる。なぜなら、開口
端縁13a,13bを突出形成したことにより、
第3図に示すようにコイル16の端末をコイル端
末引出溝13の溝壁13c,13dによつて確実
に係止することができるからである。コイル装着
溝12a,12b及びコイル端末引出溝13の深
さ寸法aを具体的にどの位に小さくできるかは、
コイル16のワイヤ径による。例えばコイル16
のワイヤ径を0.1〜0.15mmとした場合、前記深さ
寸法aは0.2mm程度まで小さくすることができ、
従来に比べて0.2mm〜0.3mmも浅くなる。
このように本実施例にあつては、内側コア15
におけるコイル端末引出溝13を開口端縁13
a,13bを相対向するコイル装着溝13c,1
3dに向つて突出形成したものであるから、コイ
ル装着溝12a,12b及びコイル端末引出溝1
3の深さ寸法を従来より小さくしたのにもかかわ
らず、コイル装着及びコイル端末引き出しを容易
にしかも適確に行うことができる。そして、特に
コイル装着溝12a,13bの深さ寸法を小さく
することにより、ロータリートランスにおける内
側、外側両コイル間の間〓を小さくすることがで
きるため、両コイル間の磁気的結合度を高めるこ
とができ、信号伝達特性の向上を図ることができ
る。
本考案は上記実施例に限定されるものではな
く、種々の変形実施例が可能である。
例えば上記実施例では内側コア15におけるコ
イル端末引出溝13の開口端縁13a,13bを
突出形成したものについて説明したが、これとは
逆に外側コアにおけるコイル端末引出溝の開口端
縁を突出形成してもよい。第4図及び第5図はこ
の場合の実施例を示すものであり、第4図は外側
コアの一部を示す斜視図、第5図は第4図におけ
るコイル端末引出溝部分を矢印X2方向より見た
説明図である。ロータリートランスの構成上、外
側コア20は筒状体の内壁にコイル装着溝21を
設け、このコイル装着溝21に直交するようにコ
イル端末引出溝19を設けて成る。このコイル端
末引出溝19の開口端縁19a,19bも上記実
施例と同様に相対向するコイル端末引出溝壁19
c,19dに向つて突出形成する。
以上構成によれば、上記実施例の場合と同様の
理由により、外側コア20におけるコイル装着溝
21、コイル端末引出溝19の深さ寸法bを従来
より小さくすることができるため、上記実施例と
同様の効果を奏する。
この外側コア20及び前記内側コア15のいず
れか一方を用いれば、本考案の目的を十分に達成
することができるが、双方を用いれば、内側、外
側両コア間の間〓をさらに小さくすることができ
るため、ロータリートランスの信号伝達特性の向
上を図る上で極めて効果的である。
また、コイル端末引出溝における開口端縁の突
出形成の具体例として上記実施例では角度θ(第
2図参照)を鋭角としたものについて説明した
が、これについても種々の変形例が考えれる。例
えば第6図に示すように、内側コアにおけるコイ
ル端末引出溝24の開口端縁24a,24bを突
出形成してもよいし、また、第7図に示すよう
に、外側コアにおけるコイル端末引出溝25の開
口端縁25a,25bを突出形成してもよい。
尚、第6図及び第7図はそれぞれ第2図及び第5
図に対応するものである。
さらに、上記実施例では2チヤンネルのものに
ついて説明したが、1チヤンネルあるいは3チヤ
ンネル以上のものについても本考案を適用できる
のはいうまでもない。
[考案の効果] 以上詳述したように本考案によれば、内側コイ
ル、外側コイル両コイルの間の間〓を小さくする
ことができるため、両コイル間の磁気的結合度が
高く信号伝達特性の優れたロータリートランスを
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例たるロータリートラ
ンスに適用される内側コアの斜視図、第2図はこ
の内側コアにおけるコイル端末引出溝部分を矢印
X1方向より見た拡大図、第3図は前記内側コア
にコイルを装着した状態を示す斜視図、第4図乃
至第7図は本考案の変形例を説明するためのもの
であり第4図は外側コアの一部を示す斜視図、第
5図はこの外側コアにおけるコイル端末引出溝部
分を矢印X2方向より見た説明図、第6図及び第
7図はそれぞれ内側コア及び外側コアにおけるコ
イル端末引出溝の開口端縁の突出形成例を示す説
明図、第8図は従来のロータリートランスの断面
図、第9図a,bは従来の内側コアのそれぞれ正
面図、側面図である。 13,19……コイル端末引出溝、13a,1
3b,19a,19b……開口端縁、13c,1
3d,19c,19d……コイル端末引出溝壁、
15……内側コア、16……コイル、20……外
側コア。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 装着されたコイルの端末を引き出すためのコイ
    ル端末引出溝を有する内側コア及び外側コアそれ
    ぞれにコイルを装着し、且つ、前記両コアを同軸
    状に対向配置して成るロータリートランスにおい
    て、前記内側コア及び外側コアの少なくともいず
    れか一方におけるコイル端末引出溝の幅を溝の底
    部から開口端縁に向つて狭くなるテーパー状に形
    成したことを特徴とするロータリートランス。
JP905286U 1986-01-24 1986-01-24 Expired JPH0423292Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP905286U JPH0423292Y2 (ja) 1986-01-24 1986-01-24

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP905286U JPH0423292Y2 (ja) 1986-01-24 1986-01-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62122315U JPS62122315U (ja) 1987-08-03
JPH0423292Y2 true JPH0423292Y2 (ja) 1992-05-29

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ID=30794000

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JP905286U Expired JPH0423292Y2 (ja) 1986-01-24 1986-01-24

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JPS62122315U (ja) 1987-08-03

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