JP2511631Y2 - 磁気ヘッド - Google Patents

磁気ヘッド

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JP2511631Y2
JP2511631Y2 JP1988096608U JP9660888U JP2511631Y2 JP 2511631 Y2 JP2511631 Y2 JP 2511631Y2 JP 1988096608 U JP1988096608 U JP 1988096608U JP 9660888 U JP9660888 U JP 9660888U JP 2511631 Y2 JP2511631 Y2 JP 2511631Y2
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JP
Japan
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magnetic head
noise
shield case
magnetic
gap
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京子 大渕
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Alps Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はオーディオ機器に使用される磁気ヘッドの外
部誘導ノイズの改良に関するものである。
〔従来の技術〕
第３図は従来の磁気ヘッドを示す図である。
図において、１はシールドケースで、このシールドケ
ース１は磁性材料により角柱状に形成され、磁気テープ
摺接面に角状の窓部２が形成されている。一対の左右対
称の磁気コア３の後部にコイル（図示せず）を組み合わ
せると同時に、その先端にギャップ４を形成したものを
シールドケース１に収容している。磁気コア先端を窓部
２から露出させ、合成樹脂５をシールドケース内に注入
し、固定する。その後、磁気テープ摺接面を研磨して、
磁気ヘッドを完成している。この磁気ヘッドのシールド
ケース１の窓部２はギャップ４に対して左右対象に形成
している。
以上の様に磁気ヘッドのシールドケース１の窓部２は
ギャップ４に対して左右対称となっていることから、磁
気ヘッドの前方または後方からの外部誘導磁界に対して
は左右の磁気コア３に均等に外部誘導ノイズが流れて打
ち消され、第４図に示すように、前方または後方からの
外部誘導ノイズの影響を少なくしている。
〔考案が解決しようとする課題〕 上記のように、従来の磁気ヘッドは前方または後方か
らの外部誘導ノイズの影響が最も少なくなる。
しかしながら、磁気ヘッドをテープレコーダ等に組み
込んだ場合、磁気ヘッド前方はカセット挿入口であり、
通常、ノイズ発生源となるモータ等は、磁気ヘッド６の
斜め方向に設けられている。したがって、外部誘導ノイ
ズの影響を強く受けるという問題点があった。
本考案の目的は、テープレコーダ等のノイズ発生源が
磁気ヘッドのギャップに対して斜め方向に取り付けられ
る場合において、磁気ヘッドに外部誘導ノイズの影響を
少なくすることにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記のような問題点を解決するために本考案の磁気ヘ
ッドでは、シールドケースの窓部をギャップに対して左
右非対称とし、狭い方をノイズ発生方向に対応させた。
〔作用〕
本考案の磁気ヘッドでは、外部誘導ノイズの指向性が
ノイズ発生方向に変わり、ノイズ発生方向からの外部誘
導ノイズの影響が最小限におさえられる。
〔実施例〕
第１図は本考案の磁気ヘッドの一実施例を示す。
図において、７はシールドケースでこのシールドケー
スは磁性材料により、角柱状に形成され、窓部８は、ギ
ャップ４と相対向する開口一端8aと、開口他端8bとの距
離をそれぞれ異ならせて形成されている。一対の左右対
称磁気コア３の後部にコイル（図示せず）を組み合わせ
ると同時にギャップ４を形成したものをシールドケース
６に収容している。
磁気コア先端を窓部７から露出させ、合成樹脂５をシ
ールドケース内に注入し、固定される。その後、磁気テ
ープ摺接面を研磨して、磁気ヘッドを完成している。
第２図は本考案の磁気ヘッドの外部誘導ノイズの指向
性を示し、シールドケース７の窓部８のギャップに対し
狭くなっている方向またはその180°反対方向からの外
部誘導ノイズの影響が最小となっている。これは、シー
ルドケース７の窓部８をギャップ４と相対向する開口一
端8aと、開口他端8bとの距離をそれぞれ異ならせること
によって、窓８が狭くなっている側が広い側よりもシー
ルド効果が高いためである。したがって、この磁気ヘッ
ドをテープレコーダ等に組み込んだ場合、シールドケー
ス７の窓部８がギャップに対して狭くなっている方向に
あるノイズ発生源９の外部誘導ノイズの影響を少なくす
ることができる。
なお、窓部８の大きさ、方向は容易に変えられるた
め、外部誘導ノイズの指向性を任意に変えることが容易
にできる。
〔考案の効果〕
上記のように、本考案の磁気ヘッドによれば、シール
ドケースの窓部をギャップに対して左右非対称とし、狭
い方をノイズ発生源方向に対応させたことから、テープ
レコーダにこの磁気ヘッドを組み込むと、斜め方向にモ
ータ等のノイズ発生源が配置されても、その外部誘導ノ
イズの影響を受けることが少なくなり、良質の再生音を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第１図は本考案を実施した磁気ヘッドの正面図、第２図
は同外部誘導ノイズの指向性を示す図、第３図は従来の
磁気ヘッドを示す正面図、第４図は同外部誘導ノイズの
指向性を示す図である。 １、７…シールドケース ２、８…窓部 ３…磁気コア ４…ギャップ ９…ノイズ発生源

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】シールドケースの中央部にギャップを設け
    た磁気コアを、該シールドケースに収容してなる磁気ヘ
    ッドにおいて、前記シールドケースの窓部のテープ走行
    方向における相対向する開口各端部と、ギャップとの距
    離をそれぞれ異ならせたことを特徴とする磁気ヘッド。
JP1988096608U 1988-07-21 1988-07-21 磁気ヘッド Expired - Lifetime JP2511631Y2 (ja)

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JPH0220804U JPH0220804U (ja) 1990-02-13
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55101131A (en) * 1979-01-25 1980-08-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd Production of magnetic head
JPS5740140U (ja) * 1980-08-20 1982-03-04

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0220804U (ja) 1990-02-13

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