JPH0124906Y2 - - Google Patents

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JPH0124906Y2
JPH0124906Y2 JP1982116916U JP11691682U JPH0124906Y2 JP H0124906 Y2 JPH0124906 Y2 JP H0124906Y2 JP 1982116916 U JP1982116916 U JP 1982116916U JP 11691682 U JP11691682 U JP 11691682U JP H0124906 Y2 JPH0124906 Y2 JP H0124906Y2
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JP
Japan
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channel
groove
annular groove
core
rotor
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JP1982116916U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ビデオテープレコーダ等に使用され
る回転トランスに関する。
一般に、ビデオテープレコーダ等に使用される
回転トランスには、第1図に示す如く、フエライ
ト等の強磁性体よりなる円板状のローターコア1
及びステーターコア2が使用されている。ロータ
ーコア1は回転部3Aを介して回転軸3Bに固着
され、ステーターコア2は固定部4に固着され
る。それらのコア1,2には環状溝5が形成され
る。ここで、2チヤンネル用であれば、環状溝5
の本数は第2図の如く2本であり、巻線引出溝6
も2本である。それらの環状溝5にはコイル7が
嵌挿され、該コイル7の巻線端は巻線引出溝6を
通して外径方向又は内径方向に引出される。そし
てローターコア側のコイルの巻線端8は回転磁気
ヘツドに接続され、ステーターコア側のコイルの
巻線端9は記録増幅器又は再生増幅器等に接続さ
れる。
ところで、この種の回転トランスは従来2チヤ
ンネル用が多かつたが、最近、3チヤンネル、4
チヤンネル用のものが製造されるようになつてき
ている。例えば第3図に示すコアは4チヤンネル
用であり、環状溝5は4本、巻線引出溝6も4本
となつている。このようにチヤンネル数の増加に
伴い、コイルを収納する環状溝の数も2〜3本か
ら4〜7本位に多くなる傾向にあり、それによつ
てコイル巻線端の引出の際に各チヤンネルの見分
けがつきにくくなり、コイル嵌挿時の誤配線、誤
組込による不良が多発する不都合が生じている。
その点に鑑み、各チヤンネル毎に形成された巻
線引出溝を、対応するチヤンネルの環状溝に到達
した長さで止め、チヤンネル毎に巻線引出溝の長
さが異なるようにしてチヤンネル相互間の識別を
容易とした第4図の如きコア構造が先に本出願人
により提案されている。この図において、ロータ
ーコア又はステーターコアとして用いられるフエ
ライト等の強磁性体コア10は、円板状であつて
片面に所要のチヤンネル数4に対応した4本の環
状溝11A,11B,11C,11Dが同心円状
に形成されている。ここで、便宜上第1チヤンネ
ル用を環状溝11A、第2チヤンネル用を環状溝
11B、第3チヤンネル用を環状溝11C、第4
チヤンネル用を環状溝11Dと考えると、第1チ
ヤンネル用巻線引出溝12Aは第1チヤンネル用
環状溝11Aに到達し、ここで止まるように形成
され、換言すれば必要最小限の長さに設定され
る。同様に、第2チヤンネル用巻線引出溝12B
は第2チヤンネル用環状溝11Bに到達し、ここ
で止まるように形成され、第3チヤンネル用巻線
引出溝12Cは第3チヤンネル用環状溝11Cに
到達し、ここで止まるように形成され、さらに第
4チヤンネル用巻線引出溝12Dは第4チヤンネ
ル用環状溝11Dに到達し、ここで止まるように
形成される。
この第4図の構造は、チヤンネル相互間の識別
には有効であるが、巻線引出溝の長短が、コアの
部分的な重量差となり、とくに回転トランスのロ
ーター側コアの場合には、その重量差のために回
転ぶれが生じる欠点がある。このことは、ビデオ
テープレコーダの小型化に伴い回転バランスを精
度よく保つ上で大きな問題となる。
本考案は、上記の点に鑑み、コイル巻線端を引
出すためにコアに形成される巻線引出溝を、夫々
対応するチヤンネルの環状溝に到達可能な長さに
設定される主溝部と該主溝部より異なる溝幅で延
長するダミー溝部とで構成することにより、チヤ
ンネル相互間の識別を良好にするだけでなく、巻
線引出溝に起因する重量差を少なくして回転バラ
ンスを良好にすることが可能な回転トランスを提
供しようとするものである。
以下、本考案に係る回転トランスの実施例を図
面に従つて説明する。
第5図は本考案の実施例におけるローターコア
を示し、第6図は該コアにコイルを設けたロータ
ーを示す。これらの図において、ローターコアと
して用いられるフエライト等の強磁性体コア20
は、円板状であつて片面に所要のチヤンネル数4
に対応した4本の環状溝21A,21B,21
C,21Dが同心円状に形成されている。ここ
で、便宜上第1チヤンネル用を環状溝21A、第
2チヤンネル用を環状溝21B、第3チヤンネル
用を環状溝21C、第4チヤンネル用を環状溝2
1Dと考えると、第1チヤンネル用巻線引出溝2
2Aは第1チヤンネル用環状溝21Aに到達し、
ここで止まるように形成された、換言すれば必要
最小限の長さに設定された主溝部24Aと、これ
より内側に異なる幅で延長したダミー溝部25A
とからなつている。ここで、主溝部24Aは、実
際にコイル巻線端の引出しに用いる部分であり、
ダミー溝部25Aは巻線は通らないが回転バラン
スを良くするために形成されるものである。ここ
では、ダミー溝部25Aは主溝部24Aより幅が
狭くなつている。この幅の変化は肉眼で判別でき
ることが必要である。同様に、第2チヤンネル用
巻線引出溝22Bは第2チヤンネル用環状溝21
Bに到達し、ここで止まるように形成された主溝
部24Bと、これより内側に異なる幅で延長した
ダミー溝部25Bとからなつている。第3チヤン
ネル用巻線引出溝22Cは第2チヤンネル用環状
溝21Cに到達し、ここで止まるように形成され
た主溝部24Cと、これより内側に異なる幅で延
長したダミー溝部25Cとからなつている。な
お、第4チヤンネル用巻線引出溝22Dは第4チ
ヤンネル用環状溝21Dに到達し、ここで止まる
ように形成されるが、コア20の外周より内周近
くにまで達しているので、ダミー溝部はとくに設
けない。
前記第1チヤンネル用環状溝21Aに第1チヤ
ンネル用コイル23Aが嵌挿され、該コイル巻線
端は第1チヤンネル用巻線引出溝22Aより引出
される。同様に、第2チヤンネル用環状溝21B
に第2チヤンネル用コイル23Bが嵌挿され、該
コイル巻線端は第2チヤンネル用巻線引出溝22
Bより引出され、第3チヤンネル用環状溝21C
に第3チヤンネル用コイル23Cが嵌挿され、該
コイル巻線端は第3チヤンネル用巻線引出溝22
Cより引出され、さらに第4チヤンネル用環状溝
2Dに第4チヤンネル用コイル23Dが嵌挿さ
れ、該コイル巻線端は第4チヤンネル用巻線引出
溝22Dより引出される。このように構成された
ローターを同様の構成のステーターと第1図の如
く対向させれば4チヤンネル用の回転トランスが
得られる。
上記実施例によれば、次のような効果を上げる
ことができる。
(1) 各チヤンネル毎に形成された巻線引出溝22
A乃至22Dの主溝部の長さは相互に異なるこ
とになるから、各チヤンネルのコイル巻線端の
引出位置の識別が容易となる。従つて、コイル
23A乃至23Dの嵌挿工程における誤配線、
誤組込を確実に防止することができる。
(2) 主溝部の短い第1チヤンネル乃至第3チヤン
ネル用巻線引出溝22A乃至22Cに、主溝部
24A乃至24Cとは異なる溝幅のダミー溝部
25A乃至25Cを内周方向に延長するように
設けたので、各巻線引出溝を形成したことに起
因するコアの部分的な重量差を少なくすること
ができ、回転バランスを良好にすることができ
る。
第7図は本考案の他の実施例を示す。この図
は、コア20の第2チヤンネル用巻線引出溝22
B部分の縦断面を例示するものであり、寸法Xの
区間すなわち主溝部24Bは溝幅が広い分だけ溝
深さは浅く、寸法Yの区間すなわちダミー溝部2
5Bは溝幅が狭い分だけ溝は深くなつている。第
1,3チヤンネル用巻線引出溝22A,22Bに
ついても同様とする。この場合、各主溝部と各ダ
ミー溝部の横断面の面積を等しくすれば、重量差
を零にでき、さらに精密なバランスを取ることが
できる。
以上説明したように、本考案によれば、巻線引
出溝を、夫々対応するチヤンネルの環状溝に到達
可能な長さに設定される主溝部と該主溝部より異
なる溝幅で延長するダミー溝部とで構成すること
により、チヤンネル相互間の識別を良好にするだ
けでなく、巻線引出溝に起因する重量差を少なく
して回転バランスを良好にすることが可能な回転
トランスを得ることができ、とくに小型ビデオテ
ープレコーダ用に好適に使用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の回転トランスを示す縦断面図、
第2図は2チヤンネル用の従来のローターコア又
はステーターコアを示す平面図、第3図は4チヤ
ンネル用の従来のローターコア又はステーターコ
アを示す平面図、第4図は本出願人が先に提案し
ているローターコア又はステーターコアを示す平
面図、第5図は本考案に係る回転トランスの実施
例におけるローターコアを示す平面図、第6図は
ローターを示す平面図、第7図は本考案の他の実
施例におけるローターの要部縦断面図である。 1……ローターコア、2……ステーターコア、
3A……回転部、4……固定部、10,20……
強磁性体コア、11A乃至11D,21A乃至2
1D……環状溝、12A乃至12D,22A乃至
22D……巻線引出溝、13A乃至13D,23
A乃至23D……コイル、24A乃至24C……
主溝部、25A乃至25C……ダミー溝部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数チヤンネルの各チヤンネル毎に形成された
    環状溝に各チヤンネルのコイルを夫々設けた円板
    状の強磁性体コアの一面を回転部に固着したロー
    ターと、各チヤンネル毎に形成された環状溝に各
    チヤンネルのコイルを夫々設けた円板状の強磁性
    体コアの一面を固定部に固着したステーターとを
    具備し、前記ローター及びステーターのコアの他
    の面同志を所定の間隔において相対向せしめてな
    る回転トランスにおいて、前記ローター側コアの
    巻線引出溝を、夫々対応するチヤンネルの環状溝
    に到達可能な長さに設定される主溝部と該主溝部
    より異なる溝幅で延長するダミー溝部とで構成し
    たことを特徴とする回転トランス。
JP11691682U 1982-07-31 1982-07-31 回転トランス Granted JPS5923712U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11691682U JPS5923712U (ja) 1982-07-31 1982-07-31 回転トランス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11691682U JPS5923712U (ja) 1982-07-31 1982-07-31 回転トランス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5923712U JPS5923712U (ja) 1984-02-14
JPH0124906Y2 true JPH0124906Y2 (ja) 1989-07-27

Family

ID=30269333

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11691682U Granted JPS5923712U (ja) 1982-07-31 1982-07-31 回転トランス

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JP (1) JPS5923712U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6311682U (ja) * 1986-07-08 1988-01-26

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6311682U (ja) * 1986-07-08 1988-01-26

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5923712U (ja) 1984-02-14

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