JPH0679365B2 - 磁気消去回路 - Google Patents

磁気消去回路

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JPH0679365B2
JPH0679365B2 JP14403288A JP14403288A JPH0679365B2 JP H0679365 B2 JPH0679365 B2 JP H0679365B2 JP 14403288 A JP14403288 A JP 14403288A JP 14403288 A JP14403288 A JP 14403288A JP H0679365 B2 JPH0679365 B2 JP H0679365B2
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recording
coil
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三三 白井
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は家庭用ビデオテープレコーダ(VTR)に回転消
去ヘッドを用いる場合の消去回路に関する。
(ロ) 従来の技術 家庭用VTRのビデオ信号の消去方法として全幅消去ヘッ
ドによりテープ幅方向に消去するものと、回転消去ヘッ
ドによりテープトラック方向に消去するものとがある。
後者は記録と記録の継ぎ目で画像の乱れが生じないの
で、タイトルインサート等テープ編集に好適で高級機種
に採用され、例えば、特開沼57−211890号公報(H04N9/
491)にその技術が開示されている。
(ハ) 発明が解決しようとする課題 上記公知例〔特開昭57−211890号公報(H04N9/491)〕
では消去用としての専用アンプを使用しないコストパフ
ォーマンスの良好な磁気消去回路について延べられてい
るが、信号記録時の記録信号伝送用コイルと消去信号伝
送用コイル相互間のクロストークによる弊害に関しては
何ら開示されていない。
ところでHI−FI音声記録方式(いわゆる深層記録方式)
のVTRでは例えば回転トランスの信号伝送コイルの配列
を第5図の如くAFM用コイル、消去用コイル、AFM用コイ
ルとした場合信号記録時音声信号(AFM信号と称す)が
消去信号伝送コイルにクロストークとして誘起され、こ
れが回転消去ヘッドによりテープ上に記録され再生時に
輝度信号のビートとなって画像の劣化の原因となること
が判った。回転トランスのコイル相互間の信号のクロス
トークを軽減する方法として記録及び再生用信号伝送の
ための回転トランスと消去信号伝送のための回転トラン
スを別個に設けるか、又は、消去信号伝送コイルと他の
信号伝送コイルの間にショートリングコイルを設けるこ
とが考えられるが、前者はシリンダーの構造が大型化し
且つ複雑となる。又後者の場合は回転トランスの外径が
大となり、或いは同径にした場合、回転トランスの信号
伝送損失が大となるといった特徴の劣化が生じる。
本発明は前述した記録時における回転トランスの信号伝
送コイル相互間のクロストークを軽減すると共に、伝送
損失の少い効率のよい信号伝送を提供しようとするもの
である。
例えば、VHS記録方式の場合、回転消失ヘッド(アジマ
ス角0゜)にてAFM信号(Lch1.3MHz、Rch1.7MHz)が記
録されると、アジマスロスが大きくないビデオヘッド
(アジマス角±6゜)でAFM信号が再生され画像に乱れ
を生じる。即ち輝度信号の搬送周波数は3.4〜4.4MHzで
あり、仮にグレイレベル時の輝度信号搬送波をfYFMとす
ると、(fYFM−1.7MHz)と(fYFM−1.3MH)のビートが
発生する。今fYFM=4MHzとすると、ビート周波数は2.3M
Hz、2.7MHzのビートとなる。回転消去ヘッドの消去信号
を1.3MHzとすると音声信号搬送周波数とは相当離れてい
るので相互の干渉は少ないが、前述のビート周波数が輝
度信号に妨害となって再生画像の乱れを生じることにな
る。
この為回転消去ヘッドにAFM信号がクロストークとして
誘起されないようにする必要がある。
(ニ) 課題を解決するための手段 回転消去ヘッドと記録及び再生のための回転ヘッドを別
個に備え、これらの回転ヘッドに対する信号伝送のため
の回転トランスを使用するVTRにおいて、前記回転トラ
ンスは、消去信号伝送用コイルを一対の記録伝送用コイ
ルの間に又は隣接して配設し且つ、回転トランスのロー
タ側で回転消去ヘッドに直列にコンデンサを接続し、ス
テータ側で回転消去ヘッドのインダクタンス値より小さ
いインダクタンスを並列に接続する構成とする。
(ホ) 作 用 前述の構成により記録時の音声信号(AFM信号)のクロ
ストーク分はインダクタンスに流れ、消去ヘッドに直列
に接続された小容量のコンデンサによって消去ヘッドへ
のクロストークが防止される。また、L1、C3、LHによっ
て直列共振回路が構成され回転消去ヘッドに大電流を供
給する(第2図参照)。
(ヘ) 実施例 第1図〜第4図は本案の構成図及び等価回路図第6〜第
8図は従来の構成図及び等価回路図を示す。
まず、第6〜第8図を参照して従来例について説明する
と、図において(1)、(2)はそれぞれアジマス角度
θを異にする記録ヘッド、(3)は回転消去ヘッド、RT
は回転トランスでローター側記録信号伝送用コイル(4
A)、(4B)及び消去信号伝送用コイル(4C)と、これ
らと対向してステーター側にそれぞれのコイル(5A)、
(5B)(5C)が備えられている。(6)は消去ヘッド用
バイアス周波数発振器、(7)は該消去信号を増幅する
増幅器で、結合コンデンサC1及びバイパスコンデンサC2
を介してコイル(5C)に接続される。
(8)は記録信号(例えば、AFM信号)の入力端子で該
記録信号は記録増幅器(9)で増幅されコイル(5A)
(4A)を介して或いはコイル(5B)(4B)を介して記録
ヘッド(1)又は(2)に供給されテープTへ磁気記録
される。
さて、本発明の回路構成は、第1図に示す如く回転消去
ヘッド(3)に関連する部分を変更したものであって、
従来例を示した第6図と共通する構成要素については同
一の記号を用いる。変更した個所は、回転消去ヘッド
(3)のコイルと回転トランスRTのロータ側消去信号伝
送用コイル(4C)との間に直列に小容量のコンデンサを
接続し、ステーター側のコイル(5C)と増幅器(7)と
の間に該コイル(5C)と並列に消去ヘッド(3)のコイ
ルのインダクタンスより小さいインダクタンスL1を接続
して点である。
第2図及び第7図はそれぞれ本案と従来例の消去ヘッド
関連部分の等価回路図を示す。何れも回転トランスRTの
巻数比を1:1の理想のトランスと仮定して表現した。図
に於いて(10)はバイアス発振器(8)及び増幅器
(7)を含めた電流源であり、これよりドライブ電流I1
が供給される。LHは回転消去ヘッドのインダクタンスを
示し、第7図ではインダクタンスLHとコンデンサC2によ
りループを形成し共振電流I2が得られ、消去ヘッド
(3)には(I1+I2)の大きな電流が供給される。一方
第2図の等価回路においても、L1、C3、LHのループが形
成され共振電流I2が得られ消去ヘッド(3)には大電流
(I1+I2)が供給される。
次に記録信号伝送用コイル(4A)(4B)(5A)(5B)か
ら消去信号伝送用コイル(4C)(5C)へのクロストーク
の面から考案した等価回路を第3図及び第8図に示す。
第8図は従来例の回路構成による等価回路を示し、Rは
増幅器(7)の出力インピーダンス、RS及びecはクロス
トーク成分を電圧源として示した。等価回路で示す如く
クロストークとして誘起された電圧源が消去ヘッド
(3)のインダクタンスLHにバイアスとして印加される
ことになる。一方、第3図に示す本案の等価回路図では
消去信号伝送用コイル(4C)(5C)に誘起されるクロス
トーク成分は、消去ヘッド(3)と直列に接続された小
容量のコンデンサC3により阻止され、インダクタンスLH
より小さい値のインダクタンスL1を介してアースされる
ので、消去ヘッド(3)へはクロストーク成分はほとん
ど流れなくなる。
尚、回転トランスRTのロータ側にコンデンサC3を消去ヘ
ッド(3)と直列に接続することによってL1とLHとC3
の共振を利用して回転消去ヘッド(3)に共振による大
電流を供給することが可能となる。第4図は本案の他の
実施例を示すもので、記録信号伝送用コイル(4A)(4
B)(5A)(5B)を消去信号伝送用コイルとして共用し
た場合の回路構成であり、(11)は記録信号源で記録ア
ンプ(図示せず)は電圧駆動とし、(12)は消去信号源
で回転消去用アンプ(図示せず)は電流駆動として記録
信号伝送用コイル(4A)(4B)(5A)(5B)を共用す
る。
第5図は本案を実施した場合の回転トランスRTの断面図
で、ローター側のコイルを4A〜4Hで示し、ステーター側
コイルを5A〜5Hで示した。具体的な構成としては、ロー
タ側コイルについて説明すると、(4A)(4B)はAFM(H
T−FI音声)用コイル、(4C)は消去用コイル、(4D)
はショートリングコイル、(4E)(4H)はEP(3時間)
モード用コイル、(4F)(4G)はSP(標準時間)モード
用コイルを示す。本案は記録信号としてHI−FI音声信号
を想定して説明した。
(ト) 発明の効果 本発明は回転消去ヘッド回路構成として、消去ヘッドの
インダクタンスより小さいインダクタンスとコンデンサ
ーを追加するだけで、記録モード時の記録信号のクロス
トークを軽減し得て結果として再生時の画像の乱れを防
止することができ、より高品位の画像が得られる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案を実施した回路構成図、第2図は主要部の
等価回路図、第3図はクロストークの等価回路図、第4
図は本案の他の実施例の回路構成図、第5図は本案の具
体的な回転トランスの断面図、第6、7、8図は第1、
2、3図に対応する従来例を示す図である。 (1)(2)……記録ヘッド、(3)……消去ヘッド、
RT……回転トランス、(4C)(5C)……消去信号伝送用
コイル、C3……コンデンサ、L1……インダクタンス、LH
……回転消去ヘッドのインダクタンス。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】消去、記録及び再生のための回転ヘッドを
    別個に備え、これらの回転ヘッドに対する信号伝送のた
    めに回転トランスを使用する磁気記録再生装置におい
    て、前記回転トランスは、消去信号伝送用コイルが、一
    対の記録伝送用コイルの間に又は隣接して配設されると
    共に、前記回転トランスのローター側で回転消去ヘッド
    と直列にコンデンサーが接続され、ステータ側で前記回
    転消去ヘッドのインダクタンスより小さい値のインダク
    タンスが並列に接続されることを特徴とした磁気消去回
    路。
  2. 【請求項2】消去、記録及び再生のための回転ヘッドを
    別個に備え、これら回転ヘッドに対する信号伝送のため
    に回転トランスを使用する磁気記録再生装置において、
    前記回転トランスは一対の記録信号伝送用コイルを備
    え、ロータ側の一方のコイルのホット側と他方のコイル
    のアース側とを接続し、一方のコイルのアース側と他方
    のコイルのホット側にコンデンサーを介して回転消去ヘ
    ッドを接続すると共に、ステータ側の一対のコイルのホ
    ット側を接続し、該接続点に電流駆動される消去信号源
    と、インダクタンス及び電圧駆動される記録信号源とを
    接続したことを特徴とする磁気消去回路。
JP14403288A 1988-06-10 1988-06-10 磁気消去回路 Expired - Fee Related JPH0679365B2 (ja)

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