JPH0318241B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0318241B2 JPH0318241B2 JP15881481A JP15881481A JPH0318241B2 JP H0318241 B2 JPH0318241 B2 JP H0318241B2 JP 15881481 A JP15881481 A JP 15881481A JP 15881481 A JP15881481 A JP 15881481A JP H0318241 B2 JPH0318241 B2 JP H0318241B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- head
- recording
- erase
- rotary transformer
- turns
- Prior art date
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- Expired
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 43
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 7
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 7
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 7
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 7
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 2
- 230000001629 suppression Effects 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
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- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B20/00—Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
- G11B20/02—Analogue recording or reproducing
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)
Description
本発明はフライングイレーズヘツドをもつたビ
デオテープレコーダ(以下VTRと称する)に関
するものである。 第1図に家庭用VTRのヘツドまわりの概要を
示すブロツク図を示す。まず入力端子8に印加さ
れたビデオ信号は記録回路6を通り、記録信号に
変換され記録アンプ4で増幅されビデオヘツド1
に記録電流として流れる。ビデオヘツド1の巻線
数は20ターン程度でインダクタンス値が約2μHに
選ばれている。またロータリートランス2の巻き
上げ比は1:2に設定されており、一次側(ヘツ
ド側)の巻線数は2aが4ターン、2bが3ターン
に、二次側(ヘツドアンプ側)の巻線数は2aが
8ターン、2bが6ターンにそれぞれ選ばれてい
る。 上記の条件において必要な記録電流を流すに要
する記録アンプ4の出力信号電圧(p−p値)は
酸化物テープに対して3〜4Vppとなる。この3
〜4Vppという値は記録アンプ4の電源電圧が9
〜12Vであることから考えると適切な値となつて
いる。次に再生時について説明する。ビデオヘツ
ド1で再生された信号はロータリートランス2で
ステツプアツプされヘツドアンプ5に入力され
る。増幅された再生信号は再生回路7を通りビデ
オ信号に変換され出力端子9から出力される。ロ
ータリートランス2のターン数はチヤンネル毎の
インダクタンスを揃えるために必要な最小ターン
数として内側4ターン、外側3ターンを選んでい
る。 次にロータリートランス2の一次側インダクタ
ンスとビデオヘツドのインダクタンスの関係につ
いて述べる。もしロータリートランス2が結合係
数K=1の理想トランスであれば、ロータリート
ランスのインダクタンスとヘツドインダクタンス
に特定の関係を持たせる必要はない。しかし、実
際のロータリートランスはロータコアとステータ
コアの間にギヤツプがあり結合係数Kは0.95程度
の値となつている。ここでK≠1の時のビデオヘ
ツド1のインダクタンスLhとロータリートラン
スの一次側インダクタンスLRPのマツチング条件
は次式となる。 上式は再生時のロータリートランス2の二次側
からヘツド側を見たインダクタンスをL0、無負
荷出力をl0としたときl0/√0が最大となる条件
である。ただし上式はFM信号に着目した最適条
件であり実施の家庭用VTRではFM信号と一緒
にクロマ信号が再生される。このクロマ信号に対
する最適条件は
デオテープレコーダ(以下VTRと称する)に関
するものである。 第1図に家庭用VTRのヘツドまわりの概要を
示すブロツク図を示す。まず入力端子8に印加さ
れたビデオ信号は記録回路6を通り、記録信号に
変換され記録アンプ4で増幅されビデオヘツド1
に記録電流として流れる。ビデオヘツド1の巻線
数は20ターン程度でインダクタンス値が約2μHに
選ばれている。またロータリートランス2の巻き
上げ比は1:2に設定されており、一次側(ヘツ
ド側)の巻線数は2aが4ターン、2bが3ターン
に、二次側(ヘツドアンプ側)の巻線数は2aが
8ターン、2bが6ターンにそれぞれ選ばれてい
る。 上記の条件において必要な記録電流を流すに要
する記録アンプ4の出力信号電圧(p−p値)は
酸化物テープに対して3〜4Vppとなる。この3
〜4Vppという値は記録アンプ4の電源電圧が9
〜12Vであることから考えると適切な値となつて
いる。次に再生時について説明する。ビデオヘツ
ド1で再生された信号はロータリートランス2で
ステツプアツプされヘツドアンプ5に入力され
る。増幅された再生信号は再生回路7を通りビデ
オ信号に変換され出力端子9から出力される。ロ
ータリートランス2のターン数はチヤンネル毎の
インダクタンスを揃えるために必要な最小ターン
数として内側4ターン、外側3ターンを選んでい
る。 次にロータリートランス2の一次側インダクタ
ンスとビデオヘツドのインダクタンスの関係につ
いて述べる。もしロータリートランス2が結合係
数K=1の理想トランスであれば、ロータリート
ランスのインダクタンスとヘツドインダクタンス
に特定の関係を持たせる必要はない。しかし、実
際のロータリートランスはロータコアとステータ
コアの間にギヤツプがあり結合係数Kは0.95程度
の値となつている。ここでK≠1の時のビデオヘ
ツド1のインダクタンスLhとロータリートラン
スの一次側インダクタンスLRPのマツチング条件
は次式となる。 上式は再生時のロータリートランス2の二次側
からヘツド側を見たインダクタンスをL0、無負
荷出力をl0としたときl0/√0が最大となる条件
である。ただし上式はFM信号に着目した最適条
件であり実施の家庭用VTRではFM信号と一緒
にクロマ信号が再生される。このクロマ信号に対
する最適条件は
【式】であり次式の
ように設計されている。
以上のことから、従来のVTRではビデオヘツ
ドの巻線数20ターン(Lh=2μH)、ロータリート
ランスの一次側巻線数3ターン、4ターン(LRP
=10μH〜12μH,K=0.97)ロータリートランス
の巻き上げ比1:2、記録に必要な信号電圧3〜
4Vpp、ノイズマツチングインピーダンス200Ω〜
1KΩのヘツドアンプを使用していた。つまり従
来の問題点は次のである。 (1) ロータリートランスのチヤンネル毎のインダ
クタンスを揃えるために必な最小ターン数は内
側4ターン、外側3ターンである。 (2) 上記ロータリートランスにマツチングさせる
ためにはビデオヘツドの巻線数を20ターンとす
る必要がある。 (3) 以上の条件下で記録信号出力が大きくなりす
ぎず、かつヘツドアンプのNFを劣化させない
ようロータリートランスの巻き上げ比を1:2
に選んでいる。 VTRにおいては上記ロータリートランスおよ
びビデオヘツドの巻線数の多いことが生産性向上
のネツクになつてており、巻線数を低減させるこ
とはコスト、時間、作業内容の点から要求が大き
い。 次にフライングイレーズヘツドをもつたVTR
の従来の基本構成について説明する。第2図に記
録時の基本構成図を示す。通常記録モードではモ
ード切替スイツチ11がOFFし、消去ヘツド1
0に電流は流れない。輝度FM信号14とカラー
信号15はY/C混合器13で混合され記録アン
プ4で増幅し記録ヘツド1に加えられる。次に編
集モード(アツセンブルおよびインサート)につ
いて説明する。編集モードではモード切替スイツ
チ11がONし消去ヘツド10に消去電流が流れ
る。消去信号としては輝度FM信号14を用い消
去アンプ12で増幅した後消去ヘツド10に加え
られる。記録ヘツド1には通常記録モードと同様
に記録電流が加えられ、先行する消去ヘツド10
により既に記録されている信号を消去した後に新
しい信号を記録する。 本方式により画像の乱れない編集が可能になる
ものの消去用として専用アンプを有し、コストパ
フオーマンスの点から問題となる。またイレーズ
ヘツドへの電流の供給はスリツプリングで行なわ
れているが、スリツプリングはコストパフオーマ
ンスが悪く問題となる。 本発明の目的は上記した従来技術の欠点をなく
し、生産性を向上させながら低コストで十分な性
能を得られるフライングイレーズヘツドをもつた
ビデオテープレコーダを提供するにある。 本発明はロータリートランスの一次側の巻線数
を1ターンとし、このロータリートランスにマツ
チングするようイレーズヘツドの巻線数を減らす
ものである。またカラー信号と輝度信号を加算混
合する混合回路と消去ヘツドの間にカラー信号を
抑圧する回路を入れることにより記録アンプある
いはその一部を消去と記録で兼用するものであ
る。 第3図を用いて本発明の一実施例を説明する。
本発明では第2図で説明したスリツプリングの替
りにロータリートランス16を用いてイレーズ電
流を供給する。ここでロータリートランス16は
理想トランスではなく結合係数K≠1でありロー
タリートランスのインダクタンスとヘツドのイン
ダクタンスの関係を考慮しなければならない。た
だし、イレーズヘツドはイレーズ専用であり従来
のビデオヘツドのように再生出力を考慮する必要
はない。したがつてK≠1の時のイレーズヘツド
10のインダクタンスLhとロータリートランス
の一次側インダクタンスLRPのマツチング条件は
次式となる。 Lh=LRP√1−2 (1) 上式はイレーズヘツドの巻線数nh、流れる電
流をIhとしたとき、消費電力一定でnhIhが最大と
なる条件である。すなわち従来通りロータリート
ランス16のロータリー側巻線を4ターンとし、
ステータ側巻線を8ターンとすると結合係数
0.97,LRP=12μHとなりイレーズヘツドのマツチ
ングインダクタンスはLh=3μH程度となり従来
の録再ヘツド(Lh=2μH)より巻線数が多い方
が消去効率は良いことになる。逆にヘツドインダ
クタンスLhを2μHとすれば、ロータリトランス
16のロータ側巻線を3ターン程度に減らせばよ
いことになる。即ち、イレーズヘツド用のロータ
リトランスの巻線は記録再生ヘツド用のロータリ
トランスの巻線より少なくすればよいことにな
る。上式より、生産性向上のためにヘツド巻線数
を減らすことはロータリートランスの一次側巻線
数を減らすこと、および結合係数を大きくするた
めにステツプアツプ比を小さくすることにつなが
る。したがつて第3図のロータリートランスのロ
ータ巻線、ステータ巻線をそれぞれ1ターンとす
ればロータリートランス16の特性は結合係数K
=0.97インダクタンスLRP=0.7μH程度となり、イ
レーズヘツドのインダクタンスは(1)式からLhは
LRPの1/4程度が望ましく巻線数換算で6ターンと
なる。ただし第3図では二個のイレーズヘツド1
0がシリーズに接続されているので一個のイレー
ズヘツドの巻線数は4ターンとなる。
ドの巻線数20ターン(Lh=2μH)、ロータリート
ランスの一次側巻線数3ターン、4ターン(LRP
=10μH〜12μH,K=0.97)ロータリートランス
の巻き上げ比1:2、記録に必要な信号電圧3〜
4Vpp、ノイズマツチングインピーダンス200Ω〜
1KΩのヘツドアンプを使用していた。つまり従
来の問題点は次のである。 (1) ロータリートランスのチヤンネル毎のインダ
クタンスを揃えるために必な最小ターン数は内
側4ターン、外側3ターンである。 (2) 上記ロータリートランスにマツチングさせる
ためにはビデオヘツドの巻線数を20ターンとす
る必要がある。 (3) 以上の条件下で記録信号出力が大きくなりす
ぎず、かつヘツドアンプのNFを劣化させない
ようロータリートランスの巻き上げ比を1:2
に選んでいる。 VTRにおいては上記ロータリートランスおよ
びビデオヘツドの巻線数の多いことが生産性向上
のネツクになつてており、巻線数を低減させるこ
とはコスト、時間、作業内容の点から要求が大き
い。 次にフライングイレーズヘツドをもつたVTR
の従来の基本構成について説明する。第2図に記
録時の基本構成図を示す。通常記録モードではモ
ード切替スイツチ11がOFFし、消去ヘツド1
0に電流は流れない。輝度FM信号14とカラー
信号15はY/C混合器13で混合され記録アン
プ4で増幅し記録ヘツド1に加えられる。次に編
集モード(アツセンブルおよびインサート)につ
いて説明する。編集モードではモード切替スイツ
チ11がONし消去ヘツド10に消去電流が流れ
る。消去信号としては輝度FM信号14を用い消
去アンプ12で増幅した後消去ヘツド10に加え
られる。記録ヘツド1には通常記録モードと同様
に記録電流が加えられ、先行する消去ヘツド10
により既に記録されている信号を消去した後に新
しい信号を記録する。 本方式により画像の乱れない編集が可能になる
ものの消去用として専用アンプを有し、コストパ
フオーマンスの点から問題となる。またイレーズ
ヘツドへの電流の供給はスリツプリングで行なわ
れているが、スリツプリングはコストパフオーマ
ンスが悪く問題となる。 本発明の目的は上記した従来技術の欠点をなく
し、生産性を向上させながら低コストで十分な性
能を得られるフライングイレーズヘツドをもつた
ビデオテープレコーダを提供するにある。 本発明はロータリートランスの一次側の巻線数
を1ターンとし、このロータリートランスにマツ
チングするようイレーズヘツドの巻線数を減らす
ものである。またカラー信号と輝度信号を加算混
合する混合回路と消去ヘツドの間にカラー信号を
抑圧する回路を入れることにより記録アンプある
いはその一部を消去と記録で兼用するものであ
る。 第3図を用いて本発明の一実施例を説明する。
本発明では第2図で説明したスリツプリングの替
りにロータリートランス16を用いてイレーズ電
流を供給する。ここでロータリートランス16は
理想トランスではなく結合係数K≠1でありロー
タリートランスのインダクタンスとヘツドのイン
ダクタンスの関係を考慮しなければならない。た
だし、イレーズヘツドはイレーズ専用であり従来
のビデオヘツドのように再生出力を考慮する必要
はない。したがつてK≠1の時のイレーズヘツド
10のインダクタンスLhとロータリートランス
の一次側インダクタンスLRPのマツチング条件は
次式となる。 Lh=LRP√1−2 (1) 上式はイレーズヘツドの巻線数nh、流れる電
流をIhとしたとき、消費電力一定でnhIhが最大と
なる条件である。すなわち従来通りロータリート
ランス16のロータリー側巻線を4ターンとし、
ステータ側巻線を8ターンとすると結合係数
0.97,LRP=12μHとなりイレーズヘツドのマツチ
ングインダクタンスはLh=3μH程度となり従来
の録再ヘツド(Lh=2μH)より巻線数が多い方
が消去効率は良いことになる。逆にヘツドインダ
クタンスLhを2μHとすれば、ロータリトランス
16のロータ側巻線を3ターン程度に減らせばよ
いことになる。即ち、イレーズヘツド用のロータ
リトランスの巻線は記録再生ヘツド用のロータリ
トランスの巻線より少なくすればよいことにな
る。上式より、生産性向上のためにヘツド巻線数
を減らすことはロータリートランスの一次側巻線
数を減らすこと、および結合係数を大きくするた
めにステツプアツプ比を小さくすることにつなが
る。したがつて第3図のロータリートランスのロ
ータ巻線、ステータ巻線をそれぞれ1ターンとす
ればロータリートランス16の特性は結合係数K
=0.97インダクタンスLRP=0.7μH程度となり、イ
レーズヘツドのインダクタンスは(1)式からLhは
LRPの1/4程度が望ましく巻線数換算で6ターンと
なる。ただし第3図では二個のイレーズヘツド1
0がシリーズに接続されているので一個のイレー
ズヘツドの巻線数は4ターンとなる。
【式】
なお二個のイレーズヘツドの接続は消去効率で
はnh×Ihが問題となるためパラレルでよいが、
巻線数低減のためにはシリーズが好ましい。また
ロータリートランス16はヘツド毎に設けるより
も一個のロータリートランス16で二個のイレー
ズヘツド10を駆動するのがロータリートランス
のクロストークの面からもよい。 第3図において、書込みアンプ4,12の出力
レベルを等しくした場合の各ヘツドに生じる磁界
の強さ(アンペア×ターン)について述べる。ロ
ータリトランス16の一次側巻数は1ターン、二
次側巻数は1ターン、ロータリトランス2の一次
側巻数は8ターン(内側)、6ターン(外側)、二
次側巻数は4ターン(内側)、3ターン(外側)
である。ビデオヘツド10の巻数は夫々4ター
ン、ビデオヘツド1の巻数は夫々20ターンとす
る。ヘツド1に流れる電流をIとすると、ヘツド
10に流れる電流IE1は次式となる。 IE1=202×2/42+42 I≒25I 即ち、記録用ヘツド1には20Iの磁界が発生す
るのに対して、イレーズヘツド10には4IE1=
100Iの磁界が発生することになる。100Iという値
は最適記録磁界の強さ20Iの5倍であり、十分の
消去作用を持つ。ロータリトランス16の一次、
二次巻数とも2ターンとしビデオヘツド10の巻
数を夫々9ターンとし、ロータリトランス2とビ
デオヘツド1は上記と同じ場合について述べる。
同様にしてヘツド10に流れる電流IE2は次式と
なる。 IE2=202×2/92+92 I≒5I 即ちイレーズヘツド10に発生する磁界の強さ
は9IE2=45Iとなり、記録用ヘツド1に生じる磁
界の2.25倍となる。 第4図に本発明の別の実施例をす。第4図の特
徴は特別なイレーズ専用アンプを持たず記録アン
プ4をイレーズ用として兼用していることであ
る。また、イレーズ電流としてクロマ無しFM信
号を流すためにクロマトラツプ回路17を記録ア
ンプ4とイレーズヘツド10の間に設けている。
クロマトラツプ回路17の位置はロータリートラ
ンスの一次側、二次側どちらでもよいし、アース
側、ホツト側どちらでもよい。第4図では、ロー
タリートランス16のローター側巻線数を1ター
ンとし、ステータ側巻数数を4ターンとする。ロ
ータリートランス16の特性は結合係数K=0.95
インダクタンスLSP=13μH程度となり、イレーズ
ヘツドのインダクタンスは(1)式からLhはLRPの1/
3程度が望ましく巻線数換算で7ターンとなる。
このような設定においては、ロータリートランス
16の二次側からイレーズヘツド10を見たイン
ピーダンスは、従来の記録ヘツド1のインピーダ
ンスと同じになり、従来通りの記録アンプを使用
できる。イレーズヘツドの接続は消去効率におい
てはnh×Ihが門題となるためパラレルでよいが、
巻線数低減のためにはシリーズが好ましい。ま
た、第4図のロータリートランス16のロータ巻
線、ステータ巻線をそれぞれ1ターンとするとと
もに、アンプ4とのマツチングをとるために、ス
テツプアツプトランスをロータリートランス16
と記録アンプ4の間に設けることもできる。つま
り、ロータリートランスの巻上げ比を1:1とす
ることによりヘツドの巻線数をも減らすものであ
るが、そのままではインピーダンスが低すぎる。
したがつてステツプアツプトランスにより巻き上
げることにより、従来並みインピーダンスに上げ
るものである。 次に第5図、第6図、第7図を用いて本発明の
別の実施例を示す。これは特殊再生用設けられた
ヘツドをイレーズヘツドとして使うものである。
ヘリカルスキヤンVTRにおいて、通常の再生は
アジマス角の異なる2個のヘツドを用いて行な
う。ステイルやフアインスロウ(ステイルとプレ
イ状態を繰返し行なうもの)など特殊再生を行な
う場合、通常の2個のヘツドでも可能ではある
が、ステイル画質がフレーム単位となるため、高
速で変化する絵の場合にゆれが生じる、ノイズ追
込みマージンが少ないなどの欠点がある。 このため最近では、特殊再生用に1ないし2個
の別のヘツドを設けたものが既に実用化されてい
る。第5に本実施例の回転シリンダ18上のヘツ
ドの設置位置を示す。特殊再生ヘツド21は通常
再生ヘツド20とシリンダ円周上の距離にして通
常3H(1Hは1水平走査期間に相当するシリンダ
円周上の距離)以内の水平スキユーが生じない所
に設置される。 第6図は第5図に示したヘツド構成における通
常記録再生時のトラツクパターンをVHS6時間モ
ードを例して示したもので、磁気テープ22の上
に書かれたトラツクパターン23とヘツド19,
20,21の関係が示されている。通常ヘツド1
9,20のアジマス角はそれぞれ,と異アジ
マスとなつており特殊ヘツド21は19と同じ
アジマスである。特殊再生ヘツド21をイレーズ
ヘツドとして記録を行なう時について説明する。
ヘツド21はヘツド20に先行してトラツク上を
トレースし、勿論ヘツド19にも先行することに
なる。このため、ヘツド21が第6図に示すよう
に2トラツクにまたがつてトレースするように設
定することにより、ヘツド21に消去電流を流し
てイレーズヘツドとすることができる。ヘツド2
1のヘツド幅、トラツクからのずれ量は、特殊再
生の点からも制約を受けるが、第6図に示すよう
にヘツド幅33μmずれ量3μm程度が好ましい。ト
ラツクに対するヘツド21のずれ量3μmはイレー
ズヘツドによる消去は不可能であるが、わずか
3μmであり、なおかつ記録ヘツドによる重ね書き
が行なわれるので消去効率に影響は与えない。 第7図に本実施例の回路構成を示す。通常記録
時にはP.Bスイツチ3aがOFFし、Recスイツチ3
b,3cがONする。Eraseスイツチ25、通常
再生スイツチ27、特殊再生スイツチ28は
OFFし、記録電流がヘツド19,20に流れる。
通常再生時には、P.Bスイツチ3a、通常再生ス
イツチ27がONし、Rlcスイツチ3b,3c,
Eraseスイツチ25、特殊再生スイツチ28は
OFFし、ヘツドから再生された信号が再生アン
プ5に供給される。 次に特殊再生について説明する。特殊再生時に
は同アジマスヘツドの19,21が再生ヘツドと
して働、つまり、通常再生状態と異なるのは、通
常再生スイツチ27がOFFし、特殊再生スイツ
チ28がONすることである。次にフライングイ
レーズ動作時について説明する。これは通常記録
時に特殊再生ヘツド21をイレーズヘツドとして
使用するものでEraseスイツチ25をONするこ
とによりヘツド21にイレーズ電流を加えればよ
い。ただしイレーズ電流としてはクロマ無しFM
信号を用いるためクロマトラツプ回路26を設け
る。ロータリートランス16、ヘツド21の巻線
数は特殊再生の点から制約を受け、消去専用ヘツ
ドに比べて性能は劣化するが、十分に許容できる
消去特性を得ることができる。 第8図は本発明のヘツド切換の具体例を示した
もので、従来と異なるのは、通常再生ヘツド20
と特殊再生ヘツド21を切換えるトランジスタ2
7,28がプリアンプ前に存在する点、および特
殊再生ヘツド21をイレーズヘツドとしても使え
るように切換えるトランジスタ25が存在する点
である。なお抵抗36はトランジスタスイツチ2
7,28のベース電流を規定し、コンデンサ37
はノイズ除去用である。トランジスタ27,28
はベースに加わる制御信号h,iがハイでオン
し、ローでオフとなる。したがつて、通常再生期
間においてはhはハイ、iはローとなり、再生ヘ
ツドとして19,20が用いられる。特殊再生期
間のフイールドステイル時はhがロ、iがハイと
なり、再生ヘツドとして19,21が用いられ
る。フアインスロウ時にはフイールドステイルか
ら次のフイールドステイルに移る時に通常再生期
間を通るため、この時のみhはハイ、iはローと
なる。勿論、再生時にはkがハイでトランジスタ
3aはオン、lはローでトランジスタ3b,3c
はオフとなり再生信号がプリアンプ5に入力され
る。記録時にはkがローでトランジスタ3aはオ
フ、lはハイでトランジスタ3b,3cはオンと
なり記録アンプ4によりヘツド電流が供給され
る。なおこの場合、記録ヘツドとして通常再生ヘ
ツド19,20のみが使用され、特殊再生ヘツド
21が使用されないようにするため、記録時は常
にhはハイでトランジスタ27はオン、iはロー
でトランジスタ28オフとする。勿論mもローで
トランジスタ25をオフとする。 特殊再生ヘツド21をイレーズヘツドとして使
用する場合には通常記録時の場合に加えて、mを
ハイにしてトランジスタ25をオンにする。これ
によつて特殊再生ヘツド21にも電流が供給され
イレーズヘツドとして使用される。ただしイレー
ズ電流としてクロマを抑圧したFM映像信号を用
いるため、ヘツドとシリーズにコンデンサ38を
接続することにより、クロマ帯域を抑圧する。勿
論コンデンサ38に並列にコイルを接続すること
によりクロマ抑圧回路を形成することもできる。
抵抗39はイレーズ電流のレベルを規定してい
る。チヨークコイル29はトランジスタ27,2
8がオンするための直流ベース電流が流れる径路
を作るものである。チヨークコイル29は使用信
号周波数帯域で十分高いインピーダンス(実用的
にはヘツドインダクタンスの10倍以上)に選び、
記録時に記録電流がチヨークコイル29に分流す
ることを防いでいる。抵抗42は、再生時にチヨ
ークコイル29コンデンサ31にによりヘツドの
アース側が並列共振回路を形成して画質を劣化さ
せることを防ぐためにチヨークコイル29と並列
に接続されている。また、抵抗30は記録時(ト
ランジスタ3aオフ時)においてレベルの大きい
記録電流によりトランジスタ3aがオンするのを
防ぐものであり、直流電源35に接続されてい
る。コンデンサ31,32,33,34はDC的
な結合を防いでいる。 第9図に本発明を用いたイレーズヘツド回路の
別の実施例を示す。第8図のクロマ抑圧回路はヘ
ツドにシリーズにコンデンサを接続することによ
りハイ・パス・フイルタを形成してクロマ帯域を
抑圧するものであるが、第9図の場合はベツドに
パラレルにコンデンサ40を接続することにより
並列共振回路を形成しクロマ帯域でインピーダン
スを高くすることによりクロマ帯域を抑圧するも
のである。イレーズヘツドとして用いる場合には
mをハイにしてトランジスタ41,25をオンに
する。 以上にのべた本発明の実施例においてバイポー
ラトランジスタスイツチはFETスイツチに置こ
換えることができる。ただし再生路に直列に入る
スイツチ27,28,3aのオン抵抗はノイズ発
生源となるため十分小さくする必要がある。 本発明を用いることでフライングイレーズ用の
ロータリートランスおよびヘツドの巻線数を大幅
に低減でき生産性の向上につながる。さらにイレ
ーズアンプを記録アンプと兼用すること、および
特殊再生用ヘツドをイレーズヘツドと兼用するこ
とでコストパフオーマンスの良いフライングイレ
ーズヘツドを実現できる。
はnh×Ihが問題となるためパラレルでよいが、
巻線数低減のためにはシリーズが好ましい。また
ロータリートランス16はヘツド毎に設けるより
も一個のロータリートランス16で二個のイレー
ズヘツド10を駆動するのがロータリートランス
のクロストークの面からもよい。 第3図において、書込みアンプ4,12の出力
レベルを等しくした場合の各ヘツドに生じる磁界
の強さ(アンペア×ターン)について述べる。ロ
ータリトランス16の一次側巻数は1ターン、二
次側巻数は1ターン、ロータリトランス2の一次
側巻数は8ターン(内側)、6ターン(外側)、二
次側巻数は4ターン(内側)、3ターン(外側)
である。ビデオヘツド10の巻数は夫々4ター
ン、ビデオヘツド1の巻数は夫々20ターンとす
る。ヘツド1に流れる電流をIとすると、ヘツド
10に流れる電流IE1は次式となる。 IE1=202×2/42+42 I≒25I 即ち、記録用ヘツド1には20Iの磁界が発生す
るのに対して、イレーズヘツド10には4IE1=
100Iの磁界が発生することになる。100Iという値
は最適記録磁界の強さ20Iの5倍であり、十分の
消去作用を持つ。ロータリトランス16の一次、
二次巻数とも2ターンとしビデオヘツド10の巻
数を夫々9ターンとし、ロータリトランス2とビ
デオヘツド1は上記と同じ場合について述べる。
同様にしてヘツド10に流れる電流IE2は次式と
なる。 IE2=202×2/92+92 I≒5I 即ちイレーズヘツド10に発生する磁界の強さ
は9IE2=45Iとなり、記録用ヘツド1に生じる磁
界の2.25倍となる。 第4図に本発明の別の実施例をす。第4図の特
徴は特別なイレーズ専用アンプを持たず記録アン
プ4をイレーズ用として兼用していることであ
る。また、イレーズ電流としてクロマ無しFM信
号を流すためにクロマトラツプ回路17を記録ア
ンプ4とイレーズヘツド10の間に設けている。
クロマトラツプ回路17の位置はロータリートラ
ンスの一次側、二次側どちらでもよいし、アース
側、ホツト側どちらでもよい。第4図では、ロー
タリートランス16のローター側巻線数を1ター
ンとし、ステータ側巻数数を4ターンとする。ロ
ータリートランス16の特性は結合係数K=0.95
インダクタンスLSP=13μH程度となり、イレーズ
ヘツドのインダクタンスは(1)式からLhはLRPの1/
3程度が望ましく巻線数換算で7ターンとなる。
このような設定においては、ロータリートランス
16の二次側からイレーズヘツド10を見たイン
ピーダンスは、従来の記録ヘツド1のインピーダ
ンスと同じになり、従来通りの記録アンプを使用
できる。イレーズヘツドの接続は消去効率におい
てはnh×Ihが門題となるためパラレルでよいが、
巻線数低減のためにはシリーズが好ましい。ま
た、第4図のロータリートランス16のロータ巻
線、ステータ巻線をそれぞれ1ターンとするとと
もに、アンプ4とのマツチングをとるために、ス
テツプアツプトランスをロータリートランス16
と記録アンプ4の間に設けることもできる。つま
り、ロータリートランスの巻上げ比を1:1とす
ることによりヘツドの巻線数をも減らすものであ
るが、そのままではインピーダンスが低すぎる。
したがつてステツプアツプトランスにより巻き上
げることにより、従来並みインピーダンスに上げ
るものである。 次に第5図、第6図、第7図を用いて本発明の
別の実施例を示す。これは特殊再生用設けられた
ヘツドをイレーズヘツドとして使うものである。
ヘリカルスキヤンVTRにおいて、通常の再生は
アジマス角の異なる2個のヘツドを用いて行な
う。ステイルやフアインスロウ(ステイルとプレ
イ状態を繰返し行なうもの)など特殊再生を行な
う場合、通常の2個のヘツドでも可能ではある
が、ステイル画質がフレーム単位となるため、高
速で変化する絵の場合にゆれが生じる、ノイズ追
込みマージンが少ないなどの欠点がある。 このため最近では、特殊再生用に1ないし2個
の別のヘツドを設けたものが既に実用化されてい
る。第5に本実施例の回転シリンダ18上のヘツ
ドの設置位置を示す。特殊再生ヘツド21は通常
再生ヘツド20とシリンダ円周上の距離にして通
常3H(1Hは1水平走査期間に相当するシリンダ
円周上の距離)以内の水平スキユーが生じない所
に設置される。 第6図は第5図に示したヘツド構成における通
常記録再生時のトラツクパターンをVHS6時間モ
ードを例して示したもので、磁気テープ22の上
に書かれたトラツクパターン23とヘツド19,
20,21の関係が示されている。通常ヘツド1
9,20のアジマス角はそれぞれ,と異アジ
マスとなつており特殊ヘツド21は19と同じ
アジマスである。特殊再生ヘツド21をイレーズ
ヘツドとして記録を行なう時について説明する。
ヘツド21はヘツド20に先行してトラツク上を
トレースし、勿論ヘツド19にも先行することに
なる。このため、ヘツド21が第6図に示すよう
に2トラツクにまたがつてトレースするように設
定することにより、ヘツド21に消去電流を流し
てイレーズヘツドとすることができる。ヘツド2
1のヘツド幅、トラツクからのずれ量は、特殊再
生の点からも制約を受けるが、第6図に示すよう
にヘツド幅33μmずれ量3μm程度が好ましい。ト
ラツクに対するヘツド21のずれ量3μmはイレー
ズヘツドによる消去は不可能であるが、わずか
3μmであり、なおかつ記録ヘツドによる重ね書き
が行なわれるので消去効率に影響は与えない。 第7図に本実施例の回路構成を示す。通常記録
時にはP.Bスイツチ3aがOFFし、Recスイツチ3
b,3cがONする。Eraseスイツチ25、通常
再生スイツチ27、特殊再生スイツチ28は
OFFし、記録電流がヘツド19,20に流れる。
通常再生時には、P.Bスイツチ3a、通常再生ス
イツチ27がONし、Rlcスイツチ3b,3c,
Eraseスイツチ25、特殊再生スイツチ28は
OFFし、ヘツドから再生された信号が再生アン
プ5に供給される。 次に特殊再生について説明する。特殊再生時に
は同アジマスヘツドの19,21が再生ヘツドと
して働、つまり、通常再生状態と異なるのは、通
常再生スイツチ27がOFFし、特殊再生スイツ
チ28がONすることである。次にフライングイ
レーズ動作時について説明する。これは通常記録
時に特殊再生ヘツド21をイレーズヘツドとして
使用するものでEraseスイツチ25をONするこ
とによりヘツド21にイレーズ電流を加えればよ
い。ただしイレーズ電流としてはクロマ無しFM
信号を用いるためクロマトラツプ回路26を設け
る。ロータリートランス16、ヘツド21の巻線
数は特殊再生の点から制約を受け、消去専用ヘツ
ドに比べて性能は劣化するが、十分に許容できる
消去特性を得ることができる。 第8図は本発明のヘツド切換の具体例を示した
もので、従来と異なるのは、通常再生ヘツド20
と特殊再生ヘツド21を切換えるトランジスタ2
7,28がプリアンプ前に存在する点、および特
殊再生ヘツド21をイレーズヘツドとしても使え
るように切換えるトランジスタ25が存在する点
である。なお抵抗36はトランジスタスイツチ2
7,28のベース電流を規定し、コンデンサ37
はノイズ除去用である。トランジスタ27,28
はベースに加わる制御信号h,iがハイでオン
し、ローでオフとなる。したがつて、通常再生期
間においてはhはハイ、iはローとなり、再生ヘ
ツドとして19,20が用いられる。特殊再生期
間のフイールドステイル時はhがロ、iがハイと
なり、再生ヘツドとして19,21が用いられ
る。フアインスロウ時にはフイールドステイルか
ら次のフイールドステイルに移る時に通常再生期
間を通るため、この時のみhはハイ、iはローと
なる。勿論、再生時にはkがハイでトランジスタ
3aはオン、lはローでトランジスタ3b,3c
はオフとなり再生信号がプリアンプ5に入力され
る。記録時にはkがローでトランジスタ3aはオ
フ、lはハイでトランジスタ3b,3cはオンと
なり記録アンプ4によりヘツド電流が供給され
る。なおこの場合、記録ヘツドとして通常再生ヘ
ツド19,20のみが使用され、特殊再生ヘツド
21が使用されないようにするため、記録時は常
にhはハイでトランジスタ27はオン、iはロー
でトランジスタ28オフとする。勿論mもローで
トランジスタ25をオフとする。 特殊再生ヘツド21をイレーズヘツドとして使
用する場合には通常記録時の場合に加えて、mを
ハイにしてトランジスタ25をオンにする。これ
によつて特殊再生ヘツド21にも電流が供給され
イレーズヘツドとして使用される。ただしイレー
ズ電流としてクロマを抑圧したFM映像信号を用
いるため、ヘツドとシリーズにコンデンサ38を
接続することにより、クロマ帯域を抑圧する。勿
論コンデンサ38に並列にコイルを接続すること
によりクロマ抑圧回路を形成することもできる。
抵抗39はイレーズ電流のレベルを規定してい
る。チヨークコイル29はトランジスタ27,2
8がオンするための直流ベース電流が流れる径路
を作るものである。チヨークコイル29は使用信
号周波数帯域で十分高いインピーダンス(実用的
にはヘツドインダクタンスの10倍以上)に選び、
記録時に記録電流がチヨークコイル29に分流す
ることを防いでいる。抵抗42は、再生時にチヨ
ークコイル29コンデンサ31にによりヘツドの
アース側が並列共振回路を形成して画質を劣化さ
せることを防ぐためにチヨークコイル29と並列
に接続されている。また、抵抗30は記録時(ト
ランジスタ3aオフ時)においてレベルの大きい
記録電流によりトランジスタ3aがオンするのを
防ぐものであり、直流電源35に接続されてい
る。コンデンサ31,32,33,34はDC的
な結合を防いでいる。 第9図に本発明を用いたイレーズヘツド回路の
別の実施例を示す。第8図のクロマ抑圧回路はヘ
ツドにシリーズにコンデンサを接続することによ
りハイ・パス・フイルタを形成してクロマ帯域を
抑圧するものであるが、第9図の場合はベツドに
パラレルにコンデンサ40を接続することにより
並列共振回路を形成しクロマ帯域でインピーダン
スを高くすることによりクロマ帯域を抑圧するも
のである。イレーズヘツドとして用いる場合には
mをハイにしてトランジスタ41,25をオンに
する。 以上にのべた本発明の実施例においてバイポー
ラトランジスタスイツチはFETスイツチに置こ
換えることができる。ただし再生路に直列に入る
スイツチ27,28,3aのオン抵抗はノイズ発
生源となるため十分小さくする必要がある。 本発明を用いることでフライングイレーズ用の
ロータリートランスおよびヘツドの巻線数を大幅
に低減でき生産性の向上につながる。さらにイレ
ーズアンプを記録アンプと兼用すること、および
特殊再生用ヘツドをイレーズヘツドと兼用するこ
とでコストパフオーマンスの良いフライングイレ
ーズヘツドを実現できる。
第1図は従来のVTRの基本構成を示す回路図、
第2図は従来のフライングイレーズを示す回路
図、第3図は本発明の一実施例を示す回路図、第
4図は本発明の別の実施例を示す回路図、第5図
は本発明に用いるシリンダの平面図、第6図は本
発明による磁気テープのトラツクパターンを示す
平面図、第7図は本発明の基本構成を示す回路
図、第8図は本発明の具体的実施例を示す回路
図、第9図は本発明の別の実施例を示す回路図で
ある。 1:ビデオヘツド、2:ロータリートランス、
10:イレーズヘツド、16:ロータリートラン
ス。
第2図は従来のフライングイレーズを示す回路
図、第3図は本発明の一実施例を示す回路図、第
4図は本発明の別の実施例を示す回路図、第5図
は本発明に用いるシリンダの平面図、第6図は本
発明による磁気テープのトラツクパターンを示す
平面図、第7図は本発明の基本構成を示す回路
図、第8図は本発明の具体的実施例を示す回路
図、第9図は本発明の別の実施例を示す回路図で
ある。 1:ビデオヘツド、2:ロータリートランス、
10:イレーズヘツド、16:ロータリートラン
ス。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 周波数変調された輝度信号と、平衡変調され
た色度信号を磁気ヘツドを介して磁気テープ上に
記録するカラーアンダー方式のビデオテープレコ
ーダにおいて、 記録再生用ヘツドと、消去用フライングイレー
ズヘツドと、これらヘツドに接続された複数チヤ
ンネルを持つロータリランスとを少なくとも具備
し、 消去用フライングイレーズヘツドの巻線を記録
再生用ヘツドの巻数よりも小さくする ことを特徴とするフライングイレーズヘツドを持
つたビデオテープレコーダ。 2 上記消去用フライングイレーズヘツドに接続
されロータリトランスの巻線のインダクタンス
LRPを、記録再生用ヘツドに接続されたロータリ
トランスの巻線のインダクタンスLRPより小さく
する ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のフ
ライングイレーズヘツドを持つたビデオテープレ
コーダ。 3 周波数変調された輝度信号と、平衡変調され
た色度信号を磁気ヘツドを介して磁気テープ上に
記録するカラーアンダー方式のビデオテープレコ
ーダにおいて、 記録再生用ヘツドと、消去用ヘツドと、これら
ヘツドに接続された複数チヤンネルを持つロータ
リトランスを少なくとも具備し、 ヘツドのインダクタンスをLh、該ヘツドに接
続されたロータリトランスのロータ側インダクタ
ンスをLRP、ロータリトランスの結合保数をKと
したとき γ=LRP√1−k2/Lhで定義されるフライングイレ ーズヘツドのγ値を記録再生用ヘツドのγより小
さく選ぶ ことを特徴とするフライングイレーズヘツドを持
つたビデオテープレコーダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15881481A JPS5860406A (ja) | 1981-10-07 | 1981-10-07 | フライングイレ−ズヘツドを持つたビデオテ−プレコ−ダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15881481A JPS5860406A (ja) | 1981-10-07 | 1981-10-07 | フライングイレ−ズヘツドを持つたビデオテ−プレコ−ダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5860406A JPS5860406A (ja) | 1983-04-09 |
JPH0318241B2 true JPH0318241B2 (ja) | 1991-03-12 |
Family
ID=15679939
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15881481A Granted JPS5860406A (ja) | 1981-10-07 | 1981-10-07 | フライングイレ−ズヘツドを持つたビデオテ−プレコ−ダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5860406A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0743806B2 (ja) * | 1985-02-08 | 1995-05-15 | 株式会社日立製作所 | 磁気記録再生装置 |
JPH073683B2 (ja) * | 1985-11-05 | 1995-01-18 | キヤノン株式会社 | 信号記録装置 |
JPH0727607B2 (ja) * | 1985-11-13 | 1995-03-29 | 三洋電機株式会社 | 磁気記録装置 |
JPH0296902A (ja) * | 1988-09-30 | 1990-04-09 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 磁気記録再生装置 |
-
1981
- 1981-10-07 JP JP15881481A patent/JPS5860406A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5860406A (ja) | 1983-04-09 |
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