JP2886462B2 - 循環式立体駐車装置 - Google Patents

循環式立体駐車装置

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JP2886462B2
JP2886462B2 JP6254739A JP25473994A JP2886462B2 JP 2886462 B2 JP2886462 B2 JP 2886462B2 JP 6254739 A JP6254739 A JP 6254739A JP 25473994 A JP25473994 A JP 25473994A JP 2886462 B2 JP2886462 B2 JP 2886462B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、狭小な敷地内に多数の
自動車を収容駐車させるようにした循環式立体駐車装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の駐車装置としては、車両
搭載用の複数のケージを保持するアームを、ケ−ジの循
環軌道を定める案内枠あるいは循環ガイドレールを有す
る回転体に放射状に配し、このアームに支持軸を介して
揺り篭状に吊持したケージを案内枠あるいは循環ガイド
レールに沿って循環回転させるもの(例えば実開平1ー
142758号公報、特開平3−137364号公
報)、垂直面に沿って環状移動経路を形成する一対のレ
ールに夫々移動可能にチェーンを設けて、これにケージ
を揺り篭状に取付ける取付部材を配し、チェーンに噛合
させたスプロケットを駆動手段により回動させるもの
(例えば特開平2ー147774号公報)、また、循環
するチェーン構造において、プッシュリンクプレート、
ピンリンクプレートとを交互に配し、これらをコッター
ピンを介して連結したもの(例えば実公平1−1315
6号公報)等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、こうした従
来の回転体にアームを放射状に配したものでは、各アー
ム部材の部材応力は屈曲方向に作用し、アーム部材に対
し撓曲歪応力が回転中央にある回転駆動手段に集中して
しまうため、アーム部材自体に亀裂や折損等を生じさせ
たり、回転駆動手段自体にケージ搭載荷重負荷による逆
トルクが作用して駆動損傷等を生じさせたりする虞れが
あるような問題点を有していた。また、一対のレールに
夫々移動可能にチェーンを設け、回転駆動と荷重支持と
をこのチェーンで行なうため、ケージ搭載荷重負荷に対
する駆動能力と支持能力とが共に相入れずに減退されて
しまう欠点を有していた。そして、この欠点を解消する
ために、回転駆動と荷重支持とを夫々独立させた別々の
チェーン機構を設ける等の提案がなされているが、装置
を構成する部品点数や製作工程が増えることで、複雑
化、コスト高ともなる問題がある。さらに、従来のケー
ジは、その殆どが揺り篭状に形成されるため、車両を搭
載しての循環移動中にその荷重でもってケージ自体が左
右にゆらゆらと揺れ動いてしまい、循環速度を余り速く
ならないように常時抑制しないとその振動でもって車両
が転落する危険性があった。その他にも台風や地震の外
的振動作用等によりケージが煽られて隣接する吊持状態
のケージ同士がぶつかり合ったり車両が転落したりする
等の問題点があった。
【0004】そこで、本発明は、叙上のような従来存し
た諸事情に鑑み創出されたもので、ケージ搭載荷重負荷
に対する駆動能力と支持能力とを極力減退させることな
く車両を搭載する複数のケージをスムース且つ負担なく
所定の車両収脱位置から垂直方向へ循環させるように
し、また、ケージの揺動に伴う諸々の危険性をなくして
狭小な敷地内に多数の自動車を効率良く駐車収容させる
循環式立体駐車装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明にあっては、車両Cを搭載する複数のケー
ジ6を所定の車両収脱位置から垂直方向へ循環させるよ
うにした循環式立体駐車装置において、垂直面に沿って
環状の循環移動経路を形成するよう互いに連結させて設
置面に立設した前後のフレーム2と、互いに略対向位置
させて夫々のフレーム2に固設した長円形状のガイドレ
ール体3と、鉛直面内で複数のアーム4a,4b,4
c,4d,4e・・・をループ状に滑節接続し、この滑
節部分がガイドレール体3に沿ってスライド可能となる
多角リンク構造の循環支持体4と、この循環支持体4の
滑節部分に滑合係架されたケージ6と、循環支持体4を
ガイドレール体3にガイドさせながら牽引回転させる回
転駆動手段とを備えていることを特徴とする。そして、
ケージ6は、車両搭載面であるデッキ7と、一方の循環
支持体4の滑節部分に滑合係架されるよう上部支持軸8
を有してデッキ7の前端に設けられ、車両出入可能なア
ーチ状枠部9と、他方の循環支持体4の滑節部分に滑合
係架されるようデッキ7面に沿ってデッキ7の後端中央
に突設した下部支持軸10とから成り、また、ガイドレ
ール体3は、ケージ6における上部支持軸8と下部支持
軸10との上下間隔に対応して前後のフレーム2に上下
に違えて固設して構成することができる。また、回転駆
動手段は、フレーム2の片側上下に配した駆動用スプロ
ケット20に掛巡される駆動用エンドレスチェーン21
と、一対の循環支持体4の滑節部分の少なくとも片側に
面した一箇所を嵌合させるよう循環支持体4のガイドレ
ール体3の片側直線部分上に位置するアーム4a,4
b,4c,4d,4e・・・の長さに相当する間隔でも
って駆動用エンドレスチェーン21の複数箇所に固設し
た係合部材22と、上下駆動用スプロケット20のいず
れかを駆動する駆動源26とから構成することができ
る。さらに、この回転駆動手段には、両端に伝動用スプ
ロケット27を有する伝動シャフト28を前後のフレー
ム2相互間に横架させ、一端の伝動用スプロケット27
は駆動用スプロケット20に噛合連繋させ、他端の伝動
用スプロケット27は、駆動させる循環支持体4に対向
する他方の従動される循環支持体4側のフレーム2の上
下に配される従動用スプロケット29のいずれかに噛合
連繋させて成る回転伝達手段を付設すると共に、上下従
動用スプロケット29には、循環支持体4の滑節部分の
少なくとも片側一箇所を嵌合させるよう循環支持体4の
ガイドレール体3の片側直線上に位置するアーム4a,
4b,4c,4d,4e・・・の長さに相当する間隔で
もって複数箇所に係合部材22を固設して成る従動用エ
ンドレスチェーン31を噛合させることで構成しても良
い。あるいは、回転駆動手段は、駆動源26および複合
プーリー43、循環支持体4の滑節部分のプーリー
(5)により往復回転可能に駆動伝達ワイヤーロープ4
0を張設し、この駆動伝達ワイヤーロープ40の一部を
循環支持体4のアーム4a,4b,4c,4d,4e・
・・の一つに固着させて循環支持体4を牽引駆動するよ
うに構成しても良い。尚、循環支持体4は、循環移動経
路内において循環支持体4を構成するアーム4a,4
b,4c,4d,4e・・・の滑節部分にケージ6が吊
持された荷重支点箇所の少なくとも一つがガイドレール
体3の上部湾曲部分の外側面、あるいはガイドレール体
3の下部湾曲部分の内側面のいずれかに載置されるよう
奇数角リンク構造として構成することができる。
【0006】
【作用】本発明に係る循環式立体駐車装置にあって、設
置面に立設した前後のフレーム2に固設された一対のガ
イドレール体3は、車両搭載用の複数のケージ6の循環
軌道を効率良く定め、ケージ6の上部支持軸8、下部支
持軸10夫々が上位置ではガイドレール体3の上部湾曲
部分の外側面に、下位置ではガイドレール体3の下部湾
曲部分の内側面に載置されてケージ6の搭載荷重負荷を
支持させる。また、鉛直面内で多角リンク構造を形成す
るように複数のアーム4a,4b,4c,4d,4e・
・・をループ状に滑節接続して成る奇数角を有する循環
支持体4は、荷重やその反力が全て滑節部分に集中作用
し、各アーム4a,4b,4c,4d,4e・・・の部
材応力は、屈曲撓み変形のない引張または圧縮による軸
力のみとなるから、ケージ6に対する車両搭載荷重負荷
は、アーム4a,4b,4c,4d,4e・・・自体に
亀裂や折損等を生じさせない。さらに、滑節部分に集中
した部材応力はガイドレール体3の上部湾曲部分の外側
面あるいは下部湾曲部分の内側面のいずれかにおいて支
持されるので、回転駆動手段自体にケージ搭載荷重負荷
による反トルクが直接に作用せず、駆動損傷等を生じさ
せない。そして、ケージ6におけるアーチ状枠部9の上
部支持軸8と、デッキ7面の後端中央に突設した下部支
持軸10とは、その上下間隔に対応して上下に違えた前
後一対のガイドレール体3に嵌挿され、下部支持軸10
は、ケージ6自体を上部支持軸8の廻りに揺動させるの
を阻止して安定保持させ、また、アーチ状枠部9は車両
の出入りを容易にさせる。さらに、前後の循環支持体4
への上部支持軸8と下部支持軸10との間の支持段差を
適宜変更することでケージ6の振動を極力抑止させる。
さらに、一対の循環支持体4の滑節接続された部分の少
なくとも片側一箇所を嵌合させるよう回転駆動手段にお
ける駆動用エンドレスチェーン21の複数箇所に固設し
た係合部材22は、下側にて係合部材22と滑節部分と
が噛合した後にタイミング的に上側の係合部材22と滑
節部分とが離反して循環移動するので、循環支持体4に
作用する荷重やその反力が全て集中作用した滑節部分を
適確に保持させ、各アーム4a,4b,4c,4d,4
e・・・の部材応力を軽減させながら循環支持体4をス
ムースに回転駆動させる。回転駆動手段の駆動伝達ワイ
ヤーロープ40は、その張力だけでもって何等の接触摩
擦抵抗なしに循環支持体4に掛かるケージ荷重を牽引駆
動させる。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
するに、図において示される符号1は、車両Cを搭載す
る複数のケージ6を所定の車両収脱位置から順次垂直方
向へ循環させ順次車両Cの出入りを可能にした本考案の
循環式立体駐車装置に係る装置本体である。この装置本
体1は、垂直面に沿って環状の循環移動経路を形成する
よう地面その他の設置面に、後述するケージ6の形状に
対応して高さを違えて段違い状に立設した前後のフレー
ム2夫々にガイドレール体3を略対向させて固設し、こ
の前後のガイドレール体3夫々に、このガイドレール体
3に沿って滑節部分がスライド可能となるように多角リ
ンク構造の循環支持体4を支持配装し、この循環支持体
4の滑節部分夫々にケージ6を滑合係架させ、循環支持
体4をガイドレール体3にガイドさせて回転駆動手段に
より牽引回転させる構造としてある。
【0008】フレーム2は、略縦長矩形状に形成されて
いて、車両Cの長さ間隔に比し小さくはない前後間隔
で、トラス構造の連結ビーム2A等を介して連結するこ
とで前後で対になるように基礎を介して設置面に立設固
定されている。そして、図示のように、前側のフレーム
2は、車両Cの出入りを可能とする横幅間隔を有して高
く設置されており、後側のフレーム2は、後述するケー
ジ6における上部支持軸8、下部支持軸10の上下間隔
に対応した間隔で前側のフレーム2に比し低く設定され
ている。連結ビーム2Aは、フレーム2の幅方向におけ
る略中央位置でフレーム2相互間に横架固定することで
循環移動経路の略中心に配置され、循環移動経路中で循
環されるケージ6、車両C等の移動に邪魔にならないよ
うにしてある。
【0009】ガイドレール体3は、例えば、図1、図2
に示す如く、上側に湾曲部分を有する逆U字形状の上側
ガイドレール3Aと、下側に湾曲部分を有し、上側ガイ
ドレール3Aに比しやや広幅なU字形状の下側ガイドレ
ール3Bとを全体が略長円形状になるように開口側を向
かい合わせ、左右の横幅間隔の違いでもって夫々挿通間
隙Lを付与して位置決めされることで形成してある。そ
して、ガイドレール体3は、フレーム2に固設されるこ
とで前後で一対となるもので、前後のガイドレール体3
夫々は、後述するケージ6における上部支持軸8、下部
支持軸10の上下間隔に対応した間隔で上下に違えたも
のとなっている。
【0010】循環支持体4は、例えばロッド状の複数の
アーム(図6中における4a,4b,4c,4d,4e
・・・)をループ状になるよう連結すべく、それらの端
部に形成した薄肉板状の継手相互間で滑節接続させ(図
5参照)、各々のアーム4a,4b,4c,4d,4e
・・・が正多角形の一辺を形成して鉛直面内で多角リン
ク構造になるように形成してある。そして、例えば各々
の継手相互の接続部分である滑節部分の回動軸に同軸に
したローラー5(図6中では、5a,5b,5c,5
d,5e・・・)を取り付け、ローラ−5がガイドレー
ル体3の挿通間隙Lを経て上側ガイドレール3Aの上部
湾曲部分の外側面と下側ガイドレール3Bの下部湾曲部
分の内側面との上に乗るようにして転動されることで、
循環支持体4の夫々頂角となるローラー5をガイドレー
ル体3に沿って、また、挿通間隙L内を挿通してスライ
ド循環できるようにしてある。こうして、循環支持体4
はガイドレール体3に沿って滑節部分(5)がスライド
可能となるように配装されることでフレーム2に支持さ
れることになる。
【0011】また、循環支持体4は、装置本体1の循環
移動経路内において循環支持体4を構成するアーム4
a,4b,4c,4d,4e・・・の滑節部分すなわち
ケージ6が吊持される荷重支点箇所である夫々のローラ
ー5の少なくとも一つが前記ガイドレール体3における
上側ガイドレール3Aの上部湾曲部分の外側面あるいは
下側ガイドレール3Bの下部湾曲部分の内側面のいずれ
かの上に乗るように位置するよう、例えば三角リンク
体、五角リンク体、七角リンク体等の奇数角リンク構造
に構成してある。
【0012】ローラー5は、ガイドレール体3に沿って
常時スライド移動するもので、その移動中では上側ガイ
ドレール3Aの上部湾曲部分の外側面、上側ガイドレー
ル3A、下側ガイドレール3B相互の直線部分における
間隙L内、下側ガイドレール3Bの下部湾曲部分の内側
面に沿ったものとなる。また、ローラー5自体は、この
ときのガイドレール体3との係合転動を確実にするた
め、ガイドレール体3縁に係合するフランジ構造のもの
とされることもある。
【0013】図示のように、循環支持体4が五角リンク
構造の場合、上側ガイドレール3Aの直線部分の長さ
は、循環支持体4におけるアーム4a,4b,4c,4
d,4eの夫々の両端に取り付けたローラー5間の間隔
に相当する長さとなるようにして、一つのアーム4a両
端にある二つのローラー5a,5bが上側ガイドレール
3Aあるいは下側ガイドレール3Bの直線部分に当接す
るようにしてある。一般に循環支持体4が(2n+1)
角リンク構造の場合、上側ガイドレール3Aの直線部分
の長さは、循環支持体4におけるアーム4a,4b,4
c,4d,4e・・・の夫々の両端に取り付けたローラ
ー5(図6中における5a,5b,5c,5d,5e・
・・)間の間隔の(n−1)倍に相当する長さとなり、
上側ガイドレール3Aあるいは下側ガイドレール3Bの
直線部分にはn個のローラー5が当接するようにしてあ
る。尚、本発明による循環支持体4は奇数角リンク構造
のみに何等限定されるものではない。
【0014】ケージ6は、例えば、図5に示す如く、車
両搭載面であるデッキ7の前端に、前側のフレーム2に
取り付けられた前側の一方の循環支持体4の滑節部分に
取り付けたローラー5と同軸に、例えば軸継手にて滑合
係架されるよう上部支持軸8を有する車両出入可能な形
状にしたアーチ状枠部9を設けてある。また、デッキ7
の後端には、後側のフレーム2に取り付られた後側の他
方の循環支持体4の滑節部分のローラー5と同軸に、例
えば軸継手にて滑合係架されるようデッキ7面に沿って
デッキ7の後端中央に下部支持軸10を突設してある。
このようにして、アーム4a,4b,4c,4d,4e
・・・端部相互と、ローラー5と、上部・下部支持軸
8,10とが同一軸構成となるようにしてある。そし
て、これに対応するよう、図1に示す如く、ケージ6に
おけるこれらの上部支持軸8と下部支持軸10との高さ
位置の上下間隔に応じて前記一対のガイドレール体3が
対向位置するように、前後のフレーム2夫々は上下の高
さが違えられて配置してある。また、図示の場合には車
両Cの出入り口となる前側のフレーム2を後側フレーム
2よりも循環支持体4のアーム4a,4b,4c,4
d,4e・・・に相当する高さ分だけ高く位置するよう
に段違いに構成することで、ケージ6の前部にアーチ状
枠部9を設けることと関連して、前側のフレーム2の下
部を車両Cが通り易いように十分に拡く形成してある。
【0015】また、回転駆動手段は、スプロケット、チ
ェーン駆動による場合、ワイヤー牽引駆動その他による
ものとし、以下、図1乃至図4に示すチェーン駆動によ
る第一実施例と、図7、図8に示すワイヤー牽引駆動に
よる第二実施例とを説明する。すなわち、前者の第一実
施例による回転駆動手段は、例えば図4に示す如く、一
方のフレーム2の片側上下に駆動用スプロケット20を
配置させ、この駆動用スプロケット20相互間に、例え
ばピンリンクプレート21Aとブッシュリンクプレート
21Bとをコッターピン等の継手部材24でもって交互
に連結して成る駆動用エンドレスチェーン21を掛巡さ
せ、この駆動用エンドレスチェーン21の垂直移動部分
と前記ガイドレール体3の上側ガイドレール3Aあるい
は下側ガイドレール3Bの直線部分とが平行となるよう
に配置してある。
【0016】そして、駆動用エンドレスチェーン21の
複数箇所には、循環支持体4の滑節部分のローラー5
(図6中における5a,5b,5c,5d,5e)の少
なくとも片側一箇所(例えば図6中における5b,5c
のローラー)が嵌合されるよう、ガイドレール体3の片
側直線部分に位置する循環支持体4におけるアーム4
a,4b,4c,4d,4e・・・両端のローラー5間
の長さに相当する間隔でもって係合部材22を固設して
ある。尚、本実施例では、この回転駆動手段は、前後一
方のフレーム2の片側に設けてあるが、これに限定され
るものではなく、例えば図9に示す如く、循環支持体4
のチェーン循環駆動と、循環支持体4を介しての車両C
荷重その他の支持とを兼用すべく前後一方のフレーム2
の両側対称位置に夫々駆動エンドレスチェーン21を設
けることも可能である。
【0017】また、係合部材22は、全体を矩形状に形
成し、循環支持体4の滑節部分にあるローラー5が嵌合
できる程度にガイドレール体3と対向する側面中央に略
半円状の嵌合凹部23を設け、駆動用エンドレスチェー
ン21に固定される側壁面上下を例えば駆動用エンドレ
スチェーン21のピンリンクプレート21Aに替わって
コッターピン継手等の継手部材24でもってブッシュリ
ンクプレート21Bに取り付られるようにしてある。
尚、係合部材22を略三角形状に形成して、その頂点に
嵌合凹部23を設け、また、駆動用エンドレスチェーン
21の継手部材24を取り付けても良い。
【0018】また、上下駆動用スプロケット20のいず
れか一方は、駆動用スプロケット20、駆動用エンドレ
スチェーン21、係合部材22を介して循環支持体4を
循環回転させるため、エンドレスチェーン25を介して
駆動源26としての減速機構を有する回転駆動モータの
出力軸部と噛合連繋してある。
【0019】さらに、フレーム2には、前後の循環支持
体4夫々を同期して循環作動させるようにした回転伝達
手段を設けてあり、例えば、図1、図3に示す如く、両
端に伝動用スプロケット27を有する伝動シャフト28
を前後のフレーム2相互間に横架軸支させ、伝動シャフ
ト28の一端に固着した一方の伝動用スプロケット27
を駆動用スプロケット20にエンドレスチェーン30を
介して噛合連繋させ、さらに、伝動シャフト28の他端
に固着した他方の伝動用スプロケット27は、駆動され
る側の循環支持体4に対向する従動側の他方の循環支持
体4のフレーム2の上下に配されていて、駆動用エンド
レスチェーン21と同一構成の従動用エンドレスチェー
ン31により連繋された上下従動用スプロケット29の
いずれかにエンドレスチェーン32を介して噛合連繋し
てある。そして、上下従動用スプロケット29には、駆
動用エンドレスチェーン21と同様に循環支持体4の滑
節接続された部分の少なくとも片側に面した一箇所を嵌
合させるよう循環支持体4のガイドレール体3の片側直
線部分に位置する複数のアーム4a,4b,4c,4
d,4e・・・両端にあるローラー5間の長さ、例えば
図6中におけるローラー5a,5b相互の距離に相当す
る間隔でもって複数箇所に係合部材22を固設してあ
る。
【0020】次に、第二実施例につき説明すると、これ
の回転駆動手段は、図7、図8に示す如く、駆動伝達ワ
イヤーロープ40による循環牽引手段にて構成すること
を可能ならしめたものである。この場合、フレーム2に
固設してある減速切替機構を有する前記駆動源26の出
力軸には、前後のフレーム2相互間で横架軸支した伝動
シャフト28の一端に固着した駆動プーリー41を従動
回転させるよう、歯車、ベルト等の伝達手段42を設け
る。そして、前後夫々の循環支持体4夫々において、伝
動シャフト28両端に固着した複合プーリー43と、フ
レーム2に支承した中継プーリー44と、循環支持体4
夫々の滑節部分のプーリー構造としたローラー5とに掛
巡する一対の駆動伝達ワイヤーロープ40夫々の一端を
複合プーリー43におけるプーリー部分のいずれか一方
に、また、他端を循環支持体4のいずれかのアーム4
a,4b,4c,4d,4eに中継体45を介して固着
する。こうすることで、中継体45を介して連繋された
一対の駆動伝達ワイヤーロープ40は1本構造となっ
て、その端部が複合プーリー43における夫々のプーリ
ー部分に各別に逆巻き状にして巻回固着してあるものと
してある。
【0021】すなわち、複合プーリー43には駆動伝達
ワイヤーロープ40夫々が互いに逆巻方向に巻回されて
いて、一方の駆動伝達ワイヤーロープ40が繰り出され
れば他方が巻き取られるようにしてあり、駆動伝達ワイ
ヤーロープ40が複合プーリー43の正逆回転でもって
往復回転できるようにしてある。そして、この駆動伝達
ワイヤーロープ40の往復回転は、駆動源26の駆動出
力で従動されることで前後の循環支持体4夫々に対して
同期して同一方向に循環させるものとしてあり、これに
よって、循環支持体4はガイドレール体3にガイドされ
て垂直面に沿ってケージ6を正逆方向で循環するのであ
る。尚、この第二実施例において、第一実施例の構成と
同じ部分には同じ番号を附してあり、また、略同じ構成
機能を有する部分に関してはこれを省略してある。
【0022】尚、前記した駆動用エンドレスチェーン2
1または駆動伝達ワイヤーロープ40を利用した回転駆
動手段において、これらの回転駆動手段に対しケージ荷
重支持を兼用させても良く、また、この兼用手段を解決
するためには以上のような両実施例に基づく具体的構成
に何等拘束されないものである。
【0023】次に、本発明装置の動作の一例を説明する
に、先ず装置本体1の最下部に位置するケージ6にアー
チ状枠部9の開口より車両Cを搭載または収容させ、ケ
ージ6を回転駆動手段により順次垂直方向へ循環させ、
車両収脱位置に車両Cの搭載あるいは外出させる所定の
ケージ6がくるように位置付けさせる。このとき、例え
ば図6(a)に示すように、循環支持体4の多角形の頂
点に対応する滑節部分の一つのローラー5aが前後一対
とも前記ガイドレール体3における下側ガイドレール3
Bの下部湾曲部分の内側面に乗った状態で他のローラー
5b,5c,5d,5eの位置は安定したつり合い状態
位置となり、最下部のローラー5aに掛かる集中荷重は
この下側ガイドレール3Bで支受される。また、車両収
脱位置にケージ6がくる途中の中段位置においては、図
6(b),(c),(d),(e)に示す如く、ローラ
ー5は巡回移動中、最上部のローラー5cと最下部のロ
ーラー5aとが夫々共に上側ガイドレール3Aの上部湾
曲部分の外側面と下側ガイドレール3Bの下部湾曲部分
の内側面との上に乗った状態で巡回移動してゆき、この
巡回移動中ではローラー5cの位置は不安定状態となっ
ても、最上部のローラー5cと最下部のローラー5aに
掛かる集中荷重はこの上側ガイドレール3Aと下側ガイ
ドレール3Bで支受されるので、牽引駆動される側のロ
ーラー5bには力が分散されて荷重が集中されずにスム
ースに駆動される。さらに、ローラー5cが装置本体1
の最上位にきた図6(f)の状態では、最上位のローラ
ー5cは上側ガイドレール3Aの上部湾曲部分の外側面
に乗った状態となり、ローラー5cの位置は安定状態と
なり、最上部のローラー5cに掛かる集中荷重はこの上
側ガイドレール3Aで支受される状態となる。このよう
にして車両Cを搭載する複数のケージ6を所定の車両収
脱位置から順次垂直方向へ循環させ順次車両Cの出入り
を可能にする。
【0024】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されており、
これがため、循環支持体4をその滑節部分によってガイ
ドレール体3にガイドさせながら牽引回転させるように
してあるから、ケージ搭載荷重負荷に対する駆動能力と
支持能力とを極力減退させることなく車両Cを搭載する
複数のケージ6をスムース且つ負担なく所定の車両収脱
位置から垂直方向へ循環させた状態で収容保持でき、し
かも、狭小な敷地内に多数の車両を効率良く駐車させる
ことができる。
【0025】すなわち、これは、本発明が、一対の循環
支持体4を鉛直面内で多角リンク構造を形成するように
複数のアーム4a,4b,4c,4d,4e・・・をル
ープ状に滑節接続し、ガイドレール体3に沿って滑節部
分(5a,5b,5c,5d,5e・・・)がスライド
可能となるように位置させられたからであり、これによ
って、ケージ6を介する車両搭載荷重負荷がアーム4
a,4b,4c,4d,4e・・・自体に亀裂や折損等
を生じさせないように、循環支持体4の回転駆動機能
と、車両C重量等のケージ6を含む循環支持体4の荷重
支持機能とが夫々独自に発揮されるからである。
【0026】また、ケージ6は、車両搭載面であるデッ
キ7と、一方の循環支持体4の滑節部分に滑合係架され
るよう上部支持軸8を有してデッキ7の前端に設けら
れ、車両出入可能なアーチ状枠部9と、他方の循環支持
体4の滑節部分に滑合係架されるようデッキ7面に沿っ
てデッキ7の後端中央に突設した下部支持軸10とから
成り、また、ガイドレール体3は、ケージ6における上
部支持軸8と下部支持軸10との上下間隔に対応して前
後のフレーム2に上下に違えて固設して構成したので、
ケージ6の揺動に伴う諸々の危険性、すなわち車両Cを
搭載しての循環移動中にその荷重でもってケージ6自体
が左右にゆらゆらと揺れ動くような振動でもって車両C
が転落する危険性や、台風や地震の外的振動作用等によ
りケージ6が煽られて隣接する吊持状態のケージ6同士
がぶつかり合って車両Cが転落したりする等の危険性を
生じるような虞れはない。
【0027】更に、回転駆動手段は、フレーム2の片側
上下に配した駆動用スプロケット20に掛巡される駆動
用エンドレスチェーン21と、一対の循環支持体4の滑
節部分の少なくとも片側に面した上下一箇所を嵌合させ
るよう循環支持体4のガイドレール体3の片側直線部分
上に位置するアーム4a,4b,4c,4d,4e・・
・の長さに相当する間隔でもって駆動用エンドレスチェ
ーン21の複数箇所に固設した係合部材22と、上下駆
動用スプロケット20のいずれかを駆動する駆動源26
とから構成したので、ケージ6を吊持した循環支持体4
の回転駆動を無理なくスムースに行なわせることができ
る。
【0028】そして、回転駆動手段には、両端に伝動用
スプロケット27を有する伝動シャフト28を前後のフ
レーム2相互間に横架させ、一端の伝動用スプロケット
27は駆動用スプロケット20に噛合連繋させ、他端の
伝動用スプロケット27は、駆動させる循環支持体4に
対向する他方の従動される循環支持体4側のフレーム2
の上下に配される従動用スプロケット29のいずれかに
噛合連繋させて成る回転従動手段を付設すると共に、上
下従動用スプロケット29には、循環支持体4の滑節部
分の少なくとも片側一箇所を嵌合させるよう循環支持体
4のガイドレール体3の片側直線上に位置するアーム4
a,4b,4c,4d,4e・・・の長さに相当する間
隔でもって複数箇所に係合部材22を固設して成る従動
用エンドレスチェーン31を噛合させることで構成した
ので、前後一対の循環支持体4を一体的、同期的に協動
させることができ、共にスムースに回転駆動を行なわせ
ることができる。
【0029】他の回転駆動手段としては、駆動源26お
よび複合プーリー43、循環支持体4の滑節部分のプー
リー(5)により往復回転可能に駆動伝達ワイヤーロー
プ40を張設し、この駆動伝達ワイヤーロープ40の一
部を循環支持体4のアーム4a,4b,4c,4d,4
e・・・の一つに固着させて循環支持体4を牽引駆動す
るように構成してあるので、接触による摩擦抵抗が軽減
され、ケージ荷重の牽引がスムースに行ない得る。
【0030】循環支持体4は、循環移動経路内において
循環支持体4を構成するアーム4a,4b,4c,4
d,4e・・・の滑節部分にケージ6が吊持された荷重
支点箇所の少なくとも一つがガイドレール体3の上部湾
曲部分の外側面、あるいはガイドレール体3の下部湾曲
部分の内側面のいずれかに載置されるよう奇数角リンク
構造と成っているので、循環支持体4の滑節部分に集中
した部材応力はガイドレール体3の少なくとも上部湾曲
部分の外側面あるいは下部湾曲部分の内側面のいずれか
において支持され、回転駆動手段自体にケージ搭載荷重
負荷による反トルクが直接作用ぜす駆動損傷等を生じさ
せない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を示した概略側面図であ
る。
【図2】同じく、後側のフレーム部分を省略した概略正
面図である。
【図3】同じく、前側のフレーム部分を省略した概略背
面図である。
【図4】同じく本発明の回転駆動手段の詳細を示す説明
図である。
【図5】同じくケージの全体斜視図である。
【図6】同じく本発明の動作順序を示した説明図であ
る。
【図7】本発明の第二実施例を示した概略側面図であ
る。
【図8】同じく概略正面図である。
【図9】本発明の他の回転駆動手段の詳細を示す説明図
である。
【符号の説明】
C…車両 L…間隙 1…装置本体 2…フレーム 2A…連結ビーム 3…ガイドレー
ル体 3A…上側ガイドレール 3B…下側ガイ
ドレール 4…循環支持体 4a,4b,4c,4d,4e…アーム 5…ローラー 5a,5b,5c,5d,5e…ローラー 6…ケージ 7…デッキ 8…上部支持軸 9…アーチ状枠
部 10…下部支持軸 20…駆動用ス
プロケット 21A…ピンリンクプレート 21B…ブッシ
ュリンクプレート 21…駆動用エンドレスチェーン 22…係合部材 23…嵌合凹部 24…継手部材 25,30,32…エンドレスチェーン 26…駆動源 27…伝動用ス
プロケット 28…伝動シャフト 29…従動用ス
プロケット 31…従動用エンドレスチェーン 40…駆動伝達
ワイヤーロープ 41…駆動プーリー 42…伝達手段 43…複合プーリー 44…中継プー
リー 45…中継体

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両を搭載する複数のケージを所定の車
    両収脱位置から垂直方向で循環させるようにした循環式
    立体駐車装置において、垂直面に沿って環状の循環移動
    経路を形成するよう互いに連結させて設置面に立設した
    前後のフレームと、互いに略対向位置させて夫々のフレ
    ームに固設した長円形状のガイドレール体と、鉛直面内
    で複数のアームをループ状に滑節接続し、この滑節部分
    がガイドレール体に沿ってスライド可能となる多角リン
    ク構造の循環支持体と、この循環支持体の滑節部分に滑
    合係架されたケージと、循環支持体をガイドレール体に
    ガイドさせながら牽引回転させる回転駆動手段とを備
    え、回転駆動手段は、フレームの片側上下に配した駆動
    用スプロケットに掛巡される駆動用エンドレスチェーン
    と、一対の循環支持体の滑節部分の少なくとも片側に面
    した一箇所を嵌合させるよう循環支持体のガイドレール
    体の片側直線部分上に位置するアームの長さに相当する
    間隔でもって駆動用エンドレスチェーンの複数箇所に固
    設した係合部材と、上下駆動用スプロケットのいずれか
    を駆動する駆動源とから成ることを特徴とする循環式立
    体駐車装置。
  2. 【請求項2】 回転駆動手段には、両端に伝動用スプロ
    ケットを有する伝動シャフトを前後のフレーム相互間に
    横架させ、一端の伝動用スプロケットは駆動用スプロケ
    ットに噛合連繋させ、他端の伝動用スプロケットは、駆
    動させる循環支持体に対向する他方の従動される循環支
    持体側のフレームの上下に配される従動用スプロケット
    のいずれかに噛合連繋させて成る回転伝達手段を付設す
    ると共に、上下従動用スプロケットには、循環支持体の
    滑節部分の少なくとも片側一箇所を嵌合させるよう循環
    支持体のガイドレール体の片側直線上に位置するアーム
    の長さに相当する間隔でもって複数箇所に係合部材を固
    設して成る従動用エンドレスチェーンを噛合させた請求
    項1記載の循環式立体駐車装置。
  3. 【請求項3】 車両を搭載する複数のケージを所定の車
    両収脱位置から垂直方向で循環させるようにした循環式
    立体駐車装置において、垂直面に沿って環状の循環移動
    経路を形成するよう互いに連結させて設置面に立設した
    前後のフレームと、互いに略対向位置させて夫々のフレ
    ームに固設した長円形状のガイドレール体と、鉛直面内
    で複数のアームをループ状に滑節接続し、この滑節部分
    がガイドレール体に沿ってスライド可能となる多角リン
    ク構造の循環支持体と、この循環支持体の滑節部分に滑
    合係架されたケージと、循環支持体をガイドレール体に
    ガイドさせながら牽引回転させる回転駆動手段とを備
    え、回転駆動手段は、駆動源および複合プーリー、循環
    支持体の滑節部分のプーリーにより往復回転可能に駆動
    伝達ワイヤーロープを張設し、この駆動伝達ワイヤーロ
    ープの一部を循環支持体のアームの一つに固着させて循
    環支持体を牽引駆動するように構成して成ることを特徴
    とする循環式立体駐車装置。
  4. 【請求項4】 ケージは、車両搭載面であるデッキと、
    一方の循環支持体の滑節部分に滑合係架されるよう上部
    支持軸を有してデッキの前端に設けられ、車両出入可能
    なアーチ状枠部と、他方の循環支持体の滑節部分に滑合
    係架されるようデッキ面に沿ってデッキの後端中央に突
    設した下部支持軸とから成り、また、ガイドレール体
    は、ケージにおける上部支持軸と下部支持軸との上下間
    隔に対応して前後のフレームに上下に違えて固設してあ
    る請求項1乃至3のいずれか記載の記載の循環式立体駐
    車装置。
  5. 【請求項5】 循環支持体は、循環移動経路内において
    循環支持体を構成するアームの滑節部分にケージが吊持
    された荷重支点箇所の少なくとも一つがガイドレール体
    の上部湾曲部分の外側面、あるいはガイドレール体の下
    部湾曲部分の内側面のいずれかに載置されるよう奇数角
    リンク構造と成っている請求項1乃至4のいずれか記載
    の循環式立体駐車装置。
  6. 【請求項6】 車両を搭載する複数のケージを所定の車
    両収脱位置から垂直方向へ循環させるようにした循環式
    立体駐車装置において、垂直面に沿って環状の循環移動
    経路を形成するよう互いに連結させて設置面に立設した
    前後のフレームと、互いに略対向位置させて夫々のフレ
    ームに固設した長円形状のガイドレール体と、鉛直面内
    で複数のアームをループ状に滑節接続し、この滑節部分
    がガイドレール体に沿ってスライド可能となる多角リン
    ク構造の循環支持体と、この循環支持体の滑節部分に滑
    合係架されるケージと、循環支持体をガイドレール体に
    ガイドさせながら駆動源により牽引回転させる回転駆動
    手段とを備え、ケージは、車両搭載面であるデッキと、
    一方の循環支持体の滑節部分に滑合係架されるよう上部
    支持軸を有してデッキの前端に設けられ、車両出入可能
    なアーチ状枠部と、他方の循環支持体の滑節部分に滑合
    係架されるようデッキ面に沿ってデッキの後端中央に突
    設した下部支持軸とから成り、このケージにおける上部
    支持軸と下部支持軸との上下間隔に対応して前後のフレ
    ームにガイドレール体を上下に違えて固設し、また、循
    環支持体は、循環移動経路内において循環支持体を構成
    するアームの滑節部分にケージが吊持された荷重支点箇
    所の少なくとも一つが前記ガイドレール体の上部湾曲部
    分の外側面、あるいはガイドレール体の下部湾曲部分の
    内側面のいずれかに載置されるよう奇数角リンク構造と
    成っていることを特徴とする循環式立体駐車装置。
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