JP2956329B2 - 自動倉庫用の出し入れ装置 - Google Patents
自動倉庫用の出し入れ装置Info
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- JP2956329B2 JP2956329B2 JP3327898A JP32789891A JP2956329B2 JP 2956329 B2 JP2956329 B2 JP 2956329B2 JP 3327898 A JP3327898 A JP 3327898A JP 32789891 A JP32789891 A JP 32789891A JP 2956329 B2 JP2956329 B2 JP 2956329B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば工場内に設置
され、床レールに支持案内されて棚前方の一定経路上を
走行自在な自動倉庫用の出し入れ装置に関するものであ
る。
され、床レールに支持案内されて棚前方の一定経路上を
走行自在な自動倉庫用の出し入れ装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】棚と出し入れ装置とからなる自動倉庫と
しては、たとえば特開昭62−290609号公報に見られる構
造が提供されている。すなわち出し入れ装置である倉庫
用クレーンは、下部ガイドレール上を転動自在な駆動車
輪と従動車輪とを有する下部フレームと、この下部フレ
ームから立設した前後一対の支柱と、これら支柱の上端
間を連結する上部フレームと、両支柱に案内されかつ荷
移載手段を搭載した昇降キャレッジと、この昇降キャレ
ッジを昇降駆動するキャレッジ昇降手段と、前記駆動車
輪を駆動する走行用モーターなどにより構成されてい
る。
しては、たとえば特開昭62−290609号公報に見られる構
造が提供されている。すなわち出し入れ装置である倉庫
用クレーンは、下部ガイドレール上を転動自在な駆動車
輪と従動車輪とを有する下部フレームと、この下部フレ
ームから立設した前後一対の支柱と、これら支柱の上端
間を連結する上部フレームと、両支柱に案内されかつ荷
移載手段を搭載した昇降キャレッジと、この昇降キャレ
ッジを昇降駆動するキャレッジ昇降手段と、前記駆動車
輪を駆動する走行用モーターなどにより構成されてい
る。
【０００３】前記キャリッジ昇降手段は吊下げチェーン
を介して昇降キャレッジを昇降駆動するもので、この吊
下げチェーンを案内するため複数のスプロケットが前記
上部フレームに配設されている。ここでスプロケット
は、上部フレームに取り付けた左右方向のピンにベアリ
ングを介して回転自在に外嵌しており、そしてスプロケ
ットがピン軸心の方向に移動するのを防止するために、
ピンに外嵌するカラーをスプロケット間やスプロケット
の外側方に配設している。
を介して昇降キャレッジを昇降駆動するもので、この吊
下げチェーンを案内するため複数のスプロケットが前記
上部フレームに配設されている。ここでスプロケット
は、上部フレームに取り付けた左右方向のピンにベアリ
ングを介して回転自在に外嵌しており、そしてスプロケ
ットがピン軸心の方向に移動するのを防止するために、
ピンに外嵌するカラーをスプロケット間やスプロケット
の外側方に配設している。
【０００４】この従来形式によると、棚の前面に沿った
一定経路上での走行動と、昇降キャレッジの昇降動と、
荷移載手段の横方向出退動との組み合わせ動作により、
棚と倉庫用クレーンとの間で荷の受け渡しを行える。そ
の際に昇降キャレッジの昇降動は、キャレッジ昇降手段
の作動により吊下げチェーンを正逆に移動させることで
行える。
一定経路上での走行動と、昇降キャレッジの昇降動と、
荷移載手段の横方向出退動との組み合わせ動作により、
棚と倉庫用クレーンとの間で荷の受け渡しを行える。そ
の際に昇降キャレッジの昇降動は、キャレッジ昇降手段
の作動により吊下げチェーンを正逆に移動させることで
行える。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来形式による
と、スプロケットを配設するに際し、カラーを多用して
いることから組み立てが非常に難しく、技術を要するも
のであつた。
と、スプロケットを配設するに際し、カラーを多用して
いることから組み立てが非常に難しく、技術を要するも
のであつた。
【０００６】本発明の目的とするところは、カラーを用
いることなく組み立て得る自動倉庫の出し入れ装置を提
供する点にある。
いることなく組み立て得る自動倉庫の出し入れ装置を提
供する点にある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明の自動倉庫の出し入れ装置は、床レールに支持案内
されて棚前方の一定経路上を走行自在な出し入れ装置で
あって、下部フレームと、この下部フレームから立設し
た前後一対のポストと、これらポストの上部間を連結す
る上部フレームと、両ポスト間に配置されかつ出退自在
な出し入れ具を有する昇降体と、前記上部フレームに配
設した索体案内装置と、この索体案内装置の案内輪に掛
けられ一端が昇降体に連結する索体と、この索体の他端
に連動する昇降駆動装置とにより構成し、前記索体案内
装置を、段付き軸と、この段付き軸の小径部に軸受けを
介して回転自在に外嵌した案内輪と、前記段付き軸の両
端に挿通孔を介して外嵌されかつ前記上部フレームに定
着自在な支持用ブラケットとから構成し、前記支持用ブ
ラケットの内側面でかつ前記挿通孔の周辺に内方への突
部を設けるとともに、この突部の内周面は前記挿通孔に
連なっている。
発明の自動倉庫の出し入れ装置は、床レールに支持案内
されて棚前方の一定経路上を走行自在な出し入れ装置で
あって、下部フレームと、この下部フレームから立設し
た前後一対のポストと、これらポストの上部間を連結す
る上部フレームと、両ポスト間に配置されかつ出退自在
な出し入れ具を有する昇降体と、前記上部フレームに配
設した索体案内装置と、この索体案内装置の案内輪に掛
けられ一端が昇降体に連結する索体と、この索体の他端
に連動する昇降駆動装置とにより構成し、前記索体案内
装置を、段付き軸と、この段付き軸の小径部に軸受けを
介して回転自在に外嵌した案内輪と、前記段付き軸の両
端に挿通孔を介して外嵌されかつ前記上部フレームに定
着自在な支持用ブラケットとから構成し、前記支持用ブ
ラケットの内側面でかつ前記挿通孔の周辺に内方への突
部を設けるとともに、この突部の内周面は前記挿通孔に
連なっている。
【０００８】
【作用】かかる本発明の構成によると、製作工場では索
体案内装置が組み立てられてユニット化される。すなわ
ち、まず段付き軸の小径部に軸受けを介して案内輪を外
嵌させる。その際に外嵌量（差し込み量）は、軸受けの
内側部材が大径部に当接することで規制される。次いで
小径部に支持用ブラケットを、挿通孔を介して外嵌さ
せ、その際に外嵌量は、軸受けの内側部材に突部が当接
することで規制される。その後に支持用ブラケットは、
適宜の固定手段により小径部に固定し得、その際に小径
部の支持用ブラケットによる支持は、挿通孔と、この挿
通孔に連なった突部の内周面とにより、十分な長さをし
て行える。
体案内装置が組み立てられてユニット化される。すなわ
ち、まず段付き軸の小径部に軸受けを介して案内輪を外
嵌させる。その際に外嵌量（差し込み量）は、軸受けの
内側部材が大径部に当接することで規制される。次いで
小径部に支持用ブラケットを、挿通孔を介して外嵌さ
せ、その際に外嵌量は、軸受けの内側部材に突部が当接
することで規制される。その後に支持用ブラケットは、
適宜の固定手段により小径部に固定し得、その際に小径
部の支持用ブラケットによる支持は、挿通孔と、この挿
通孔に連なった突部の内周面とにより、十分な長さをし
て行える。
【０００９】このようにしてユニット化された索体案内
装置は、その支持用ブラケットを上部フレームに載置し
て固定し得る。出し入れ装置や棚からなる自動倉庫は、
出し入れ装置の一定経路上での走行動と、昇降体の昇降
動と、出し入れ具の横方向出退動との組み合わせ動作に
より、棚に対して荷の入出庫を行える。その際に昇降体
の昇降動は、昇降駆動装置を作動させて索体を正逆に移
動させ、この索体の移動を索体案内装置の案内輪が案内
することで行われる。
装置は、その支持用ブラケットを上部フレームに載置し
て固定し得る。出し入れ装置や棚からなる自動倉庫は、
出し入れ装置の一定経路上での走行動と、昇降体の昇降
動と、出し入れ具の横方向出退動との組み合わせ動作に
より、棚に対して荷の入出庫を行える。その際に昇降体
の昇降動は、昇降駆動装置を作動させて索体を正逆に移
動させ、この索体の移動を索体案内装置の案内輪が案内
することで行われる。
【００１０】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図に基づいて説明
する。図５、図６に示すように枠組み状の棚１は、上下
方向ならびに左右方向に複数の収納部２を形成してお
り、各収納部２は腕木を介して荷３（直接にまたはパレ
ツトを介して）を支持すべく構成されている。前記棚１
は通路４を置いて並設され、そして通路４内には一定経
路５上を走行自在な出し入れ装置10が配設される。
する。図５、図６に示すように枠組み状の棚１は、上下
方向ならびに左右方向に複数の収納部２を形成してお
り、各収納部２は腕木を介して荷３（直接にまたはパレ
ツトを介して）を支持すべく構成されている。前記棚１
は通路４を置いて並設され、そして通路４内には一定経
路５上を走行自在な出し入れ装置10が配設される。
【００１１】この出し入れ装置10は、下部フレーム11
と、この下部フレーム11から立設した前後一対のポスト
12，13と、これらポスト12，13の上端間を連結する上部
フレーム14とにより走行機体を構成している。そして、
両ポスト12，13間に昇降体15を配置するとともに、この
昇降体15上に、出退動装置16の作動により収納部２など
に対して出退自在な出し入れ具（フオーク）17を配置し
ている。前記下部フレーム11は、床レール６上で転動自
在な駆動車輪18と従動車輪19とを前後に振り分けて有
し、また上部フレーム14は、天井レール７に案内される
ガイドローラ20を有する。
と、この下部フレーム11から立設した前後一対のポスト
12，13と、これらポスト12，13の上端間を連結する上部
フレーム14とにより走行機体を構成している。そして、
両ポスト12，13間に昇降体15を配置するとともに、この
昇降体15上に、出退動装置16の作動により収納部２など
に対して出退自在な出し入れ具（フオーク）17を配置し
ている。前記下部フレーム11は、床レール６上で転動自
在な駆動車輪18と従動車輪19とを前後に振り分けて有
し、また上部フレーム14は、天井レール７に案内される
ガイドローラ20を有する。
【００１２】前記下部フレーム11上で、一方のポスト12
の外方には、前記昇降体15に連動した昇降駆動装置21
と、駆動車輪18に連動した走行駆動装置22とが搭載して
ある。また他方のポスト13の下方で前記下部フレーム11
の側面には、この出し入れ装置10の各作動部を制御する
制御ユニット23が配設されている。そして他方のポスト
13の前後方向における外面側には保守点検用の梯子24が
配設してある。
の外方には、前記昇降体15に連動した昇降駆動装置21
と、駆動車輪18に連動した走行駆動装置22とが搭載して
ある。また他方のポスト13の下方で前記下部フレーム11
の側面には、この出し入れ装置10の各作動部を制御する
制御ユニット23が配設されている。そして他方のポスト
13の前後方向における外面側には保守点検用の梯子24が
配設してある。
【００１３】前記昇降駆動装置21は減速機付きのモータ
などで構成され、その出力軸には駆動輪25が取り付けら
れる。そして駆動輪25に掛けられた２本の遊端状の索体
（チェーンやワイヤーロープなど）26Ａ，26Ｂの一端側
が、前記下部フレーム11に配設した下部ガイド輪27に掛
けられ、そして片方の索体26Ａが第１下部ガイド輪28Ａ
に掛けられたのち昇降体15の下部一側に連結し、また他
方の索体26Ｂが第２下部ガイド輪28Ｂに掛けられたのち
昇降体15の下部他側に連結している。
などで構成され、その出力軸には駆動輪25が取り付けら
れる。そして駆動輪25に掛けられた２本の遊端状の索体
（チェーンやワイヤーロープなど）26Ａ，26Ｂの一端側
が、前記下部フレーム11に配設した下部ガイド輪27に掛
けられ、そして片方の索体26Ａが第１下部ガイド輪28Ａ
に掛けられたのち昇降体15の下部一側に連結し、また他
方の索体26Ｂが第２下部ガイド輪28Ｂに掛けられたのち
昇降体15の下部他側に連結している。
【００１４】さらに両索体26Ａ，26Ｂの他端側は、前記
下部フレーム11に配設した下部ガイド輪29に掛けられ、
そして一方のポスト12内を通ったのち、上部フレーム14
に配設した上部ガイド輪30に掛けられる。次いで片方の
索体26Ａは、上部フレーム14に設けた第１索体案内装置
31Ａに案内されたのち昇降体15の上部一側に連結し、ま
た他方の索体26Ｂは、前記第１索体案内装置31Ａと第２
索体案内装置31Ｂに案内されたのち昇降体15の上部他側
に連結している。
下部フレーム11に配設した下部ガイド輪29に掛けられ、
そして一方のポスト12内を通ったのち、上部フレーム14
に配設した上部ガイド輪30に掛けられる。次いで片方の
索体26Ａは、上部フレーム14に設けた第１索体案内装置
31Ａに案内されたのち昇降体15の上部一側に連結し、ま
た他方の索体26Ｂは、前記第１索体案内装置31Ａと第２
索体案内装置31Ｂに案内されたのち昇降体15の上部他側
に連結している。
【００１５】前記第１索体案内装置31Ａは図１〜図３に
示すように、両側が小径部35ａ，35ｂでかつ中央が大径
部35ｃに形成された段付き軸35と、両小径部35ａ，35ｂ
にそれぞれ軸受け（ベアリング）36ａ，36ｂを介して回
転自在に外嵌した案内輪37ａ，37ｂと、両小径部35ａ，
35ｂに挿通孔38ａ，38ｂを介して外嵌した支持用ブラケ
ット39ａ，39ｂとから構成される。ここで両支持用ブラ
ケット39ａ，39ｂの内側面で前記挿通孔38ａ，38ｂの周
辺には、前記軸受け36ａ，36ｂの内側部材に当接自在な
突部40ａ，40ｂが内側へ向けて一体に形成してある。さ
らに両支持用ブラケット39ａ，39ｂは、前記上部フレー
ム14にボルト41ａ，41ｂなどを介して定着自在となる。
なお大径部35ｃの径は、前記軸受け36ａ，36ｂの内側部
材に当接自在な大きさに設定してある。
示すように、両側が小径部35ａ，35ｂでかつ中央が大径
部35ｃに形成された段付き軸35と、両小径部35ａ，35ｂ
にそれぞれ軸受け（ベアリング）36ａ，36ｂを介して回
転自在に外嵌した案内輪37ａ，37ｂと、両小径部35ａ，
35ｂに挿通孔38ａ，38ｂを介して外嵌した支持用ブラケ
ット39ａ，39ｂとから構成される。ここで両支持用ブラ
ケット39ａ，39ｂの内側面で前記挿通孔38ａ，38ｂの周
辺には、前記軸受け36ａ，36ｂの内側部材に当接自在な
突部40ａ，40ｂが内側へ向けて一体に形成してある。さ
らに両支持用ブラケット39ａ，39ｂは、前記上部フレー
ム14にボルト41ａ，41ｂなどを介して定着自在となる。
なお大径部35ｃの径は、前記軸受け36ａ，36ｂの内側部
材に当接自在な大きさに設定してある。
【００１６】前記第２索体案内装置31Ｂは図１、図２、
図４に示すように、両側が小径部45ａ，45ｂでかつ中央
が少し長い大径部45ｃに形成された段付き軸45と、他方
の小径部45ｂに軸受け46を介して回転自在に外嵌した案
内輪47と、両小径部45ａ，45ｂに挿通孔48ａ，48ｂを介
して外嵌した支持用ブラケット49ａ，49ｂとから構成さ
れる。ここで両支持用ブラケット49ａ，49ｂの内側面で
前記挿通孔48ａ，48ｂの周辺には、前記軸受け46の内側
部材ならびに大径部45ｃの端部に当接自在な突部50ａ，
50ｂが内側へ向けて一体に形成してある。さらに両支持
用ブラケット49ａ，49ｂは、前記上部フレーム14にボル
ト51ａ，51ｂなどを介して定着自在となる。なお大径部
45ｃの径は、前記軸受け46の内側部材に当接自在な大き
さに設定してある。
図４に示すように、両側が小径部45ａ，45ｂでかつ中央
が少し長い大径部45ｃに形成された段付き軸45と、他方
の小径部45ｂに軸受け46を介して回転自在に外嵌した案
内輪47と、両小径部45ａ，45ｂに挿通孔48ａ，48ｂを介
して外嵌した支持用ブラケット49ａ，49ｂとから構成さ
れる。ここで両支持用ブラケット49ａ，49ｂの内側面で
前記挿通孔48ａ，48ｂの周辺には、前記軸受け46の内側
部材ならびに大径部45ｃの端部に当接自在な突部50ａ，
50ｂが内側へ向けて一体に形成してある。さらに両支持
用ブラケット49ａ，49ｂは、前記上部フレーム14にボル
ト51ａ，51ｂなどを介して定着自在となる。なお大径部
45ｃの径は、前記軸受け46の内側部材に当接自在な大き
さに設定してある。
【００１７】上記のように構成された第１索体案内装置
31Ａの一方の案内輪37ａが一方の索体26Ａを案内し、ま
た他方の案内輪37ｂが他方の索体26Ｂを案内する。そし
て第２索体案内装置31Ｂの案内輪47が他方の索体26Ｂを
案内する。なお前記ガイドローラ20は前記上部フレーム
14からのブラケット55に支持され、そして天井レール７
に対して挟持状に配設される。
31Ａの一方の案内輪37ａが一方の索体26Ａを案内し、ま
た他方の案内輪37ｂが他方の索体26Ｂを案内する。そし
て第２索体案内装置31Ｂの案内輪47が他方の索体26Ｂを
案内する。なお前記ガイドローラ20は前記上部フレーム
14からのブラケット55に支持され、そして天井レール７
に対して挟持状に配設される。
【００１８】次に上記実施例における作用を説明する。
製作工場では、第１索体案内装置31Ａと第２索体案内装
置31Ｂとが各別に組み立てられ、ユニット化される。す
なわち第１索体案内装置31Ａは、まず段付き軸35の両小
径部35ａ，35ｂに、それぞれ軸受け36ａ，36ｂを介して
案内輪37ａ，37ｂを外嵌させる。その際に外嵌量（差し
込み量）は、軸受け36ａ，36ｂの内側部材が大径部35ｃ
に当接するまで行われる。次いで両小径部35ａ，35ｂ
に、それぞれ支持用ブラケット39ａ，39ｂを外嵌させ
る。その際に外嵌量は、軸受け36ａ，36ｂの内側部材に
突部40ａ，40ｂが当接するまで行われる。その後に支持
用ブラケット39ａ，39ｂは、適宜の固定手段により小径
部35ａ，35ｂに固定される。
製作工場では、第１索体案内装置31Ａと第２索体案内装
置31Ｂとが各別に組み立てられ、ユニット化される。す
なわち第１索体案内装置31Ａは、まず段付き軸35の両小
径部35ａ，35ｂに、それぞれ軸受け36ａ，36ｂを介して
案内輪37ａ，37ｂを外嵌させる。その際に外嵌量（差し
込み量）は、軸受け36ａ，36ｂの内側部材が大径部35ｃ
に当接するまで行われる。次いで両小径部35ａ，35ｂ
に、それぞれ支持用ブラケット39ａ，39ｂを外嵌させ
る。その際に外嵌量は、軸受け36ａ，36ｂの内側部材に
突部40ａ，40ｂが当接するまで行われる。その後に支持
用ブラケット39ａ，39ｂは、適宜の固定手段により小径
部35ａ，35ｂに固定される。
【００１９】このようにしてユニット化された第１索体
案内装置31Ａは、その支持用ブラケット39ａ，39ｂを上
部フレーム14に載置したのち、ボルト41ａ，41ｂを介し
て上部フレーム14に固定される。なお第２索体案内装置
31Ｂも同様にして組み立てられ、ユニット化された状態
で上部フレーム14に固定される。
案内装置31Ａは、その支持用ブラケット39ａ，39ｂを上
部フレーム14に載置したのち、ボルト41ａ，41ｂを介し
て上部フレーム14に固定される。なお第２索体案内装置
31Ｂも同様にして組み立てられ、ユニット化された状態
で上部フレーム14に固定される。
【００２０】出し入れ装置10や棚１は据付け現場にて組
立てられて自動倉庫を構成する。このようにして構成さ
れた自動倉庫においては、出し入れ装置10の一定経路５
上での走行動と、昇降体15の昇降動と、出し入れ具17の
横方向出退動との組み合わせ動作により、棚１の目的と
する収納部２に対して荷３の入出庫を行える。
立てられて自動倉庫を構成する。このようにして構成さ
れた自動倉庫においては、出し入れ装置10の一定経路５
上での走行動と、昇降体15の昇降動と、出し入れ具17の
横方向出退動との組み合わせ動作により、棚１の目的と
する収納部２に対して荷３の入出庫を行える。
【００２１】その際に昇降体15の昇降動は、昇降駆動装
置21を作動させ、駆動輪25を正逆駆動することで行われ
る。すなわち駆動輪25の正逆駆動により両索体26Ａ，26
Ｂを正逆に移動し得る。この索体26Ａ，26Ｂの他端側の
移動は、下部ガイド輪27や上部ガイド輪30に案内され、
さらに各案内輪37ａ，37ｂ，47に案内されることにな
る。そして索体26Ａ，26Ｂを案内する各案内輪37ａ，37
ｂ，47は、大径部35ｃ，45ｃの端部と突部40ａ，40ｂ、
50ａ，50ｂが軸受け36ａ，36ｂ、46の内側部材に当接し
ていることから、段付き軸35，45の軸心方向への移動が
規制される。
置21を作動させ、駆動輪25を正逆駆動することで行われ
る。すなわち駆動輪25の正逆駆動により両索体26Ａ，26
Ｂを正逆に移動し得る。この索体26Ａ，26Ｂの他端側の
移動は、下部ガイド輪27や上部ガイド輪30に案内され、
さらに各案内輪37ａ，37ｂ，47に案内されることにな
る。そして索体26Ａ，26Ｂを案内する各案内輪37ａ，37
ｂ，47は、大径部35ｃ，45ｃの端部と突部40ａ，40ｂ、
50ａ，50ｂが軸受け36ａ，36ｂ、46の内側部材に当接し
ていることから、段付き軸35，45の軸心方向への移動が
規制される。
【００２２】
【発明の効果】上記構成の本発明によると、段付き軸の
小径部に軸受けを介して案内輪を外嵌させ、その際に外
嵌量（差し込み量）は、軸受けの内側部材が大径部に当
接することで規制でき、そして小径部に支持用ブラケッ
トを外嵌させ、その際に外嵌量は、軸受けの内側部材に
突部が当接することで規制でき、さらに小径部の支持用
ブラケットによる支持は、挿通孔と、この挿通孔に連な
った突部の内周面とにより、十分な長さをして安定して
行うことができる。これにより案内装置を、カラーを用
いることなく簡単かつ迅速に組み立ててユニット化でき
る。
小径部に軸受けを介して案内輪を外嵌させ、その際に外
嵌量（差し込み量）は、軸受けの内側部材が大径部に当
接することで規制でき、そして小径部に支持用ブラケッ
トを外嵌させ、その際に外嵌量は、軸受けの内側部材に
突部が当接することで規制でき、さらに小径部の支持用
ブラケットによる支持は、挿通孔と、この挿通孔に連な
った突部の内周面とにより、十分な長さをして安定して
行うことができる。これにより案内装置を、カラーを用
いることなく簡単かつ迅速に組み立ててユニット化でき
る。
【００２３】このユニット化した索体案内装置は、その
支持用ブラケットを上部フレームに載置して固定するこ
とで、この上部フレームの所定箇所に配置できる。そし
て稼動時に索体を案内する各案内輪は、大径部の端部と
突部が軸受けの内側部材に当接することで、段付き軸の
軸心方向への移動を規制することができる。
支持用ブラケットを上部フレームに載置して固定するこ
とで、この上部フレームの所定箇所に配置できる。そし
て稼動時に索体を案内する各案内輪は、大径部の端部と
突部が軸受けの内側部材に当接することで、段付き軸の
軸心方向への移動を規制することができる。
【図１】本発明の一実施例を示し、出し入れ装置の上部
フレーム部の平面図である。
フレーム部の平面図である。
【図２】同出し入れ装置の上部フレーム部の側面図であ
る。
る。
【図３】同図２におけるIII−III矢視図である。
【図４】同図２におけるIV−IV矢視図である。
【図５】同出し入れ装置の側面図である。
【図６】同自動倉庫における正面図である。
１ 棚 ２ 収納部 ５ 一定経路 ６ 床レール ７ 天井レール 10 出し入れ装置 11 下部フレーム 12 ポスト 13 ポスト 14 上部フレーム 15 昇降体 17 出し入れ具 18 駆動車輪 19 従動車輪 21 昇降駆動装置 22 走行駆動装置 26A,26B 索体 31A,31B 第１索体案内装置 35，45 段付き軸 35a,35b,45a,45b 小径部 35c,45c 大径部 36a,36b,46 軸受け 37a,37b,47 案内輪 38a,38b,48a,48b 挿通孔 39a,39b,49a,49b 支持用ブラケット 40a,40b,50a,50b 突部
Claims (1)
- 【請求項１】 床レールに支持案内されて棚前方の一定
経路上を走行自在な出し入れ装置であって、下部フレー
ムと、この下部フレームから立設した前後一対のポスト
と、これらポストの上部間を連結する上部フレームと、
両ポスト間に配置されかつ出退自在な出し入れ具を有す
る昇降体と、前記上部フレームに配設した索体案内装置
と、この索体案内装置の案内輪に掛けられ一端が昇降体
に連結する索体と、この索体の他端に連動する昇降駆動
装置とにより構成し、前記索体案内装置を、段付き軸
と、この段付き軸の小径部に軸受けを介して回転自在に
外嵌した案内輪と、前記段付き軸の両端に挿通孔を介し
て外嵌されかつ前記上部フレームに定着自在な支持用ブ
ラケットとから構成し、前記支持用ブラケットの内側面
でかつ前記挿通孔の周辺に内方への突部を設けるととも
に、この突部の内周面は前記挿通孔に連なることを特徴
とする自動倉庫用の出し入れ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3327898A JP2956329B2 (ja) | 1991-12-12 | 1991-12-12 | 自動倉庫用の出し入れ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3327898A JP2956329B2 (ja) | 1991-12-12 | 1991-12-12 | 自動倉庫用の出し入れ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05162819A JPH05162819A (ja) | 1993-06-29 |
| JP2956329B2 true JP2956329B2 (ja) | 1999-10-04 |
Family
ID=18204229
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3327898A Expired - Fee Related JP2956329B2 (ja) | 1991-12-12 | 1991-12-12 | 自動倉庫用の出し入れ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2956329B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5713173B2 (ja) * | 2010-06-21 | 2015-05-07 | 株式会社ダイフク | 物品搬送設備 |
| JP5751443B2 (ja) * | 2011-03-15 | 2015-07-22 | 株式会社ダイフク | スタッカークレーンにおける昇降台昇降装置 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6052423U (ja) * | 1983-09-19 | 1985-04-12 | 川崎製鉄株式会社 | 軸受 |
| JPS6234220U (ja) * | 1985-07-23 | 1987-02-28 | ||
| JPH01176605U (ja) * | 1988-06-02 | 1989-12-15 |
-
1991
- 1991-12-12 JP JP3327898A patent/JP2956329B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05162819A (ja) | 1993-06-29 |
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Legal Events
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