JPH07330116A - 自動倉庫用の出し入れ装置 - Google Patents

自動倉庫用の出し入れ装置

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JPH07330116A
JPH07330116A JP12793294A JP12793294A JPH07330116A JP H07330116 A JPH07330116 A JP H07330116A JP 12793294 A JP12793294 A JP 12793294A JP 12793294 A JP12793294 A JP 12793294A JP H07330116 A JPH07330116 A JP H07330116A
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JP
Japan
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traveling
drive
rope
carriage
wheel
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Application number
JP12793294A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshitaka Watanabe
義孝 渡辺
Takashi Okamura
隆 岡村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 走行用や昇降用の駆動装置を地上側に配設し
かつ索体を使用する形式でありながら、一定経路の一方
端側を完全に開放した自動倉庫用の出し入れ装置を提供
する。 【構成】 地上側19に設けた駆動装置21により索体20を
移動させて、走行本体14の走行動とキャレッジ15の昇降
動とを行う。索体20を、一定経路5の一方端側を開放し
て配設することで、一方端側に走行用や昇降用の装置の
ための設置空間を不要にした。 【効果】 駆動装置21を地上側19に配設しかつ索体20を
使用することで走行本体14側を軽量化できる。設置空間
を不要にできて、棚1の一端外方に荷捌き装置9を配設
して荷の受け渡しを行う形式の場合でも、設備全体を小
型化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば工場内に設置
され、棚の前方の一定経路上を走行自在な自動倉庫用の
出し入れ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、走行本体の走行動とキャレッジの
昇降動とを行う駆動装置を地上側に設けた出し入れ装置
として、たとえば実公昭52−8228号公報に見られる立体
倉庫のモノリフタ操作装置が提供されている。すなわち
棚枠間に配設されたモノリフタは、下部ガイドレールに
支持案内される下部走行台車と、この下部走行台車から
立設された一対の支柱と、これら支柱の上部間に設けら
れかつ上部ガイドレールに案内される上部走行台車と、
両支柱に案内される昇降台などにより構成されている。
【0003】そしてモノリフタの走行を行わせるため
に、走行用の一定経路の両端で床側にプーリーが設けら
れ、これらプーリー間に巻回された走行用駆動線材が下
部走行台車に連結されるとともに、一個のプーリーを地
上側の駆動電動機に連動させている。したがって駆動電
動機を正逆に駆動することで、モノリフタは一定経路上
で往復走行される。
【0004】また昇降台の昇降を行わせるために有端の
昇降用線材が使用され、この昇降用線材の中間部は、一
定経路の他端側に設けられた駆動プーリーに巻回され、
そして駆動プーリーは地上側の駆動電動機に連動されて
いる。この駆動プーリーから上下に延びる昇降用線材
は、プーリーに案内されて一定経路の一端側に延び、そ
して上下の走行台車に設けられたプーリーに案内され
て、昇降台に設けられた上下一対のプーリーに巻回され
ている。さらに昇降用線材は、再び上下の走行台車に設
けられたプーリーに案内されて一定経路の一端側に延び
たのち、一端側に設けられた逆転防止装置を介して、そ
の両端に重錘が連結されている。
【0005】したがって駆動電動機を正逆に駆動させる
ことで昇降台の昇降が行われ、また駆動電動機が非駆動
の状態で前述したようにモノリフタを往復走行させたと
き、その走行は、昇降台を昇降させることなく行われ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記の従来構成
によると、一定経路の一端側には逆転防止装置や重錘な
どを配設するための作用空間が必要であり、この作用空
間の存在により一定経路の一端側が閉塞された状態にな
る。したがって、棚枠の一端外方に荷捌き装置を配設し
てモノリフタとの間で荷の受け渡しを行う形式の場合、
前述した作用空間を荷捌き装置よりもさらに外方に形成
しなければならないことから、設備全体が大型化される
ことになる。また走行用と昇降用との二本の線材が必要
であることから、その構成は複雑になる。
【0007】本発明の目的とするところは、走行用や昇
降用の駆動装置を地上側に配設しかつ索体を使用する形
式でありながら、一定経路の一方端側を完全に開放し
得、しかも走行と昇降とを共通の索体で行える自動倉庫
用の出し入れ装置を提供する点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
第1発明の自動倉庫用の出し入れ装置は、下部フレーム
と、この下部フレームから立設した支柱とにより、前後
方向の一定経路上を走行自在な走行本体を構成するとと
もに、支柱に沿って昇降自在なキャレッジを設け、前記
走行本体の走行動とキャレッジの昇降動とを、これら走
行本体やキャレッジと地上側とに亘って配設した索体
と、この索体に連動して地上側に設けた駆動装置とによ
り行うべく構成し、前記索体は、一定経路の一方端側を
開放して配設している。
【0009】また本第2発明は、上記した第1発明にお
ける自動倉庫用の出し入れ装置において、キャレッジ側
の案内部に下方から巻回される無端状の索体を設けると
ともに、この索体を上方から巻回する前後一対の上位案
内部を前後一対の支柱の上部側に設け、これら上位案内
部からの索体を巻回して一定経路方向の外方に案内する
前後一対の下部輪体を走行本体の下部に設けるととも
に、これら下部輪体をそれぞれブレーキ装置に連動し、
一定経路の一端で地上側に、一方の下部輪体からの索体
を巻回して一定経路の他端側に案内する定置案内部を設
け、一定経路の他端で地上側に、前記定置案内部からの
索体を巻回しかつ第1駆動装置に連動する第1駆動輪体
と、他方の下部輪体からの索体を巻回しかつ第2駆動装
置に連動する第2駆動輪体と、両駆動輪体間の索体に作
用するテンション装置とを設けている。
【0010】そして本第3発明は、上記した第1発明に
おける自動倉庫用の出し入れ装置において、走行本体を
走行させる走行駆動装置を、一定経路の両端で地上側に
それぞれ配設した定置輪体と、これら定置輪体間に張設
されかつ走行本体に連結された走行用索体と、少なくと
も一方の定置輪体に連動した走行駆動部とにより構成
し、キャレッジを昇降させる昇降駆動装置を、キャレッ
ジ側の案内部に下方から巻回される昇降用索体と、この
昇降用索体が上方から巻回されかつ前後一対の支柱の上
部側に設けた前後一対の上位案内部と、これら上位案内
部からの昇降用索体を巻回して一定経路方向の外方に案
内すべく走行本体の下部に設けた前後一対の下位案内部
と、前記昇降用索体の両端を一定経路の両端で地上側に
振り分けて固定する一対の固定部と、いずれかの一端側
において昇降用索体を正逆に送り移動すべく地上側に設
けた昇降駆動部と、この昇降駆動部と隣接した固定部と
の間に配設したテンション装置とにより構成している。
【0011】
【作用】上記した本第1発明の構成によると、地上側に
設けた駆動装置により索体を移動させることで、走行本
体の走行動とキャレッジの昇降動とを行え、そして索体
を、一定経路の一方端側を開放して配設することで、こ
の一方端側に走行用や昇降用の装置のための設置空間を
不要にし得る。
【0012】また本第2発明の構成によると、出し入れ
装置を一端側または他端側に走行させかつキャレッジを
昇降させない場合、まず両ブレーキ装置を作動して、両
下部輪体を非回転状態にロックさせる。そして両駆動装
置を同じ回転数で正または逆に駆動することで、一方の
下部輪体から定置案内部までの索体長さを次第に短くま
たは長くし得るとともに、他方の下部輪体から第2駆動
輪体までの索体長さを次第に長くまたは短くし得、以て
出し入れ装置を、キャレッジを昇降させることなく一端
側または他端側に走行させ得る。
【0013】このような出し入れ装置の走行中にキャレ
ッジを昇降させる場合、まず、いずれか一方側のブレー
キ装置を作動してその下部輪体を非回転状態にロックす
るとともに、他方側のブレーキ装置を非作動としてその
下部輪体を回転可能な状態にしたのち、両駆動装置を異
なる回転数で駆動させる。
【0014】すなわち第1または第2駆動装置の駆動に
より、一方または他方の下部輪体から定置案内部または
第2駆動輪体までの索体長さを次第に短くし得、以て出
し入れ装置を一端側または他端側に走行させ得る。そし
て第2または第1駆動装置を第1または第2駆動装置よ
りも少ない回転数で駆動させると、一方または他方の下
部輪体から定置案内部または第2駆動輪体までの索体長
さの短縮量に対して、他方または一方の下部輪体から第
2駆動輪体または定置案内部までの索体長さの増長量を
少なくし得、以てキャレッジを上昇させ得る。
【0015】また第2または第1駆動装置を第1または
第2駆動装置よりも多い回転数で駆動させると、一方ま
たは他方の下部輪体から定置案内部または第2駆動輪体
までの索体長さの短縮量に対して、他方または一方の下
部輪体から第2駆動輪体または定置案内部までの索体長
さの増長量を多くし得、以てキャレッジを下降させ得
る。このようにキャレッジを昇降させる際に、索体長さ
の余剰分や不足分は、テンション装置で吸収し得る。
【0016】そして本第3発明の構成によると、出し入
れ装置を一端側または他端側に走行させかつキャレッジ
を昇降させない場合、まず昇降駆動部を非作動として、
非回転状態にロックさせる。そして走行駆動装置の走行
駆動部を正または逆に駆動させると、一方の下部案内部
から一方の固定部までの索体長さの短縮量または増長量
が、他方の下部案内部から走行駆動部までの索体長さの
増長量または短縮量と同等になり、以て出し入れ装置
を、キャレッジを昇降させることなく一端側または他端
側に走行させ得る。
【0017】このような出し入れ装置の走行中にキャレ
ッジを上昇させる場合、昇降駆動部を作動して巻き取り
方向に回転させる。これにより上位案内部と案内部との
間での昇降用索体の垂れ下がり量を短縮し得、以てキャ
レッジを上昇させ得る。またキャレッジを下降させる場
合、昇降駆動部を逆作動して繰り出し方向に回転させ
る。これにより上位案内部と案内部との間での昇降用索
体の垂れ下がり量を増長し得、以てキャレッジを下降さ
せ得る。
【0018】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図1、図2に基づ
いて説明する。枠組み状の棚1には、上下方向ならびに
左右方向に複数の収納部2が形成されており、各収納部
2は、腕木などを介してコンテナ状の荷3を支持すべく
構成されている。前記棚1は通路4を置いて並設され、
そして通路4内には前後方向の一定経路5上で走行自在
な出し入れ装置10が配設されている。
【0019】この出し入れ装置10は、下部フレーム11
と、この下部フレーム11から立設した前後一対(走行方
向に一対)の支柱12と、これら支柱12の上端間を連結す
る上部フレーム13などにより走行本体14が構成されてい
る。そして両支柱12間に昇降自在なキャレッジ15が配設
されるとともに、このキャレッジ15上に、収納部2など
との間で荷3を受け渡し自在な出し入れ具(フオークや
係止具付きコンベヤなど)16が配設される。
【0020】前記下部フレーム11には、床側レール6に
支持案内される走行車輪17や、床側レール6の両側面に
案内される左右一対の下部ガイドローラ(図示せず。)
が前後に振り分けて配置されている。また上部フレーム
13には、天井側レール7を挟む左右一対の上部ガイドロ
ーラ18が、前後に振り分けて遊転自在に設けられる。な
お天井側レール7は、両棚1の上部間に設けられた梁枠
8の下面に固定されている。そして両棚1の一端側外方
には荷捌き装置9が配設されている。
【0021】前記走行本体14の走行動とキャレッジ15の
昇降動とは、これら走行本体14やキャレッジ15と地上側
19とに亘って配設された無端ベルト(索体の一例)20
と、この無端ベルト20に連動して地上側19に設けられた
駆動装置21とにより行うべく構成されている。そして前
記無端ベルト20は、一定経路5の一方端側を開放して配
設されている。
【0022】すなわち前記キャレッジ15には、一対の案
内輪体(案内部の一例)22,23が前後に振り分けてかつ
遊転自在に配設され、これら案内輪体22,23間に亘って
前記無端ベルト20が下方から巻回されている。そして両
案内輪体22,23から上方へ延びる無端ベルト20は、両支
柱12の上部側に遊転自在に設けられた前後一対の上部輪
体(上位案内部の一例)24,25に上方から巻回されてい
る。
【0023】さらに走行本体14の下部となる両支柱12の
下部には、下部輪体26,27が遊転自在に配設され、これ
ら下部輪体26,27は、前記上部輪体24,25から下方へ延
びる無端ベルト20を巻回して一定経路5の方向における
外方に案内すべく構成されている。ここで両下部輪体2
6,27は、それぞれ接断自在なブレーキ装置28,29に連
動されている。
【0024】前記一定経路5の一端で地上側19には、一
方の下部輪体26からの無端ベルト20を巻回して一定経路
5の他端側に案内する定置輪体(定置案内部の一例)30
が遊転自在に設けられる。また一定経路5の他端で地上
側19には、前記定置輪体30からの無端ベルト20が下方か
ら巻回されかつ第1駆動装置(モータなど)31に連動さ
れる第1駆動輪体32と、他方の下部輪体27からの無端ベ
ルト20が下方から巻回されかつ第2駆動装置(モータな
ど)33に連動される第2駆動輪体34とが配設される。こ
こで両駆動装置31,33などにより前記駆動装置21が構成
され、その際に両駆動装置31,33はそれぞれ、正逆駆動
自在にかつ回転数を変更自在に構成されている。
【0025】さらに一定経路5の他端で地上側19には、
両駆動輪体32,34間の無端ベルト20に作用するテンショ
ン装置35が設けられる。このテンション装置35は、前後
一対の定輪体36,37と、一個の動輪体38と、この動輪体
38に連結されたウエイト39とにより滑車形式に構成され
ている。なお両駆動装置31,33やテンション装置35は、
一定経路5の他方端側を閉鎖するように地上側19から立
設されたケース枠体40内に配設されている。これにより
前記無端ベルト20は、一定経路5の一方端側を開放して
配設されることになる。
【0026】次に上記実施例の作用を説明する。出し入
れ装置10を一端側走行Fさせかつキャレッジ15を昇降さ
せない場合、まず両ブレーキ装置28,29を作動して、両
下部輪体26,27を非回転状態にロックさせる。そして両
駆動装置31,33を同じ回転数で駆動させると、一方の下
部輪体26から定置輪体30までのベルト長さが次第に短く
なるとともに、他方の下部輪体27から第2駆動輪体34ま
でのベルト長さが次第に長くなり、以て出し入れ装置10
は、キャレッジ15を昇降させることなく一端側走行Fさ
せ得る。
【0027】このような出し入れ装置10の一端側走行F
中にキャレッジ15を昇降させる場合、まず一端側のブレ
ーキ装置28を作動して下部輪体26を非回転状態にロック
させるとともに、他端側のブレーキ装置29は非作動とし
て、下部輪体27を回転可能な状態にする。
【0028】この状態で両駆動装置31,33を異なる回転
数で駆動させる。すなわち第1駆動装置31の駆動によ
り、一方の下部輪体26から定置輪体30までのベルト長さ
が次第に短くなり、以て出し入れ装置10を一端側走行F
させ得る。そして第2駆動装置33を第1駆動装置31より
も少ない回転数で駆動させると、一方の下部輪体26から
定置輪体30までのベルト長さの短縮量に対して、他方の
下部輪体27から第2駆動輪体34までのベルト長さの増長
量が少なくなり、以てキャレッジ15を上昇させ得る。ま
た第2駆動装置33を第1駆動装置31よりも多い回転数で
駆動させると、一方の下部輪体26から定置輪体30までの
ベルト長さの短縮量に対して、他方の下部輪体27から第
2駆動輪体34までのベルト長さの増長量が多くなり、以
てキャレッジ15を下降させ得る。
【0029】出し入れ装置10を他端側走行Rさせかつキ
ャレッジ15を昇降させない場合、まず両ブレーキ装置2
8,29を作動して、両下部輪体26,27を非回転状態にロ
ックさせる。そして両駆動装置31,33を同じ回転数でか
つ前述とは逆方向に駆動させると、一方の下部輪体26か
ら定置輪体30までのベルト長さが次第に長くなるととも
に、他方の下部輪体27から第2駆動輪体34までのベルト
長さが次第に短くなり、以て出し入れ装置10は、キャレ
ッジ15を昇降させることなく他端側走行Rさせ得る。
【0030】このような出し入れ装置10の他端側走行R
中にキャレッジ15を昇降させる場合、まず他端側のブレ
ーキ装置29を作動して下部輪体27を非回転状態にロック
させるとともに、一端側のブレーキ装置28は非作動とし
て、下部輪体26を回転可能な状態にする。この状態で両
駆動装置31,33を異なる回転数で駆動させる。
【0031】すなわち第2駆動装置33の駆動により、他
方の下部輪体27から第2駆動輪体34までのベルト長さが
次第に短くなり、以て出し入れ装置10を他端側走行Rさ
せ得る。そして第1駆動装置31を第2駆動装置33よりも
少ない回転数で駆動させると、他方の下部輪体27から第
2駆動輪体34までのベルト長さの短縮量に対して、一方
の下部輪体26から定置輪体30までのベルト長さの増長量
が少なくなり、以てキャレッジ15を上昇させ得る。また
第1駆動装置31を第2駆動装置33よりも多い回転数で駆
動させると、他方の下部輪体27から第2駆動輪体34まで
のベルト長さの短縮量に対して、一方の下部輪体26から
定置輪体30までのベルト長さの増長量が多くなり、以て
キャレッジ15を下降させ得る。
【0032】上述したようにキャレッジ15を昇降させる
際に、ベルト長さの余剰分や不足分は、テンション装置
35におけるウエイト39の昇降で吸収し得る。そして走行
や昇降の作動により、出し入れ具16を、目的とする収納
部2や荷捌き装置9に対向させ得、以て出し入れ具16の
作動で荷3の受け渡しを行える。
【0033】なお、無端ベルト20はタイミングベルト形
式が採用され、また出し入れ具16の作動部に対する電力
供給は、キャレッジ15に搭載した場って離バッテリなど
で行われる。
【0034】図3は本発明の別の実施例を示す。すなわ
ち走行本体14を走行させる走行駆動装置41が、一定経路
5の両端で地上側19にそれぞれ配設した定置輪体42,43
と、これら定置輪体42,43間に張設されかつ走行本体14
に連結された走行用ベルト(走行用索体の一例)44と、
他方の定置輪体43に連動した走行駆動部(正逆駆動自在
なモータ)45とにより構成されている。
【0035】そしてキャレッジ15を昇降させる昇降駆動
装置46が、キャレッジ15側の一対の案内輪体(案内部の
一例)22,23に下方から巻回される昇降用ベルト(昇降
用索体の一例)47と、この昇降用ベルト47が上方から巻
回されかつ支柱12の上部側に設けた前後一対の上部輪体
(上位案内部の一例)24,25と、これら上部輪体24,25
からの昇降用ベルト47を巻回して一定経路5の方向にお
ける外方に案内すべく走行本体14の下部に設けられた前
後一対の下部輪体(下位案内部に一例)48,49と、前記
昇降用ベルト47の両端を一定経路5の両端で地上側19に
振り分けて固定する一対の固定部50,51と、一定経路5
の他端側において昇降用ベルト47を正逆に送り移動すべ
く地上側19に設けた昇降駆動部(正逆駆動自在なモー
タ)52、ならびに駆動輪体53と、この昇降駆動部52と隣
接した固定部51との間に配設したテンション装置35など
により構成されている。
【0036】この別の実施例において、出し入れ装置10
を一端側走行Fまたは他端側走行Rさせかつキャレッジ
15を昇降させない場合、まず昇降駆動部52を非作動とし
て、駆動輪体53を非回転状態にロックさせる。そして走
行駆動装置41の走行駆動部45を正または逆に駆動させる
と、一方の下部輪体48から一方の固定部50までのベルト
長さの短縮量または増長量が、他方の下部輪体49から駆
動輪体53までのベルト長さの増長量または短縮量と同等
になり、以て出し入れ装置10を、キャレッジ15を昇降さ
せることなく一端側走行Fまたは他端側走行Rさせ得
る。
【0037】このような出し入れ装置10の一端側走行F
または他端側走行R中にキャレッジ15を上昇させる場
合、昇降駆動部52を作動して、駆動輪体53を巻き取り方
向に回転させる。これにより、上部輪体24,25と案内輪
体22,23との間での昇降用ベルト47の垂れ下がり量が短
縮され、以てキャレッジ15を上昇させ得る。
【0038】また出し入れ装置10の一端側走行Fまたは
他端側走行R中にキャレッジ15を下降させる場合、昇降
駆動部52を逆作動して、駆動輪体53を繰り出し方向に回
転させる。これにより、上部輪体24,25と案内輪体22,
23との間での昇降用ベルト47の垂れ下がり量が増長さ
れ、以てキャレッジ15を下降させ得る。
【0039】上記の両実施例で示すように、索体として
ベルト20,44,47を使用したときには、走行や昇降を低
騒音で行うことができるが、本発明においては、索体と
してチェーンやワイヤーなどを使用した実施例であって
もよい。
【0040】上記の両実施例では、案内部として案内輪
体22,23を、上位案内部として上部輪体24,25を、定置
案内部として定置輪体30を、下位案内部として下部輪体
48,49をというように、各部に輪体を使用したが、本発
明においては、ベルトなどの索体を摺接案内するガイド
体形式であってもよい。
【0041】上記の別の実施例では、昇降駆動装置46と
して他方端側にテンション装置35を配設した形式を示し
たが、これは走行本体14側にテンション装置35を配設す
るなどして、一定経路5の他方端側も開放した構成であ
ってもよい。
【0042】図4は本第1発明のさらに別の実施例を示
す。すなわち下部フレーム11から一本の支柱12を立設す
ることで走行本体14が構成されている。支柱12の部分に
おいて昇降用ベルト47は、前後一対の上部輪体24,25と
前後一対の下部輪体48,49とに亘って巻回されるととも
に、上部輪体25と下部輪体49との間においては、キャレ
ッジ15に設けた一個の案内輪体22と、支柱12の上部側に
設けた一個の支持輪体55とに亘って巻回されている。な
お、昇降駆動部52を駆動輪体53に連動しているが、これ
は駆動輪体53を遊転形式とし、定輪体36に昇降駆動部52
を連動した形式であつてもよい。
【0043】
【発明の効果】上記構成の本第1発明によると、走行用
や昇降用の駆動装置を地上側に配設しかつ索体を使用す
ることで走行本体側を軽量化した形式でありながら、索
体を、一定経路の一方端側を完全に開放して配設でき、
この一方端側に走行用や昇降用の装置のための設置空間
を不要にできて、棚の一端外方に荷捌き装置を配設して
荷の受け渡しを行う形式の場合でも、設備全体を小型化
できる。
【0044】また上記構成の本第2発明によると、走行
と昇降とを共通の索体で行うことができ、その構成を簡
素化できる。さらに走行と昇降の組み合わせ(タイミン
グ)により、最適の作動力(パワー)を各作動部に与え
ることができる。
【0045】そして上記構成の本第3発明によると、走
行用索体と昇降用索体とを使用する形式でありながら、
索体を、一定経路の一方端側を完全に開放して配設する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、自動倉庫用の出し入
れ装置の斜視図である。
【図2】同自動倉庫用の出し入れ装置における索体配設
と動作とを説明する概略斜視図である。
【図3】本発明の別の実施例を示し、自動倉庫用の出し
入れ装置における索体配設と動作とを説明する概略斜視
図である。
【図4】本発明のさらに別の実施例を示し、自動倉庫用
の出し入れ装置における索体配設と動作とを説明する概
略斜視図である。
【符号の説明】
1 棚 5 一定経路 9 荷捌き装置 10 出し入れ装置 11 下部フレーム 12 支柱 14 走行本体 15 キャレッジ 16 出し入れ具 19 地上側 20 無端ベルト(索体) 21 駆動装置 22 案内輪体(案内部) 23 案内輪体(案内部) 24 上部輪体(上位案内部) 25 上部輪体(上位案内部) 26 下部輪体 27 下部輪体 28 ブレーキ装置 29 ブレーキ装置 30 定置輪体(定置案内部) 31 第1駆動装置 32 第1駆動輪体 33 第2駆動装置 34 第2駆動輪体 35 テンション装置 39 ウエイト 41 走行駆動装置 42 定置輪体 43 定置輪体 44 走行用ベルト(走行用索体) 45 走行駆動部 46 昇降駆動装置 47 昇降用ベルト(昇降用索体) 48 下部輪体(下位案内部) 49 下部輪体(下位案内部) 50 固定部 51 固定部 52 昇降駆動部 F 一端側走行 R 他端側走行
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年6月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】なお、無端ベルト20はタイミングベルト形
式が採用され、また出し入れ具16の作動部に対する電力
供給は、キャレッジ15に搭載したバッテリなどで行われ
る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部フレームと、この下部フレームから
    立設した支柱とにより、前後方向の一定経路上を走行自
    在な走行本体を構成するとともに、支柱に沿って昇降自
    在なキャレッジを設け、前記走行本体の走行動とキャレ
    ッジの昇降動とを、これら走行本体やキャレッジと地上
    側とに亘って配設した索体と、この索体に連動して地上
    側に設けた駆動装置とにより行うべく構成し、前記索体
    は、一定経路の一方端側を開放して配設したことを特徴
    とする自動倉庫用の出し入れ装置。
  2. 【請求項2】 キャレッジ側の案内部に下方から巻回さ
    れる無端状の索体を設けるとともに、この索体を上方か
    ら巻回する前後一対の上位案内部を前後一対の支柱の上
    部側に設け、これら上位案内部からの索体を巻回して一
    定経路方向の外方に案内する前後一対の下部輪体を走行
    本体の下部に設けるとともに、これら下部輪体をそれぞ
    れブレーキ装置に連動し、一定経路の一端で地上側に、
    一方の下部輪体からの索体を巻回して一定経路の他端側
    に案内する定置案内部を設け、一定経路の他端で地上側
    に、前記定置案内部からの索体を巻回しかつ第1駆動装
    置に連動する第1駆動輪体と、他方の下部輪体からの索
    体を巻回しかつ第2駆動装置に連動する第2駆動輪体
    と、両駆動輪体間の索体に作用するテンション装置とを
    設けたことを特徴とする請求項1記載の自動倉庫用の出
    し入れ装置。
  3. 【請求項3】 走行本体を走行させる走行駆動装置を、
    一定経路の両端で地上側にそれぞれ配設した定置輪体
    と、これら定置輪体間に張設されかつ走行本体に連結さ
    れた走行用索体と、少なくとも一方の定置輪体に連動し
    た走行駆動部とにより構成し、キャレッジを昇降させる
    昇降駆動装置を、キャレッジ側の案内部に下方から巻回
    される昇降用索体と、この昇降用索体が上方から巻回さ
    れかつ前後一対の支柱の上部側に設けた前後一対の上位
    案内部と、これら上位案内部からの昇降用索体を巻回し
    て一定経路方向の外方に案内すべく走行本体の下部に設
    けた前後一対の下位案内部と、前記昇降用索体の両端を
    一定経路の両端で地上側に振り分けて固定する一対の固
    定部と、いずれかの一端側において昇降用索体を正逆に
    送り移動すべく地上側に設けた昇降駆動部と、この昇降
    駆動部と隣接した固定部との間に配設したテンション装
    置とにより構成したことを特徴とする請求項1記載の自
    動倉庫用の出し入れ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011201608A (ja) * 2010-03-24 2011-10-13 Okamura Corp スタッカクレーン
CN108367862A (zh) * 2015-10-06 2018-08-03 Tgw机械有限公司 自动货仓系统和用于在所述货仓系统中存放挂装货物的方法
CN112278688A (zh) * 2020-11-13 2021-01-29 南京工程学院 基于列式药柜构型的双向盒装药品自动发药系统及配发方法

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