JP2001341967A - マンコンベア - Google Patents

マンコンベア

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JP2001341967A
JP2001341967A JP2000162090A JP2000162090A JP2001341967A JP 2001341967 A JP2001341967 A JP 2001341967A JP 2000162090 A JP2000162090 A JP 2000162090A JP 2000162090 A JP2000162090 A JP 2000162090A JP 2001341967 A JP2001341967 A JP 2001341967A
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JP
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truss
sprocket
output shaft
transmission means
chain
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JP2000162090A
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English (en)
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Takashi Shinno
隆司 新野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B23/00Component parts of escalators or moving walkways
    • B66B23/02Driving gear
    • B66B23/026Driving gear with a drive or carrying sprocket wheel located at end portions

Landscapes

  • Escalators And Moving Walkways (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】トラスの寸法を縮小して設置時の建屋側に対す
る工事負担を軽減することが可能となるエスカレータ等
のマンコンベアを提供する。 【解決手段】走行用のスプロケット35はステップ列1
1の両側に配設されているとともに、これらスプロケッ
ト35がトラス2の幅方向に沿う同一軸線上においてそ
のトラス2の両側部に振り分けて設けられた支持軸20
a,20bに取り付けられ、トラス2の一方の端部内に
は、モータ40の動力を減速して出力する減速機41が
設けられ、この減速機41はトラス2の幅方向に延びる
第1の出力軸41aおよび第2の出力軸41bを有し、
第1の出力軸41aの動力がステップ列11の一方側の
走行用のスプロケット35にチエーン43を介して伝達
され、第2の出力軸41bの動力がステップ列11の他
方側の走行用のスプロケット35にチエーン43を介し
て伝達される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、多数のステップ
をチエーンを介して無端状に連結してなるステップ列を
無端走行させて乗客を搬送するマンコンベアに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高齢化社会の到来を背景に、様々
な施設においてマンコンベアの設置が検討されている。
【0003】特に、駅舎等の公共交通機関の施設では、
不特定の人の利用が前提となっているため、マンコンベ
アの設置が急ピッチで進められている。多くの駅舎の場
合、建物構造の機能的な関係上、車輌と人の動線が交差
する状況での人の搬送が必要であるため、主としてエス
カレータの設置が進められている。
【0004】マンコンベアとしてのエスカレータは、建
屋の下階と上階との間に亘ってトラスを据え付け、この
トラス内に多数のステップを無端状に連結してなるステ
ップ列を組み込み、このステップ列を駆動装置で無端走
行させてステップに乗り込んだ乗客を搬送するようにな
っている。
【0005】図9には、従来のエスカレータの側面図を
示してある。エスカレータ1はトラス2を備え、このト
ラス2の長手方向の両端部に支持金具3a,3bが設け
られ、これら支持金具3a,3bを介してトラス2が建
屋4の上階と下階との間に傾斜して懸架されている。
【0006】一般に、既存の駅舎等にエスカレータ1を
新設する場合には、人の動線として既に階段5が設置さ
れており、この階段5とは別の場所にエスカレータ1を
設置するスペースを取ることができなかったり、あるい
はスペースを取ることが可能であっても人の動線として
不適な場所となるようなときには、既存の階段5の一部
を解体ないしは改造してその階段5の上に併設するのが
一般的である。
【0007】既存の階段5の上方には屋根6が設けられ
ている場合が多く、このような階段5の上にエスカレー
タ1を設置する場合、その屋根6とエスカレータ1との
間に所定のクリアランスKを確保する必要があり、この
ため既存の階段5の一部や例えば下階のプラットホーム
7の一部を解体して開口部を形成し、その開口部内にト
ラス2の一部を落とし込むように据え付けて設置するの
が通例である。図9にハッチングを施して示す部分がそ
の解体撤去部分である。
【0008】トラス2内に組み込まれて無端走行するス
テップ列の各ステップはトラス2の長手方向の両端部内
において反転するが、トラス2の深さ方向の寸法A,
B,Cはそのステップ列の反転の曲率の大きさに依存す
る。
【0009】図10には、傾斜したトラス2の上部側の
端部内におけるステップ反転部分の構造を示してある。
【0010】ステップ列11は、乗客を乗せる各ステッ
プ12をチエーン13で無端状に連結してなる。チエー
ン13は各ステップ12の両側に設けられている。
【0011】各ステップ12は両側部にそれぞれ回転自
在な前輪14および後輪15を有し、トラス2内にその
前輪14をガイドする前輪用ガイドレール18および後
輪15をガイドする後輪用ガイドレール19が設けられ
ている。
【0012】トラス2の両側部間には支持軸20が設け
られ、この支持軸20に左右に離間して一対の走行用の
スプロケット21が設けられ、これら走行用のスプロケ
ット21に前記チエーン13が巻き掛けられている。
【0013】トラス2内には駆動装置23が設けられ、
この駆動装置23は出力用のスプロケット24を有し、
また前記支持軸20には駆動用のスプロケット25が取
り付けられ、前記出力用のスプロケット24と駆動用の
スプロケット25との間にチエーン26が掛け渡されて
いる。
【0014】そして駆動装置23の動力がチエーン26
を介して支持軸20に伝達され、この支持軸20と一体
に走行用のスプロケット21が回転し、この回転により
ステップ列11が走行し、各ステップ12がガイドレー
ル18,19により案内されながら支持軸20の外周側
において順次反転して方向を転換する。
【0015】なお、トラス2の下部側の端部内において
も、トラス2の両側部間に支持軸が設けられ、この支持
軸に左右に離間して一対の走行用のスプロケットが取り
付けられ、これら走行用のスプロケットにステップ列1
1のチエーン13が巻き掛けられ、ステップ列11の走
行時に各ステップ12が支持軸の外周側において順次反
転する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、各ステップ
12が反転する際の曲率の大きさが小さければそれに応
じてトラス2の深さ方向の寸法A,B,Cも小さくする
ことができるが、しかし従来においては、トラス内の左
右側に離間した走行用のスプロケット21間に支持軸2
0が貫通しており、このため各ステップ12が反転する
際にその各ステップ12の後輪15が支持軸20と干渉
しないように、その反転の曲率の大きさを大きく定めな
ければならず、この結果、トラス2の深さ方向の寸法
A,B,Cも大きくなっている。
【0017】また、従来の他のエスカレータとして、図
11に示すように、モータ27の動力を減速して出力す
る減速機28の出力軸に歯車29を取り付け、この歯車
29の動力を左右に離間した一対の駆動用の歯車25に
分配するために、モータ27とステップ列11との間に
中間軸30を設け、この中間軸30の両端部に中間歯車
31を設け、これら中間歯車31を介して減速機28の
動力を一対の駆動用の歯車25に伝達して回転させてス
テップ列11を走行させるようにしたものがある。
【0018】このような構成においては、ステップ12
の反転時にそのステップ12が中間軸30と干渉しない
ように、中間軸30をステップ12の反転軌跡上から離
さなければならず、またその中間軸30自体の配置スペ
ースも確保しなければならず、その分、トラスの長さ方
向の寸法が大きくなってしまう。
【0019】前述したように、既存の駅舎等に新たにエ
スカレータを設置する場合、建屋の一部を解体ないしは
改造することが必要となっているが、ここでトラスの深
さ方向の寸法や長さ方向の寸法が大きいと、その解体改
造工事も大掛かりとなり、費用の増大、工事期間の長期
化を招き、また営業中の駅舎等にあっては工事範囲の囲
いや養生等の安全対策作業の拡大、利用客に対して不便
をかける期間の拡大等の業務上の損失が生じるという問
題がある。
【0020】この発明はこのような点に着目してなされ
たもので、その目的とするところは、トラスの寸法を縮
小して設置時の建屋側に対する工事負担を軽減すること
が可能となるエスカレータ等のマンコンベアを提供する
ことにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】この発明のマンコンベア
は、トラスの長手方向の両端部内にそれぞれ走行用のス
プロケットを設け、多数のステップをチエーンを介して
無端状に連結してなるステップ列をトラス内に収納し、
このステップ列のチエーンをトラスの両端部間の前記ス
プロケットに巻装し、このステップ列の各ステップを前
記スプロケットの部分で方向転換させながらステップ列
を無端走行させるマンコンベアにおいて、前記走行用の
スプロケットは前記ステップ列の両側に配設されている
とともに、これらスプロケットがトラスの幅方向に沿う
同一軸線上においてそのトラスの両側部に振り分けて設
けられた支持軸に個別に取り付けられ、トラスの一方の
端部内には、モータの動力を減速して出力する減速機が
設けられ、この減速機はトラスの幅方向に延びる第1の
出力軸および第2の出力軸を有し、前記第1の出力軸の
動力がステップ列の一方側の走行用のスプロケットに第
1の動力伝達手段を介して伝達され、前記第2の出力軸
の動力がステップ列の他方側の走行用のスプロケットに
第2の動力伝達手段を介して伝達されることを特徴とし
ている。
【0022】そして請求項2の発明では、減速機の第1
の出力軸は、この第1の出力軸から直接第1の動力伝達
手段に動力を出力し、第2の出力軸はこの第2の出力軸
に同軸的に取り付けられた延長軸を介して第2の動力伝
達手段に動力を出力することを特徴としている。
【0023】請求項3の発明では、第1および第2の動
力伝達手段はチエーンを用いる伝達手段であることを特
徴としている。
【0024】請求項4の発明では、第1および第2の動
力伝達手段は歯車を用いる伝達手段であることを特徴と
している。
【0025】請求項5の発明では、チエーンを用いる伝
達手段からなる動力伝達手段にはそのチエーンの張力を
調整する張力調整機構が設けられていることを特徴とし
ている。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図1ないし図8を参照して説明する。なお、従来の
構成と対応する部分には同一の符号を付してその説明を
省略する。
【0027】図1には第1の実施形態を示してある。図
1はトラス2の傾斜上部側の端部内の平面図であり、ト
ラス2には一対の支持軸20a,20bがその両側部に
振り分けて設けられている。これら支持軸20a,20
bはトラス2の幅方向に沿う同一軸線上に配置され、そ
れぞれその一端側の端部がトラス2の側部に取り付けら
れている。
【0028】これら支持軸20a,20bには、それぞ
れ駆動用のスプロケット34と、走行用のスプロケット
35と、手すりベルト用のスプロケット36が設けられ
ている。これらスプロケット34,35,36は例えば
一体的に構成されている。
【0029】そしてステップ列11の両側に配設された
前記走行用のスプロケット35にそのステップ列11の
チエーン13が巻き掛けられ、前記手すりベルト用のス
プロケット36に手すりベルト駆動用のチエーン37が
巻き掛けられている。
【0030】また、トラス2の傾斜下部側の端部内にお
いても、図示しないが同様にステップ列の両側に振り分
けられてトラスの両側部に取り付けられた個々の支持軸
を介して走行用のスプロケットと手すりベルト用のスプ
ロケットが支持され、その走行用のスプロケットにステ
ップ列のチエーンが巻き掛けられ、手すりベルト用のス
プロケットに手すりベルト駆動用のチエーンが巻き掛け
られている。
【0031】トラス2の傾斜上部側の端部内には、図1
に示すように駆動源としてのモータ40およびこのモー
タ40の回転動力を減速して出力する減速機41が設け
られている。
【0032】減速機41はその一側部側に延出する第1
の出力軸41aと他側部側に延びる第2の出力軸41b
とを有し、これら第1および第2の出力軸41a,41
bはトラス2の幅方向に沿う同一軸線上に配置されてい
るとともにそれぞれその端部に出力用のスプロケット4
2が取り付けられている。
【0033】そしてトラス2の一側部側に設けられた駆
動用のスプロケット34と前記第1の出力軸41aに設
けられた出力用のスプロケット42との間に第1の動力
伝達手段としてチエーン43が掛け渡され、またトラス
2の他側部側に設けられた駆動用のスプロケット34と
前記第2の出力軸41bに設けられた出力用のスプロケ
ット42との間に第2の動力伝達手段としてチエーン4
3が掛け渡されている。
【0034】エスカレータ1の運転時には、モータ40
へ電源が投入され、このモータ40の回転の動力が減速
機41により減速され、第1および第2の出力軸41
a,41bが低速で回転する。
【0035】第1の出力軸41aの回転の動力は、第1
の動力伝達手段としてのチエーン43を介して一方の駆
動用のスプロケット34に伝達される。そしてこの動力
の伝達で一方の駆動用のスプロケット34およびこの駆
動用のスプロケット34と一体に一方の走行用のスプロ
ケット35および一方の手すりベルト用のスプロケット
36が回転する。
【0036】また、第2の出力軸41bの回転の動力
は、第2の動力伝達手段としてのチエーン43を介して
他方の駆動用のスプロケット34に伝達される。そして
この動力の伝達で他方の駆動用のスプロケット34およ
びこの駆動用のスプロケット34と一体に他方の走行用
のスプロケット35および他方の手すりベルト用のスプ
ロケット36が回転する。
【0037】このように、減速機41の出力により一方
の走行用のスプロケット35と他方のスプロケット35
とが同期して回転し、この回転でチエーン13を介して
ステップ列11の各ステップ12がトラス2の長手方向
に沿って走行し、走行用のスプロケット35の部分でそ
の各ステップ12が順次反転して方向を転換し、また手
すりベルト用のスプロケット36の回転でステップ列1
1と同期して手すりベルト(図示せず)が走行する。こ
こで、ステップ列11の両側に配置された走行用のスプ
ロケット35は、その両側に振り分けられた個々の支持
軸20a,20bを介して支持され、ステップ12の反
転の内側には従来のような一連の支持軸が貫通しておら
ず、したがってその支持軸との干渉を避けるような配慮
が不要であり、このためステップ12の反転の曲率を小
さくすることができ、これによりトラス2の深さ方向の
寸法を縮小することができる。
【0038】図2および図3には第2の実施形態を示し
てある。前記第1の実施形態においては、減速機41の
動力を走行用のスプロケットの35に伝達する手段とし
てチエーン43を用いているが、この第2の実施形態に
おいてはその伝達手段として歯車を用いている。
【0039】すなわち、支持軸20a,20bには、走
行用のスプロケット35および手すりベルト用のスプロ
ケット36と一体の駆動用の歯車34′が設けられてい
るとともに、減速機41の第1および第2の出力軸41
a,41bにそれぞれ出力用の歯車42′が取り付けら
れている。
【0040】そして第1の出力軸41aに取り付けられ
た歯車42′と前記一方の駆動用の歯車34′との間に
第1の動力伝達手段として中間歯車43′が設けられ、
第2の出力軸41bに取り付けられた歯車42′と前記
他方の駆動用の歯車34′との間に第2の動力伝達手段
として中間歯車43′が設けられている。前記各中間歯
車43′はトラス2の両側部に個々に振り分けて取り付
けられた支持軸45a,45bを介して支持されてい
る。
【0041】このような構成において、エスカレータ1
の運転時に、減速機41の第1の出力軸41aの回転の
動力が第1の動力伝達手段としての中間歯車43′を介
して一方の駆動用の歯車34′に伝達されて一方の走行
用のスプロケット35および手すりベルト用のスプロケ
ット36が回転し、また第2の出力軸41bの回転の動
力が第2の動力伝達手段としての中間歯車43′を介し
て他方の駆動用の歯車34′に伝達されて他方の走行用
のスプロケット35および手すりベルト用のスプロケッ
ト36が回転する。
【0042】そして走行用のスプロケット35の回転で
チエーン13を介してステップ列11の各ステップ12
がトラス2の長手方向に沿って走行し、走行用のスプロ
ケット35の部分でその各ステップ12が順次反転して
方向を転換し、また手すりベルト用のスプロケット36
の回転でステップ列11と同期して手すりベルト(図示
せず)が走行する。この場合においても、ステップ列1
1の両側に配置された走行用のスプロケット35がトラ
ス2の両側部に振り分けられた個々の支持軸20a,2
0bを介して支持され、ステップ12の反転の内側には
従来のような一連の支持軸が貫通しておらず、したがっ
てその支持軸との干渉を避けるような配慮が不要であ
り、このためステップ12の反転の曲率を小さくするこ
とができ、これによりトラス2の深さ方向の寸法を縮小
することができる。
【0043】また、トラス2の両側部に設けられた中間
歯車43′もトラス2の両側部に振り分けられた個々の
支持軸45a,45bを介して支持されており、このた
め反転時のステップ12とその支持軸45a,45との
干渉も避けることができ、したがって図11に示すよう
な中間軸30を介して歯車31を支持する場合に比べ、
トラス2の長さ方向の寸法も縮小することができる。
【0044】前記第1の実施形態のように、減速機41
の出力を走行用のスプロケット35に伝達する手段とし
てチエーン43を用いる構成においては、そのチエーン
43に対する伸びの調整や給油の必要があり、またその
チエーン43に対して切断検知用の安全装置を設けるこ
とが必要となるが、第2の実施形態においては減速機4
1の出力を走行用のスプロケット35に伝達する手段と
して歯車43′を用いており、このため伸びの調整、給
油、安全装置が不要となり、信頼性に優れ、保守の作業
性も向上する。
【0045】図4には第3の実施形態を示してあり、こ
の実施形態は減速機41から延出した一対の出力軸41
a,41bの長さが共に短寸である場合の例で、トラス
2の一方の側部に近接した一方の出力軸41aには出力
用のスプロケット42が直接取り付けられ、この出力用
のスプロケット42と駆動用のスプロケット34との間
に第1の動力伝達手段としてのチエーン43が掛け渡さ
れている。
【0046】そしてトラス2の他方の側部と大きく離間
した他方の出力軸41bにはカップリング48を介して
延長軸49が同軸的に取り付けられ、この延長軸49の
前記カップリング48の反対側の端部に出力用のスプロ
ケット42が取り付けられ、この出力用のスプロケット
42と駆動用のスプロケット34との間に第2の動力伝
達手段としてのチエーン43が掛け渡されている。な
お、延長軸49の両端部は軸受50を介して支持されて
いる。
【0047】このような構成においては、減速機41の
動力が第1の出力軸41aからチエーン43を介して一
方の走行用のスプロケット35に伝達されるとともに、
第2の出力軸41bおよび延長軸49からチエーン43
を介して他方の走行用のスプロケット35に伝達され、
これによりステップ列11のステップ12が走行する。
【0048】なお、この第3の実施形態においても、減
速機41の動力を走行用のスプロケット35に伝達する
手段としてチエーン43を用いる場合に限らず歯車を用
いる構成とすることも可能である。
【0049】図5および図6には第4の実施形態を示し
てあり、この実施形態は動力伝達手段としてチエーン4
3を用いる場合において、そのチエーン43に対して張
力調整機構53を設けた例である。
【0050】この張力調整機構53はベース54を備
え、このベース54にレール55を介して上下動可能に
支軸56が設けられ、この支軸56の端部にスプロケッ
ト57が回転自在に取り付けられ、このスプロケット5
7が出力用のスプロケット42と駆動用のスプロケット
34との間に掛け渡されたチエーン43の途中にその下
方から噛合している。
【0051】また、ベース54にはブラケット58が設
けられ、このブラケット58を調整シャフト59が上下
動可能に貫通し、この調整シャフト59の下端部が前記
支軸56に結合されている。
【0052】そしてこの調整シャフト59に前記ブラケ
ット58を挟むようにその上下側に一対のナット60,
61が螺着され、これらナット60,61を緩めること
により調整シャフト59を上下に移動して前記スプロケ
ット57を上下に変位させ、またナット60,61を締
め付けることによりそのスプロケット57を所定のレベ
ル位置に固定することができるようになっている。
【0053】このような構成においては、チエーン43
に経年変化等により伸びが生じたときに、ナット60,
61を緩めてスプロケット57を上方に変位させること
によりその伸びによるたるみを解消してチエーン43の
張力を適正に保持することができる。
【0054】図7および図8には第5の実施形態を示し
てあり、この実施形態においては、スプロケット57の
支軸56に結合された調整シャフト59がベース54に
設けられたブラケット62を上下動自在に貫通している
とともに、この調整シャフト59の上端部にナット63
が螺着され、このナット63に受け板64が取り付けら
れ、この受け板64と前記ブラケット62との間にスプ
リング65が設けられている。そして前記スプリング6
5によりスプロケット57が上方に弾性的に付勢され、
この付勢力でチエーン43に所定の張力が付加されてい
る。
【0055】このような構成においては、チエーン43
に経年変化等により伸びが生じたときに、その伸びに応
じてスプロケット57がスプリング65の弾性力で自動
的に上方に変位し、この変位で人手による調整作業を要
することなくチエーン43に適正な張力を付加すること
ができる。
【0056】このようにチエーン43に張力付加機構5
3を設けることにより、チエーン43の伸びによる騒音
や振動、あるいは出力用のスプロケット42や駆動用の
スプロケット34のいわゆるこま飛び等のトラブルを防
止して信頼性を高めることができる。
【0057】なお、前記各実施形態においては、ステッ
プがトラスの端部内で反転して方向転換する場合の例に
ついて説明したが、ステップがそのステップ面を上に向
けた状態で方向転換する場合であっても同様に実施する
ことができる。また、この発明はエスカレータに適用す
る場合に限らず、動く歩道等のマンコンベアにおいても
同様に適用することが可能である。
【0058】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
ステップの方向転換の曲率を小さくしてトラスの深さ方
向の寸法を縮小することができ、したがってマンコンベ
アの設置時における建屋側に対する工事負担を軽減して
能率よくかつ廉価に設置することができる。
【0059】そして請求項2の発明では、減速機の第1
および第2の出力軸が共に短寸であっても延長軸を介し
て減速機の動力を走行用のスプロケットの伝達すること
ができる。
【0060】請求項4の発明では、減速機の動力を歯車
を用いる伝達手段で走行用のスプロケットに伝達するよ
うにしているから、チエーンを用いる場合のような伸び
の調整や給油が不要で保守が容易となる。
【0061】請求項5の発明では、伝達手段としてチエ
ーンを用いる場合において、そのチエーンに対して張力
調整機構を設けてあるから、そのチエーンに伸びが生じ
たときにその伸びによるたるみを除去し、騒音や振動、
あるいはこま飛び等のトラブルを防止して信頼性を高め
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態を示す平面図。
【図2】この発明の第2の実施形態を示す平面図。
【図3】この発明の第2の実施形態を示す側面図。
【図4】この発明の第3の実施形態を示す平面図。
【図5】この発明の第4の実施形態を示す側面図。
【図6】図5中のX−X方向から見た正面図。
【図7】この発明の第5の実施形態を示す側面図。
【図8】図75中のY−Y方向から見た正面図。
【図9】従来のエスカレータの設置状態を示す説明図。
【図10】従来のエスカレータのステップ反転部分の構
造を示す側面図。
【図11】従来の他の構造のエスカレータのステップ反
転部分の構造を示す斜視図。
【符号の説明】
1…エスカレータ 2…トラス 11…ステップ列 12…ステップ 13…チエーン 20a,20b…支持軸 34…駆動用のスプロケット 34′…駆動用の歯車 35…走行用のスプロケット 40…モータ 41…減速機 41a…第1の出力軸 41b…第2の出力軸 42…出力用のスプロケット 42′…出力用の歯車 43…チエーン 43′…歯車 45a,45b…支持軸 48…カップリング 49…延長軸 53…張力調整機構 59…調整シャフト 65…スプリング

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トラスの長手方向の両端部内にそれぞれ走
    行用のスプロケットを設け、多数のステップをチエーン
    を介して無端状に連結してなるステップ列をトラス内に
    収納し、このステップ列のチエーンをトラスの両端部間
    の前記スプロケットに巻装し、このステップ列の各ステ
    ップを前記スプロケットの部分で方向転換させながらス
    テップ列を無端走行させるマンコンベアにおいて、 前記走行用のスプロケットは前記ステップ列の両側に配
    設されているとともに、これらスプロケットがトラスの
    幅方向に沿う同一軸線上においてそのトラスの両側部に
    振り分けて設けられた支持軸に個別に取り付けられ、 トラスの一方の端部内には、モータの動力を減速して出
    力する減速機が設けられ、この減速機はトラスの幅方向
    に延びる第1の出力軸および第2の出力軸を有し、前記
    第1の出力軸の動力がステップ列の一方側の走行用のス
    プロケットに第1の動力伝達手段を介して伝達され、前
    記第2の出力軸の動力がステップ列の他方側の走行用の
    スプロケットに第2の動力伝達手段を介して伝達される
    ことを特徴とするマンコンベア。
  2. 【請求項2】減速機の第1の出力軸は、この第1の出力
    軸から直接第1の動力伝達手段に動力を出力し、第2の
    出力軸はこの第2の出力軸に同軸的に取り付けられた延
    長軸を介して第2の動力伝達手段に動力を出力すること
    を特徴とする請求項1に記載のマンコンベア。
  3. 【請求項3】第1および第2の動力伝達手段はチエーン
    を用いる伝達手段であることを特徴とする請求項1また
    は2に記載のマンコンベア。
  4. 【請求項4】第1および第2の動力伝達手段は歯車を用
    いる伝達手段であることを特徴とする請求項1に記載の
    マンコンベア。
  5. 【請求項5】チエーンを用いる伝達手段からなる動力伝
    達手段にはそのチエーンの張力を調整する張力調整機構
    が設けられていることを特徴とする請求項3に記載のマ
    ンコンベア。
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