JP2017100819A - 乗客コンベア - Google Patents

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秀生 高橋
Hideo Takahashi
秀生 高橋
石川 佳延
Yoshinobu Ishikawa
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Abstract

【課題】油による積極的な潤滑を不要とすることができ、メンテナンスを容易に行える乗客コンベアの駆動装置を得ることにある。【解決手段】乗客コンベアの駆動装置は、駆動源からトルクを受けて回転するとともに、トロコイド歯形を有する複数の噛み合い歯を備えた第1の歯車と、踏段チェーンが巻き掛けられた駆動スプロケットと共に回転するとともに、トロコイド歯形を有する複数の噛み合い歯を備えた第2の歯車と、前記第1の歯車および前記第2の歯車と噛み合いながら回転するアイドラ機構と、を含んでいる。アイドラ機構は、互いに間隔を存して向かい合う一対の回転輪と、回転輪の外周部の間に跨って回転自在に支持され、回転輪の回転方向に間隔を存して配列された複数のローラと、を備えている。ローラは、第1の歯車の噛み合い歯および第2の歯車の噛み合い歯に対し自転しながら接触する。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、エスカレータあるいは移動歩道のような乗客コンベアに用いる駆動装置に関する。
乗客コンベアの一例であるエスカレータは、複数の踏段が連結された踏段チェーンを走行させる駆動装置を装備している。従来の駆動装置では、踏段チェーンが巻き掛けられた駆動輪に、ローラチェーンを介してモータのトルクを伝えている。
特開2015−174770号公報
ローラチェーンは、複数のローラがスプロケットの歯底に嵌り込むようにスプロケットに巻き付くことでトルクを伝達しているので、ローラとスプロケットとの噛み合い箇所に摺動抵抗が発生する。
したがって、ローラの摩耗を防止するため、例えばエスカレータの定期点検の度に保守員がローラチェーンに給油する必要があり、エスカレータのメンテナンスを容易に行う上で改善の余地がある。
本発明の目的は、油による積極的な潤滑を不要とすることができ、メンテナンスを容易に行える乗客コンベアの駆動装置を得ることにある。
実施形態によれば、乗客コンベアの駆動装置は、駆動源からトルクを受けて回転するとともに、トロコイド歯形を有する複数の噛み合い歯を備えた第1の歯車と、踏段チェーンが巻き掛けられた駆動スプロケットと共に回転するとともに、トロコイド歯形を有する複数の噛み合い歯を備えた第2の歯車と、前記第1の歯車および前記第2の歯車と噛み合いながら回転するアイドラ機構と、を含んでいる。
前記アイドラ機構は、互いに間隔を存して向かい合う一対の回転輪と、前記回転輪の外周部の間に跨って回転自在に支持され、前記回転輪の回転方向に間隔を存して配列された複数のローラと、を備えている。前記アイドラ機構の前記ローラは、前記第1の歯車の前記噛み合い歯および前記第2の歯車の前記噛み合い歯に対し自転しながら接触する。
第1の実施形態に係るエスカレータを概略的に示す断面図である。 図1に示すエスカレータに用いる駆動装置の断面図である。 図1に示すエスカレータに用いる駆動装置の側面図である。 第1の実施形態のアイドラ機構の断面図である。 第2の実施形態のアイドラ機構の断面図である。 第3の実施形態に係るエスカレータを概略的に示す断面図である。
[第1の実施形態]
以下、第1の実施形態について、図1ないし図4を参照して説明する。
図1は、乗客コンベアの一例であるエスカレータ1を示している。エスカレータ1は、トラス2を備えている。トラス2は、下階のフロア1Fに据え付けられた下階側水平部2aと、上階のフロア2Fに据え付けられた上階側水平部2bと、下階側水平部2aと上階側水平部2bとの間を結ぶ傾斜部2cと、を備えている。
機械室3が上階側水平部2bの内部に設けられている。図2に示すように、駆動軸4および一対の駆動スプロケット5a,5bが機械室3に収容されている。駆動軸4は、軸受6a,6bを介してトラス2に水平に支持されている。駆動スプロケット5a,5bは、駆動軸4の両端部に固定されて駆動軸4と共に回転される。
図1に示すように、従動軸8および一対の従動スプロケット9(一方のみを図示)がトラス2の下階側水平部2aに収容されている。従動軸8は、トラス2に水平に支持されている。従動スプロケット9は、従動軸8の両端部に固定されて従動軸8と共に回転される。
駆動スプロケット5a,5bと従動スプロケット9との間に一対の踏段チェーン10a,10bが無端状に架け渡されている。踏段チェーン10a,10bは、夫々乗客の搬送に供する往路11aと、往路11aの下側に位置された復路11bと、を有し、トラス2の内部を無端状に走行するようになっている。
複数の踏段12が踏段チェーン10a,10bの間に連結されている。踏段12は、エスカレータ1を利用する乗客が乗り込む要素であって、トラス2の内部に設けられた図示しないガイドレールに沿って移動する。踏段チェーン10a,10bが走行すると、踏段チェーン10a,10bの往路11aでは、複数の踏段12がトラス2の傾斜部2cに沿って階段状に配列されるとともに、踏段チェーン10a,10bの走行に追従して移動するようになっている。
トラス2の右側部および左側部には、夫々欄干13が設けられている。さらに、手摺りベルト14が欄干13の外周部に装着されている。手摺りベルト14は、踏段12と同期して無端状に走行するようになっている。
図1ないし図3に示すように、駆動装置20がトラス2の機械室3に収容されている。駆動装置20は、踏段12が連結された踏段チェーン10a,10bを無端状に走行させる要素であって、踏段チェーン10a,10bの走行経路の外側で駆動スプロケット5a,5bと向かい合うように機械室3の終端部に設置されている。
駆動装置20は、駆動源としてのモータ21、減速機22およびトルク伝達機構23を主要な要素として備えている。モータ21および減速機22は、架台24を介してトラス2に支持されている。モータ21の回転軸21aは、減速機22の入力端に連結されている。減速機22の出力軸22aは、機械室3内で駆動軸4と平行に配置されている。本実施形態によると、駆動軸4の回転中心O1と出力軸22aの回転中心O2との間を結ぶ直線S1は、機械室3内で略水平に延びている。
図1ないし図3に示すように、トルク伝達機構23は、減速機22の出力軸17aと一方の駆動スプロケット5aとの間に介在されている。トルク伝達機構23は、第1の歯車26、第2の歯車27およびアイドラ機構28を主要な要素として備えている。
第1の歯車26は、減速機22の出力軸17aに同軸状に固定されている。第1の歯車26の外周部に形成された複数の噛み合い歯29は、その歯面29aおよび歯底29bが円弧状に湾曲されたトロコイド歯形を有している。
第2の歯車27は、リング状のスペーサ30を介して一方の駆動スプロケット5aの側面に同軸状に固定されている。第2の歯車27の外周部に形成された複数の噛み合い歯31は、その歯面31aおよび歯底31bが円弧状に湾曲されたトロコイド歯形を有している。第2の歯車27は、第1の歯車26よりも径が大きいとともに、第1の歯車26よりも歯数が多い。
図2ないし図4に示すように、アイドラ機構28は、回転軸33、一対の回転輪34a,34bおよび複数のローラ35を主要な要素として備えている。回転軸33は、第1のジャーナル部33aおよび第2のジャーナル部33bを有している。第1のジャーナル部33aは、回転軸33の軸方向に沿う一端に位置されている。第2のジャーナル部33bは、回転軸33の軸方向に沿う他端に位置されている。
回転軸33の第1のジャーナル部33aは、トラス2に固定されたブラケット36aに軸受37aを介して回転自在に支持されている。同様に、回転軸33の第2のジャーナル部33bは、トラス2に固定されたブラケット36bに軸受37bを介して回転自在に支持されている。
回転輪34a,34bは、例えば円盤状に形成されている。回転輪34a,34bの中心部は、回転軸33の外周面上に例えば圧入等の手段で同軸状に固定されている。回転輪34a,34bは、ブラケット36a,36bの間で回転軸33の軸方向に互いに間隔を存して平行に配置されているとともに、回転軸33と共に回転される。
図3および図4に示すように、複数の嵌合孔39が回転輪34a,34bの外周部に形成されている。嵌合孔39は、回転軸33の中心軸線O3を中心とする同一の基準円Cの上に位置されるとともに、回転輪34a,34bの回転方向に一定の間隔を存して配列されている。嵌合孔39は、円形の開口形状を有している。
複数のピン40が回転輪34a,34bの外周部の間に跨って固定されている。ピン40は、真っ直ぐな円柱状の要素であって、当該ピン40の一端部および他端部が夫々回転輪34a,34bの外周部の嵌合孔39に例えば圧入等の手段で固定されている。
ローラ35は、円筒状の要素であって、ピン40の中間部の外周面の上に回転自在に支持されている。したがって、ローラ35は、回転輪34a,34bの外周部の間に回転自在に架け渡されているとともに、基準円Cの上で回転輪34a,34bの回転方向に一定の間隔を存して配列されている。さらに、ローラ35は、回転輪34a,34bの間でピン40の軸方向に挟み込まれている。これにより、ピン40の軸方向へのローラ35の自由な移動が制限されている。
アイドラ機構28のローラ35は、第1の歯車26の噛み合い歯29および第2の歯車27の噛み合い歯31と噛み合っている。この噛み合いにより、ローラ35は、噛み合い歯29の歯面29aおよび歯底29b、噛み合い歯31の歯面31aおよび歯底31bに転がりながら接触する。このため、アイドラ機構28は、第1の歯車26および第2の歯車27に噛み合いながら回転することで、第1の歯車26に伝えられたモータ21のトルクを第2の歯車27に伝達する。
さらに、図3に最もよく示されるように、アイドラ機構28は、その回転軸33の中心軸線O3が駆動軸4の回転中心O1と出力軸22aの回転中心O2との間を結ぶ直線S1を外れた位置に設けられている。言い換えると、アイドラ機構28のローラ35は、直線S1よりも下方の位置で第1の歯車26の噛み合い歯29および第2の歯車27の噛み合い歯31と噛み合っている。
第1の実施形態において、モータ21から出力されたトルクは、減速機22の出力軸22aを通じて第1の歯車26に伝わる。これにより、第1の歯車26がモータ21のトルクを受けて回転する。
アイドラ機構28のローラ35は、第1の歯車26と第2の歯車27との間で第1の歯車26の噛み合い歯29および第2の歯車27の噛み合い歯31に同時に噛み合っているので、アイドラ機構28の回転輪34a,34bが回転する。この結果、モータ21のトルクが第1の歯車26からアイドラ機構28を経由して第2の歯車27に伝わり、駆動スプロケット5a,5bが回転する。
したがって、踏段チェーン10a,10bがトラス2の内部を無端状に走行し、踏段12に乗り込んだ乗客が下階のフロア1Fから上階のフロア2F又は上階のフロア2Fから下階のフロア1Fに向けて搬送される。
第1の実施形態によると、アイドラ機構28のローラ35が噛み合う第1の歯車26の噛み合い歯29および第2の歯車27の噛み合い歯31は、夫々歯面29a,31aおよび歯底29b,31bが円弧状に湾曲されたトロコイド歯形を有している。
このため、第1の歯車26、第2の歯車27およびアイドラ機構28が互いに同期して回転した状態では、ローラ35が転がりながら噛み合い歯29,31の歯面29a,31aおよび歯底29b,31bに接触する。すなわち、ローラ35が自転しながら噛み合い歯29,31の歯面29a,31aおよび歯底29b,31bに沿って移動することで、モータ21のトルクを第1の歯車26から第2の歯車27に伝達する。
この結果、ローラ35と噛み合い歯29,31との噛み合い箇所に生じる抵抗が転がり抵抗となり、油を用いた積極的な潤滑が不要となる。よって、エスカレータ1の定期点検の度に保守員がローラチェーンに給油するといった面倒で手間のかかる作業を省略することができ、エスカレータ1のメンテナンスを容易に行うことができる。
さらに、エスカレータ1が乗客を搬送している状態では、踏段12の移動方向がいずれの場合も、図1に矢印で示すように踏段チェーン10a,10bを上階のフロア2Fから下階のフロア1Fに向けて引っ張ろうとする積載負荷が発生する。積載負荷は、踏段チェーン10a,10bの側から駆動スプロケット5a,5bを経由して第2の歯車27に加わるので、第2の歯車27に図1の反時計回り方向に沿うトルクが発生する。
第1の実施形態では、アイドラ機構28のローラ35は、駆動軸4の回転中心O1と出力軸22aの回転中心O2との間を結ぶ直線S1よりも下方の位置で第1の歯車26および第2の歯車27と噛み合っている。
この結果、第2の歯車27に反時計回り方向のトルクが加わった状態では、アイドラ機構28のローラ35が第2の歯車27の噛み合い歯31を前記直線S1に向けて押し上げる。
言い換えると、アイドラ機構28のローラ35が第2の歯車27の噛み合い歯31に食い込むような形態となり、ローラ35と噛み合い歯31との噛み合い部分に隙間が生じるのを回避できる。
したがって、アイドラ機構28と第2の歯車27との噛み合い箇所にがたつきが生じたり、アイドラ機構28のローラ35が第2の歯車27から外れるのを確実に防止することができ、信頼性の高い駆動装置20を得ることができる。
[第2の実施形態]
図5は、第2の実施形態を開示している。第2の実施形態は、アイドラ機構28の構成が前記第1の実施形態と相違している。第2の実施形態では、複数のピン40の一端部および他端部が夫々軸受51a,51bを介して回転輪34a,34bの外周部に回転自在に支持されている。
さらに、円筒状のローラ35は、ピン40の中間部の外周面の上に例えば圧入あるいは接着等の手段により同軸状に固定されている。そのため、ローラ35は、第1の歯車26の噛み合い歯29および第2の歯車27の噛み合い歯31に噛み合った時に、ピン40と一緒に回転するようになっている。
第2の実施形態によれば、第1の歯車26、第2の歯車27およびアイドラ機構28が互いに同期して回転した状態では、ローラ35が自転しながら噛み合い歯29,31の歯面29a,31aおよび歯底29b,31bに沿って移動する。
この結果、ローラ35と噛み合い歯29,31との噛み合い箇所に生じる抵抗が転がり抵抗となり、前記第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
[第3の実施形態]
図6は、第3の実施形態を開示している。第3の実施形態は、踏段チェーン10a,10bに対する駆動装置20の位置が第1の実施形態と相違している。それ以外のエスカレータ1の構成は、基本的に第1の実施形態と同様である。そのため、第3の実施形態において、第1の実施形態と同一の構成部分については同一の参照符号を付して、その説明を省略する。
図6に示すように、第3の実施形態のエスカレータ1は、インナードライブ式の駆動装置20を備えている。駆動装置20は、トラス2の上階側水平部2bにおいて、駆動スプロケット5a,5bと隣り合うように踏段チェーン10a,10bの往路11aと復路11bとの間に設置されている。
駆動装置20のアイドラ機構28は、その回転軸33の中心軸線O3が駆動軸4の回転中心O1と出力軸22aの回転中心O2との間を結ぶ直線S1を外れた位置に設けられている。言い換えると、アイドラ機構28のローラ35は、直線S1よりも上方の位置で第1の歯車26および第2の歯車27と噛み合っている。
第3の実施形態によると、エスカレータ1が乗客を搬送している状態では、踏段12の移動方向がいずれの場合も、図6に矢印で示すように踏段チェーン10a,10bを上階のフロア2Fから下階のフロア1Fに向けて引っ張ろうとする積載負荷が発生する。積載負荷は、踏段チェーン10a,10bの側から駆動スプロケット5a,5bを経由して第2の歯車27に加わるので、第2の歯車27に図6の反時計回り方向に沿うトルクが発生する。
第3の実施形態では、アイドラ機構28のローラ35は、駆動軸4の回転中心O1と出力軸22aの回転中心O2との間を結ぶ直線S1よりも上方の位置で第1の歯車26および第2の歯車27と噛み合っている。この結果、第2の歯車27に反時計回り方向のトルクが加わった状態では、アイドラ機構28のローラ35が第2の歯車27の噛み合い歯31を前記直線S1に向けて押し下げる。
言い換えると、アイドラ機構28のローラ35が第2の歯車27の噛み合い歯31に食い込むような形態となり、ローラ35と噛み合い歯31との噛み合い部分に隙間が生じるのを回避できる。
したがって、前記第1の実施形態と同様に、アイドラ機構28と第2の歯車27との噛み合い箇所にがたつきが生じたり、アイドラ機構28のローラ35が第2の歯車27から外れるのを確実に防止することができ、信頼性の高い駆動装置20を得ることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、本発明の実施形態に係る乗客コンベアは、エスカレータに特定されるものではなく、水平又は傾斜して配置された移動歩道であっても同様に実施可能である。
5a,5b…駆動スプロケット、10a,10b…踏段チェーン、20…駆動装置、21…駆動源(モータ)、26…第1の歯車、27…第2の歯車、28…アイドラ機構、29,31…噛み合い歯、34a,34b…回転輪、35…ローラ。
本発明の実施形態は、エスカレータあるいは移動歩道のような乗客コンベアに関する
本発明の目的は、油による積極的な潤滑を不要とすることができ、メンテナンスを容易に行える乗客コンベアを得ることにある
実施形態によれば、乗客コンベアは、トラスと、前記トラスの一端部に支持された駆動スプロケットと、前記トラスの他端部に支持された従動スプロケットとの間に巻き掛けられ、前記トラスの内部を無端状に走行する踏段チェーンと、前記トラスの前記一端部に設けられ、駆動源から出力されたトルクを前記駆動スプロケットに伝えるトルク伝達機構と、を備えている。
前記トルク伝達機構は、前記駆動源からトルクを受けて回転するとともに、トロコイド歯形を有する複数の噛み合い歯を備えた第1の歯車と、前記駆動スプロケットと共に回転するとともに、トロコイド歯形を有する複数の噛み合い歯を備えた第2の歯車と、前記第1の歯車と前記第2の歯車との間に配置され、前記第1の歯車および前記第2の歯車と噛み合いながら回転するアイドラ機構と、を含んでいる。
前記アイドラ機構は、互いに間隔を存して向かい合うとともに、回転軸を介して前記トラスに支持された一対の回転輪と、前記回転輪の外周部の間に跨って回転自在に支持され、前記回転輪の回転方向に間隔を存して配列された複数のローラと、を備えている。前記アイドラ機構の前記ローラは、前記第1の歯車の前記噛み合い歯および前記第2の歯車の前記噛み合い歯に対し自転しながら接触する。
図1ないし図3に示すように、トルク伝達機構23は、減速機22の出力軸22aと一方の駆動スプロケット5aとの間に介在されている。トルク伝達機構23は、第1の歯車26、第2の歯車27およびアイドラ機構28を主要な要素として備えている。
第1の歯車26は、減速機22の出力軸22aに同軸状に固定されている。第1の歯車26の外周部に形成された複数の噛み合い歯29は、その歯面29aおよび歯底29bが円弧状に湾曲されたトロコイド歯形を有している。
2…トラス、5a,5b…駆動スプロケット、9…従動スプロケット、10a,10b…踏段チェーン、20…駆動装置、21…駆動源(モータ)、23…トルク伝達機構、26…第1の歯車、27…第2の歯車、28…アイドラ機構、29,31…噛み合い歯、33…回転軸、34a,34b…回転輪、35…ローラ。

Claims (4)

  1. 踏段チェーンが巻き掛けられた駆動スプロケットに、駆動源から出力されたトルクを伝える乗客コンベアの駆動装置であって、
    前記駆動源からトルクを受けて回転するとともに、トロコイド歯形を有する複数の噛み合い歯を備えた第1の歯車と、
    前記駆動スプロケットと共に回転するとともに、トロコイド歯形を有する複数の噛み合い歯を備えた第2の歯車と、
    前記第1の歯車と前記第2の歯車との間に配置され、前記第1の歯車および前記第2の歯車と噛み合いながら回転するアイドラ機構と、を含み、
    前記アイドラ機構は、
    互いに間隔を存して向かい合う一対の回転輪と、
    前記回転輪の外周部の間に跨って回転自在に支持され、前記回転輪の回転方向に間隔を存して配列されるとともに、前記第1の歯車の前記噛み合い歯および前記第2の歯車の前記噛み合い歯に自転しながら接触する複数のローラと、
    を備えた乗客コンベアの駆動装置。
  2. 前記アイドラ機構は、前記回転輪の外周部の間に跨って固定された複数のピンを有し、当該ピンの外周面の上に前記ローラが回転自在に支持された請求項1に記載の乗客コンベアの駆動装置。
  3. 前記アイドラ機構は、前記回転輪の外周部の間に跨るとともに、当該回転輪の外周部に軸受を介して回転自在に支持された複数のピンを有し、当該ピンの外周面の上に前記ローラが同軸状に固定された請求項1に記載の乗客コンベアの駆動装置。
  4. 前記踏段チェーンの側から前記第2の歯車に負荷が加わった時に、前記アイドラ機構の前記ローラが前記第2の歯車の前記噛み合い歯に食い込むように、前記アイドラ機構の前記回転輪の中心軸線が前記第1の歯車の回転中心と前記第2の歯車の回転中心との間を結ぶ直線から外れた位置に設けられた請求項1に記載の乗客コンベアの駆動装置。
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