JPH11117564A - エレベータ式駐車装置 - Google Patents

エレベータ式駐車装置

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JPH11117564A
JPH11117564A JP29497297A JP29497297A JPH11117564A JP H11117564 A JPH11117564 A JP H11117564A JP 29497297 A JP29497297 A JP 29497297A JP 29497297 A JP29497297 A JP 29497297A JP H11117564 A JPH11117564 A JP H11117564A
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JP
Japan
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pallet
traversing
parking
elevator
parking room
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Application number
JP29497297A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Fujita
裕之 藤田
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Nippon Cable Co Ltd
Original Assignee
Nippon Cable Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11117564A publication Critical patent/JPH11117564A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の課題はエレベータ式駐車装置で昇降搬
器から駐車室へパレットを円滑に横行するための装置を
提供することにある。 【解決手段】エレベータ式駐車装置1で昇降搬器20に
はパレット15を駐車室10へ受け渡すためのパレット
横行手段22,22を備える。パレット横行手段22は
無端状の横行チェーン40,40を2列に並べて、2つ
を1組にしたスプロケット車24,24とスプロケット
車24,24間に巻き掛け、さらに、この間に共通の4
本のリンクピン45a,45a,45a,45aを用
い、2つの駆動ピン43,43とストッパ44,44を
枢着して循環させる。昇降搬器20からパレット15を
駆動ピン43で駐車室10へ横行後、駆動ピン43がス
プロケット車24,24のピッチ円上を周回してパレッ
ト15から外れると、次にストッパ44がパレット15
へ当接して駐車室10へ横行後のパレット15の跳ね返
りを防止して自動車100の円滑な入庫を計る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術】本発明はパレットに自動車を受け
入れ、エレベータないし昇降搬器を用いて駐車室に自動
車を収容するエレベータ式駐車装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】機械式駐車装置には各種の形式があり、
従来は垂直循環式駐車装置が最も多用されてきたが、近
時はエレベータ式駐車装置が低騒音性や省エネルー性等
によって注目されている。エレベータ式駐車装置には大
別してパレットを用いないものと、パレットを用いるも
のとの2種類がある。
【0003】パレットを用いる形式の駐車装置は入出庫
階層でパレット上に自動車を受け入れ、以降はパレット
に自動車を搭載したままの状態でパレットと共に自動車
を昇降、移送、格納するものである。故に、利用者がパ
レット上に乗り入れた自動車をパレットに搭載したまま
の状態で入出庫するので自動車のタイヤを傷めることな
く、また、油滴や雨水等はパレットによって遮られるの
で自動車や入出庫室には滴下しない利点がありパレット
を用いる形式のエレベータ式駐車装置が多用されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した特徴を有する
エレベータ式駐車装置で昇降搬器から駐車室へパットを
受け渡す際にパレットを横行移動させる横行チェーンの
循環速度を遅くしてパレットを駐車室へ送った際に跳ね
返りを起こさないようにしたものがあるが、これは駐車
装置の円滑性を損なうこととなる。また、別の方法とし
ては駐車室に備えられてパレットを支持するローラービ
ームに下り傾斜を付してパレットが跳ね返えらないよう
にしたものがあるが、これは昇降搬器側の横行モータに
負担がかかり、またローラービームの調整にも時間がか
かり工事費用もかさむこととなった。本発明の課題はこ
の様にパレットを駐車室へ送った際に、その跳ね返りを
容易に防ぐことができるようにしたエレベータ式駐車装
置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために本発明は、昇降路を昇降する昇降搬器と、前記昇
降路に沿って複数層に配備された駐車室とを具え、前記
昇降搬器にパレットを介して自動車を搭載して昇降移動
し、所要の駐車室に前記パレットと共に自動車を移送し
て格納するようになしたエレベータ式駐車装置におい
て、前記昇降搬器に備えられて前記パレットを前記駐車
室との間で横行移送するためのパレット横行手段は、無
端状に連鎖した2条を並列にしてスプロケット車間に捲
き掛けた横行チェーンと、該横行チェーンの間には駆動
ピンとストッパとを具えてなり、前記横行チェーンを循
環駆動して前記駆動ピンと係合した前記パレットが前記
駐車室へ横行移送されて前記駆動ピンが前記パレットか
ら外れた後に、前記ストッパが前記パレットに当接して
駐車室側から前記パレットが跳ね返ることを防止するよ
うにする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて説明する。
【発明の実施の形態1】図1乃至図10はこの発明の実
施の形態1を示す。図1でエレベータ式駐車装置1は上
下に貫通した昇降路3を有しており、両側に駐車室1
0,10,…および駐車室10,10,…が階層して配
備され、かかる駐車室10,10,…および駐車室1
0,10,…には各々一台当てのパレット15,15,
…およびパレット15,15,…を移動可能に具えてい
る。
【0007】構造体2の頂部には巻上機室4が設けられ
て巻上機5および複数の滑車6,6,6,6が垂直方向
に回転するように枢設されている。そして、滑車6,
6,6,6にはロープ7,7,7,7を巻き掛け図4に
示すように一端側には引留金具60,60,…を用いて
昇降搬器20へ引き留め、また、他端側はカウンターウ
エイト(図示せず。)へ引き留めるようにする。また、
昇降路3にはガイドレール8,8およびガイドレール
8,8が付設されており、昇降搬器20は巻上機5によ
りかかるガイドレール8,8およびガイドレール8,8
に案内されて昇降移動をする。つづいて、昇降路3の下
部には入出庫室11が設けられており、自動車100の
受け入れ、あるいは引き渡しが行われる。かかる入出庫
室11の下部にはピット14が掘設され、旋回装置17
が固設して配備されている。以上がエレベータ式駐車装
置1の概略構成である。
【0008】つぎに、本発明の要部である昇降搬器20
の詳細な構成を図2〜図7により説明する。まず、図2
〜図4で示すように下層にはH型鋼材を平面視で長方形
状に枠組みして形成された昇降フレーム21がある。か
かる昇降フレーム21の長手方向の両側の下面にはH型
鋼材で形成された長さの異なるサポートアーム21aと
サポートアーム21bがそれぞれボルトで締結されてい
る。かかるサポートアーム21a,21bの両端部には
それぞれブラケット57,57およびブラケット57,
57が固着され引留金具60,60および引留金具6
0,60の一端が枢着され、また軸59,59および軸
59,59とによりガイドローラ58,58およびガイ
ドローラ58,58が回転可能に枢着されている。そし
て、前記した引留金具60,60,…には巻上機室4に
枢設された滑車6,6,6,6に捲き掛けられたロープ
7,7,…の一端が引き留められて昇降搬器20が吊り
下げられている。その際、ガイドローラ58,58,…
はガイドレール8,8,…の側面に係合して転動する。
【0009】つぎに、昇降フレーム21上には図2、図
3で示すように右側の2箇所と左側の2箇所にシフトロ
ーラ31,31を軸支した軸受ブラケット30,30が
それぞれ固着して具えられている。そして、H型鋼材を
平面視で長方形に枠組みして形成した横行フレーム32
はH型鋼材の”コ”の字型の溝にシフトローラ31,3
1およびシフトローラ31,31が嵌まり込んで移動可
能に支承されている。
【0010】また、図2および図4で示すように昇降フ
レーム21の前記した軸受ブラケット30,30の近傍
で、かつ、両内側に位置して図3で示すように鍵型をし
たビームブラケット33,33とビームブラケット3
3,33とが昇降フレーム21の両側に上方に固着して
延出されている。かかる、ビームブラケット33,33
とビームブラケット33,33の上端にはC型鋼材を対
向して平行に並べ、その間には4ケのガイドローラ3
5,35,35,35をビームブラケット33,33よ
り僅かに上方に露出させて枢着した横行ビーム34,3
4の2組が対向するように固着して支持されている。
【0011】つぎに、本発明の主要部である図1に示し
た昇降搬器20と駐車室10との間でパレット15を受
け渡すパレット横行手段22の構造について説明する。
図2、図3で示すように横行フレーム32の上面の両側
にはパレット15を横行移送するための2組の同じ構成
のパレット横行手段22,22が装備されている。故
に、一方の横行手段22について説明をする。
【0012】横行フレーム32の上面にはブラケット2
5,25を上方に固着して突出し、上面には横行フレー
ム32の全幅とほぼ等しい長さのC型鋼材を平行に背向
させて形成した横行チェーンフレーム23,23を固着
する。横行チェーンフレーム23,23の間に位置し、
かつ、一端部には駆動軸24aで2車のスプロケット車
24 ,24を縦に平行にして挿着する。他端部にも従
動軸24bで2車のスプロケット車24,24を縦に平
行に並べて挿着する。そして、両端の同一線上に位置す
るスプロケット車24,24間には無端状に連鎖した横
行チェーン40を捲き掛ける。もう一方の同一線上に位
置するスプロケット車24,24間にも同様にして無端
状に連鎖した横行チェーン40を捲き掛ける。従って、
2条の横行チェーン40,40は平面視で平行となるよ
にする。
【0013】つぎに、図6〜図7で示す如く2組のスプ
ロケット車24,24とスプロケット車24,24の間
に捲き掛けられた2条の横行チェーン40,40との間
には隣接するリンク41,41,…を繋ぐためのリンク
ピン42,42,…の内、パレット15の横行方向の2
箇所に取り付けた係合フック16,16と等しい間隔に
位置するリンクピン42,42とリンクピン42,42
に代えて平行する2条の横行チェーン40,40に共通
の1本の長いリンクピン45aおよびリンクピン45a
を用いる。そして、リンクピン45aおよびリンクピン
45aを軸にして横行チェーン40,40の間には円筒
状の駆動ピン43,43を枢着する。さらに、図9
(C)で示す如く駆動ピン43がパレット15の係合フ
ック16から外れてスプロケット車24の下側に位置し
た時に前記係合フック16と当接する位置関係へ先の長
いリンクピン45aを用いて枢着する。従って、昇降搬
器20の中央にパレット15を載置した状態では2つの
駆動ピン43,43と2つのストッパ44,44とは図
示で左右が対称な位置関係を成す。ストッパ44,44
は緩衝作用があるゴムや樹脂等の比較的軟らかな材料で
形成する。
【0014】即ち、パレット横行手段22はスプロケッ
ト車24,24とを挿着した駆動軸24aと、同様にし
てスプロケット車24,24とを挿着した従動軸24b
と、これに捲き掛けた2条の横行チェーン40,40
と、この間に枢着した2つの駆動ピン43,43およに
ストッパ44,44とで構成されたもので、図3に示す
ように横行フレーム32の両側にそれぞれパレット横行
手段22,22が平行を成して具えられている。
【0015】昇降搬器20の横行フレーム32上へパレ
ット15を搭載するとパレット15の四隅の下部に突出
した係合フック16,16,16,16に形成された切
り欠16a,16a,16a,16aへ横行フレーム3
2に構成した2列のパレット横行手段22,22のそれ
ぞれの駆動ピン43,43および駆動ピン43,43へ
嵌まり込んだ状態になる。
【0016】つぎに、図2と図3で示すように横行フレ
ーム32上には電動機26と減速機27とを装備して互
いを軸接する。かかる減速機27と図示で左側にあるパ
レット横行手段22の駆動軸24aを短尺のユニバーサ
ルジョイント28で接続をし、右側にあるパレット横行
手段22の駆動軸24aを長尺のユニバーサルジョイン
ト29で接続する。
【0017】今、電動機26を回転駆動させると電動機
26の回転は減速機27で減速された後、ユニバーサル
ジョイント28および29を介して両側の駆動軸24
a,24aへ回転が分配されて伝達される。両側の駆動
軸24a,24aと共にスプロケット車24,24およ
びスプロケット車24,24が回転し、2条の横行チェ
ーン40,40が捲き掛けられた従動軸24b,24b
とに嵌着されたスプロケット車24,24およびスプロ
ケット車24,24も横行チェーン40,40の循環移
動と共に回転する。これにより、かかる2条の横行チェ
ーン40,40の間に枢着した2つの駆動ピン43,4
3と2つのストッパ44,44も横行チェーン40,4
0の移動経路を循環移動する。
【0018】つぎに、パレット横行手段22,22を搭
載して横行フレーム32の全体を移動するための横行駆
動部50の構成について説明する。図2、図3、図4、
図5で示すように昇降フレーム21上の両側にそれぞれ
2車のシフトローラ31,31およびシフトローラ3
1,31で横行フレーム32を移動可能に支承する。横
行フレーム32はC型鋼材を用いた長部材32a,32
bと短部材32c,32dとで長方形に枠組みしたもの
である。
【0019】この内、図示で上方にある長部材32aの
内側には左右で対称となる位置に軸受ブロック53,5
3を固着してスプロケット車52,52を枢支し、この
間を長尺の連結軸54で繋ぎ連動して回転させるように
する。また、図示で下方にある長部材32bの内側面に
も前述の長部材32aの左側に位置するスプロケット車
52と対向する位置にスプロケット車52を枢支した軸
受ブロック53を固着する。同様にして図示で右側に位
置するスプロケット車52と対向する位置にはスプロケ
ット車52を軸に挿着したギヤードモータ51を装備す
る。
【0020】さらに、図示右側のスプロケット車52,
52と左側のスプロケット車52,52との組み合わせ
でそれぞれの対に有端のチェーン55,55を捲き掛け
るようにする。そして、図5で示すように昇降フレーム
21にはチェーン55,55の下部に位置するようにL
型鋼材を用いた2本のステー21c,21cを渡して固
着する。1つのステー21cの上面には所定の間隔をお
いて2つの止め金56,56を上方に突出して固着す
る。かかる止め金56,56には前出のチェーン55の
両端部を引き留めるようにする。他のステー21cにつ
いても同様にして止め金56,56を突出して固着し、
他のチェーン55の両端部を引き留めるようにする。
【0021】ギヤードモータ51を起動して軸支したス
プロケット車52が回転するとチェーン55,55の両
端部は昇降フレーム21側に引き留められているため、
横行フレーム32側のスプロケット車52および連結軸
54で繋がれた図示左側のスプロケット車52,52が
回転しながら横行フレーム32側が昇降フレーム21と
相対して矢印46または矢印47の方向へ移動すること
になる。
【0022】つぎに、図8(a)〜(d)は昇降搬器2
0から駐車室10へパレット15を移乗させる順序を示
したものでる。先ず、図8(a)では横行フレーム32
に装着したギヤードモータ51を起動してパレット15
を搭載した横行フレーム32の全体を昇降搬器20から
矢印46方向の駐車室10側へ若干量突出して図8
(b)に示した状態になる。その際、横行フレーム32
の先端部に枢着した操作ローラ37,37が横行ビーム
65の先端部に構成したパレット脱落防止装置70を押
し下げてパレット15の横行を可能にする。
【0023】つづいて、パレット横行手段22,22の
電動機26を起動すると軸接された減速機27からユニ
バーサルジョイント28,29でスプロケット車24,
24およびスプロケット車24,24を挿着したそれぞ
れ左右の駆動軸24a,24aを同期して回転させる。
すると2条の横行チェーン40,40はそれぞれ駆動軸
24a,24aに挿着されたスプロケット車24,24
およびいスプロケット車24,24と従動軸24b,2
4bに挿着されたスプロケット車24,24およびいス
プロケット車24,24間を矢印48方向へ循環移動す
ると共に、それぞれ2条の横行チェーン40,40間お
よび横行チェーン40,40間に枢着された2つの駆動
ピン43,43と2つのストッパ44,44も循環移動
することになる。
【0024】従って、図8(c)で示すようにパレット
15は昇降搬器20の左右2列に配備された横行ビーム
34,34および横行ビーム34,34間にそれぞれ枢
着されたガイドローラ35,35,…およびガイドロー
ラ35,35,…上を係合フック16,16で前記した
循環移動する駆動ピン43,43が係合して矢印49方
向へ横行し、つづいて図10に示した駐車室10に備え
た左右2列の横行ビーム65,65および横行ビーム6
5,65間に枢着されたガイドローラ66,66,…お
よびガイドローラ66,66,…上へ移乗し、さらに横
行して図8(d)に示した状態で駐車室10へ受け渡さ
れる。
【0025】図9(a),(b),(c)は一方側のパ
レット横行手段22についてパレット15が駐車室10
へ移乗した後に係合フック16の切り欠16aから駆動
ピン43が外れてストッパ44が係合フック16へ当接
するまでの状態を示したものである。
【0026】始めに、図9(a)では横行チェーン4
0,40と共に駆動ピン43がパレット15を横行させ
ながら矢印49方向へスプロケット車24の上部に位置
するまで移動する。
【0027】つづいて、図9(b)では駆動ピン43は
スプロケット24のピッチ円上を矢印48方向へ周回し
て係合フック16の切り欠16aから外れて、パレット
15は横行手段22から切り離された状態になる。
【0028】さらに、図9(c)では駆動ピン43は図
9(b)で示した状態から引き続き矢印48方向へ周回
してスプロケット車24の下部に位置し、同時に、駆動
ピン43に追従する如く矢印49方向より移動して来た
ストッパ44が係合フック16に当接する。こうして、
パレット15を昇降搬器20から駐車室10へ横行させ
て駐車室10の奥に設けた緩衝体67,67へパレット
15が衝突した際の跳ね返りをストッパ44で防止する
ようにする。以上は図2の一方側に構成されたパレット
横行手段22の作用について説明したが、他方側に構成
されたパレット横行手段22についても同様にしてスト
ッパ44でパレット15の跳ね返りを防止するようにし
ている。
【0029】昇降搬器20より駐車室10へパレット1
5を横行して格納し終わると、再び横行フレーム32に
装着したギヤードモータ51を反転起動して駐車室10
へ向けて突出していた横行フレーム32を図8(a)で
示した状態とは反対の図5で示す矢印47方向へ移動し
て昇降搬器20へ戻すようにする。その際、横行フレー
ム32の操作ローラ37,37がストッパ脱落装置7
0,70から離れてストッパ脱落装置70,70はもと
の状態に起立し、駐車室10へ格納したパレット15が
不時昇降路3側へ突出するのを防ぐようにしている。さ
らに、図10で示すように格納されたパレット15は横
行ビーム65,65に固着された抑止ブラケット80,
80で地震等による浮き上がりも防止されている。こう
して、昇降搬器20は巻上機5により昇降路3を上昇あ
るいは下降可能になり、次の自動車100の入庫、格納
あるいは出庫操作が行われる。
【0030】
【発明の効果】本発明のエレベータ式駐車装置で入出庫
室と駐車室との間を昇降移動する昇降搬器には自動車を
載置して格納するためのパレットを駐車室との間で受け
渡しするためのパレット横行手段を備えている。パレッ
ト横行手段は無端状の横行チェーンを2列に平行に並べ
てスプロケット車間に巻き掛け、その間に共通のリンク
ピンを渡して駆動ピンおよび筒状のストッパを枢着して
循環移動させる構成にしたものである。
【0031】この様な構成のパレット横行手段でパレッ
トを駆動ピンと係合させて昇降搬器から駐車室へ移送後
にパレットから駆動ピンが外れると、次にストッパがパ
レットと当接して駐車室へ移送した後に再びパレットが
昇降搬器側へ跳ね返ることを抑止するようにする。
【0032】これによりパレットの横行速度をさらに上
げることが出来る。また、駐車室へ横行後のパレットの
跳ね返りを早く収束できるのでそれだけエレベータ式駐
車装置の入出庫効率を向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるエレベータ式駐車装置の全体の
構成を説明した正面図である。
【図2】本発明に係わる昇降搬器の構成を説明した平面
図である。
【図3】本発明に係わる昇降搬器の構成を説明した図2
の側面図である。
【図4】本発明に係わる昇降搬器の構成を説明した図2
の正面図である。
【図5】昇降搬器の横行駆動部の構成を説明した図2の
矢印A−A方向より見た正面図である。
【図6】パレット横行手段の横行チェーンと駆動ピンの
構造を説明した正面図である。
【図7】パレット横行手段の横行チェーンの構造を説明
した図2の側面図である。
【図8】パレット横行手段によるパレットの駐車室への
受け渡し順序を説明した図である。
【図9】横行チェーンに枢着した駆動ピンおよびストッ
パとパレットの係合フックとの関係を説明した図であ
る。
【図10】駐車室へパレットを格納した状態を説明した
正面図である。
【符号の説明】
1 エレベータ式駐車装置 2 構造体 3 昇降路 4 巻上機室 5 巻上機 6,6,6,6 滑車 7,7,… ロープ 8,8,… ガイドレール 10,10,… 駐車室 11 入出庫室 12 入出庫階 13 出入口 14 ピット 15,15,… パレット 15a,15a,… ビーム 15b,15b,… 止めアングル 16,16,… 係合フック 16a,16a,… 切り欠 17 旋回装置 20 昇降搬器 21 昇降フレーム 21a,21b サポートフレーム 21c,21c,… ステー 22 パレット横行手段 23,23,… 横行チェンフレーム 24,24,… スプロケット車 24a,24a 駆動軸 24b,24b 従動軸 25,25,… ブラケット 26 電動機 27 減速機 28,29 ユニバーサルジョイント 30,30,… 軸受ブラケット 31,31,… シフトローラ 32 横行フレーム 32a,32b 長部材 32c,32d 短部材 32e,32e ステー 33,33,… ビームブラケット 34,34,… 横行ビーム 35,35,… ガイドローラ 35a,35a,… ローラ軸 36,36,… ブラケット 37,37,… 操作ローラ 37a,37a,… ブラケット 37b,37b,… 軸 38,38,… 軸 39a,39b 矢印 40,40,… 横行チェーン 41,41,… リンク 42,42,… リンクピン 43,43,… 駆動ピン 44,44,… ストッパ 45a,45a,… リンク 46,47,48,49 矢印 50 横行駆動部 51 ギヤードモータ 52,52,… スプロケット車 53,53,53 軸受ブロック 54 連結軸 55,55 チェーン 56,56 止め金 57,57,… ブラケット 58,58,… 昇降ガイドローラ 59,59 軸 60,60,60,60 引留金具 61,61,… 位置決め装置 65,65,… 横行ビーム 66,66,… ガイドローラ 67,67 緩衝体 70,70,… パレット脱落防止装置 80,80,… 抑止ブラケット 90 通路床 91,91,… 通路床 100 自動車 A,A 矢印

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】昇降路を昇降する昇降搬器と、前記昇降路
    に沿って複数層に配備された駐車室とを具え、前記昇降
    搬器にパレットを介して自動車を搭載して昇降移動し、
    所要の駐車室に前記パレットと共に自動車を移送して格
    納するようになしたエレベータ式駐車装置において、前
    記昇降搬器に備えられて前記パレットを前記駐車室との
    間で横行移送するためのパレット横行手段は、 無端状に連鎖した2条を並列にしてスプロケット車間に
    捲き掛けた横行チェーンと、 該横行チェーンの間には駆動ピンとストッパとを具えて
    なり、 前記横行チェーンを循環駆動して前記駆動ピンと係合し
    た前記パレットが前記駐車室へ横行移送されて前記駆動
    ピンが前記パレットから外れた後に、前記ストッパが前
    記パレットに当接して駐車室側から前記パレットが跳ね
    返ることを防止するようにしたことを特徴とするエレベ
    ータ式駐車装置。
JP29497297A 1997-10-13 1997-10-13 エレベータ式駐車装置 Pending JPH11117564A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012047004A (ja) * 2010-08-30 2012-03-08 Nippon Cable Co Ltd 連立型エレベータ式駐車装置
CN102677938A (zh) * 2012-06-04 2012-09-19 洛阳中隧工程机械有限公司 智能机械式立体停车设备的自驱动载车板装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012047004A (ja) * 2010-08-30 2012-03-08 Nippon Cable Co Ltd 連立型エレベータ式駐車装置
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