JP2885789B1 - 無線電話機の基地局検索方法と通信システム - Google Patents
無線電話機の基地局検索方法と通信システムInfo
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02D—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
- Y02D30/00—Reducing energy consumption in communication networks
- Y02D30/70—Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks
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- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
【要約】
【課題】 無線基地局から送信される待ち受けゾーン選
択レベルよりも低いしきい値である節電モード電界値を
設け、子機は一定時間以上連続して圏外にいるにも関わ
らず、無線基地局検索間隔の長い圏外節電モードに入ら
ず、通常の圏外動作を可能にすることである。 【解決手段】 公衆回線に接続された複数の無線基地局
と、この無線基地局と時分割多重無線伝送路で接続され
音声及び制御データの送受信が可能な子機とからなるシ
ステムにおいて、前記子機が前記無線基地局の圏外にて
前記無線基地局を検索する際、前記無線基地局から送信
される待ち受けゾーン選択レベル以下の電界を受信した
場合にも、その受信電界値がある程度の大きさならば前
記無線基地局が近くにあると判断し、前記子機は一定時
間以上連続して圏外にいるにも関わらず、通常の圏外動
作時よりも前記無線基地局の検索間隔の長い圏外節電モ
ードに入らないようにすることを特徴とする。
択レベルよりも低いしきい値である節電モード電界値を
設け、子機は一定時間以上連続して圏外にいるにも関わ
らず、無線基地局検索間隔の長い圏外節電モードに入ら
ず、通常の圏外動作を可能にすることである。 【解決手段】 公衆回線に接続された複数の無線基地局
と、この無線基地局と時分割多重無線伝送路で接続され
音声及び制御データの送受信が可能な子機とからなるシ
ステムにおいて、前記子機が前記無線基地局の圏外にて
前記無線基地局を検索する際、前記無線基地局から送信
される待ち受けゾーン選択レベル以下の電界を受信した
場合にも、その受信電界値がある程度の大きさならば前
記無線基地局が近くにあると判断し、前記子機は一定時
間以上連続して圏外にいるにも関わらず、通常の圏外動
作時よりも前記無線基地局の検索間隔の長い圏外節電モ
ードに入らないようにすることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線電話機の基地
局検索方法及び通信システムに関し、待ち受けゾーン選
択レベルと圏外節電モードに係る無線電話機の基地局検
索方法及び基地局と子機とから構成される通信システム
に関する。
局検索方法及び通信システムに関し、待ち受けゾーン選
択レベルと圏外節電モードに係る無線電話機の基地局検
索方法及び基地局と子機とから構成される通信システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】無線電話システムの子機では、待ち受け
や通話などの使用可能時間の延長が常に望まれている。
そのため子機が無線基地局の圏外にいる際にも消費電流
が削減できるように、子機による無線基地局の検索方法
が検討されている。なお、子機とは、携帯電話やPH
S、将来の衛星を利用した移動携帯機、CDMA方式用
の移動機等を含み、現在主流的に用いられているTDM
A方式に限るものではない。また、本無線通信システム
は、係る種々の子機を複数有して円滑なチャネル変更、
位置登録、ローミング等の動作を行うものである。
や通話などの使用可能時間の延長が常に望まれている。
そのため子機が無線基地局の圏外にいる際にも消費電流
が削減できるように、子機による無線基地局の検索方法
が検討されている。なお、子機とは、携帯電話やPH
S、将来の衛星を利用した移動携帯機、CDMA方式用
の移動機等を含み、現在主流的に用いられているTDM
A方式に限るものではない。また、本無線通信システム
は、係る種々の子機を複数有して円滑なチャネル変更、
位置登録、ローミング等の動作を行うものである。
【0003】従来の圏外時の無線基地局検索方法では、
子機は待ち受け時に無線基地局から送信される待ち受け
ゾーン選択レベルを用いて、圏内/圏外の判定を行い、
圏外時にはある一定の検索周期で無線基地局の検索を行
う。この検索周期はデジタルコードレス電話(Personal
Digital Cellular)の一つのPHSにおいては10秒
程度となっている。更に、一定時間連続して圏外が検出
されると、無線基地局検索間隔の長い圏外節電モードへ
と移行する。この時の検索周期はデジタルコードレス電
話の場合、約10分となっている。このように制御する
ことによって、圏外時にも、子機の消費電流を削減する
ことが可能となる。
子機は待ち受け時に無線基地局から送信される待ち受け
ゾーン選択レベルを用いて、圏内/圏外の判定を行い、
圏外時にはある一定の検索周期で無線基地局の検索を行
う。この検索周期はデジタルコードレス電話(Personal
Digital Cellular)の一つのPHSにおいては10秒
程度となっている。更に、一定時間連続して圏外が検出
されると、無線基地局検索間隔の長い圏外節電モードへ
と移行する。この時の検索周期はデジタルコードレス電
話の場合、約10分となっている。このように制御する
ことによって、圏外時にも、子機の消費電流を削減する
ことが可能となる。
【0004】このような子機が圏外状態にある場合に、
電力消費を抑えつつ、速やかに待ち受け状態に移行する
ことを目的として、特開平8−46563号公報に「デ
ジタル方式自動車電話システムの制御方法」を示してい
る。この公報によれば、デジタル方式自動車電話システ
ムの移動局がサービスエリア外にある圏外状態にある
時、移動局が予めROMに記憶しているとまり木チャネ
ルの全ての受信レベルを測定するとまり木チャネルとし
て適切なチャネルか否かを判定する待ち受けチャネル選
択処理からなる圏外時の処理を間欠的に実行する電話シ
ステムの制御方法において、圏外状態の継続時間に応じ
て、とまり木チャネルスキャン処理、及び待ち受けチャ
ネル選択処理の実効間隔を長くなるように選択し設定す
ることを特徴とする。この場合、街中のビル群内にしば
らく滞在して、いざ圏内に入って通話しようとしても、
即座に通話を開始できない。
電力消費を抑えつつ、速やかに待ち受け状態に移行する
ことを目的として、特開平8−46563号公報に「デ
ジタル方式自動車電話システムの制御方法」を示してい
る。この公報によれば、デジタル方式自動車電話システ
ムの移動局がサービスエリア外にある圏外状態にある
時、移動局が予めROMに記憶しているとまり木チャネ
ルの全ての受信レベルを測定するとまり木チャネルとし
て適切なチャネルか否かを判定する待ち受けチャネル選
択処理からなる圏外時の処理を間欠的に実行する電話シ
ステムの制御方法において、圏外状態の継続時間に応じ
て、とまり木チャネルスキャン処理、及び待ち受けチャ
ネル選択処理の実効間隔を長くなるように選択し設定す
ることを特徴とする。この場合、街中のビル群内にしば
らく滞在して、いざ圏内に入って通話しようとしても、
即座に通話を開始できない。
【0005】また、所定時間間隔毎に一定時間だけ待ち
受け動作するセルラ端末装置に関し、特開平7−384
36号公報に示されている。本公報は、セルラ電話シス
テムに用いるセルラ端末装置において、ある時間間隔毎
に一定時間だけ基地局からの呼び出しや指示を待ち受
け、その他の時間は送受信装置の電源を切ることで、消
費電力を抑えるようにしている。この待ち受け動作間隔
を長くした場合に、待ち受けをしない間にも、一定時間
毎に短時間だけ基地局からの信号を受信して、システム
クロックを補正したり、基地局からの信号を信号強度測
定に必要な時間だけ受信して、サービスエリアを移動し
たか否かを検出し、基地局情報を更新するようにして、
消費電力を抑えるため待ち受け時間を長くしても、基地
局との間でシステムクロックや基地局情報にずれの生じ
ないようにしていることを示している。
受け動作するセルラ端末装置に関し、特開平7−384
36号公報に示されている。本公報は、セルラ電話シス
テムに用いるセルラ端末装置において、ある時間間隔毎
に一定時間だけ基地局からの呼び出しや指示を待ち受
け、その他の時間は送受信装置の電源を切ることで、消
費電力を抑えるようにしている。この待ち受け動作間隔
を長くした場合に、待ち受けをしない間にも、一定時間
毎に短時間だけ基地局からの信号を受信して、システム
クロックを補正したり、基地局からの信号を信号強度測
定に必要な時間だけ受信して、サービスエリアを移動し
たか否かを検出し、基地局情報を更新するようにして、
消費電力を抑えるため待ち受け時間を長くしても、基地
局との間でシステムクロックや基地局情報にずれの生じ
ないようにしていることを示している。
【0006】さらに、特開平8−107585号公報に
おいては、受信電界強度が全て基準以下の場合に、基地
局圏外にいると判定した場合、所定時間経過後に初めて
電界強度の測定を再開することを特徴としている。
おいては、受信電界強度が全て基準以下の場合に、基地
局圏外にいると判定した場合、所定時間経過後に初めて
電界強度の測定を再開することを特徴としている。
【0007】また、特開平8−294174号公報によ
れば、複数の基地局選択レベルしきい値とそれに対応し
た複数の待ち受けレベルしきい値とが記憶され、現在設
定されている待ち受けレベルしきい値に対して受信レベ
ルが小さくなった場合、新たに選択された無線基地局の
受信レベルに応じた基地局選択レベルしきい値を新たに
設定することにより、この基地局選択レベルしきい値と
対応する待ち受けレベルしきい値が無線ゾーンからの離
脱の新たな基準とされる。
れば、複数の基地局選択レベルしきい値とそれに対応し
た複数の待ち受けレベルしきい値とが記憶され、現在設
定されている待ち受けレベルしきい値に対して受信レベ
ルが小さくなった場合、新たに選択された無線基地局の
受信レベルに応じた基地局選択レベルしきい値を新たに
設定することにより、この基地局選択レベルしきい値と
対応する待ち受けレベルしきい値が無線ゾーンからの離
脱の新たな基準とされる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、待ち受けゾ
ーン選択レベルは、無線基地局と子機との通信が確実に
行える程度の高い電界値に設定されていることが多いの
で、市街地など無線基地局が多数存在するような場所に
おいても、建物の陰や地下街など局地的に電界値が待ち
受けゾーン選択レベル以下となってしまうことがある。
従って、このような場所に一定時間いることによって、
自動的に圏外節電モードに移行してしまうという現象が
起こり得る。
ーン選択レベルは、無線基地局と子機との通信が確実に
行える程度の高い電界値に設定されていることが多いの
で、市街地など無線基地局が多数存在するような場所に
おいても、建物の陰や地下街など局地的に電界値が待ち
受けゾーン選択レベル以下となってしまうことがある。
従って、このような場所に一定時間いることによって、
自動的に圏外節電モードに移行してしまうという現象が
起こり得る。
【0009】上述の各公報によれば、電界強度や受信レ
ベルの低下に応じて、待ち受け時間と圏外への存否に従
って、待ち受け時間を延長したり、一時的に受信電界を
計測する時間を延長・短縮して、携帯電話の消費電力を
削減しようとすることは記載されているが、ビル街に入
ったり、地下街に入ったりした場合については、特に言
及していない。
ベルの低下に応じて、待ち受け時間と圏外への存否に従
って、待ち受け時間を延長したり、一時的に受信電界を
計測する時間を延長・短縮して、携帯電話の消費電力を
削減しようとすることは記載されているが、ビル街に入
ったり、地下街に入ったりした場合については、特に言
及していない。
【0010】また、一度圏外節電モードに移行すると、
次に無線基地局を検索するまでの間隔が長いので、前述
のような局地的に電界値の低い場所から、再び電波状況
の良い場所に戻ってきても、しばらく待ち受け状態にな
らないという問題がある。
次に無線基地局を検索するまでの間隔が長いので、前述
のような局地的に電界値の低い場所から、再び電波状況
の良い場所に戻ってきても、しばらく待ち受け状態にな
らないという問題がある。
【0011】本発明の主な目的は、無線基地局から送信
される待ち受けゾーン選択レベルよりも低いしきい値で
ある節電モード電界値を設け、子機が圏外時に無線基地
局を検索する際、その受信電界値が待ち受けゾーン選択
レベルよりも低く、節電モード電界値よりも高ければ、
無線基地局が近くにあると判断し、子機は一定時間以上
連続して圏外にいるにも関わらず、無線基地局検索間隔
の長い圏外節電モードに入らず、通常の圏外動作を可能
にすることである。
される待ち受けゾーン選択レベルよりも低いしきい値で
ある節電モード電界値を設け、子機が圏外時に無線基地
局を検索する際、その受信電界値が待ち受けゾーン選択
レベルよりも低く、節電モード電界値よりも高ければ、
無線基地局が近くにあると判断し、子機は一定時間以上
連続して圏外にいるにも関わらず、無線基地局検索間隔
の長い圏外節電モードに入らず、通常の圏外動作を可能
にすることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされ、公衆回線に接続された複数の無線
基地局と、この無線基地局と時分割多重無線伝送路で接
続され音声及び制御データの送受信が可能な子機とから
なる通信システムにおいて、前記子機が前記無線基地局
の圏外にて前記無線基地局を検索する際、前記無線基地
局から送信される待ち受けゾーン選択レベル以下の電界
を受信した場合にも、その受信電界値がある程度の大き
さならば前記無線基地局が近くにあると判断し、前記子
機は一定時間以上連続して圏外にいるにも関わらず、通
常の圏外動作時よりも前記無線基地局の検索間隔の長い
圏外節電モードに入らないようにすることを特徴とす
る。
成するためになされ、公衆回線に接続された複数の無線
基地局と、この無線基地局と時分割多重無線伝送路で接
続され音声及び制御データの送受信が可能な子機とから
なる通信システムにおいて、前記子機が前記無線基地局
の圏外にて前記無線基地局を検索する際、前記無線基地
局から送信される待ち受けゾーン選択レベル以下の電界
を受信した場合にも、その受信電界値がある程度の大き
さならば前記無線基地局が近くにあると判断し、前記子
機は一定時間以上連続して圏外にいるにも関わらず、通
常の圏外動作時よりも前記無線基地局の検索間隔の長い
圏外節電モードに入らないようにすることを特徴とす
る。
【0013】また、本発明は、公衆回線に接続された複
数の無線基地局と、この無線基地局と多重無線伝送路で
接続され音声,画像、データ等のメディア及び制御デー
タの送受信が可能な子機とからなる無線電話機の基地局
検索方法において、前記子機が前記無線基地局の圏外に
て前記無線基地局を検索する際、前記無線基地局から送
信された受信レベルが待ち受けゾーン選択レベル以下の
電界を受信した場合に、その受信した電界値がある程度
の大きさのとき前記無線基地局が近くにあると判断し、
通常の圏外動作時よりも前記無線基地局の検索間隔の長
い圏外節電モードに入らないように制御することを特徴
とする。
数の無線基地局と、この無線基地局と多重無線伝送路で
接続され音声,画像、データ等のメディア及び制御デー
タの送受信が可能な子機とからなる無線電話機の基地局
検索方法において、前記子機が前記無線基地局の圏外に
て前記無線基地局を検索する際、前記無線基地局から送
信された受信レベルが待ち受けゾーン選択レベル以下の
電界を受信した場合に、その受信した電界値がある程度
の大きさのとき前記無線基地局が近くにあると判断し、
通常の圏外動作時よりも前記無線基地局の検索間隔の長
い圏外節電モードに入らないように制御することを特徴
とする。
【0014】さらに、公衆回線に接続された複数の無線
基地局と、この無線基地局と時分割多重無線伝送路で接
続され音声及び制御データの送受信が可能な子機とから
なる通信システムにおいて、前記子機は前記無線基地局
から送信される受信レベルのうち待ち受けゾーン選択レ
ベルを検出する待ち受けゾーン選択レベル検出手段と、
前記待ち受けゾーン選択レベルよりも低い節電モード電
界値を検出する節電モード電界値検出手段とを有するこ
とを特徴とする。
基地局と、この無線基地局と時分割多重無線伝送路で接
続され音声及び制御データの送受信が可能な子機とから
なる通信システムにおいて、前記子機は前記無線基地局
から送信される受信レベルのうち待ち受けゾーン選択レ
ベルを検出する待ち受けゾーン選択レベル検出手段と、
前記待ち受けゾーン選択レベルよりも低い節電モード電
界値を検出する節電モード電界値検出手段とを有するこ
とを特徴とする。
【0015】さらに詳しく図をもって説明すれば、図1
において、無線基地局から送信された信号を受信する無
線部101は、受信電界値を制御部104に通知する。
制御部104は、無線部101から送られた受信電界値
と待ち受け時に無線基地局から受信し記憶部107に記
憶していた待ち受けゾーン選択レベルとを比較し、子機
10が圏内にいるか圏外にいるかの判定をする。更に制
御部104は、あらかじめ記憶部107に記憶していた
待ち受けゾーン選択レベルよりも低い電界しきい値(節
電モード電界レベル値)と受信電界値を比較し、圏外節
電モードに切り替えるどうかを判断する。これにより、
子機の受信電界値が待ち受けゾーン選択レベルより低い
場合にも、圏外節電モードに入らず通常の圏外動作を行
うことが可能となる。
において、無線基地局から送信された信号を受信する無
線部101は、受信電界値を制御部104に通知する。
制御部104は、無線部101から送られた受信電界値
と待ち受け時に無線基地局から受信し記憶部107に記
憶していた待ち受けゾーン選択レベルとを比較し、子機
10が圏内にいるか圏外にいるかの判定をする。更に制
御部104は、あらかじめ記憶部107に記憶していた
待ち受けゾーン選択レベルよりも低い電界しきい値(節
電モード電界レベル値)と受信電界値を比較し、圏外節
電モードに切り替えるどうかを判断する。これにより、
子機の受信電界値が待ち受けゾーン選択レベルより低い
場合にも、圏外節電モードに入らず通常の圏外動作を行
うことが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明による実施形態について、
図面を参照しつつ詳細に説明する。
図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0017】[第1の実施形態]以下、第1の実施形態
について、図1を参照しつつ説明する。図1において、
本実施形態の子機10は、公衆回線に接続された複数の
無線基地局と、時分割多重無線伝送路にて送受信可能で
あり、アンテナと、アンテナに送受信する無線部10
1、無線部101で復調されたベースバンド信号を信号
処理するベースバンド部102、イヤホンやマイクロホ
ンの送受話部103、CPU等からなり無線部101や
ベースバンド部102を制御する制御部104、テンキ
ーや電源スイッチ等の操作キー105、薄型で小型のL
CD表示部106、及び記憶部107とから構成され
る。
について、図1を参照しつつ説明する。図1において、
本実施形態の子機10は、公衆回線に接続された複数の
無線基地局と、時分割多重無線伝送路にて送受信可能で
あり、アンテナと、アンテナに送受信する無線部10
1、無線部101で復調されたベースバンド信号を信号
処理するベースバンド部102、イヤホンやマイクロホ
ンの送受話部103、CPU等からなり無線部101や
ベースバンド部102を制御する制御部104、テンキ
ーや電源スイッチ等の操作キー105、薄型で小型のL
CD表示部106、及び記憶部107とから構成され
る。
【0018】ベースバンド部102は、送受話部103
と音声データを入出力し、ADPCMデータを無線部1
01に入出力する。無線部101は制御部104に指定
された送受信チャネルや送受信スロット等の動作モード
で送受信を行い、無線基地局から送信される待ち受けゾ
ーン選択レベルを制御部104に出力する。制御部10
4は、無線部101から受信した待ち受けゾーン選択レ
ベルを記憶部107に記憶する。記憶部107は待ち受
けゾーン選択レベルの他に、制御部104が圏外節電モ
ードに切り替えるか否かを判定するための節電モード電
界値を記憶している。
と音声データを入出力し、ADPCMデータを無線部1
01に入出力する。無線部101は制御部104に指定
された送受信チャネルや送受信スロット等の動作モード
で送受信を行い、無線基地局から送信される待ち受けゾ
ーン選択レベルを制御部104に出力する。制御部10
4は、無線部101から受信した待ち受けゾーン選択レ
ベルを記憶部107に記憶する。記憶部107は待ち受
けゾーン選択レベルの他に、制御部104が圏外節電モ
ードに切り替えるか否かを判定するための節電モード電
界値を記憶している。
【0019】また、無線部101は、無線基地局からの
信号を受信する毎に制御部104に対して受信電界値を
出力する。制御部104はこの受信電界値を記憶部10
7に記憶されている待ち受けゾーン選択レベル及び節電
モード電界値と比較し、その結果によって、いずれの基
地局とも送受信できない圏外時の基地局検索方法を切り
替える。
信号を受信する毎に制御部104に対して受信電界値を
出力する。制御部104はこの受信電界値を記憶部10
7に記憶されている待ち受けゾーン選択レベル及び節電
モード電界値と比較し、その結果によって、いずれの基
地局とも送受信できない圏外時の基地局検索方法を切り
替える。
【0020】つぎに、図2は本発明の一実施形態のシス
テム構成図であり、無線基地局20は公衆回線に接続さ
れている。接続可能範囲201内では、子機10は無線
基地局と送受信が可能であり、接続可能範囲201内に
おける子機10の受信電界値は、無線基地局20から送
信される待ち受けゾーン選択レベルより高い値を示す。
また、接続不可範囲202内にいる子機10aの受信電
界値は待ち受けゾーン選択レベルより低いので、子機1
0aは圏外にいると判定し、無線基地局20との送受信
はできない。また、接続不可範囲202内の受信電界値
は、節電モード電界値よりも高いので、子機10aは無
線基地局検索間隔の長い圏外節電モードには入らずに、
通常の圏外動作を行う。接続不可範囲202の外側に位
置する子機10bでは、受信電界値が節電モード電界値
よりも低いので、子機10bは圏外節電モードに移行す
る。
テム構成図であり、無線基地局20は公衆回線に接続さ
れている。接続可能範囲201内では、子機10は無線
基地局と送受信が可能であり、接続可能範囲201内に
おける子機10の受信電界値は、無線基地局20から送
信される待ち受けゾーン選択レベルより高い値を示す。
また、接続不可範囲202内にいる子機10aの受信電
界値は待ち受けゾーン選択レベルより低いので、子機1
0aは圏外にいると判定し、無線基地局20との送受信
はできない。また、接続不可範囲202内の受信電界値
は、節電モード電界値よりも高いので、子機10aは無
線基地局検索間隔の長い圏外節電モードには入らずに、
通常の圏外動作を行う。接続不可範囲202の外側に位
置する子機10bでは、受信電界値が節電モード電界値
よりも低いので、子機10bは圏外節電モードに移行す
る。
【0021】このモードには、受信電界強度の高い通常
受信モードと、受信電界強度が次に高い待ち受けゾーン
選択レベルより低い待ち受けモードと、待ち受けゾーン
選択レベルよりさらに低い圏外節電モードとがあり、そ
れぞれで消費電力は順に小さくするように制御される。
受信モードと、受信電界強度が次に高い待ち受けゾーン
選択レベルより低い待ち受けモードと、待ち受けゾーン
選択レベルよりさらに低い圏外節電モードとがあり、そ
れぞれで消費電力は順に小さくするように制御される。
【0022】(本実施形態の動作)次に、本実施形態の
動作について図を参照して説明する。
動作について図を参照して説明する。
【0023】子機10は、無線基地局20に待ち受ける
際に圏内/圏外の判定基準となる待ち受けゾーン選択レ
ベルを無線基地局20から送信され、子機10内の制御
部104はこの待ち受けゾーン選択レベルを記憶部10
7に記憶する。また、記憶部107は待ち受けゾーン選
択レベルの他に、圏外時の無線基地局検索方法を検索間
隔の短い通常の圏外動作とするかあるいは検索間隔の長
い圏外節電モードとするかの判定を行うためのしきい値
である節電モード電界値を記憶している。
際に圏内/圏外の判定基準となる待ち受けゾーン選択レ
ベルを無線基地局20から送信され、子機10内の制御
部104はこの待ち受けゾーン選択レベルを記憶部10
7に記憶する。また、記憶部107は待ち受けゾーン選
択レベルの他に、圏外時の無線基地局検索方法を検索間
隔の短い通常の圏外動作とするかあるいは検索間隔の長
い圏外節電モードとするかの判定を行うためのしきい値
である節電モード電界値を記憶している。
【0024】図3は本実施形態の制御部104の動作を
示すフローチャートである。制御部104は無線基地局
20からの送信電波を待ち受けている状態から、何らか
の理由で同期はずれ(ステップA1)を検出すると、圏
外監視回数の検索設定数NをN回数に設定し(ステップ
A8)、短い間隔で無線基地局を検索する通常の圏外動
作を行う(ステップA2)。無線基地局検索後、ステッ
プA3にて検索結果である受信電界値を無線部101か
ら取得する。次に制御部104は、ステップA4で受信
電界値と記憶部107に記憶されている待ち受けゾーン
選択レベルを比較し、受信電界値が大きければ無線基地
局の圏内であると見なして待ち受け動作に移行する(ス
テップA9)。一方、待ち受けゾーン選択レベルの方が
大きい場合は、圏外であると判定して、圏外時の無線基
地局検索方法を決定するためにステップA5へ移行す
る。ステップA5で制御部104は、受信電界値と記憶
部107に記憶されている節電モード電界値を比較し、
受信電界値の方が大きければ、無線基地局検索間隔の短
い通常の圏外動作(ステップA8)に戻る。逆に節電モ
ード電界値の方が大きい場合には、その計測回数をカウ
ント(ステップA6、A10)し、N回数が0となるま
でステップA2に戻り、N回数が0となれば、圏外動作
を無線基地局を検索する検索間隔の長い、圏外節電モー
ドに切り替える(ステップA7)。
示すフローチャートである。制御部104は無線基地局
20からの送信電波を待ち受けている状態から、何らか
の理由で同期はずれ(ステップA1)を検出すると、圏
外監視回数の検索設定数NをN回数に設定し(ステップ
A8)、短い間隔で無線基地局を検索する通常の圏外動
作を行う(ステップA2)。無線基地局検索後、ステッ
プA3にて検索結果である受信電界値を無線部101か
ら取得する。次に制御部104は、ステップA4で受信
電界値と記憶部107に記憶されている待ち受けゾーン
選択レベルを比較し、受信電界値が大きければ無線基地
局の圏内であると見なして待ち受け動作に移行する(ス
テップA9)。一方、待ち受けゾーン選択レベルの方が
大きい場合は、圏外であると判定して、圏外時の無線基
地局検索方法を決定するためにステップA5へ移行す
る。ステップA5で制御部104は、受信電界値と記憶
部107に記憶されている節電モード電界値を比較し、
受信電界値の方が大きければ、無線基地局検索間隔の短
い通常の圏外動作(ステップA8)に戻る。逆に節電モ
ード電界値の方が大きい場合には、その計測回数をカウ
ント(ステップA6、A10)し、N回数が0となるま
でステップA2に戻り、N回数が0となれば、圏外動作
を無線基地局を検索する検索間隔の長い、圏外節電モー
ドに切り替える(ステップA7)。
【0025】図4はデジタルコードレス電話における圏
外時の無線基地局を検索する検索タイミングの一例であ
り、(a)は通常の圏外動作時、(b)は圏外節電モー
ド時の検索タイミングである。通常の圏外動作時(ステ
ップA2)は一定の間隔T401で無線基地局を検索す
る。デジタルコードレス電話の場合、T401は10秒
程度となっている。一方圏外節電モード時(ステップA
7)は、ある周期(T402)毎に一定時間(T40
3)、通常の圏外動作時の検索間隔T401で無線基地
局を検索する。デジタルコードレス電話の場合、T40
2の周期は約10分ほどである。
外時の無線基地局を検索する検索タイミングの一例であ
り、(a)は通常の圏外動作時、(b)は圏外節電モー
ド時の検索タイミングである。通常の圏外動作時(ステ
ップA2)は一定の間隔T401で無線基地局を検索す
る。デジタルコードレス電話の場合、T401は10秒
程度となっている。一方圏外節電モード時(ステップA
7)は、ある周期(T402)毎に一定時間(T40
3)、通常の圏外動作時の検索間隔T401で無線基地
局を検索する。デジタルコードレス電話の場合、T40
2の周期は約10分ほどである。
【0026】このような検索タイミングにより、ビル街
や地下街等の一時的に圏外に相当する状態にデジタルコ
ードレス電話を置いたときでも、圏内に移動したときに
すぐに通常の待ち受け状態に入ることができる。
や地下街等の一時的に圏外に相当する状態にデジタルコ
ードレス電話を置いたときでも、圏内に移動したときに
すぐに通常の待ち受け状態に入ることができる。
【0027】[第2の実施形態]次に、本発明の第2の
実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0028】図5を参照すると、本実施形態は、図1の
無線部101が、待ち受けゾーン選択レベル検出手段5
01と、節電モード電界値検出手段502を有する点で
図1の実施形態と異なっている。
無線部101が、待ち受けゾーン選択レベル検出手段5
01と、節電モード電界値検出手段502を有する点で
図1の実施形態と異なっている。
【0029】待ち受けゾーン選択レベル検出手段501
は、受信電界値が待ち受けゾーン選択レベルを下回った
場合に、制御部104に対して、圏外検出信号503を
出力する。同様に、節電モード電界値検出手段502
は、受信電界値が節電モード電界値よりも下回った場合
に、制御部104に対して節電モード検出信号504を
出力する。
は、受信電界値が待ち受けゾーン選択レベルを下回った
場合に、制御部104に対して、圏外検出信号503を
出力する。同様に、節電モード電界値検出手段502
は、受信電界値が節電モード電界値よりも下回った場合
に、制御部104に対して節電モード検出信号504を
出力する。
【0030】図6に制御部104の動作を説明するフロ
ーチャートを示す。図6において、まず、デジタルコー
ドレス電話で受信中、同期はずれが検出された場合(ス
テップA1)、制御部104は圏外監視回数NをNに設
定する(ステップA8)。この回数Nは予め制御部の動
作プログラムに設定する数でも、例えば10回とかめっ
たに受信しないときには20回とかに設定しておく。つ
ぎに、制御部104は通常の圏外動作(ステップA2)
によって、無線基地局を検索した後、無線部101が出
力する圏外検出信号503の有無で、圏内にいるか圏外
にいるかの判定ができる(ステップB1)。
ーチャートを示す。図6において、まず、デジタルコー
ドレス電話で受信中、同期はずれが検出された場合(ス
テップA1)、制御部104は圏外監視回数NをNに設
定する(ステップA8)。この回数Nは予め制御部の動
作プログラムに設定する数でも、例えば10回とかめっ
たに受信しないときには20回とかに設定しておく。つ
ぎに、制御部104は通常の圏外動作(ステップA2)
によって、無線基地局を検索した後、無線部101が出
力する圏外検出信号503の有無で、圏内にいるか圏外
にいるかの判定ができる(ステップB1)。
【0031】ここで、待ち受けゾーン選択レベル検出手
段501による圏外検出信号503の入力がなければ、
待ち受け動作(ステップA9)に移行し、入力されれ
ば、次に節電モード電界値検出手段502による節電モ
ード検出信号504の有無を確認する(ステップB
2)。
段501による圏外検出信号503の入力がなければ、
待ち受け動作(ステップA9)に移行し、入力されれ
ば、次に節電モード電界値検出手段502による節電モ
ード検出信号504の有無を確認する(ステップB
2)。
【0032】また、ここで節電モード検出信号504の
入力がなければ、通常の圏外動作(ステップA8)に戻
り、入力があれば、その回数Nを1つだけ減算し(ステ
ップA6、A10)、カウントすることにより、回数N
が0になれば、すなわちN回連続すれば、圏外節電モー
ド(ステップA7)に移行する。
入力がなければ、通常の圏外動作(ステップA8)に戻
り、入力があれば、その回数Nを1つだけ減算し(ステ
ップA6、A10)、カウントすることにより、回数N
が0になれば、すなわちN回連続すれば、圏外節電モー
ド(ステップA7)に移行する。
【0033】本実施形態では、制御部104は無線部1
01からの2つの検出信号によって圏内/圏外の判定及
び圏外節電モードに移行するか否かの判定が容易に行え
るので、図1の実施形態のように受信電界値を読み込み
電界しきい値と比較するという処理が省略できる。これ
により制御部104の動作時間を短縮することが可能と
なるので、さらに消費電流の削減という効果が期待でき
る。
01からの2つの検出信号によって圏内/圏外の判定及
び圏外節電モードに移行するか否かの判定が容易に行え
るので、図1の実施形態のように受信電界値を読み込み
電界しきい値と比較するという処理が省略できる。これ
により制御部104の動作時間を短縮することが可能と
なるので、さらに消費電流の削減という効果が期待でき
る。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のデジタル
コードレス電話によれば、子機の受信電界値が無線基地
局から送信される待ち受けゾーン選択レベル以下であっ
ても、無線基地局を検索する検索間隔の長い圏外節電モ
ードに入らず、検索間隔の短い通常の圏外動作を行うこ
とが可能となる。これにより、無線基地局が多数存在す
るにも関わらず、局地的に待ち受けゾーン選択レベル以
下の電界値となるような場所に一定時間以上いた後、再
び電界の高いところに戻った場合にも、すぐに待ち受け
状態に移行することが可能となる。
コードレス電話によれば、子機の受信電界値が無線基地
局から送信される待ち受けゾーン選択レベル以下であっ
ても、無線基地局を検索する検索間隔の長い圏外節電モ
ードに入らず、検索間隔の短い通常の圏外動作を行うこ
とが可能となる。これにより、無線基地局が多数存在す
るにも関わらず、局地的に待ち受けゾーン選択レベル以
下の電界値となるような場所に一定時間以上いた後、再
び電界の高いところに戻った場合にも、すぐに待ち受け
状態に移行することが可能となる。
【0035】すなわち、待ち受けゾーン選択レベルより
も低いしきい値である節電モード電界値を設け、この節
電モード電界値と受信電界値とを比較することによっ
て、圏外であるにも関わらず、無線基地局が近くにある
ことを検出できるからである。
も低いしきい値である節電モード電界値を設け、この節
電モード電界値と受信電界値とを比較することによっ
て、圏外であるにも関わらず、無線基地局が近くにある
ことを検出できるからである。
【図1】本発明の実施形態による無線電話機の子機の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態による無線電話システムの構
成例を示す図である。
成例を示す図である。
【図3】本発明の実施形態による圏外時の制御部104
の動作を示すフローチャートである。
の動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施形態による圏外時の無線基地局検
索タイミングの一例である。
索タイミングの一例である。
【図5】本発明の他の実施形態による無線電話機の子機
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の他の実施形態による圏外時の制御部1
04の動作を示すフローチャートである。
04の動作を示すフローチャートである。
10 子機 101 無線部 102 ベースバンド部 103 送受話部 104 制御部 105 操作キー 106 LCD表示部 107 記憶部 20 無線基地局 201 接続可能範囲 202 接続不可範囲 501 待ち受けゾーン選択レベル検出手段 502 節電モード電界値検出手段
Claims (8)
- 【請求項1】 公衆回線に接続された複数の無線基地局
と、この無線基地局と時分割多重無線伝送路で接続され
音声及び制御データの送受信が可能な子機とからなる通
信システムにおいて、 前記子機が前記無線基地局の圏外にて前記無線基地局を
検索する際、前記無線基地局から送信された受信レベル
が待ち受けゾーン選択レベル以下の電界を受信した場合
に、その受信した電界値がある程度の大きさのとき前記
無線基地局が近くにあると判断し、通常の圏外動作時よ
りも前記無線基地局の検索間隔の長い圏外節電モードに
入らないように制御する制御部を有することを特徴とす
る通信システム。 - 【請求項2】 前記制御部は、前記待ち受けゾーン選択
レベル以下で且つ圏外節電モードレベル以下の場合に前
記検索間隔の長い圏外節電モードとすることを特徴とす
る請求項1に記載の通信システム。 - 【請求項3】 前記制御部は、前記無線基地局の圏外に
て前記無線基地局を検索する回数を設定し、所定回数を
越えたときに前記検索間隔の長い圏外節電モードとする
ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。 - 【請求項4】 公衆回線に接続された複数の無線基地局
と、この無線基地局と多重無線伝送路で接続され音声,
画像、データ等のメディア及び制御データの送受信が可
能な子機とからなる無線電話機の基地局検索方法におい
て、 前記子機が前記無線基地局の圏外にて前記無線基地局を
検索する際、前記無線基地局から送信された受信レベル
が待ち受けゾーン選択レベル以下の電界を受信した場合
に、その受信した電界値がある程度の大きさのとき前記
無線基地局が近くにあると判断し、通常の圏外動作時よ
りも前記無線基地局の検索間隔の長い圏外節電モードに
入らないように制御することを特徴とする無線電話機の
基地局検索方法。 - 【請求項5】 前記制御部は、前記無線基地局の圏外に
て前記無線基地局を検索する回数を設定し、所定回数を
越えたときに前記検索間隔の長い圏外節電モードとする
ことを特徴とする請求項4に記載の無線電話機の基地局
検索方法。 - 【請求項6】 公衆回線に接続された複数の無線基地局
と、この無線基地局と時分割多重無線伝送路で接続され
音声及び制御データの送受信が可能な子機とからなる通
信システムにおいて、 前記子機は前記無線基地局から送信される受信レベルの
うち待ち受けゾーン選択レベルを検出する待ち受けゾー
ン選択レベル検出手段と、前記待ち受けゾーン選択レベ
ルよりも低い節電モード電界値を検出する節電モード電
界値検出手段とを有することを特徴とする通信システ
ム。 - 【請求項7】 前記子機を制御する制御部は、前記無線
基地局の圏外にて前記無線基地局を検索する検索回数を
設定し、前記待ち受けゾーン選択レベル検出手段の出力
があり、且つ前記節電モード電界値検出手段の出力があ
り、前記検索回数が所定回数を越えたときに検索間隔の
長い圏外節電モードとすることを特徴とする請求項6に
記載の通信システム。 - 【請求項8】 前記制御部は、前記無線基地局の圏外に
て前記無線基地局を検索する前記検索回数を設定し、前
記待ち受けゾーン選択レベル検出手段の出力があり、且
つ前記節電モード電界値検出手段の出力がない場合に、
前記検索回数を改めて予め定めた前記所定回数とするこ
とを特徴とする請求項6又は7に記載の通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10125831A JP2885789B1 (ja) | 1998-05-08 | 1998-05-08 | 無線電話機の基地局検索方法と通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10125831A JP2885789B1 (ja) | 1998-05-08 | 1998-05-08 | 無線電話機の基地局検索方法と通信システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2885789B1 true JP2885789B1 (ja) | 1999-04-26 |
JPH11331916A JPH11331916A (ja) | 1999-11-30 |
Family
ID=14920029
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10125831A Expired - Fee Related JP2885789B1 (ja) | 1998-05-08 | 1998-05-08 | 無線電話機の基地局検索方法と通信システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2885789B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8619709B2 (en) | 2007-12-18 | 2013-12-31 | Nippon Telegraph And Telephone Corporation | Access point scan method, storage medium storing scan program, and station |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3690717B2 (ja) | 1999-07-14 | 2005-08-31 | 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ | セルサーチ制御方法、移動局および移動通信システム |
JP4881166B2 (ja) * | 2007-01-12 | 2012-02-22 | シャープ株式会社 | 無線通信装置 |
JP5527256B2 (ja) * | 2011-03-01 | 2014-06-18 | 富士通株式会社 | 移動通信システム、制御装置及び制御方法 |
-
1998
- 1998-05-08 JP JP10125831A patent/JP2885789B1/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8619709B2 (en) | 2007-12-18 | 2013-12-31 | Nippon Telegraph And Telephone Corporation | Access point scan method, storage medium storing scan program, and station |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11331916A (ja) | 1999-11-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |