JP2877870B2 - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料

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JP2877870B2 JP2022816A JP2281690A JP2877870B2 JP 2877870 B2 JP2877870 B2 JP 2877870B2 JP 2022816 A JP2022816 A JP 2022816A JP 2281690 A JP2281690 A JP 2281690A JP 2877870 B2 JP2877870 B2 JP 2877870B2
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    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/305Substances liberating photographically active agents, e.g. development-inhibiting releasing couplers
    • G03C7/30541Substances liberating photographically active agents, e.g. development-inhibiting releasing couplers characterised by the released group
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Description

【発明の詳細な説明】 近年、カラー感光材料は高感度で、かつ鮮鋭性、色再
現性の優れた感光材料の開発が強く望まれている。
鮮鋭性を改良する手段として、発色現像主薬の酸化体
と反応して、現像抑制剤を放出するDIR化合物が知られ
ている。これを乳剤中に含有することにより、エッジ効
果による色像の鮮鋭性を高め、さらに、重層効果による
色再現の改良がなされることは周知である。しかし、こ
れらのDIR化合物では、発色現像時に放出される現像抑
制剤が、感光材料より処理液中に拡散し、蓄積される結
果、処理液が現像抑制性を示すという欠点があった。
このような問題を解決するために、特開昭57−151944
号、同58−205150号、同60−218644号、同60−221750
号、同61−11743号及び米国特許4,782,012号に記載の方
法が提案されている。これらは、カプラーのカップリン
グ位より離脱したときは現像抑制性を示し、それが処理
液中に流れ出した後は、写真性に影響を与えない化合物
に分解される性質をもつカプラーである。確かにこのカ
プラーにより、大量の感光材料をランニング処理した場
合においても、感度低下は少なく、現像液の汚染はかな
り軽減された。
しかしながら、前記カプラーを含有する感光材料は、
保存中のカブリの増加、感度、鮮鋭度、色再現の劣化が
あり、また、カプラー自身の性能として、エッジ効果、
重層効果の両立を考えると未だ充分とはいえない。
[発明の目的] 本発明の目的は、鮮鋭性ならびに色再現性が良好であ
り、さらに、感光材料の経時における保存安定性の改良
されたカラー感光材料を提供することにある。
[発明の構成] 本発明の上記目的は、下記一般式[I]で示される化
合物を含有するハロゲン化銀写真感光材料により達成さ
れる。
[Cpは発色現像主薬の酸化体とカップリング反応しうる
カプラー残基を表わし、Y1は−O−、−S−、 を表わし、X1は置換基があってもよいベンゼン環または
ナフタレン環を完成するのに必要な原子群を表わし、
R9、R10及びR11は水素原子、アルキル基またはアリール
基を表わし、Xは連結基を表わし、Yは加水分解可能な
基を表わす。mは0または1を表わす。また、 基はY1に対し、パラ位に置換されており、 基はCpのカップリング位に結合している。] 以下、本発明を詳細に説明する。一般式[I]で示さ
れるカプラーにおいて、Cpで表わされるカプラー残基と
しては、イエロー、マゼンタ、又はシアン色素を生成す
る残基と、実質的に無色の生成物を生成する残基があ
る。
Cpで表わされるカプラー残基においてイエローカプラ
ー残基として代表的なものは、米国特許第2,298,443
号、同第2,407,210号、同第2,875,057号、同第3,048,19
4号、同第3,265,506号、同第3,447,928号および“ファ
ルブクプラーアイネ リテラトウルヴェルジッヒト ア
グファ ミッタイルング(バンドII)”(Farbkupplere
ine Literaturuversiecht Agfa Mittellung(Band I
I))112〜126頁(1961年)などに記載されている。こ
れらのうちアシルアセトアニリド類、例えば、ベンゾイ
ルアセトアニリドやピバロイルアセトアニリド類が好ま
しい。
マゼンタカプラー残基として代表的なものは、米国特
許第2,369,489号、同第2,343,703号、同第2,311,182
号、同第2,600,788号、同第2,908,573号、同第3,062,65
3号、同第3,152,896号、同第3,519,429号、同第3,725,0
67号、同第4,540,654号、特開昭59−162548号、および
前記のAgfa Mittellung(Band II)126〜156頁(1961
年)などに記載されている。これらのうち、ピラゾロン
あるいはピラゾロアゾール(例えば、ピラゾロイミダゾ
ール、ピラゾロトリアゾールなど)類が好ましい。
シアンカプラー残基として代表的なものは、米国特許
第2,367,531号、同第2,423,730号、同第2,474,293号、
同第2,772,162号、同第2,395,826号、同第3,002,836
号、同第3,034,892号、同第3,041,236号、同第4,666,99
9号および前記のAgfa Mittellung(Band II)156〜175
頁(1961年)など記載されている。これらのうちフェノ
ール類あるいはナフトール類が好ましい。
実質的に無色の生成物を形成するカプラー残基として
代表的なものは、例えば英国特許第861,138号、米国特
許第3,632,345号、同第3,928,041号、同第3,958,993号
及び同第3,961,959号明細書などに記載されている。こ
れらのうち、環式カルボニル化合物が好ましい。
一般式[I]においてCpで示されるイエローカプラー
残基としては次の一般式[II]および[III]で表わさ
れるものが好ましい。
上記一般式[II]および[III]において、R1、R2
例えばアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロ環
またはハロゲン原子を表わし、前記アルキル、シクロア
ルキル、アリール、ヘテロ環は、酸素原子、窒素原子、
イオウ原子を介して結合してもよい。更に前記アルキ
ル、シクロアルキル、アリール、ヘテロ環は以下に掲げ
る結合基を介して結合してもよい。即ち、アシルアミ
ノ、カルバモイル、スルホンアミド、スルファモイル、
スルファモイルカルボニル、カルボニルオキシ、オキシ
カルボニル、ウレイド、チオウレイド、チオアミド、ス
ルホン、スルホニルオキシなど、又、前記アルキル、シ
クロアルキル、アリール、ヘテロ環は、更に以下に述べ
る置換基を有していてもよい。即ち、ハロゲン原子、ニ
トロ、シアノ、アルキル、アルケニル、シクロアルキ
ル、アリール、アルコキシ、アリールオキシ、アルコキ
シカルボニル、アリールオキシカルボニル、カルボキ
シ、スルホ、スルファモイル、カルバモイル、アシルア
ミノ、ウレイド、ウレタン、スルホンアミド、ヘテロ
環、アリールスルホニル、アルキルスルホニル、アリー
ルチオ、アルキルチオ、アルキルアミノ、アニリノ、ヒ
ドロキシ、イミド、アシルなど。
R1およびR2がそれぞれ2つ以上ある場合、それらは同
一でもことなっていてもよい。
一般式[I]においてCpで示されるマゼンタカプラー
残基としては、次の一般式[IV]、[V]、[VI]、
[VII]で表わされるものが好ましい。
上記一般式[IV]〜[VI]においてR1、R2は一般式
[II]、[III]のR1、R2と同義である。
一般式[I]においてCpで示されるシアンカプラー残
基としては、次の一般式[VIII]、[IX]、[X]で表
わされるものが好ましい。
上記[VIII]〜[X]においてR1、R2は一般式[I
I]、[III]のR1、R2と同義である。
一般式[I]においてCpで表わされる実質的に無色の
生成物を形成するカプラー残基としては、一般式[XI]
〜[XIV]で表わされるものが好ましい。
式中、R3は例えば水素原子、アルキル基、アリール
基、ハロゲン原子、アルコキシ基、アシルオキシ基、ま
たはヘテロ環基を、Xは酸素原子または=N−R4を表わ
す。R4はアルキル基、アリール基、ヒドロキシ基、アル
コキシ基またはスルホニル基を表わす。Zは5〜7員の
炭素環(例えばインダノン、シクロペンタノン、シクロ
ヘキサノンなど)またはヘテロ環(例えばピペリドン、
ピロリドン、ヒドロカルボスチリルなど)を形成するに
必要な非金属原子群を表わす。
式中、R3ならびにXは一般式[XI]におけるR3ならび
にXと同義であり、R5はアルキル基、アリール基、ヘテ
ロ環基、シアノ基、ヒドロキシ基、アルコキシ基、アリ
ールオキシ基、ヘテロ環オキシ基、アルキルアミノ基、
ジアルキルアミノ基、またはアニリノ基を表わす。
式中R6およびR7は同じであっても異なっていてもよ
く、例えばアルコキシカルボニル基、カルバモイル基、
アシル基、シアノ基、ホルミル基、スルホニル基、スル
フィニル基、サルファモイル基、アンモニウムミル基ま
たは を表わす。Aは窒素原子とともに5〜7員のヘテロ環
(例えばフタルイミド、トリアゾール、テトラゾールな
ど)を形成するに必要な非金属原子群を表わす。
式中、R8はアルキル基、アリール基、アニリノ基、ア
ルキルアミノ基またはアルコキシ基を、Bは酸素原子、
イオウ原子または窒素原子を表わす。
一般式[I]において、 基はタイミング基を表わす。
一般式[I]においてXは、 アルキレン、シクロアルキレン、フェニレン、アルケ
ニレン、 −O−,−S−,(R14は例えば水素、アルキル、シク
ロアルキル、アリールを表わす。)及びこれらの組み合
わせ基を表わす。これらのうち好ましいものは、アルキ
レン、 及びこれらの組み合わせた基である。
一般式[I]において、Yで表わされる加水分解可能
な基としては例えば−COOR15、−OCOR15、−OSO2R15である。
これらのうちで好ましいものは−COOR15である。
R15で表わされる基としては、例えば、アルキル(メ
チル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチ
ル、sec−ブチル、n−ヘキシルなど)、シクロアルキ
ル(シクロペンチル、シクロヘキシルなど)、アリール
(フェニル、ナフチルなど)、複素環基(ピリジニル、
イミダゾリル、ピロリルなど)である。これらの基はさ
らに置換基を有してもよく、置換基としては、例えば、
ハロゲン原子、ニトロ、シアノ、アルキル、アルケニ
ル、シクロアルキル、アリール、アルコキシ、アリール
オキシ、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボ
ニル・カルボキシ、スルホ、スルファモイル、カルバモ
イル、アシルアミノ、ウレイド、ウレタン、スルホンア
ミド、ヘテロ環、アリースルホニル、アルキルスルホニ
ル、アリールチオ、アルキルチオ、アルキルアミノ、ア
ニリノ、ヒドロキシ、イミド、アシルが挙げられる。
R15のうち好ましいものは、置換アルキル、アリール
であり、さらに好ましいものはアリールである。
以下に、本発明の化合物の具体例を示すが、本発明の
化合物はこれらに限定されるものではない。
以下に本発明の化合物の代表的な合成例を示す。
(合成例1)例示化合物2の合成 7.4g、 2.2gおよびトリエチルアミン2.gを塩化
メチレン20mlに溶解し、2時間撹拌後、反応液を1N塩酸
50ml、次いで水150mlで洗浄し、減圧下濃縮した。残渣
をメタノールより再結晶して例示化合物2の7.0gを得
た。
本発明に係るDIRカプラーは写真材料中、任意の層、
例えばハロゲン化銀乳剤層及び/又は非感光性親水性コ
ロイド層に含有させることができるが、好ましくはハロ
ゲン化銀乳剤層に使用するのがよい。更に、好ましくは
赤感光性ハロゲン化銀乳剤層および/または青感光性ハ
ロゲン化銀乳剤層に使用する場合である。
本発明のDIRカプーをカラー感光材料の親水性コロイ
ド層に含有せしめるためには、例えば公知のジブチルフ
タレート、トリクレジルホスフェート、ジノニルフェノ
ール等の如き高沸点溶媒と酢酸ブチル、プロピオン酸等
の如き低沸点溶媒との混合液に本発明に係るDIRカプラ
ーをそれぞれ単独で、あるいは併用して溶解せしめた
後、界面活性剤を含むゼラチン水溶液と混合し、次いで
高速回転ミキサーまたはコロイドミルもしくは超音波分
散機を用して乳化分散させた後、乳剤中に直接添加する
か、または上記乳化分散液をセットした後、切断し水洗
した後、これを乳剤に添加する手段が採用される。
本発明に係るDIRカプラーの使用量は、ハロゲン化銀
1モル当り、0.005モル%〜20モル%が好ましく、より
好ましくは0.01〜10モル%の範囲である。
本発明に係るDIRカプラーは1種で使用しても、また
は2種類以上併用してもよい。
本発明の感光材料に用いるハロゲン化銀乳剤として
は、通常のハロゲン化銀乳剤の任意のものを用いること
ができる。
該乳剤は、常法により化学増感することができ、ま
た、増感色素を用いて、所望の波長域に光学的に増感で
きる。
ハロゲン化銀乳剤には、カブリ防止剤、安定剤等を加
えることができる。該乳剤のバインダーとしては、ゼラ
チンを用いるのが有利である。
乳剤層、その他の親水性コロイド層は、硬膜すること
ができ、又、可塑剤、水溶性又は難溶性合成ポリマーの
分散物(ラテックス)を含有させることができる。
カラー写真用感光材料の乳剤層には、カプラーが用い
られる。
更に色補正の効果を有しているカラードカプラー、競
合カプラー及び現像主剤の酸化体とのカップリングによ
って現像促進剤、漂白促進剤、現像剤、ハロゲン化銀溶
剤、調色剤、硬膜剤、カブリ剤、カブリ防止剤、化学増
感剤、分光増感剤、及び減感剤のような写真的に有用な
フラグメントを放出する化合物が用いることができる。
感光材料には、フィルター層、ハレーション防止層、
イラジエーション防止層等の補助層を設けることができ
る。これらの層中及び/又は乳剤層中には現像処理中に
感光材料から流出するかもしくは漂白される染料が含有
させられてもよい。
感光材料には、マット剤、滑剤、画像安定剤、界面活
性剤、色カブリ防止剤、現像促進剤、現像遅延剤や漂白
促進剤を添加できる。
支持体としては、ポリエチレン等をラミネートした
紙、ポリエチレンテレフタレートフィルム、バライタ
紙、三酢酸セルロース等を用いることができる。
本発明の感光材料を用いて色素画像を得るには露光
後、通常知られているカラー写真処理を行うことができ
る。
(実施例) 以下に本発明の具体的実施例を述べるが、本発明の実
施の態様はこれらに限定されない。
以下の全ての実施例において、ハロゲン化銀写真感光
材料中の添加量は特に記載のない限り1m2のものを示
す。また、ハロゲン化銀とコロイド銀は銀に換算して示
した。
実施例1 トリアセチルセルロースフィルム支持体上に、下記に
示すような組成の各層を順次支持体側から形成して、各
層カラー写真要素試料1を作製した。
第1層:ハレーション防止剤(HC−1) 黒色コロイド銀を含むゼラチン層。
第2層:中間層(I.L.) 2,5−ジ−t−オクハイドロキノンの乳化分散物を含
むゼラチン層。
第3層:低感度赤感性ハロゲン化銀乳剤層(RL−1) 平均粒径()0.30μm、AgI6モル%を含むAgBrIか
らなる 単分散乳剤(乳剤I)…銀塗布量1.8g/m2 増感色素I…銀1モルに対して6×10-5モル 増感色素II…銀1モルに対して1.0×10-5モル シアンカプラー(C−1)… 銀1モルに対して0.06モル カラードシアンカプラー(CC−1)… 銀1モルに対して0.003モル DIR化合物(D−1)…銀1モルに対して0.0035モル 第4層:高感度赤感性ハロゲン化銀乳剤層(RH−1) 平均粒径()0.5μm、AgI7.0モル%を含むAgBrIか
らなる。
単分散乳剤(乳剤II)…銀塗布量1.3g/m2 増感色素I…銀1モルに対して3×10-5モル 増感色素II…銀1モルに対して1.0×10-5モル シアンカプラー(C−1)… 銀1モルに対して0.02モル カラードシアンカプラー(CC−1)…銀1モルに対し
て0.0015モル DIR化合物(D−1)… 銀1モルに対して0.001モル 第5層:中間層(I.L.) 第2層と同じ、ゼラチン層。
第6層:低感度緑感性ハロゲン化銀乳剤層(GL−1) 乳剤I…塗布銀量1.5g/m2 増感色素III…銀1モルに対して2.5×10-5モル 増感色素IV…銀1モルに対して1.2×10-5モル マゼンタカプラー(M−1)… 銀1モルに対して0.050モル カラードマゼンタカプラー(CM−1)… 銀1モルに対して0.009モル DIR化合物(D−1)…銀1モルに対して0.0010モル DIR化合物(D−3)…銀1モルに対して0.0030モル 第7層;高感度緑感性ハロゲン化銀乳剤層(GH−1) 乳剤II…塗布銀量1.4g/m2 増感色素III…銀1モルに対して1.5×10-5モル 増感色素IV…銀1モルに対して1.0×10-5モル マゼンタカプラー(M−1)… 銀1モルに対して0.020モル カラードマゼンタカプラー(CM−1)… 銀1モルに対して0.002モル DIR化合物(D−3)…銀1モルに対して0.0010モル 第8層:イエローフィルター層(YC−1) 黄色コロイド銀と2,5−ジ−t−オクチルハイドロキ
ノンの乳化分散物とを含むゼラチン層。
第9層:低感度青感性ハロゲン化銀乳剤層(BL−1) 平均粒径0.48μm、AgI6モル%を含むAgBrIからなる 単分散乳剤(乳剤III)…銀塗布量0.9g/m2 増感色素V…銀1モルに対して1.3×10-5モル イエローカプラー(Y−1)… 銀1モルに対して0.29モル 第10層:高感度青感性乳剤層(BH−1) 平均粒径0.8μm、AgI15モル%を含むAgBrIからな
る。
単分散乳剤(乳剤IV)…銀塗布量0.5g/m2 増感色素V…銀1モルに対して1.0×10-5モル イエローカプラー(Y−1)… 銀1モルに対して0.08モル DIR化合物(D−2)…銀1モルに対して0.0015モル 第11層:第1保護層(Pro−1) 沃臭化銀(AgI1モル%、平均粒径0.07μm) 銀塗布量 0.5g/m2 紫外外線吸収剤UV−1,UV−2を含むゼラチン層 第12層:第2保護層(Pro−2) ポリメチルメタクリレート粒子(直径 1.5μm)及
びホルマリンスカベンジャー(HS−1)を含むゼラチン
層 尚各層には上記組成物の他にゼラチン硬化剤(H−
1)や界面活性剤を添加した。
試料1の各層に含まれる化合物は下記の通りである。
増感色素I:アンヒドロ5,5′−ジクロロ−9−エチル−
3,3′−ジ−(3−スルホプロピル)チアカルボシアニ
ンヒドロキシド 増感色素II:アンヒドロ9−エチル−3,3′−ジ−(スル
ホプロピル)−4,5,4′,5′−ジベンゾチアカルボシア
ニンヒドロキシド 増感色素III:アンヒドロ5,5′−ジフェニル−9−エチ
ル−3,3′−ジ−(3−スルホプロピル)オキサカルボ
シアニンヒドロキシド 増感色素IV:アンヒドロ9−エチル−3,3′−ジ−(3−
スルホプロピル)−5,6,5′,6′−ジベンゾオキサカル
ボシアニンヒドロキシド 増感色素V:アンヒドロ3,3,′−ジ−(3−スルホプロピ
ル)−4,5−ベンゾ−5′−メトキシチアシアニン また、上記試料1の第3層、第4層のDIR化合物を等
モルで下記表1の通り置き換え、試料2及び3を作製し
た。
このようにして作製した各試料1〜3を、一部は55
℃、20%RHの条件下で7日間放置し、未処理のものと同
時に白色光を用いてウェッジ露光し、下記処理工程で処
理して赤感光層の感度、カブリを測定した。
併せて、画像鮮鋭性の測定も実施した。
結果を表1に示す。
鮮鋭性は色素画像のMTFを求め30本/mmでのMTFの相対
値(試料1を100とする)で示した。
[処理工程] (38℃) 処理時間 発色現像 3分15秒 漂 白 6分30秒 水 洗 3分15秒 定 着 6分30秒 水 洗 3分15秒 安定化 1分30秒 乾 燥 各処理工程において使用した処理液組成は下記の通り
である。
[発色現像液] 4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−(β−ヒ
ドロキシエチル)アニリン硫酸塩 4.75g 無水亜硫酸ナトリウム 4.25g ヒドロキシルアミン 1/2硫酸塩 2.0g 無水炭酸カリウム 37.5g 臭化ナトリウム 1.3g ニトリロ三酢酸・3ナトリウム塩(1水塩) 2.5g 水酸化カリウム 1.0g 水を加えて1とする。
[漂白液] エチレンジアミン四酢酸鉄アンモニウム塩 100.0g エチレンジアミン四酢酸2アンモニウム塩 10.0g 臭化アンモニウム 150.0g 氷酢酸 10.0ml 水を加えて1とし、アンモニア水を用いてpH6.0に
調整する。
[定着液] チオ硫酸アンモニウム 175.0g 無水亜硫酸ナトリウム 8.6g メタ亜硫酸ナトリウム 2.3g 水を加えて1とし、酢酸を用いてpH6.0に調整す
る。
[安定液] ホルマリン(37%水溶液) 1.5ml コニダックス(コニカ株式会社製) 7.5ml 水を加えて1とする。
表1より、本発明にもとずく試料は鮮鋭性が大巾に改
良され、かつ、保存時における熱によるカブリ発生が低
く、また感度の低下が少ないことがわかる。また本発明
に基づく試料をランニング処理した場合においても、感
度低下はほとんど見られなかった。
実施例2 トリアセテートベース上に以下の順序で重層塗布を行
い基本試料を作成した。
(1)シアンカプラーとしてC−2 0.5g/m2、ゼラチ
ン2.4g/m2およびハロゲン化銀1.6g/m2を含有する赤感性
乳剤層。
(2)ゼラチン0.5g/m2、および2,5−ジ−t−オクチル
ハイドロキノン0.1g/m2含有するゼラチン中間層。
(3)イエローカプラーとしてY−1 1.70g/m2、ゼラ
チン2.4g/m2およびハロゲン化銀1.6g/m2g含有する青感
性沃臭化銀乳剤層。
(4)ゼラチン0.8g/m2よりなる保護層。
上記重層塗布感光材料の構成層の内、イエローカプラ
ーを含む第3層の中に、表2に示すDIR化合物を3.0×10
-4モル/m2の添加量で添加し、3種類の試料4、5、6
を作製した。
各試料を2分割し、一方の試料には白色光のウェッジ
露光を行い、他方の試料には赤色光によるウェッジ露光
を行った。
次いで実施例1と同様に処理した。
各試料について、発色現像によって得られたシアン色
素の特性曲線によりガンマ値を求め、赤色露光によるガ
ンマ(γ)を白色露光によるガンマ(γ)で割った
値を表2に示す。
表2から明らかなように、本発明の化合物はγR
値が大きく、従来のDIRカプラーを使用した場合よりも
大きな重層効果が得られることを明示している。
[発明の効果] 本発明により、鮮鋭性ならびに色再現性が良好であ
り、さらに、感光材料の経時における保存安定性の改良
されたカラー感光材料を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−280755(JP,A) 特開 平1−213655(JP,A) 特開 昭63−254453(JP,A) 特開 平2−251950(JP,A) 特開 平2−135340(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03C 7/305

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】現像主薬の酸化体と反応し、現像抑制剤を
    放出しうる下記一般式[I]で表わされる化合物を含有
    することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料。 [Cpは発色現像主薬の酸化体とカップリング反応しうる
    カプラー残基を表わし、Y1は−O−、−S−、 を表わし、X1は置換基があってもよいベンゼン環または
    ナフタレン環を完成するのに必要な原子群を表わし、
    R9、R10及びR11は水素原子、アルキル基またはアリール
    基を表わし、Xは連結基を表わし、Yは加水分解可能な
    基を表わす。mは0または1を表わす。また、 基はY1に対し、パラ位に置換されており、 基はCpのカップリング位に結合している。]
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