JP2876479B2 - 車 両 - Google Patents
車 両Info
- Publication number
- JP2876479B2 JP2876479B2 JP10110019A JP11001998A JP2876479B2 JP 2876479 B2 JP2876479 B2 JP 2876479B2 JP 10110019 A JP10110019 A JP 10110019A JP 11001998 A JP11001998 A JP 11001998A JP 2876479 B2 JP2876479 B2 JP 2876479B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- storage container
- air passage
- air
- passage
- vehicle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60H—ARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
- B60H1/00—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
- B60H1/24—Devices purely for ventilating or where the heating or cooling is irrelevant
- B60H1/247—Disposition of several air-diffusers in a vehicle for ventilation-air circulation in a vehicle cabin
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60H—ARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
- B60H1/00—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
- B60H1/24—Devices purely for ventilating or where the heating or cooling is irrelevant
- B60H1/241—Devices purely for ventilating or where the heating or cooling is irrelevant characterised by the location of ventilation devices in the vehicle
- B60H1/246—Devices purely for ventilating or where the heating or cooling is irrelevant characterised by the location of ventilation devices in the vehicle located in the interior of the vehicle or in or below the floor
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
- Passenger Equipment (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、車両床に保持される前
部座席及び後部座席と、前部座席の間を通つて車両床上
を導かれかつ後部座席にある足元空間の通風のため車両
の空調装置に接続されている通風筒と、通風筒上に往復
台状に縦方向移動可能な収容容器とを持ち、この収容容
器の底範囲に空気通路が形成され、通風筒の筒壁にある
少なくとも１つの空気出口を介して、空気通路が通風筒
に接続されている、車両特に乗用車に関する。
部座席及び後部座席と、前部座席の間を通つて車両床上
を導かれかつ後部座席にある足元空間の通風のため車両
の空調装置に接続されている通風筒と、通風筒上に往復
台状に縦方向移動可能な収容容器とを持ち、この収容容
器の底範囲に空気通路が形成され、通風筒の筒壁にある
少なくとも１つの空気出口を介して、空気通路が通風筒
に接続されている、車両特に乗用車に関する。
【０００２】
【従来の技術】この種の公知の車両（米国特許第３，３
５６，４０９号明細書）では、収容容器の底範囲に形成
される空気通路は、収容容器にわたつて延びる下側を、
通風筒の上側によつて区画され、通風筒及び収容容器の
下縁に押付けられるナイロン条片により密封されてい
る。通風筒の筒壁に設けられる弁を介して、空気通路を
通風筒に接続することができる。空気出口から空気が多
数の開口を通つて、収容容器の側壁に形成される狭い側
方空間へ流入し、そこからスリツトを通つて収容容器の
内部空間へ流れることができる。食品及び飲料用の貯蔵
箱として用いられる収容容器の内部空間は、内部空間を
通る空気により、所望の温度に保持され、この温度は通
風筒の入口で空気の適当な空調により設定される。通風
筒に沿つて収容容器が移動可能なことは、前部座席及び
後部座席から収容容器を便利に利用できる位置へ収容容
器が移動可能であるという利点を持つている。更に収容
容器は前部座席の間の中間空間から押しやられるので、
例えば車両から降りることなく座席の間の場所交代が可
能である。
５６，４０９号明細書）では、収容容器の底範囲に形成
される空気通路は、収容容器にわたつて延びる下側を、
通風筒の上側によつて区画され、通風筒及び収容容器の
下縁に押付けられるナイロン条片により密封されてい
る。通風筒の筒壁に設けられる弁を介して、空気通路を
通風筒に接続することができる。空気出口から空気が多
数の開口を通つて、収容容器の側壁に形成される狭い側
方空間へ流入し、そこからスリツトを通つて収容容器の
内部空間へ流れることができる。食品及び飲料用の貯蔵
箱として用いられる収容容器の内部空間は、内部空間を
通る空気により、所望の温度に保持され、この温度は通
風筒の入口で空気の適当な空調により設定される。通風
筒に沿つて収容容器が移動可能なことは、前部座席及び
後部座席から収容容器を便利に利用できる位置へ収容容
器が移動可能であるという利点を持つている。更に収容
容器は前部座席の間の中間空間から押しやられるので、
例えば車両から降りることなく座席の間の場所交代が可
能である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明の基礎になつて
いる課題は、前部座席の間に縦方向移動可能な収容容器
を設けられる車両において、後部座席の乗客にその希望
に従つて空調される空気従つて新鮮空気及び／又は温度
調節又は冷却された空気を最適に供給するために、この
収容容器を付加的に利用することである。
いる課題は、前部座席の間に縦方向移動可能な収容容器
を設けられる車両において、後部座席の乗客にその希望
に従つて空調される空気従つて新鮮空気及び／又は温度
調節又は冷却された空気を最適に供給するために、この
収容容器を付加的に利用することである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
本発明によれば、空気通路が、後部座席に近い方にある
収容容器の端部で自由に開口し、通路開口を選択的に完
全に又は部分的に閉鎖する閉鎖手段が設けられ、通風筒
の筒壁に多数の空気出口が、収容容器の移動範囲内で移
動方向に前後して設けられ、かつそれぞれ閉鎖素子を備
えており、収容容器と閉鎖素子との間で制御機構が作用
して収容容器の重なり範囲外にある空気出口を閉鎖状態
に保ち、かつ収容容器の重なり範囲内にある少なくとも
１つの空気出口を開放する。
本発明によれば、空気通路が、後部座席に近い方にある
収容容器の端部で自由に開口し、通路開口を選択的に完
全に又は部分的に閉鎖する閉鎖手段が設けられ、通風筒
の筒壁に多数の空気出口が、収容容器の移動範囲内で移
動方向に前後して設けられ、かつそれぞれ閉鎖素子を備
えており、収容容器と閉鎖素子との間で制御機構が作用
して収容容器の重なり範囲外にある空気出口を閉鎖状態
に保ち、かつ収容容器の重なり範囲内にある少なくとも
１つの空気出口を開放する。
【０００５】本発明による車両は、後部座席上の乗客が
個々の要求に合わせて新鮮空気又は空調された空気を供
給されるという利点を持つている。この車両は健康を高
め、その結果定性的な快適さの利得が得られる。収容容
器と共に移動可能な空気通路を収容容器の種々の移動位
置にある通風筒へ接続するために設けられる制御機構
は、多様な技術で実現することができる。例えば閉鎖素
子の空気圧、電気又は電磁操作が可能である。同様に案
内リンク、摺動片、ばね等のような機械的制御素子も、
閉鎖素子の操作のために使用することができる。
個々の要求に合わせて新鮮空気又は空調された空気を供
給されるという利点を持つている。この車両は健康を高
め、その結果定性的な快適さの利得が得られる。収容容
器と共に移動可能な空気通路を収容容器の種々の移動位
置にある通風筒へ接続するために設けられる制御機構
は、多様な技術で実現することができる。例えば閉鎖素
子の空気圧、電気又は電磁操作が可能である。同様に案
内リンク、摺動片、ばね等のような機械的制御素子も、
閉鎖素子の操作のために使用することができる。
【０００６】本発明による車両の有効な発展を含む有利
な実施態様及び本発明のそれ以外の構成は従属請求項に
示されている。
な実施態様及び本発明のそれ以外の構成は従属請求項に
示されている。
【０００７】本発明の好ましい実施態様によれば、通風
筒が互いに平行に延びる温風筒及び冷風筒を持つ双子筒
として構成され、収容容器の底範囲に設けられる空気通
路が、互いに平行に延びる温風通路及び冷風通路を持つ
双子通路として構成され、閉鎖素子を持つ空気出口が、
温風筒と温風通路とを接続し、冷風筒と冷風通路とを接
続するために、それぞれ別々に存在する。本発明の別の
実施態様により、閉鎖手段により閉鎖可能な収容容器の
後部座席側端部にある空気通路の通路開口の前に混合室
が設けられ、温風通路及び冷風通路がこの混合室に終
り、温風通路及び冷風通路から混合室へ流入する空気量
を配分する手段が設けられていると、後部座席の乗客が
前部座席の前の温度に関係なく後部座席空間の温度を個
々に設定することができる。
筒が互いに平行に延びる温風筒及び冷風筒を持つ双子筒
として構成され、収容容器の底範囲に設けられる空気通
路が、互いに平行に延びる温風通路及び冷風通路を持つ
双子通路として構成され、閉鎖素子を持つ空気出口が、
温風筒と温風通路とを接続し、冷風筒と冷風通路とを接
続するために、それぞれ別々に存在する。本発明の別の
実施態様により、閉鎖手段により閉鎖可能な収容容器の
後部座席側端部にある空気通路の通路開口の前に混合室
が設けられ、温風通路及び冷風通路がこの混合室に終
り、温風通路及び冷風通路から混合室へ流入する空気量
を配分する手段が設けられていると、後部座席の乗客が
前部座席の前の温度に関係なく後部座席空間の温度を個
々に設定することができる。
【０００８】
【実施例】図面に示されている実施例に基いて本発明を
以下に説明する。図１に車両床１０のみを示されかつ乗
用車として構成される車両は、２つの前部座席１１，１
２と２つの後部座席１３，１４とを持ち、これらの座席
は、互いに側方間隔をおいて車両床１０に、なるべく案
内レール内に縦方向移動可能に保持されかつ拘束されて
いる。前部座席１１，１２の間及び後部座席１３，１４
の間を通つて車両床１０上に通風筒１５が導かれ、この
通風筒１５は車両床１０と一体な中央トンネル１６の上
側に設けられている。双子筒として構成される通風筒１
５は、互いに隔離されて平行に延びる温風筒１５１及び
冷風筒１５２を持つている。図１には示されてないが、
温風筒１５１は入口側を空調装置の温風出口に接続さ
れ、冷風筒１５２は空調装置の冷風出口に接続されてい
る。
以下に説明する。図１に車両床１０のみを示されかつ乗
用車として構成される車両は、２つの前部座席１１，１
２と２つの後部座席１３，１４とを持ち、これらの座席
は、互いに側方間隔をおいて車両床１０に、なるべく案
内レール内に縦方向移動可能に保持されかつ拘束されて
いる。前部座席１１，１２の間及び後部座席１３，１４
の間を通つて車両床１０上に通風筒１５が導かれ、この
通風筒１５は車両床１０と一体な中央トンネル１６の上
側に設けられている。双子筒として構成される通風筒１
５は、互いに隔離されて平行に延びる温風筒１５１及び
冷風筒１５２を持つている。図１には示されてないが、
温風筒１５１は入口側を空調装置の温風出口に接続さ
れ、冷風筒１５２は空調装置の冷風出口に接続されてい
る。
【０００９】通風筒１５上に箱とも称される収容容器１
７が往復台状に移動可能であり、図１に示すように後部
座席１３，１４の間の位置から、通風筒１５に沿つて前
部座席１１，１２の間又はそれより前の位置へ移動され
て、後部座席１３，１４及び前部座席１１，１２から便
利なようにこの収容容器１７を利用することができる。
収容容器１７はその上側に揺動蓋１８を持ち、この揺動
蓋１８の上方揺動後、任意の物品を収容する内部空間２
０をあける。揺動蓋１８の代りに揺動ブラインドも設け
ることができる。
７が往復台状に移動可能であり、図１に示すように後部
座席１３，１４の間の位置から、通風筒１５に沿つて前
部座席１１，１２の間又はそれより前の位置へ移動され
て、後部座席１３，１４及び前部座席１１，１２から便
利なようにこの収容容器１７を利用することができる。
収容容器１７はその上側に揺動蓋１８を持ち、この揺動
蓋１８の上方揺動後、任意の物品を収容する内部空間２
０をあける。揺動蓋１８の代りに揺動ブラインドも設け
ることができる。
【００１０】図３に収容容器１７が拡大して斜視図で示
されている。ここでわかるように、収容容器１７の底範
囲に、容器全長にわたつて延びる逆Ｕ字状の空気通路１
９が形成され、内部空間２０の底側を閉鎖する底板２１
及びこの底板２１から下方へ突出する側壁１７１，１７
２により容器側を区画され、通風筒１５の上側により通
風筒側を区画されている（図４も参照）。空気通路１９
は、後部座席１３，１４に近い方の端部１７３で自由に
開口している。図３に２２で示す通路開口は、互いに平
行に水平に向きかつ通路開口２２を覆う閉鎖手段として
の１組の揺動細長板２３により、手で完全に閉鎖可能で
あるか又は完全に又は一部開放可能である。空気通路１
９は温風通路１９１及び冷風通路１９２を持つ双子通路
として構成されて、収容容器１７の前端面１７４により
開鎖され、かつ通路開口２２のすぐ前に設けられて空気
通路１９に形成される混合室２４に終つている。空気用
混合室２４への温風通路１９１の流入口は図３に２５で
示され、空気用混合室２４への冷風通路１９２の流入口
は２６で示されている。流入口２５，２６は、流入する
空気量を調節するため、それぞれ配分手段としての揺動
フラツプ２７を備えており、図３には流入口２５用の揺
動フラツプ２７のみが見える。両方の揺動フラツプ２７
は電動機又は手により互いに無関係に操作可能なので、
温風通路１９１から混合室２４へ流入する温風と冷風通
路１９２から混合室２４へ流入する温風との割合の配分
により、通路開口２２を経て後部座席１３，１４の足元
空間へ流入する空気を、後部座席乗客の個々の希望に従
つて設定することができる。
されている。ここでわかるように、収容容器１７の底範
囲に、容器全長にわたつて延びる逆Ｕ字状の空気通路１
９が形成され、内部空間２０の底側を閉鎖する底板２１
及びこの底板２１から下方へ突出する側壁１７１，１７
２により容器側を区画され、通風筒１５の上側により通
風筒側を区画されている（図４も参照）。空気通路１９
は、後部座席１３，１４に近い方の端部１７３で自由に
開口している。図３に２２で示す通路開口は、互いに平
行に水平に向きかつ通路開口２２を覆う閉鎖手段として
の１組の揺動細長板２３により、手で完全に閉鎖可能で
あるか又は完全に又は一部開放可能である。空気通路１
９は温風通路１９１及び冷風通路１９２を持つ双子通路
として構成されて、収容容器１７の前端面１７４により
開鎖され、かつ通路開口２２のすぐ前に設けられて空気
通路１９に形成される混合室２４に終つている。空気用
混合室２４への温風通路１９１の流入口は図３に２５で
示され、空気用混合室２４への冷風通路１９２の流入口
は２６で示されている。流入口２５，２６は、流入する
空気量を調節するため、それぞれ配分手段としての揺動
フラツプ２７を備えており、図３には流入口２５用の揺
動フラツプ２７のみが見える。両方の揺動フラツプ２７
は電動機又は手により互いに無関係に操作可能なので、
温風通路１９１から混合室２４へ流入する温風と冷風通
路１９２から混合室２４へ流入する温風との割合の配分
により、通路開口２２を経て後部座席１３，１４の足元
空間へ流入する空気を、後部座席乗客の個々の希望に従
つて設定することができる。
【００１１】空気通路１９への空気の供給は、収容容器
１７が通風筒１５上に載せられている時、上側で空気通
路１９を区画する通風筒１５を介して行われる。通風筒
１５に沿う収容容器１７の縦方向移動可能性は、往復案
内装置により保証される。往復案内装置は、通風筒１５
の上側又はその近くでフランジ状に外方へ突出する２つ
の案内レール２８，２９、及び収容容器１７の両側壁１
７１，１７２の下縁にそれぞれ形成される往復桟片３
０，３１とを含み、これらの往復桟片３０，３１はＵ字
状の案内輪郭で案内レール２８，２９の上側及び下側に
係合する。通風筒１５と空気通路１９との空気接続は、
収容容器１７に近い通風筒１５の上側にある多数の空気
出口３２を介して可能にされ、これらの空気出口３２は
閉鎖素子３３を備えている。空気出口３２は、収容容器
１７の移動範囲にわたつて、横に並ぶ２つの列をなして
前後に設けられている。閉鎖素子３３を持つそれぞれ１
列の空気出口３２は、温風筒１５１と温風通路１９１と
の空気接続のために設けられ、閉鎖素子３３を持つそれ
ぞれ１列の空気出口３２は、冷風筒１５２と冷風通路１
９２との空気接続のために設けられている。
１７が通風筒１５上に載せられている時、上側で空気通
路１９を区画する通風筒１５を介して行われる。通風筒
１５に沿う収容容器１７の縦方向移動可能性は、往復案
内装置により保証される。往復案内装置は、通風筒１５
の上側又はその近くでフランジ状に外方へ突出する２つ
の案内レール２８，２９、及び収容容器１７の両側壁１
７１，１７２の下縁にそれぞれ形成される往復桟片３
０，３１とを含み、これらの往復桟片３０，３１はＵ字
状の案内輪郭で案内レール２８，２９の上側及び下側に
係合する。通風筒１５と空気通路１９との空気接続は、
収容容器１７に近い通風筒１５の上側にある多数の空気
出口３２を介して可能にされ、これらの空気出口３２は
閉鎖素子３３を備えている。空気出口３２は、収容容器
１７の移動範囲にわたつて、横に並ぶ２つの列をなして
前後に設けられている。閉鎖素子３３を持つそれぞれ１
列の空気出口３２は、温風筒１５１と温風通路１９１と
の空気接続のために設けられ、閉鎖素子３３を持つそれ
ぞれ１列の空気出口３２は、冷風筒１５２と冷風通路１
９２との空気接続のために設けられている。
【００１２】図２及び３に示すように、空気出口３２は
閉鎖素子３３により気密に閉鎖されている。ここには図
示してない制御機構により、収容容器１７にある空気通
路１９が重なる通風筒１５の範囲で、温風筒１５１にあ
る空気出口３２の少なくとも１つ及び冷風筒１５２にあ
る空気出口３２の少なくとも１つが、その付属する閉鎖
素子３３により開かれる（図２及び３）。制御機構は、
空気出口３２を開くための閉鎖素子３３の操作が、空気
出口３２の上を越えて空気通路１９を押すことにより収
容容器１７を移動させることによつて開始されるよう
に、構成されている。閉鎖素子３３の閉鎖位置における
永続的な保持は、例えばばねにより行うことができる。
閉鎖素子３３の上を越えて空気通路１９を押す際ばね力
に抗して閉鎖素子３３を操作する制御機構は、種々のや
り方で構成することができる。即ち閉鎖素子３３の空気
圧、電気及び／又は電磁操作が可能である。収容容器内
に案内リンク、持上げ斜面、傾斜台等のような機械的制
御素子を設けることも可能で、制御素子が閉鎖素子３３
の上を越えて移動する際、この制御素子が閉鎖素子３３
を空気出口３２から離す。閉鎖素子３３はなるべく揺動
フラツプとして構成され、操作の際水平な揺動軸線の周
りに温風通路１９１又は冷風通路１９２へ入り込むよう
に揺動する。揺動フラツプの揺動軸は通風筒１５の筒壁
に回転可能に支持され、揺動軸は揺動フラツプの一方の
辺（図３）又は揺動フラツプの中央（図２）に設けるこ
とができる。閉鎖状態で閉鎖素子３３は、ここには図示
してない適当な密封手段により、空気出口３２を大幅に
気密に閉鎖する。閉鎖素子３３が開かれると、温風筒１
５１と温風通路１９１との間及び冷風筒１５２と冷風通
路１９２との間の大幅に気密な接続が、往復桟片３０，
３１のＵ字状輪郭の底に設けられて案円レール２８，２
９の外縁へ押付けられる密封片３４により行われる。通
風筒１５又は空気通路１９内で温風筒１５１と冷風筒１
５２又は温風通路１９１と冷風通路１９２を互いに分離
する隔壁３５又は３６は、隔壁３６の全長にわたつて延
びかつこれに取付けられる密封条片３７（図４）を介し
て上下に重なつているので、通風筒１５及び空気通路１
９の温風側と冷風側との間での交互の空気移行が防止さ
れる。
閉鎖素子３３により気密に閉鎖されている。ここには図
示してない制御機構により、収容容器１７にある空気通
路１９が重なる通風筒１５の範囲で、温風筒１５１にあ
る空気出口３２の少なくとも１つ及び冷風筒１５２にあ
る空気出口３２の少なくとも１つが、その付属する閉鎖
素子３３により開かれる（図２及び３）。制御機構は、
空気出口３２を開くための閉鎖素子３３の操作が、空気
出口３２の上を越えて空気通路１９を押すことにより収
容容器１７を移動させることによつて開始されるよう
に、構成されている。閉鎖素子３３の閉鎖位置における
永続的な保持は、例えばばねにより行うことができる。
閉鎖素子３３の上を越えて空気通路１９を押す際ばね力
に抗して閉鎖素子３３を操作する制御機構は、種々のや
り方で構成することができる。即ち閉鎖素子３３の空気
圧、電気及び／又は電磁操作が可能である。収容容器内
に案内リンク、持上げ斜面、傾斜台等のような機械的制
御素子を設けることも可能で、制御素子が閉鎖素子３３
の上を越えて移動する際、この制御素子が閉鎖素子３３
を空気出口３２から離す。閉鎖素子３３はなるべく揺動
フラツプとして構成され、操作の際水平な揺動軸線の周
りに温風通路１９１又は冷風通路１９２へ入り込むよう
に揺動する。揺動フラツプの揺動軸は通風筒１５の筒壁
に回転可能に支持され、揺動軸は揺動フラツプの一方の
辺（図３）又は揺動フラツプの中央（図２）に設けるこ
とができる。閉鎖状態で閉鎖素子３３は、ここには図示
してない適当な密封手段により、空気出口３２を大幅に
気密に閉鎖する。閉鎖素子３３が開かれると、温風筒１
５１と温風通路１９１との間及び冷風筒１５２と冷風通
路１９２との間の大幅に気密な接続が、往復桟片３０，
３１のＵ字状輪郭の底に設けられて案円レール２８，２
９の外縁へ押付けられる密封片３４により行われる。通
風筒１５又は空気通路１９内で温風筒１５１と冷風筒１
５２又は温風通路１９１と冷風通路１９２を互いに分離
する隔壁３５又は３６は、隔壁３６の全長にわたつて延
びかつこれに取付けられる密封条片３７（図４）を介し
て上下に重なつているので、通風筒１５及び空気通路１
９の温風側と冷風側との間での交互の空気移行が防止さ
れる。
【００１３】収容容器１７を所望の移動位置で通風筒１
５上に鎖錠するため、ここには示してない鎖錠装置が設
けられ、収容容器１７の前端面及び後端面１７４，１７
３にそれぞれ設けられる解錠レバーにより解錠可能であ
る。ここには図示してない両方の解錠レバーは、任意の
位置にある収容容器１７の便利な解錠を、前部座席１
１，１２及び後部座席１３，１４を占める乗客に対して
可能にする。
５上に鎖錠するため、ここには示してない鎖錠装置が設
けられ、収容容器１７の前端面及び後端面１７４，１７
３にそれぞれ設けられる解錠レバーにより解錠可能であ
る。ここには図示してない両方の解錠レバーは、任意の
位置にある収容容器１７の便利な解錠を、前部座席１
１，１２及び後部座席１３，１４を占める乗客に対して
可能にする。
【図１】車両内における２つの前部座席及び２つの後部
座席の間を通過する通風筒上を移動可能な収容容器の配
置を示す斜視図である。
座席の間を通過する通風筒上を移動可能な収容容器の配
置を示す斜視図である。
【図２】図１の切断面ＩＩ一ＩＩにおける通風筒の拡大
斜視図である。
斜視図である。
【図３】収容容器を一部切欠いた斜視図である。
【図４】図１の切断面ＩＩ−ＩＩに対して平行な切断面
における通風筒及び収容容器の断面図である。
における通風筒及び収容容器の断面図である。
１０ 車両床 １１，１２ 前部座席 １３，１４ 後部座席 １５ 通風筒 １７ 収容容器 １９ 空気通路 ２２ 通路開口 ２３ 閉鎖手段（揺動細長板） ３２ 空気出口 ３３ 閉鎖素子 １７３ 端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アントン・ライヒエル ドイツ連邦共和国デイツツインゲン・デ イツツエンブルンネル・シユトラーセ29 (56)参考文献 実開 昭61−198107（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B60H 1/00 102
Claims (8)
- 【請求項１】 車両床に保持される前部座席及び後部座
席と、前部座席の間を通つて車両床上を導かれかつ後部
座席にある足元空間の通風のため車両の空調装置に接続
されている通風筒と、通風筒上に往復台状に縦方向移動
可能な収容容器とを持ち、この収容容器の底範囲に空気
通路が形成され、通風筒の筒壁にある少なくとも１つの
空気出口を介して、空気通路が通風筒に接続されてい
る、車両において、空気通路（１９）が、後部座席（１
３，１４）に近い方にある収容容器（１７）の端部（１
７３）で自由に開口し、通路開口（２２）を選択的に完
全に又は部分的に閉鎖する閉鎖手段（２３）が設けら
れ、通風筒（１５）の筒壁に多数の空気出口（３２）
が、収容容器（１７）の移動範囲内で移動方向に前後し
て設けられ、かつそれぞれ閉鎖素子（３３）を備えてお
り、収容容器（１７）と閉鎖素子（３３）との間で制御
機構が作用して、収容容器（１７）の重なり範囲外にあ
る空気出口（３２）を閉鎖状態に保ち、かつ収容容器
（１７）の重なり範囲内にある少なくとも１つの空気出
口（３２）を開放することを特徴とする、車両。 - 【請求項２】 収容容器（１７）の底範囲に形成される
空気通路（１９）が、収容容器（１７）にわたつて延び
る下側を通風筒（１５）により区画され、収容容器（１
７）が通風筒（１５）の上側に大幅に気密に載つている
ことを特徴とする、請求項１に記載の車両。 - 【請求項３】 収容容器（１７）と通風筒（１５）との
間に往復案内装置（２８，２９，３０，３１）が設けら
れていることを特徴とする、請求項２に記載の車両。 - 【請求項４】 閉鎖素子（３３）が空気出口（３２）を
覆う閉鎖位置に永続的に保持され、空気出口（３２）を
開くためそれぞれの閉鎖素子（３３）の操作が、空気通
路（１９）を空気出口（３２）上で滑らせることによつ
て開始されることを特徴とする、請求項２又は３に記載
の車両。 - 【請求項５】 通風筒（１５）が互いに平行に延びる温
風筒及び冷風筒（１５１，１５２）を持つ双子筒として
構成され、収容容器（１７）の底範囲に設けられる空気
通路（１９）が、互いに平行に延びる温風通路及び冷風
通路（１９１，１９２）を持つ双子通路として構成さ
れ、閉鎖素子（３３）を持つ空気出口（３２）が、温風
筒（１５１）と温風通路（１９１）とを接続し、冷風筒
（１５２）と冷風通路（１９２）とを接続するために、
それぞれ別々に存在することを特徴とする、請求項１な
いし４の１つに記載の車両。 - 【請求項６】 収容容器（１７）の後部座席側端部（１
７３）にある空気通路（１９）の通路開口（２２）の前
に混合室（２４）が設けられ、温風通路（１９１）及び
冷風通路（１９２）がこの混合室（２４）に終り、温風
通路及び冷風通路（１９１，１９２）から混合室（２
４）へ流入する空気量を配分する手段（２７）が設けら
れていることを特徴とする、請求項５に記載の車両。 - 【請求項７】 収容容器（１７）を通風筒（１５）に固
定するため収容容器（１７）の各移動位置で作用する鎖
錠装置と、鎖錠装置を解錠する少なくとも１つの解錠レ
バーとを備えていることを特徴とする、請求項１ないし
６の１つに記載の車両。 - 【請求項８】 収容容器（１７）の前端部及び後端部
（１７４，１７３）にそれぞれ解錠レバーが設けられ
て、それぞれ単独で鎖錠装置の解錠を行うことを特徴と
する、請求項７に記載の車両。
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