JP2009051478A - 車両のセンターコンソール構造 - Google Patents

車両のセンターコンソール構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2009051478A
JP2009051478A JP2007222995A JP2007222995A JP2009051478A JP 2009051478 A JP2009051478 A JP 2009051478A JP 2007222995 A JP2007222995 A JP 2007222995A JP 2007222995 A JP2007222995 A JP 2007222995A JP 2009051478 A JP2009051478 A JP 2009051478A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
duct
storage portion
conditioning
conditioning air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007222995A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Ioka
忠士 井岡
Yoshitaka Inoue
義隆 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2007222995A priority Critical patent/JP2009051478A/ja
Priority to US12/180,643 priority patent/US20090058120A1/en
Priority to EP08014996A priority patent/EP2030836A1/en
Priority to CNA2008102158156A priority patent/CN101376357A/zh
Publication of JP2009051478A publication Critical patent/JP2009051478A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/24Devices purely for ventilating or where the heating or cooling is irrelevant
    • B60H1/241Devices purely for ventilating or where the heating or cooling is irrelevant characterised by the location of ventilation devices in the vehicle
    • B60H1/246Devices purely for ventilating or where the heating or cooling is irrelevant characterised by the location of ventilation devices in the vehicle located in the interior of the vehicle or in or below the floor

Landscapes

  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)

Abstract

【課題】ダクトを迂回させる必要がなくダクト長を短くし、空調エアの送風時の風量や熱の損失を低減でき、上部及び下部収納部の容量を拡大できる車両のセンターコンソール構造の実現。
【解決手段】車室の左右前席の間に設けられ、その後面が後席4の前方に位置する車両のセンターコンソール構造であって、上方に開口する上部収納部12と、前記上部収納部の下方に設けられ、後面下部に開口する下部収納部13と、前記コンソールの後面で且つ前記下部収納部より上方に設けられるリヤベント15と、前記上部収納部及び下部収納部よりも前方に設けられ、空調エアを送るリヤブロワ19と、前記リヤブロワと前記リヤベントとを接続する空調エアダクト20と、を備え、前記空調エアダクトは前記上部収納部及び下部収納部の間を通って前記リヤベントに接続される。
【選択図】図4

Description

本発明は、車室内に配置されるセンターコンソール構造に関する。
従来のセンターコンソール構造として、特許文献1には、リヤベント付きコンソールにおいて、リッドを反転させて温調カップホルダにする構成が記載されている。これによれば、後席に近い位置から空調エアを吹き出すので、後席乗員に空調エアが届き易くなる。また、特許文献2には、前後開きのアームレストが記載されている。これによれば、アームレスト下の上方に開口する収納部に対し、前後両席から容易にアクセスできる。更に、特許文献3には、センターコンソール1の後面に開口する上下収納部6,11や上方に開口する温冷蔵庫15を有し、温度調節できる構成が記載されている。これによれば、前後席それぞれに温度調節できる収納部を提供できる。
特開平10−016630号公報 特開2001−040932号公報 特開平09−202168号公報
上記各構成をできるだけ取り入れ且つ収納部の容量は大きいことが好ましい。また、リヤベントの吹き出し風量を増加させるようにリヤブロワを配置することが好ましい。リヤブロワは、センターコンソールの後部に配置すると後席前方の空間が狭まるので、上部収納部や下部収納部の前方に配置し、空調エアダクトを介してリヤベントと結合することが好ましい。
しかしながら、上記特許文献1では、コンソール本体内に前後にダクトを延設するため収納部の容量が小さくなってしまうと共に、ダクトが収納部を迂回するので長く折れ曲がり、空調エア送風時の風量や熱の損失が大きくなってしまう。また、特許文献2はアームレストが前後にしか開かずトレイやカップホルダにはならない。また、後面下部に開口する下部収納部もリヤベントも設けられていない。特許文献3では各収納部に専用の電気式温度調節装置が必要となり、バッテリに負担がかかる。また、リヤベントやリヤブロワ、空調エアダクトは設けられていない。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされ、その目的は、リヤブロワを上下収納部の前方に配置しながら、ダクトを迂回させる必要がなくダクト長を短くし、空調エアの送風時の風量や熱の損失を低減でき、上部及び下部収納部の容量を拡大できる車両のセンターコンソール構造を実現することである。
上述の課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る第1の形態は、車室の左右前席の間に設けられ、その後面が後席の前方に位置する車両のセンターコンソール構造であって、前記センターコンソールの上方に開口する上部収納部と、前記上部収納部の下方に設けられ、前記センターコンソールの後面下部に開口する下部収納部と、前記コンソールの後面で且つ前記下部収納部より上方に設けられるリヤベントと、前記上部収納部及び下部収納部よりも前方に設けられ、空調エアを送るリヤブロワと、前記リヤブロワと前記リヤベントとを接続する空調エアダクトと、を備え、前記空調エアダクトは前記上部収納部及び下部収納部の間を通って前記リヤベントに接続される。
この形態によれば、リヤブロワが上部収納部及び下部収納部の前方にあり、リヤベントが後方にあるにもかかわらず、上部収納部及び下部収納部の隔壁部を活用し、高い位置のリヤベントに対してダクトの迂回を不要とし、ダクト長を短くすると共に、風量や熱の損失が少ないダクトレイアウトと収納部の容量拡大とを両立できる。
また、第2の形態は、前記空調エアダクトは、前記上部収納部と下部収納部を仕切る隔壁部を形成し、当該上部収納部及び下部収納部と空調エアとの間で熱交換を行う熱交換部を備える。これにより、隔壁部を共通化して、各収納部の温度調節と容量拡大とを両立できる。また、各収納部とダクトとの隙間がなくなり、収納空間を最大限確保できる。
また、第3の形態は、前記上部収納部の開口を開閉可能とするアームレストを更に備え、前記アームレストは、略同じ高さ及び外形を有する上蓋及び下蓋を有し、前記上蓋は、前記リヤベントの後方に反転した位置で当該リヤベントと連通する開口部を有し、当該上蓋の裏面にはトレイ部が形成されている。これにより、アームレストの高さをほとんど変えることなく、またリヤベントを塞ぐことなく、上蓋をリヤトレイに変形できる。
また、第4の形態は、前記空調エアダクトは、空調エアを用いて前記上部収納部の温度を調整する第1ダクトと、前記空調エアを用いて前記下部収納部の温度を調整する第2ダクトと、を有し、前記第1及び第2ダクトに異なる温度の空調エアを送る空調エア分離部と、当該第1及び第2ダクトの下流側で各ダクトを通る空調エアを混合する空調エア混合部と、を備える。これにより、各ダクトに異なる温度の空調エアを送り、下流で合流させることにより、後席へは適切な温度の空調エアを送りながら、各収納部に対して異なる温度調節を行うことができる。
また、第5の形態は、前記アームレストは、前記上部収納部の前端を軸として前方に反転可能、或いは後端を軸として後方に反転可能とする開閉機構を備える。これにより、前後両席から上部収納部にアクセスできる。
また、第6の形態は、前記リヤブロワの後上方には、カップホルダが設けられ、当該リヤブロワの空調エア吹出口が当該カップホルダの下方に設けられる。これにより、カップホルダをリヤブロワと空調エアダクトとの間にコンパクトにレイアウトできる。
本発明によれば、収納部を上下に分割し、その間にリヤベント用のダクトを配設したので、リヤブロワを上下収納部の前方に配置しながら、ダクトを迂回させる必要がなくダクト長を短くし、空調エアの送風時の風量や熱の損失を低減でき、収納部の容量を拡大できる。
以下に、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
尚、以下に説明する実施の形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で下記実施形態を修正又は変形したものに適用可能である。
[車室内の構成]
図1は、車両の車室内を上方から見た概略平面図である。
図1に示すように、センターコンソール10は、車室内の左右前席、つまり、運転席1と助手席2の間に配設されている。センターコンソール10の前方にはカップホルダ6が設けられ、更にその前方にはシフトレバー7、前席用の空調操作部8が配置されている。また、センターコンソール10の後面は中央後席4の前方に位置している。尚、シフトレバー7の隣には、その下部がシフトレバー7のノブと略同じ高さのステアリングホイール9が配設されている。
図2は、本実施形態のセンターコンソールの斜視図であり、(a)は上部収納部が閉じられ、下部収納ボックスが収納された状態、(b)はアームレストを前後に開いた状態、(c)はアームレストの上蓋のみを後方に反転させた状態、(d)は下部収納ボックスを引き出した状態を夫々示している。図3は、図2のii−ii断面図である。図4は、図1のi−i断面図である。図5は、アームレストの開閉機構を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は側断面図を夫々示している。
図2乃至図5に示すように、センターコンソール10は、中空箱体状の外形を構成し車体前後方向に延びるコンソール本体11と、コンソール本体11の内部であって上方に開口する上部収納部12と、コンソール本体11の内部であって上部収納部12の下方に設けられ、後面下部に開口する下部収納部13と、上部収納部12の上方開口が開閉可能なようにコンソール本体11に軸支されたアームレスト14と、を備える。
更に、コンソール本体11の後面であって、下部収納部13とアームレスト14との間には、空調エアの風向が調節可能な吹出口(リヤベント)15と、リヤベント15の下部に後席用(後席乗員用)の空調操作部16が配設されている。
下部収納部13は、その後面がコンソール本体11の後壁下部を形成する収納ボックス17を有する。収納ボックス17の上縁側部17aは、コンソール本体11の底部11aに対してスライド可能に支持されており、コンソール本体11から後方へ引き出せるようにコンソール本体11の中空内部に収納される。これにより、収納ボックス17を引き出したときに中央後席4に近づけることができ、利便性が向上する。
また、アームレスト14の後面、即ち、コンソール本体11の後面で且つ下部収納部13より上方には、開口部18が形成されている。コンソール本体11の上部収納部12及び下部収納部13よりも前方には、空調エアを圧送するリヤブロワ19が配置され、リヤブロワ19とリヤベント15とがコンソール本体11内部を前後方向に貫通する空調エアダクト20により接続されている。空調エアダクト20は、上部収納部12及び下部収納部13の間を通ってリヤベント15に接続される。
即ち、空調エアダクト16は、上部収納部12と下部収納部13を仕切る隔壁部21を形成し、この隔壁部21が上部収納部12及び下部収納部13と空調エアダクト20を通る空調エアとの間で熱交換を行う熱交換部を形成している。具体的には、上部収納部12及び下部収納部13と空調エアダクト20とを通気孔22により夫々連通し、空調エアダクト20を通る空調エアが上部収納部12及び下部収納部13の内部に送られるように構成されている。
アームレスト14は、略同じ高さ及び外形を有し、互いに重なり合う上蓋14a及び下蓋14bを有する。上蓋14aは、リヤベント15の後方に反転した位置でリヤベント15と連通する開口部18を有し、当該上蓋14aの裏面には凹形状のトレイ部14cが形成されている。このように、上蓋14aと下蓋14bとが略同じ高さ及び外形を有することで、上蓋14aのみを開いた場合であっても、アームレスト14の高さをほとんど変えることなく、またリヤベント15を塞ぐことなく、リヤトレイに変形できる。
アームレスト14、即ち、上蓋14a及び下蓋14bは同時に、上部収納部12の前端を軸として前方に反転可能であると共に、上部収納部12の後端を軸として後方に反転可能とする開閉機構(図5で後述する)を備え、前後両席1〜5から上部収納部12にアクセスできるように構成されている。
カップホルダ6はリヤブロワ19の後上方に配置され、リヤブロワ19の空調エア吹出口19aがカップホルダ6の下方を通る空調エアダクト20に接続されている。これにより、カップホルダ6をリヤブロワ19と空調エアダクト20との間にコンパクトにレイアウトできる。
図5に示すように、上蓋14aと下蓋14bとはロック部14dにより互いに係脱可能とされ、上蓋14aの後端に設けられたヒンジ31により互いに回転自在に連結されている。また、
アームレスト14は、車幅方向に所定だけ離間し、前後方向に延びる互いに平行な一対の前後フレーム32と、前後フレーム32の各々の前端及び後端において回転自在に軸支される前端軸33及び後端軸34とを有する。また、前後フレーム32の外側において前端軸33及び後端軸34に回転自在に軸支されるマウント35,36が設けられ、マウント35はコンソール本体11に、マウント36は下蓋14bに取り付けられる。
また、下蓋14bには互いにリンクした前ロック部37及び後ロック部38が設けられている。前後ロック部37,38は、前後方向にスライドして前端軸33及びコンソール本体11に設けられた係合孔11aに係脱するフック部37a,38aと、一方の軸への係合が解かれた場合には他方の軸を係合位置に移動させるリンク部39と、上蓋14aの外面に露出して各ロック部37,38の係脱操作を行う操作部37b,38bと、を有する。
リンク部39は前後方向に延びる棒状部材からなり、その前端が前ロック部37、後端が後ロック部38に対して夫々当接及び離間可能なように、前ロック部37又は後ロック部38と所定距離aだけ離間して前後方向にスライド可能に構成されている。また、前後ロック部37,38は、バネ等の付勢手段により係合する方向に常時付勢されている。そして、前後ロック部37,28の可動距離をbとするとa≧bになるように構成されており、操作部39により前後ロック部37,38の一方が係合を解除する方向に移動されると、前後ロック部37,38の他方を係合する方向に押すことになるので、前ロック部37と後ロック部38の係合状態が同時に解除されることを防止している。
上記実施形態によれば、リヤブロワ19が上部収納部12及び下部収納部13の前方にあり、リヤベント15が後方にあるにもかかわらず、上部収納部12及び下部収納部13の隔壁部を活用し、高い位置のリヤベント15に対してダクトの迂回を不要とし、ダクト長を短くすることができる。よって、風量や熱の損失が少ないダクトレイアウトと収納部の容量拡大とを両立できる。また、上部収納部12及び下部収納部13とダクト20と隙間がなくなり、収納空間を最大限確保できる。
[第2の実施形態]
図6は、図2のii−ii断面図に対応する第2の実施形態のセンターコンソール構造を示す図であり、図3と共通する部材には同一の符号を付して示している。
第1の実施形態では空調エアダクト20の熱交換部を通気孔22により構成した。これに対して、本実施形態は、空調エアダクト40をアルミニウム合金等の熱伝導性を有する金属や樹脂で構成して棚部41で支持し、更に熱交換部としてダクトに複数のフィン42を設けて上部収納部12と下部収納部13に接する表面積を大きくしている。
[第3の実施形態]
図7は、図1のi−i断面図に対応する第3の実施形態のセンターコンソール構造を示す図である。図8は、第3の実施形態を実現するリヤブロワと空調エアダクトの接続構造を示す図である。図9は、空調装置の概略構成を示す図である。図10は、図2のii−ii断面図に対応する第3の実施形態のセンターコンソール構造を示す図である。尚、上記第1又は第2の実施形態と共通する部材には同一の符号を付して示している。
第1の実施形態では空調エアダクト20を単一の通路で構成した。これに対して、本実施形態は、空調エアダクト50を上下方向に二重構造としたものである。
具体的には、図7及び図10に示すように、空調エアダクト50は、空調エアを用いて上部収納部12の温度を調整する上部の第1ダクト50aと、空調エアを用いて下部収納部13の温度を調整する下部の第2ダクト50bと、を有する。第1ダクト50aと第2ダクト50bは、図10に示すように、長方形の1つの対角線を夫々斜辺とする三角形状の流路断面を有し、第1ダクト50aと第2ダクト50bの間には断熱材53が装着されてダクト50a,50b間の出入りを遮断している。そして、第1ダクト50aには上部収納部12に連通する通気孔52aを形成し、第2ダクト50bには下部収納部13に連通する通気孔52bを形成している。
リヤブロワ19の空調エア吹出口19aの直下流には、リヤブロワ19から送り出される異なる温度の空調エア(冷気C、暖気H、又はこれらの混合エア)を分離して送る空調エア分離部54が設けられている。
また、第1及び第2ダクト50a,50bの下流側には、各ダクトを通る空調エアを混合する空調エア混合部55が設けられている。そして、空調エア混合部55で混合された空調エアがリヤベント15を介して後席に向けて吹き出される。
図8に示すように、空調エア分離部54の左右に分離された冷気通路54aと暖気通路54bは開閉弁56を介して上下に分離された第1及び第2ダクト50a、50bに接続されている。
開閉弁56は、冷気通路54aと第1ダクト50aを連通又は遮断する第1弁体56aと、暖気通路54bと第1ダクト50aとを連通又は遮断する第2弁体56bとが直角に接続された上側弁部材と、冷気通路54aと第2ダクト50bを連通又は遮断する第3弁体56cと、暖気通路54bと第2ダクト50bとを連通又は遮断する第4弁体56dとが直角に接続された下側弁部材と、を有し、これら上側弁部材と下側弁部材とが互いに90°をなすように駆動軸57に対して上下に配置されて構成されている。
上記構成において、第1及び第4弁体56a,56dが開弁位置にあるときには第2及び第3弁体56b、56cは閉位置にあり、第1ダクト50aには冷気C、第2ダクト50bには暖気Hが夫々送られて、上部収納部12を冷房雰囲気、下部収納部13を暖房雰囲気として温度を調節することができる(図8(b))。
また、第2及び第3弁体56b,56cが開弁位置にあるときには第1及び第4弁体56a,56dは閉位置にあり、第1ダクト50aには暖気H、第2ダクト50bには冷気Cが夫々送られて、上部収納部12を暖房雰囲気、下部収納部13を冷房雰囲気として温度を調節することができる(図8(c))。尚、保温性を考慮すると、上部収納部12を暖房雰囲気、下部収納部13を冷房雰囲気とするのが好ましい。
更に、第1乃至第4弁体56a〜56dが空調エアの流動方向に対して略45°の角度をなすような開度にすることで、第1乃至第4弁体56a〜56dが部分的に開位置となり、第1及び第2ダクト50a,50bには夫々暖気H及び冷気Cの混合エアが送られて、上部収納部12と下部収納部13を略同じ温度に調節することができる(図8(d))。
図9に示すように、空調装置70は、ファン71により取り入れた外気をエバポレータ72に通し、冷媒により熱を吸収することで冷気Cを生成し、また、この冷気Cをヒータ73に通すことで暖気Hを生成する。このように生成された冷気C及び暖気Hの流れをエアミックスダンパ74により制御することで、冷気C及び暖気Hの少なくともいずれかがフロント用ダクト及びベント75やリヤブロワ19に送られる。尚、リヤブロワ19は、例えばクロスフローファンやシロッコファンである。
上記実施形態によれば、第1及び第2ダクト50a,50bに異なる温度の空調エアを送ると共に、下流側で合流させることにより後席3〜5へは適切な温度の空調エアを送りながら、上部収納部12及び下部収納部13に対して異なる温度調節を行うことができる。
[第3の実施形態の変形例]
図11は、図2のii−ii断面図に対応する第3の実施形態の変形例のセンターコンソール構造を示す図であり、図10と共通する部材には同一の符号を付して示している。
第3の実施形態では第1及び第2ダクト50a,50bの熱交換部を通気孔52a,52bにより構成した。これに対して、本変形例は、第1及び第2ダクト60a,60bをアルミニウム合金等の熱伝導性を有する金属や樹脂で構成し、更に熱交換部として第1及び第2ダクト60a,60bに複数のフィン62a,62bを設けて上部収納部12と下部収納部13に接する表面積を大きくしている。
車両の車室内を上方から見た概略平面図である。 本実施形態のセンターコンソールの斜視図である。 図2のii−ii断面図である。 図1のi−i断面図である。 アームレストの開閉機構を示す図である。 図2のii−ii断面図に対応する第2の実施形態のセンターコンソール構造を示す図である。 図1のi−i断面図に対応する第3の実施形態のセンターコンソール構造を示す図である。 第3の実施形態を実現するリヤブロワと空調エアダクトの接続構造を示す図である。 空調装置の概略構成を示す図である。 図2のii−ii断面図に対応する第3の実施形態のセンターコンソール構造を示す図である。 図2のii−ii断面図に対応する第3の実施形態の変形例のセンターコンソール構造を示す図であり、
符号の説明
1,2 前席
3−5 後席
6 カップホルダ
7 シフトレバー
8 前席用空調操作部
9 ステアリングホイール
10 センターコンソール
11 コンソール本体
12 上部収納部
13 下部収納部
14 アームレスト
15 リヤベント
16 後席用空調操作部
17 収納ボックス
18 開口部
19 リヤブロワ
20,40,50,60 空調エアダクト
21 隔壁部
22 通気孔
31 ヒンジ
32 前後フレーム
33 前端軸
34 後端軸
35,36 マウント
37 前ロック部
38 後ロック部
39 リンク部
41 支持部
42,62a,62b フィン
53 断熱材
54 空調エア分離部
55 空調エア混合部
56 開閉弁
70 空調装置
71 ファン
72 エバポレータ
73 ヒータ
74 エアミックスダンパ

Claims (6)

  1. 車室の左右前席の間に設けられ、その後面が後席の前方に位置する車両のセンターコンソール構造であって、
    前記コンソールの上方に開口する上部収納部と、
    前記上部収納部の下方に設けられ、前記コンソールの後面下部に開口する下部収納部と、
    前記コンソールの後面で且つ前記下部収納部より上方に設けられるリヤベントと、
    前記上部収納部及び下部収納部よりも前方に設けられ、空調エアを送るリヤブロワと、
    前記リヤブロワと前記リヤベントとを接続する空調エアダクトと、を備え、
    前記空調エアダクトは前記上部収納部及び下部収納部の間を通って前記リヤベントに接続されることを特徴とする車両のセンターコンソール構造。
  2. 前記空調エアダクトは、前記上部収納部と下部収納部を仕切る隔壁部を形成し、当該上部収納部及び下部収納部と空調エアとの間で熱交換を行う熱交換部を備えることを特徴とする請求項1に記載の車両のセンターコンソール構造。
  3. 前記上部収納部の開口を開閉可能とするアームレストを更に備え、
    前記アームレストは、略同じ高さ及び外形を有する上蓋及び下蓋を有し、
    前記上蓋は、前記リヤベントの後方に反転した位置で当該リヤベントと連通する開口部を有し、当該上蓋の裏面にはトレイ部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両のセンターコンソール構造。
  4. 前記空調エアダクトは、空調エアを用いて前記上部収納部の温度を調整する第1ダクトと、前記空調エアを用いて前記下部収納部の温度を調整する第2ダクトと、を有し、
    前記第1及び第2ダクトに異なる温度の空調エアを送る空調エア分離部と、当該第1及び第2ダクトの下流側で各ダクトを通る空調エアを混合する空調エア混合部と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の車両のセンターコンソール構造。
  5. 前記アームレストは、前記上部収納部の前端を軸として前方に反転可能、或いは後端を軸として後方に反転可能とする開閉機構を備えることを特徴とする請求項3に記載の車両のセンターコンソール構造。
  6. 前記リヤブロワの後上方には、カップホルダが設けられ、当該リヤブロワの空調エア吹出口が当該カップホルダの下方に設けられることを特徴とする請求項1に記載の車両のセンターコンソール構造。
JP2007222995A 2007-08-29 2007-08-29 車両のセンターコンソール構造 Pending JP2009051478A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007222995A JP2009051478A (ja) 2007-08-29 2007-08-29 車両のセンターコンソール構造
US12/180,643 US20090058120A1 (en) 2007-08-29 2008-07-28 Center console structure of vehicle
EP08014996A EP2030836A1 (en) 2007-08-29 2008-08-25 A center console structure of a vehicle
CNA2008102158156A CN101376357A (zh) 2007-08-29 2008-08-27 车辆的中央操纵台结构

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007222995A JP2009051478A (ja) 2007-08-29 2007-08-29 車両のセンターコンソール構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009051478A true JP2009051478A (ja) 2009-03-12

Family

ID=40420133

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007222995A Pending JP2009051478A (ja) 2007-08-29 2007-08-29 車両のセンターコンソール構造

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2009051478A (ja)
CN (1) CN101376357A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015182465A1 (ja) * 2014-05-28 2015-12-03 カルソニックカンセイ株式会社 センターコンソール
JP2016188019A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 マツダ株式会社 車両用センタコンソール
JP2017052450A (ja) * 2015-09-10 2017-03-16 トヨタ紡織株式会社 スライド構造
JP2017056917A (ja) * 2015-09-18 2017-03-23 トヨタ紡織株式会社 コンソール装置
JP2018016275A (ja) * 2016-07-29 2018-02-01 ダイキョーニシカワ株式会社 コンソールボックス
JP2020168439A (ja) * 2020-07-02 2020-10-15 ホーチキ株式会社 トンネル内消火栓設備及び消火栓装置
JP2022081607A (ja) * 2020-07-02 2022-05-31 ホーチキ株式会社 トンネル内消火栓設備及び消火栓装置

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102010047626A1 (de) * 2010-10-06 2012-04-12 Gm Global Technology Operations Llc (N.D.Ges.D. Staates Delaware) Kraftfahrzeug
KR101734266B1 (ko) * 2015-07-13 2017-05-11 현대자동차 주식회사 차량용 콘솔 암레스트
CN105947428B (zh) * 2016-06-30 2018-07-24 靖西市秀美边城农业科技有限公司 一种恒温车载保温箱
DE102016116115A1 (de) * 2016-08-30 2018-03-01 Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft Lüftungssystem und Lüftungsverfahren für ein Kraftfahrzeug
KR102658800B1 (ko) 2017-02-02 2024-04-19 엘지전자 주식회사 차량용 냉장고, 및 차량
KR102658453B1 (ko) * 2017-02-02 2024-04-17 엘지전자 주식회사 차량용 냉장고, 및 차량
KR102658801B1 (ko) 2017-02-02 2024-04-19 엘지전자 주식회사 차량용 냉장고, 및 차량
KR102655773B1 (ko) 2017-02-17 2024-04-09 엘지전자 주식회사 진공단열체, 냉온장고, 및 차량
CN109466395A (zh) * 2017-09-07 2019-03-15 孙玮 一种车载杯座及其配合的杯子、中央手扶箱及汽车
JP6972926B2 (ja) * 2017-10-30 2021-11-24 トヨタ自動車株式会社 車両
CN111532345A (zh) * 2020-06-03 2020-08-14 上海海洋大学 温区可切换的移动式冷藏厢
CN114312517B (zh) * 2022-02-10 2023-04-25 浙江极氪智能科技有限公司 一种乘用车后排座椅及汽车
CN114801904A (zh) * 2022-05-13 2022-07-29 广州小鹏汽车科技有限公司 旋转座椅系统、旋转座椅系统的控制方法以及车辆

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4834361Y1 (ja) * 1970-06-25 1973-10-17
JPS56158342U (ja) * 1980-04-28 1981-11-26
JPS6237U (ja) * 1985-06-17 1987-01-06
JPH09202168A (ja) * 1996-01-29 1997-08-05 Mitsubishi Automob Eng Co Ltd 自動車用収納装置
JPH1016630A (ja) * 1996-07-05 1998-01-20 Inoac Corp コンソールボックスの容器ホルダ
JP2001040932A (ja) * 1999-08-02 2001-02-13 Daihatsu Motor Co Ltd 自動車用物入箱の蓋開閉装置
JP2004210006A (ja) * 2002-12-26 2004-07-29 Toyoda Gosei Co Ltd 車両用部品の配設構造

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4834361Y1 (ja) * 1970-06-25 1973-10-17
JPS56158342U (ja) * 1980-04-28 1981-11-26
JPS6237U (ja) * 1985-06-17 1987-01-06
JPH09202168A (ja) * 1996-01-29 1997-08-05 Mitsubishi Automob Eng Co Ltd 自動車用収納装置
JPH1016630A (ja) * 1996-07-05 1998-01-20 Inoac Corp コンソールボックスの容器ホルダ
JP2001040932A (ja) * 1999-08-02 2001-02-13 Daihatsu Motor Co Ltd 自動車用物入箱の蓋開閉装置
JP2004210006A (ja) * 2002-12-26 2004-07-29 Toyoda Gosei Co Ltd 車両用部品の配設構造

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015182465A1 (ja) * 2014-05-28 2015-12-03 カルソニックカンセイ株式会社 センターコンソール
JP2015223969A (ja) * 2014-05-28 2015-12-14 カルソニックカンセイ株式会社 センターコンソール
US9944179B2 (en) 2014-05-28 2018-04-17 Calsonic Kansei Corporation Center console
JP2016188019A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 マツダ株式会社 車両用センタコンソール
JP2017052450A (ja) * 2015-09-10 2017-03-16 トヨタ紡織株式会社 スライド構造
JP2017056917A (ja) * 2015-09-18 2017-03-23 トヨタ紡織株式会社 コンソール装置
JP2018016275A (ja) * 2016-07-29 2018-02-01 ダイキョーニシカワ株式会社 コンソールボックス
JP2020168439A (ja) * 2020-07-02 2020-10-15 ホーチキ株式会社 トンネル内消火栓設備及び消火栓装置
JP7057395B2 (ja) 2020-07-02 2022-04-19 ホーチキ株式会社 トンネル内消火栓設備及び消火栓装置
JP2022081607A (ja) * 2020-07-02 2022-05-31 ホーチキ株式会社 トンネル内消火栓設備及び消火栓装置
JP7299366B2 (ja) 2020-07-02 2023-06-27 ホーチキ株式会社 トンネル内消火栓設備及び消火栓装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN101376357A (zh) 2009-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009051478A (ja) 車両のセンターコンソール構造
US20090058120A1 (en) Center console structure of vehicle
WO2016125731A1 (ja) 車両用空調装置
JP2009202687A (ja) 車両用空調装置
JP2019018774A (ja) 車両用空調装置
JP2000185542A (ja) 車両用温冷蔵庫
JP2006036032A (ja) 自動車用空調装置
JP2005225448A (ja) 自動車用空調装置
JP2021017066A (ja) 車両用エアコン装置
JP4346388B2 (ja) 車両用空気調和装置
JPH10250345A (ja) 自動車用空調ユニットおよび空気調和装置
JP6795896B2 (ja) 車両用空調装置
WO2016157775A1 (ja) 車両用空調装置
JP2018144532A (ja) 車両用空調装置
JP4433169B2 (ja) 車両用空気調和装置
JP2004243827A (ja) 車載用空調装置
JP3931488B2 (ja) 車両用空調装置
JP2005225445A (ja) 自動車用空調装置
JP4007273B2 (ja) 車両用空調装置
JP2000168338A (ja) 車両用空調装置
JP2005225249A (ja) 車両用空調装置
JP7169124B2 (ja) 車両用空調装置
JP4812473B2 (ja) 車両用空気調和装置
JP2017177833A (ja) 車両用空調装置
KR101173693B1 (ko) 토출공기 풍배 조절을 위한 차량 공조장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20100316

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Effective date: 20101001

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Effective date: 20101102

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

A977 Report on retrieval

Effective date: 20120126

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20120221

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20120710

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02