JP2865247B2 - 雌型電気接続子における弾性接触片の係止構造 - Google Patents
雌型電気接続子における弾性接触片の係止構造Info
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- JP2865247B2 JP2865247B2 JP6135353A JP13535394A JP2865247B2 JP 2865247 B2 JP2865247 B2 JP 2865247B2 JP 6135353 A JP6135353 A JP 6135353A JP 13535394 A JP13535394 A JP 13535394A JP 2865247 B2 JP2865247 B2 JP 2865247B2
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- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
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- H01R13/15—Pins, blades or sockets having separate spring member for producing or increasing contact pressure
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電気回路の接続に使用
される雌型端子等の雌型の電気接続子における弾性接触
片の係止構造に関する。
される雌型端子等の雌型の電気接続子における弾性接触
片の係止構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の雌型端子として、実開昭５７−１
４０１８１号公報には、図５および図６に示すような雌
端子Ｆが開示されている。雌端子Ｆは、雄端子を受け入
れる筒体ａ内に山形に湾曲した弾性部片ｂを備えてお
り、筒体ａと弾性部片ｂとの間で雄端子を圧接挟持する
ようにしている。弾性部片ｂの一端は、筒体ａの前方に
おいて、筒体ａを構成する基板を略１８０°折曲して形
成した係止部ｃに挟圧されて固定されている。
４０１８１号公報には、図５および図６に示すような雌
端子Ｆが開示されている。雌端子Ｆは、雄端子を受け入
れる筒体ａ内に山形に湾曲した弾性部片ｂを備えてお
り、筒体ａと弾性部片ｂとの間で雄端子を圧接挟持する
ようにしている。弾性部片ｂの一端は、筒体ａの前方に
おいて、筒体ａを構成する基板を略１８０°折曲して形
成した係止部ｃに挟圧されて固定されている。
【０００３】係止部ｃは、筒体ａを構成する基板を略１
８０°折曲するため、折曲部にクラックが発生し易く、
破損が生じて不良品となることがある。一方、係止部ｃ
によって一端が挟圧される弾性部片ｂは、この係止部ｃ
で固定されているため、その固定部に応力が集中して、
比較的短時間で弾性が劣化し（へたりの発生）、雄端子
を圧接挟持する保持力が減退して接触不良を起こす問題
点を有している。
８０°折曲するため、折曲部にクラックが発生し易く、
破損が生じて不良品となることがある。一方、係止部ｃ
によって一端が挟圧される弾性部片ｂは、この係止部ｃ
で固定されているため、その固定部に応力が集中して、
比較的短時間で弾性が劣化し（へたりの発生）、雄端子
を圧接挟持する保持力が減退して接触不良を起こす問題
点を有している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点に着目してなされたもので、弾性接触片を固定する係
止片の曲げ加工が容易でクラックの発生もなく、弾性接
触片のへたりが防止できる雌型電気接続子における弾性
接触片の係止構造を提供することを課題とする。
点に着目してなされたもので、弾性接触片を固定する係
止片の曲げ加工が容易でクラックの発生もなく、弾性接
触片のへたりが防止できる雌型電気接続子における弾性
接触片の係止構造を提供することを課題とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記の課題を達成するた
め、本発明は、電気接触部を構成する筒体内に弾性接触
片を設け、筒体内に受け入れた雄端子を弾性接触片と筒
体との間で挟持するようにした雌型電気接続子の弾性接
触片の係止構造であって、該筒体の弾性接触片の端部と
対応する位置に複数の係止片を形成し、該係止片をそれ
ぞれ折曲して弾性接触片の端部を複数箇所で圧接係止す
るようにしたことを特徴とする。
め、本発明は、電気接触部を構成する筒体内に弾性接触
片を設け、筒体内に受け入れた雄端子を弾性接触片と筒
体との間で挟持するようにした雌型電気接続子の弾性接
触片の係止構造であって、該筒体の弾性接触片の端部と
対応する位置に複数の係止片を形成し、該係止片をそれ
ぞれ折曲して弾性接触片の端部を複数箇所で圧接係止す
るようにしたことを特徴とする。
【０００６】
【作用】本発明によれば、弾性接触片を圧接固定する係
止片を複数箇所に分散して設けているため、係止片の曲
げ加工が容易となり、折曲部のクラック発生を防止でき
る。また、係止片による弾性接触片の固定部が複数箇所
に分散されているため、弾性接触片の固定部分に集中す
る応力が各固定部に分散され、弾性接触片の弾性力の劣
化によるへたりを防ぐことが可能となる。したがって、
本発明の係止構造を採用することにより、雌型端子など
の電気接続子の耐久性および信頼性が著しく向上する。
止片を複数箇所に分散して設けているため、係止片の曲
げ加工が容易となり、折曲部のクラック発生を防止でき
る。また、係止片による弾性接触片の固定部が複数箇所
に分散されているため、弾性接触片の固定部分に集中す
る応力が各固定部に分散され、弾性接触片の弾性力の劣
化によるへたりを防ぐことが可能となる。したがって、
本発明の係止構造を採用することにより、雌型端子など
の電気接続子の耐久性および信頼性が著しく向上する。
【０００７】
【実施例】図１は、本発明の実施例に係わる雌型電気接
続子Ａの弾性接触片係止構造を示す斜視図であり、図２
は、その係止部を示す平面図である。雌型電気接続子Ａ
は、導電性金属板を折曲加工して形成された筒体１内
に、アーチ型の弾性接触片２を備え、筒体１内に受け入
れた雄端子（図示せず）を筒体１と弾性接触片２との間
で挟持して電気的な接続を行うようにしている。
続子Ａの弾性接触片係止構造を示す斜視図であり、図２
は、その係止部を示す平面図である。雌型電気接続子Ａ
は、導電性金属板を折曲加工して形成された筒体１内
に、アーチ型の弾性接触片２を備え、筒体１内に受け入
れた雄端子（図示せず）を筒体１と弾性接触片２との間
で挟持して電気的な接続を行うようにしている。
【０００８】弾性接触片２の一方の端部２ａは、筒体１
の開口側の縁部１ａから突出させて形成した２個の係止
片３、３を筒体１内に略１８０°折り返して圧接するこ
とによって筒体１に対して固定されている。他方の端部
２ｂは、筒体１に突設された係止爪１ｂによってスライ
ド自在に係止されている。
の開口側の縁部１ａから突出させて形成した２個の係止
片３、３を筒体１内に略１８０°折り返して圧接するこ
とによって筒体１に対して固定されている。他方の端部
２ｂは、筒体１に突設された係止爪１ｂによってスライ
ド自在に係止されている。
【０００９】筒体１を構成する導電性金属板として厚さ
ｔが０．３２ｍｍの黄銅板を用い、係止片３の幅ｗを
２．５ｍｍに設定してあるため、黄銅板の曲げ加工にお
けるクラック発生の限界としての目安とされる次式 ｗ／ｔ＜８ の条件を満足している。したがって、曲げ加工が容易に
行われクラックの発生も見られない。
ｔが０．３２ｍｍの黄銅板を用い、係止片３の幅ｗを
２．５ｍｍに設定してあるため、黄銅板の曲げ加工にお
けるクラック発生の限界としての目安とされる次式 ｗ／ｔ＜８ の条件を満足している。したがって、曲げ加工が容易に
行われクラックの発生も見られない。
【００１０】図３は、筒体１の縁部１ａに３個の係止片
３′を設けて弾性接触片２を係止した雌型電気接続子
Ａ′を示している。係止片３′は前記係止片３と同様
に、厚さｔが０．３２ｍｍの黄銅板で、幅ｗは２．５ｍ
ｍに設定してある。雌型電気接続子Ａ′は、係止片３′
を３個として弾性接触片２を係止しているため、弾性接
触片２の保持が確実になる利点がある。
３′を設けて弾性接触片２を係止した雌型電気接続子
Ａ′を示している。係止片３′は前記係止片３と同様
に、厚さｔが０．３２ｍｍの黄銅板で、幅ｗは２．５ｍ
ｍに設定してある。雌型電気接続子Ａ′は、係止片３′
を３個として弾性接触片２を係止しているため、弾性接
触片２の保持が確実になる利点がある。
【００１１】図４は、本発明の他の実施例を示すヒュー
ズ端子Ｂの斜視図である。ヒューズ端子Ｂは、一対の電
気接触部４、４′間にヒューズ５が接続されて成るもの
で、電気接触部４、４′は雌型電気接続子の構造を有し
ており、ヒューズ５の部分を屈曲させて、相手側のタブ
端子（図示せず）を電気接触部４、４′内に嵌入して接
続するようにしている。
ズ端子Ｂの斜視図である。ヒューズ端子Ｂは、一対の電
気接触部４、４′間にヒューズ５が接続されて成るもの
で、電気接触部４、４′は雌型電気接続子の構造を有し
ており、ヒューズ５の部分を屈曲させて、相手側のタブ
端子（図示せず）を電気接触部４、４′内に嵌入して接
続するようにしている。
【００１２】すなわち、電気接触部４、４′は、導電性
金属板で形成された筒体６、６′内に弾性接触片７、
７′を備えている。弾性接触片７は、筒体６から連成さ
れた３個の係止片８によって圧接係止されている。弾性
接触片７′も同様であるので説明は省略する。
金属板で形成された筒体６、６′内に弾性接触片７、
７′を備えている。弾性接触片７は、筒体６から連成さ
れた３個の係止片８によって圧接係止されている。弾性
接触片７′も同様であるので説明は省略する。
【００１３】ヒューズ端子Ｂは、前記雌型電気接続子
Ａ′と同様に、細幅に分割された３個にの係止片８によ
って弾性接触片７を固定するようにしているため、係止
片８の曲げ加工が容易となり、クラックの発生がなくな
ると共に、弾性接触片７のへたりの発生が防止される。
Ａ′と同様に、細幅に分割された３個にの係止片８によ
って弾性接触片７を固定するようにしているため、係止
片８の曲げ加工が容易となり、クラックの発生がなくな
ると共に、弾性接触片７のへたりの発生が防止される。
【００１４】
【発明の効果】本発明によれば、弾性接触片を圧接固定
する係止片を複数箇所に分散して設けているため、係止
片の曲げ加工が容易となり、折曲部のクラック発生を防
止できる。また、弾性接触片の固定部分に集中する応力
が各固定部に分散され、弾性接触片のへたりを防ぐこと
が可能となる。したがって、本発明の係止構造を採用す
ることにより、雌型端子などの電気接続子の耐久性およ
び信頼性が著しく向上するなどの利点がある。
する係止片を複数箇所に分散して設けているため、係止
片の曲げ加工が容易となり、折曲部のクラック発生を防
止できる。また、弾性接触片の固定部分に集中する応力
が各固定部に分散され、弾性接触片のへたりを防ぐこと
が可能となる。したがって、本発明の係止構造を採用す
ることにより、雌型端子などの電気接続子の耐久性およ
び信頼性が著しく向上するなどの利点がある。
【図１】本発明の実施例に係わる雌型電気接続子の一部
を切欠いて示した斜視図である。
を切欠いて示した斜視図である。
【図２】図１の雌型電気接続子の平面図である。
【図３】本発明の他の実施例に係わる雌型電気接続子の
平面図である。
平面図である。
【図４】本発明のさらに他の実施例に係わるヒューズ端
子の斜視図である。
子の斜視図である。
【図５】従来の雌端子の斜視図である。
【図６】図５の弾性部片および係止部を示す説明図であ
る。
る。
Ａ、Ａ′ 雌型電気接続子 Ｂ ヒューズ端子 １ 筒体 １ａ 縁部 ２ 弾性接触片 ２ａ 端部 ３、３′ 係止片 ６ 筒体 ７ 弾性接触片 ８ 係止片
Claims (1)
- 【請求項１】 電気接触部を構成する筒体内に弾性接触
片を設け、筒体内に受け入れた雄端子を弾性接触片と筒
体との間で挟持するようにした雌型電気接続子の弾性接
触片の係止構造であって、該筒体の弾性接触片の端部と
対応する位置に複数の係止片を形成し、該係止片をそれ
ぞれ折曲して弾性接触片の端部を複数箇所で圧接係止す
るようにしたことを特徴とする雌型電気接続子における
弾性接触片の係止構造。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6135353A JP2865247B2 (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | 雌型電気接続子における弾性接触片の係止構造 |
| US08/674,968 US5679034A (en) | 1994-06-17 | 1996-07-03 | Construction of retaining resilient contact piece in female electrical connection member |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6135353A JP2865247B2 (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | 雌型電気接続子における弾性接触片の係止構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH087965A JPH087965A (ja) | 1996-01-12 |
| JP2865247B2 true JP2865247B2 (ja) | 1999-03-08 |
Family
ID=15149776
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6135353A Expired - Fee Related JP2865247B2 (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | 雌型電気接続子における弾性接触片の係止構造 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5679034A (ja) |
| JP (1) | JP2865247B2 (ja) |
Families Citing this family (24)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3529026B2 (ja) * | 1998-04-15 | 2004-05-24 | 矢崎総業株式会社 | 雌端子 |
| JP2001325875A (ja) * | 2000-05-18 | 2001-11-22 | Yazaki Corp | 差し込み式ヒューズ |
| JP4532035B2 (ja) * | 2001-09-11 | 2010-08-25 | 株式会社東海理化電機製作所 | 高電圧用端子 |
| US20030060090A1 (en) * | 2001-09-21 | 2003-03-27 | Allgood Christopher L. | High current automotive electrical connector and terminal |
| JP2005353524A (ja) | 2004-06-14 | 2005-12-22 | Yazaki Corp | 接続端子 |
| US7595715B2 (en) * | 2007-09-27 | 2009-09-29 | Lear Corporation | High power case fuse |
| JP2009283308A (ja) * | 2008-05-22 | 2009-12-03 | Yazaki Corp | 雌型端子 |
| US7892050B2 (en) * | 2009-06-17 | 2011-02-22 | Lear Corporation | High power fuse terminal with scalability |
| US8366497B2 (en) * | 2009-06-17 | 2013-02-05 | Lear Corporation | Power terminal |
| JP5370075B2 (ja) * | 2009-10-27 | 2013-12-18 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 端子金具の接続構造 |
| CN202076502U (zh) * | 2010-12-30 | 2011-12-14 | 泰科电子(上海)有限公司 | 电连接器 |
| US8951051B2 (en) | 2011-10-10 | 2015-02-10 | Lear Corporation | Connector having optimized tip |
| US9166322B2 (en) | 2013-02-08 | 2015-10-20 | Lear Corporation | Female electric terminal with gap between terminal beams |
| US9548553B2 (en) | 2013-03-15 | 2017-01-17 | Lear Corporation | Terminal with front end protection |
| US9190756B2 (en) | 2013-08-01 | 2015-11-17 | Lear Corporation | Electrical terminal assembly |
| US9142902B2 (en) | 2013-08-01 | 2015-09-22 | Lear Corporation | Electrical terminal assembly |
| US9711926B2 (en) | 2013-11-19 | 2017-07-18 | Lear Corporation | Method of forming an interface for an electrical terminal |
| CN204348993U (zh) * | 2015-01-13 | 2015-05-20 | 无锡知谷网络科技有限公司 | 一种充电连接器及具有该充电连接器的手推车 |
| DE102016201103B4 (de) * | 2016-01-26 | 2023-10-05 | Lisa Dräxlmaier GmbH | Kontaktteil |
| CN105870649B (zh) * | 2016-05-25 | 2019-02-26 | 国网河南省电力公司济源供电公司 | 一种安全型针状快速连接头 |
| DE202017101148U1 (de) * | 2017-03-01 | 2018-06-04 | Wago Verwaltungsgesellschaft Mbh | Leiteranschlusskontaktelement |
| WO2019142459A1 (ja) * | 2018-01-16 | 2019-07-25 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 端子 |
| US10389055B1 (en) * | 2018-06-20 | 2019-08-20 | Delphia Technologies, Llc | Electrical connector assembly |
| KR102649866B1 (ko) * | 2022-08-11 | 2024-03-21 | 주식회사 원익큐엔씨 | 탄성 단자 모듈 및 이를 포함하는 자외선 램프 구조체 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57140181A (en) * | 1981-02-25 | 1982-08-30 | Usac Electronics Ind Co Ltd | Setting of paper width for printer |
| JP2570469Y2 (ja) * | 1992-08-18 | 1998-05-06 | 日本エー・エム・ピー株式会社 | 雌型電気端子 |
| US5269712A (en) * | 1992-11-06 | 1993-12-14 | The Whitaker Corporation | Low-force receptacle contact and method of making same |
| JP3285101B2 (ja) * | 1993-01-21 | 2002-05-27 | 矢崎総業株式会社 | 雌型端子 |
-
1994
- 1994-06-17 JP JP6135353A patent/JP2865247B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-07-03 US US08/674,968 patent/US5679034A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5679034A (en) | 1997-10-21 |
| JPH087965A (ja) | 1996-01-12 |
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