JP2854625B2 - 薄帯磁心の製造装置と薄帯磁心の製造方法及び薄帯磁心 - Google Patents

薄帯磁心の製造装置と薄帯磁心の製造方法及び薄帯磁心

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【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は薄帯の製造装置に関するものである。
(従来の技術) 近年、トランス用磁心や磁気増幅機用磁心を構成する
材料として非晶質金属薄帯が注目されている。この非晶
質金属は、その合金溶湯を超高速で冷却して薄帯状に形
成した後,ロール状に加工される。
すなわち回転シャフトを有する巻き装置に巻き治具を
手作業によりセットし、所定の重量となるように巻き数
を設定して,この巻き数になるまで非晶質金属薄帯を巻
回する。次に、巻き形状がくずれないように治具や粘着
テープにより巻回体を固定してから切断する。その後、
巻き治具ごと巻回体を取外す。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上述した薄帯の製造方法では、巻き装
置への巻き治具のセットや取外し等の作業を手作業で行
わなければならなかった。
また、本願発明者は非晶質薄帯を急冷法により製造す
ると、薄帯の厚さにバラつきが生じることを発見した。
すなわち、第5図に示すように薄帯の厚さは長さに対
してほぼ三角関数的に変化することを本願発明者は発見
した。
しかしながら、従来の製造方法では金属薄帯を一定の
巻き数で巻いた後、切断するようにしているので、この
厚さのバラつにより製造された巻回体の重量がバラつく
ことになる。
尚、切断された巻回体の重量は前回切断された巻回体
の重量の0.95〜1.05倍であることを、本願発明者は発見
した。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたもので、薄
帯を自動的に短時間で製造するとともに、切断された薄
帯の重量を一定とすることができる薄帯の製造装置を提
供することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 前記目的を達成するために本発明は、リボン状薄帯を
巻回するスプールと、前記リボン状薄帯をクランプして
移動させるクランプ手段と、前記クランプ手段によって
クランプされたリボン状薄帯を巻芯に所定の長さだけロ
ール状に巻回させる巻芯駆動手段と、前記巻芯に前記リ
ボン状薄帯が所定の長さだけ巻回されると前記リボン状
薄帯を切断する切断手段と、切断された前記ロール状薄
帯の後端を溶接する溶接手段と、溶接された前記ロール
状薄帯を取出す取出し手段と、取出された前記ロール状
薄帯の重さを測定する手段とを具備する薄帯の製造装置
である。
(作用) 本発明では、薄帯を製造する作業が全て人手を介さず
自動的に行われるので、短時間で薄帯を製造することが
できる。また、切断された巻回体の重量を測定し、薄帯
の厚さの周期を考慮し、次の巻回体が所定の重量に入る
ように次の巻回体の巻き数が設定されるので、各巻回体
の重量が一定となる。
(実施例) 以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細に説明す
る。
第1図は、この薄帯の製造装置の構成の概要を示す図
である。
この薄帯の製造装置は、材料スプール1、リボン状薄
帯3、ガイドローラ5、クランプ装置7、巻芯9、巻芯
駆動装置11、切断装置13、接合装置(溶接装置)15、取
出し装置17、測定装置19、コントローラ21、コンピュー
タ23を有する。
材料スプール1には、たとえば非晶質金属薄帯等のリ
ボン状薄帯3が同心円状に巻かれている。
ガイドローラ5は、このリボン状薄帯3をクランプ装
置7に運ぶ。
クランプ装置7は、リボン状薄帯3をクランプして巻
芯9内の薄穴43に挿入するものである。
第2図は、このクランプ装置の詳細な構成を示すもの
である。固定された送出しシリンダ25内を摺動するロッ
ド27に上体28が固定される。このロッド27は、送出しシ
リンダ25によってXY方向に駆動される。ロッド27の先端
には支持部30が設けられ、この支持部30と上体28の取付
け部分との間にバネ29が設けられる。
上体28の後部にはクランプシリンダ33が設けられる。
円錘台状の押圧部35がクランプシリンダ33によって図中
AまたはB方向に駆動される。上体28の前部には一対の
クランプ爪41が支点39によって軸支されている。このク
ランプ爪41の後部には受け部36が設けられ、このクラン
プ爪41の間にバネ43が設けられる。
押圧部35がクランプシリンダ33によって図中A方向に
移動されると、バネ43の働きによってクランプ爪41は図
中C方向に移動し、クランプ爪41が開く。
逆にクランプシリンダ33によって押圧部35が図中B方
向に移動されると、受け部36が押圧部35によって押圧さ
れるので、クランプ爪41が図中D方向に移動し、クラン
プ爪41が閉じる。
クランプ爪41を開いた状態にした後、このクランプ爪
41を閉じてリボン状薄帯3をクランプする。その後、送
りシリンダ25によってロッド27をY方向に移動させ、リ
ボン状薄帯3の先端を巻芯9の薄穴45に挿入する。
リボン状薄帯3を巻芯9に挿入した後、クランプ爪41
を開かせる。
第3図は、巻芯駆動装置の構成を示すものである。
この巻芯駆動装置11は巻芯9にリボン状薄帯3を巻回
し、リボン状薄帯3のコア83を製造するものである。
第3図に示すように、巻芯回転モータ47の回転軸49に
第1プーリ51が取付けられる。
巻芯引抜きシリンダ53は、ロッド55を図中EF方向に移
動させるものである。このロッド55はカバー57内を摺動
できさらに第2プーリーの回転に伴って図中G方向に回
転可能である。第2プーリ59と第1プーリ51との間にタ
イミングベルト61が巻回される。
カバー57の先端にはストッパ63が設けられ、ロッド55
の先端に巻芯9が設けられる。
前述したように巻芯9の薄穴43にリボン状薄帯3が挿
入されると、巻芯回転モータ47が回転し、この回転がタ
イミングベルト61を介してロッド55および巻芯9に伝達
され、巻芯9が回転してこの巻芯9の回りにリボン状薄
帯3が巻回され、コア83が形成される。
所定長さ分だけリボン状薄帯3が巻回されると、切断
装置13によってリボン状薄帯が切断される。その後、次
に述べる接合装置例えば溶接装置15によってリボン状薄
帯3の後端が溶接される。
次に、巻芯引抜きシリンダ53によってロッド55が図中
F方向に移動されると、これに伴い巻芯9も図中F方向
に移動する。この時、コア83はストッパ63と当接するの
で、巻芯9のみがF方向に移動し、コア83が巻芯9から
離れ落ちる。
第4図は、溶接装置15の構成を示す図である。固定さ
れた溶接装置移動シリンダ65にロッド66を介して基台67
が取付けられる。基台67は溶接装置移動シリンダ65によ
って図中PQ方向に移動可能である。この基台67の前端に
はコアガイド69が取付けられ、基台67の上面にはレール
71および溶接シリンダ73が固設される。
このレール71上を摺動可能にスライドユニット75が設
けられる。このスライドユニット75はロッド77を介して
溶接シリンダ73によって図中PQ方向に移動される。この
スライドユニット75には、溶接電極81が設けられ、この
溶接電極81は電極79に接続されるとともに、その先端が
コアガイド69に設けられる。
前述したように、切断装置13によってリボン状薄帯3
が切断されると、コア83が巻芯駆動装置11によって少量
回転される。その後、基台67が図中P方向に移動し、溶
接電極81の先端がコア83のリボン状薄帯3の後端に当接
された後、電流が流されて溶接が行われる。
溶接が終了し、巻芯駆動装置11によって巻芯9から離
れ落ちたコア83は、取出し装置17によって測定装置19ま
で運搬される。
取出し装置19は軸91の回りに図中H,I方向に回転可能
に設けられたシリンダ85と,このシリンダ85内を摺動す
るロッド87からなる。このロッド87の先端にはマグネッ
ト89が設けられる。
ロッド87が伸びた状態(点線)でシリンダ85をH方向
に回転させ、このロッド87の先端に設けられたマグネッ
ト89がコア83の真下にくる位置まで移動させる。この状
態でコア83が引き落とされる。引き落とされたコア83は
マグネット89によって磁力的にキャッチされる。この状
態でシリンダ85が図中I方向に回転され、コア83が測定
装置19上に運搬される。この状態でマグネット89の磁力
を遮断することによって、コア83を測定装置19上に載置
する。
測定装置19はコア83の重量を測定し、測定された重量
をコンピュータ23に伝える。
コンピュータ23は測定されたコア83の重量から次回の
巻き取り長さを設定してコントローラ21に送る。
コントローラ21は材料スプール1、ガイドローラ5、
クランプ装置7、巻芯駆動装置11、切断装置13、溶接装
置15および取出し装置17を駆動するものである。
第5図は、本願発明者が発明したものでリボン状薄帯
3の厚さと長さの関係を示すもので、縦軸が厚さ、横軸
が長さを表す。同図に示されるようにリボン状薄帯3
は、長さ方向に沿って周期的に厚さが変動する。このた
め切断装置13によって一定の長さずつ切断した場合、リ
ボン状薄帯3の各巻回体の厚さにバラツキが生ずる。こ
のため本実施例では、薄帯を巻き取って切断した後、そ
の重量を測定して厚さの周期性より次回の巻き取り長さ
を予測して、その長さで切断して各巻回体の重量を一定
とする。
このように次回の巻き取り長さを予測できるのは、第
5図に示すように、次の薄帯の厚さがその前の薄帯の厚
さの±5%以内に入っているからである。
次に、コンピュータ23によって各巻回体の巻き長さを
計算する処理について述べる。
第6図は、このコンピュータ23の巻き長さ設定処理を
示すフローチャートである。
まずコンピュータ23は、薄帯の単重ω(単位長さ当
りの重量を単重と称する)を設定し(ステップ601)、
次いで製品基準重量W、良品範囲、成形条件を設定する
(ステップ602)。製品基準重量Wは、切断された薄帯
の基準となる重量である。良品範囲とは、切断された薄
帯の測定重量Snの良品と思われる範囲を示すものであ
る。具体的には Sn≒0、 またはSn<Sn-1×0.88、 またはSn>Sn-1×1.12 である場合、この薄帯を不良品と見なし、以下でのべる
異常処理を行う。
成形条件とは、先巻きおよび巻き回転速度等の諸条件
を表わす。
次にコンピュータ23は、製品基準重量Wの単重ω
ら1個目の薄帯の巻取長さL1を L1=W/ω により求める(ステップ603)。
次に薄帯の個数を示すパラメータnを0とし(ステッ
プ604)、さらにnに1を加える(ステップ605)。
次に、終了か否かを判定し(ステップ606)、終了で
ある場合には処理を終了し、終了でない場合には成形を
開始する(ステップ607)。すなわち、第1図に示した
薄帯の製造装置を駆動するため、コンピュータ23はコン
トローラ21に指示を与え、薄帯を巻取長さL1分だけ巻取
切断する。
重量測定の準備が完了すると(ステップ608)、薄帯
の重量Snを測定し(ステップ609)、測定された重量が
前述した良品範囲に入っている場合には、異常がないも
のとして(ステップ610)、次回の薄帯の巻取長さLn+1
を算出するための単重ωn+1を ωn+1=Sn/Ln で算出し(ステップ611)、巻取長さLn+1を Ln+1=W/ωn+1 で算出して(ステップ612)、ステップ605に戻り、異常
の動作を繰返す。
ステップ610において、測定された重量Snが良品範囲
に入らず異常ありと判定された場合、次回の薄帯の巻取
長さLn+1を Ln+1=Ln で代用して処理する(ステップ613)。
かくして本実施例によれば、切断された薄帯の重量か
ら次に切断すべき薄帯の単重を予測し、次に切断すべき
薄帯の巻取長さを決定するので、薄帯の厚さの変動によ
る各薄帯の重量の変動が緩和される。
第7図は、薄帯の巻取長さの別の算出方法を示すフロ
ーチャートである。この算出方法では切断された薄帯の
単重の平均値を求め、この平均値を基にし次回の薄帯の
巻取長さを決定するものである。
以下、第7図において、第6図に示す処理と異なる処
理についてのみ述べる。
まずコンピュータ23は、変数の初期化を行う(ステッ
プ701)。ここで言う変数とは、平均値を求めるための
母数を示すパラメータNおよびy(1)、y(2)、y
(3)を指し、 N=1、 y(1)=y(2)=y(3)=0 とする。
そして第6図と同様の処理を行う。ステップ711にお
いて、異常がない場合にはNを1増加させ、増加させた
Nが「3」より大きい場合には、Nを「3」に設定する
(ステップ712)。
Nが「3」に等しくない場合、単重ωを ω=S1/L1 で算出し(ステップ718)、平均値Aを A=(ω+ω)/2 で算出する(ステップ719)。
ステップ713において、Nが「3」に等しい場合、単
重ωn+1を ωn+1=Sn/Ln で算出し(ステップ714)、平均値Aを y(3)=y(2)、y(2)=y(1) y(1)=ωn+1 A=(y(1)+y(2)+y(3))/3 で算出し(ステップ715)、巻取長さLn+1を Ln+1=W/A で算出して(ステップ716)、ステップ706に戻る。
本実施例では、3個の薄帯の単重の平均値から次回の
薄帯の巻取長さを決定するようにしたが、3個に限らず
4個、5個およびその他の個数で平均値を求めるように
してもよい。
第8図は、薄帯の巻取長さの別の算出方法を示すフロ
ーチャートである。この算出方法では3個の薄帯の単重
から二次曲線を近似し、その近似曲線に従ってパラメー
タAを算出し、このAを基にして次回の薄帯の巻取長さ
を算出するものである。
ステップ801においては、変数の初期化を行う。すな
わち、 N=1 y(1)=y(2)=y(3)=0 とする。
ステップ812において、Nを1増加させ、増加された
Nが「4」よりも大きい場合、Nを「4」に設定する。
Nが「2」に等しい場合(ステップ813)、単重ωを ω=S1/L1 で算出し(ステップ819)、 y(2)=ω とし(ステップ820)、巻取長さL2を L2=W/ω で算出する(ステップ821)。
Nが「3」に等しい場合(ステップ814)、単重ω
を ω=S2/L2 で算出し(ステップ822)、 y(3)=ω とし(ステップ823)、巻取長さL3を L3=W/ω で算出する(ステップ824)。
Nが「4」に等しい場合、単重ωn+1を ωn+1=Sn/Ln 算出し(ステップ815)、二次関数近似によりAを算出
する(ステップ816)。
この二次関数による近似処理は第8(c)図に示され
る。この二次関数による近似処理は、第9図に示される
ように y=ω=a+bx+cx2 を想定して、xを1きざみにとりωn-1、ω、ωn+1
らAを求めるものである。
すなわち、ステップ825において、 y(1)=y(2)、y(2)=y(3) y(3)=ωn+1 x(1)=1、x(2)=2、x(3)=3 とし、 y=a+bx+cx2 により、a、b、cを求め(ステップ826)、 A=a+4b+42c により、Aを算出する(ステップ827)。
第10図は、さらに別の巻取長さの算出方法を示すフロ
ーチャートである。
ステップ1001において、変数の初期化を N=0 ωmax=ωmin=ω=0 となるようにする。ここでωは平均値を示す。
ステップ1012において、Nを1増加させ、Nが「1」
の場合、単重ωを ω=S1/L1 で算出し(ステップ1018)、 ωmax=ω、ωmin=ω ω=ω とし(ステップ1019)、巻取長さL2を L2=W/ω で算出する(ステップ1020)。
ステップ1013において、Nが「2」以上の場合、単重
ωn+1を ωn+1=Sn/Ln で算出し(ステップ1014)、三角関数による近似に従っ
てAを算出する(ステップ1015)。
すなわち、 ωmax<ωn+1ならばωmax=ωn+1 ωmin>ωn+1ならばωmin=ωn+1 ω=(ω+ωn+1)/N とし(ステップ1021)、 ωn+1≧ω であり(ステップ1022)、 ωn+1>ω であり(ステップ1023)、 ωn+1≒ω ならば(ステップ1024)、 θ=0゜ とする(ステップ1025)。
ステップ1024において、 ωn+1≒ω でなく、 ωn+1=ωmax ならば(ステップ1026)、 θ=90゜ とする(ステップ1027)。
ステップ1026において、 ωn+1=ωmax でない場合、ステップ1028の式に従ってθを求め、ステ
ップ1029の式に従ってAを求める。
ステップ1023において、 ωn+1≧ω でなく、 ωn+1≒ω ならば(ステップ1030)、 θ=180゜ とし、 ωn+1≒ω でない場合、ステップ1032の式に従ってθを求める。次
に求められたθに従ってステップ1029の式によりAを算
出する。
スップ1022において、 ωn+1≧ω でなく、 ωn+1<ω であり(ステップ1030)、 ωn+1=ωmin ならば(ステップ1031)、 θ=270゜ とし(ステップ1032)、 ωn+1=ωmin でない場合、ステップ1033の式に従ってθを求める。
求められたθからステップ1034の式に従ってAを求め
る。
ステップ1030において、 ωn+1<ω でなく、 ωn+1≒ω ならば(ステップ1035)、 θ=0゜ とし(ステップ1036)、 ωn+1≒ω でない場合、ステップ1037の式に従ってθを求める。
求められたθからステップ1034の式に従ってAを求め
る。
以上詳細に説明したように各実施例では次回の薄帯の
巻取長さLn+1を求めるにあたり、それまでに製造された
ロール状の薄帯の単重を利用するので、リボン状薄帯の
厚さの変動による重量の変動を緩和し、各薄帯の重量を
一定とすることができる。
尚、 (1)前回の薄帯の単重をそのまま利用して次回の薄帯
の巻取長さを設定する方法。
(2)前回までの薄帯の単重の平均を利用して次回の薄
帯の巻取長さを設定する方法。
(3)前回までの薄帯の単重を二次関数で近似してパラ
メータAを求め、それを利用して次回の薄帯の巻取長さ
を設定する方法。
(4)前回までの薄帯の単重を三角関数で近似してパラ
メータAを求め、それを利用して次回の薄帯の巻取長さ
を設定する方法。
の各方法においては、(1)、(2)、(3)、(4)
になるに従って精度が向上する。
[発明の効果] 以上詳細に説明したように本発明によれば、薄帯を自
動的に短時間で製造するとともに、切断された薄帯の重
量を一定とすることができる薄帯の製造装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は薄帯の製造装置の概略構成を示す図である。 第2図はクランプ装置の構成を示す図である。 第3図は巻芯駆動装置の構成を示す図である。 第4図は溶接装置の構成を示す図である。 第5図はリボン状薄帯の長さと厚さの関係を示す図であ
る。 第6図から第8図及び第10図は各実施例における巻き長
さを算定する処理を示すフローチャートである。 第9図は2次関数による近似を説明する図である。 1……材料スプール 3……リボン状薄帯 7……クランプ装置 9……巻芯 11……巻芯駆動装置 13……切断装置 15……溶接装置 17……取出し装置 19……測定装置 21……コントローラ 23……コンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01F 41/02 B21C 47/02 B22D 11/06 390

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リボン状薄帯を巻回するスプールと、 前記リボン状薄帯をクランプして移動させるクランプ手
    段と、 前記クランプ手段によってクランプされたリボン状薄帯
    を巻芯に所定の長さだけ巻回させる巻芯駆動手段と、 前記巻芯に前記リボン状薄帯が所定の長さだけ巻回され
    ると前記リボン状薄帯を切断する切断手段と、 切断された前記巻回された薄帯の後端を接合する接合手
    段と、 接合された前記巻回された薄帯を取出す取出し手段と、 取出された前記巻回された薄帯の重さを測定する手段
    と、 を具備する薄帯磁心の製造装置。
  2. 【請求項2】リボン状薄帯を切断して薄帯磁心を製造す
    る薄帯磁心の製造方法において、 リボン状薄帯を所定の長さLnで切断する工程と、 前記工程によって切断されたn個目の薄帯の重量Snを測
    定する工程と、 前記n個目の薄帯の測定重量Snを長さLnで割って薄帯の
    単位長さ当りの重量ωn+1を算出する工程と、 製品基準重量Wと前記単位長さ当りの重量ωn+1とを利
    用して(n+1)個目の薄帯の切断すべき長さLn+1を算
    出する工程と、 を具備する薄帯磁心の製造方法。
  3. 【請求項3】(n+1)個目の薄帯の切断すべき長さL
    n+1を算出する前記工程は、 Ln+1=W/ωn+1 である請求項第2項記載の薄帯磁心の製造方法。
  4. 【請求項4】(n+1)個目の薄帯の切断すべき長さL
    n+1を算出する前記工程は、n個目以前の薄帯の単位長
    さ当りの重量の平均値をAとした場合、 Ln+1=W/A である請求項第2項記載の薄帯磁心の製造方法。
  5. 【請求項5】前記平均値は3、4または5個の薄帯の平
    均値である請求項第4項記載の薄帯磁心の製造方法。
  6. 【請求項6】(n+1)個目の薄帯の切断すべき長さL
    n+1を算出する前記工程は、薄帯の単位長さ当りの重量
    ωn-1、ω、ωn+1とし、 y(x)=a+bx+cx2 ωn-1=y(1)、ω=y(2)、 ωn+1=y(3)とし、a、b、cを求め A=y(4)によりAを求め、 Ln+1=W/A である請求項第2項記載の薄帯磁心の製造方法。
  7. 【請求項7】(n+1)個目の薄帯の切断すべき長さL
    n+1を算出する前記工程は、薄帯の単位長さ当りの重量
    ωを三角関数で近似し、変数Aを求め、 Ln+1=W/A である請求項第2項記載の薄帯磁心の製造方法。
  8. 【請求項8】請求項第2項から第7項までの製造方法に
    よって製造された薄帯磁心。
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