JP2853602B2 - 用紙搬送装置 - Google Patents

用紙搬送装置

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JP2853602B2
JP2853602B2 JP7074062A JP7406295A JP2853602B2 JP 2853602 B2 JP2853602 B2 JP 2853602B2 JP 7074062 A JP7074062 A JP 7074062A JP 7406295 A JP7406295 A JP 7406295A JP 2853602 B2 JP2853602 B2 JP 2853602B2
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浩司 岸本
義人 深田
広年 生田
泰司 清家
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Fujitsu Peripherals Ltd
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    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
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  • Replacement Of Web Rolls (AREA)
  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
  • Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、用紙搬送装置に関し、
より詳しくは印字部を挟んで用紙搬送方向の上流側と下
流側とにそれぞれ搬送手段を設けてなる用紙搬送装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、連続紙を記録用紙とする画像形成
装置に用いられる用紙搬送装置として、この連続紙のト
ラクタ孔に係合してその連続紙を搬送するトラクタを印
字部の上流側および下流側にそれぞれ配する所謂ダブル
トラクタ方式のものが知られている。
【0003】このダブルトラクタ方式の用紙搬送装置の
一例が図31に示されている。この用紙搬送装置におい
ては、連続紙(以下、単に用紙という)101を積み重
ねた状態で載置する用紙ホッパ102と、この用紙ホッ
パ102から繰り出される用紙101の表面に印字を行
う印字ヘッド103およびプラテン104よりなる印字
部と、この印字部により印字された用紙101を積み重
ねる用紙スタッカ105とが備えられている。こうし
て、印字部の上流側および下流側には上流側トラクタ
(下トラクタ)106および下流側トラクタ(上トラク
タ)107がそれぞれ設けられ、上流側トラクタ106
と印字部との間にはその印字部に送られる用紙101に
バックテンションを付与するバックテンションローラ1
08が設けられている。このように構成されている用紙
搬送装置においては、用紙101の先端部のトラクタ孔
(送り孔)を上流側トラクタ106のトラクタピンに引
っかけることによりその用紙101の装填がなされ、装
填後は上流側トラクタ106と下流側トラクタ107と
を同期駆動することにより用紙101は矢印A方向に搬
送され、印字済みの用紙101が順次ミシン目から折り
畳まれて用紙スタッカ105に積み重ねられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述さ
れている従来の用紙搬送装置では、印字開始に先立つ用
紙の自動装填(オートロード)の際、この用紙の先端部
が下流側トラクタのトラクタ孔にスムーズに挿入されな
いことがあったり、場合によっては用紙詰まり(ジャ
ム)が発生するという問題点があった。また、印字中に
おけるトラクタピンとトラクタ孔との位置ずれによって
印字品質が悪化してしまうという問題点もあった。さら
に、従来装置では、用紙サイズに対応してトラクタを用
紙幅方向に移動操作する際にトラクタピンと用紙のトラ
クタ孔との位置合わせが困難であり、また例えば下流側
トラクタを用紙搬送ノブにより手動で回転操作する際の
操作性が良くないという問題点もあった。
【0005】本発明は、このような問題点を解消するこ
とを目的として、用紙のオートロードを容易かつ確実に
行うとともに、用紙を搬送装置にセットする際の操作性
を向上させ、更に用紙搬送時の位置ずれ等を排除して印
字品質を向上させることのできる用紙搬送装置を提供す
ることにある。
【0006】
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【課題を解決するための手段および作用・効果】 本発明
による用紙搬送装置は、第に、印字部を挟んで用紙搬
送方向の上流側と下流側とに上流側トラクタと下流側ト
ラクタとをそれぞれ設けてなる用紙搬送装置において、
これら上流側トラクタと下流側トラクタとを連結する連
結部材と、この連結部材を前記用紙搬送方向と直交する
方向に移動可能に支持する支持軸とを備えることを特徴
とするものである。
【0017】この第の特徴を有する発明によれば、用
紙の幅に合わせて上流側および下流側の各トラクタの左
右方向への移動を容易にかつスムーズに行うことがで
き、用紙のセット時における操作性を向上させることが
できる。
【0018】この第の特徴を有する発明において、更
に前記上流側トラクタおよび下流側トラクタのうちの少
なくとも一方のトラクタを貫通するロック軸を設けると
ともに、このロック軸に対しそのトラクタを固定するロ
ック手段を設けるのが好ましい。この場合、前記ロック
軸およびロック手段は前記下流側トラクタのみに対応し
て設けるのが良い。
【0019】また、前記連結部材と固定フレームとの間
に、この連結部材を所定方向に付勢してその連結部材を
前記支持軸に対し常に一定位置に保持させる弾性部材を
介在させるのが好ましい。こうすることで、連結部材と
支持軸との間のガタを無くすことができ、上流側および
下流側の各トラクタの位置ずれを防止することができ
る。
【0020】また、前記上流側トラクタもしくは下流側
トラクタは、前記連結部材に突設される少なくとも一個
の爪部材にねじを介して固定するか、もしくは前記連結
部材に突設される二個の爪部材に挟み付けてその連結部
材に固定するのが良い。
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】本発明による用紙搬送装置は、第に、印
字部を挟んで用紙搬送方向の上流側と下流側とに上流側
トラクタと下流側トラクタとをそれぞれ設けてなる用紙
搬送装置において、前記上流側トラクタと前記印字部と
の間に用紙のオートロード時に用紙を挟持して搬送する
搬送ローラを設けるとともに、前記下流側トラクタのト
ラクタピンの位相を前記上流側トラクタのトラクタピン
の位相に対して用紙のトラクタ孔のピッチに達しない長
さだけずらせることを特徴とするものである。
【0025】この第の特徴を有する発明によれば、例
えば用紙のオートロード時において下流側トラクタへの
用紙の挿入をスムーズに行うことができ、操作性の向上
および印字品質の向上を図ることができる。
【0026】本発明による用紙搬送装置は、第に、印
字部を挟んで用紙搬送方向の上流側と下流側とに上流側
搬送手段と下流側搬送手段とをそれぞれ設けるととも
に、この上流側搬送手段と前記印字部との間に用紙を挟
持して搬送する搬送ローラを設けてなる用紙搬送装置に
おいて、用紙のオートロード時に、前記搬送ローラを前
記上流側搬送手段および下流側搬送手段と同速度以上の
速度で駆動させるとともに、用紙先端が所定位置に達す
るオートロード完了時にその搬送ローラを停止させるよ
うに制御するオートロード時制御手段を設けることを特
徴とするものである。
【0027】この第の特徴を有する発明によれば、用
紙のオートロード時にその用紙は上流側搬送手段を基準
にして送られ、オートロード完了後にその用紙は下流側
搬送手段を基準にして送られる。したがって、この下流
側搬送手段への用紙のロードをスムーズに行うことがで
きるとともに、下流側搬送手段と搬送ローラとの間の用
紙にテンションを付与した状態で印字がなされるので印
字品質を向上させることができる。
【0028】前記オートロード時制御手段は、用紙のオ
ートロード時に前記印字部のプラテンを用紙搬送路から
退避させるとともに、用紙のオートロード完了後にその
プラテンと印字ヘッドとのギャップ調整を行うようにそ
のプラテンを制御するのが好ましい。この場合、前記上
流側搬送手段および下流側搬送手段がいずれも用紙のト
ラクタ孔にピンを係合させてその用紙を搬送するトラク
タであり、前記所定位置と前記印字部による印字位置と
の間の用紙搬送路に沿う距離を、用紙のトラクタ孔のピ
ッチの倍数にそのピッチの1/2を加算した長さとし、
前記プラテン制御手段によるギャップ調整をそのトラク
タ孔上で行うのが良い。このようにすると、例えばミシ
ン目,紙ホッチキス,点のり等の影響を受けない位置で
印字ギャップが調整されるので良好な印字ギャップを得
ることができて印字品質の向上を図ることができ、また
印字ヘッドピン折れ等の障害の発生を回避することがで
きる。
【0029】また、前記所定位置は、前記下流側トラク
タの搬送ガイドに設けられる目印位置とするのが良い。
【0030】さらに、用紙のオートロード時にその用紙
のジャム状態が検出された時に、前記上流側搬送手段の
位置まで用紙先端を戻すとともに再度オートロードを実
行するジャム時用紙搬送制御手段を設けるのが好まし
い。ここで、前記ジャム時用紙搬送制御手段は、オート
ロードの実行を所定回数繰り返しても用紙のジャム状態
が解消されない時にそのジャム状態の警告信号を発する
ものとするのが良い。
【0031】本発明による用紙搬送装置は、第に、印
字部を挟んで用紙搬送方向の上流側と下流側とに上流側
搬送手段と下流側搬送手段とをそれぞれ設けるととも
に、この上流側搬送手段と前記印字部との間に用紙を挟
持して搬送する搬送ローラを設けてなる用紙搬送装置に
おいて、用紙のオートロード完了後に、前記搬送ローラ
を停止させた状態でこの用紙のページ長データに応じて
印字部による印字位置がその用紙のページ先頭の書き出
し位置に一致するまで前記上流側搬送手段および下流側
搬送手段によりその用紙を前進方向に送った後に印字を
開始する通常印字時制御手段を設けることを特徴とする
ものである。
【0032】この第の特徴を有する発明によれば、オ
ートロード完了後に印字開始位置を常に用紙のページ先
頭の書き出し位置に一致させることができ、また用紙の
セットミスの場合にも用紙先端をそのオートロード完了
位置に合わせることで、印字開始位置を常に用紙のペー
ジ先頭の書き出し位置に一致させることができる。
【0033】この第の特徴を有する発明において、前
記通常印字時制御手段は、用紙のオートロード完了後に
その用紙のページ先頭の書き出し位置が印字部より用紙
搬送方向の下流側にある場合に、用紙のページ長データ
に応じてその用紙が前記下流側搬送手段から外れない範
囲で、前記印字部による印字位置がその用紙のページ先
頭の書き出し位置に一致するまで前記上流側搬送手段お
よび下流側搬送手段によりその用紙を後退方向に送った
後に印字を開始するように制御するのが好ましい。この
ようにすれば、用紙の無駄を最小限に抑えることができ
る。
【0034】本発明による用紙搬送装置は、第に、印
字部を挟んで用紙搬送方向の上流側と下流側とに上流側
搬送手段と下流側搬送手段とをそれぞれ設けるととも
に、この上流側搬送手段と前記印字部との間に用紙を挟
持して搬送する搬送ローラを設けてなる用紙搬送装置に
おいて、用紙の先頭印字時に、用紙の先端位置が前記下
流側搬送手段の位置にある状態から、前記搬送ローラを
停止させた状態で前記印字部による印字位置がその用紙
の先端位置に一致するまで前記上流側搬送手段および下
流側搬送手段によりその用紙を後退方向に送った後に印
字を開始するように制御する先頭印字時制御手段を設け
ることを特徴とするものである。
【0035】この第の特徴を有する発明によれば、用
紙先端から印字を行う先頭印字の実行指令がなされた場
合に、例えばオートロード完了後に印字部による印字位
置が用紙の先端位置に一致するまでその用紙が後退方向
に送られ、この後に印字が開始される。こうして、用紙
先端から印字を行うことが可能となり、用紙の無駄をな
くすことができる。
【0036】前記先頭印字時制御手段は、前記上流側搬
送手段および下流側搬送手段により前記用紙を後退方向
に送る際に所要のバックラッシュ分だけ余分に送り、次
いでそれら上流側搬送手段,下流側搬送手段および前記
搬送ローラをそのバックラッシュ分だけ前進方向に送
り、この後に印字を開始するように制御するのが好まし
い。このようにすれば、用紙の前進方向への送りおよび
後退方向への送りの組み合わせに伴う機構部のバックラ
ッシュによる印字への影響を排除することができ、印字
品質をより向上させることができる。
【0037】また、前記先頭印字時制御手段は、用紙の
先頭印字実行中に、前記搬送ローラを前記上流側搬送手
段および下流側搬送手段と同速度以上の速度で駆動させ
るとともに、用紙先端が前記下流側搬送手段の位置に達
したときにその搬送ローラを停止させるように制御する
のが好ましい。こうして、用紙が下流側搬送手段の位置
に達していないときにはその用紙は上流側搬送手段を基
準にして送られ、用紙が下流側搬送手段の位置に達した
ときには、この用紙は下流側搬送手段と搬送ローラとの
間でテンションをかけられた状態で送られる。
【0038】前記先頭印字時制御手段は、前記搬送ロー
ラの停止後にその搬送ローラと前記下流側搬送手段との
間に生ずる用紙のずれ量だけ前記上流側搬送手段および
下流側搬送手段を駆動させるように制御することができ
る。こうすることで、上流側搬送手段と下流側搬送手段
との位相差分だけ補正され、印字品質の向上が図られ
る。
【0039】また、前記先頭印字時制御手段は、用紙先
端が前記下流側搬送手段の位置に達した後であってその
用紙のページ間が前記印字部による印字位置に達したと
きにその搬送ローラを停止させるように制御することも
できる。このようにすれば、用紙が印字保証領域外のペ
ージ間に来たときに上流側搬送手段と下流側搬送手段と
の位相差分の補正がなされるので、同一ページ内での印
字ずれの発生を防ぐことが可能となる。
【0040】前記先頭印字時制御手段は、予め検出され
る用紙厚さが所定厚さ未満のときに、先頭印字指令にか
かわらずその印字部による先頭印字動作を中止させるよ
うに制御するのが好ましい。また、この先頭印字時制御
手段は、予め検出される用紙幅が所定幅未満のときに、
先頭印字指令にかかわらず前記印字部による先頭印字動
作を中止させるように制御するのが好ましい。こうし
て、腰の弱い用紙の場合に先頭印字動作を中止させるこ
とができ、これによって印字ヘッドのピン折れもしくは
ジャムの発生などの障害を回避することができる。
【0041】前記先頭印字時制御手段は、前記先頭印字
時に、一行印字を行う毎に前記印字部のプラテンと印字
ヘッドとのギャップを適正ギャップに調整するととも
に、用紙送り動作はそのギャップを広げた状態で行うよ
うに制御することができる。こうすることで、搬送時の
用紙の振れをなくすことができてより良好な印字品質を
確保することができ、また1枚目に段差媒体が来ても印
字をスムーズに行うことができる。
【0042】この場合、前記一行印字毎のギャップ調整
は、予め検出される用紙厚さが所定厚さ以上のときに行
われるのが好ましく、また予め検出される用紙幅が所定
幅以上のときに行われるのが好ましい。
【0043】前記上流側搬送手段および下流側搬送手段
はいずれも用紙のトラクタ孔にピンを係合させてその用
紙を搬送するトラクタであり得る。あるいは、前記上流
側搬送手段が用紙のトラクタ孔にピンを係合させてその
用紙を搬送するトラクタで、前記下流側搬送手段が用紙
を挟持して搬送する紙送りローラであり得る。
【0044】本発明の目的は、後述される詳細な説明か
ら明らかにされる。しかしながら、詳細な説明および具
体的実施例は最も好ましい実施態様について説明する
が、本発明の精神および範囲内の種々の変更および変形
はその詳細な説明から当業者にとって明らかであること
から、具体例として述べるものである。
【0045】
【実施例】次に、本発明による用紙搬送装置の具体的実
施例について、図面を参照しつつ説明する。
【0046】本発明の一実施例に係るインパクトプリン
タの側面図および部分平面図が、図1および図2にそれ
ぞれ示されている。図示のように、本実施例のインパク
トプリンタにおいては、機体フレーム1の前方(図1で
左側)下部に左右一対で構成される上流側トラクタ(下
トラクタ)2が、後方(図1で右側)上部にやはり左右
一対で構成される下流側トラクタ(上トラクタ)3がそ
れぞれ設けられ、この上流側トラクタ2の下方に用紙4
を載置する用紙ホッパ(図示せず)が設けられている。
こうして、前記上流側トラクタ2と下流側トラクタ3と
の間には、駆動ローラ5とピンチローラ6とを有する搬
送ローラ7が設けられ、更にその搬送ローラ7の下流側
に印字ヘッド8とプラテン9とを有する印字部10が設
けられている。
【0047】前記上流側トラクタ2および下流側トラク
タ3は第1の搬送モータ11によって同期駆動され、駆
動ローラ5は第2の搬送モータ12によって駆動され
る。また、前記プラテン9の下方にはそのプラテン9の
周面に摺接するカム13が配され、このカム13がステ
ッピングモータ14にて回転駆動されることにより、こ
のプラテン9の印字ヘッド8に対する位置が調整される
ようになっている。こうして、用紙ホッパから供給され
る用紙4は上流側トラクタ2から搬送ローラ7,印字部
10および下流側トラクタ3に至る搬送経路を通して搬
送され、この搬送途中の印字部10において印字ヘッド
8によりその用紙4の表面に印字がなされる。
【0048】次に、本実施例のインパクトプリンタにお
けるトラクタ構造,トラクタスライド機構,用紙搬送ノ
ブ構造,用紙搬送制御装置および搬送ガイド機構の具体
的内容について順次に説明する。
【0049】(1)トラクタ構造 特に、下流側トラクタ3の構造を中心に説明する。この
下流側トラクタ3の右側面図が図3に、左側面図が図4
に、要部構造のみを示す平面図が図5に、部分拡大断面
図が図6にそれぞれ示されている。
【0050】この下流側トラクタ3においては、ベース
部材15の前後にトラクタ駆動軸16およびトラクタガ
イド軸17がそれぞれ回転自在に支持されるとともに、
これらトラクタ駆動軸16およびトラクタガイド軸17
の略中央部には、周囲に複数個(本実施例では15個)
のトラクタピン18が植設されてなるピンベルト19が
懸回されている。
【0051】前記ベース部材15には、このベース部材
15の上面側部に設けられる2個の蝶番20を介して搬
送ガイドを兼ねるトラクタ蓋21が取り付けられてい
る。このトラクタ蓋21とベース部材15との間には二
個のコイルばね22が張架され、これらコイルばね22
をトラクタ蓋21の閉位置から開位置への回動時にデッ
ドポイントを通過するように配置することで、このトラ
クタ蓋21が閉位置および開位置のそれぞれの位置を保
持するようにされている。また、このトラクタ蓋21に
は、用紙搬送方向上流側に上方へ向けて折曲してなる用
紙取込部23が形成されるとともに、下方のトラクタピ
ン18に対応する位置と後述の用紙先端検出センサ28
のセンサレバー31に対応する位置とに開口24,25
がそれぞれ形成され、更に用紙搬送方向下流端寄りの上
面位置に用紙位置合わせ用の目印26が形成されてい
る。
【0052】前記ベース部材15の右側面には、用紙搬
送方向上流側にジャム検出センサ27が取り付けられる
とともに、用紙搬送方向下流側に搬送制御用の用紙先端
検出センサ28が取り付けられている。このジャム検出
センサ27は、下流側トラクタ3内に挿入される用紙4
にて回転されることによりその用紙4のジャム状態を検
出するものである。また、用紙先端検出センサ28は、
ベース部材15に固定される金具29に投光部と受光部
とからなる平面視コ字形の透過式フォトセンサで構成さ
れるセンサ本体30が取り付けられてなり、このセンサ
本体30に対してセンサレバー31と遮蔽板32とが一
体的に回動できるように軸支されてなるものである。こ
こで、センサレバー31は、搬送される用紙4の用紙先
端に押圧されて回動されるものであって、用紙搬送路に
突出するように上に凸に湾曲形成されるとともに、基端
部および先端部が共に用紙搬送路より常に下方に位置す
るように配置されている。また、このセンサレバー31
の用紙当接面31aは、用紙4の当接前において鉛直面
もしくは鉛直面に対してやや用紙搬送方向に傾斜するよ
うに切欠き形成されている。一方、遮蔽板32は、セン
サレバー31の回動に伴って回動されるものであって、
常態においてセンサ本体30の投光部より投光される光
を遮断する位置にあり、センサレバー31の回動時にそ
の光を透過する位置に回動するようにされている。
【0053】図4に示されているように、用紙搬送方向
に向かって右側に位置する下流側トラクタ3には円筒形
状のロック体33が固定され、このロック体33を貫通
するように機体フレーム1にはロック軸34(図8参
照)が固定されている。このロック体33は、図7に示
されているように、周面に2個のカム状爪35を有する
とともに2個の切欠き36を有する形状とされ、これら
各カム状爪35に係合する突起37を内周面に有するロ
ックレバー38に嵌合されている。このような構成にお
いて、ロックレバー38の突起37がロック体33のカ
ム状爪35における高さの低い部分に当接しているとき
には、ロック体33が開いた状態にあってそのロック体
33によるロック軸34のロックが解除されている(図
7(a)参照)。この状態からロックレバー38の突起
37がロック体33のカム状爪35における高さの高い
部分に当接する位置までそのロックレバー38のノブ3
9を回動操作すると、ロック体33が押し縮められてそ
のロック体33によりロック軸34が把持され、これに
よって下流側トラクタ3がロック軸34に固定される
(図7(b)参照)。
【0054】本実施例においては、用紙先端検出センサ
28が下流側トラクタ3に設けられているので、用紙4
が下流側トラクタ3に確実に送り込まれている状態でそ
の用紙4の先端を検出することができ、またその用紙4
のバタツキ等を抑えた状態で検出することができ、用紙
先端の検出精度を向上させることができる。また、本実
施例のセンサレバー31の形状によれば、このセンサレ
バー31の先端部が用紙搬送路より常に下方に位置する
ようにされているので、用紙4が逆送される場合にもそ
の用紙4の綴じ孔などにセンサレバー31の先端が引っ
掛かって用紙が破れたりセンサレバー31が破損したり
する搬送トラブルの発生を未然に防ぐことができる。ま
た、用紙当接面31aがほぼ鉛直面に形成されているの
で、用紙4をセンサレバー31に対して直角に当接させ
ることができ、これによって検出誤差の発生を確実に防
ぐことができる。
【0055】また、本実施例では、前記用紙先端検出セ
ンサ28により用紙4の先端を検出するに際して、この
用紙4の先端がセンサレバー31に当接する位置を一定
にして検出誤差の発生を防ぐために、前記トラクタ蓋2
1の右側部下面にはベース部材15側へ向けて突設され
るとともに用紙搬送方向に延設される案内用リブ40が
一体形成され、この案内用リブ40によってその案内用
リブ40の下縁とベース部材15の上面との間の用紙搬
送路が0.6mm程度の狭い隙間にされている。
【0056】前述のようなジャム検出センサ27および
用紙先端検出センサ28は、用紙搬送方向に向かって左
側の下流側トラクタ3のみに取り付けるだけでそれら各
センサ27,28の役割を十分に果たすことが可能であ
る。
【0057】前述の説明では下流側トラクタ3の構造を
中心に説明したが、上流側トラクタ2の構造について
は、ジャム検出センサ27および用紙先端検出センサ2
8を有していない点と、トラクタ蓋21に用紙取込部2
3が形成されていない点とを除けば下流側トラクタ3と
ほぼ同様の構造である。
【0058】本実施例では、下流側トラクタ3のみをロ
ック軸34に対してロックするものについて説明した
が、上流側トラクタ2に対応して他のロック軸を設け、
この上流側トラクタ2もロックするようにしても良い。
なお、本実施例のようにロック軸が1本のみであって
も、各トラクタ2,3が不用意にガタついたりすること
はない。
【0059】本実施例においては、上流側トラクタ2に
おけるトラクタピン18のピン数を下流側トラクタ3に
おけるトラクタピン18のピン数と同数としたものにつ
いて説明したが、上流側トラクタ2のピン数を下流側ト
ラクタ3のピン数よりも少なくすることもできる。例え
ば用紙4のトラクタ孔に同時に係合するトラクタピン1
8のピン数として、下流側トラクタ3を6ピン,上流側
トラクタ2を4ピンとするのが好ましい。このようにす
ると、用紙のオートロード時におけるセットが容易とな
り、また上流側トラクタ2をコンパクトな構造にするこ
とが可能となる。
【0060】(2)トラクタスライド機構 図1,図8に示されているように、用紙搬送方向に向か
って右側に位置する上流側トラクタ2および下流側トラ
クタ3は、これら各トラクタ2,3を連結する連結部材
41の各端部に設けられる爪部材42,42にそれぞれ
ねじ止めされて一体化されている。この連結部材41
は、中央部が略直角に折曲形成されるとともに両端部が
外側に鈍角にそれぞれ折曲形成されてなる形状とされ、
この略直角に折曲されてなる部分に取り付けられる支持
ブラケット43を貫通するように機体フレーム1に固定
される支持軸44にスラスト玉軸受を介して摺動可能に
支持されている。
【0061】左右の各上流側トラクタ2,2はそれら各
上流側トラクタ2,2に穿設される断面角形の貫通孔に
挿通される駆動軸45によって駆動され、同様に左右の
各下流側トラクタ3,3はそれら各下流側トラクタ3,
3に穿設される断面角形の貫通孔に挿通される駆動軸4
6によって駆動される。
【0062】一方、用紙搬送方向に向かって左側に位置
する上流側トラクタ2および下流側トラクタ3は機体フ
レーム1に対して固定されており、これら各トラクタ
2,3は互いに連結されていない。ただし、これら左側
の各トラクタ2,3についても、右側の各トラクタ2,
3と同様に連結部材41で連結するとともに支持軸44
に沿って左右に摺動可能とし、かつそれら右側の各トラ
クタ2,3と同様のロック機構を設けるようにしても良
い。
【0063】図9に示されているように、支持ブラケッ
ト43の背面には板ばね47が取り付けられ、この板ば
ね47の折曲部が機体フレーム1に立設される板体48
の前面に常時当接されている。こうして支持ブラケット
43には板ばね47のばね力に相当する板体48からの
矢印A方向への反力が加わり、これによって支持軸44
と支持ブラケット43との間のガタに起因する上流側ト
ラクタ2および下流側トラクタ3の位置ずれが防がれ
る。
【0064】このような構成のトラクタスライド機構に
おいて、用紙4のサイズ(幅)に合わせて右側のトラク
タ2,3の位置を調整するには、ロック体33によるロ
ック軸34のロックが解除されている状態で、上流側ト
ラクタ2をつかんで支持ブラケット43を支持軸44に
沿って移動させて各トラクタ2,3の左右位置を調整
し、上流側トラクタ2のトラクタピン18に用紙4のト
ラクタ孔を掛けた後、下流側トラクタ3のロックレバー
38を回動操作してその下流側トラクタ3をロック軸3
4に対して固定する。
【0065】本実施例においては、連結部材41に取り
付けられる支持ブラケット43をスラスト玉軸受を介し
て支持軸44に支持させるものとしたが、このスラスト
玉軸受に代えて図10に示されるような軸受ブッシュ4
9を用いて摩擦係合により支持軸44に支持するように
しても良い。この場合、図11に示されているように、
支持ブラケット43に代えて連結部材41に支持ブロッ
ク50を取り付け、この支持ブロック50に形成される
孔に軸受ブッシュ49を圧入し、これら軸受ブッシュ4
9により支持軸44を支持するようにしても良い。
【0066】また、本実施例においては、上流側トラク
タ2および下流側トラクタ3を連結部材41に対して固
定するのに、連結部材41の端部に設けられる爪部材4
2,42に対してトラクタ2,3をねじ止めするものと
したが、連結部材41に二個の爪部材を突設させてそれ
ら爪部材によりトラクタ2,3を挟み付けることにより
固定するようにしても良い。
【0067】(3)用紙搬送ノブ構造 図12乃至図14に示されているように、下流側トラク
タ3の駆動軸46には、この駆動軸46を手動操作によ
って回転させるための用紙搬送ノブ51が取り付けられ
る。この用紙搬送ノブ51は、手のひらに合うような径
(例えば90〜100mm程度)とされ、機体カバー5
2に穿設される孔53から頭部が部分的に(例えば15
〜25mm程度)上方へ突出するように設けられてい
る。また、この用紙搬送ノブ51に隣接する機体カバー
52の側方には手置き台としてのロッカ54が設けられ
ている。ここで、このロッカ54は、用紙搬送ノブ51
の外側面から例えば15〜25mm程度離れた位置に設
けるのが好適である。
【0068】本実施例の用紙搬送ノブ51を操作する際
には、ロッカ54の上面に手55を置くとともにその用
紙搬送ノブ51の上に手のひらを載せることで、手のひ
らでその用紙搬送ノブ51を回すことができ、手動操作
により用紙を所定位置に容易にセットすることができ
る。用紙搬送ノブ51を前述のような構成にすると、従
来構造のように手の指を使って装置の側方から操作する
タイプのものに比べて、狭いスペースでも用紙搬送ノブ
を取り付けることができ、装置の幅を小さく抑えて装置
のコンパクト化を図ることができる。また、狭い場所で
も無理なく力を余り必要とせずに容易に操作することが
でき、用紙搬送の操作性を向上させることができる。
【0069】(4)用紙搬送制御装置 本実施例のインパクトプリンタにおいては、上流側トラ
クタ2と下流側トラクタ3との距離を、搬送される用紙
4のトラクタ孔のピッチ(通常1/2インチ)の倍数よ
りもそのピッチに達しない長さだけ、すなわちトラクタ
孔のピッチの倍数より0.1〜12.7mmの範囲の長
さだけ短く形成されている。このようにすることで、上
流側トラクタ2のトラクタピン18の位相に対して下流
側トラクタ3のトラクタピン18の位相が0.1〜1
2.7mmの範囲の長さだけずれることとなり、各トラ
クタ2,3間で0.1〜12.7mmの範囲の用紙たる
みが生ずることとなる。こうして、用紙4のオートロー
ド(自動装填)時にその用紙4の先端は上流側トラクタ
2と搬送ローラ7とによって後方から押された状態で下
流側トラクタ3に至り、この用紙4の先端のトラクタ孔
を下流側トラクタ3のトラクタピン18が迎え込む形で
そのトラクタピン18がトラクタ孔へスムーズに挿入さ
れる。この場合、搬送ローラ7は、各トラクタ2,3と
同速度もしくは同速度より速い速度で駆動され、オート
ロードが完了すると停止されて用紙4にバックテンショ
ンを付与するようにされる。
【0070】次に、用紙4のオートロード時における制
御手順を図15に示されているフローチャートにもとづ
き説明する。
【0071】S1,S2:装置の停止状態(スタートス
イッチがオフのオフライン状態)で用紙4を上流側トラ
クタ2のトラクタピン18に装着し、オートロードスイ
ッチをオン作動する。
【0072】S3〜S5:用紙ホッパと上流側トラクタ
2との間にある設けられている用紙終端検出センサ(図
示せず)がオン作動しているときには、ステッピングモ
ータ14により印字部10のプラテン9を所定位置まで
退避させ、次いで第1の搬送モータ11および第2の搬
送モータ12により上流側トラクタ2,下流側トラクタ
3および搬送ローラ7をそれぞれ駆動する。
【0073】S6〜S9:用紙4の先端が下流側トラク
タ3の所定位置に達し、ジャム検出センサ27がオン作
動するとともに用紙先端検出センサ28がオン作動する
と、搬送ローラ7を停止させ、この後下流側トラクタ3
の目印26の位置に用紙4の先端が達するまでその用紙
4を送って各トラクタ2,3を停止させる。ここで、搬
送ローラ7の停止直前においては、図16に示されてい
るように、上流側トラクタ2と下流側トラクタ3との位
相のずれによって、用紙4は搬送ローラ7と下流側トラ
クタ3との間においてその位相のずれ分だけたるんだ状
態にあり、また搬送ローラ7の停止後においては、図1
7に示されているように、この搬送ローラ7によって用
紙4にバックテンションが付与されるために、この用紙
4のたるみ部が上流側トラクタ2と搬送ローラ7との間
に移動した状態にある。こうして用紙4は下トラクタ
(上流側トラクタ)基準(図16)から上トラクタ(下
流側トラクタ)基準(図17)に変えられる。なお、こ
の上トラクタ基準の場合、下流側トラクタ3のトラクタ
ピン18の位置はトラクタ孔56の前縁側に位置する。
また、図18に示されているように、用紙4のオートロ
ード完了時の停止位置である前記目印26の位置と印字
位置Pとの間の用紙搬送路に沿う距離Lは、用紙4のト
ラクタ孔のピッチの倍数にそのピッチの1/2を加算し
た長さ(n/2+1/4インチ(nは定数))に設定さ
れている。
【0074】S10:後述の自動印字ギャップ調整機構
57を動作させ、用紙4の紙厚に応じてその用紙4とプ
ラテン9との間隔を調整する。なお、前述のように印字
位置Pが目印26に対して距離Lの位置に設定されてい
るので、このギャップ調整はトラクタ孔56上で行われ
ることとなる。したがって、このギャップ調整位置に用
紙4のミシン目,紙ホッチキス,点のりなどが存在する
ことがなく、紙厚の誤検出が防がれ、正確なギャップ調
整を行うことができる。また、本実施例では、ギャップ
調整が用紙のたるみ取り後に行われるので、適切な印字
ギャップを得ることができ、印字品質の向上が図られる
とともに印字ヘッドピンの折れ障害の発生が確実に防が
れる。
【0075】S11,S12:予め設定されている所定
時間が経過しても用紙先端検出センサ28がオン作動し
ないときには、オートロードの再実行回数が予め設定さ
れている所定回数に達していない場合に上流側トラクタ
2の位置まで用紙4を逆送りしてオートロードを再実行
する。 S13:用紙終端検出センサ28がオフ作動したときに
は用紙ホッパ内の用紙4がなくなったということなので
用紙切れのアラームを発し、またジャム検出センサ27
がオン作動しないときおよびオートロードを所定回数再
実行しても用紙先端検出センサ28がオン作動しないと
きには、用紙4の搬送異常があるということなのでオー
トロードジャムのアラームを発する。
【0076】次に、自動印字ギャップ調整機構57の一
例を図19によって説明する。図示の例では、ステッピ
ングモータ14からカム13へ駆動力を伝達する歯車系
の途中に、カム13に所定値以上の回転トルクが付与さ
れるときにそのカム13への駆動力の伝達を遮断するト
ルクリミッタ58が設けられている。また、前記ステッ
ピングモータ14にはそのステッピングモータ14のス
テップ数を計数する計数手段が付設されている。
【0077】このような構成の自動印字ギャップ調整機
構57による印字ギャップの調整は次のようにして行わ
れる。図20(a)に示されるように、予めホームポジ
ションセンサ59により検知されるプラテン9のホーム
ポジションと、このプラテン9が印字ヘッド8に接触す
る位置(鎖線位置)との距離Xがステッピングモータ1
4のステップ数によって記憶されている。こうして、プ
ラテン9が印字ヘッド8から退避した状態で、印字され
るべき用紙4がそれら印字ヘッド8とプラテン9との間
に搬送されて所定位置に停止されると、図20(b)に
示されるように、ステッピングモータ14が駆動されて
カム13の回転によりプラテン9が印字ヘッド8側へ押
付けられる。このプラテン9の押付けによってカム13
の回転トルクが所定置に達すると、トルクリミッタ58
によりカム13への駆動力の伝達が遮断される。次に、
図20(c)に示されるように、このプラテン9の押付
け状態からステッピングモータ14が逆回転され、この
プラテン9がホームポジションを検知するまでのステッ
プ数によりそのプラテン9の退避距離Yが求められる。
そして、距離X−距離Yによって用紙4の厚みが演算さ
れ、この用紙厚にもとづいて適正な印字ギャップが演算
される。
【0078】次に、用紙4のオートロード後の通常印字
時における制御手順を図21に示されているフローチャ
ートにもとづき説明する。
【0079】T1〜T3:用紙4のオートロード後にお
いてその用紙4の先端は下流側トラクタ3の目印26の
位置にある。この状態においてスタートスイッチをオン
操作すると、装置がオンラインモードとなって、用紙長
入力手段により予め入力されている用紙のページ長デー
タに応じてその用紙の送り量が演算され、用紙先端から
2ページ目以降のミシン目Mが印字位置Pに一致するま
で用紙4が一定量送られる(図18の矢印C参照)。な
お、用紙4の切り取りなどによって用紙を手動操作によ
り送る場合には、用紙先端を目印26の位置に合わせて
スタートスイッチをオン操作することで、前述と同様に
用紙4が一定量送られることとなる。この場合、用紙4
の送り方向は必ずしも順送り方向とは限らず、この用紙
4のオートロード完了後においてその用紙4のミシン目
M位置が印字位置Pに対して用紙搬送方向の下流側にあ
る場合には、用紙4のページ長データに応じてその用紙
4が下流側トラクタ3から外れない範囲で、用紙先端か
ら2ページ目以降のミシン目Mが印字位置Pに一致する
まで用紙4を逆送り方向に送るようにできる。このよう
に用紙4のページ長に応じて用紙送り方向を変えること
で無駄紙を最小限に抑えることができる。
【0080】T4,T5:印字指令により印字部による
印字が開始され、印字終了指令により印字が終了する。 T6〜T8:印字終了後一定時間が経過すると、印字位
置Pから下流側トラクタ3の目印26の位置までの距離
L分だけ用紙4が順方向に送られ、最終印字ページまで
の印字がすぐに確認できるようにされる。また、次の印
字指令がなされると、順送り時の距離Lと同じ距離分だ
け用紙4は逆方向に送られ、これによって印字位置Pに
ミシン目が合った状態から次の印字が開始される。
【0081】次に、用紙4の先頭ページからの印字(先
頭印字)を行う場合の制御動作について説明する。この
先頭印字時には、用紙4のオートロード完了後その用紙
4の先端が印字位置Pに一致するまで用紙4が逆送りさ
れ、この後印字が開始される。この先頭印字中において
は、初期の段階で用紙4は上流側トラクタ2と搬送ロー
ラ7とによって下トラクタ(上流側トラクタ)基準にて
送られ、用紙4が下流側トラクタ3に掛けられた後に搬
送ローラ7が停止されて上トラクタ(下流側トラクタ)
基準に切換えられることとなる。また、この下トラクタ
基準による用紙4の搬送時において、搬送ローラ7は上
流側トラクタ2の送り速度よりも速い速度で駆動され
る。こうすることで、上流側トラクタ2と搬送ローラ7
との間での用紙4の斜行を防ぐことができ、より良い印
字品質を得ることができる。なお、この先頭印字を行う
か前述のような通常印字(用紙4を下流側トラクタ3の
トラクタピン18に装着した状態での印字)を行うか
は、予めセットアップモードとしてユーザーが設定でき
るようにされている。
【0082】次に、この先頭印字における制御手順を図
22に示されているフローチャートにもとづき説明す
る。
【0083】U1〜U10:図15に示されている用紙
4のオートロード時における制御手順のS1〜S10と
同様であるので、詳細な説明は省略する。 U11:用紙4が下流側トラクタ3のトラクタピン18
に装着されている状態から上流側トラクタ2および下流
側トラクタ3を逆方向(用紙後退方向)に回転させる。 U12〜U14:用紙先端検出センサ28がオフ作動し
た後、更に上流側トラクタ2および下流側トラクタ3を
逆回転させ、この用紙先端検出センサ28のオフ作動か
ら所定距離だけ用紙4を逆送し、用紙先端が印字位置P
に達したときにそれら上流側トラクタ2および下流側ト
ラクタ3の駆動を停止する。
【0084】U15:CPUからの印字開始指令にもと
づき印字を開始する。なお、この先頭印字時には、用紙
4が下流側トラクタ3に掛けられて搬送ローラ7が停止
されるまでは、用紙4は上流側トラクタ2と搬送ローラ
7とによって下トラクタ(上流側トラクタ)基準で送ら
れる。 U16:ステップU3の判定において用紙終端検出セン
サがオフ作動したときには、用紙ホッパ内の用紙4がな
くなったということなので用紙切れのアラームを発し、
またステップU6の判定においてジャム検出センサ27
がオン作動しないとき、もしくはステップU7の判定に
おいて用紙先端検出センサ28がオン作動しないとき、
もしくはステップU12の判定においてトラクタの逆回
転によっても用紙先端検出センサ28がオフ作動しない
ときには、用紙4の搬送異常があるということなのでジ
ャム状態を知らせるアラームを発する。
【0085】次いで、先頭印字を行う際の制御手順の変
形例を図23に示されているフローチャートにもとづき
説明する。この変形例は、上流側トラクタ2,下流側ト
ラクタ3等におけるベルト,ギア,モータなどのバック
ラッシュによる影響を取り除くために、先のフローチャ
ートにおけるステップU14をU14AおよびU14B
に置き換えたものである。これら以外の各ステップにつ
いては先のフローチャートと変わるところがない。
【0086】U14A〜U14B:用紙先端検出センサ
28のオフ作動から上流側トラクタ2および下流側トラ
クタ3を逆回転させ、用紙先端が印字位置Pに達してか
ら更にバックラッシュに相当するα分だけ逆回転させ
る。この後、これら上流側トラクタ2,下流側トラクタ
3および搬送ローラ7をそのα分だけ正回転させ、これ
によってバックラッシュ取りを行う。
【0087】前述されているように、先頭印字時には用
紙4が下流側トラクタ3に掛けられていないために、用
紙送りの基準が上流側トラクタ2とされている。しか
し、印字品質の面では下流側トラクタ3を基準にしてそ
の下流側トラクタ3と搬送ローラ7との間で用紙4を張
った状態(図17の状態)で用紙送りを行った方がその
用紙4の微小なずれに対して有効である。ところが、こ
のように上流側トラクタ基準(下トラクタ基準)から下
流側トラクタ基準(上トラクタ基準)への切換え時に印
字ずれが発生するため、この印字ずれを補正することが
必要となる。本実施例では、前述の下トラクタ基準から
上トラクタ基準への切換タイミング、言い換えれば搬送
ローラ7の停止タイミングを、用紙4のページ間のミシ
ン目が印字位置Pに一致するタイミングに設定し、これ
によって下トラクタ基準から上トラクタ基準へ切換わる
際の印字ずれを補正するようにされている。
【0088】次に、この印字ずれ補正を図24に示され
ているフローチャートにもとづいて説明する。
【0089】V1〜V3:先頭印字時に、印字開始指令
にもとづく印字開始によって一行印字を行い、この後上
流側トラクタ2,下流側トラクタ3および搬送ローラ7
を同時に正回転させて用紙4を順送りし、用紙先端検出
センサ28がオン作動するまでそれら一行印字および用
紙送りを繰り返す。 V4〜V5:用紙先端検出センサ28がオン作動した後
に、CPUから送られてくるページ間信号がオン作動す
るまで用紙4は下トラクタ基準で送られる。ページ間信
号がオン作動すると搬送ローラ7を停止させ、これによ
って上トラクタ基準に切換える。こうして、ページ間が
印字位置に来たときに上下のトラクタ基準の切換えが行
われ、印字ずれの補正がページ間の非印字保証領域で行
われる。このように印字ずれ補正がなされた後は通常印
字に移行する。
【0090】前述の説明では印字ずれ補正をページ間で
行うものとしたが、下流側トラクタ3に用紙4が掛かっ
たことを検出した後に同一ページ内で印字ずれ補正を行
う実施例も可能である。この他の実施例に係る印字ずれ
補正を図25に示されているフローチャートにもとづい
て説明する。
【0091】W1〜W3:先頭印字時に、印字開始指令
にもとづく印字開始によって一行印字を行い、この後上
流側トラクタ2,下流側トラクタ3および搬送ローラ7
を同時に正回転させて用紙4を順送りし、用紙先端検出
センサ28がオン作動するまでそれら一行印字および用
紙送りを繰り返す。 W4:用紙先端検出センサ28がオン作動することによ
って用紙4が下流側トラクタ3に掛かったことを検出さ
れると、搬送ローラ7を停止させるとともに、用紙4に
対して上流側トラクタ2と下流側トラクタ3との位相差
(補正量)分だけそれら上流側トラクタ2および下流側
トラクタ3を正回転させ、これによって上トラクタ基準
への切換えを行う。なお、この印字ずれ補正を行った後
は通常印字に移行する。
【0092】ところで、前述のような先頭印字において
は、用紙4の腰が強いか弱いかによって印字品質の差が
顕著に現れる。言い換えれば、薄い用紙もしくは幅の狭
い用紙のように腰の弱い用紙においては、印字ヘッドが
動くことによって印字されるべき用紙が左右に振られて
印字品質が極めて悪くなる。このために、本実施例で
は、用紙4の腰の強弱を検出し、先頭印字指令が出され
ても腰の弱い用紙の場合にはその先頭印字動作を中止す
るようにされている。
【0093】用紙厚みは、前述されているように(図2
0参照)自動ギャップ調整機構動作時(図22における
ステップU10)に測定される。この測定の結果、印字
されるべき用紙が所定厚さ未満のときには、先頭印字指
令が出されていてもその先頭印字動作が中止され、2ペ
ージ目以降からの通常印字動作が行われる。
【0094】また、用紙幅は、図26に示されている用
紙幅検出機構60によって検出される。この用紙幅検出
機構60は、図8に示されるようなトラクタスライド機
構によって用紙搬送方向に向かって右側に位置する上流
側トラクタ2および下流側トラクタ3が図26で矢印で
示す方向に位置調整されたときに、連結部材41もしく
は支持ブラケット43の位置を幅検出センサ61で検出
することによって用紙幅の変更が検出されるように構成
されている。ここで、この幅検出センサ61としては透
過型もしくは反射型の光センサであっても良いし、連結
部材41等に直接接触するマイクロスイッチであっても
良い。こうして、印字されるべき用紙が所定幅未満のと
きには、先頭印字指令が出されていてもその先頭印字動
作が中止され、2ページ目以降からの通常印字動作が行
われる。なお、この用紙幅の計測データは、自動ギャッ
プ調整機構動作の完了までにCPUへ送られる。
【0095】この先頭印字を実行するか中止するかを判
断するための用紙厚さもしくは用紙幅の所定値は予めC
PUに記憶されるものであるが、このCPUに記憶され
るそれら用紙厚さもしくは用紙幅の設定値をユーザーが
オペレータパネル等で補正できるようにすることもでき
る。
【0096】前述の先頭印字時においては、印字される
べき用紙4として例えば宅配便の伝票等の段差媒体が用
いられた場合等において、用紙搬送および印字動作がス
ムーズに行えないことがある。このために、このような
段差媒体に応じた先頭印字モードが選択できるようにす
ることが望ましい。この段差媒体に応じた先頭印字時の
制御手順を図27に示されているフローチャートにもと
づいて説明する。
【0097】X1〜X5:先頭印字時に、印字開始指令
にもとづく印字開始によって一行印字を行い、次いでプ
ラテン9を退避させて用紙搬送通路を確保し、この後上
流側トラクタ2,下流側トラクタ3および搬送ローラ7
を同時に正回転させて用紙4を一行分順送りする。次
に、自動印字ギャップ調整機構57を動作させて用紙厚
さを検出するとともに印字ギャップを適正ギャップに調
整し、用紙先端検出センサ28がオン作動していない場
合に再度ステップX1〜X4の動作を繰り返す。なお、
このフローには記されていないが、用紙先端検出センサ
28がオン作動する位置まで用紙4が送られてもその用
紙先端検出センサ28がオン作動しない場合にはアラー
ムが発せられる。
【0098】X6〜X8:用紙先端検出センサ28がオ
ン作動すると、先頭印字が終了したと判断して通常印字
に移行する。この通常印字においては、一行印字および
搬送ローラ7を停止させた状態での用紙送りが繰り返さ
れる。そして、CPUからの印字指令がなくなることに
よってその通常印字動作が停止される。
【0099】このようなフローによって先頭印字を行う
ことにより、搬送時の用紙の振れをなくすことができて
より良好な印字品質を確保することができ、また1枚目
に段差媒体が来ても印字をスムーズに行うことができ
る。
【0100】次に、前述の段差媒体に応じた先頭印字時
の制御手順の変形例を図28に示されているフローチャ
ートによって説明する。
【0101】Y1〜Y3:先頭印字時に、印字開始指令
にもとづく印字開始によって一行印字を行い、次いでホ
ームポジションセンサ59(図20参照)がオン作動す
るまでステッピングモータ14を逆回転させてプラテン
9を退避させ、用紙搬送通路を確保する。なお、このプ
ラテン9の退避時において、ホームポジションセンサ5
9がオン作動するまでのステッピングモータ14のステ
ップ数が計数され、記憶される。
【0102】Y4〜Y6:上流側トラクタ2,下流側ト
ラクタ3および搬送ローラ7を同時に正回転させて用紙
4を一行分順送りする。次に、記憶されているステップ
数だけステッピングモータ14を正回転させてプラテン
9を上昇させ、この後用紙先端検出センサ28がオン作
動していない場合に再度ステップY1〜Y5の動作を繰
り返す。なお、このフローには記されていないが、用紙
先端検出センサ28がオン作動する位置まで用紙4が送
られてもその用紙先端検出センサ28がオン作動しない
場合にはアラームが発せられる。
【0103】Y7〜Y9:用紙先端検出センサ28がオ
ン作動すると、先頭印字が終了したと判断して通常印字
に移行する。この通常印字においては、一行印字および
搬送ローラ7を停止させた状態での用紙送りが繰り返さ
れる。そして、CPUからの印字指令がなくなることに
よってその通常印字動作が停止される。 Y10:ステップY2においてプラテン9を退避させて
もホームポジションセンサ59がオン作動しない場合に
はアラームを発してフローを終了する。
【0104】この変形例に係る制御手順によれば、図2
7の制御手順に比べて適正印字ギャップの調整のための
処理時間が短くて済むので、先頭印字に費やす処理時間
を全体として短くすることができる。
【0105】前述の段差媒体に応じた先頭印字時の制御
は予め検出される用紙厚さが所定厚さ以上のときに行わ
れるのが好ましく、また予め検出される用紙幅が所定幅
以上のときに行われるのが好ましい。
【0106】なお、前述の説明ではオートロード完了後
の先頭印字の場合について述べたが、用紙4を手動操作
により送る場合には、用紙先端を目印26の位置に合わ
せて先頭印字モードを選択することで、前述と同様に先
頭印字が開始されるのは言うまでもない。
【0107】本実施例によれば、下流側トラクタ3のト
ラクタ蓋21の上面に用紙位置合わせ用の目印26が形
成されているので、従来装置のような位置合わせ用のス
ケールが不要となり、用紙搬送ノブ51による用紙先端
の位置合わせを容易にかつ正確に行うことができる。
【0108】本実施例において、用紙4のオートロード
時に用紙先端検出センサ28がオン作動してからその用
紙4を停止させるまでの用紙送り量は機差によってバラ
ツキがある。このために、この機差を補正するスイッチ
を設け、このスイッチにより送り量の調整を行えるよう
にするのが望ましい。
【0109】本実施例の用紙搬送制御装置においては、
用紙搬送手段として、印字部の上流側と下流側とに上流
側トラクタと下流側トラクタとをそれぞれ設けるものに
ついて説明したが、図29に示されているように、下流
側トラクタの代わりに、用紙を挟持して搬送する搬送ロ
ーラとピンチローラとからなる紙送りローラ62を用い
ることも可能である。なお、このように下流側搬送手段
として紙送りローラ62を用いる場合には、この紙送り
ローラ62の下流側に用紙先端検出センサ28’が設置
される。この場合、用紙のオートロード時もしくは先頭
印字時等におけるその紙送りローラ62の制御は本実施
例の下流側トラクタ3の制御と同様に行われる。
【0110】(5)搬送ガイド機構 図30に示されているように、本実施例における搬送ロ
ーラ7の一部を構成するピンチローラ6は、図示されな
いスリット部に上下移動可能に支持されるスロートレバ
ー63の下端部に枢支され、引張りコイルばね64によ
って駆動ローラ5側へ向けて常時付勢される搬送ガイド
65の先端部に保持されている。前記スロートレバー6
3は用紙4のジャム処理時に引張りコイルばね64の付
勢力に抗して実線位置から鎖線位置まで引き上げ操作さ
れ、この操作によってピンチローラ6と駆動ローラ5と
による用紙4の挟持状態が解除されるようにされてい
る。また、このスロートレバー63が引き上げられる
と、マイクロスイッチ66が作動されて上流側および下
流側の各トラクタ2,3および搬送ローラ7の駆動が停
止されるともに、カム13が駆動されることによりプラ
テン9が矢印B方向へ向けて退避位置まで移動される。
なお、このスロートレバー63の引き上げ状態では、機
体フレーム1側に設けられている突起67がそのスロー
トレバー63に設けられているノッチ68に係合してそ
の引き上げ状態が保持される。また、ジャム処理後はス
ロートレバー63を押し下げることで、突起67とノッ
チ68との係合が外れ搬送ガイド65は引張りコイルば
ね64の付勢力によって元の位置に復帰する。
【0111】本実施例の搬送ガイド機構によれば、装置
の上部に配置されているスロートレバー63を引き上げ
操作するだけで搬送系を退避させることができるので、
ジャム処理時等における操作性が極めて良好である。
【0112】前述のように、本発明は、種々に変更可能
なことは明らかである。このような変更は本発明の精神
および範囲に反することなく、また当業者にとって明瞭
な全てのそのような変形、変更は、請求の範囲に含まれ
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例に係るインパクトプ
リンタの側面図である。
【図2】図2は、本発明の一実施例に係るインパクトプ
リンタの部分平面図である。
【図3】図3は、下流側トラクタの右側面図である。
【図4】図4は、下流側トラクタの左側面図である。
【図5】図5は、下流側トラクタの部分平面図である。
【図6】図6は、下流側トラクタの部分拡大断面図であ
る。
【図7】図7(a)(b)は、ロック機構の動作説明図
である。
【図8】図8は、トラクタスライド機構の概略斜視図で
ある。
【図9】図9は、トラクタスライド機構の部分側面図で
ある。
【図10】図10は、トラクタスライド機構の支持部構
造の変形例を示す図である。
【図11】図11は、トラクタスライド機構の支持部構
造の他の変形例を示す図である。
【図12】図12は、用紙搬送ノブの取付位置を示す平
面図である。
【図13】図13は、用紙搬送ノブの操作状態を示す説
明図である。
【図14】図14は、用紙搬送ノブの側面図である。
【図15】図15は、用紙のオートロード時における制
御手順を示すフローチャートである。
【図16】図16は、オートロード時における用紙のた
るみ状態を示す説明図である。
【図17】図17は、オートロード完了後における用紙
のたるみ状態を示す説明図である。
【図18】図18は、用紙オートロード停止位置と印字
位置との関係を示す説明図である。
【図19】図19は、自動印字ギャップ調整機構を示す
斜視図である。
【図20】図20は、用紙厚みの測定例を示す説明図で
ある。
【図21】図21は、用紙のオートロード後の印字時に
おける制御手順を示すフローチャートである。
【図22】図22は、用紙の先頭印字時における制御手
順を示すフローチャートである。
【図23】図23は、用紙の先頭印字時における制御手
順の変形例を示すフローチャートである。
【図24】図24は、印字ずれ補正の制御手順を示すフ
ローチャートである。
【図25】図25は、他の実施例に係る印字ずれ補正の
制御手順を示すフローチャートである。
【図26】図26は、用紙幅検出機構の一例を示す図で
ある。
【図27】図27は、段差媒体に対応する先頭印字時の
制御手順を示すフローチャートである。
【図28】図28は、段差媒体に対応する先頭印字時の
制御手順の変形例を示すフローチャートである。
【図29】図29は、用紙搬送手段の他の例を示す図で
ある。
【図30】図30は、搬送ガイド機構を示す側面図であ
る。
【図31】図31は、従来のダブルトラクタ方式の用紙
搬送装置を示す図である。
【符号の説明】
2 上流側トラクタ 3 下流側トラクタ 4 用紙 5 駆動ローラ 6 ピンチローラ 7 搬送ローラ 8 印字ヘッド 9 プラテン 10 印字部 11 第1の搬送モータ 12 第2の搬送モータ 13 カム 14 ステッピングモータ 18 トラクタピン 21 トラクタ蓋 23 用紙取込部 26 目印 27 ジャム検出センサ 28,28’ 用紙先端検出センサ 30 センサ本体 31 センサレバー 31a 用紙当接面 32 遮蔽板 33 ロック体 34 ロック軸 40 案内用リブ 41 連結部材 42 爪部材 44 支持軸 45,46 駆動軸 47 板ばね 48 板体 49 軸受ブッシュ 51 用紙搬送ノブ 52 機体カバー 53 孔 54 ロッカ 56 トラクタ孔 57 自動印字ギャップ調整機構 60 用紙幅検出機構 62 紙送りローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B41J 11/42 B41J 11/42 A H J M B65H 7/02 B65H 7/02 19/10 19/10 A 20/20 20/20 B 23/188 23/188 Z 23/28 23/28 26/02 26/02 (72)発明者 永富 勉 兵庫県加東郡社町佐保35番(番地なし) 富士通周辺機株式会社内 (72)発明者 岸本 浩司 兵庫県加東郡社町佐保35番(番地なし) 富士通周辺機株式会社内 (72)発明者 深田 義人 兵庫県加東郡社町佐保35番(番地なし) 富士通周辺機株式会社内 (72)発明者 生田 広年 兵庫県加東郡社町佐保35番(番地なし) 富士通周辺機株式会社内 (72)発明者 清家 泰司 兵庫県加東郡社町佐保35番(番地なし) 富士通周辺機株式会社内 (72)発明者 目黒 正和 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−181759(JP,A) 特開 平4−292968(JP,A) 特開 平6−199455(JP,A) 特開 昭62−124969(JP,A) 特開 昭59−146877(JP,A) 特開 平2−151464(JP,A) 特開 昭63−132072(JP,A) 特開 平4−292971(JP,A) 特開 平5−24276(JP,A) 実開 平3−9845(JP,U) 実開 昭59−23682(JP,U) 実開 平5−29055(JP,U) 実開 平5−12149(JP,U) 実公 昭63−29567(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 19/00 - 26/08 B65H 7/02 B41J 11/00 - 11/70

Claims (27)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字部を挟んで用紙搬送方向の上流側と
    下流側とに上流側トラクタと下流側トラクタとをそれぞ
    れ設けてなる用紙搬送装置において、これら上流側トラ
    クタと下流側トラクタとを連結する連結部材と、この連
    結部材を前記用紙搬送方向と直交する方向に移動可能に
    支持する支持軸とを備えることを特徴とする用紙搬送装
    置。
  2. 【請求項2】 さらに、前記上流側トラクタおよび下流
    側トラクタのうちの少なくとも一方のトラクタを貫通す
    るロック軸を設けるとともに、このロック軸に対しその
    トラクタを固定するロック手段を設けることを特徴とす
    る請求項に記載の用紙搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記ロック軸およびロック手段は前記下
    流側トラクタのみに対応して設けられることを特徴とす
    る請求項に記載の用紙搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記連結部材と固定フレームとの間に、
    この連結部材を所定方向に付勢してその連結部材を前記
    支持軸に対し常に一定位置に保持させる弾性部材を介在
    させることを特徴とする請求項乃至のうちのいずれ
    かに記載の用紙搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記上流側トラクタもしくは下流側トラ
    クタは、前記連結部材に突設される少なくとも一個の爪
    部材にねじを介して固定されることを特徴とする請求項
    乃至のうちのいずれかに記載の用紙搬送装置。
  6. 【請求項6】 前記上流側トラクタもしくは下流側トラ
    クタは、前記連結部材に突設される二個の爪部材に挟み
    付けられてその連結部材に固定されることを特徴とする
    請求項乃至のうちのいずれかに記載の用紙搬送装
    置。
  7. 【請求項7】 印字部を挟んで用紙搬送方向の上流側と
    下流側とに上流側トラクタと下流側トラクタとをそれぞ
    れ設けてなる用紙搬送装置において、前記上流側トラクタと前記印字部との間に用紙のオート
    ロード時に用紙を挟持して搬送する搬送ローラを設ける
    とともに、 前記下流側トラクタのトラクタピンの位相を
    前記上流側トラクタのトラクタピンの位相に対して用紙
    のトラクタ孔のピッチに達しない長さだけずらせること
    を特徴とする用紙搬送装置。
  8. 【請求項8】 印字部を挟んで用紙搬送方向の上流側と
    下流側とに上流側搬送手段と下流側搬送手段とをそれぞ
    れ設けるとともに、この上流側搬送手段と前記印字部と
    の間に用紙を挟持して搬送する搬送ローラを設けてなる
    用紙搬送装置において、用紙のオートロード時に、前記
    搬送ローラを前記上流側搬送手段および下流側搬送手段
    と同速度以上の速度で駆動させるとともに、用紙先端が
    所定位置に達するオートロード完了時にその搬送ローラ
    を停止させるように制御するオートロード時制御手段を
    設けることを特徴とする用紙搬送装置。
  9. 【請求項9】 前記オートロード時制御手段は、用紙の
    オートロード時に前記印字部のプラテンを用紙搬送路か
    ら退避させるとともに、用紙のオートロード完了後にそ
    のプラテンと印字ヘッドとのギャップ調整を行うように
    そのプラテンを制御することを特徴とする請求項に記
    載の用紙搬送装置。
  10. 【請求項10】 前記上流側搬送手段および下流側搬送
    手段がいずれも用紙のトラクタ孔にピンを係合させてそ
    の用紙を搬送するトラクタであり、前記所定位置と前記
    印字部による印字位置との間の用紙搬送路に沿う距離
    を、用紙のトラクタ孔のピッチの倍数にそのピッチの1
    /2を加算した長さとし、前記ギャップ調整をそのトラ
    クタ孔上で行うことを特徴する請求項に記載の用紙搬
    送装置。
  11. 【請求項11】 前記所定位置は、前記下流側トラクタ
    の搬送ガイドに設けられる目印位置であることを特徴と
    する請求項10に記載の用紙搬送装置。
  12. 【請求項12】 さらに、用紙のオートロード時にその
    用紙のジャム状態が検出された時に、前記上流側搬送手
    段の位置まで用紙先端を戻すとともに再度オートロード
    を実行するジャム時用紙搬送制御手段を設けることを特
    徴とする請求項に記載の用紙搬送装置。
  13. 【請求項13】 前記ジャム時用紙搬送制御手段は、オ
    ートロードの実行を所定回数繰り返しても用紙のジャム
    状態が解消されない時にそのジャム状態の警告信号を発
    することを特徴とする請求項12に記載の用紙搬送装
    置。
  14. 【請求項14】 印字部を挟んで用紙搬送方向の上流側
    と下流側とに上流側搬送手段と下流側搬送手段とをそれ
    ぞれ設けるとともに、この上流側搬送手段と前記印字部
    との間に用紙を挟持して搬送する搬送ローラを設けてな
    る用紙搬送装置において、 用紙のオートロード完了後に、前記搬送ローラを停止さ
    せた状態でこの用紙のページ長データに応じて前記印字
    部による印字位置がその用紙のページ先頭の書き出し位
    置に一致するまで前記上流側搬送手段および下流側搬送
    手段によりその用紙を前進方向に送った後に印字を開始
    する通常印字時制御手段を設けることを特徴とする用紙
    搬送装置。
  15. 【請求項15】 前記通常印字時制御手段は、用紙のオ
    ートロード完了後にその用紙のページ先頭の書き出し位
    置が前記印字部より用紙搬送方向の下流側にある場合
    に、用紙のページ長データに応じてその用紙が前記下流
    側搬送手段から外れない範囲で、前記印字部による印字
    位置がその用紙のページ先頭の書き出し位置に一致する
    まで前記上流側搬送手段および下流側搬送手段によりそ
    の用紙を後退方向に送った後に印字を開始するように制
    御することを特徴とする請求項14に記載の用紙搬送装
    置。
  16. 【請求項16】 印字部を挟んで用紙搬送方向の上流側
    と下流側とに上流側搬送手段と下流側搬送手段とをそれ
    ぞれ設けるとともに、この上流側搬送手段と前記印字部
    との間に用紙を挟持して搬送する搬送ローラを設けてな
    る用紙搬送装置において、用紙の先頭印字時に、用紙の
    先端位置が前記下流側搬送手段の位置にある状態から、
    前記搬送ローラを停止させた状態で前記印字部による印
    字位置がその用紙の先端位置に一致するまで前記上流側
    搬送手段および下流側搬送手段によりその用紙を後退方
    向に送った後に印字を開始するように制御する先頭印字
    時制御手段を設けることを特徴とする用紙搬送装置。
  17. 【請求項17】 前記先頭印字時制御手段は、前記上流
    側搬送手段および下流側搬送手段により前記用紙を後退
    方向に送る際に所要のバックラッシュ分だけ余分に送
    り、次いでそれら上流側搬送手段,下流側搬送手段およ
    び前記搬送ローラをそのバックラッシュ分だけ前進方向
    に送り、この後に印字を開始するように制御することを
    特徴とする請求項16に記載の用紙搬送装置。
  18. 【請求項18】 前記先頭印字時制御手段は、用紙の先
    頭印字実行中に、前記搬送ローラを前記上流側搬送手段
    および下流側搬送手段と同速度以上の速度で駆動させる
    とともに、用紙先端が前記下流側搬送手段の位置に達し
    たときにその搬送ローラを停止させるように制御するこ
    とを特徴とする請求項16に記載の用紙搬送装置。
  19. 【請求項19】 前記先頭印字時制御手段は、前記搬送
    ローラの停止後にその搬送ローラと前記下流側搬送手段
    との間に生ずる用紙のずれ量だけ前記上流側搬送手段お
    よび下流側搬送手段を駆動させるように制御することを
    特徴とする請求項18に記載の用紙搬送装置。
  20. 【請求項20】 前記先頭印字時制御手段は、用紙先端
    が前記下流側搬送手段の位置に達した後であってその用
    紙のページ間が前記印字部による印字位置に達したとき
    にその搬送ローラを停止させるように制御することを特
    徴とする請求項18に記載の用紙搬送装置。
  21. 【請求項21】 前記先頭印字時制御手段は、予め検出
    される用紙厚さが所定厚さ未満のときに、先頭印字指令
    にかかわらずその印字部による先頭印字動作を中止させ
    るように制御することを特徴とする請求項16に記載の
    用紙搬送装置。
  22. 【請求項22】 前記先頭印字時制御手段は、予め検出
    される用紙幅が所定幅未満のときに、先頭印字指令にか
    かわらず前記印字部による先頭印字動作を中止させるよ
    うに制御することを特徴とする請求項16に記載の用紙
    搬送装置。
  23. 【請求項23】 前記先頭印字時制御手段は、前記先頭
    印字時に、一行印字を行う毎に前記印字部のプラテンと
    印字ヘッドとのギャップを適正ギャップに調整するとと
    もに、用紙送り動作はそのギャップを広げた状態で行う
    ように制御することを特徴とする請求項16に記載の用
    紙搬送装置。
  24. 【請求項24】 前記一行印字毎のギャップ調整は、予
    め検出される用紙厚さが所定厚さ以上のときに行われる
    ことを特徴とする請求項23に記載の用紙搬送装置。
  25. 【請求項25】 前記一行印字毎のギャップ調整は、予
    め検出される用紙幅が所定幅以上のときに行われること
    を特徴とする請求項23に記載の用紙搬送装置。
  26. 【請求項26】 前記上流側搬送手段および下流側搬送
    手段がいずれも用紙のトラクタ孔にピンを係合させてそ
    の用紙を搬送するトラクタであることを特徴とする請求
    8,9,12乃至25のうちのいずれかに記載の用紙
    搬送装置。
  27. 【請求項27】 前記上流側搬送手段が用紙のトラクタ
    孔にピンを係合させてその用紙を搬送するトラクタであ
    り、前記下流側搬送手段が用紙を挟持して搬送する紙送
    りローラであることを特徴とする請求項8,9,12
    25のうちのいずれかに記載の用紙搬送装置。
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