JP2846189B2 - コイル搬送用天井クレーンの先荷検出装置 - Google Patents

コイル搬送用天井クレーンの先荷検出装置

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JP2846189B2 JP21457192A JP21457192A JP2846189B2 JP 2846189 B2 JP2846189 B2 JP 2846189B2 JP 21457192 A JP21457192 A JP 21457192A JP 21457192 A JP21457192 A JP 21457192A JP 2846189 B2 JP2846189 B2 JP 2846189B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコイル搬送用天井クレー
ンの先荷検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コイル搬送用天井クレーンとしては、従
来、例えば、図4(A) 正面図及び(B)側面図に示すよう
に、縦行可能のクレーン桁01の上の横行トロリ02
と、これから前後1対の巻上索03で懸吊されたコイル
吊具04と、これに装備され対称的に前後移動可能の前
後1対のコイル掴み用対向L字状フックアーム05等か
ら構成されるものが知られている。この種のクレーンで
は、地上06に配置され左右1対の枕部材よりなるスキ
ッド07の上にコイル08を安全に荷役するため、上記
1対のスキッドの間に所定傾斜角度で配設された反射板
09と、横行トロリ02上にコイル吊具04と懸吊した
コイル08とを避けて反射板09を照射できるように配
設された反射型光電センサー010から構成された先荷
検出装置011が設けられている。この種の装置では、
反射板09からの反射がないとき、すなわち、既に先荷
のコイル08があるときには、コイル吊具04の巻下げ
を停止し、天井クレーンを他場所へ移動し、また、反射
光012が検出されたときには、コイル吊具04を下降
し、スキッド07の上にコイル08を載置する。
【0003】しかしながら、このような装置では、下記
のような欠点がある。 (1) 反射板09はスキッド07上に載置されたコイル0
8との距離が短いので、高温のコイル08がスキッド0
7上に載置されたときは反射板09が変形して、したが
って正しい反射が不可能となり、スキッド07とコイル
08との位置合わせ精度が大巾に低下し、コイル荷役の
安全性が問題になる。 (2) 水蒸気等が発生する環境では、光電センサー010
が作動せず、したがって先荷検出が不可能で、信頼性が
低下する。 (3) コイル08を2段積する場合、反射板09が1段目
のコイル08により遮られてしまうので、光電センサー
010からの光を反射することができず、したがって先
荷検出が不可能で、汎用性に乏しい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みて提案されたもので、高温コイルを扱った際
にも、また水蒸気等が存在する際にも、さらにコイルを
2段以上重ねる際にも有効な、したがって安全性,信頼
性,自動化性及び汎用性に優れたコイル搬送用天井クレ
ーンの先荷検出装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明はコ
イルの水平中心孔に軸線方向からそれぞれ対称的に下端
フック部を挿入して上記コイルを抱持し、上記コイルの
荷重がなくなるとフック部を開くことができるコイル搬
送用天井クレーンにおいて、前後1対の開閉フックアー
ムの竪部材に沿ってそれぞれ昇降可能に付設され両下端
フック部の対向端の距離が上記コイルの軸長より小さく
することができる前後1対の対向L字状耐熱性可動触手
フックと、上記フックアームの竪部材の上部に突設され
上記触手フックの上端と当接すると巻下げ停止信号及び
先荷有表示信号を出力するリミットスイッチと、吊り状
態の上記コイル下端からの上記触手フックの下方突出高
さより高い高さを有するスキッドとを具えたことを特徴
とする。
【0006】
【作用】このような構成によれば、下記の作用が行われ
る。 (1) 各フックアームの竪部材に沿って移動可能であると
ともに、下端フック部の対向する触手間の水平距離がコ
イルの軸長より小さくすることができる耐熱性触手フッ
クを設けているので、上記各フックアームで懸吊された
コイルの下方の別のコイルの存在、すなわち先荷検出が
可能で、その際、上記触手フックが高温コイルを扱った
場合でも、また雰囲気が水蒸気の場合でも、さらにコイ
ルを2段以上重ねる場合でも有効である。 (2) 上記フックアームの竪部材の上部に突設され上記触
手フックの上端と当接すると巻下げ停止信号と先荷有表
示信号を出力するリミットスイッチとを設けているの
で、上記触手フックが上記フックアームに懸吊されたコ
イルの下方の先荷コイルへの激突を防止することができ
るとともに、次工程作業を指令できる。 (3) 吊り状態の上記コイルからの上記触手フックの下方
突出高さより高い高さを有するスキッドを設けているの
で、上記触手フックが地上に激突するのを防止すること
ができる。
【0007】
【実施例】本発明を図4に示した公知のコイル搬送用天
井クレーンに適用した一実施例を図面について説明する
と、図4と同一の符号はそれぞれ同図と同一の部材を示
し、まず、図1(A) 正面図及び(B) 側面図において、1
は各フックアーム05の竪部材外端面に沿ってそれぞれ
移動可能であるとともに、下端部の互いに対向する屈折
触手間の水平距離B1 が、上記コイル08の軸長B2
り小さくすることができる耐熱性可動触手フックであ
る。2は各フックアーム05の竪部材外端面下部に突設
され触手フック1の上下方向移動を案内するガイド、3
は触手フック1の上端に突設されガイド2と協働して触
手フック1の下端がフックアーム05に抱持されたコイ
ル08の下端から下方へ突出高さH1 だけ突出できるよ
うに形成されたストッパーである。4はフックアーム0
5の外端面上部に突設され、先荷有表示信号又は警報用
信号(以下先荷有表示信号という)5や巻下げ停止信号
6が出力可能なリミットスイッチ、7は触手フック1の
突出高さH1 より高い高さH2 を有するスキッドであ
る。
【0008】このような装置において、同図はフックア
ーム05,05の水平フック部をコイル08の中心孔に
挿入して、コイル08を抱持した状態のコイル吊具04
をある先荷のコイル08が置かれたスキッド7の位置へ
降下し、丁度触手フック1,1の下端のフック部が先荷
のコイル08上に接したところを示す。コイル吊具04
が更に若干降下すると、触手フック1,1はそれぞれフ
ックアーム05,05に対し相対的に矢印8の方向へ上
昇し、触手フック1の上端がリミットスイッチ4と接触
して、いずれか一方又は両方のリミットスイッチ4が、
例えばオフからオンに変わり、その信号がクレーンの運
転室の図示省略の制御機構へコイル吊具04の先荷有表
示信号5及び巻下げ停止信号6として送られる。上記制
御機構では巻下げ停止信号6によりコイル吊具04の巻
下げを自動停止させ、また先荷有表示信号5により手動
又は自動制御でコイル吊具04を上昇,水平移動させて
他のスキッド7の位置へ移し、同一要領でコイル吊具0
4の降下,先荷検出を行う。
【0009】次に、図2(A) 正面図及び(B) 側面図は、
スキッド7上に先荷が検出されなかったとき、コイル0
8をスキッド7上に降ろす状態を示す。コイル吊具04
が降下すると、最初にコイル08の下端周面がスキッド
7の上面に接し、フックアーム05,05の水平フック
部がコイル孔内面から下に離れる。このフックアーム0
5の荷重離しは一般にフックアーム05上の、又は巻上
索03の荷重検出などで行われ、これによってコイル吊
具04の巻下げが停止される。続いて1対のフックアー
ム05,05の前後方向水平開き操作によって、触手フ
ック1,1がフックアーム05,05と一緒に開き、コ
イル吊具04の上昇及び横移動操作で次のコイル08の
搬送が繰返される。上述したように、図1で触手フック
1,1が先荷のコイル08上に降下して接したとき、コ
イル吊具04の降下の反力は触手フック1,1のフック
アーム05に対する上方への摺動で吸収され、触手フッ
ク1のフック部には自重だけの反力荷重が作用するだけ
である。
【0010】さらに、図3側面図はコイル吊具04によ
り、コイル08を他の左右1対の先荷コイル08,08
の上に段積する場合を示す。コイル吊具04を段積みす
べき位置近くで降下操作し、触手フック1の下端がいず
れかの先荷のコイル08上に接したときには、図1で示
した場合と同一要領で触手フック1のリミットスイッチ
4でコイル吊具04の降下が自動停止される。コイル吊
具04が先荷コイル08,08の中間位置に降下したと
きは、触手フック1は先荷コイル08と接触せず、吊り
状態のコイル08が2個の先荷コイル08,08に乗っ
てフックアーム05が吊り状態のコイル08の荷重がな
くなり、したがって、コイル吊具04が降下停止し、そ
れからコイル吊具04をコイル08から外し、上昇、横
移動が順次行われる。本発明による装置の構成は、上述
した実施例により限定されず、例えばコイル吊具04の
形式,触手フック1の設け方,リミットスイッチ4の形
式等は、更に他の異なった種類の機器を使用し、本発明
要旨の範囲で設計を変更して実施できるものである。
【0011】このような、実施例の装置によれば、下記
効果が奏せられる。 (1) 各フックアームの竪部材に沿って移動可能であると
ともに、下端フック部の対向する触手間の水平距離がコ
イルの軸長より小さくすることができる耐熱性触手フッ
クを設けているので、上記各フックアームで懸吊された
コイルの下方の別のコイルの存在、すなわち先荷検出が
可能で、その際、上記触手フックが高温コイルを扱った
場合でも、また雰囲気が水蒸気の場合でも、さらにコイ
ルを2段以上重ねる場合でも有効で、したがってコイル
荷役の安全性,信頼性及び汎用性が向上する。 (2) 上記フックアームの竪部材の上部に突設され上記触
手フックの上端と当接すると巻下げ停止信号と先荷有表
示信号を出力するリミットスイッチとを設けているの
で、上記触手フックが上記フックアームに懸吊されたコ
イルの下方の先荷コイルへの激突を防止することができ
るとともに、次工程作業を指令でき、したがってコイル
荷役の安全性及び自動化性が向上する。 (3) 吊り状態の上記コイルからの上記触手フックの下方
突出高さより高い高さを有するスキッドを設けているの
で、上記触手フックが地上に激突するのを防止すること
ができ、したがってコイル荷役の安全性が向上する。
【0012】
【発明の効果】要するに本発明によれば、コイルの水平
中心孔に軸線方向からそれぞれ対称的に下端フック部を
挿入して上記コイルを抱持し、上記コイルの荷重がなく
なるとフック部を開くことができるコイル搬送用天井ク
レーンにおいて、前後1対の開閉フックアームの竪部材
に沿ってそれぞれ昇降可能に付設され両下端フック部の
対向端の距離が上記コイルの軸長より小さくすることが
できる前後1対の対向L字状耐熱性可動触手フックと、
上記フックアームの竪部材の上部に突設され上記触手フ
ックの上端と当接すると巻下げ停止信号及び先荷有表示
信号を出力するリミットスイッチと、吊り状態の上記コ
イル下端からの上記触手フックの下方突出高さより高い
高さを有するスキッドとを具えたことにより、高温コイ
ルを扱った際にも、また水蒸気等が存在する際にも、さ
らにコイルを2段以上重ねる際にも有効な、したがって
安全性,信頼性,自動化性及び汎用性に優れたコイル搬
送用天井クレーンの先荷検出装置を得るから、本発明は
産業上極めて有益なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を図4に示す公知のコイル搬送用天井ク
レーンに適用した一実施例で先荷のコイルがある場合を
示し、同図(A) ,(B) はそれぞれ側面図,正面図であ
る。
【図2】図1の実施例において先荷のコイルがない場合
を示し、同図(A) ,(B) はそれぞれ側面図,正面図であ
る。
【図3】図1の実施例において2段積する場合を示す正
面図である。
【図4】公知のコイル搬送用天井クレーンの反射板式先
荷検出装置を示し、同図(A) ,(B) はそれぞれ正面図,
側面図である。
【符号の説明】
1 触手フック 2 ガイド 3 ストッパー 4 リミットスイッチ 5 先荷有表示信号 6 巻下げ停止信号 7 スキッド 8 矢印 03 巻上索 04 コイル吊具 05 フックアーム 06 地上 08 コイル B1 距離 B2 軸長 H1 突出高さ H2 高さ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B66C 13/00 - 15/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルの水平中心孔に軸線方向からそれ
    ぞれ対称的に下端フック部を挿入して上記コイルを抱持
    し、上記コイルの荷重がなくなるとフック部を開くこと
    ができるコイル搬送用天井クレーンにおいて、前後1対
    の開閉フックアームの竪部材に沿ってそれぞれ昇降可能
    に付設され両下端フック部の対向端の距離が上記コイル
    の軸長より小さくすることができる前後1対の対向L字
    状耐熱性可動触手フックと、上記フックアームの竪部材
    の上部に突設され上記触手フックの上端と当接すると巻
    下げ停止信号及び先荷有表示信号を出力するリミットス
    イッチと、吊り状態の上記コイル下端からの上記触手フ
    ックの下方突出高さより高い高さを有するスキッドとを
    具えたことを特徴とするコイル搬送用天井クレーンの先
    荷検出装置。
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KR101384130B1 (ko) * 2012-07-24 2014-04-10 주식회사 포스코 무인 크레인 제어 장치 및 그 제어 방법
KR101372821B1 (ko) * 2012-08-07 2014-03-12 주식회사 포스코 무인 크레인 제어 장치 및 그 제어 방법

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