JP2846103B2

JP2846103B2 - データベース検索通信制御装置

Info

Publication number: JP2846103B2
Application number: JP2304105A
Authority: JP
Inventors: 哲也河原; 克巳多田村
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1990-11-13
Filing date: 1990-11-13
Publication date: 1999-01-13
Anticipated expiration: 2014-01-13
Also published as: JPH04178771A

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、端末からネットワークを介してデータベー
スの情報検索を行うシステムに係り、特に、利用する端
末の属性に応じて、検索するデータの属性、情報加工方
法を選出し、情報を処理して利用者へ送信するデータベ
ース検索通信制御装置に関する。

〔従来の技術〕

従来、利用者が端末からデータベースに対して情報検
索を行う場合、特開平１−264456号公報に記載のよう
に、端末から電話ならば、音声メッセージが蓄積されて
いるデータベースにアクセスする。すなわち、利用者
は、利用する端末の属性（種類）に応じて、データベー
スに対する通信の可能性を考慮し、情報検索を行ってい
た。

また、データベース提供側も、情報によっては同一の
内容を音声，テキスト通のメディア毎にデータベース化
する必要があった。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術は、利用者の使用する端末が、データベ
ースと通信可能である否かを利用者が前もって考慮しな
ければならず、利用者は、情報検索を行うデータベース
毎に、手持ちの端末で通信可能か否かを予め調べておく
必要があり、情報検索を手軽に行えないという問題があ
った。また、利用者の手持ちの端末の種類によって、通
信可能なデータベースのメディア（音声，テキスト，画
像など）が決まっているので、データベースによって
は、情報提供者の意図に拘らず、利用者が制御されてし
まうものがあり、データを多くの人が共用できない問題
点があった。

本発明の目的は、端末の種類毎に独立してデータベー
スを構築する必要をなくし、利用者が、手持ちの端末で
通信可能か否かを意識することなく、データベースの情
報検索を行うことができるようにすることにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明はデータベース検
索通信制御装置に以下の技術的な手段を設ける。

すなわち、ISDN網に接続した端末から送信された着信
情報の内容を解析し、利用者の使用している端末の属性
を識別する手段と、識別した利用者の端末の属性に応じ
て、データベースから読出す情報のメディアをファイル
属性として選出する手段を設ける。さらに、前記端末の
属性に応じて、前記データベースから読出した情報を、
合成，変換等により前記端末で受信可能な形式に加工す
る方法及び、前記利用者の端末が受信可能な情報提供方
法として，前記データベースからの情報読出し手順及
び、利用者の端末への情報送信手順を示したシナリオを
選出する手段を設ける。また、前記ファイル属性及び加
工方法をテーブルの形で記憶する手段を設ける。そし
て、利用者が指定した情報を、前記ファイル属性に応じ
て前記データベースから読出す手段と、前記データベー
スから読出した情報を、前記情報の加工方法に従って加
工する手段の、前記加工した情報を、上記情報の提供方
法のシナリオ内容に合わせて、利用者の端末に送信する
手段を設ける。

さらに、前記データベース検索通信制御装置におい
て、着信情報の内容では、端末の属性を特定できない端
末では、前記データベース検査通信制御装置に接続後、
前記端末の詳細な属性を前記データベース通信制御装置
に対する最初のデータとして送出する手段を設ける。

〔作用〕

利用者が、端末に情報検索要求を指示すると、端末
は、データベース検索通信制御装置に接続するための処
理を開始する。前記データベース検索通信制御装置で
は、前記端末からの着信メッセージを受取り、メッセー
ジの内容を解析し、利用者の端末の属性を検出する。そ
して、利用者の端末の属性に応じて、データベースから
情報を読出す際のファイルのメディア名、及び、前記デ
ータベースから読出した情報に対して、合成・変換等の
加工を行う方法を制御テーブルから選出し、前記ファイ
ルのメディア名及び加工方法を記憶する。

利用者が、検索したい情報名を、前記データベース検
索通信制御装置へ送出すると、前記データベース検索通
信制御装置では、利用者が検索を要求した情報と、前記
記憶したファイルのメディア名に従ってデータベースか
ら読出す。また、前記利用者の端末が受信可能な情報提
供方法のシナリオを記憶しているファイル名を、制御テ
ーブルから検索し、前記利用者の端末に情報を提供する
ためのシナリオを読出す。そして、前記シナリオに応じ
て、前記データベースから情報を読出す。そして、前記
読出した情報を前記記憶しているメディア毎の加工方法
の内容に従って、情報の加工を行い、前記シナリオに従
って利用者の端末に送信する。

また、前記データベース検索通信制御装置において、
利用者の端末からの着信時に、前記利用者の端末を特定
不能な場合は、前記端末から送出される最初のデータを
持ち、前記最初に送出されたデータを解析することによ
り、前記利用者の端末の属性を特定する。

このようにして、データベース側で提供する情報を利
用者の端末が受信可能な形に変換するので、利用者は、
利用している端末がデータベースからの情報を受信可能
か否かを意識することなく、情報検索することができ
る。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図を用いて説明する。

第１図（ａ）は、本発明の一実施例に係わるデータベ
ース検索システムの構成を示したものである。データベ
ース検索システムは、利用者端末110、ISDN網111、デー
タベース検索通信制御装置112、及び、データベース検
索通信制御装置112が接続するデータベース113を構成要
素に持つ。そして、データベース検索システムにおい
て、利用者は、利用者端末110からISDN網111を介して、
データベース検索通信制御装置112へ情報検索要求を送
出し、データベース113に対する情報検査を行う。ま
た、データベース113は、音声，テキスト，画像情報等
を構成要素として持つ。

第１図（ｂ）は、データベース検索通信制御装置112
の内部構成を示したものである。

データベース検索通信制御装置112は、以下の構成要
素からなる。

回線制御部120は、データベース113に対してアクセス
を希望する利用者との間の接続制御や、受信したメッセ
ージの内容の判別、及び利用者の端末の属性の検出を行
う。メモリ122は、データベース113から情報を読出した
り、データベース113から読出した情報を、加工したり
する際に用いられる制御テーブルを記憶したり、データ
ベース113から読出した情報を、一時的に記憶する。ま
た、データベース管理部123は、制御テーブルに登録さ
れた内容に従って、利用者から要求された情報をデータ
ベース113から読出し、全体制御部124へ送出する。そし
て、全体制御部124は、回線制御部120から受け取った利
用者の端末の属性から、データベース113から情報を読
出したり、読出した情報を加工する際に必要となる内容
を制御テーブルに登録する。また、全体制御部124は、
データベース管理部123から受け取った情報に対して、
制御テーブルに従い、FAX信号変換部126、データ圧縮・
伸長部127、あるいは多重化処理部128において加工を行
う。また、必要に応じて、速度整合部125で情報に対
し、速度整合を行う。

第２図は、全体制御部124において、回線制御部120か
らの端末の属性を受け取った際、及び、データベース管
理部123において、データベース113から読出した情報
を、全体制御部124へ送出する際に参照する対応テーブ
ル200を示したものである。対応テーブル200は、利用者
の端末の属性に応じて、データベース113から読出す情
報のメディア、及びデータベース113から読出した情報
を加工する手段を選手するためのものである。端末の属
性201の要素は、利用者が使用している端末の種類のそ
の属性を表し、ファイルのメディア202の要素は、デー
タベース113から読出すメディアの種別を表している。
また、情報加工処理203の要素は、データベース113から
読出した情報を、利用者の端末が受信できるように加工
する手段を表し、シナリオ204の要素は、データベース1
13から読出した情報を、利用者に送信する際の情報提供
方法のシナリオの格納場所を表している。

第３図は、利用者からの情報検索の要求に対応して、
データベース113から利用者の指定した情報を読出す
際、あるいはデータベース113から読出した情報を加工
する際に参照テーブル300を示したものである。参照テ
ーブル300は、データ送信先301、ファイル属性302、情
報加工手段記憶先303、及び速度整合304からなり、メモ
リ122上に記憶する。参照テーブル300の各要素には、回
線制御部120が着信時にデータ送信先301を登録し、全体
制御部124が、利用者の端末の属性の内容と対応テーブ
ル200とから、ファイル属性302及び情報加工手段記憶先
303を登録する。また、端末に情報を送出する際の速度
整合の要・不要を判別し、速度整合304に登録する。

以下、第４図及び第５図に用いて、本発明の一実施例
におけるデータベース検索通信制御装置の処理の流れを
説明する。

第４図は、全体制御部124において、回線制御部120か
ら着信メッセージを受信した後、利用者の端末の属性に
応じて、データベース113から読出すメディア要素、及
びデータベース113から読出した情報の加工手段を選出
し、記憶するまでの処理フローを示したものである。

利用者のデータベース接続要素に対応する着信メッセ
ージを、回線制御部120で受信すると、回線制御部120で
は、着信メッセージから利用者の使用している端末属性
を取り出し、全体制御部124に送出する。その後、回路
制御部120は、端末との間での接続処理を行う。

全体制御部124は、回線制御部120が受信した着信メッ
セージに対応する、端末属性メッメージを受信すると
（400）、利用者の端末の属性が特定可能か否か判別す
る（401）。端末の属性が特定できない場合、利用者の
端末からのメッセージを待ち（402）、メッセージを受
信すると、詳細な端末属性受信情報として取込む（40
3）。利用者の端末の属性が特定可能になると、メモリ1
22上の対応テーブル200を読出し（404）、端末属性情報
から利用者の端末の種類を判別し（405）、端末の属性
に応じて処理を行う。

ここで、利用者の端末の種類が電話と判断した場合、
対応テーブル200の端末の属性201が電話である要素を検
索し、検索の結果、ファイル属性として音声要素を選出
する（406）。そして、利用者の端末の属性から、速度
整合の必要性の有無を判別し（407）、必要がある場
合、情報加工手段として速度整合の処理内容を選出する
（408）。必要がない場合、情報加工手段は、情報に特
別な加工はしないものとする。そして、選出したファイ
ルの属性及び情報加工手段を、それぞれ参照テーブル30
0のファイル属性302、情報加工手段記憶先303に登録す
る（409）。

利用者の端末の種類がファクシミリと判断した場合、
対応テーブル200の端末の属性201がファクシミリである
要素を検索し、検索の結果、ファイル属性としてテキス
ト要素と画像要素を選出し（410）、情報加工処理203か
らテキスト及び画像データをFAX用に変換する処理を選
出する（411）。さらに、利用者の端末の属性から速度
整合の必要性の有無を判別し（407）、必要がある場合
は、速度整合の処理内容も選出する（408）。そして、
選出した内容を参照テーブル300の該当する要素に登録
する（409）。

利用者の端末の種類がテレビ電話と判断した場合、対
応テーブル200の端末の属性201がテレビ電話である要素
を検索し、検索の結果、ファイル属性として音声要素を
と画像要素を選出し（412）、情報加工処理203から、音
声，画像データをテレビ電話用に圧縮・伸長及び多重化
する処理を選出する（413）。さらに、利用者の端末の
属性から速度整合の必要性の有無を判別し（407）、必
要がある場合は、速度整合の処理内容も選出する（40
8）。そして、選出した内容を参照テーブル300の該当す
る要素に登録する（409）。

利用者の端末の種類がマルチメディア通信装置と判断
した場合、対応テーブル200の端末の属性201がマルチメ
ディア通信装置である要素を検索し、検索の結果、ファ
イル属性として音声要素、テキスト要素及び画像要素を
選出し（414）、情報加工処理203から、マルチメディア
通信装置の属性に応じて、各要素を変換する処理を選手
する（415）。さらに、速度整合の必要性の有無を判別
し（407）、必要がある場合は、速度整合の処理内容も
選出する（408）。そして、選出し内容を参照テーブル3
00の該当する要素に登録する（409）。

利用者の端末の属性が以外の端末の場合、対応テーブ
ル200の端末の属性201が、利用者の端末の属性と同一の
要素を検索し、検索の結果、ファイル属性として、端末
に送出するためにデータベース113から読出す情報のメ
ディアを選出する（416）。さらに、データベース113か
ら読出した情報に対する加工方法を、情報加工処理203
から選出する（417）。そして、速度整合の必要性の有
無を判別し（407）、必要がある場合は、速度整合の処
理内容も選出する（408）。こうして、選出した内容を
参照テーブル300の該当する要素に登録する（409）。以
上の処理により、全体制御部124は、利用者の端末の属
性に応じて、データベース113から読出す情報のメディ
アの種別と、読出した情報の加工手段及び、速度整合方
法を参照テーブル300の該当要素に登録する。

第５図は、データベース管理部123において、全体制
御部124から検索情報名を受信した後、検索情報をデー
タベース113から読出して、全体制御部124に送出するま
での処理フローを示したものである。

データベース管理部123は、利用者が送出した検索情
報名を全体制御部124から受信すると（500）メモリ122
から対応テーブル200及び参照テーブル300を読出す（50
1）。そして、検索情報名から、利用者へ情報提供する
方法として、データベースからの情報読出し手順及び、
利用者の端末への情報送信手順を示したシナリオのファ
イル名を、対応テーブル200のシナリオ204から検索する
（502）。データベース管理部123は、シナリオのファイ
ルに記述されている手順に従い、検索情報名及びファイ
ル属性301に該当する情報を、データベース113から読出
す（503）。そして、読出した情報を全体制御部124へ送
出する（504）。

以上の処理により、データベース管理部123が送出し
た情報を、全体制御部124が受信すると、全体制御部124
では、情報加工処理302の加工処理方法に応じて、FAX信
号変換部126で信号の圧縮やデータ圧縮・伸長部127でFA
X以外の端末に対するデータの圧縮・伸長、あるいは多
重化処理部128で各メディア要素の多重化等の加工を行
い、加工した情報を、必要な場合には速度整合部125で
速度整合を行いながら、シナリオ204に従って回線制御
部120を送出する。そして、回線制御部120では、全体制
御部124が送出した情報を利用者へ送信する。

本実施例によれば、データベース利用者の端末の属性
に応じて、利用者に送信する情報のメディア要素を識別
し、情報に対して合成・変換等の加工を行い、端末が受
信できるように、加工した情報を利用者の端末への情報
送信手順を示したシナリオの内容に応じて送信するの
で、利用者は、データベースに接続可能な端末であるか
否かを意識することなく、データベースに対して情報検
索を行うことができる。また、これにより、端末の種類
毎にデータベースを構築する必要がないので、データベ
ース構築費用の低減が図れる。

ここで、音声合成部を全体制御部12に設けると、利用
者の端末に対して音声データを送出する必要がある場合
は、データベース113からテキスト情報を読出し、テキ
スト情報を音声合成部で変換することにより、音声デー
タを得ることが可能となる。このようにして、データベ
ース113の構成要素から音声ファイルを除外することが
可能となり、データベース構築のために必要なデータ量
を減らすことが可能となる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、利用者がデータベースに対して情報
検索を行う際、利用者の端末の属性に応じて、利用者に
送信する情報のメディア要素を識別し、情報に対して合
成・変換等の加工を行い、端末が受信できるように、加
工した情報をシナリオの内容に応じて送信するので、利
用者は、使用する端末データベースに対して、通信可能
か否かを意識することなく、情報検索を行うことができ
る。さらに、各メディア毎に専用のデータベースを構築
したり、同一データベース内に同じ内容のファイルを、
各端末の種類毎に用意する必要がないので、データベー
ス構築費用の低減が図れる。また、データベース容量の
削減、あるいは同一容量でのファイル数の増加が図れ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）は、本発明の一実施例に係わるデータベー
ス検索システムのブロック図、第１図（ｂ）は、本発明
の一実施例のデータベース検索通信制御装置のブロック
図、第２図は、利用者の端末属性とデータベースから読
出す情報のメディア、読出した情報に対する加工方法、
及び利用者へ情報提供するシナリオの内容との対応を示
した説明図、第３図は、情報読出し時及び情報加工時に
参照するテーブルを示す説明図、第４図は、全体制御部
における参照テーブルへの登録処理フローチャート、第
５図は、データベース管理部における情報読出し及び情
報送出の処理フローチャートである。 112……データベース検索通信制御装置、123……データ
ベース管理部、124……全体制御部、200……対応テーブ
ル、300……参照テーブル。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献特開平２−19972（ＪＰ，Ａ) 特開平２−222356（ＪＰ，Ａ) 特開昭55−156486（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.⁶，ＤＢ名) G06F 17/30 H04L 13/00 H04N 1/21

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】データベースと接続可能であり、利用者端
末から前記データベースに対する情報検索要求を受け取
るデータベース検索通信制御装置において、前記利用者端末からの前記データベースへの情報検索要
求を受信して、受信した内容から前記利用者端末の属性
を判別する回線制御手段と、同一の情報をあらかじめ複数のメディア要素で登録した
データベースと、前記データベース中の複数のメディア要素を、前記利用
者端末の属性に合わせて組み合わせ、情報加工するため
の処理を記述したシナリオを記憶する手段と、前記回線制御手段で判別された属性に応じたシナリオを
前記記憶する手段から選出して、前記選出されたシナリ
オに基づいて、前記データベースに格納されている複数
のメディア要素から必要なメディア要素を選択し、組み
合わせ、情報加工処理を施す手段と、前記情報加工処理結果を前記利用者端末に送信する手段
とを備えることを特徴とするデータベース検索通信制御装
置。
【請求項２】請求項１に記載の検索通信制御装置におい
て、前記メディア要素の各々は、音声データ、テキストデー
タまたは画像データのいずれかであることを特徴とする
検索通信制御装置。