JP2721003B2 - マルチメディア通信方法 - Google Patents

マルチメディア通信方法

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JP2721003B2 JP1044128A JP4412889A JP2721003B2 JP 2721003 B2 JP2721003 B2 JP 2721003B2 JP 1044128 A JP1044128 A JP 1044128A JP 4412889 A JP4412889 A JP 4412889A JP 2721003 B2 JP2721003 B2 JP 2721003B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [概要] 種類の異なったメディア間で情報通信を行うマルチメ
ディア通信方法に関し、 送信側が受信側のメディアの種類を意識せずにデータ
送信できるようにすることを目的とし、 送信側メディアと受信側メディアがセンターを介して
情報通信を行うシステムにおいて、センター内にユーザ
IDテーブルとユーザの持っているメディアの種類とを格
納したメディア情報格納ファイルと、アクセスしてきた
送信側メディアの種類と該送信側メディアの判定を行う
ための情報制御ステータス部とを設けておき(ステップ
1)、送信側メディアがセンターに対して発呼したら、
該センターは情報制御ステータス部により送信側メディ
アの種類とIDを認識すると共に、入力された送信側IDを
検索条件としてメディア情報格納ファイルを参照してID
を検索し(ステップ2)、ID検索の結果が条件に合致し
ていた場合には、送信側メディアに対して受信者IDの入
力要求とデータ転送指令を出し(ステップ3)、メディ
ア情報格納ファイルの受信者IDより相手先電話番号を呼
び出して受信者に電話機のボタン操作によりメディア選
択を行わせ(ステップ4)、送信側メディアから転送さ
れてくるデータのフォーマットを受信側の希望メディア
のデータフォーマットに変換した後転送する(ステップ
5)ように構成する。
[産業上の利用分野] 本発明は種類の異なったメディア間で情報通信を行う
マルチメディア通信方法に関する。
昭和60年より以前は、情報を伝達する各メディアは同
一のメディア間でしか情報の伝達(通信)を行うことは
できなかった。ここで、メディアとは情報を伝送する媒
体のことである。しかしながら、その後のネットワーク
技術の発達により、異種メディア間の通信(マルチメデ
ィア通信)も可能となってきている。それと共に、簡易
な構成で効率よくマルチメディア通信を行うことが要請
されてきている。
[従来の技術] 第10図は従来のマルチメディア通信システムの構成ブ
ロック図である。端末1A,1B,電話2A,2B及びファクシミ
リ(FAX)3A,3Bなる異種のメディアが公衆回線網4A,4B
を介して接続されている。公衆回線網4A,4B間には両方
のメディア間の通信の制御を行うセンター5が設けられ
ている。端末1A,1Bとしては、例えばパーソナルコンピ
ュータ(以下パソコンという)が用いられ、これら端末
1A,1Bと公衆回線網4A,4B間にはモデム(MDM)6A,6Bがそ
れぞれ接続されている。センター5もモデム機能を有し
ている。このように構成されたシステムにおいて、例え
ば端末1AからFAX3Bへ情報の通信を行うといったような
異種メディア間の通信が可能である。
第11図は、このような通信システムを用いて行う従来
のマルチメディア通信のシーケンスを示す図である。図
では、センター5を介して送信側メディア7Aから受信側
メディア7Bへ情報を転送する場合を示している。送信側
メディア7Aから先ずセンター5に発呼すると()、セ
ンター5ではこの発呼を受けて送信側メディアに対して
送信者ID(認識番号)の入力を要求する()。ここ
で、送信者IDとは、メディアの所有者のことであり、1
人の送信者は1種のメディアのみならず複数種のメディ
アを有していることがありうる。
送信側メディア7Aから送信者IDが入力されると
()、センター5は内蔵しているIDファイルを検索す
る。その結果、IDフィルム内に送信者IDが見付かった場
合には、センター5は送信側メディア7Aに対して受信メ
ディアのID入力を要求する()。送信側メディア7A
は、受信側メディアのIDをセンター5に入力する
()。センター5では、再び内蔵されているIDファイ
ルを検索して受信メディアIDがあるかどうかチェック
し、あった場合には送信側メディアに対して転送ファイ
ルの入力を要求する()。送信側メディア7Aは、転送
ファイル(転送すべきデータの集合)をセンターに対し
て入力する()。
一方、センター5は、受信メディアのIDから該当する
受信側メディア7Bに対して発呼する()。受信側メデ
ィア7Bは、この発呼に対して応答をセンター5に返す
()。センター5はこの応答を受けると、送信側メデ
ィア7Aから送られてくるファイルを受信側メディア7Bに
対して転送する()。
[発明が解決しようとする課題] 前述した従来のマルチメディア通信システムでは、テ
キスト→イメージ変換、つまりパソコン→FAX間通信を
ネットワークサービスで行うことができる。しかしなが
ら、従来の方式では送信者が受信者の持つメディアを指
定しなければならなかった。つまり、送信側から受信側
に対して情報を転送する場合、データフォーマットは受
信側メディアの種類によって変化するため、受信側メデ
ィアの種類を知る必要があるのである。
このため、送信側では受信側がどのようなメディアを
持つのか、また受信者がどのようなメディアで情報を受
けたがっているかを予め知っておく必要があった。更
に、受信側メディアのIDなり、電話番号等(電話番号,F
AX番号)を知っておく必要があった。今後は、更に多く
の異種メディア間通信(テキスト→音声変換,FAX→テキ
スト変換,音声→テキスト変換等)で通信が可能となっ
てくることを考慮すると、予め受信側のメディアを知っ
ておくことは非常に面倒である。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであっ
て、送信側が受信側のメディアの種類を意識せずにデー
タ送信できるようにすることができるマルチメディア通
信方法を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 第1図は本発明方法の原理を示すフローチャートであ
る。本発明は、 送信側メディアと受信側メディアがセンターを介して
情報通信を行うシステムにおいて、 センター内にユーザIDテーブルとユーザの持っている
メディアの種類とを格納したメディア情報格納ファイル
と、アクセスしてきた送信側メディアの種類と該送信側
メディアの判定を行うための情報制御ステータス部とを
設けておき(ステップ1)、 送信側メディアがセンターに対して発呼したら、該セ
ンターは情報制御ステータス部により送信側メディアの
種類とIDを認識すると共に、入力された送信側IDを検索
条件としてメディア情報格納ファイルを参照してIDを検
索し(ステップ2)、 ID検索の結果が条件に合致していた場合には、送信側
メディアに対して受信者IDの入力要求とデータ転送指令
を出し(ステップ3)、 メディア情報格納ファイルの受信者IDより相手先電話
番号を呼び出して受信者に電話機のボタン操作によりメ
ディア選択を行わせ(ステップ4)、 送信側メディアから転送されてくるデータのフォーマ
ットを受信側の希望メディアのデータフォーマットに変
換した後転送する(ステップ5)ようにしたことを特徴
としている。
[作用] 受信側メディアの種類と相手先(受信者)IDを認識し
たら、受信側に対して電話をかけて希望メディアを選択
させる。そして、希望メディアが決まったら送信側メデ
ィアからのデータファイルを受信側メディアに適合する
フォーマットにフォーマット変換(メディア変換)して
から、情報転送を行うようにする。このような構成とす
ることにより、送信側メディアは受信側のメディアの種
類を意識せずにデータ送信できることになる。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明す
る。
第2図は本発明方法を実施するマルチメディア通信シ
ステムの構成ブロック図である。第10図の同一のもの
は、同一の符号を付して示す。図において、10はセンタ
ーである。該センター内には、情報制御部10a,メディア
変換部10b及びソフトウェア処理部10cが含まれる。情報
制御部10aはMPUを含み、ソフトウェア処理部10cと共に
送信側と受信側とデータ転送制御を行う。前述したメデ
ィア情報格納ファイルと情報制御ステータス部も該情報
制御部10aに含まれる。メディア変換部10bは送信側メデ
ィアからのデータフォーマットを受信側メディアのデー
タフォーマットに変換するものである。
第3図はセンター10の構成例を示すブロック図であ
る。図において、11は回線と接続される回線接続部、12
は回線からの情報をディジタル信号に変換する他、回線
へ送出する情報をアナログに変換する制御等を行うNCU
で、回線接続部11と接続されている。13はパソコン端末
等と接続されるモデム、14はアクセスしてきた端末の種
類の判定及び入力メディアの判定等を行う情報制御ステ
ータス部、15は回線からのプッシュボタン(PB)信号を
認識するPB認識部である。
16はPCMコーディック(音声信号に対するA/D変換乃至
はD/A変換を行う部分)及びメディア変換を行う変換処
理部、17はユーザIDテーブル及びメディア情報テーブル
よりなるメディア情報ファイル17aを含むメモリ、18は
全体の制御動作を行うMPUである。
第4図はメディア情報格納ファイル17aの構成例を示
す図である。図に示すように、メディア情報格納ファイ
ル17aは、ユーザIDテーブル部とユーザ毎のメディア情
報を格納したメディア情報テーブル部より構成されてい
る。ユーザIDテーブル部としては、一人のユーザに対し
て4バイトが与えられている。メディア情報テーブル部
も、各ユーザ毎に設けられており、その詳細構成は第5
図に示すとおりである。図において、aは歩所持メディ
ア数(1バイト)、bは所持メディア種類(1バイ
ト)、c1はFAX情報(1バイト)、c2はFAX番号(10バイ
ト)、d1は電話情報(1バイト)、d2は電話番号(10バ
イト)、eはPC(パソコン)情報(1バイト)、fはPC
ID(10バイト)である。ここで、所持メディアの種類b
としては、記入データとメディアの関係は、以下のとお
りである。
00;FAXのみ 01;電話のみ 02;PCのみ 03;FAXと電話 04;FAXとPC 05;電話とPC 06;FAXと電話とPC つまり、ユーザによっては持っているメディアの種類
が異なるため、この所持メディア種類bでその種類を予
め特定しておくものである。また、FAX情報c1,電話情報
d1及びPC情報eは 0;使用しない 1;使用する で定義される。また、メディア情報テーブルの最終部
は、所持メディア種類の情報をみて決定される。このよ
うに構成された、第3図回路の動作を第6図に示すフロ
ーチャートを参照しつつ説明すれば、以下のとおりであ
る。
まず、回線が接続されると(S1)、情報制御ステータ
ス部14は情報制御ステータスを見て、電話とPCどちらか
らのアクセスであるかどうか認識する(S2)。第7図は
情報制御ステータス部14の構成例を示す図である。この
受信ステータス部は、先ずアクセスメディアがモデム側
か回線側かを認識し(アクセスしてきた端末の種類の判
定)、回線側であった場合にはそれがFAXであるか電話
であるかの判定(入力メディアの判定)を行う。モデム
13からの信号はキャリア検出部14aに入ってキャリアが
検出され、PB認識部15からの信号は受信コード/キャラ
クタ変換部14bに入って受信コードからキャラクタへの
変換が行われる。これらキャリア検出部14a及び受信コ
ード/キャラクタ変換部14bから受信ステータス14cが得
られる。
一方、これらキャリア検出部14a及び受信コード/キ
ャラクタ変換部14bの出力はメディア判定部14dに入って
メディアの種類が判定される。該メディア判定部14dの
判定のやり方は、以下のとおりである。
テキスト;モデムのキャリア検出ビットで判定 FAX ;モデムで1300Hz信号を検出することで判定 音声 ;送られてきたデータがFAX手順かどうかで
判定 メディアの判定が終わると、続くヘッダ付加部14eで
メディア認識のヘッダが付加されメモリ17に送られる。
ヘッダの種類は、以下のとおりである。
00;テキスト 01;FAX 02;音声 再び第6図に戻る。S2でアクセスの種類を認識した
ら、センターは当該メディアに対して送信者IDの入力を
要求する。この結果、送信者から送信者IDが入力される
(S3)。MPU18は、入力されたIDを基にメディア情報格
納ファイル17aをサーチしてユーザIDの照合と、送信者
が電話であった場合の入力データのキャラクタデータへ
の変換を行う(S4)。この結果、ユーザIDと入力された
IDとが一致した場合には、MPU18は送信者IDに対して入
力を要求する。
MPU18の送信要求に対して、送信側メディアから受信
者IDを入力する(S5)。MPU18は、入力されたIDを基に
メディア情報格納ファイル17aをサーチして受信者IDの
照合を行う(S4)。その結果、ユーザIDのなかに入力さ
れた受信者IDがあった場合には、送信側メディアに対し
てMPU18は転送ファイル入力を要求すると共に、受信者
のパソコンID,電話番号検索処理を行う(S6)。この受
信者のパソコンID,電話番号検索処理はメディア情報格
納ファイル17aのメディア情報テーブル(第5図参照)
を参照することにより行う。
この結果、送信側メディアからは転送ファイルが入力
される(S7)。その一方で、MPU18から受信側メディア
に対して発呼する(S8)。この発呼は、受信者の電話に
対して行われる。受信者は、電話が鳴ると電話を取る。
センターから例えば「こちらは***センターです。○
○○様宛てに、☆☆☆様よりメールが届いています。ど
のメディアで受信しますか?」と呼び掛ける。これに対
して、受信者は例えばPBのボタンを押すことにより受信
するメディアの種類を決める(S9)。なお、複数のメデ
ィアで受信することを可能とするため、YES,NO形式で応
答する。
その応答(一例として受信者がFAX,電話,パソコン端
末を持っているものとする)は次のとおりである。「受
信するメディアを選択して下さい。イエスなら1と#
を、ノーなら0と#を入力して下さい。FAXで受信しま
すか?(入力待ち)電話で受信しますか?(入力待ち)
パソコン端末で受信しますか?(入力待ち)」 この処理が終了すると、MPU18は送られてきた情報の
ヘッダを見てメディアを判定し、受信者の希望するメデ
ィアに変換処理部16でメディア変換して(S10)、受信
者の希望メディアへ転送ファイルを出力する(S11)。
第8図は、マルチメディア通信におけるメディア情報選
択の処理フローを示す図である。第6図のフローチャー
トとほぼ同様なので、その説明は省略する。
次に、メディア情報格納ファイル(第3図の17a及び
第4図,第5図参照)のメディアの登録と削除について
説明する。データの送受信時に拘らずメディア登録と削
除を行うために、「メディア登録ID」なるものを持つよ
うにする。第8図はメディアの追加,削除の処理を示す
フロー図である。メディア側からセンターに対して発呼
すると()、センターでは、これに対し利用者ID入力
の要求を行う()。メディアから利用者IDが入力され
ると()、利用者IDの照合を行い、照合の結果が一致
するとメディアに対して利用コードの入力要求を行う
()。ここで、利用コードとは、メディアの追加,削
除ID番号の変更をそれぞれのコードを入力することによ
り処理するためのコードである。利用コードの入力要求
としては、例えば「処理コードを入力して下さい。」と
いう形でセンターからきいてくるので、これに対し、メ
ディアの登録,削除,変更に応じて予め定まっているコ
ード(利用コード)を入力する()。
例えばメディアを新規に登録する場合、その処理コー
ドを入力すると、センターから「新規の諸事メディア種
類のコードを入力して下さい。」というメッセージが出
される。これに対して、メディアの種類コードを入力す
ると「新規のメディアは○○と◇◇です。」というメッ
セージを出力する。このような処理を行った後、回線を
切断して全ての処理を終わる()。
上述の説明では、メディアとして電話,FAX及びパソコ
ン端末の場合について説明したが、本発明はこれに限る
ものではなく、他の種類の端末を用いてもよい。
[発明の効果] 以上、詳細に説明したように、本発明によれば受信側
メディアの種類と相手先(受信者)IDを認識したら、受
信側に対して電話をかけて希望メディアを選択させ、希
望メディアが決まったら送信側メディアからのデータフ
ァイルを受信側メディアに適合するフォーマットにフォ
ーマット変換(メディア変換)してから、情報転送を行
うようにする構成とすることにより、送信側メディアは
受信側のメディアの種類を意識せずにデータ送信できる
マルチメディア通信方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の原理を示すフローチャート、 第2図は本発明方法を実施するマルチメディア通信シス
テムの構成ブロック図、 第3図はセンターの構成例を示すブロック図、 第4図はメディア情報格納ファイルの構成例を示す図、 第5図はメディア情報テーブルの詳細構成例を示す図、 第6図はマルチメディア通信の動作を示すフローチャー
ト、 第7図は情報制御ステータス部の構成例を示す図、 第8図はマルチメディア通信におけるメディア情報選択
の処理フローを示す図、 第9図はメディアの追加,削除の処理を示すフロー図、 第10図は従来のマルチメディア通信システムの構成ブロ
ック図、 第11図は従来のマルチメディア通信のシーケンスを示す
図である。 第3図において、 11は回線接続部、 12はNCU、 13はモデム、 14は情報制御ステータス部、 15はPB認識部、 16は変換処理部、 17はメモリ、 17aはメディア情報格納ファイル、 18はMPUである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信側メディアと受信側メディアがセンタ
    ーを介して情報通信を行うシステムにおいて、 センター内にユーザIDテーブルとユーザの持っているメ
    ディアの種類とを格納したメディア情報格納ファイル
    と、アクセスしてきた送信側メディアの種類と該送信側
    メディアの判定を行うための情報制御ステータス部とを
    設けておき(ステップ1)、 送信側メディアがセンターに対して発呼したら、該セン
    ターは情報制御ステータス部により送信側メディアの種
    類とIDを認識すると共に、入力された送信側IDを検索条
    件としてメディア情報格納ファイルを参照してIDを検索
    し(ステップ2)、 ID検索の結果が条件に合致していた場合には、送信側メ
    ディアに対して受信者IDの入力要求とデータ転送指令を
    出し(ステップ3)、 メディア情報格納ファイルの受信者IDより相手先電話番
    号を呼び出して受信者に電話機のボタン操作によりメデ
    ィア選択を行わせ(ステップ4)、 送信側メディアから転送されてくるデータのフォーマッ
    トを受信側の希望メディアのデータフォーマットに変換
    した後転送する(ステップ5)ようにしたことを特徴と
    するマルチメディア通信方法。
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