JP2845610B2 - 差動増幅回路 - Google Patents
差動増幅回路Info
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Description
ち所定のものを選択的に能動化して使用する差動増幅回
路に関する。
において、QX1及びQY1は差動増幅器を構成する差動対NP
Nトランジスタである。トランジスタQX1,QY1のエミッタ
は共通接続されており、トランジスタQX1のベースは入
力端子X1に、トランジスタQY1のベースは入力端子Y1に
各々接続されている。以下同様に、トランジスタQX2とQ
Y2,…トランジスタQXnとQYnは差動増幅器を構成する差
動対トランジスタであり、これら差動対トランジスタの
エミッタは共通接続され、これらの共通接続点は、上記
トランジスタQX1とQY1のエミッタ共通接続点とともに選
択手段1に接続されている。選択手段1は複数の差動増
幅器のうち所定のもののみを選択的に能動化する。
スタQX1〜QXn及びトランジスタQY1〜QYnのミラー容量を
低減させるNPNトランジスタであり、差動増幅器のカッ
トオフ周波数を改善する働きがある。トランジスタQaは
ベースがバイアス端子2に、エミッタがトランジスタQ
X1〜QXnのコレクタに各々接続され、コレクタが出力端
子3に接続されるとともに抵抗R1を介して電源端子5に
も接続されている。トランジスタQbは、ベースがバイア
ス端子2に、エミッタがトランジスタQY1〜QYnのコレク
タに各々接続され、コレクタが出力端子4に接続される
とともに抵抗R2を介して電源端子5にも接続されてい
る。トランジスタQa,Qbはともにバイアス端子2からの
バイアスによりON状態にある。
複数の差動増幅器のうち所定のものを選択的に能動化す
る。例えば差動対トランジスタQX1,QY1より成る差動増
幅器が能動化されると、入力端子X1,Y1に入力されてい
る信号に応じてトランジスタQX1,QY1の電流導通度が変
化する。抵抗R1にはトランジスタQX1の電流導通度に応
じた電流が、抵抗R2にはトランジスタQY1の電流導通度
に応じた電流が各々流れる。そして、出力端子3,4には
各々抵抗R1,R2の抵抗値に応じた信号が出力される。
ジスタQX1〜QXnのコレクタ同士及びトランジスタQY1〜Q
Ynのコレクタ同士が共通接続されている。そのため、能
動化されていない差動増幅器に信号が入力されると、能
動化されている差動増幅器の入力信号が変動した場合
に、能動化されていない差動増幅器の差動対トランジス
タのベース・コレクタ間の寄生容量を介して、能動化さ
れている差動増幅器の出力信号が漏れ、結果として出力
端子3,4に正確な出力が得られないという問題点があっ
た。
れたもので、能動化されていない差動増幅器を構成する
差動対トランジスタのベースに信号が入力されても信号
漏れが生じない差動増幅回路を得ることを目的とする。
号が与えられた複数の差動対トランジスタと、前記複数
の差動対トランジスタの各々の一方電極共通接続点に接
続され、前記複数の差動対トランジスタのうち所定のも
のを選択的に能動化する選択手段と、前記複数の差動対
トランジスタの各トランジスタごとに設けられ、ベース
が第1の所定電位に、一方電極が前記複数の差動対トラ
ンジスタにおける対応のトランジスタの他方電極に各々
接続された第1のトランジスタより成るトランジスタ群
と、前記複数の差動対トランジスタの各一方トランジス
タに対応する前記第1のトランジスタに対し共通に設け
られ、ベースに第2の所定電位が与えられ、一方電極が
対応の前記第1のトランジスタの他方電極に、他方電極
が第1の出力端子に各々接続された第2のトランジスタ
と、前記複数の差動対トランジスタの各他方トランジス
タに対応する前記第1トランジスタに対し共通に設けら
れ、ベースに前記第2の所定電位が与えられ、一方電極
が対応の前記第1のトランジスタの他方電極に、他方電
極が第2の出力端子に各々接続された第3のトランジス
タを備えている。
方電極が差動対トランジスタにおける対応のトランジス
タの他方電極に各々接続された第1のトランジスタを差
動対トランジスタの各トランジスタごとに設けているの
で、選択手段によりある差動対トランジスタが能動化さ
れ、その差動対トランジスタへの入力信号が変動した場
合でも、その差動対トランジスタの他方電極に接続され
ている第1のトランジスタの他方電極の電位は変動しな
い。
す回路図である。図において、第2図に示した従来例と
の相違点は、NPNトランジスタQx1〜Qxn及びNPNトランジ
スタQy1〜Qynを新たに設けたことである。トランジスタ
Qx1〜Qx2及びトランジスタQy1〜Qynのベースはバイアス
端子6に接続されている。トランジスタQx1〜Qxnは、エ
ミッタがトランジスタQX1〜QXnのコレクタに、コレクタ
がトランジスタQaのエミッタに各々接続されている。ト
ランジスタQy1〜Qynは、エミッタがトランジスタQY1〜Q
Ynのコレクタに、コレクタがトランジスタQbのエミッタ
に各々接続されている。トランジスタQx1〜Qxnはトラン
ジスタQX1〜QXnのミラー容量を低減し、トランジスタQ
y1〜QynはトランジスタQY1〜QYnのミラー容量を低減す
る役目をする。
ynのベースにはバイアス入力端子6からバイアスが与え
られており、これらのトランジスタは常にON状態にあ
る。
x1〜Qx2のミラー容量を低減し、トランジスタQbはトラ
ンジスタQy1〜Qynのミラー容量を低減する役目をする。
その他の構成は、第2図に示した従来回路と同様であ
る。
トランジスタQX1,QY1より成る差動増幅器のみが能動化
されたとする。そして、入力端子X1への入力信号が変動
したとしても、トランジスタQx1がバッファとなり、ト
ランジスタQaのエミッタ電圧は変動しない。そのため、
入力端子X2,Y2に入力信号が与えられても、トランジス
タQx2のコレクタ・ベース間の寄生容量を介して差動対
トランジスタQX1,QY1より成る差動増幅器の出力信号が
漏れることがなくなる。トランジスタQy1もトランジス
タQx1と同様の働きをし、入力端子Y1への入力信号が変
動した場合、トランジスタQbのエミッタ電圧の変動を防
止する。その結果、トランジスタQY2のコレクタ・ベー
ス間の寄生容量を介して差動対トランジスタQX1,QY1よ
り成る差動増幅器の出力信号が漏れることがなくなる。
トランジスタQx2〜Qxn及びトランジスタQy2〜Qynも上記
トランジスタQx1,Qy1と同様の働きをする。その結果、
出力端子3,4に正確な出力が得られる。
電位に、一方電極が差動対トランジスタにおける対応の
トランジスタの他方電極に各々接続された第1のトラン
ジスタを差動対トランジスタの各トランジスタごとに設
けているので、選択手段によりある差動対トランジスタ
が能動化され、その差動対トランジスタへの入力信号が
変動した場合でも、その差動対トランジスタの他方電極
に接続されている第1のトランジスタの他方電極の電位
は変動しない。その結果、能動化されていない差動対ト
ランジスタに入力信号が与えられても、該差動対トラン
ジスタの寄生容量を介して能動化されている差動対トラ
ンジスタの出力信号が漏れることがなくなり、第1,第2
の出力端子に正確な出力が得られるという効果がある。
回路図、第2図は従来の差動増幅回路を示す回路図であ
る。 図において、1は選択手段、2及び6はバイアス端子、
3及び4は出力端子、QX1〜QXn,QY1〜QYn,Qx1〜Qxn,Qy1
〜Qyn,Qa及びQbはNPNトランジスタである。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】ベースに各々入力信号が与えられた複数の
差動対トランジスタと、 前記複数の差動対トランジスタの各々の一方電極共通接
続点に接続され、前記複数の差動対トランジスタのうち
所定のものを選択的に能動化する選択手段と、 前記複数の差動対トランジスタの各トランジスタごとに
設けられ、ベースが第1の所定電位に、一方電極が前記
複数の差動対トランジスタにおける対応のトランジスタ
の他方電極に各々接続された第1のトランジスタより成
るトランジスタ群と、 前記複数の差動対トランジスタの各一方トランジスタに
対応する前記第1のトランジスタに対し共通に設けら
れ、ベースに第2の所定電位が与えられ、一方電極が対
応の前記第1のトランジスタの他方電極に、他方電極が
第1の出力端子に各々接続された第2のトランジスタ
と、 前記複数の差動対トランジスタの各他方トランジスタに
対応する前記第1トランジスタに対し共通に設けられ、
ベースに前記第2の所定電位が与えられ、一方電極が対
応の前記第1のトランジスタの他方電極に、他方電極が
第2の出力端子に各々接続された第3のトランジスタを
備えた差動増幅回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29868290A JP2845610B2 (ja) | 1990-11-02 | 1990-11-02 | 差動増幅回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29868290A JP2845610B2 (ja) | 1990-11-02 | 1990-11-02 | 差動増幅回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04170814A JPH04170814A (ja) | 1992-06-18 |
JP2845610B2 true JP2845610B2 (ja) | 1999-01-13 |
Family
ID=17862918
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29868290A Expired - Lifetime JP2845610B2 (ja) | 1990-11-02 | 1990-11-02 | 差動増幅回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2845610B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000059115A1 (fr) * | 1999-03-30 | 2000-10-05 | Lucent Technologies Inc. | Diviseur de courant electrique |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5352987A (en) * | 1993-07-21 | 1994-10-04 | Elantec, Inc. | Analog multiplexer |
US6489845B1 (en) | 2000-04-04 | 2002-12-03 | Goodrich Corporation | Multiplexing amplifier |
CN101828367B (zh) * | 2008-10-08 | 2014-07-02 | 松下电器产业株式会社 | 接收电路、接收系统 |
-
1990
- 1990-11-02 JP JP29868290A patent/JP2845610B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000059115A1 (fr) * | 1999-03-30 | 2000-10-05 | Lucent Technologies Inc. | Diviseur de courant electrique |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04170814A (ja) | 1992-06-18 |
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