JPH0115225Y2 - - Google Patents

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JPH0115225Y2
JPH0115225Y2 JP12857983U JP12857983U JPH0115225Y2 JP H0115225 Y2 JPH0115225 Y2 JP H0115225Y2 JP 12857983 U JP12857983 U JP 12857983U JP 12857983 U JP12857983 U JP 12857983U JP H0115225 Y2 JPH0115225 Y2 JP H0115225Y2
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current
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collector
inversion
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JP12857983U
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【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、差動増幅器のバイアス電流を供給す
る為のバイアス回路に関するもので、特に、トラ
ンジスタの電流増幅率(β)のバラツキに影響さ
れず安定に増幅器をバイアスすることが出来、か
つIC(集積回路)化に適した増幅器のバイアス回
路に関する。 (ロ) 従来技術 IC化された差動増幅器にバイアス電流を供給
するバイアス回路として、従来第1図に示す如き
回路が提案されている。第1図において、1はエ
ミツタが共通接続された第1及び第2トランジス
タ2及び3と、該第1及び第2トランジスタ2及
び3の共通エミツタにコレクタが接続された定電
流用の第3トランジスタ4とから成る差動増幅器
である。前記差動増幅器1は、第1及び第2トラ
ンジスタ2及び3のベースに接続された第1及び
第2入力端子5及び6に印加される差動入力信号
を増幅し、前記第2トランジスタ3のコレクタに
接続された出力端子7に増幅された出力信号を得
るものである。また、8は、入力電流を設定する
為の入力抵抗9と、前記入力電流がコレクタに供
給される第4トランジスタ10と、ベース及びエ
ミツタがそれぞれ前記第4トランジスタ10のコ
レクタ及びベースに接続された第5トランジスタ
11と、ベース及びエミツタが前記第5トランジ
スタ11のベース及びエミツタと共通接続された
第6トランジスタ12と、該第6トランジスタ1
2のコレクタ電流を供給する第7及び第8トラン
ジスタ13及び14と、該第7及び第8トランジ
スタ13及び14とともに電流反転回路を構成す
る第9トランジスタ15と、同じく前記第7及び
第8トランジスタ13及び14とともに電流反転
回路を構成する第10トランジスタ16とによつて
構成されるバイアス回路である。 いま、電源電圧を+Vccとすれば、入力電流、
すなわち第4トランジスタ10のコレクタ電流Ic
は、 Ic=Vcc−2VBE/R ……(1) 〔ただし、VBEはトランジスタのベース・ エミツタ間立上り電圧 Rは入力抵抗9の抵抗値〕 となり、前記第4トランジスタ10のベース電流
IBは、 IB=Ic/β ……(2) となる。第4トランジスタ10のベース及びエミ
ツタは、定電流用の第3トランジスタ4のベース
及びエミツタと共通接続されているので、そのベ
ース電流は第(2)式で示されるIBとなり、そのコレ
クタ電流も第(1)式で示されるIcとなる。しかし
て、前記第3及び第4トランジスタ4及び10の
ベース電流は、第5及び第6トランジスタ11及
び12のエミツタから供給されるから、前記第5
及び第6トランジスタ11及び12のコレクタ電
流もそれぞれIBとなる。前記第6トランジスタ1
2のコレクタ電流IBは、ダイオード接続された第
7及び第8トランジスタ13及び14から供給さ
れる。その為、前記第7及び第8トランジスタ1
3及び14のコレクタ電流は、それぞれ1/2IBと なる。前記第7及び第8トランジスタ13及び1
4と、第9及び第10トランジスタ15及び16と
は、電流反転接続されている。その為、前記第9
及び第10トランジスタ15及び16のコレクタ電
流もそれぞれIB/2となる。その結果、差動増幅器 1を構成する第1トランジスタ2のベースは、第
10トランジスタ16のコレクタから供給される
IB/2(=Ic/2β)のバイアス電流によりバイアスさ れ、第2トランジスタ3のベースは、第9トラン
ジスタ15のコレクタから供給されるIB/2(= Ic/2β)のバイアス電流によりバイアスされること になり、第3トランジスタ4のベースに供給され
るバイアス電流IB(=Ic/β)と合わせて、差動増幅 器1の適正バイアスが達成される。その結果、第
1及び第2トランジスタ2及び3のコレクタ電流
はそれぞれIc/2となり、第3トランジスタ4のコ レクタ電流はIcとなり、差動増幅器1の動作電流
は、βに関係しないものとなり、前記βのバラツ
キに影響されないという利点が生じる。 しかしながら、第1図の回路においては、第3
及び第4トランジスタ4及び10のベース同志が
共通接続されている為に、差動増幅器1が第4ト
ランジスタ10に悪影響を与え、バイアス電流が
変化するという欠点がある。すなわち、例えば前
記差動増幅器1を発振器の一部として使用する
と、第3トランジスタ4が飽和を起こしたとき、
発振信号が第4トランジスタ10のベースに漏
れ、該第4トランジスタ10に悪影響を与えると
いう欠点があつた。 (ハ) 考案の目的 本考案は、上述の点に鑑み成されたもので、ト
ランジスタのβのバラツキの影響を受けず、かつ
増幅器からの影響を受けないIC化に適した増幅
器のバイアス回路を提供せんとするものである。 (ニ) 考案の構成 本考案に係る増幅器のバイアス回路は、基準電
流を発生する基準電流発生回路と、前記基準電流
の反転電流を発生する第1電流反転回路と、基準
電流の1/2の大きさの一対の反転電流を発生する
第2電流反転回路とによつて構成される。 (ホ) 実施例 第2図は、本考案の一実施例を示す回路図で、
17はエミツタが共通接続された第1及び第2ト
ランジスタ18及び19と該第1及び第2トラン
ジスタ18及び19の共通エミツタにコレクタが
接続された定電流用の第3トランジスタ20とに
よつて構成される差動増幅器、21は入力抵抗2
2と第4及び第5トランジスタ23及び24とに
よつて構成される基準電流発生回路、及び25
第6、第7及び第8トランジスタ26,27及び
28とによつて構成される電流反転回路である。
差動増幅器17は、第1及び第2入力端子29及
び30に印加される入力信号を差動増幅し、第2
トランジスタ19のコレクタに接続された出力端
子31に増幅された出力信号を得るものであり、
従来から良く知られている。基準電流発生回路
1は、第5トランジスタ24のコレクタに基準電
流を発生させるもので、入力抵抗22の値をRと
すれば、前記入力抵抗22に流れる電流I1は、 I1=Vcc−VBE/R ……(3) となり、第4トランジスタ23のベース電流I2
は、 I2=I1/β ……(4) となり、第5トランジスタ24のコレクタ電流も
I2となる。 しかして、前記第5トランジスタ24のコレク
タ電流I2は、第6トランジスタ26によつて供給
され、前記第6トランジスタ26のコレクタ電流
もI2となる。前記第6トランジスタ26と第7ト
ランジスタ27とは第1電流反転回路を構成して
おり、反転比を1:1に設定することにより、前
記第7トランジスタ27のコレクタ電流もI2とな
る。前記第7トランジスタ27のコレクタ電流I2
は、差動増幅器17の定電流用の第3トランジス
タ20のベースにバイアス電流として供給され
る。また、前記第6トランジスタ26と第8トラ
ンジスタ28とは第2電流反転回路を構成してお
り、しかも前記第8トランジスタ28はダブルコ
レクタ構造と成されているので、前記第6トラン
ジスタ26と前記第8トランジスタ28との反転
比を1:1にすれば、前記第8トランジスタ28
の2つのコレクタに、それぞれI2/2のコレクタ電 流が得られる。前記第8トランジスタ28の一方
のコレクタ電流I2/2は、差動増幅器17の第1ト ランジスタ18のベースにバイアス電流として供
給され、前記第8トランジスタ28の他方のコレ
クタ電流I2/2は、前記差動増幅器17の第2トラ ンジスタ19のベースにバイアス電流として供給
される。 差動増幅器17の定電流用の第3トランジスタ
20のベースには、第7トランジスタ27のコレ
クタからI2の電流が供給されるから、前記第3ト
ランジスタ20のコレクタ電流はβI2となる。ま
た、第1及び第2トランジスタ18及び19のベ
ースには、それぞれ第8トランジスタ28のコレ
クタからI2/2のコレクタ電流が供給されるので、 前記第1及び第2トランジスタ18及び19のコ
レクタ電流は、それぞれβI2/2となる。第1乃至第 3トランジスタ18乃至20のコレクタ電流を、
第(4)式を用いて計算すると、第1及び第2トラン
ジスタ18及び19のコレクタ電流は、I1/2とな り、第3トランジスタ20のコレクタ電流は、I1
となる。従つて、差動増幅器17のバイアス電流
の関係は正しいものとなる。また、第(2)式から明
らかな如く、電流I1には、βに関係する項が全く
無いので、前記βのバラツキの影響を受けないバ
イアス電流を得ることが出来る。更に、基準電流
発生回路21と電流反転回路25とはインピーダ
ンスが大なるトランジスタのコレクタ接続と成さ
れており、かつ電流反転回路25から差動増幅器
17への接続もトランジスタのコレクタ接続と成
されているので、差動増幅器17から基準電流発
生回路21に信号が漏れることも無い。 (ヘ) 考案の効果 以上述べた如く、本考案に依れば、差動増幅器
を安定にバイアスすることが出来るバイアス回路
を提供出来るという利点が得られる。特に、差動
増幅器から基準電流発生回路への信号漏れを防止
出来るので、前記差動増幅器を発振回路に用いた
場合に本考案に係るバイアス回路を適用すれば、
一層の効果を上げることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来のバイアス回路を示す回路図、
及び第2図は本考案の一実施例を示す回路図であ
る。 主な図番の説明、17……差動増幅器、21
…基準電流発生回路、25……電流反転回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エミツタが共通接続された増幅用の第1及び第
    2トランジスタと、該第1及び第2トランジスタ
    の共通エミツタに接続された定電流用の第3トラ
    ンジスタとから成る差動増幅器にバイアス電流を
    供給する為のバイアス回路であつて、基準電流を
    発生する基準電流発生回路と、前記基準電流と等
    しい大きさの反転電流を発生する第1電流反転回
    路と、前記基準電流の1/2の大きさの一対の反転
    電流を発生する第2電流反転回路とから成り、前
    記基準電流発生回路は、抵抗と、電源とアースと
    の間に前記抵抗とともにコレクタ・エミツタ路が
    直列接続される第1のトランジスタと、ベースが
    該第1のトランジスタのコレクタに、エミツタが
    前記第1のトランジスタのベースにそれぞれ接続
    され、コレクタ電流が基準電流となる第2のトラ
    ンジスタとによつて構成され、前記第1電流反転
    回路の出力反転電流を前記第3トランジスタのベ
    ースに供給するとともに、前記第2電流反転回路
    の一対の出力反転電流をそれぞれ前記第1及び第
    2トランジスタのベースに供給してバイアスを行
    う様にした差動増幅器のバイアス回路。
JP12857983U 1983-08-19 1983-08-19 差動増幅器のバイアス回路 Granted JPS6037916U (ja)

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JPS6037916U JPS6037916U (ja) 1985-03-15
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JPS6037916U (ja) 1985-03-15

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